JP5233257B2 - 表示パネル検査用治具および表示パネル検査方法 - Google Patents
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Description
特許文献2に記載された治具は、それぞれ断面コ字状に形成された上フレームと下フレームとを備えている。これらの上下フレーム間には、液晶パネルを載置するマウントと、プローブユニットとが設けられ、上下フレームがフックによって係合されることにより、上下フレーム間に液晶パネルが挟持される。このような特許文献2では、マウントの肉厚と、上下フレームのそれぞれの側面の立ち上がり寸法との関係により、プローブが所定の接圧で液晶パネルにコンタクトする。
一方、特許文献2の治具は薄型ではあるものの、パネル寸法精度、治具加工精度、プローブユニット寸法精度などのバラツキを吸収する構造を持たない。このため、コンタクトの安定性に問題があった。
ここで、表示パネルを位置決めするパネル案内板に対してプローブ保持板の平面方向の相対位置が規定されているので、表示パネルの端子とプローブ配線部の凸部とのそれぞれの位置が一致し、プローブ配線部の凸部が表示パネルの端子に確実に接触する。また、表示パネルの端子とプローブ配線部の凸部とのそれぞれの位置が一致するため、端子と端子との間に異物が存在した場合に、この異物を避けて確実にコンタクト可能となる。
すなわち、本発明によれば、凸部、弾性部材、および加圧部材の3つの構成が協働することによってコンタクトの安定性と耐久性とを確保できる。また、このような凸部、弾性部材、および加圧部材の三重構造により、パネル案内板やプローブ保持板の厚みなどに関する加工精度条件を緩和することが可能となる。これにより、検査用治具の製作コストを削減することができる。
本発明の検査用治具は薄型を特徴とするため、機器内の表示パネルが組み込まれる狭い空間にも容易に挿入可能となる。表示パネルを検査用治具ごと機器内に挿入することにより、実機に即した検査を容易にかつ確実に行うことができる。
図1は、本実施形態に係る表示パネル検査用治具1の平面図であり、図2は、この検査用治具1の側面図である。また、図3は、検査用治具1を閉じた状態の断面図であり、図4は、検査用治具1を開いた状態の断面図である。
本実施形態の検査用治具1は、プロジェクターに組み込まれる液晶パネル3の欠陥検査に使用され、液晶パネル3を所定位置に案内するパネル案内板10と、液晶パネル3に導通される検査用プローブ20とを備えている。なお、図1において、検査用プローブ20を二点鎖線で示した。
〔2.液晶パネルの構成〕
液晶パネル3は、図1、図3に示すように、画素電極やトランジスタ、信号線などが形成される表示基板31と、表示基板31に対向し、透明電極が形成される対向基板32とを備えており、表示基板31と対向基板32との間に封入された液晶によって光が変調される所定の画像領域3Aが設定されている。表示基板31における一方の短辺近傍の位置には、画像領域3Aにおける信号線からそれぞれ引き出された複数の端子が並んだ端子接続部31Bが形成されている。この液晶パネル3は、配線基板が接続されてモジュール化される前の未配線の状態となっている。
パネル案内板10は、図1、図2に示すように、液晶パネル3を載置する矩形状の平面部11と、平面部11における両方の長辺側の端縁からそれぞれ立ち上がる一対の側面部12とを有して断面コ字状に形成されている。
固定部材111は、図1、図3に示すように、平面部11から突出する段差部111Aと、この段差部111Aの上面にねじで固定され、液晶パネル3の対向基板32の側面に当接する当接部111Bとを有している。なお、固定部材112も、固定部材111と略同様に、段差部112Aと当接部112Bとを有している。
可動ピン114は、図1、図2に示すように、パネル案内板10の幅方向に沿って形成され側面部12に貫通する長孔114Aに挿通されている。この長孔114Aに沿って可動ピン114を移動させて液晶パネル3の表示基板31に当接させることにより、固定部材112と可動ピン114との間で液晶パネル3が図1のX方向において位置決めされる。
なお、可動ピン113,114はそれぞれ、液晶パネル3を位置決めした状態で長孔113A,114Aにおける位置が固定されるように構成されている。
検査用プローブ20は、図1〜図3に示すように、パネル案内板10に対向する矩形略板状のプローブ保持板21と、プローブ保持板21により保持されたプローブ配線部材22と、プローブ保持板21とプローブ配線部材22との間に介装される弾性部材としてのメンブレン23と、プローブ保持板21とパネル案内板10とを互いの近接方向に加圧する加圧部材としての金属製ばね部材24とを有している。
ヒンジ部211は、軸部材121を介してパネル案内板10に回動自在に連結されている。これにより、プローブ保持板21とパネル案内板10とはヒンジ機構を構成し、図3、図4のように開閉可能となる。
以上の構成の検査用治具1を使用する際には、ばね部材24をパネル案内板10の側面部12から外し、図3の状態から検査用プローブ20をパネル案内板10に対して回動させ、図4のように検査用プローブ20とパネル案内板10とが開いた状態とする。そしてパネル案内板10に液晶パネル3を載せ、可動ピン113,114を動かして液晶パネル3をX方向およびY方向に位置決めする。
図5は、三板式の液晶プロジェクターの光学系が配設された光学装置筐体4を示す。このプロジェクターの光学系は、超高圧水銀ランプ、メタルハライドランプなどの光源ランプ41と、インテグレータ照明系および偏光変換素子を有する光学ユニット42と、ダイクロイックミラー43,44と、3つの液晶パネル3R,3G,3Bと、ダイクロイックプリズム45と、投写レンズおよび防塵ガラスを有するレンズユニット46と、リレーレンズ等のその他の光学素子とを備えており、光学装置筐体4内部には、所定の光路Aが設定されている。液晶パネル3R,3G,3Bにはそれぞれ、前述の液晶パネル3が使用される。
このように検査用治具1を挿入したら、プロジェクターの電源ブロックに電源を投入して光源ランプ41や光学ユニットを駆動するとともに、検査用プローブ20が接続される図示しない検査装置により、検査用プローブ20を介して液晶パネル3R,3G,3Bに駆動信号を入力する(駆動信号入力工程)。すると、光源ランプ41からの射出光束が光学ユニット42により平行化および偏光変換され、ダイクロイックミラー43,44によってR,G,Bのそれぞれに分かれ液晶パネル3R,3G,3Bの画像領域をそれぞれ透過する。
ここで、液晶パネル3R,3G,3Bの画像領域をそれぞれ透過する光束は、パネル案内板10の開口11Aから入射し、プローブ保持板21の開口21Aから射出する。そして液晶パネル3R,3G,3Bのそれぞれにおける光変調によって形成された画像はダイクロイックプリズム45によって合成されたのち、レンズユニット46をを介してスクリーンに拡大投写される。この投写画像に基づいて液晶パネル3R,3G,3Bを個別または同時に検査する。これにより、液晶パネル3R,3G,3Bの輝点欠陥、面状欠陥などを検出することが可能となる。
本実施形態によれば、次のような効果が得られる。
(1)本実施形態の検査用治具1によれば、液晶パネル3へのコンタクト時、メンブレン23とばね部材24とがそれぞれ撓むことにより、コンタクト圧が制御される。つまり、液晶パネル3の厚みやプローブ保持板21の厚み、パネル案内板10の厚みなどがばらついても、ばね部材24が撓むことでメンブレン23に一定の荷重が付加され、この荷重によってメンブレン23が撓むことによりプローブ配線部材22のバンプ221が液晶パネル3の端子に確実に接触するので、安定した通電が可能となる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲の適宜な改良および変形が可能である。
例えば、パネル案内板と検査用プローブとは、前記実施形態のようにヒンジ結合していなくてもよい。表示パネルの平面方向におけるパネル案内板と検査用プローブとの相対位置が規定される限り、パネル案内板と検査用プローブとがフックなどの係合手段によって結合、分離自在とされた構成であってもよい。
さらに、液晶パネルに限らず、有機ELパネル、電気泳動パネル、プラズマディスプレイパネルなどの各種の表示パネルの検査に本発明の検査用治具を使用できる。
すなわち、本発明の検査用治具は、モジュール化される前の表示パネルの検査全般に使用できる。
したがって、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
Claims (5)
- 表示パネルに導通される検査用プローブと、
前記表示パネルを平面方向に位置決め案内する位置決め部材を有するパネル案内板と、を備え、
前記検査用プローブは、前記パネル案内板との平面方向の相対位置が規定された状態で前記パネル案内板に対向するプローブ保持板と、前記表示パネルに形成された複数の端子に向かってそれぞれ突出する複数の凸部を有して前記プローブ保持板の前記表示パネル側の面に保持されるプローブ配線部材と、前記プローブ保持板と前記プローブ配線部材との間に介装される弾性部材と、前記表示パネルの平面方向における前記凸部および前記弾性部材とは異なる位置に設けられ、前記プローブ保持板と前記パネル案内板とを互いの近接方向に加圧する加圧部材とを有し、
前記表示パネルは、画素電極が形成される表示基板と、前記表示基板に対向する対向基板とを有し、平面視で矩形形状を有し、
前記位置決め部材は、
前記表示パネルの互いに隣接する各側面に応じた位置に固定された一対の固定部材と、
前記一対の固定部材にそれぞれ対向し、前記一対の固定部材に対して近接隔離する方向にそれぞれ移動可能とする一対の可動ピンとを備え、
前記表示パネルは、
前記一対の可動ピンが前記表示基板の各側面に当接し、前記一対の固定部材が前記対向基板の各側面に当接することによって、前記一対の可動ピンおよび前記一対の固定部材の間で位置決めされる
ことを特徴とする表示パネル検査用治具。 - 請求項1に記載の表示パネル検査用治具において、
前記プローブ保持板と前記パネル案内板とは、前記表示パネルの平面方向に沿った軸を介して連結され、ヒンジ機構を構成する
ことを特徴とする表示パネル検査用治具。 - 請求項1または2に記載の表示パネル検査用治具において、
前記弾性部材は、前記表示パネルの平面方向において前記凸部の位置またはその近傍の位置を含む箇所に設けられる
ことを特徴とする表示パネル検査用治具。 - 請求項1から3のいずれかに記載の表示パネル検査用治具において、
前記プローブ保持板および前記パネル案内板の少なくとも一方における前記表示パネルの画像領域に対応する位置には、開口が形成される
ことを特徴とする表示パネル検査用治具。 - 請求項4に記載の表示パネル検査用治具に表示パネルを収納する表示パネル収納工程と、
前記表示パネル検査用治具をプロジェクター内部の前記表示パネルが組み込まれる空間に挿入する治具挿入工程と、
前記検査用プローブを介して前記表示パネルに駆動信号を入力する駆動信号入力工程と、を備える
ことを特徴とする表示パネル検査方法。
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