JP5232490B2 - 料金自動収受機監視システム、料金自動収受機監視方法 - Google Patents
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Description
このようなシステムを、例えば、車線が複数(例えば8車線)ある場所に設置する場合には、監視盤と料金自動収受機との組み合わせをそれぞれの車線に設ける構成が一例としてあげられる。このシステムでは、各監視盤に1人ずつオペレータが配置することもできるが、交通量が少ない場合は、監視盤の台数よりも少ない人数のオペレータを配置する場合も考えられる。この場合、オペレータが配置されていない監視盤に対して料金自動収受機から操作要求が発生すると、手が空いているオペレータがその監視盤まで移動して対応しなければならないという問題がある。
このような問題を考慮したシステムが特許文献1に提案されている。
また、本発明は、前記グループ管理部は、前記第1の監視盤の配下にある発進制御機のゲートが開かれた場合、復帰条件が成立したと判定し、前記第2の料金自動収受機に対する操作権を前記第2の監視盤から前記第1の監視盤に復帰させることを特徴とする。
この図において、料金自動収受機監視システムは、複数台の料金自動収受機(以下、収受機と称する)が複数台の監視盤にLANを介して接続されている。ここでは、料金所Aには、4台の収受機a1、a2、a3、a4が、LAN100Aを介して4台の監視盤A1、A2、A3、A4に接続され、料金所Bには、4台の収受機b1、b2、b3、b4が、LAN100Bを介して4台の監視盤B1、B2、B3、B4に接続される。また、監視盤A1〜A4、監視盤B1〜B4は、それぞれWANネットワーク200A、WANネットワーク200Bを介して遠隔監視盤Cに接続される。
この監視盤A1には、収受機a1を操作する権限であるa1操作権が設定されており、監視盤A2〜A4についても、それぞれ収受機a2〜a4のいずれか1台に対する操作権がa2操作権、a3操作権、a4操作権として設定されている。また、監視盤B1〜B4についても、それぞれ収受機b1〜b4のいずれか1台に対する操作権としてb1操作権、b2操作権、b3操作権、b4操作権として設定されている。
これにより、1台の監視盤が1台の収受機に対して操作指示の入力を行うことができる。
この図において、通信検出部10は、複数の料金自動収受機のうち自身の監視盤の配下にある収受機と自身の監視盤との間で通信を行っているか否かを検出する。ここでいう通信は、単に通信が確立している場合だけでなく、収受機を利用するドライバーと監視盤のオペレータとの間で対応が発生する場合であればよい。
この収受機を利用するドライバーと監視盤のオペレータとの間で対応が発生する場合の一例としては、例えば、収受機と監視盤との間でインターホンを利用した通話を行っている場合や、収受機のレーンを通過する車種判別装置において車種誤判別アラームが発生し、そのアラームが収受機から監視盤に通知された場合であったり、車種判別結果と通行券の記録車種とが不一致であって、収受機から監視盤にアラームが通知された場合、通行券記録の車両番号とナンバープレートを読み取った結果の車両番号とが不一致であって、収受機から監視盤にアラームが通知された場合などがあげられる。
通信要求判定部20は、自身の監視盤の配下の料金自動収受機のうち、自身の監視盤と通信を行っていない他の料金自動収受機から通信の確立要求があるか否かを判定する。
通信部50は、LAN100やネットワーク200を介し、各収受機や監視盤、遠隔監視盤200と通信を行う。
入力部60は、テンキーや各種操作ボタンであり、このキーやボタンから入力されるオペレータの指示を操作指示として、通信部50によって収受機に送信する。また、入力部60は、グループ管理部30によって、操作権が自身の監視盤に与えられているものについてのみ、オペレータからの入力を受付可能である。
出力部70は、収受機のモニタリング状況等の各種情報を液晶表示装置やCRT(Cathode Ray Tube)等の表示装置によって画像を表示したり、スピーカによって音声を出力したりする。この出力部70がタッチパネルである場合には、入力部60と出力部70とが同じ装置によって構成される。
一方、操作権がある場合には、その操作指示に応じた処理を行う。すなわち、監視盤は、オペレータから操作指示が入力されると、操作入力された対象の収受機と通信を確立し(ステップS14)、収受機の状態を表す情報を出力部70に出力する。そして、この出力された情報に応じてオペレータから入力部60を介して入力される指示を、通信を確立した収受機に対して送信する(ステップS15)。そして、オペレータからの操作指示が終了したか否かを通信切断制御部80によって検出し(ステップS16)、操作指示が入力されていなければ、引き続き通信を維持し、終了指示が入力されていれば、通信を切断し(ステップS17)、処理を終了する。
グループ管理部30は、操作権の取得必要性があるか否かを判定する(ステップS21)。ここでは、例えば、監視盤A1が他の収受機と通信を行っている場合であって、監視盤A1の配下の収受機からアラームが発生していることがモニタリングされたか否かが判定される。このアラームとしては、例えば、車種誤判別アラームの発生、車種別結果と通行券記録車種の不一致、通行券記録と車両番号とナンバープレート読み取り装置と読み取り番号の不意一致等がある。取得の必要性がない場合、すなわち、ここでは、例えば、監視盤A1が他の収受機と通信を行っていない場合、あるいは、監視盤A1が他の収受機と通信を行っているが、監視盤A1の配下の収受機からアラームが発生していない場合は、操作権移譲管理処理を終了する。
他方、監視盤A1から監視盤A3に操作権の移譲が可能である場合、すなわち、監視盤A3が他の収受機と通信を行っていない場合は、監視盤A1が監視盤A3にアラームが発生している収受機の操作権(例えば、操作権a1)を移譲する(ステップS23)。
この移譲が完了すると、監視盤A1では、監視盤A1のモニタリング画面に収受機a1の状態を表示され(ステップS24)。監視盤A3では、収受機a1に対する操作入力が可能になる(ステップS25)。
なお、以上説明した実施形態においては、監視盤が操作権の移譲を管理する場合について説明したが、この操作権の移譲を管理する操作権移譲管理装置を別途設け、この操作権移譲管理装置が、各料金所の操作権の移譲管理を一括して行うようにしてもよい。
また、上述したように、操作権の移譲を行うことにより、例えば、夜間や交通量が少ない場合などにおいて、図7に示すように、遠隔監視盤Cにおいて、例えば、料金所Aにおける操作権を遠隔監視盤Cに一部または全てを、予め移譲しておくことも可能である。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
a1、a2、a3、a4、b1、b2、b3、b4 収受機
10 通信検出部
20 通信要求判定部
30 グループ管理部
40 通知部
50 通信部
60 入力部
70 出力部
80 通信切断制御部
Claims (6)
- 複数の料金自動収受機が監視盤に接続されるグループが複数設けられ、前記監視盤が自身のグループの配下である料金自動収受機に対して操作指示を入力可能な料金自動収受機監視システムにおいて、料金自動収受機に対して操作指示が可能となる権限である操作権を管理する料金自動収受機監視システムであって、
前記複数の料金自動収受機のうち、第1の監視盤の配下の第1の料金自動収受機と前記第1の監視盤との間で通信を行っているか否かを検出する通信検出部と、
前記第1の監視盤の配下の料金自動収受機のうち前記第1の監視盤と通信を行っていない第2の料金自動収受機から通信の確立要求があるか否かを判定する通信要求判定部と、
前記通信検出部と前記通信要求判定部との出力結果に基づいて、前記第1の料金自動収受機と前記第1の監視盤とで通信を行っていることが前記通信検出部によって検出され、かつ、前記第1の監視盤の配下の前記第2の料金自動収受機から前記第1の監視盤に対して通信の確立要求があったことが前記通信要求判定部によって判定された場合に、前記第2の料金自動収受機を前記第1の監視盤とは異なるグループに属する第2の監視盤の配下とし、前記第2の料金自動収受機に対する操作権を前記第1の監視盤から前記第2の監視盤に移譲するグループ管理部と、を有し、
通信が確立されていない前記第2の監視盤は、前記第1の監視盤に前記第2の料金自動収受機の操作権の移譲要求を送信し、
前記第1監視盤は、前記第2の監視盤から操作権の移譲要求を受信した後、入力手段から操作権の移譲許可が入力された場合に、前記第1の監視盤から前記第2の監視盤に前記第2の料金自動収受機の操作権を移譲する
ことを特徴とする料金自動収受機監視システム。 - 複数の料金自動収受機が監視盤に接続されるグループが複数設けられ、前記監視盤が自身のグループの配下である料金自動収受機に対して操作指示を入力可能な料金自動収受機監視システムにおいて、料金自動収受機に対して操作指示が可能となる権限である操作権を管理する料金自動収受機監視システムであって、
前記複数の料金自動収受機のうち、第1の監視盤の配下の第1の料金自動収受機と前記第1の監視盤との間で通信を行っているか否かを検出する通信検出部と、
前記第1の監視盤の配下の料金自動収受機のうち前記第1の監視盤と通信を行っていない第2の料金自動収受機から通信の確立要求があるか否かを判定する通信要求判定部と、
前記通信検出部と前記通信要求判定部との出力結果に基づいて、前記第1の料金自動収受機と前記第1の監視盤とで通信を行っていることが前記通信検出部によって検出され、かつ、前記第1の監視盤の配下の前記第2の料金自動収受機から前記第1の監視盤に対して通信の確立要求があったことが前記通信要求判定部によって判定された場合に、前記第2の料金自動収受機を前記第1の監視盤とは異なるグループに属する第2の監視盤の配下とし、前記第2の料金自動収受機に対する操作権を前記第1の監視盤から前記第2の監視盤に移譲するグループ管理部と、を有し、
通信が確立されていない前記第2の監視盤は、前記第1の監視盤に前記第2の料金自動収受機の操作権の移譲要求を送信し、
前記第1監視盤は、前記第2の監視盤から操作権の移譲要求を受信した後、一定時間が経過した場合に、前記第1の監視盤から前記第2の監視盤に前記第2の料金自動収受機の操作権を移譲する
ことを特徴とする料金自動収受機監視システム。 - 前記グループ管理部は、前記第2の料金自動収受機と前記第2の監視盤との通信が終了した場合に、前記第2の料金自動収受機を前記第1の監視盤の配下とし、操作権を戻す
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の料金自動収受機監視システム。 - 前記グループ管理部は、
前記第1の監視盤の配下にある発進制御機のゲートが開かれた場合、復帰条件が成立したと判定し、前記第2の料金自動収受機に対する操作権を前記第2の監視盤から前記第1の監視盤に復帰させる
ことを特徴とする請求項1から3のうちいずれか一項に記載の料金自動収受機監視システム。 - 複数の料金自動収受機が監視盤に接続されるグループが複数設けられ、前記監視盤が自身のグループの配下である料金自動収受機に対して操作指示を入力可能な料金自動収受機監視システムにおいて、料金自動収受機に対して操作指示が可能となる権限である操作権を管理する料金自動収受機監視方法であって、
通信検出部が、
前記複数の料金自動収受機のうち、第1の監視盤の配下の第1の料金自動収受機と前記第1の監視盤との間で通信を行っているか否かを検出し、
通信要求判定部が、
前記第1の監視盤の配下の料金自動収受機のうち前記第1の監視盤と通信を行っていない第2の料金自動収受機から通信の確立要求があるか否かを判定し、
通信が確立されていない前記第2の監視盤が、
前記第1の監視盤に前記第2の料金自動収受機の操作権の移譲要求を送信し、
グループ管理部が、
前記通信検出部と前記通信要求判定部との出力結果に基づいて、前記第1の料金自動収受機と前記第1の監視盤とで通信を行っていることが前記通信検出部によって検出され、かつ、前記第1の監視盤の配下の前記第2の料金自動収受機から前記第1の監視盤に対して通信の確立要求があったことが前記通信要求判定部によって判定され、前記第1監視盤が前記第2の監視盤から操作権の移譲要求を受信した後、入力手段から操作権の移譲許可が入力された場合に、前記第2の料金自動収受機を前記第1の監視盤とは異なるグループに属する第2の監視盤の配下とし、前記第2の料金自動収受機に対する操作権を前記第1の監視盤から前記第2の監視盤に移譲する
ことを特徴とする料金自動収受機監視方法。 - 複数の料金自動収受機が監視盤に接続されるグループが複数設けられ、前記監視盤が自身のグループの配下である料金自動収受機に対して操作指示を入力可能な料金自動収受機監視システムにおいて、料金自動収受機に対して操作指示が可能となる権限である操作権を管理する料金自動収受機監視方法であって、
通信検出部が、
前記複数の料金自動収受機のうち、第1の監視盤の配下の第1の料金自動収受機と前記第1の監視盤との間で通信を行っているか否かを検出し、
通信要求判定部が、
前記第1の監視盤の配下の料金自動収受機のうち前記第1の監視盤と通信を行っていない第2の料金自動収受機から通信の確立要求があるか否かを判定し、
通信が確立されていない前記第2の監視盤が、
前記第1の監視盤に前記第2の料金自動収受機の操作権の移譲要求を送信し、
グループ管理部が、
前記通信検出部と前記通信要求判定部との出力結果に基づいて、前記第1の料金自動収受機と前記第1の監視盤とで通信を行っていることが前記通信検出部によって検出され、かつ、前記第1の監視盤の配下の前記第2の料金自動収受機から前記第1の監視盤に対して通信の確立要求があったことが前記通信要求判定部によって判定され、前記第1監視盤が前記第2の監視盤から操作権の移譲要求を受信した後、一定時間が経過した場合に、前記第2の料金自動収受機を前記第1の監視盤とは異なるグループに属する第2の監視盤の配下とし、前記第2の料金自動収受機に対する操作権を前記第1の監視盤から前記第2の監視盤に移譲する
ことを特徴とする料金自動収受機監視方法。
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