JP5232073B2 - アクセルペダル反力制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、アクチュエータによりアクセルペダルに反力を付与するアクセルペダル反力制御装置に関する。
モータによりアクセルペダルに反力を付与する装置が知られている(特許文献1)。特許文献1では、ナビゲーション装置(250)から自車線前方に存在するカーブの情報を読み込み、この情報に基づいて目標旋回速度(Vt)を算出する。そして、この目標旋回速度(Vt)を実現するようにアクセルペダル反力を付与する(例えば、特許文献1の段落[0092]、[0094]、[0100]及び図29参照)。
特開2006−175936号公報
特許文献1では、運転者が過速度に気付かずにカーブに進入する場合は効果があるが、目標旋回速度(Vt)が過度に低く設定された場合、運転者にとって必ずしも好適な運転支援を行っているとは言えない。
この発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、カーブにおいて運転者にとって好適な運転支援を行うことが可能なアクセルペダル反力制御装置を提供することを目的とする。
この発明に係るアクセルペダル反力制御装置は、目標車速を設定し、該目標車速に応じてアクセルペダルの反力を制御するものであって、カーブの手前において、前記アクセルペダルが戻されて減速操作が行われた後、前記アクセルペダルが踏み込まれた時の実車速を新たな目標車速に設定することを特徴とする。
この発明によれば、カーブ旋回時の目標車速を運転者の操作に応じて設定可能である。従って、カーブを旋回する際、運転者にとって好適な運転支援を行うことが可能となる。
前記アクセルペダル反力制御装置では、前記カーブを旋回するための推奨車速であるカーブ推奨車速を設定し、前記カーブの手前において、前記新たな目標車速の設定をしなかった場合、車両が前記カーブを旋回している間、前記カーブ推奨車速を前記目標車速に設定してもよい。これにより、運転者に目標車速を自ら設定する意思がなければ、カーブを旋回するために装置側が推奨するカーブ推奨車速でカーブを旋回することが可能となる。
前記アクセルペダル反力制御装置では、前記カーブの手前において前記新たな目標車速の設定をせず、前記カーブ推奨車速を前記目標車速に設定した場合、前記目標車速に応じた前記アクセルペダルの目標ストローク量と、前記アクセルペダルの実ストローク量がゼロであると出力するストローク量の上限値とのうち大きい方を前記アクセルペダルの目標ストローク量としてもよい。
前記アクセルペダルの実ストローク量がゼロであると出力するストローク量の上限値を前記目標ストローク量とする場合、前記アクセルペダルの反力を低下させてもよい。
この発明によれば、カーブ旋回時の目標車速を運転者の操作に応じて設定可能である。従って、カーブを旋回する際、運転者にとって好適な運転支援を行うことが可能となる。
この発明の一実施形態に係るアクセルペダル反力制御装置を搭載した車両のブロック図である。 アクセルペダルの反力付与特性の一例を示す説明図である。 カーブ及びその周辺領域の定義を示す図である。 前記実施形態における目標車速と目標ストローク量との関係の一例を示す図である。 アクセルペダルの反力付与特性の別の例を示す説明図である。 前記実施形態において、目標ストローク量及びアクセルペダルの反力を決定するフローチャートである。
A.一実施形態
以下、この発明の一実施形態に係るアクセルペダル反力制御装置を搭載した車両について図面を参照して説明する。
1.車両10の構成
図1は、この実施形態に係るアクセルペダル反力制御装置12(以下「反力制御装置12」ともいう。)を搭載した車両10のブロック図である。車両10は、アクセルペダル14と、アクセルペダル14に反力Fr_sp[N]を付与するリターンスプリング16と、ストロークセンサ18と、スロットル弁20と、開度センサ22と、車速センサ24と、反力付与開始スイッチ26と、ナビゲーション装置28と、ECU(electric control unit)30と、アクチュエータ32と、エンジン34とを備える。このうち、ストロークセンサ18、スロットル弁20、開度センサ22、車速センサ24、反力付与開始スイッチ26、ナビゲーション装置28、ECU30及びアクチュエータ32が、反力制御装置12を構成する。
ストロークセンサ18は、アクセルペダル14の実ストローク量θ(原位置からの踏込み量)[度]を検出し、ECU30に出力する。スロットル弁20は、エンジン34に接続された吸気管36の内部に設けられ、車両10が通常走行をしているとき、ECU30により実ストローク量θに応じてその開度(スロットル弁開度θt)[度]が制御される。すなわち、本実施形態では、いわゆるスロットル・バイ・ワイヤ方式が採用され、スロットル弁20は、ECU30からの制御信号Stによりスロットル弁開度θtが制御される。スロットル弁開度θtは、開度センサ22により検出されてECU30に出力される。なお、アクセルペダル14とスロットル弁20が機械的に連結された方式を採用することもできる。
車速センサ24は、車両10の車速V[km/h]を測定し、ECU30に出力する。反力付与開始スイッチ26(以下、「スイッチ26」とも称する。)は、運転者の操作により、アクチュエータ32からアクセルペダル14に対する反力Fr[N]の付与の開始をECU30に対して指令するものである。すなわち、運転者がスイッチ26をオンにすると、スイッチ26から反力付与の開始を指示する反力付与開始信号SsがECU30に送信される。ECU30は、受信した反力付与開始信号Ssを契機として反力Frの付与を開始する。
ナビゲーション装置28は、GPS(Global Positioning System)を用いて車両10の現在位置を検出可能であると共に、車両10の進路に関する情報Irを記憶したメモリ38を備えている。情報Irには、各道路の推奨車速Vrec[km/時]等の情報が含まれる。推奨車速Vrecは、例えば、各道路の状況に応じて燃費を最適化できる車速や各道路の制限車速を示す。燃費を最適化できる車速は、車両10の燃費性能特性、道路の勾配、道路の種類(アスファルト、砂利道等)、カーブの有無等により予め設定しておくことができる。
ここでの推奨車速Vrecには、カーブを旋回するためのカーブ推奨車速Vrec_cも含まれる。カーブ推奨車速Vrec_cの算出は、例えば、特許文献1に記載のものを用いてもよい。そして、ナビゲーション装置28は、検出した車両10の位置に応じた推奨車速Vrecを情報Irの一部としてECU30に通知する。
ECU30は、車速Vの目標値である目標車速Vtgt[km/時]に応じて、反力Frを付与する特性(反力付与特性Crf)を設定し、この反力付与特性Crfと実ストローク量θを用いて、アクチュエータ32からアクセルペダル14に付与する反力Fr[N]を算出する。そして、算出した反力Frを示す制御信号Srをアクチュエータ32に送信する。反力付与特性Crfは、目標車速Vtgt毎に実ストローク量θと反力Frとの関係を規定したものであり、ECU30のメモリ40に記憶されている。なお、本実施形態では、カーブに応じた制御を行うことが可能である(詳細は後述する。)。
アクチュエータ32は、アクセルペダル14に連結された図示しないモータからなり、ECU30から受信した制御信号Srに応じた反力Frをアクセルペダル14に付与する。これにより、アクセルペダル14には、リターンスプリング16による反力Fr_spに加えてアクチュエータ32からの反力Frが付加される。アクチュエータ32は、その他の駆動力生成手段(例えば、空気圧アクチュエータ)であってもよい。
2.反力付与特性Cfr
図2には、アクセルペダル14の実ストローク量θと、リターンスプリング16による反力Fr_spとアクチュエータ32による反力Frとの関係が示されている。図2に示すように、リターンスプリング16による反力Fr_spは、実ストローク量θの増加に応じて上昇する。また、アクチュエータ32による反力Frは、実ストローク量θがθ1になるまでは下限値Fmin(本実施形態では、ゼロ)であり、実ストローク量θ1から実ストローク量θ2の間は、反力Frが増加する。以下では、実ストローク量θ1から実ストローク量θ2まで領域を反力増大領域Rfrという。そして、実ストローク量θがθ2になると、反力Frは上限値(反力上限値Fmax)となり、実ストローク量θがθ2を超えると、反力上限値Fmaxを維持し続ける(或いは、反力Frを徐々に減少させてもよい。)。
本実施形態では、車両10の定速走行時における反力Frの目標値(目標反力Ftgt)[N]を設定する。目標反力Ftgtは、例えば、運転者が楽に足を添えておけると感じる反力Frであり、車両10の定速走行中における反力Frと一致するように調整する。また、目標反力Ftgtに対応するアクセルペダル14のストローク量を目標ストローク量θtgt[度]と呼ぶ。
反力付与特性Cfrは、目標車速Vtgtに応じて変化する。例えば、目標車速Vtgtが増加したときは、反力増大領域Rfrは、図2中右側に移動し、目標車速Vtgtが減少したときは、反力増大領域Rfrは、図2中左側に移動する。
3.カーブに応じた制御
上述の通り、本実施形態では、カーブに応じた制御を行うことができる。当該制御を説明するために、まずは、カーブとその周辺領域について定義しておく。図3に示すように、道路が曲がっている区間(図3中の地点P2〜P3)を「旋回区間」と呼ぶ。旋回区間の手前の所定区間(図3中の地点P1〜P2)を「カーブ進入区間」と呼ぶ。カーブ進入区間は、旋回区間に入るために車両10を減速する区間である。カーブ進入区間の手前の真っ直ぐな区間(図3中の地点P1より前)及び旋回区間の後の真っ直ぐな区間(図3中の地点P3より後)を「直線区間」と呼ぶ。
図4は、本実施形態における目標車速Vtgtと目標ストローク量θtgtとアクセルペダル14の反力Frとの関係の一例を示す。図4の例では、目標ストローク量θtgtが変化すると、実ストローク量θは、目標ストローク量θtgtと等しくなるように変化することを前提としている。
図4の時点t0から時点t1までの間、車両10は直線区間を走行している。ここでは、ECU30は、直線区間における目標車速Vtgtを一定に設定しており、これに伴ってECU30は、目標ストローク量θtgt及び反力Frも一定に設定している。
時点t1になると、車両10はカーブ進入区間に入る。車両10がカーブ進入区間に入ったかどうかの判定は、例えば、現在の実車速V、旋回区間でのカーブ推奨車速Vrec_c、旋回区間までの距離Dc[m]及び車両10の減速特性に基づいて行う。すなわち、運転者がアクセルペダル14を原位置まで戻した状態を維持すると、旋回区間に入る時に実車速Vがカーブ推奨車速Vrec_cと等しくなる位置をカーブ進入区間の開始地点とする。車両10の減速特性とは、例えば、アクセルペダル14を原位置まで戻した状態で、車両10が現在の実車速V(例えば、60km/h)からある時速(例えば、40km/h)まで減速するのに必要な距離を示す。ここでは、車輪用のブレーキ(ディスクブレーキ等)を使用しないことを前提とする制御としているが、車輪用のブレーキの使用を前提にカーブ進入区間を設定してもよい。
車両10がカーブ進入区間に入ると、ECU30は、目標ストローク量θtgtをゼロに設定する。これに伴って、ECU30は、実ストローク量θtgtが目標ストローク量θtgtと等しくなるように反力付与特性Cfrを変化させる。例えば、図5の実線で示すように、実ストローク量θの値にかかわらず、反力Frを上限値Fmaxとすることができる。なお、図5の一点鎖線は、図2の実線に対応する。
また、車両10がカーブ進入区間を走行中、ECU30は、旋回区間に入る時に目標車速Vtgtとカーブ推奨車速Vrec_cとが等しくなるように目標車速Vtgtを徐々に減少させる。
車両10がカーブ進入区間を走行中の時点t2において、反力Frに抗って運転者がアクセルペダル14を踏み込んだ場合、ECU30は、時点t2における実車速V(図4の例では、実車速Vは目標車速Vtgtに等しい。)を新たな目標車速Vtgtとして設定する。これにより、図4において一点鎖線で示すように、時点t2から時点t6(車両10が旋回区間を出る時)までこの新たな目標車速Vtgtがカーブを旋回するための目標車速Vtgt(以下「カーブ目標車速Vtgt_c」ともいう。)として用いられる。また、これに伴って、目標ストローク量θtgtは、図4の点線で示すように、時点t2から徐々に増加して、時点t4において新たな目標車速Vtgtに応じた値に設定される。
時点t2において運転者がアクセルペダル14を踏み込まなかった場合、車両10が旋回区間に入る時点t3において、目標車速Vtgtがカーブ推奨車速Vrec_cと等しくなる。この時点において、ECU30は、カーブ推奨車速Vrec_cに応じた目標ストローク量θtgt(以下「仮目標ストローク量θtgt_p」ともいう。)と、無効ストローク量θinv[度]とを比較する。無効ストローク量θinvは、遊び領域の上限値を示し、実ストローク量θが無効ストローク量θinv以下であれば、ECU30は、実ストローク量θとは独立してスロットル弁20を制御し、エンジン34の出力をアイドリング状態に維持する。
仮目標ストローク量θtgt_pが無効ストローク量θinvよりも大きい場合(θtgt>θinv)、仮目標ストローク量θtgt_pを実際に用いる目標ストローク量θtgtとする。一方、仮目標ストローク量θtgt_pが無効ストローク量θinvよりも大きくない場合(θtgt≦θinv)、無効ストローク量θinvを実際に用いる目標ストローク量θtgtとする。
図4の時点t5から時点t6までの実線は、無効ストローク量θinvを実際に用いる目標ストローク量θtgtとした場合を示している。図4に示すように車両10がカーブを旋回する際、時点t3から目標ストローク量θtgtを徐々に増加させると共に、反力Frを徐々に減少させることで、実ストローク量θを無効ストローク量θinvに等しくなるように誘導する。そして、時点t5において、目標ストローク量θtgtを無効ストローク量θinvとする。
なお、図4に示すように、実ストローク量θが目標ストローク量θtgt(=θinv)と等しい場合の反力Frは、直線区間において目標ストローク量θtgtに対応する反力Frよりも低く設定する。
旋回区間が終了し、新たな直線区間に入る時点t6になると、ECU30は、目標車速Vtgtを、カーブ進入区間に入る前の値に戻す。換言すると、カーブ目標車速Vtgt_cから通常の目標車速Vtgtに戻す。これに伴って、ECU30は、目標ストローク量θtgtもカーブ進入区間に入る前の値に戻す。
図6には、本実施形態において、目標ストローク量θtgt及び反力Frを決定するフローチャートが示されている。ステップS1において、ECU30は、車両10がカーブ進入区間又は旋回区間を走行中であるかどうかを判定する。当該判定は、ナビゲーション装置28からの現在位置に関する情報Irに基づいて行う。車両10がカーブ進入区間又は旋回区間を走行中でない場合(S1:NO)、車両10は、直線区間を走行中である。そこで、ECU30は、カーブ時以外の通常処理を行う。具体的には、ステップS2において、ECU30は、通常の目標車速Vtgtに応じた目標ストローク量θtgtを算出する。続くステップS3において、ECU30は、実ストローク量θが目標ストローク量θtgtと等しくなるように反力Frを付与する。
ステップS1に戻り、車両10がカーブ進入区間又は旋回区間を走行中である場合(S1:YES)、ステップS4において、ECU30は、今回のカーブについての目標ストローク量θtgt(カーブ目標ストローク量θtgt_c)が既に確定済であるかどうかを判定する。確定済である場合とは、後述するステップS10、S14、S15のいずれかを経た場合である。カーブ目標ストローク量θtgt_cが確定済である場合(S4:YES)、ステップS3に進み、ECU30は、実ストローク量θが目標ストローク量θtgt(カーブ目標ストローク量θtgt_c)と等しくなるように反力Frを付与する。
カーブ目標ストローク量θtgt_cが未確定である場合(S4:NO)、ステップS5において、ECU30は、車両10がカーブ進入区間を走行中であるかどうかを判定する。当該判定は、ナビゲーション装置28からの現在位置の情報Irに基づいて行うことができる。カーブ進入区間を走行中である場合(S5:YES)、ステップS6において、ECU30は、カーブ目標車速Vtgt_cを算出する。後述するステップS9を経る場合を除き、カーブ目標車速Vtgt_cは、カーブ推奨車速Vrec_cと旋回区間までの距離Dcとに基づいて算出される。なお、上述の通り、本実施形態では、カーブ推奨車速Vrec_cは、ナビゲーション装置28から通知されるが、ECU30でカーブ推奨車速Vrec_cを算出してもよい。
続くステップS7において、ECU30は、アクセルペダル14の戻し後、再踏込みがあったかどうかを判定する。具体的には、ECU30は、アクセルペダル14が原位置まで戻されたかどうか(実ストローク量θがゼロになったかどうか)を判定する。アクセルペダル14が原位置まで戻されたら、その後、アクセルペダル14が再度踏み込まれたかどうか(実ストローク量θが所定値以上となったかどうか)を判定する。ここでの所定値は、アクセルペダル14が再踏込みされたかどうかを示す閾値とすることができる。なお、アクセルペダル14の戻しの判定は、アクセルペダル14が原位置に戻ったことに基づく代わりに、アクセルペダル14の戻しを判定する実ストローク量θの閾値(戻し判定閾値)を設定し、実ストローク量θが、この戻し判定閾値を下回ったかどうかを判定することにより行ってもよい。或いは、アクセルペダル14の踏込み速度[度/秒]に基づいて判定してもよい。
アクセルペダル14の戻し又はその後の再踏込みがない場合(S7:NO)、ステップS8において、ECU30は、目標ストローク量θtgtにゼロを設定する。そして、そして、ステップS3において、ECU30は、実ストローク量θが目標ストローク量θtgtと等しくなるように(すなわち、ゼロとなるように)反力Frを付与する。
アクセルペダル14の戻し後、再踏込みがあった場合(S7:YES)、ステップS9において、ECU30は、再踏込み時の実車速Vをカーブ目標車速Vtgt_cとして確定する。そして、ステップS10において、ECU30は、カーブ目標車速Vtgt_cに応じた目標ストローク量θtgtを算出し、今回のカーブ目標ストローク量θtgt_cとして確定する。続くステップS3において、ECU30は、実ストローク量θが目標ストローク量θtgt(カーブ目標ストローク量θtgt_c)と等しくなるように反力Frを付与する。なお、図4では、時点t2において直ぐに今回のカーブストローク量θtgt_cに変更されるのではなく、時点t2から時点t4までの間、徐々に目標ストローク量θtgtが増加している。これは、目標ストローク量θtgtの変化量に制限を設けているためである。後述するステップS14、S15の場合も同様である。
ステップS5に戻り、車両10がカーブ進入区間を走行中でない場合(S5:NO)、すなわち、旋回区間を走行中である場合、ステップS11において、ECU30は、今回の処理が旋回区間に入って1回目であるかどうかを判定する。
今回の処理が1回目でない場合(S11:NO)、ステップS3に進む。今回の処理が1回目である場合(S11:YES)、ステップS12において、ECU30は、カーブ推奨車速Vrecをカーブ目標車速Vtgt_cとして確定する。続くステップS13〜S15において、ECU30は、今回のカーブ目標ストローク量θtgt_cを確定する。すなわち、ステップS13において、ECU30は、カーブ目標車速Vtgt_cに対応する目標ストローク量θtgt(仮目標ストローク量θtgt_p)を算出し、この仮目標ストローク量θtgt_pが無効ストローク量θinvより大きいかどうかを判定する。
仮目標ストローク量θtgt_pが無効ストローク量θinvより大きい場合(S13:YES)、ステップS14において、ECU30は、仮目標ストローク量θtgt_pを、カーブ目標ストローク量θtgt_cとして確定する。一方、仮目標ストローク量θtgt_pが無効ストローク量θinvより大きくない場合(S13:NO)、ステップS15において、ECU30は、無効ストローク量θinvを、カーブ目標ストローク量θtgt_cとして確定する。
ステップS14、15の後、ステップS3において、ECU30は、実ストローク量θが目標ストローク量θtgt(カーブ目標ストローク量θtgt_c)と等しくなるように反力Frを付与する。
4.本実施形態の効果
以上のように、本実施形態では、カーブ旋回時の目標車速Vtgtであるカーブ目標車速Vtgt_cを運転者の操作に応じて設定可能である。従って、カーブを旋回する際、運転者にとって好適な運転支援を行うことが可能となる。
本実施形態では、カーブ進入区間において、アクセルペダル14が原位置に戻されない場合(実ストローク量θがゼロにならない場合)、車両10がカーブを旋回している間、カーブ推奨車速Vrec_cをカーブ目標車速Vtgt_cに設定する。これにより、運転者にカーブ目標車速Vtgt_cを自ら設定する意思がなければ、カーブを旋回するために車両10側が推奨するカーブ推奨車速Vrec_cでカーブを旋回することが可能となる。
本実施形態では、カーブ進入区間においてアクセルペダル14が原位置に戻されず、カーブ推奨車速Vrec_cをカーブ目標車速Vtgt_cとした場合、カーブ目標車速Vtgt_cに応じた仮目標ストローク量θtgt_pと、無効ストローク量θinvとのうち大きい方をカーブ目標ストローク量θtgt_cとする。このように、無効ストローク量θinvを用いることで、新たな直線区間に入ったときの加速の応答性を高めることが可能となる。
本実施形態では、無効ストローク量θinvをカーブ目標ストローク量θtgt_cとする場合、反力Frを低下させる。これにより、無効ストローク量θinvへの誘導を行い易くなる。
B.変形例
なお、この発明は、上記実施形態に限らず、この明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。例えば、以下の構成を採用することができる。
上記実施形態では、アクセルペダル14の戻し動作の有無の判定(図6のS8)を、アクセルペダル14が原位置まで戻されたかどうか(実ストローク量θがゼロになったかどうか)により行ったが、これに限られない。例えば、運転者の減速意図を判定するためのアクセルペダル14のストローク量の閾値(減速意図判定ストローク量閾値)を設定し、実ストローク量θがこの減速意図判定ストローク量閾値を下回ったかどうかにより、当該戻し動作の有無を判定してもよい。或いは、アクセルペダル14の踏込み速度[度/秒]について、運転者の減速意図を判定するための閾値(減速意図判定踏込み速度閾値)を設定し、前記踏込み速度が前記減速意図判定踏込み速度閾値を上回ったかどうかにより、当該戻し動作の有無を判定してもよい。
上記実施形態では、アクセルペダル14の再踏込みの有無の判定(図6のS8)を、例えば、実ストローク量θが所定値を超えたかどうかにより行ったが、これに限られない。例えば、アクセルペダル14の踏込み速度[度/秒]について、再踏込みの有無を判定するための踏込み速度の閾値(再踏込み判定踏込み速度閾値)を設定し、前記踏込み速度が前記再踏込み判定踏込み速度閾値を上回ったかどうかにより、当該再踏込み動作の有無を判定してもよい。
10…車両 12…アクセルペダル反力制御装置
14…アクセルペダル 16…リターンスプリング
18…ストロークセンサ 20…スロットル弁
22…開度センサ 24…車速センサ
28…ナビゲーション装置 30…ECU
32…アクチュエータ 34…エンジン
Fr…アクセルペダルの反力 V…実車速
Vrec_c…カーブ推奨車速 Vtgt…目標車速
Vtgt_c…カーブ目標車速 θ…実ストローク量
θinv…無効ストローク量 θtgt…目標ストローク量

Claims (4)

  1. 目標車速を設定し、該目標車速に応じてアクセルペダルの反力を制御するアクセルペダル反力制御装置であって、
    カーブの手前において、前記アクセルペダルが戻されて減速操作が行われた後、前記アクセルペダルが踏み込まれた時の実車速を新たな目標車速に設定する
    ことを特徴とするアクセルペダル反力制御装置。
  2. 請求項1記載のアクセルペダル反力制御装置において、
    前記カーブを旋回するための推奨車速であるカーブ推奨車速を設定し、
    前記カーブの手前において、前記新たな目標車速の設定をしなかった場合、車両が前記カーブを旋回している間、前記カーブ推奨車速を前記目標車速に設定する
    ことを特徴とするアクセルペダル反力制御装置。
  3. 請求項2記載のアクセルペダル反力制御装置において、
    前記カーブの手前において前記新たな目標車速の設定をせず、前記カーブ推奨車速を前記目標車速に設定した場合、前記目標車速に応じた前記アクセルペダルの目標ストローク量と、前記アクセルペダルの実ストローク量がゼロであると出力するストローク量の上限値との大きい方を前記アクセルペダルの目標ストローク量とする
    ことを特徴とするアクセルペダル反力制御装置。
  4. 請求項3記載のアクセルペダル反力制御装置において、
    前記アクセルペダルの実ストローク量がゼロであると出力するストローク量の上限値を前記目標ストローク量とする場合、当該目標ストローク量における前記アクセルペダルの反力を低下させる
    ことを特徴とするアクセルペダル反力制御装置。
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