JP5230517B2 - 位置検出装置 - Google Patents

位置検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5230517B2
JP5230517B2 JP2009105863A JP2009105863A JP5230517B2 JP 5230517 B2 JP5230517 B2 JP 5230517B2 JP 2009105863 A JP2009105863 A JP 2009105863A JP 2009105863 A JP2009105863 A JP 2009105863A JP 5230517 B2 JP5230517 B2 JP 5230517B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slider
resistor
contact portion
sliding
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009105863A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010256147A (ja
Inventor
博之 戸張
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP2009105863A priority Critical patent/JP5230517B2/ja
Priority to CN 201010223936 priority patent/CN101893450B/zh
Publication of JP2010256147A publication Critical patent/JP2010256147A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5230517B2 publication Critical patent/JP5230517B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

本発明は、位置検出装置に関し、特に、角度センサや直線変位センサ等に用いられる位置検出装置に関する。
従来、角度センサ等に用いられる位置検出装置として、回転体の回転に応じて可変する出力電圧により回転角度を検出するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この位置検出装置は、略C字状の抵抗体パターンが形成された抵抗体基板と、回転体の端面に固定され、抵抗体パターン上を摺動する摺動子とを有して構成されている。摺動子は、回転体から抵抗体基板側に立ち上がる起立位置を支点として、摺動端(自由端)が円弧状の移動軌跡を描くように揺動可能に回転体に片持ち保持されている。
この場合、摺動子の摺動端側に形成された接点部は、延在方向の途中部分から抵抗体基板に直交する方向に対して起立位置の反対側に倒れるように形成され、抵抗体パターンに斜めに接触される。そして、抵抗体パターンと摺動子の摺動端との摺動位置に応じて、抵抗体パターンの抵抗値が可変されて、この抵抗値の可変に応じた出力電圧を得ることで回転体の回転角度が検出される。
特開2002−39789号公報
しかしながら、上記したような従来の位置検出装置においては、接点部が抵抗体基板に直交する方向に対して起立位置の反対側に倒れるように形成されているため、接点部の摩耗により摺動位置にズレが生じて、検出精度が低下するという問題があった。具体的には、図8(a)に示すように、接点部92が摩耗すると、距離L分だけ摺動位置が位置ズレしてしまっていた。
また、従来の位置検出装置においては、抵抗体パターン表面の細かな凹凸との摺動により摺動子に撓みが発生し、接点部と抵抗体パターンとの接触性が悪化して検出精度が低下するという問題があった。特に、図8(b)に示すように、摺動子91が接点部92の傾倒側に摺動される場合には、接点部が抵抗体パターン表面の細かな凹凸に強く当たって摺動子91に撓みが生じてしまっていた。
本発明はこのような実情に鑑みてなされたものであり、接点部の摩耗による摺動位置の位置ズレおよび接触性の悪化を抑制して、位置検出精度を向上させることができる位置検出装置を提供することを目的とする。
本発明の位置検出装置は、抵抗体パターンが形成された抵抗体基板と、前記抵抗体パターン上を摺動し、前記抵抗体パターンの抵抗値を可変させる摺動子と、前記摺動子を保持し、前記抵抗体基板に対して相対移動可能な保持部材とを備え、前記摺動子は、前記抵抗体基板側に立ち上がる起立位置を支点として揺動可能に前記保持部材に保持され、摺動端側において、延在方向の途中部分から前記抵抗体基板に直交する方向に対して前記起立位置側に倒されて、前記抵抗体パターンに接触される接点部を有し、前記接点部は、揺動によって前記摺動端の描く円弧状の移動軌跡に沿うように形成されることを特徴とする。
この構成によれば、摺動子の接点部が、摺動端側において、延在方向の途中部分から抵抗体基板に直交する方向に対して起立位置側に倒されて形成されるため、接点部が摩耗した場合に摺動位置の位置ズレを小さくすることができる。例えば、接点部を揺動によって摺動端の描く円弧状の略移動軌跡に沿うように形成することで、摺動位置の位置ズレを小さくすることができる。また、摺動子が接点部の傾倒側に摺動される場合にも、抵抗体パターン表面の細かな凹凸との当たりに対する剛性が強化されるため、摺動子の撓みが小さくされ、接触性を向上させることができる。したがって、摺動位置の位置ズレおよび接触性の悪化を抑制して、位置検出精度を向上させることができる。また、接点部の摩耗に応じて摺動端が摺動軌跡を移動するため、摺動位置の位置ズレを最小にすることができる。
また本発明は、上記位置検出装置において、前記接点部は、揺動によって前記摺動端の描く円弧状の移動軌跡に沿って円弧状に形成されることを特徴とする。
この構成によれば、接点部の摩耗に応じて摺動端が摺動軌跡を移動するため、摺動位置の位置ズレを最小にすることができる。
また本発明は、上記位置検出装置において、前記接点部は、揺動によって前記摺動端の描く円弧状の移動軌跡上の2点を結ぶ直線状に形成されることを特徴とする。
この構成によれば、接点部の摩耗に応じて摺動端が略摺動軌跡を移動するため、摺動位置の位置ズレを小さくすることができる。また、接点部が直線状であるため、加工が容易となる。
また本発明は、上記位置検出装置において、前記摺動子は、前記起立位置から前記接点部において、少なくとも一部が前記抵抗体基板に対して平行となるように形成されることを特徴とする。
この構成によれば、摺動子が摺動端の傾倒側に摺動される場合にも、摺動子の揺動方向に対する剛性が強化されるため、撓みがより小さくされ、接触性を向上させることができる。
本発明によれば、接点部の摩耗による摺動位置の位置ズレおよび接触性の悪化を抑制して、位置検出精度を向上させることができる。
本発明に係る位置検出装置の実施の形態を示す図であり、回転型センサの斜視図である。 本発明に係る位置検出装置の実施の形態を示す図であり、回転型センサからカバーを外した斜視図である。 本発明に係る位置検出装置の実施の形態を示す図であり、回転型センサの断面図である。 本発明に係る位置検出装置の実施の形態を示す図であり、回転体に摺動部材が取り付けられた状態を示す斜視図である。 本発明に係る位置検出装置の実施の形態を示す図であり、絶縁基板および摺動部材の平面模式図である。 本発明に係る位置検出装置の実施の形態を示す図であり、絶縁基板と摺動子との摺動状態の説明図である。 本発明に係る位置検出装置の実施の形態を示す図であり、摺動子の部分拡大図である。 本発明に係る位置検出装置の従来例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施の形態に係る回転型センサの斜視図である。図2は、本実施の形態に係る回転型センサからカバーを外した斜視図である。図3は、本実施の形態に係る回転型センサの断面図である。なお、以下においては、本発明を、例えば、自動車等に搭載されるスロットルバルブセンサの回転軸に取り付けられて、バルブ開度を検出する回転型センサに適用する場合について説明する。しかしながら、本実施の形態に係る位置検出装置の適用対象については、これに限定されるものではなく適宜変更が可能である。
図1から図3に示すように、回転型センサ1は、筐体2を有しており、筐体2内には、回転軸3と共に回転する回転体6と、回転体6と共に回転軸3の回転角度を検出する絶縁基板7とが収容されている。筐体2は、回転体6および絶縁基板7が配設されるケース4と、ケース4の回転軸3側とは反対側の開口部11を塞ぐカバー5とから構成されている。また、回転型センサ1の検出対象となる回転軸3は、例えば、スロットルバルブに連動して駆動するようになっており、回転体6に挿入される挿入部分は断面長方形状に形成されている。
ケース4は、略円筒状の周壁部12と、周壁部12の一部から径方向外側に延在するように形成された筒状部13と、周壁部12の一部から筒状部13に対して直交方向に延在するように形成された一対の固定部14とを有している。周壁部12には、回転軸が挿入される回転軸挿入部16と、回転軸挿入部16に連なり絶縁基板7が収容される基板収容部17と、基板収容部17の筒状部13側において接続端子21が収容される端子収容部18とが形成されている。
基板収容部17には、周方向に所定の間隔を空けて内周面から複数のガイド凸部19が突出して形成されており、この複数のガイド凸部19により絶縁基板7が取付位置までガイドされる。また、端子収容部18には、3つの接続端子21を取り付ける3つの取付溝22が形成され、3つの取付溝22は筒状部13の幅方向に対して略平行に位置されている。一対の固定部14には、それぞれ固定孔23が形成されており、この固定孔23に締結部材が挿通されて回転型センサ1がエンジンの所定箇所に固定される。
周壁部12と筒状部13とを仕切る隔壁24には、3つの外部端子25が埋設され、各外部端子25はそれぞれ3つの接続端子21に対応している。また、各外部端子25は、一端側がピン状に形成され、他端側が板状に形成されており、一端側が筒状部13内に突出されると共に、他端側が取付溝22内に露出されて接続端子21に接続される。
カバー5は、外周側に鍔部を有する皿状に形成されており、鍔部に沿って充填された結合剤8によりケース4の開口部11に固定される。また、カバー5の回転軸3の軸線上の位置には、絶縁基板7側に突出した保持部27が形成されている。保持部27は、略円錐形状に形成されており、回転体6を回転可能に支持している。
絶縁基板7は、絶縁樹脂により略円盤状に形成されており、ケース4の開口部11側とは反対側の下面に抵抗体パターン71および良導電体からなる集電体パターン72が形成されている(図5参照)。また、抵抗体パターン71および集電体パターン72は、回転体6に設けられた摺動子57が摺動可能となっており、摺動子57の摺動位置に応じて抵抗値が可変される。なお、絶縁基板7および摺動子57の詳細構成については後述する。
各接続端子21は、バネ性を有する帯状の金属板を折り曲げて形成されており、取付溝22に挿入される側面視U字状の挿入部31と、挿入部31の一端部に連なり外部端子25の板状の他端側に弾性接触する弾性接触部32と、挿入部31の他端部に連なり絶縁基板7を弾性挟持するクリップ部33とを有している。クリップ部33は、絶縁基板7を挟持した状態で、絶縁基板7に形成された抵抗体パターン71および集電体パターン72に接触され、抵抗体パターン71および集電体パターン72を各外部端子25に導通可能に接続している。
回転体6は、絶縁樹脂により形成されており、円盤部35と、円盤部35の中央から回転軸3側に突出した円筒部36と、円盤部35の中央からカバー5側に突出した円形凸部37とを有している。円筒部36には、軸穴38が形成されており、軸穴38の内壁に板バネ部材41が取り付けられている。板バネ部材41は、帯状の金属板を側面視U字状に折り曲げ、さらに側面視U字状の金属板の対向する一対の板部を内向きに折り返すことにより形成されており、回転軸3を回転体6に一体回転可能に保持している。
円形凸部37には、円錐状の係合穴42が形成されており、この係合穴42がカバー5から円錐状に突出した保持部27に係合されることで、回転体6がカバー5に回転可能に支持される。円盤部35の回転軸3側の下面は、回転軸挿入部16の段部に設けられたウェーブワッシャー44によりカバー5側に付勢されており、このウェーブワッシャー44の付勢により円形凸部37の係合穴42と保持部27との係合が強化される。また、円盤部35の絶縁基板7側の上面には、絶縁基板7の下面に対向するように摺動部材45が設けられている。
ここで、図4を参照して、摺動部材の詳細構成について説明する。図4は、本発明の実施の形態に係る回転体に摺動部材が取り付けられた状態を示す斜視図である。
図4に示すように、円形凸部37の図示手前側には、外周側に位置する熱カシメ用の線状突起51と、線状突起51よりも円形凸部37側に位置する熱カシメ用の一対の円形突起52とが円盤部35の上面から絶縁基板7側に突出して形成されている。また、円形凸部37の外周面には、回り止め凸部53が図示一側方に突出して形成され、この回り止め凸部53に対して円形凸部37の中心を挟んで対向する位置に位置決め突起54が円盤部35の上面から絶縁基板7側に突出して形成されている。
摺動部材45は、円盤部35の上面に載置されるベース板部56と、ベース板部56に固定される一対の摺動子57a、57bとを有して構成されている。ベース板部56は、線状突起51および一対の円形突起52により固定される固定板部61と、固定板部61から位置決め突起54に向かって延びる位置決め板部62と、固定板部61から回り止め凸部53に向かって延びる回り止め板部63とを有して構成されている。
固定板部61には、線状突起51に係合される切欠部66と、一対の円形突起52が挿通される一対の挿通孔67とが形成されている。位置決め板部62には、位置決め突起54が挿通される位置決め孔68が形成され、回り止め板部63には、回り止め凸部53に係合する切欠部69が形成されている。ベース板部56は、位置決め孔68に位置決め突起54が挿通され、切欠部69に回り止め凸部53が係合されることで円盤部35の上面に前後左右に位置決めされ、線状突起51および一対の円形突起52が熱カシメされることで円盤部35の上面に固定される。
また、固定板部61には、両側から側方に向かって延びる一対の摺動子保持板部64が設けられ、一方の摺動子保持板部64には抵抗体パターン71に接触される摺動子57aが、他方の摺動子保持板部64には集電体パターン72に接触される摺動子57bが揺動可能に片持ち保持されている。摺動子57a、57bは、導電性の金属板により形成されており、絶縁基板7側に起立され、さらに摺動端81側において起立位置82側に僅かに折り返されている。また、摺動子57a、57bは、延在方向の途中部分から摺動端81側に向かって三股となるよう切り欠かれており、抵抗体パターン71および集電体パターン72との接触性が向上される。
図5を参照して、回転軸の回転角度に応じた出力電圧の取り出し構成について説明する。図5は、本発明の実施の形態に係る絶縁基板および摺動部材の平面模式図である。
絶縁基板7の回転体6側の下面には、円弧状の抵抗体パターン71と、抵抗体パターン71に対して中央の開口部77を挟んで対向する円弧状の集電体パターン72とが形成されている。抵抗体パターン71の一端部および他端部には、それぞれ引出パターン73、74が延設されており、この引出パターン73、74間に定電圧が印加される。また、集電体パターン72には、引出パターン75が延設されており、引出パターン75を介して抵抗体パターン71間で摺動部材45により分圧された出力電圧が取り出される。
すなわち、絶縁基板7および摺動部材45は、いわゆる可変抵抗器として機能しており、抵抗体パターン71上における摺動子57aの摺動位置により、分圧比(抵抗値)が可変されて出力電圧が変化される。このように構成された可変抵抗器においては、回転軸3の回転により回転体6を介して摺動子57aが抵抗体パターン71上を摺動することにより、抵抗値が可変されて回転軸3の回転角度に応じた出力電圧が取り出される。
図6を参照して、本発明の特徴部分である絶縁基板と摺動子との摺動状態を説明する。図6は、本発明の実施の形態に係る絶縁基板と摺動子との摺動状態の説明図である。図7は、本発明の実施の形態に係る摺動子の部分拡大図である。なお、一対の摺動子は同一構成であるため、一方の摺動子についてのみ説明する。
図6(a)に示すように、摺動子57はベース板部56により片持ち保持されているため、摺動子57を揺動させた場合には、摺動端81が起立位置82を支点とした円弧状の移動軌跡Tを描くように構成されている。また、摺動子57の摺動端81側には、延在方向の途中部分から絶縁基板7に直交する方向に対して起立位置82側に倒されて接点部83が形成されている。より詳細には、図7(a)に示すように、接点部83は、板厚方向を2等分する中心線Cが摺動端81の移動軌跡T上の2点を結ぶように直線状に形成されている。また、摺動子57の接点部83に連なる中間部分には、絶縁基板7に対して平行な平行部84が形成されている。
そして、図6(a)に示す摺動子57の初期状態から、接点部83が抵抗体パターン71との摺動により摩耗すると、図6(b)に示すように摺動子57が摩耗に合わせて絶縁基板7側に揺動する。このとき、接点部83が移動軌跡Tの2点を結ぶ直線状に形成されているため、摺動端81が接点部83の摩耗分だけ略移動軌跡T上を移動する。したがって、接点部83が摩耗しても、摺動子57の起立位置82から摺動端81までの距離が略一定となるため、抵抗体パターン71における摺動位置の位置ズレが小さくされる。
この場合、接点部が延在方向の途中部分から絶縁基板に直交する方向に対して、起立位置の反対側に倒れるように形成された比較例に係る摺動子を用いた回転型センサ(図8(a)参照)と比較したところ、比較例に対して本実施の形態に係る回転型センサ1の位置ズレ量が約20%以下に低下した。
また、摺動子57が接点部83の傾倒側に摺動される際に、抵抗体パターン71表面の細かな凹凸との当たりに対する剛性が強化され、摺動子57の姿勢が安定する。この場合、摺動子57に絶縁基板7に対して平行な平行部84が形成されているため、起立位置82から平行部84までの腕部長さが短くなり揺動時の撓みを小さくすることができ、起立位置82と平行部84までの腕部姿勢が安定することで抵抗体パターン71と接点部83の接触姿勢が安定する。
以上のように、本実施の形態に係る回転型センサ1によれば、摺動子57の接点部83が、揺動によって摺動端81の描く円弧状の移動軌跡上の2点を結ぶ直線状に形成されるため、接点部83が摩耗した場合に摺動位置の位置ズレを小さくすることが可能となる。また、摺動子57が接点部83の傾倒側に摺動される場合にも、抵抗体パターン71表面の細かな凹凸との当たりに対する剛性が強化されるため、摺動子57の姿勢が安定し、接触性を向上させることが可能となる。したがって、摺動位置の位置ズレおよび接触性の悪化を抑制して、位置検出精度を向上させることが可能となる。
なお、本実施の形態においては、接点部を、板厚方向を2等分する中心線が摺動端の移動軌跡上の2点を結ぶように直線状に形成される構成としたが、この構成に限定されるものではない。接点部を、摺動軌跡上の2点を結ぶ直線を含むように形成すればよく、接点部の板厚方向を2等分する中心線と摺動端の移動軌跡上の2点を結ぶ直線とが完全一致する構成に限定されない。
また、本実施の形態においては、接点部を直線状に形成する構成としたが、この構成に限定されるものではない。接点部の摩耗に関わらず、摺動子の起立位置から摺動端までの距離を略一定にできる構成であればよく、例えば、図7(b)に示すように、接点部85を移動軌跡Tに沿った形状とすることで、接点部85の摩耗に関わらず起立位置から摺動端までの距離の変位を最小とし、摺動位置の位置ズレ量を最小にすることが可能となる。なお、この場合、接点部85を板厚方向に2等分する中心線と摺動端の移動軌跡Tが完全一致する構成に限定されない。
また、本実施の形態においては、接点部を摺動端の移動軌跡に合わせて形成する構成としたが、この構成に限定されるものではない。接点部を摺動子の延在方向の途中部分から絶縁基板に直交する方向に対して起立位置側に倒して形成する構成であればよい。このような構成であっても、接点部を摺動端の移動軌跡に合わせて形成した程ではないが、摺動位置の位置ズレを小さくすることが可能となる。
また、本実施の形態においては、本発明を回転型センサに適用する構成について説明したが、この構成に限定されるものではない。物体の変位量を、電気的に検出する構成であればよく、例えば、本発明を直線方向における変位を検出するリニアストロークセンサ等に適用するようにしてもよい。
また、本実施の形態においては、接点部に連なる中間部分に、絶縁基板に対して平行な平行部を有する構成としたが、この構成に限定されるものではない。摺動子が平行部を有さない構成としてもよいし、摺動子が平行部を有する場合には、平行部の位置および数が限定されるものではない。
また、今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であってこの実施の形態に制限されるものではない。本発明の範囲は、上記した実施の形態のみの説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
以上説明したように、本発明は、接点部の摩耗による摺動位置の位置ズレおよび接触性の悪化を抑制して、位置検出精度を向上させることができるという効果を有し、特に、角度センサや直線変位センサ等に用いられる位置検出装置に有用である。
1 回転型センサ(位置検出装置)
4 ケース
5 カバー
6 回転体(保持部材)
7 絶縁基板(抵抗体基板)
35 円盤部
37 円形凸部
45 摺動部材
51 線状突起
52 円形突起
53 回り止め凸部
54 位置決め突起
56 ベース板部
57a、57b 摺動子
71 抵抗体パターン
72 集電体パターン
81 摺動端
82 起立位置
83 接点部
84 平行部
85 接点部
T 移動軌跡

Claims (4)

  1. 抵抗体パターンが形成された抵抗体基板と、
    前記抵抗体パターン上を摺動し、前記抵抗体パターンの抵抗値を可変させる摺動子と、
    前記摺動子を保持し、前記抵抗体基板に対して相対移動可能な保持部材とを備え、
    前記摺動子は、前記抵抗体基板側に立ち上がる起立位置を支点として揺動可能に前記保持部材に保持され、摺動端側において、延在方向の途中部分から前記抵抗体基板に直交する方向に対して前記起立位置側に倒されて、前記抵抗体パターンに接触される接点部を有し、
    前記接点部は、揺動によって前記摺動端の描く円弧状の移動軌跡に沿うように形成されることを特徴とする位置検出装置。
  2. 前記接点部は、揺動によって前記摺動端の描く円弧状の移動軌跡に沿って円弧状に形成されることを特徴とする請求項1に記載の位置検出装置。
  3. 前記接点部は、揺動によって前記摺動端の描く円弧状の移動軌跡上の2点を結ぶ直線状に形成されることを特徴とする請求項1に記載の位置検出装置。
  4. 前記摺動子は、前記起立位置から前記接点部において、少なくとも一部が前記抵抗体基板に対して平行となるように形成されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の位置検出装置。
JP2009105863A 2009-04-24 2009-04-24 位置検出装置 Active JP5230517B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009105863A JP5230517B2 (ja) 2009-04-24 2009-04-24 位置検出装置
CN 201010223936 CN101893450B (zh) 2009-04-24 2010-04-22 位置检测装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009105863A JP5230517B2 (ja) 2009-04-24 2009-04-24 位置検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010256147A JP2010256147A (ja) 2010-11-11
JP5230517B2 true JP5230517B2 (ja) 2013-07-10

Family

ID=43102712

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009105863A Active JP5230517B2 (ja) 2009-04-24 2009-04-24 位置検出装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5230517B2 (ja)
CN (1) CN101893450B (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI671776B (zh) * 2017-06-08 2019-09-11 日商阿爾卑斯阿爾派股份有限公司 切換裝置
JP7349556B2 (ja) * 2020-03-16 2023-09-22 アルプスアルパイン株式会社 操作装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0727805B2 (ja) * 1989-12-13 1995-03-29 松下電器産業株式会社 直線形可変抵抗器
JP2000292118A (ja) * 1999-04-12 2000-10-20 Alps Electric Co Ltd 回転角度センサ
JP3699887B2 (ja) * 2000-07-25 2005-09-28 アルプス電気株式会社 回転型センサ
JP4291014B2 (ja) * 2002-11-14 2009-07-08 アルプス電気株式会社 回転型センサ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010256147A (ja) 2010-11-11
CN101893450A (zh) 2010-11-24
CN101893450B (zh) 2012-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100718787B1 (ko) 액면검출장치
KR20060090171A (ko) 전위차계
JP5628715B2 (ja) スイッチ装置
JP5230517B2 (ja) 位置検出装置
JP4976180B2 (ja) 回転型電気部品
JP2000193412A (ja) 回転型センサ
EP1420228B1 (en) Rotary sensor
JP2003097970A (ja) 回転型センサ
JP5186006B2 (ja) 端子接続構造および回転型センサ
JP6581008B2 (ja) スライド型可変抵抗器
JP6554829B2 (ja) 液面検出装置
JP4084138B2 (ja) 回転操作型電気部品
JP5210728B2 (ja) スライドスイッチ
TW201109679A (en) Potentiometer
JP5019044B2 (ja) 液面検出装置
JP2530005Y2 (ja) 回転型電子部品
US4810994A (en) Spiral wire contact assembly for variable resistor
JP2004251768A (ja) 液面検出装置
JP6376837B2 (ja) 回転式電子部品
JP7187066B2 (ja) 回転式電子部品用摺動子
JP5210729B2 (ja) 接点ばね及びスライドスイッチ
JP3981858B2 (ja) 液面検出装置
JP2001183132A (ja) センサ
JP6473046B2 (ja) 回転式スイッチ
JP2014235152A (ja) 可変抵抗式の液面レベルセンサのコンタクトユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110915

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120830

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121009

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130305

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130319

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160329

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5230517

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350