JP5229808B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP5229808B2
JP5229808B2 JP2008320020A JP2008320020A JP5229808B2 JP 5229808 B2 JP5229808 B2 JP 5229808B2 JP 2008320020 A JP2008320020 A JP 2008320020A JP 2008320020 A JP2008320020 A JP 2008320020A JP 5229808 B2 JP5229808 B2 JP 5229808B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alarm
game
state
control board
normal state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008320020A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010142290A (ja
Inventor
朝義 野瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sammy Corp
Original Assignee
Sammy Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sammy Corp filed Critical Sammy Corp
Priority to JP2008320020A priority Critical patent/JP5229808B2/ja
Publication of JP2010142290A publication Critical patent/JP2010142290A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5229808B2 publication Critical patent/JP5229808B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

本発明は、パチンコ機やスロットマシン等の遊技機に関し、特に、不正行為に対して警告音を発する構成を備えた遊技機に関する。
一般に、遊技機、例えばパチンコ機として、球受け皿に滞留している遊技球が、発射ハンドルの操作に応じて遊技盤の遊技領域に打ち出された後、遊技領域の障害釘や風車等に導かれつつ盤面を流下して、各種入賞口に入球し、或いは入球せずに遊技領域下部のアウト口に流入するように構成されたものが知られている。
このようなパチンコ機では、一般入賞口に入球した際にはそれに対応した個数の遊技球が払い出され、また始動チャッカーに入球した際にはこれに基づいて当たり/外れや演出パターンの抽選が行われると共に所定数の遊技球が払い出される。この抽選結果に基づき選定された演出パターンに応じて、例えば遊技盤の中央部分に設けられた液晶表示画面や各種の照明装置を介した視覚的表現、スピーカを介した聴覚的表現などを用い、様々な演出が行われる。なお、当たり(以下、「大当たり」ともいう)の発生時には、アタッカーと呼ばれる大入賞口が開放し、入球に対応して多量の遊技球が払い出される遊技者に有利な遊技状態となる。
また、遊技機、例えばスロットマシンとして、複数種の絵柄からなるシンボルマークを円周方向に多数(通常は21個)備えた横3列の回胴リールを、スタートレバー操作に基づいて回転させた後、3個のストップボタンを夫々押圧操作することで、各ボタンに対応する回胴リールを順次停止させて、各回胴リールに備えたシンボルマークのうちの所定の絵柄同士が一致したときに当たりとなり、ボーナス取得として多数の遊技メダルがメダル受け皿に放出される構造のものが知られている。当該スロットマシンでは、主基板に装着されたROMの抽選機能により役抽選を行い、該対応役の結果に応じて回胴リールを停止制御させてシンボルマークを揃える際等に視覚的な演出を行っている。
上述したようなパチンコ機やスロットマシンは、それぞれ遊技場(所謂ホール)内の遊技島と呼ばれる区域において、一方向に延在するランプ板や幕板に沿って列状に順次隣接した形で複数が配置されている。このように、多数の遊技機が整列した遊技島を多数備えた遊技場内の遊技島設備において、遊技者は、好みの遊技機に対面して着座し、パチンコ機或いはスロットマシン固有の遊技手法に沿って遊技を進める。
近年、上述のような遊技機に対し、前扉等を外枠(筐体)から開放して不正に細工を施して、大量の遊技球やメダル等を不正に取得する不正行為者(所謂ゴト師)が増えている。
そこで、このような不正行為を防止するため、前扉を不正に開放させた際に、警告音を発生するように構成した遊技機が知られている(特許文献1参照)。該特許文献1記載の遊技機は、特にスロットマシンに不正時の警報機能を搭載したものであり、スロットマシンの前扉部分に、前扉の不正開放を検出するためのドアセンサを配置し、副制御基板のCPUが、ドアセンサが前扉の開放を検出した際に、発音装置に警報出力を与えて、効果音と異なる態様の警報音を最大音量で発生させると共に、発音装置の作動状態を判断しその判断結果に応じて発音装置の出力を調整するように構成されている。
特開2001−178941号公報
ところで、上記特許文献1に記載される警報機能(セキュリティ機能)をパチンコ機に適用することも可能であるが、その場合、以下のような不都合を生じることになる。即ち、パチンコ機を多数設置した遊技場では、営業中に遊技領域に発射された遊技球が当たって変形した障害釘を営業終了後に調整するようなメンテナンス作業が必要になる。その場合、必ずガラス扉を開放した状態で作業を行うことになるが、上述の警報機能を搭載したパチンコ機にあっては、警報が出力され続けてしまう。特にこのようなメンテナンス作業は、遊技場が閉店した夜間に行われることが多く、従って、日中の営業時のように無線インカムを用いてフロントスタッフと連絡を取り合って警報機能を解除しながら作業するようなことは極めて困難である。そのため、夜間の静まり返った遊技場内で作業する作業者は、ガラス扉を開放した状態で作業する間中、発生する警報音を我慢しながらのメンテナンス作業を余儀なくされる。
上記警報機能を備えたパチンコ機では、警報解除スイッチを搭載して、該警報解除スイッチの操作で警報音を停止させることも可能であるが、このように警報解除スイッチを解除して作業を進める場合、遊技場には極めて多くのパチンコ機が設置されているため、メンテナンス作業後、警報解除スイッチを再度操作してセキュリティ状態に戻すことを忘れてしまうと、翌日遊技場を開店した際に、セキュリティ機能が解除されたままの状態で営業開始することになる。その場合には、不正行為(所謂ゴト)に対して無防備な状態になってしまう。
そこで本発明は、警報解除スイッチの操作で警報機能を停止させてメンテナンス作業を行った後、万が一、警報解除スイッチを戻し忘れたとしても、セキュリティ機能を働かせたセキュリティ状態を確保しつつ、当該戻し忘れを遊技場係員に認識させ得るように構成した遊技機を提供することを目的としている。
請求項1に係る本発明は(例えば図1ないし図6参照)、枠体状の筐体(6)と、該筐体(6)に対して開閉自在に支持された扉部(10)と、該扉部(10)の前記筐体(6)に対する開閉状態を検出する開閉検出手段(41)と、該開閉検出手段(41)により前記扉部(10)の開放が検出されると警報を発する警報手段(12,93)と、遊技に関わる作動部(例えば35,46)の制御を行う制御基板(例えば40,38,51)と、を備える遊技機(1)において、
操作に応じて無効/有効トリガを出力する警報解除スイッチ手段(48)と、
該警報解除スイッチ手段(48)の操作で前記無効トリガが入力された際、前記開閉検出手段(41)による検出に拘わらず前記警報手段(12,93)の警報機能をソフト的に無効に切換える機能切換え手段(94)と、
該機能切換え手段(94)による前記警報機能の無効切換えの後、前記警報解除スイッチ手段(48)が前記有効トリガを出力しない状態のまま前記開閉検出手段(41)が前記扉部(10)の閉止を検出すると、前記警報手段(12,93)を有効にしたセキュリティ状態に切換えると共に、前記制御基板(例えば40,38,51)に切換え信号を送信して前記作動部(例えば35,46)を通常状態とは異なる非通常状態に切換える状態切換え手段(96)と、を備えてなる、
ことを特徴とする遊技機(1)にある。
請求項2に係る本発明は(例えば図5及び図6参照)、前記機能切換え手段(94)は、前記状態切換え手段(96)により前記作動部(例えば35,46)が前記非通常状態に切換えられた後、前記警報解除スイッチ手段(48)が操作されて前記有効トリガを出力すると、前記作動部(例えば35,46)を前記非通常状態から前記通常状態に戻してなる、
請求項1記載の遊技機(1)にある。
請求項3に係る本発明は(例えば図5及び図6参照)、前記状態切換え手段(96)は、前記機能切換え手段(94)による前記警報機能の無効切換えの後、前記警報解除スイッチ手段(48)が前記有効トリガを出力した状態で前記開閉検出手段(41)が前記扉部(10)の閉止を検出すると、前記警報手段(12,93)を有効にしたセキュリティ状態に切換えると共に、前記制御基板(例えば40,38,51)に切換え信号を送信することなく前記作動部(例えば35,46)を通常状態に保持してなる、
請求項1又は2記載の遊技機(1)にある。
請求項4に係る本発明は(例えば図4及び図6参照)、前記制御基板は、遊技機本体(6,7)に備えた主制御基板(40)、副制御基板(38)、及び払出制御基板(51)のうちの少なくとも1つである、
請求項1ないし3のいずれか1項記載の遊技機(1)にある。
請求項5に係る本発明は(例えば図3、図5及び図6参照)、前記遊技機は、遊技領域(3a)に始動入賞口(27)を備え、かつ該遊技領域(3a)に遊技球(Ba)を打ち出して遊技するパチンコ機(1)であり、
前記機能切換え手段(94)は、前記状態切換え手段(96)により前記作動部(例えば35,46)が前記非通常状態に切換えられた後、前記遊技領域(3a)に打ち出した遊技球(Ba)が前記始動入賞口(27)に入賞した時点で、前記作動部(例えば35,46)を前記非通常状態から前記通常状態に戻してなる、
請求項1記載の遊技機(1)にある。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の記載に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、機能切換え手段が、警報解除スイッチ手段の操作で無効トリガが入力された際、開閉検出手段による検出に拘わらず警報手段の警報機能をソフト的に無効に切換え、状態切換え手段が、機能切換え手段による警報機能の無効切換えの後、警報解除スイッチ手段が有効トリガを出力しない状態のまま開閉検出手段が扉部の閉止を検出すると、警報手段を有効にしたセキュリティ状態に切換えると共に、制御基板に切換え信号を送信して作動部を通常状態とは異なる非通常状態に切換えるので、メンテナンス作業中に警報解除スイッチ手段の操作で警報機能を停止させた後、メンテナンス作業後に、万が一、警報機能のセットを戻し忘れたまま扉部を閉止したとしても、状態切換え手段によってセキュリティ機能を働かせたセキュリティ状態にしつつ、作動部を非通常状態にしてその様子を視認可能な状態にすることで、警報解除スイッチ手段の戻し忘れを遊技場係員等に認識させ、警報解除スイッチ手段の再セットを確実に行わせることができる。
請求項2に係る本発明によると、機能切換え手段は、状態切換え手段により作動部が非通常状態に切換えられた後、警報解除スイッチ手段が操作されて有効トリガを出力すると、作動部を非通常状態から通常状態に戻してなるので、遊技場係員等が警報解除スイッチ手段の再セットし忘れに気づいて操作した時点で、作動部を非通常状態から通常状態に簡単に戻し、通常の営業状態に復帰させることができる。
請求項3に係る本発明によると、状態切換え手段は、機能切換え手段による警報機能の無効切換えの後、警報解除スイッチ手段が有効トリガを出力した状態で開閉検出手段が扉部の閉止を検出すると、警報手段を有効にしたセキュリティ状態に切換えると共に、制御基板に切換え信号を送信することなく作動部を通常状態に保持してなるので、遊技場係員等が警報解除スイッチ手段の再セットをきちんと行った状態で扉部を閉止した際には、作動部は通常状態のままで警報手段を有効にしたセキュリティ状態にすることができる。
請求項4に係る本発明によると、制御基板が、遊技機本体に備えた主制御基板、副制御基板、及び払出制御基板のうちの少なくとも1つであるので、基板がそれぞれ制御する作動部を用いて、警報解除スイッチ手段の戻し忘れを遊技場係員等に確実に認識させることができ、従って、認識させるための装置を別途設ける必要がなく、部品点数を増やさず装置構成を簡素化することができる。
請求項5に係る本発明によると、機能切換え手段は、状態切換え手段により作動部が非通常状態に切換えられた後、遊技領域に打ち出した遊技球が始動入賞口に入賞した時点で、作動部を非通常状態から通常状態に戻してなるので、遊技者や遊技場係員が、警報解除スイッチ手段の再セットし忘れに気づいた時点で、遊技領域に遊技球を発射して始動入賞口に入球させるだけで、作動部を通常状態に簡単に戻すことができる。
以下、本発明に係る遊技機を、遊技島を複数備える遊技島設備に配置されたパチンコ機の例を挙げ、図に沿って説明する。なお、本発明に係る遊技機を、回胴リール装置を有するスロットマシンや、雀球遊技機、アレンジボール遊技機、メダルに代えて遊技球(所謂パチンコ玉)を使って遊技するスロットマシン(所謂新回胴遊技機)にも同様に適用することが可能である。
図1は、本実施形態における遊技島設備Isを示す概略図である。同図に示すように、遊技島設備Isは、遊技場(ホール)Hの内部の略全域に配置されるもので、多数の遊技島G1〜G24を備えている。本実施形態において、遊技島G1〜G24はそれぞれ、横一列に並列配置した10台ずつのパチンコ機1を有している。なお、本実施の形態では、必要に応じて、遊技島を個々にG1〜G24と呼び、或いは、総称して遊技島Gと呼ぶこととする。
また、本実施形態では、遊技島G1〜G24を、便宜上、いずれも横一列に9台ずつのパチンコ機1を並列配置した領域として説明するが、実際には遊技場ごとの管理形態の違いにより、横一列の一端から他端まで全て(本実施形態では9台)を1つの遊技島とせずに、例えば横一列の一端から数えて5台目までを1つの遊技島として管理し、残り4台を別の遊技島として管理するような場合もあり得る。つまり、本実施形態で示すような横一列の遊技島Gのそれぞれで(又は一部の遊技島Gで)複数台ずつに区切って遊技島として管理するような形態も、以下に述べる「遊技島」に含まれることは勿論である。
遊技島G1とG2、遊技島G3とG4、遊技島G5とG6、遊技島G7とG8、遊技島G9とG10、遊技島G11とG12、遊技島G13とG14、遊技島G15とG16、遊技島G17とG18、遊技島G19とG20、遊技島G21とG22、遊技島G23とG24は、それぞれ背中合わせの状態で配置されている。なお、この「背中合わせ」とは、例えば遊技島G1とG2において、各パチンコ機1が、図3に示す前側を互いに反対側に向けると共に、図4に示す後側を互いに対向させて配置される状態を意味している。
それぞれ背中合わせに配置された遊技島G1,G2の島群と、遊技島G3,G4の島群と、遊技島G5,G6の島群と、遊技島G7,G8の島群と、遊技島G9,G10の島群と、遊技島G11,G12の島群とは、図1における上下方向にて互いに平行に、且つ一定の間隔をあけた状態で配置されている。また、それぞれ背中合わせに配置された遊技島G13,G14の島群と、遊技島G15,G16の島群と、遊技島G17,G18の島群と、遊技島G19,G20の島群と、遊技島G21,G22の島群と、遊技島G23,G24の島群も、同様に、図1の上下方向にて互いに平行に、且つ一定の間隔をあけた状態で配置されている。
更に、遊技島G1,G2の島群と遊技島G13,G14の島群、遊技島G3,G4の島群と遊技島G15,G16の島群、遊技島G5,G6の島群と遊技島G17,G18の島群、遊技島G7,G8の島群と遊技島G19,G20の島群、遊技島G9,G10の島群と遊技島G21,G22の島群、遊技島G11,G12の島群と遊技島G23,G24の島群は、それぞれ図1における左右方向にて互いに一定の間隔をあけた状態で配置されている。
次に、遊技島G1〜G24それぞれの詳細な構成を、図2に沿って説明する。上述した遊技島G1〜G24は互いに同様の構成を備えるため、ここでは、遊技島G1〜G24のうちの何れかに関し、図2を参照して説明することとする。なお、同図は、何れかの遊技島の構成を模式的に示す図である。
図2に示すように、遊技島は、一方向(図2左右方向)に延在するランプ板24、天板(玉箱載せ台)28、腰板29に沿って列状に順次隣接した形で9台(図2では便宜上、5台のみ図示している)のパチンコ機1a,1b,1c,1d,1e…が並列配置されている。ランプ板24には、各パチンコ機1a〜1e…に対応するようにデータ表示器70がそれぞれ配置されている。本実施の形態では、必要に応じて、パチンコ機を個々に1a〜1e…と呼び、或いは、総称してパチンコ機1と呼ぶこととする。
次に、遊技島設備Isに配置されるパチンコ機1について詳細に説明する。なお、図3は、本パチンコ機1の外部構造を示す正面図である。
本パチンコ機1は、図3に示すように、発射ハンドル2の操作による発射装置(図示せず)の作動で遊技球(所謂パチンコ玉)を遊技盤3の遊技領域3aに向かって打ち出しつつ遊技を行うもので、所謂確率変動等の大当たりが発生した状態でアタッカー5に入球した遊技球に対応する数の遊技球を払い出すように構成されている。上記確率変動当たり(「確変当たり」とも言う)とは、抽選の結果、確変モードの大当たりが当選したとき、少なくとも当該確変モードによる遊技状態において次なる大当たりを引くまでの間、遊技者に有利な付加価値を付与し得る特殊状態を意味する。これに対し、当該特殊状態にならない大当たりとして「通常当たり」がある。
本パチンコ機1は、開口を有する枠体状の筐体6と、遊技盤3を支持した形で筐体6に開閉可能に支持された前扉7とを有しており、前扉7の前面には、透明ガラス9を有するガラス枠(扉部)10が、前扉7の遊技盤保持枠(図示せず)に対して開閉可能に取り付けられている。即ち、該ガラス枠(扉部)10は、筐体6に支持された前扉7を介して、該筐体6に対しても開閉自在に支持されている。透明ガラス9の奥側には、遊技盤3が配設されている。前扉7における遊技盤3の左右には演出用照明装置11が配設されており、前扉7における上部左右、及び下部の皿ユニット16の左右には、スピーカー(図示せず)を有する放音装置12がそれぞれ配設されている。そして、前扉7の上部における放音装置12の間には、演出用照明装置8が配設されている。
ガラス枠10における中央部右方には、前扉7を筐体6側に施錠又は解放し、或いは、ガラス枠10を前扉7側に施錠又は解放するための施錠装置13が配設されている。なお、図3中の符号14は、打ち出された遊技球Baを遊技盤3側に案内するガイドレールを示している。本パチンコ機1には、遊技中に遊技領域3aにて入賞することなく落下してアウト口(図示せず)に進入した遊技球Baをパチンコ機1の背面側に導くアウト球通路(図示せず)が設けられている。
前扉7における下部中央には皿ユニット16が設けられており、皿ユニット16における右上部には、賞球及び貸球を含む遊技球が供給される球供給口17が設けられ、皿ユニット16における右上部壁面には、球貸ボタン19a及び返却ボタン19bが設けられている。皿ユニット16の中央左部には、皿ユニット16上の遊技球を発射装置付近から皿ユニット下部の球排出口(図示せず)を通して下方に排出するための第1球抜きボタン20aが配設されており、皿ユニット16の中央下部には、皿ユニット16上の遊技球を球供給口17付近から上記球排出口を通して下方に排出するための第2球抜きボタン20bが配設されている。
前扉7における皿ユニット16の右方下部には、発射装置(図示せず)を操作して遊技球を遊技盤3に向けて打ち出すための発射ハンドル2が設けられている。更に、皿ユニット16の下部左方には、灰皿21と遊技者参加ボタン22とが配設されている。遊技者参加ボタン22の左右には、選択ボタン18a,18bがそれぞれ配設されている。
遊技領域3aの中央部分には、ステージSを有するセンター飾り23が配設されている。センター飾り23の左右下方には、それぞれ大当たり抽選に寄与しない一般の入賞が行われる入賞口25,26が配設されており、センター飾り23の直下方には、始動チャッカー(始動入賞口)27とアタッカー5とが順次配設されている。
始動チャッカー27は、大当たり抽選実行の契機となり得る入賞が行われるものであり、後述する作動制御手段88により、開閉動作するように制御される。始動チャッカー27の直上方には、所謂命釘としての一対の障害釘30が打ち込まれている。アタッカー5は、大当たり発生時に開放され、遊技領域3aに打ち出されて転動落下する遊技球Baを入賞させるものであり、大当たり発生中、例えば、1回の開放で9個の入球を完了した時点で閉じ、当該開閉動作を15回繰り返すように構成される。なお、これらの入球数並びに開閉動作の回数は、9個や15回に限定されることはなく、必要に応じて適宜設定され得るものである。
遊技領域3aには、センター飾り23の四方に風車31が配設されており、ステージSの下方における始動チャッカー27の左側には、普通図柄作動ゲート(スルーゲート)32が配設されている。普通図柄作動ゲート32への遊技球通過が、始動チャッカー27を開閉動作させるための抽選の契機となる。
遊技領域3aにおける普通図柄作動ゲート32、入賞口25,26及び始動チャッカー27等の周囲には、ステージSから零れた遊技球や、発射されてからステージSに関与せずに落下してくる遊技球を適宜散らし、或いは入球に導くようにするための障害釘33を含む多数の障害釘が打ち込まれている。
センター飾り23は、遊技盤3側に固定された画像表示装置35を露出する開口36を中央部に、ワープ導入口37を左上部に、ワープ導入口37に連通する放出口4を左下部に、ステージSを開口36の下側に、球放出口49をステージSの中央下部に、それぞれ有している。また、ワープ導入口37の対向位置には、一対の障害釘39が打ち込まれている。ワープ導入口37の周囲や上方側にも、遊技球を適宜散らし、或いは入球に導くようにするための多数の障害釘(図示せず)が打ち込まれている。このような本パチンコ機1では、遊技領域3aに打ち出された遊技球Baを始動チャッカー27等に、ステージSを介して入球させ又は該ステージSを介さず直接入球させ得るように遊技が進められる。
なお、上記「ワープ導入」という語句は、遊技領域3aに打ち出された遊技球を、当該遊技領域3aの比較的下側に位置する不図示の道釘等を経ることなく、始動チャッカー27の上に導くことを意味する概念である。また、上記「道釘」とは、遊技領域3aにおいて始動チャッカー27左右に打ち込まれた複数本の障害釘(図示せず)の列を意味するもので、上方から転動落下してきた遊技球を始動チャッカー27方向に導く役割を担っている。
ついで、本パチンコ機1の背面構造について図4を参照して説明する。同図は、本パチンコ機1の背面構造を示す背面図である。
図4に示すように、パチンコ機1の前扉7の背面における上部左方には、賞球タンク43が取り付けられており、賞球タンク43の下方に、副制御基板38、主制御基板40、セキュリティ制御基板44、及び払出制御基板51がこの順に配置されている。また、前扉背面における上部右方には、外部端子板52が取り付けられており、外部端子板52の下方に、整列待機通路45、賞球装置46、賞球排出通路47、電源ユニット41、及び発射装置(図示せず)用の発射制御基板53がこの順に配置されている。パチンコ機1の前扉背面における左側部には、施錠装置13が配設されている。
次に、本実施の形態におけるパチンコ機1の制御系を図5を参照して説明する。同図はパチンコ機1の制御系を示すブロック図である。なお、遊技島設備Isには、図1及び図2で説明したように複数のパチンコ機1a〜1e…が配置されると共に、それらパチンコ機1a〜1e…にそれぞれ制御系が備えられているが、各パチンコ機は同じ仕様で構成されるので、図5においては、1台のパチンコ機の制御系のみについて説明する。
すなわち、遊技島設備Isに設置されるパチンコ機1の制御系は、遊技制御装置80と、該遊技制御装置80に電気的に接続された、始動チャッカー開閉ソレノイド74、アタッカー開閉ソレノイド75、演出用照明装置8,11、放音装置12、画像表示装置35、賞球装置46、開閉検知センサ(開閉検出手段)41、及び警報解除スイッチ(警報解除スイッチ手段)48を備えている。
上記開閉検知センサ41は、ガラス枠10の前扉7に対する(つまり、筐体6に対する)開閉状態を検出しその旨の信号を後述のセキュリティ制御基板44の警報制御手段93に出力するものであり、前扉7と遊技盤保持枠(図示せず)との間に介在されて該前扉7の開閉状態を検出するように構成されている。また、警報解除スイッチ48は、前扉7を遊技盤保持枠(図示せず)から開放した状態での該前扉7の裏面の隅部や、該遊技盤保持枠の前面の隅部などに設置されており、その操作に応じて無効/有効トリガをセキュリティ制御基板44に出力する。
遊技制御装置80は、図4に示した主制御基板40、副制御基板38、払出制御基板51等から構成されている。主制御基板40は、本パチンコ機1の動作全体を統括的に管理するものであり、当該パチンコ機1の動作全体を管理するシステムプログラム及び遊技用の実行プログラムが予め記憶された半導体メモリ等からなる記憶部(図示せず)と、これらのプログラムを実行する不図示のマイクロプロセッサ(MPU)とを備えている。また、副制御基板38は、主に画像表示、効果音等の演出、効果光等の表示制御を行うように構成されている。
上記払出制御基板51は、入賞信号出力手段82等からの信号に基づき、賞球装置46を介して皿ユニット16への遊技球の払出し(例えば、始動チャッカー27等の各入賞口への入賞時の賞球、及び大当たり時のアタッカー5への入賞に対する払出し)を行う払出制御手段92を有している。なお、上記画像表示装置35及び上記賞球装置46はそれぞれ、本発明に係る「遊技に関わる作動部」を構成し、また、上記主制御基板40、上記副制御基板38及び上記払出制御基板51はそれぞれ、上記「遊技に関わる作動部」の制御を行う、遊技機本体に備えられた制御基板を構成している。該遊技機本体は、筐体6及び前扉7等から構成される。
遊技制御装置80は、入賞判定手段81、入賞信号出力手段82、抽選手段83、普通図柄抽選手段85、遊技制御手段86、保留手段87、作動制御手段88、演出制御手段90、表示制御手段91、払出制御手段92、警報制御手段93、機能切換え手段94、及び状態切換え手段96を備えている。
入賞判定手段81は、発射ハンドル2の操作で作動する発射装置(図示せず)によって遊技領域3aに打ち出された遊技球が始動チャッカー27、入賞口25,26、アタッカー5等の何れかに入賞したとき、当該入賞があった旨を判定する。
入賞信号出力手段82は、入賞判定手段81によって入賞が判定されたとき、対応する始動チャッカー27、入賞口25,26、アタッカー5等に入賞した旨の入賞信号を出力する。
抽選手段83は、遊技領域3aに打ち出された遊技球の入賞を契機として大当たり抽選(即ち、特別遊技状態に移行するか否かの抽選)を実行する。すなわち、抽選手段83は、入賞信号出力手段82からの始動チャッカー5に対応する入賞信号の入力時、最大保留球数(例えば4個)未満での入賞を契機として、次なる大当たりに当選するまで遊技者に有利な付加価値を付与し得る特殊状態となる確率変動当たりや、上記特殊状態とならない通常当たり等に関し、乱数カウンタ(図示せず)で生成される乱数値を取得して抽選を実行する。
上記抽選手段83は、例えば確率変動当たりに当選した場合、演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、確変当たりに対応する「111」等の図柄が画面35aの大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。なお、上記「大当たり有効ライン」は、大当たりを得るため図柄が一列に並ぶべき位置(ライン)を意味する。また抽選手段83は、通常当たりに当選した場合、変動の結果、通常当たりに対応する「222」等の図柄が大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。更に抽選手段83は、大当たり抽選に外れた場合、変動の結果、外れに対応する「252」等の図柄が大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。
普通図柄抽選手段85は、始動チャッカー27を開閉動作させるか否かの普通図柄抽選を、この普通図柄抽選の保留球数(例えば4個)の範囲内で、スルーゲート32への入球を契機として実行する。
遊技制御手段86は、放音装置12、演出用照明装置8,11に放音、発光駆動等の演出をさせる契機となる指令を演出制御手段90に送る。更に、遊技制御手段86は、予め設定された演出データや、抽選手段83での抽選結果に応じて画像表示装置35に表示すべき大当たり抽選に関連する演出内容に関する信号を表示制御手段91に送る。
保留手段87は、抽選手段83から出力された変動パターン信号を入力し、変動パターンを、始動チャッカー27への入賞の都度に行われた抽選の結果となる保留球として順次記憶する。当該記憶状況は、不図示の大当たり抽選保留表示装置に、最大4個の保留球となるように点灯表示される。保留手段87は、保留球数が4個になっているか否かを常時判定し、保留球数が4個表示されている間は、始動チャッカー27への入賞に拘わらず大当たり抽選は行わない。なお、保留球として点灯表示される保留球数は上記「最大4個」に限らず、例えば3個以下、又は5個以上として適宜設定することも可能である。
作動制御手段88は、所定のタイミングで始動チャッカー開閉ソレノイド74に駆動信号を送って該ソレノイド74を作動させ、始動チャッカー27を開閉動作させる。また、作動制御手段88は、所定のタイミングでアタッカー開閉ソレノイド75に駆動信号を送り、アタッカー5を例えば15ラウンドだけ開閉動作させるように制御する。
演出制御手段90は、遊技制御手段86からの指令に応答して、放音装置12を放音駆動し、演出用照明装置8,11を発光させ、遊技者の聴覚や視覚に訴える演出を行う。また演出制御手段90は、抽選手段83での抽選結果に応じて、画像表示装置35に表示すべき変動図柄に関する信号を、表示制御手段91に送る。
表示制御手段91は、遊技制御手段86からの信号に従って、画像表示装置35を駆動し、大当たり抽選結果を中心とした内容等の演出を、遊技者の視覚に訴えるように演出表示する。
払出制御手段92は、上述のように、払出制御基板51に備えられるもので(図6参照)、入賞信号出力手段82等からの信号に基づき、賞球装置46を介して皿ユニット16への遊技球の払出しを行うように制御する。
警報制御手段93は、放音装置12とで、開閉検知センサ41によりガラス枠10の開放が検出された際に該放音装置12に信号を出力して警報を発するように機能する警報手段を構成している。また、警報制御手段93は、開閉検知センサ41によりガラス枠10の閉止が検出された際には、放音装置12に信号を出力せず警報を発しないようにする。
機能切換え手段94は、警報解除スイッチ48の操作で無効トリガが入力された際、開閉検知センサ41による検出に拘わらず、放音装置12及び警報制御手段93からなる警報手段の警報機能をソフト的に無効に切換える。また、機能切換え手段94は、画像表示装置35や賞球装置46等の作動部が状態切換え手段96により非通常状態に切換えられた後、警報解除スイッチ48が操作されて有効トリガを出力すると、上記作動部を非通常状態から通常状態に戻すように制御する。
状態切換え手段96は、上記機能切換え手段94による警報機能の無効切換えの後、警報解除スイッチ48が有効トリガを出力しない状態のまま開閉検知センサ41がガラス枠10の閉止を検出すると、上記警報手段(12,93)を有効にしたセキュリティ状態に切換えると共に、主制御基板40、副制御基板38及び払出制御基板51等の制御基板に切換え信号を送信して、画像表示装置35及び賞球装置46等の作動部を、通常状態とは異なる非通常状態に切換える。つまり、画像表示装置35は、通常状態では待機画面(所謂デモ画面)や演出画面等の表示を行うが、非通常状態では画面35aが暗くなったまま何の画面表示を行わない。また、賞球装置46は、通常状態では入賞信号出力手段82から信号が出力されれば賞球作動を行うが、非通常状態では入賞信号出力手段82から信号が出力されても賞球作動を行わない。
また、状態切換え手段96は、機能切換え手段94による警報機能の無効切換えの後、警報解除スイッチ48が有効トリガを出力した状態で開閉検知センサ41がガラス枠10の閉止を検出すると、放音装置12及び警報制御手段93からなる警報手段を有効にしたセキュリティ状態に切換えると共に、主制御基板40、副制御基板38及び払出制御基板51等の制御基板に切換え信号を送信することなく、画像表示装置35及び賞球装置46等の作動部を通常状態に保持する。
次に、パチンコ機1a〜1e…にそれぞれ備えた、本発明に係る制御系をまとめた形で図6を参照して説明する。同図は、図5で説明した遊技制御装置80を、主制御基板40、副制御基板38、払出制御基板51及びセキュリティ制御基板44毎に機能的に分けた形で示すブロック図である。
図6に示すように、セキュリティ制御基板44は、前述した警報制御手段93、機能切換え手段94、及び状態切換え手段96を備えており、開閉検知センサ41からのガラス枠10の開放/閉止を示す各信号に応答して、放音装置12から警報を発する状態にしたり、警報を発しない状態にしたりする。また、セキュリティ制御基板44には、警報解除スイッチ48の操作による無効トリガや有効トリガの信号が入力され、機能切換え手段94は、無効トリガが入力されると、開閉検知センサ41による検出に拘わらず警報機能をソフト的に無効に切換え、また、画像表示装置35等が非通常状態に切換えられた後に有効トリガが入力されると、該非通常状態から通常状態に戻す。
また、セキュリティ制御基板44の状態切換え手段96は、警報機能の無効切換えの後、警報解除スイッチ48を戻し忘れた状態でガラス枠10が閉止されると、セキュリティ状態に切換えると共に、主制御基板40、副制御基板38及び払出制御基板51等の制御基板に切換え信号を送信して、画像表示装置35や賞球装置46等を、通常状態とは異なる非通常状態に切換える。
以上説明したように、本実施の形態によると、機能切換え手段94が、警報解除スイッチ48の操作で無効トリガが入力された際、開閉検知センサ41による検出に拘わらず上記警報手段の警報機能をソフト的に無効に切換え、状態切換え手段96が、機能切換え手段94による警報機能の無効切換えの後、警報解除スイッチ48が有効トリガを出力しない状態のまま開閉検知センサ41がガラス枠10の閉止を検出すると、上記警報手段を有効にしたセキュリティ状態に切換えると共に、副制御基板38等の制御基板に切換え信号を送信して画像表示装置35等を通常状態とは異なる非通常状態に切換えることができる。
このため、メンテナンス作業中に警報解除スイッチ48の操作で警報機能を停止させた後、メンテナンス作業後に、万が一、警報機能のセットを戻し忘れたままガラス枠10を閉止したとしても、状態切換え手段96によってセキュリティ機能を働かせたセキュリティ状態にしつつ、画像表示装置35等の作動部を非通常状態にしてその様子を視認可能な状態にすることで、警報解除スイッチ48の戻し忘れを遊技場係員等に認識させ、警報解除スイッチ48の再セットを確実に行わせることができる。
また、本実施の形態によると、機能切換え手段94は、状態切換え手段96により画像表示装置35等の作動部が非通常状態に切換えられた後、警報解除スイッチ48が操作されて有効トリガを出力すると、上記作動部を非通常状態から通常状態に戻すように機能する。このため、遊技場係員等が警報解除スイッチ48の再セットし忘れに気づいて操作した時点で、上記作動部を非通常状態から通常状態に簡単に戻し、通常の営業状態に復帰させることができる。また、遊技場係員ではなく遊技者が画像表示装置35等の作動部の状態異変に気づいた場合には、遊技者が遊技場係員を呼ぶことで、警報解除スイッチ48を戻してもらうようにすることができる。
更に、本実施の形態によると、状態切換え手段96は、機能切換え手段94による警報機能の無効切換えの後、警報解除スイッチ48が有効トリガを出力した状態で開閉検知センサ41がガラス枠10の閉止を検出すると、上記警報手段を有効にしたセキュリティ状態に切換えると共に、副制御基板38等の制御基板に切換え信号を送信することなく画像表示装置35等の作動部を通常状態に保持するように機能する。このため、遊技場係員等が警報解除スイッチ48の再セットをきちんと行った状態でガラス枠10を閉止した際には、画像表示装置35等の作動部は通常状態のままで上記警報手段を有効にしたセキュリティ状態にすることができる。
そして、本実施の形態では、本発明に係る制御基板が、筐体6及び前扉7等からなる遊技機本体に備えた主制御基板40、副制御基板38、及び払出制御基板51のうちの少なくとも1つからなるので、基板がそれぞれ制御する作動部を用いて、警報解除スイッチ48の戻し忘れを遊技場係員等に確実に認識させることができる。従って、認識させるための装置を別途設ける必要がなく、部品点数を増やさず装置構成を簡素化することができる。
また、本実施の形態では、画像表示装置35や賞球装置46等の作動部を非通常状態にする場合に、パチンコ機1の主電源を遮断するようなことはしないため、完全に遊技を止めてしまいその復帰に長い時間を要するような不具合を生じることがない。
なお、上記機能切換え手段94による制御をやや変更し、状態切換え手段96により画像表示装置35等の作動部が非通常状態に切換えられた後、遊技領域3aに打ち出した遊技球Baが始動チャッカー27に入賞した時点で、セキュリティ制御基板44の機能切換え手段94に信号を送信し、上記作動部を非通常状態から通常状態に戻すようにすることもできる。この場合、遊技者や遊技場係員が、警報解除スイッチ48の再セットし忘れに気づいた時点で、遊技領域3aに遊技球Baを発射して始動チャッカー27に入球させるだけで、上記作動部を通常状態に簡単に戻すことができる。また、上記作動部を非通常状態から通常状態に戻すための契機を、上述のような始動チャッカー27への入賞に代えて、例えば、発射ハンドル2を遊技者等が接触したことを検出した時点とすることも可能である。
更に、上述した始動チャッカー27への入賞や発射ハンドル2の接触検出を契機として上記作動部の非通常状態を通常状態に戻す構成に代えて、例えば、これら始動チャッカー27への入賞時や発射ハンドル2の接触検出時に、警報解除スイッチ48を再セットするための信号をセキュリティ制御基板44に送信して、該警報解除スイッチ48を自動復帰させるように構成することも可能である。
以上、本発明をその好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明の遊技機は、上記実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施した遊技機も、本発明の範囲に含まれる。
本発明に係るパチンコ機を複数配置した遊技島を複数備えた遊技島設備を示す概略図である。 何れかの遊技島の構成を模式的に示す図である。 本実施形態におけるパチンコ機を示す正面図である。 本パチンコ機を後側から見た状態で示す背面図である。 本パチンコ機の制御系を示すブロック図である。 図5で説明した遊技制御装置を、主制御基板、副制御基板、払出制御基板及びセキュリティ制御基板毎に機能的に分けた形で示すブロック図である。
符号の説明
1 遊技機(パチンコ機)
3a 遊技領域
6,7 遊技機本体(筐体、前扉)
10 扉部(ガラス枠)
12,93 警報手段(放音装置、警報制御手段)
27 始動入賞口(始動チャッカー)
35,46 作動部(画像表示装置、賞球装置)
38,40,51 制御基板(副制御基板、主制御基板、払出制御基板)
41 開閉検出手段(開閉検知センサ)
48 警報解除スイッチ手段(警報解除スイッチ)
94 機能切換え手段
96 状態切換え手段
Ba 遊技球

Claims (5)

  1. 枠体状の筐体と、該筐体に対して開閉自在に支持された扉部と、該扉部の前記筐体に対する開閉状態を検出する開閉検出手段と、該開閉検出手段により前記扉部の開放が検出されると警報を発する警報手段と、遊技に関わる作動部の制御を行う制御基板と、を備える遊技機において、
    操作に応じて無効/有効トリガを出力する警報解除スイッチ手段と、
    該警報解除スイッチ手段の操作で前記無効トリガが入力された際、前記開閉検出手段による検出に拘わらず前記警報手段の警報機能をソフト的に無効に切換える機能切換え手段と、
    該機能切換え手段による前記警報機能の無効切換えの後、前記警報解除スイッチ手段が前記有効トリガを出力しない状態のまま前記開閉検出手段が前記扉部の閉止を検出すると、前記警報手段を有効にしたセキュリティ状態に切換えると共に、前記制御基板に切換え信号を送信して前記作動部を通常状態とは異なる非通常状態に切換える状態切換え手段と、を備えてなる、
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記機能切換え手段は、前記状態切換え手段により前記作動部が前記非通常状態に切換えられた後、前記警報解除スイッチ手段が操作されて前記有効トリガを出力すると、前記作動部を前記非通常状態から前記通常状態に戻してなる、
    請求項1記載の遊技機。
  3. 前記状態切換え手段は、前記機能切換え手段による前記警報機能の無効切換えの後、前記警報解除スイッチ手段が前記有効トリガを出力した状態で前記開閉検出手段が前記扉部の閉止を検出すると、前記警報手段を有効にしたセキュリティ状態に切換えると共に、前記制御基板に切換え信号を送信することなく前記作動部を通常状態に保持してなる、
    請求項1又は2記載の遊技機。
  4. 前記制御基板は、遊技機本体に備えた主制御基板、副制御基板、及び払出制御基板のうちの少なくとも1つである、
    請求項1ないし3のいずれか1項記載の遊技機。
  5. 前記遊技機は、遊技領域に始動入賞口を備え、かつ該遊技領域に遊技球を打ち出して遊技するパチンコ機であり、
    前記機能切換え手段は、前記状態切換え手段により前記作動部が前記非通常状態に切換えられた後、前記遊技領域に打ち出した遊技球が前記始動入賞口に入賞した時点で、前記作動部を前記非通常状態から前記通常状態に戻してなる、
    請求項1記載の遊技機。
JP2008320020A 2008-12-16 2008-12-16 遊技機 Expired - Fee Related JP5229808B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008320020A JP5229808B2 (ja) 2008-12-16 2008-12-16 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008320020A JP5229808B2 (ja) 2008-12-16 2008-12-16 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010142290A JP2010142290A (ja) 2010-07-01
JP5229808B2 true JP5229808B2 (ja) 2013-07-03

Family

ID=42563352

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008320020A Expired - Fee Related JP5229808B2 (ja) 2008-12-16 2008-12-16 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5229808B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6214199B2 (ja) * 2013-04-26 2017-10-18 株式会社三共 遊技機
JP6389612B2 (ja) * 2014-01-20 2018-09-12 株式会社三共 遊技用装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2967056B2 (ja) * 1996-11-22 1999-10-25 コビシ電機株式会社 遊技機の不正監視装置
JP3816652B2 (ja) * 1997-10-29 2006-08-30 株式会社ソフィア 遊技機監視装置および遊技機監視システム
JP2000140317A (ja) * 1998-09-08 2000-05-23 Adachi Raito Kogyosho:Kk パチンコ遊技機の賞球払出システム
JP2000271313A (ja) * 1999-03-23 2000-10-03 Takeya Co Ltd パチンコ遊技機
JP5066654B2 (ja) * 2007-05-07 2012-11-07 株式会社高尾 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010142290A (ja) 2010-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010162092A (ja) 遊技機
JP2007185256A (ja) 遊技機
JP2006061547A (ja) 遊技機
JP6899580B2 (ja) 遊技機
JP2007159861A (ja) 遊技機
JP4641019B2 (ja) 遊技機
JP4895954B2 (ja) 遊技機
JP5229808B2 (ja) 遊技機
JP2011167535A (ja) 遊技機
JP5552591B2 (ja) 遊技機
JP2009254640A (ja) 弾球遊技機
JP2010094423A (ja) 遊技機
JP2010194222A (ja) 弾球遊技機
JP4907633B2 (ja) 遊技機
JP2008119118A (ja) 遊技機
JP2007111264A (ja) 遊技島設備
JP2009291371A (ja) 弾球遊技機
JP2006055225A (ja) 遊技機
JP2007244499A (ja) 遊技機
JP5514987B2 (ja) 遊技機
JP4790576B2 (ja) 弾球遊技機
JP6085773B2 (ja) 弾球遊技機
JP2010119464A (ja) 遊技機
JP2019180936A (ja) 弾球遊技機
JP2019180935A (ja) 弾球遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111004

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130221

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130313

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160329

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees