JP5228879B2 - 光送信装置 - Google Patents

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Description

この発明は、光通信に用いられる光送信装置に関する。
従来、例えば、下記の特許文献に開示されているように、光送信機や光受信機を用いて光通信を行うための各種技術が知られている。一般には、光送信機と光受信機は、まとめて光送受信機(OTR)と称される。
光送信機は、電気信号を光信号に変調するために、変調器や半導体レーザを備えている。品質の良い光通信を行うために、光送信機の出力光の波長(以下、便宜上「出力波長」とも称す)を、高精度に制御することが求められる。特に、波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)を行う光通信システムは、異なる波長の光にそれぞれ情報を割り当てて伝送する。従って、光送信機の出力光の波長を所望の波長に制御すること、つまり、高精度な波長管理を行うことが重要となる。とりわけ、個々の波長の間隔が狭い高密度WDM(DenseWDM:DWDM)では、出力光の波長管理は、より一層重要となる。
特開平11−098122号公報 特再2004−102754号公報 特開平11−251674号公報 特開2007−059537号公報 特開2006−033581号公報 特開2005−341529号公報
出力光の波長管理を行う場合には、出力波長の検知用の構成が光送信機に備えられるのが普通である。検知された出力波長の値は、例えば、外部のシステムホストが種々のシステム障害を防止するための情報として、使用されることができる。そこで、必要に応じて、システムホスト等の外部に、出力波長の情報を通知することが行われている。出力波長の検知用の構成(以下、便宜上「波長検知システム」とも称す)として、様々なものが実用化されている。一般的に、波長検知システムは、光送信機の出力光をモニタリングするための各種の構成部品を含んでいる。この構成部品は、具体的には、例えば、ビームスプリッタや、光学フィルタ、受光デバイスなどである。
実使用上、波長検知システムにおいて検知された出力波長の値を、補正計算する必要がある場合がある。波長検知システムの構成部品を介して出力波長の情報が取得される過程で、誤差が含まれるからである。この補正計算が含まれることで、光送信機の制御内容が、複雑化するという問題が生ずる。とりわけ、上記の誤差の問題は、エタロン(Etalon)を含む波長検知システムの場合に影響が大きい。これは、エタロンの波長−透過率特性が、特に複雑なためである。このように、エタロンを含む波長検知システムでは特に、補正計算が著しく煩雑なものになってしまう。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、複雑な計算を要求しない出力光波長の外部通知機能を備えることができる光送信装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、光送信装置であって、
入力信号に応じた光信号を出力する光送信機と、
前記光送信機の出力光の波長に関連する物理量を検知する検知手段と、
所定の複数の制御値からなる制御値群を記憶し、且つ、前記検知手段が検知した物理量に応じて該制御値群の中から制御値を選択する制御値選択手段と、
前記制御値選択手段が選択した制御値に基づいて、前記光送信機の出力光の波長を制御する波長制御手段と、
前記制御値群の中のそれぞれの制御値と、該それぞれの制御値に基づいて前記波長制御手段が制御を行った場合の前記光送信機の出力光の波長と、の対応関係である対応波長情報を記憶した対応波長記憶手段と、
前記対応波長情報における、前記制御値選択手段が選択した制御値に対応する波長を、外部に通知することができる通知手段と、
を備えることを特徴とする。
また、第2の発明は、上記の目的を達成するため、光送信装置であって、
第1入力信号に応じた光信号を出力する変調部と、第2入力信号に応じて出力光の波長を変化させる波長可変部と、を備えた光送信機と、
エタロンと、第1受光素子と、第2受光素子と、前記光送信機の出力光の一部を該エタロンを介して該第1受光素子に入力するための第1ビームスプリッタと、前記出力光の一部を該エタロンを介さずに該第2受光素子に入力するための第2ビームスプリッタと、該第1受光素子の出力と該第2受光素子の出力との比較に基づいて前記光送信機の出力光の波長を検知する検知部と、を含む波長検知システムと、
前記波長検知システムで検知される波長に対して離散的に割り当てられた複数の制御値からなるテーブルである制御値テーブルを記憶する記憶部と、
前記制御値テーブルの中から、前記波長検知システムで検知された波長に対応する制御値を選択する制御値選択部と、
前記選択部が選択した制御値を、前記波長可変部に入力すべき前記第2入力信号に変換する信号変換部と、
前記制御値テーブル中のそれぞれの制御値と、制御値が前記信号変換部により第2入力信号に変換されて前記波長可変部へと入力された場合における前記光送信機の出力光の波長と、の対応関係を、制御値および波長をテーブル化した対応波長テーブルとして或いは制御値を変数として含む数式である対応波長関数として、記憶した対応波長記憶部と、
前記対応波長テーブル或いは前記対応波長関数に基づいて取得された、前記制御値選択部が選択した制御値に対応する波長を、外部に通知可能な出力インターフェースと、
を備えることを特徴とする。
第1の発明によれば、複雑な計算を要求しない出力光波長の外部通知機能を備えることができる。すなわち、この発明では、対応波長記憶手段が、制御値群中のそれぞれの制御値と光送信機の出力光波長との間の対応関係である対応波長情報を記憶している。従って、出力光波長の外部通知が必要となった場合には、先ず、選択中の制御値に対応する波長を、対応波長情報のなかから読み出せばよい。そして、読み出した波長を、外部に通知すればよい。その結果、複雑な計算を行わずに、光送信機の出力光の波長を外部に通知することができる。以上のように、第1の発明によれば、複雑な計算を要求しない出力光波長の外部通知機能を、光送信機に搭載することができる。
第2の発明によれば、エタロンを用いる波長検知システムを備えた光送信装置において、複雑な計算を要求しない構成で光送信機における出力光波長の外部通知機能を備えることができる。すなわち、エタロンの光透過率特性は、波長に応じて透過率が複雑に変化するというものである。これに起因して、上記波長検知システムで実際に波長を検知するために、エタロンの特性に対して補正を行うための計算が必須となる。波長検知精度を十分に高いものにするためには、エタロンの特性に関する補正計算が不可避的に複雑化してしまう。これに対し、第2の発明では、出力光波長の外部通知が必要となった場合には、先ず、選択中の制御値に対応する波長を、対応波長テーブルもしくは対応波長関数を利用して特定すればよい。そして、特定された波長を、出力インターフェースを介して外部に通知すればよい。このように、第2の発明によれば、エタロンの特性の補正計算を行わずに光送信機における出力光波長の外部通知機能を、光送信機に搭載することができる。
実施の形態1.
[実施の形態1の構成]
図1は、実施の形態1の光送受信機100の構成および周辺装置の構成を示す図である。実施の形態1の光送受信機100は、出力光の波長をモニタリングするモニタ機能を搭載している。そして、光送受信機100は、モニタ信号を制御部にフィードバックすることにより、出力光の波長をフィードバック制御する。このような制御は、「波長ロッカー制御」とも称される。
図1中において、100は光送受信機である。光送受信機100は、入力電気信号202を光信号である出力光203に、光信号204を出力電気信号205に、それぞれ変換する機能を持つ。
図1において、101は、送信波長が可変である光送信機である。実施の形態1において、光送信機101の具体的構成には、特に限定はない。一般的には、光変調器は、光変調のための構成(以下、「変調部」とも称す)と、波長の制御のための構成(以下、「波長可変部」とも称す)とを、それぞれ備える。具体的には、光送信機は、半導体レーザダイオードと、この半導体レーザダイオードの出射光を変調する光変調器とを備えるものが一般的である。この場合には、変調部とは、光変調器を意味し、波長可変部とは、半導体レーザダイオードにバイアスとして与えられる各種電気量の調整用の構成を意味する。なお、光送信機101は、いわゆるTOSA(Transmitter Optical Sub-Assembly)であっても良い。
光送信機101は、DAC(Digital to Analog Converter)103の設定に応じて、出力光203の波長を変化させる。なお、実施の形態1では、説明の便宜上、設定できる波長は1つの波長であるものとして説明を行う。複数の波長を切り換えて通信を行う、いわゆるチューナブル(Tunable)光送受信機の場合に関しては、後述の実施の形態8において説明する。また、120は、光受信機である。
光送受信機100は、受信回路122および送信回路124を備える。受信回路122は、光受信機120の出力を出力電気信号205に変換するための回路である。送信回路124は、光送信機101に対して、光信号に変換すべき電気信号である入力電気信号202を与えるための回路である。
102はマイクロコントローラ(以下、単に「マイコン」とも称す)である。マイコン102は、DAC103やADC(Analog to Digital Converter)104、105の制御を行う。また、マイコン102は、例えばシステムの信頼性保持のための出力波長報告などを目的として、システムホスト200との間で通信を行う。マイコン102は、そのような通信のための、ハードウェア的・ソフトウェア的な、インターフェース102aを備えている。
光送受信機100は、以下述べる構成によって、出力光の波長をモニタリングするモニタ機能を実現する。光送受信機100は、ビームスプリッタ110、111を備える。ビームスプリッタ110、111は、光送信機101の出力光203を分割する。実施の形態1の光送受信機は、モニタ光検出器として、PD(Photo Detector)107およびPD108を備える。PD107、108は、例えば半導体フォトダイオードなどの光電変換デバイスを用いて実現される。ビームスプリッタ110、111で分割された光は、それぞれ、PD107、波長フィルタ109に入力される。実施の形態1では、この波長フィルタ109は、エタロン(Etalon)である。
波長フィルタ109を通過した光は、PD108に入力される。PD107、108は、それぞれ、入力された光の強度に応じた電気信号(強度信号112、113)を出力する。強度信号112、113は、それぞれ、ADC104、105に入力される。ADC104、105は、強度信号112、113をアナログ/デジタル変換する。こうすることによって、PD107、108に入力された光の強度が数値化される。また、PD108には、波長フィルタ109でフィルタリングされた光が入力される。
波長フィルタ109の光透過度(光透過率)は、入力された光の波長に応じて変化する。これを利用して、強度信号112と113とを比較することによって出力光203の波長を推し量ることができる。
DAC103は、光送信機101が最適な動作状態となるように、光送信機101にアナログ信号を与える。このとき、マイコン102が、DAC103に、DAC制御値(以下、単に「制御値」とも称す)を指定する。DAC103は、DAC制御値に従って、光送信機101を制御する。一般的には、測定された波長が、波長狙い値(目標波長)より低い値となった場合は波長を増加するように、逆に波長狙い値より高い値となった場合は波長を減少するように、DAC制御値DA0〜DAnがそれぞれ決定される。
実施の形態1では、DAC制御値が、DA0〜DAnというn個の有限の個数に、あらかじめ決定されている。このDA0〜DAnは、具体的には、例えば、次のようにして決定できる。エタロンである波長フィルタ109の通過光を受けるADC105の出力が、8つの値すなわち3ビットであると仮定する。ここで、ADC105の出力の最も低い値を、3ビット値のうち0に割り当てる。ADC105の出力が低いほど、ADC105が受光した光の波長が短いものとする。また、ADC105の出力の最も高い値を、3ビット値のうち7に割り当てる。そして、0〜7の値の間の、1、2、・・・、6に、それぞれ、ADC105の出力の中間の値を、順次割り当てていく。このようにして、予め、8つの制御値(DA0〜DA7)を決定しておくことができる。これはすなわち、DAC制御値が、3ビットのデジタル値として表現されたことにほかならない。ここでは、3ビットの場合を説明したが、本発明では特にビット数に限定は無い。以下、nが整数であるものとして説明を行う。
波長計301とテストシステム300は、光送受信機100の調整や試験に用いられる。波長計301とテストシステム300は、必要に応じて、光送受信機100に接続されるものである。出力光203の波長は波長計301によって計測され、その結果が、テストシステム300を通じて、マイコン102内メモリ等にフィードバックされる。これらの動作によって、光送受信機100の動作状態を最適化できる。また、光送受信機100の動作試験を行うこともできる。
[実施の形態1の動作および具体的処理]
出力光203の波長の測定、監視のために、実施の形態1では、波長フィルタ109を介して得られた強度信号113と、波長フィルタ109を介さずに得られた強度信号112との比較によって、波長を決定する。図2は、エタロンの光透過度の波長依存性を説明するための図である。図2の縦軸の値は、エタロンを透過させない光の強度を、エタロンの透過光の強度で除した値である。図2からわかるように、波長フィルタ109の光透過度は、波長に応じて複雑に変化する。
出力光203の波長を精度よく知るために、図2で示される波長特性の補償をするための補正計算を行うことが考えられる。しかしながら、図2からも判るようにエタロンの特性は複雑であり、これに伴って補正計算の内容も複雑になる。従って、補正計算を行う場合には、光送受信機100の制御が複雑化するおそれがある。そこで、実施の形態1では、簡単な制御によって出力光203の波長測定・監視を可能とする機能を提供する。
図3は、実施の形態1においてマイコン102が実行するルーチンのフローチャートである。図3に示すフローチャートに示される処理が行われることにより、波長制御や送信光の波長測定、システムホスト200に対する波長通知が実現される。
図3のルーチンでは、先ず、波長に関連する物理量をADC104、105を用いてデジタル化し、デジタル化後の値を読み込む(ステップS500)。実施の形態1では、波長フィルタ109の透過光をモニタPDで光−電気変換を行った結果のADC104の出力と、出力モニタ光をそのままPDで光/電気変換を行った結果のADC105出力とが、読み込まれる。
上記読み込んだ値を元に、図4で示すテーブルを用いて、参照メモリアドレスmが算出される(ステップS502)。図4は、実施の形態1において参照される、DAC制御値および波長通知値を含むテーブルを示す図である。このステップでは、先ず、ADC104で測定されたデジタル値とADC105で測定されたデジタル値との商が算出される。この商に基づいて、波長フィルタ109の特性の補正計算は行わないまま、メモリアドレスmを決定する。以下、DAC制御値のテーブルを、「波長設定テーブル」とも称す。また、波長通知値のテーブルを、「波長通知テーブル」とも称す。
次に図4のテーブルが参照されてDAC制御値が決定され、決定されたDAC制御値を用いたフィードバック制御が行われる(ステップS503)。メモリアドレスmが2ならば、DA2が選択される。既述したように、実施の形態1では、測定された波長が波長狙い値(目標波長)より低い値となった場合は、波長を増加するように、DAC制御値DA0〜DAnをそれぞれ決定されている。また、測定された波長が波長狙い値より高い値となった場合は、波長を減少するようにDAC制御値DA0〜DAnをそれぞれ決定されている。これにより、波長に対するフィードバック制御を行うことが可能となる。
次に、図4のメモリ内容を参照して波長通知値Wlを決定する(ステップS504)。ここではステップS502にて決定したメモリアドレスmを用いて、Wlmを波長通知値とする。その後、波長通知値Wlmが、外部に通知される(ステップS505)。
図4の波長通知値Wl0〜Wlnの決定方法について述べる。図1において出力光203を、光送受信器100の外部に配置された波長計301にて測定できるような構成としておく。さらに、テストシステム300が波長計301とDAC103にアクセスできるように構成する。この状態において、DAC制御値がDA0の時の波長Wl0、DAC制御値がDA1の時の波長Wl1、・・・、DAC制御値がDAnの時の波長Wlnを、それぞれ保存する。得られた結果を、図4に示すようなテーブルとなるように再構築する。再構築されたテーブル内容を、マイコン102がアクセスできるメモリ領域に、波長通知テーブルとして保存する。これにより、必要に応じて、上記ステップS504で説明した波長通知テーブルを参照することが可能になる。波長通知テーブルから得られた波長は、既に校正された波長である。従って、波長通知テーブル内の波長を外部に通知する際には、波長フィルタ109の特性に関する補正計算を行う必要がない。これにより、マイコン102の制御の内容を簡素化することができる。
以上説明したように、実施の形態1によれば、複雑な計算を要求しない構成で、光送信機101における出力光203の波長の外部通知機能を備えることができる。すなわち、この実施の形態では、それぞれの制御値DAと、光送信機101の出力光203の波長との間の対応関係である波長通知テーブルが記憶されている。波長通知テーブルを参照することにより、制御値DA0〜DAnのそれぞれについて、出力光203の波長を特定することができる。従って、波長の外部通知が必要となった場合には、先ず、現在の制御値に対応する波長を、波長通知テーブルのなかから読み出せばよい。そして、読み出した波長を、システムホスト200などの外部に通知すればよい。その結果、複雑な計算を行わずに、出力光203の波長を外部に通知することができる。以上のように、実施の形態1によれば、複雑な計算を要求しない構成で、光送信機101の出力光波長の外部通知機能を備えることができる。
尚、上述した実施の形態1の構成は、下記のように、前記第1の発明の構成にそれぞれ相当している。
すなわち、上述した実施の形態1では、光送信機101が、前記第1の発明における「光送信機」に相当している。そして、実施の形態1では、入力電気信号202が、前記第1の発明における「入力信号」に、出力光203が、前記第1の発明における「光信号」および「出力光」に、それぞれ相当している。
また、実施の形態1では、PD112、113が、前記第1の発明における「検知手段」に、PD112、113が検知する光強度が、前記第1の発明における「物理量」に、それぞれ相当している。
また、実施の形態1では、マイコン102が図3のフローチャートにおけるステップS503を実行することにより、前記第1の発明における「制御値選択手段」による制御値の選択が実現されている。また、実施の形態1では、DAC制御値であるDA0〜DAnの群が、前記第1の発明における「制御値群」に、DA0〜DAnのそれぞれが、前記第1の発明における「制御値」に、それぞれ相当している。
また、実施の形態1では、図3のフローチャートにおけるステップS503の処理が実行されることにより、前記第1の発明における「波長制御手段」が実現されている。また、実施の形態1では、図4に示した波長通知値Wl0〜Wlnが、前記第1の発明における「対応波長情報」に、相当している。そして、図4に示したテーブルを記憶するマイコン102が、前記第1の発明における「対応波長記憶手段」に相当している。また、実施の形態1では、インターフェース102aが、前記第1の発明における「通知手段」に、相当している。
また、上述した実施の形態1の構成は、下記のように、前記第2の発明の構成にそれぞれ相当している。
すなわち、上述した実施の形態1では、光送信機101が、前記第2の発明における「光送信機」に相当している。そして、実施の形態1では、入力電気信号202が、前記第2の発明における「第1入力信号」に、出力光203が、前記第2の発明における「光信号」および「出力光」に、DAC103からの制御信号が、前記第2の発明における「第2入力信号」に、それぞれ相当している。
また、実施の形態1では、PD112、113が検知する光強度が、前記第2の発明における「物理量」に、PD112、113が、前記第2の発明における「検知手段」に、それぞれ相当している。
また、実施の形態1では、波長フィルタ109、PD107および108、ビームスプリッタ110および111、ADC104および105が、前記第2の発明における「波長検知システム」に相当している。また、実施の形態1では、波長フィルタ109が、前記第2の発明における「エタロン」に、PD108が、前記第2の発明における「第1受光素子」に、PD107が、前記第2の発明における「第2受光素子」に、ビームスプリッタ111が、前記第2の発明における「第1ビームスプリッタ」に、ビームスプリッタ110が、前記第2の発明における「第2ビームスプリッタ」に、それぞれ相当している。そして、ADC104、105、およびマイコン102が、前記第2の発明における「検知部」に、相当している。
また、実施の形態1では、マイコン102が、前記第2の発明における「記憶部」を含んでいる。そして、DA0〜DAnのそれぞれが、前記第2の発明における「制御値」に、実施の形態1の波長設定テーブルが、前記第2の発明における「制御値テーブル」に、それぞれ相当している。
また、マイコン102が、前記第2の発明における「制御値選択部」を含み、図3のフローチャートにおけるステップS503が実行されることにより、「制御値選択部」による制御値の選択が実現されている。
また、実施の形態1では、DAC103が、前記第2の発明における「信号変換部」に、波長通知テーブルが、前記第2の発明における「対応波長テーブル」に、インターフェース102aが、前記第2の発明における「出力インターフェース」に、それぞれ相当している。
[実施の形態1の比較例]
以下、図5および図6を用いて、実施の形態1の比較例を説明する。図5は、実施の形態1に対する比較例として示すフローチャートである。図6は、実施の形態1に対する比較例の説明に用いる、DAC制御値を含むテーブルを示す図である。まず、実施の形態1と同様に、波長に関連する物理量をADC104/105を用いてデジタル化し、その値を読み込む(ステップS500)。
次にADC104/105にて示されたデジタル値を元に出力光の波長を決定する(ステップS551)。すなわち、波長フィルタ109のフィルタ係数は入力光の波長に依存する。そこで、先ず、ADC104で測定されたデジタル値とADC105で測定されたデジタル値との商をとる。次いで、比較例では、この商の値に、波長フィルタ109のフィルタ係数を補正するための補正計算を施す。補正計算を経て得られた値に基づいて、出力光203の波長Wlを知ることが可能である
次に、算出された波長を元として送信波長を制御するためのメモリアドレスを決定する(ステップS502)。このように、比較例では、波長フィルタ109の波長特性を補償した上で、その波長をメモリアドレスmの決定に用いる。
続いて、そのメモリアドレスを元に、DAC103に対するフィードバック制御を行う(ステップS503)。比較例では、フィードバック制御を、図6に示すようなデータをメモリ内に保存した上で、メモリに示された値を制御に用いることによって実現する。波長に対して最もメモリ内容Wl0〜Wlnのうち近い値となる波長を判断する(Wlmと称す)。波長Wlmに応じたメモリアドレスmが指し示すDAC制御値すなわちDAmを、DAC103に与える。
比較例では、波長フィルタ109の波長特性を補償する計算を行った上で、補正後の波長の値をメモリアドレスmの決定に用いる。比較例では、補正計算後の波長の値を、外部に通知する(ステップS555)。
上述したように、比較例では、エタロンの波長−透過率特性を補償するための補正計算を行っている。この補正計算は複雑であり、結果的に光送受信機100の制御内容が複雑化してしまうおそれがある。この点、実施の形態1では、波長フィルタ109の波長測定を補償しないままメモリアドレスmを決定している。実施の形態1では、波長通知テーブルに通知用の波長データが保存されており、波長通知の際にはこのデータを読み出せば足りる。従って、実施の形態1では、比較例で行われる複雑な補正計算を行わなくとも良い。
なお、上述した補正演算の式の一例を下記に示す。下記の式は、αを内部損失、Tを共振器端面の透過率とした場合の、透過スペクトルを表す式である。下記の式からも判るように、エタロンの補正演算は、廉価なマイクロコントローラでは困難なほどに複雑である。
Figure 0005228879
[実施の形態1の変形例]
実施の形態1では、マイコン102が、波長通知のための情報を、テーブルとして記憶している。しかしながら、本発明はこれに限られるものではない。後述する実施の形態11で述べるが、波長通知のための情報を、数式として記憶しておくこともできる。
実施の形態1では、光送信機101と光受信機120の両方を備えた光送受信機100において、波長通知テーブルを用いた波長通知を行った。しかしながら、本発明はこれに限られるものではない。光送信機のみを有する装置(光送信装置)に対して、本発明を適用することができる。
なお、上述した実施の形態1では、波長通知テーブルを用いる技術を適用することによって、波長フィルタ109の補正計算を省略した。しかしながら、本発明は、波長フィルタ109の補正計算を備える光送信装置に対しても適用してもよい。つまり、実施の形態1の波長通知テーブルを用いた波長通知機能と、波長フィルタ109の補正計算機能との、両方を搭載することが妨げられるものではない。
実施の形態2.
実施の形態2では、制御値DA0〜DAnに対して、以下のような、いわば重み付けがなされる。この重み付けは、具体的には、目標波長に対応する制御値から離れるにつれて隣接する制御値の間の差分が大きくなるように、波長設定テーブルの各制御値の値を定めるというものである。
実施の形態1において、DAC制御値DA0〜DAnは、測定された波長Wlが波長狙い値より低い値である場合は出力波長を増加するように決定されている。また、実施の形態1において、DAC制御値DA0〜DAnは、波長Wlが波長狙い値より高い値である場合は出力波長を減少するように決定されている。
この制御値DA0〜DAnに対して次に示す制限をかけることによって、波長制御の収束時間を早めることが可能となる。ここで、波長ねらい値(目標波長)をWltとし、波長ねらい値を実現するDAC制御値をDAt(0≦t≦n)とし、その時のメモリアドレスをtと表す。このとき、下記の条件を満たすように、{DA0,DA1,DA2・・・DAn}を決定する。
(Wl1 - Wl0) ≧ (Wl2 - Wl1) ≧ (Wl3 - Wl2) ≧ … (Wlt - Wlt-1)
(Wlt+1 - Wlt) ≦ (Wlt+2 - Wlt+1) ≦ … ≦ (Wlt - Wlt-1)
上記制限を加えることによって、波長ねらい値近傍では、波長制御の変動量を小さくすることができる。また、波長ねらい値から離れた領域では、波長制御の変動量を大きくすることができる。
実施の形態3.
実施の形態3の特徴は、出力光波長のモニタ値が一定の範囲内にない場合に光出力を不能にする値を、波長設定テーブルが有することである。つまり、波長のモニタ値が想定範囲を超えた異常値を示す場合に、光送受信機100の外部への光信号出力を停止する。具体的には、実施の形態1において、設定波長あるいは波長通知値と波長ねらい値とのズレ(以下、便宜上「波長ズレ量」とも称す)が、過大になった場合に、光出力を断(出力停止状態)とする。これを実現するために、波長ズレ量がある一定の閾値を超える場合に光出力を断とする制御値(例えばDAC制御値を“0”とするなど)を、波長設定テーブルに記入する。これにより、誤った波長の光が出力されるのを防止できる。結果、システム障害の発生等を防止することが可能となる。
実施の形態4.
図7は、実施の形態4の構成を模式的に示す図である。実施の形態4は、図7で特に説明する点を除き、実施の形態1とほぼ同様の構成を備える。図7の出力光源551は、光送信機101内の光源に相当する。光増幅器552は、出力光源551からの光を増幅する。出力光モニタ回路553は、実施の形態1における波長フィルタ109、PD107、108、ADC104、105に相当している。出力制御回路554は、マイコン102、DAC103に相当する。
実施の形態4では、出力光波長のモニタ値ある一定の範囲内になかった場合に光出力が断となるように、光増幅器552に対して制御を行う。実施の形態4では、実施の形態1の波長設定テーブルの一部分に、出力断フラグを設けておく。設定波長あるいは波長通知値と波長ねらい値との差異がある一定の閾値を超える場合に、この出力断フラグがONにされる。マイコン102は、フラグが出力断(例えば“1”)を示す値の場合、図7で示す光増幅器552の動作を断とする(停止、若しくは、増幅度をゼロまたは実質的にゼロとする)。これにより、実施の形態3と同様の効果を得ることが可能となる。
実施の形態5.
実施の形態5は、実施の形態4と同様に、図7の構成を備える。実施の形態5では、出力光波長のモニタ値がある一定の範囲内になかった場合に光出力を断とするように、光出力制御回路554に対して制御を行う。実施の形態5でも、実施の形態4と同様に、波長設定テーブルの一部分に、出力断フラグを設けておく。設定波長あるいは波長通知値と波長ねらい値との差異がある一定の閾値を超える場合に、この出力断フラグがONにされる。マイコン102は、フラグが出力断(例えば1)を示す値の場合、図7で示す出力制御回路554の動作を断(OFF)とする。これにより、実施の形態3と同様の効果を得ることが可能となる。
実施の形態6.
実施の形態6の光送受信機100は、出力光波長のモニタ値がある一定の範囲内になかった場合に、障害通知を行う。障害通知は、ホストに対してアラーム信号を通じて出力波長異常を通知することによって行われる。設定波長あるいは波長通知値と波長ねらい値との差異がある一定の閾値を超えるような値である場合に、システムホスト200に対して割り込み信号等のアラーム信号を通じて出力波長異常を通知する。これにより、光伝送システムにおける障害管理が容易となり、伝送品質の向上が可能となる。
実施の形態7.
実施の形態7の光送受信機100は、出力光波長のモニタ値がある一定の範囲内になかった場合に、障害通知を行う。実施の形態7では、障害通知は、ホストに対して特定のアドレスに出力波長異常を示すフラグを表示することによって行われる。設定波長あるいは波長通知値と波長ねらい値との差異がある一定の閾値を超えるような値である場合に、システムホスト200とのシリアル通信における特定のレジスタ番地に、障害発生を表すフラグを表示する。これにより出力波長異常を通知する。これにより、光伝送システムにおける障害管理が容易となり、伝送品質の向上が可能となる。
実施の形態8.
実施の形態8では、複数の波長を設定できるチューナブル(Tunable)光送受信機に、実施の形態1の手法を適用したものである。実施の形態8では、波長設定テーブル、波長通知テーブルの各テーブルを、Tunable光送受信機の光送信機が選択可能な波長数だけ持つ。そして、現在の設定波長に適合するテーブルを、各テーブルの中から選択する。
実施の形態1においては、設定できる波長を1波長として考えた。実施の形態1の考え方は、複数の波長を設定できるTunable光送受信機においても適用可能である。図8は、実施の形態8においてマイコン102が実行するルーチンのフローチャートである。ステップS506において、あらかじめシステムホスト200より光送受信機100が出力する光の波長kを指定されているものとする。この指定は、I2Cなどのシリアル通信を用いて行うことができる。
図9は、実施の形態8において参照される、波長ごとに定められた、DAC制御値および波長通知値を含むテーブルを示す図である。マイコン102のメモリに、図9で示すような設定波長k0〜kmの各々の波長に対する制御値テーブル、波長通知テーブルを保存しておく。そして、システムホスト200より指定された波長k(k0≦k≦km)用のテーブルを、メモリ内より選択する。
それ以降の制御については実施の形態1と同様である。つまり、ステップS500のADC値取得、ステップS502によるメモリアドレスの決定、ステップS503による波長設定テーブルの参照、ステップS504による波長通知テーブルの参照を経ることによって、波長制御用のDAC値と波長通知用の波長とをともに知ることができる。
実施の形態8でも、実施の形態1と同様に、波長フィルタの補償は行う必要がなくなる。従って、同様に、制御の簡素化といった効果が得られる。特に、Tunable光送受信機においては、光送信機の出力光の波長が、必要に応じて(例えば、システムホスト200からの外部指令に従って)、複数の波長の間で切り換えられる。このような波長切換が行われる場合には、現在の波長に合わせて補正計算の内容を逐一変更・修正する必要が生じたり、或いは、補正計算の内容そのものが一層複雑化したりする。その結果、マイコン102が実行すべき制御がより一層複雑、煩雑になってしまう。実施の形態8によれば、そのような複雑、煩雑な補正計算を行う場合に比して、飛躍的に容易に、通知すべき波長を特定することができる。
実施の形態9.
実施の形態9では、マイコン102が、光送受信機100の動作温度に応じた制御値のズレを解消するように、波長設定テーブルの値を補正する機能を備える。すなわち、DAC制御値と出力波長との間には、光送受信機の内部温度に依存するズレが存在する。そこで、実施の形態9では、このズレを補正する機能を、光送受信機101に搭載する。
具体的には、実施の形態1や実施の形態7において作成した波長設定テーブルについて、光送受信機100の内部温度に応じて予め作成した補正値テーブルを、マイコン102内に保存しておく。この補正値テーブルから光送受信機100の内部温度に応じた補正値を取得して、DAC103の制御値に補正演算を行う。これにより、通信品質を向上させることができる。
実施の形態10.
実施の形態10では、マイコン102が、光送受信機100の動作時間に応じた制御値のズレを解消するように、波長設定テーブルの値を補正する機能を備える。すなわち、光送信機101の動作時間が経過するにつれ、制御値と、その制御値を用いたときの実際の制御量との間にズレが生じてしまう(この現象を「時間劣化」とも称す)。そこで、実施の形態10では、光送信機101の動作時間による時間劣化を補正する機能を、光送受信機101に搭載する。
具体的には、実施の形態1や8において作成した波長設定テーブルについて、光送信機101が作動した時間に応じて予め作成した補正値テーブルを、マイコン102内に保存しておく。この補正値テーブルから、光送信機101の動作時間に応じた補正値を取得する。取得した補正値を用いて、DAC103の制御値に対して補正演算を行う。これにより、通信品質を向上させることができる。
実施の形態11.
実施の形態11の光送受信機100は、実施の形態1と同様に、波長設定テーブル、波長モニタ用の構成、光送信機101を備える。しかしながら、実施の形態11は、通知波長を決定する手法が実施の形態1と相違する。
実施の形態1における図6の説明で述べたように、実施形態1〜10においては、波長通知テーブルに波長実測値を代入し、その実測値をシステムホスト200に通知している。一方、実施の形態11では、下記の手法を用いて、波長設定テーブルの内容を流用することによって、波長通知テーブルを持たずに、実施の形態1と同様の機能を実現する。
実施の形態1においては、波長通知テーブル{Wl0,Wl1,・・・Wln}の内容は波長計301の実測値である。さらに、波長設定テーブルの制御値{DA0,DA1,…,DAn}の内容には、特に制限は課せられていない。
これに対し、実施の形態11においては、波長通知値が一定の波長間隔となるように、波長設定テーブルの内容を調整する。ここで、波長間隔をxと示す。また、調整された制御値を、{DA0´,DA1´,…,DAn´}と示す。その上で、メモリアドレスmを採用した場合の波長を、Wl0+mxという数式で表す。
この場合、具体的には、DAC制御値と波長通知値との関係は、下記の表のように表すことができる。
[メモリアドレスm] [DAC制御値] [波長通知値]
0 DA0´ Wl0
1 DA1´ Wl0+x
2 DA2´ Wl0+2x
3 DA3´ Wl0+3x
4 DA4´ Wl0+4x
5 DA5´ Wl0+5x
6 DA6´ Wl0+6x
7 DA7´ Wl0+7x
これにより、ある制御値をDAC103に設定した時に通知すべき波長を、メモリアドレスmを変数として含む数式で表すことができる。これはつまり、制御値が定まれば、これに応じて1つの波長の値が定まることを意味する。すなわち、Wl0+mxは、制御値を変数とする、出力光の波長の関数式として機能することができる。これにより、波長通知テーブルを持たなくても、上記の式が不要となるために制御が簡素化される。
尚、実施の形態11では、Wl0+mxという数式が、前記第2の発明における「対応波長関数」に相当している。なお、実施の形態11の対応波長関数は、正確には、メモリアドレスmを媒介として、制御値と波長とを対応付けている。
温度通知機能への応用.
以下、実施の形態1〜11の手法を応用した温度通知機能の例を述べる。光送信機の出力波長は、光送信機の内部温度に大きく左右される。従って、出力光の波長管理を行う上では、光送信機の内部温度の管理も重要である。光送信機の温度管理を行う場合、光送信機の温度測定が行われるのが普通である。測定された温度は、種々のシステム障害を防止するための情報として使用されることができる。そこで、ここでは、実施の形態1〜11の手法を応用した温度情報外部通知の例を述べる。
図10は、実施の形態1〜11を温度通知に応用する例を説明するための、光送受信機600の構成および周辺装置の構成を示す図である。図10に示すように、光送受信機600は、光送信機610と光受信機620とを備える。また、光送受信機600は、マイコン602、TEC制御回路603、熱電クーラ(TEC)604、ADC605、および温度センサ606を備える。
図10で示すように、光送受信機600内部に配置される温度センサ606の出力を監視することにより、光送受信機600の内部温度を決定する手法が考えられる。しかし、この方法には、次に示すような問題点が存在する。光送受信機600の消費電力が増大すると、光送受信機600内部で電圧降下が発生する。温度センサ606の出力が、この電圧降下の影響を受ける。このような状況下では、温度センサ606出力が、光送受信機600の消費電力に依存する。よって、光送受信機600の内部温度を精度よく知るためには、温度センサ606出力の消費電力による補償が必要となる。この補償のために制御が複雑化するおそれがある。
そこで、この例では、以下述べるように、実施の形態1〜11の手法を応用する。図11は、実施の形態1〜11を温度通知に応用する例において、マイコン602が実行するルーチンのフローチャートである。
図11のルーチンでは、まず、光送受信機の内部温度を温度センサ606によって測定し、その結果をADC605によってデジタル化し、その値を読み込む(ステップS700)。
上記読み込んだ値を元に、図12で示す制御テーブルを用いて、参照メモリアドレスmを算出する(ステップS702)。次いで、メモリアドレスに応じて、その後にT熱電クーラ604の制御のための制御値としてTDAm(例えば、m=2ならば、TDA2)が取得される(ステップS703)。図12は、実施の形態1〜11を温度通知に応用する例において参照される、TDAC制御値および温度通知値を含むテーブルを示す図である。この場合、測定された温度Tmが温度狙い値より低い値となった場合には温度を増加するように、かつ、温度狙い値より高い価となった場合には温度を減少させるように、TDAC制御値TDA0〜TDAnがそれぞれ決定されている。これにより、温度に対するフィードバック制御を行うことが可能となる。
次に図12で示す制御テーブルを用いて、温度通知値を決定する(ステップS704)。ここではステップS702で決定したアドレスmを用いて、Tmを温度通知値とする。このTmを、システムホスト200に通知する(ステップS705)。
ここで図12にて示される温度通知値T0〜Tnの決定方法について述べる。図10において、光送受信機600の温度を外部温度センサ601にて測定できるような構成としておく。さらに、テストシステム300が外部温度センサ601とTEC制御回路603にアクセスできるように構成する。この状態において、温度制御値をTDA0にした時の温度T0、温度制御値をTDA1に設定した時の温度T1、・・・、温度制御値をTDAnに設定した時の温度Tnを、それぞれ保存する。得られた結果を、図12のようにテーブルとして構築する。この構築されたメモリ内容をマイコン602がアクセスできるメモリ領域に保存する。これにより、必要に応じて、上記ステップS704で説明した温度通知テーブル参照が可能となる。図12で得られた温度はすでに実測された温度であるため、消費電流による補償を行う必要は無い。従って、制御を簡素化することが可能となる。
なお、上記の例に、次に述べるようにして、実施の形態11を応用することができる。上記の例では、温度通知テーブルに温度実測値を代入し、その値をホストに通知した。これに対し、温度設定テーブルの内容を次に示すような方法で調整することによって、その制御の簡素化が可能となる。上記の例では、温度通知テーブル{T0,T1,…,Tn}の内容を実測した値とし、さらに温度設定テーブル{TDA0,TDA1,…,TDAn}の内容には特に制限をかけなかった。ここで、温度通知値が一定の温度間隔となるように、温度設定テーブルの内容を調整してもよい。その結果、温度設定テーブルに記載された制御値{TDA0‘,TDA1’,…,TDAn’}を設定することにより、メモリアドレスmを採用した場合の温度をT0+mxと定式化することが可能となる。その結果、温度通知テーブルが不要となるために、制御が簡素化される。
本発明の実施の形態1の光送受信機の構成および周辺装置の構成を示す図である。 エタロンの光透過度の波長依存性を説明するための図である。 実施の形態1においてマイコン102が実行するルーチンのフローチャートである。 実施の形態1において参照される、DAC制御値および波長通知値を含むテーブルを示す図である。 実施の形態1に対する比較例として示すフローチャートである。 実施の形態1に対する比較例の説明に用いる、DAC制御値を含むテーブルを示す図である。 実施の形態4の構成を模式的に示す図である。 実施の形態8においてマイコン102が実行するルーチンのフローチャートである。 実施の形態8において参照される、波長ごとに定められた、DAC制御値および波長通知値を含むテーブルを示す図である。 実施の形態1〜11を温度通知に応用する例を説明するための、光送受信機の構成および周辺装置の構成を示す図である。 実施の形態1〜11を温度通知に応用する例において、マイコン602が実行するルーチンのフローチャートである。 実施の形態1〜11を温度通知に応用する例において参照される、DAC制御値および温度通知値を含むテーブルを示す図である。
符号の説明
DA0〜DAn DAC制御値
Wl0〜Wln 波長通知値
100 光送受信機
101 光送信機
102 マイクロコンピュータ(マイコン)
102a インターフェース
103 DAC(Digital to Analog Converter)
104、105 ADC(Analog to Digital Converter)
107、108 PD(Photo Detector)
109 波長フィルタ
110、111 ビームスプリッタ
112 強度信号
113 強度信号
120 光受信機
200 システムホスト
202 入力電気信号
203 出力光
204 光信号
205 出力電気信号
300 テストシステム
301 波長計
551 出力光源
552 光増幅器
553 出力光モニタ回路
554 出力制御回路
600 光送受信機
601 外部温度センサ
602 マイコン
603 TEC制御回路
604 熱電クーラ
605 ADC(Analog to Digital Converter)
606 温度センサ
610 光送信機
620 光受信機

Claims (13)

  1. 入力信号に応じた光信号を出力する光送信機と、
    前記光送信機の出力光の波長に関連する物理量を検知する検知手段と、
    所定の複数の制御値からなる制御値群を記憶し、且つ、前記検知手段が検知した物理量に応じて該制御値群の中から制御値を選択する制御値選択手段と、
    前記制御値選択手段が選択した制御値に基づいて、前記光送信機の出力光の波長を制御する波長制御手段と、
    前記制御値群の中のそれぞれの制御値と、該それぞれの制御値に基づいて前記波長制御手段が制御を行った場合の前記光送信機の出力光の波長と、の対応関係である対応波長情報を記憶した対応波長記憶手段と、
    前記対応波長情報における、前記制御値選択手段が選択した制御値に対応する波長を、外部に通知することができる通知手段と、
    を備えることを特徴とする光送信装置。
  2. 前記検知手段が、
    エタロンと、
    前記光送信機の出力光の一部を前記エタロンを透過させて得た光に関する物理量と、前記光送信機の出力光の他の一部を前記エタロンを透過させずに得た光に関する物理量と、の比較により、前記光送信機の出力光の波長に関連する物理量を検知する比較検知手段と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の光送信装置。
  3. 請求項1または2に記載の光送信装置であって、
    前記光送信機が、複数の異なる波長の光のなかから、通信に用いる出力光を選択可能なチューナブル光送信機であり、
    現在設定された前記チューナブル光送信機の出力光の波長である設定波長の値を取得する設定波長取得手段を備え、
    前記制御値選択手段が、前記制御値群を複数記憶し、該複数の制御値群をそれぞれの設定波長に対応させて記憶しており、且つ、前記設定波長取得手段が取得した現在の設定波長と適合する制御値群を前記複数の制御値群から選択した上で制御値の選択を行う手段であり、
    前記対応波長記憶手段が、前記対応波長情報を前記設定波長ごとに記憶しており、
    前記通知手段が、前記複数の対応波長情報の中から前記設定波長と適合する対応波長情報を選択した上で、その選択した対応波長情報において制御値に対応する波長を外部に通知する手段である、
    ことを特徴とする光送信装置。
  4. 前記対応波長情報が、制御値と波長とがテーブル化された対応波長テーブルであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光送信装置。
  5. 前記対応波長情報が、制御値を変数として含む数式である対応波長関数であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光送信装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の光送信装置であって、
    前記検知手段、前記制御値選択手段および前記波長制御手段が、前記光送信機の出力光の波長が目標波長と一致するように、前記波長検知手段が検知した物理量を前記波長制御手段の制御量にフィードバックするフィードバックシステムを構成し、
    前記目標波長をWltとし、該目標波長を実現する前記制御値群中の制御値をDAt(但し、0≦t≦nであり、tおよびnは整数)とした時に、
    (Wl1 - Wl0) ≧ (Wl2 - Wl1) ≧ (Wl3 - Wl2) ≧ … (Wlt - Wlt-1)
    および、
    (Wlt+1 - Wlt) ≦ (Wlt+2 - Wlt+1) ≦ … ≦ (Wlt - Wlt-1)
    の条件を満たすことを特徴とする光送信装置。
  7. 前記検知手段が検知した物理量が所定範囲内にない場合に、前記制御値群中の制御値群の値を、前記光送信装置の外部への光信号出力を停止する命令に書き換える出力停止手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の光送信装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の光送信装置であって、
    前記制御値群が、前記検知手段が検知した物理量が所定範囲内にあるか否かに基づいてその値が変化するフラグ値を含み、
    前記フラグ値が、前記物理量が所定範囲内に無いことを示す値になっている場合に、前記光送信装置の光の出力を停止させる光出力停止手段を備えることを特徴とする光送信装置。
  9. 前記検知手段が検知した物理量が所定範囲内にない場合に、外部に対して発する信号を変化させる障害通知手段を備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の光送信装置。
  10. 請求項9に記載の光送信装置であって、
    前記検知手段、前記制御値選択手段および前記波長制御手段が、前記光送信機の出力光の波長が目標波長と一致するように、前記波長検知手段が検知した物理量を前記波長制御手段の制御量にフィードバックするフィードバックシステムを構成し、
    前記障害通知手段が、前記対応波長情報における前記制御値選択手段が選択した制御値に対応する波長と、前記目標波長と、の比較に基づいて、外部に対して発する信号を変化させることを特徴とする光送信装置。
  11. 前記対応波長情報を、前記光送信装置の動作温度若しくは動作時間に応じて補正する補正手段を備えることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の光送信装置。
  12. 第1入力信号に応じた光信号を出力する変調部と、第2入力信号に応じて出力光の波長を変化させる波長可変部と、を備えた光送信機と、
    エタロンと、第1受光素子と、第2受光素子と、前記光送信機の出力光の一部を該エタロンを介して該第1受光素子に入力するための第1ビームスプリッタと、前記出力光の一部を該エタロンを介さずに該第2受光素子に入力するための第2ビームスプリッタと、該第1受光素子の出力と該第2受光素子の出力との比較に基づいて前記光送信機の出力光の波長を検知する検知部と、を含む波長検知システムと、
    前記波長検知システムで検知される波長に対して離散的に割り当てられた複数の制御値からなるテーブルである制御値テーブルを記憶する記憶部と、
    前記制御値テーブルの中から、前記波長検知システムで検知された波長に対応する制御値を選択する制御値選択部と、
    前記選択部が選択した制御値を、前記波長可変部に入力すべき前記第2入力信号に変換する信号変換部と、
    前記制御値テーブル中のそれぞれの制御値と、制御値が前記信号変換部により第2入力信号に変換されて前記波長可変部へと入力された場合における前記光送信機の出力光の波長と、の対応関係を、制御値と波長とがテーブル化された対応波長テーブルとして或いは制御値を変数として含む数式である対応波長関数として、記憶した対応波長記憶部と、
    前記対応波長テーブル或いは前記対応波長関数に基づいて取得された、前記制御値選択部が選択した制御値に対応する波長を、外部に通知可能な出力インターフェースと、
    を備えることを特徴とする光送信装置。
  13. 請求項12に記載の光送信装置であって、
    前記光送信機が、複数の波長のなかで、通信に用いる出力光の波長である設定波長を切り換えることができるチューナブル光送信機であり、
    前記チューナブル光送信機の現在の設定波長の値を記憶する設定波長記憶部を備え、
    前記制御値選択部が、前記設定波長のそれぞれに応じた複数の制御値テーブルを記憶しており、且つ、前記設定波長記憶部に記憶された現在の設定波長と適合する制御値テーブルを前記複数の制御値テーブルから選択した上で、前記波長検知システムが検知し波長に応じた制御値の選択を行い、
    前記対応波長記憶部が、前記設定波長のそれぞれに応じて複数の対応波長テーブルあるいは対応波長関数を記憶しており、
    前記出力インターフェースが、前記複数の対応波長テーブルから前記設定波長と適合する対応波長テーブルを選択した上で、或いは、前記複数の対応波長関数から前記設定波長と適合する対応波長関数を選択した上で、その選択した対応波長テーブルあるいは対応波長関数において制御値に対応する波長を外部に通知する、
    ことを特徴とする光送信装置。
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