JP5228780B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置は、光ビームを画像データに応じて点灯/消灯の制御を行ない、ポリゴンミラー等の走査手段による主走査しながら、副走査方向に移動する像保持体としての感光体ドラムへ照射することで静電潜像が形成され、トナーが供給されることで顕像化され、その顕像化された像(トナー像)が、転写部において記録用紙に転写され、かつ記録用紙上の転写像が定着されて、画像が形成される。
画像形成装置では、ホストコンピュータから受け取った指示に従い、映像制御部(ビデオコントロールユニット)では、画像データを生成する。また、プリンタや複写機の動作を制御する点灯状態制御部(シーケンスコントロールユニット)では、画像形成エリア外で点灯タイミングや光量調整制御を実施している。
このビデオコントロールユニットからの画像データと、点灯タイミングを制御するシーケンスコントロールユニットからのシーケンスデータとは、異なる伝送ラインにより光量制御回路(レーザ駆動ユニット)に伝送される構成となっている(特許文献1参照)。
また、特許文献2には、複数の発光点を走査開始前に順次発光させ、最後の発光時間内にSOS検知可能にタイミング制御し、スキャンサイクルが短くなっても、点灯制御時間を確保することが開示されている。
特開平6−166207号公報 特開2001−215426公報
本発明は、本構成を有しない場合に比べて、高速かつ高解像度の下で、画像データの伝送ラインの断線、物理的な接続機器の脱落等による画像データライン未入力を確実に検出することができる画像形成装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明は、画像データを生成する映像制御部と、前記画像データに基づいて点灯制御される光源における少なくとも点灯時の光量を含む点灯状態を調整するための点灯制御データを生成する点灯状態制御部と、前記映像制御部からの画像データと、前記点灯状態制御部からの点灯制御データとが、異なる経路により伝送される光源駆動制御手段と、前記映像制御部からの画像データに基づいて、前記光源駆動制御手段により制御されて点灯する前記光源からの光ビームを、前記画像データに基づいて主走査を繰り返し、画像形成領域内に対応する時期に画像書き込み動作を行う光走査装置と、前記点灯状態制御部からの点灯制御データに基づいて、前記光源駆動制御手段により制御されて点灯する前記光源からの光ビームの点灯状態を、画像形成領域外に対応する時期に調整する点灯状態調整手段と、前記光ビームを主走査開始時期信号として、画像形成領域外に対応する時期に検出する検出手段と、前記検出手段で検出する主走査開始時期信号となり得る光ビームを、前記映像制御部から出力する第1の出力と、前記検出手段で検出する主走査開始時期信号となり得る光ビームを、前記点灯状態制御部から出力する第2の出力とを、選択的に実行する選択出力手段と、を有している。
請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記選択出力手段が、前記第1の出力と、前記第2の出力とを交互に実行する。
請求項3に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記選択出力手段が、前記第1の出力又は第2の出力の一方による出力を常時実行し、前記第1の出力又は第2の出力の他方による出力を間欠実行する。
請求項4に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記光源が、複数の光ビームを同時に出力可能なマルチビーム光源であり、前記選択出力手段が、それぞれの光ビームに対応して、第1の出力と、第2の出力とを、選択的に実行する。
請求項5に記載の発明は、前記請求項4に記載の発明において、前記複数の光ビームが相互に主走査方向に変位している場合に、その変位量と主走査速度との関係から、相対的に出力が早い方に対して遅延時間を設定する遅延手段をさらに有する。
請求項1記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、高速かつ高解像度の下で、画像データの伝送ラインの断線、物理的な接続機器の脱落等による画像データライン未入力を確実に検出することができるという効果を有する。
請求項2に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、画像形成領域外に対応する時期を有効利用することができる。
請求項3に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、画像形成領域外に対応する時期を有効利用することができ、かつ簡便な信号生成ができる。
請求項4に記載の発明によれば、光源として、光源が、複数の光ビームを同時に出力可能なマルチビーム光源を適用し、高速かつ高解像度の下で、画像データの伝送ラインの断線、物理的な接続機器の脱落等による画像データライン未入力を確実に検出することができる。
請求項5に記載の発明によれば、主走査方向に相互に変位した複数の光ビームの同期をとることができる。
「第1の実施の形態」
(画像形成装置の全体構成)
図1に示すように、画像形成装置10はケーシング12を備え、このケーシング12内には、図1の矢印A方向に回転する感光体ドラム14と、画像データに基づいて光ビームBを感光体ドラム14へ主走査しながら照射する光走査装置16とが設けられている。この光走査装置16の筐体18の内部には、レーザー光源(LD)20、回転多面鏡22及びミラー(反射鏡)23等が配設されている。
一方、感光体ドラム14の周面近傍には、感光体ドラム14の回転方向上流側から順に、帯電器24、現像器26、転写器28、クリーナー30が配置されている。感光体ドラム14は、帯電器24によって一様に帯電された後、光走査装置16から光ビームBが照射される。これにより、感光体ドラム14の周面上に画像データに応じた静電潜像が形成される。
静電潜像が形成された感光体ドラム14は、現像器26からトナーが供給され、光走査装置16によって光ビームBが照射された部分にトナーを付着するようになっている(光ビームBが照射されない部分にトナーが付着する場合もある)。これにより、感光体ドラム14の周面上にトナー像が形成される。
感光体ドラム14上に形成されたトナー像は、転写器28によって、用紙トレイ32又は手差しトレイ34から、搬送される用紙36へ転写される。転写後、感光体ドラム14の周面に残留しているトナーは、クリーナー30によって除去される。
トナー像が転写された用紙36は、用紙36の搬送方向下流側に設けられた定着器38に搬送され(矢印C方向参照)、定着器38の加圧ローラ40と加熱ローラ42によって、転写されたトナー像が用紙36へ熱圧着される。画像定着がなされた用紙36は排出トレイ44に排出される。
上記構成の画像形成装置10は単色画像に対応するが、この構成を例えば、C(シアン)色用画像形成部、M(マゼンタ)色用画像形成部、Y(イエロー)色用画像形成部、K(黒)色用画像形成部として4連に配置し、それぞれで形成した画像を重ねて転写することでカラー画像形成装置としてもよい。
また、現像器26を、90°毎にC色、M色、Y色、K色の現像部となったロータリ式構成としを搭載し、感光体ドラム14への静電潜像の書込み、並びに現像を4回繰り返し、画像を重ねて転写することで、カラー画像形成装置としてもよい。
なお、重ねて転写する場合、直接記録用紙でもよいし、ベルト又はドラム等の中間転写体を介してもよい。
(光走査装置16)
図2に示される如く、光走査装置16は、制御系を含む光出力装置46の構造を示したものであり、レーザー光源20から発光された光ビームBの照射方向上流側から順に、コリメータレンズ48、シリンドリカルレンズ50、回転多面鏡22、fθレンズ52A、fθレンズ52B、ミラー23が設けられている。
また、レーザー光源20は、レーザー駆動ユニット54の光量制御装置56に接続されており、この光量制御装置56により点灯/消灯が制御されるようになっている。
前記レーザー駆動ユニット54には、前記光量制御装置56の他、データ制御装置58が設けられ、このデータ制御装置58に、別々の伝送ライン60、62でシーケンスコントロールユニット64と、ビデオコントロールユニット66とが接続されている。
前記レーザー光源20から発光された光ビームBは、コリメータレンズ48によって略平行光とされ、さらに、シリンドリカルレンズ50を透過することで、副走査方向に絞られた光ビームBとなって、回転多面鏡22上へ照射される。
回転多面鏡22が、図示しないモータによって矢印D方向に高速で回転することにより、回転多面鏡22上へ照射された光ビームBは、周面に設けられた複数の反射面22Aで反射されて、感光体ドラム14へ偏向走査(主走査)される。
なお、第1の実施の形態の回転多面鏡22は、図2では、8面構造となっているが、この面数に限定されるものではない。例えば、オーバーフィルド走査系では、面数が12面がある。
回転多面鏡22の反射面22Aで偏向された光ビームBは、2枚組のfθレンズ52A、52Bを透過し、ミラー23の反射面で反射して折り返し、図示しない防塵対策のガラスを透過して感光体ドラム14上に結像される。また、ミラー23により反射し、感光体ドラム14へと至る光路上(主走査方向始点側)には、SOSセンサ68が設けられている。このSOSセンサ68には、回転多面鏡22によって反射され、主走査される光ビームが入射され、その検出結果が主走査タイミングのパラメータとして適用される。
光出力装置46には、ホストコンピュータ(図示省略)からの信号に基づいて、画像データを生成するビデオコントロールユニット66と、レーザー駆動ユニット54や光走査装置16の動作を制御するシーケンスコントロールユニット64と、接続されている。
レーザー光源20を駆動制御するレーザー駆動ユニット54は、前記データ制御装置58が、主として、レーザー光源20に入力される画像データを切り替えたり、画像データを切断する役目を有している。また、光量制御装置56は、レーザー光源20の光量を所定の出力に制御する役目を有している。
光量制御装置56では画像書き込み前にレーザー光源20の光量が所定の出力となるように光量調整した後、画像形成領域外に対応する時期にて所定の走査毎に光量調整制御を行う光量調整点灯モードを実施する。
光量調整点灯モードでは、画像データの有無に関わらず、レーザー光源を点灯させることが可能である。
一方、レーザー駆動ユニット54のデータ制御装置58には、ビデオコントロールユニット66が接続されている。ビデオコントロールユニット66からデータ制御装置58に入力した画像データは、光量制御装置56へ送出される。
光量制御装置56では、画像データを受け入れると、この画像データに基づいて、画像形成領域内に画像形成する画像書込点灯モードでレーザー光源20を駆動するようになっている。
すなわち、第1の実施の形態では、シーケンスコントロールユニット64と、別の伝送ライン62によって画像形成動作がなさせる。
一方、このシーケンスコントロールユニット64では、光量制御装置56に光量を制御するAPC(オートパワーコントロール)制御のためのPCONT(パワーコントロール)信号を送出する。
また、シーケンスコントロールユニット64は、データ制御装置58に、画像書き出しタイミング信号や、自動光量制御タイミング信号等の出力制御信号を送出している。
データ制御装置58は、強制的にレーザー光源20を点灯させる機能や、強制的にレーザー光源20を消灯させる機能を有している。すなわち、シーケンスコントロールユニット64から受けたモード切替信号に応じて、画像データに基づいてレーザー光源20を駆動する画像書込点灯モードと、或いは、画像データの有無に関わらず強制的にレーザー光源20を点灯させる強制点灯モード、或いは、画像データの有無に関わらず強制的にレーザー光源20を消灯させる強制消灯モードへの切り替えを実行する。
ここで、上記構成の光出力装置46において、画像データ入力に異常が発生した場合でも、SOS用点灯信号がシーケンスコントロールユニット64から出力されていると、伝送ライン60とは別体とされた画像データの伝送ライン62上では異常の検出手段はなく、仮に、白紙プリントが出力されてもシステム上は、正常終了とみなされ、一時保管された画像データが破棄されてしまい、再プリントができないという不具合が生じていた。
そこで、第1の実施の形態では、ビデオデータコントロールユニット66から出力される画像データにSOS用点灯信号を付加する場合と、シーケンスコントロールユニット64から出力されるAPC制御信号をSOS用点灯信号として兼用する場合と、を選択的に実行するようにした。
なお、SOS用点灯信号は、ビデオデータコントロールユニット66から出力される場合は、独立した信号であり、シーケンスコントロールユニット64から出力する場合は、APC制御信号に含まれる信号(PCONT信号)である。
ここで、前記「選択的にSOS用点灯信号を出力する」形態は、大きく分けて以下の形態が考え得る。
(出力形態1) 主走査毎に、ビデオデータコントロールユニット66からSOS用点灯信号を出力することと、シーケンスコトロールユニット64のからPCONT信号を出力することとを、交互に実行する。
(出力形態2) 毎回主走査時にビデオデータコントローラユニット66からSOS用点灯信号を出力し(以下、「毎回主走査」という)、1回おきの主走査時にPCONT信号を出力する(以下、「隔回主走査」という)。
第1の実施の形態では、上記出力形態2を例にとり詳細に説明する。
前提として、画像形成装置10において、処理速度、解像度向上が要求されると、例えば、回転多面鏡22の面数が多くなり、さらに、回転多面鏡22の回転速度を上げることになる。この結果、主走査毎の画像データが出力される領域(画像領域内)同士の間隔(画像領域外)が狭くなってくることが予想される。また、結果的にオーバーフィルド系となり、有効走査効率を高くする要求も予想される。
一方、画像領域外に対応する時期には、APC制御信号に基づく光走査装置16の制御(特に、レーザー光源20の光量等)のための絶対的時間が必要である。さらに、この画像領域外に対応する時期は、SOS用点灯信号を出力する必要がある。
図3は、前記出力形態2に基づく、シーケンスコトロールユニット64、ビデオデータコントロールユニット66、SOSセンサ68のそれぞれの出力信号を示すタイミングチャートである。
シーケンスコトロールユニット64では、隔回主走査時にPCONT信号を出力している。すなわち、毎回主走査時にAPC制御を行なわず、隔回主走査時に行なう。これは、前述した処理速度、解像度向上によるメリットとして、光量変動量等が小さくなるため、その分毎回主走査時にAPC制御を行なわなくても、十分に許容範囲内の変動に収めることができるからである。
一方、ビデオデータコントロールユニット66では、毎回主走査時にSOS用点灯信号を出力している。これは、ビデオデータコントロールユニット66内での制御において、SOS用点灯信号を生成する時期と生成しない時期を設けるよりも、毎回主走査時に規則的にSOS用点灯信号を生成する方が有利(簡便、かつ迅速)であるからである。
上記タイミングチャートでの各信号の出力において、PCONT信号が出力されている時期(画像領域外に相当する時期)では、このPCONT信号の立ち上がり時期をSOSセンサ68で検出し、PCONT信号が出力されていない時期では、画像データ間に付与されているSOS用点灯信号の立ち上がり時期をSOSセンサ68で検出することになる。
以下に第1の実施の形態の作用を説明する。
画像形成装置では、シーケンスコントロールユニット66から画像の形成が指示されると、光走査装置16の駆動制御を開始する。これにより、感光体ドラム14が帯電器24によって一様に帯電され、ビデオコントロールユニット66によって生成された画像データが、データ制御装置58を通り、光量制御装置56で所定の光量に制御された後、レーザー光源20を駆動して、用紙36に形成するべき画像に対応して光ビームを照射する。これにより、感光体ドラム14上に静電潜像が形成される。
感光体ドラム14上に形成された静電潜像は、現像器26によりトナーが供給されて現像される。現像されたトナー像は、転写器28によって用紙36に転写される。また、トナー像が転写された用紙36は、排出トレイ44への搬送中に定着器38によって定着され、排出される。
上記画像形成処理では、光ビームが走査される範囲として、APC制御等を実行する時期(画像領域外に対応する時期)と、画像書込みを実行する時期(画像領域内に対応する時期)とがある。このとき、各主走査毎の画像領域外に対応する時期には、主走査開始時期のきっかけとなるSOS用点灯信号と、光量調整等を含むAPC制御のためのPCONT信号を出力する必要があった。
第1の実施の形態では、以下の条件を十分に考慮しつつ、必要最小限のSOS用点灯信号とPCONT信号の出力形態を確立した。
(条件1) 処理速度、解像度(回転多面鏡22の面数、回転速度の増加傾向)。
(条件2) オーバーフィルド走査系への移行に伴うAPC制御のための絶対的必要時間の確保(有効走査効率向上傾向)
(条件3) SOS用点灯信号の必須
図4は、前記出力形態2に基づき、必要最小限のSOS用点灯信号とPCONT信号を出力するための制御フローチャートである。
ステップ90では、スタート信号を受け、PCONT信号を所定の時間アクティブにすることで、光量を所定値にする初期APCを開始する。
ステップ92では、SOS信号を検出したか否か判断され、否定判定された場合は、光量制御装置56、あるいはレーザ光源20の故障と判断され、このルーチンは終了する。
ステップ94では、SOS信号を検出後、所定の光量に達したと判断し、初期APCを終了する。
ステップ100では、PCONT信号を隔回主走査時に実行(SOS用点灯信号は毎回主走査時に実行)するためのフラグFをリセット(F=0)し、ステップ104へ移行する。
ステップ104では、画像データの主走査における画像形成領域外に対応する時期に、シーケンスコントロールユニット64でPCONT信号を生成し、このPCONT信号を光量制御装置56へ出力する。これにより、光量制御装置56では、レーザー光源20の光量制御等が実行される。
次のステップ106では、データ制御装置58から一主走査分の画像データ(SOS用点灯信号が付加)を光量制御装置56へ送出する。これにより、光量制御装置56では、レーザー光源20の点灯制御を実行する。
次のステップ108では、SOSセンサ68により光ビームを検出したか否かが判断され、肯定判定されると、ステップ110へ移行して画像データの出力を開始する。これにより、レーザー光源20は、画像データに応じて点灯制御され、感光体ドラム14上に静電潜像が形成される。否定判定された場合は、画像データの伝送ラインの断線、物理的な接続機器の脱落等による画像データライン未入力と判断され、ルーチンを終了する。
次のステップ112では、フラグFを反転させる。すなわち、現在のフラグFがリセット(F=0)されている場合はセット(F=1)し、現在のフラグFがセット(F=1)されている場合はリセット(F=0)し、ステップ114へ移行する。
次のステップ114では、画像形成処理が終了したか否かが判断され、肯定判定されるとこのルーチンは終了する。
また、ステップ114で否定判定されると、ステップ116へ移行して、フラグFの状態を判定する。
ステップ116でフラグFがセット(F=1)されていると判定(否定判定)された場合は、ステップ106へ移行し、フラグFがリセット(F=0)されていると判定(肯定判定)された場合は、ステップ104へ移行する。
上記制御において、画像形成初期を1回目として奇数回の主走査では、フラグFがリセット(F=0)である。この画像形成領域外に対応する時期は、毎回出力されるSOS用点灯信号に基づく点灯時期に、図3の鎖線Aで囲んだPCONT信号が重複されており、レーザー光源20は、実質的にPCONT信号によって点灯されていることになる。主走査開始時期を決めるSOSセンサ68の出力信号は、この光ビームを検出する。
一方、画像形成初期を1回目として偶数回の主走査では、フラグFがセット(F=1)である。この画像形成領域外に対応する時期は、図3の鎖線Bで囲んだ、毎回出力されるSOS用点灯信号によって点灯されていることになる。主走査開始時期を決めるSOSセンサ68の出力信号は、この光ビームを検出する。
すなわち、PCONT信号の出力時期とSOS用点灯信号の出力時期とを重複させることで、有効走査効率向上に伴う、画像領域外に対応する時期の減少があっても、PCONT信号に基づくAPC制御が確実に実行される。これは、1主走査毎の光量変動量等が小さくなるため、その分毎回主走査時にAPC制御を行なわなくても、十分に許容範囲内の変動に収めることができるという、処理速度、解像度向上によるメリットに基づくものである。
また、SOSセンサ68は、PCONT信号に基づく点灯と、SOS用点灯信号に基づく点灯の何れか(交互)でSOS出力信号が出力される。
なお、第1の実施の形態では、出力形態2として、SOS用点灯信号を全ての画像データに付加する構成としたが(毎回主走査)、図3の鎖線Aで囲まれたPCONT信号の出力する画像形成領域外に対応する時期のSOS用点灯信号の出力を止めて、SOS用点灯信号の出力とPCONT信号の出力とを完全に交互に実行するようにしてもよい(出力形態1)。
「第2の実施の形態」
以下に第2の実施の形態について説明する。
この第2の実施の形態において、前記第1の実施の形態と同一構成部分については、同一の符号を付してその構成の説明を省略する。
第2の実施の形態の特徴は、1回の主走査時に複数ラインの主走査を同時に実行することにある。この場合、レーザー光源20そのものを複数にする構成と、単一のレーザー光源20から複数の光ビームが出力されるマルチビームの構成とがあり、第2の実施の形態では、単一のレーザー光源20から2つの光ビームが出力されるデュアルビームが適用されている。
また、第2の実施の形態では、前記出力形態1、すなわち、PCONT信号とSOS用点灯信号とを交互に出力する形態としている。
図5に示される如く、上記構成の出力装置46では、2本の光ビームに対して、それぞれSOS用点灯信号があり、また、それぞれの光ビームに対するAPC制御のために、2系統のPCONT信号がある。
このため、図5の鎖線A−1のPCONT信号と、図5の鎖線A−2で囲んだPCONT信号とが交互に出力されている。
また。図5の鎖線B−1のSOS用点灯信号と、図5の鎖線B−2で囲んだSOS用点灯信号とが交互に出力されている。
これにより、出力形態1(PCONT信号とSOS用点灯信号とを交互に出力)と組み合わせることで、図5の鎖線A−1、A−2、B−1、B−2で囲まれた信号が、4走査に1回の割合で、SOSセンサ68が検出する光の発光元としての役目を持つことになる。
(変形例)
図6(A)は、第2の実施の形態における変形例に係るレーザー光源20の発光面を示した正面図である。
図6(A)に示される如く、レーザー光源20の発光面20Aには、2個の発光点BA、BBが設けられている。
図6(A)の鎖線で示す位置での発光点BA、BBは、副走査方向の間隔寸法が、主走査ラインのピッチ寸法(21μm)よりも大きくなっている。
そこで、変形例では、レーザー光源20を傾けることで、副走査方向の間隔寸法が、主走査ラインのピッチ寸法となるようにしている(図6(A)の実線位置参照)。
ここで、レーザー光源20を傾けると、発光点BA、BBの主走査方向位置がずれることになる。図6(A)では、発光点BAが発光点BBよりも主走査方向下流側に42μmだけ変位している。
このままでは、SOS用点灯信号の出力時期が、(42μm/主走査速度)で演算される時間分ずれることになる。
そこで、図6(B)に示される如く、SOSセンサ68の出力信号線68Aを切替スイッチ70のコモン端子70Aに接続し、切替スイッチ70の第1の接点70Bに遅延回路72を介在させる構成とした。第1の接点70Bと第2の接点70Cとは、遅延回路72の下流側で接続されている。
切替スイッチ70は、切替信号によって、1回の主走査毎に切り替えられるようになっている。この場合、遅延回路72が介在された第1の接点72Bに切り替えられるのは、発光点BAがSOS用点灯信号の発光元になるときである。
この結果、変形例では、図7に示される如く、発光点BAからの光で検出されるSOS−A出力信号は、遅延回路72によって42μm(2dot分)遅延され(SOS−A(遅延)出力信号)、発光点BBからの光で検出されるSOS−B出力信号と、同時期の出力に補正される。これにより、図7は、第2の実施の形態で説明した図5の状態と同一の制御が可能となる。
第1の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 画像形成装置の光走査装置の制御系を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係り、シーケンスコトロールユニット、ビデオデータコントロールユニット、SOSセンサのそれぞれの出力信号を示すタイミングチャート(出力形態2)である。 必要最小限のSOS用点灯信号とPCONT信号を出力するための制御フローチャートである。 第2の実施の形態に係り、シーケンスコトロールユニット、ビデオデータコントロールユニット、SOSセンサのそれぞれの出力信号を示すタイミングチャート(出力形態1)である。 第2の実施の形態の変形例に係り、(A)は適用されるレーザー光源の正面図、(B)はSOSセンサの出力信号線の構成を示す回路図である。 第2の実施の形態の変形例に係り、シーケンスコトロールユニット、ビデオデータコントロールユニット、SOSセンサのそれぞれの出力信号を示すタイミングチャート(出力形態1)である。
符号の説明
10 画像形成装置
12 ケーシング
14 感光体ドラム
16 光走査装置
18 筐体
20 レーザー光源(LD)
22 回転多面鏡
23 ミラー
24 帯電器
26 現像器
28 転写器
30 クリーナー
32 用紙トレイ
34 手差しトレイ
36 用紙
38 定着器
40 加圧ローラ
42 加熱ローラ
44 排出トレイ
46 光出力装置
48 コリメータレンズ
50 シリンドリカルレンズ
52A、52B fθレンズ
54 レーザー駆動ユニット
56 光量制御装置(点灯状態調整手段)
58 データ制御装置(光源駆動制御手段)
60、62 伝送ライン
64 シーケンスコントロールユニット(点灯状態制御部)
66 ビデオコントロールユニット(映像制御部)
68 SOSセンサ(検出手段)
(第2の実施の形態「変形例」)
20A 発光面
BA 発光点
BB 発光点
70 切替スイッチ
72 遅延回路

Claims (5)

  1. 画像データを生成する映像制御部と、
    前記画像データに基づいて点灯制御される光源における少なくとも点灯時の光量を含む点灯状態を調整するための点灯制御データを生成する点灯状態制御部と、
    前記映像制御部からの画像データと、前記点灯状態制御部からの点灯制御データとが、異なる経路により伝送される光源駆動制御手段と、
    前記映像制御部からの画像データに基づいて、前記光源駆動制御手段により制御されて点灯する前記光源からの光ビームを、前記画像データに基づいて主走査を繰り返し、画像形成領域内に対応する時期に画像書き込み動作を行う光走査装置と、
    前記点灯状態制御部からの点灯制御データに基づいて、前記光源駆動制御手段により制御されて点灯する前記光源からの光ビームの点灯状態を、画像形成領域外に対応する時期に調整する点灯状態調整手段と、
    前記光ビームを主走査開始時期信号として、画像形成領域外に対応する時期に検出する検出手段と、
    前記検出手段で検出する主走査開始時期信号となり得る光ビームを、前記映像制御部から出力する第1の出力と、前記検出手段で検出する主走査開始時期信号となり得る光ビームを、前記点灯状態制御部から出力する第2の出力とを、選択的に実行する選択出力手段と、
    を有する画像形成装置。
  2. 前記選択出力手段が、前記第1の出力と、前記第2の出力とを交互に実行する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記選択出力手段が、前記第1の出力又は第2の出力の一方による出力を常時実行し、前記第1の出力又は第2の出力の他方による出力を間欠実行する請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記光源が、複数の光ビームを同時に出力可能なマルチビーム光源であり、
    前記選択出力手段が、それぞれの光ビームに対応して、第1の出力と、第2の出力とを、選択的に実行する請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記複数の光ビームが相互に主走査方向に変位している場合に、その変位量と主走査速度との関係から、相対的に出力が早い方に対して遅延時間を設定する遅延手段をさらに有する請求項4記載の画像形成装置。
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