JP2006205502A - 画像書込み装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像書き込みモード、強制点灯モード、及び強制消灯モードの切替えを、画像データの伝送路を長くすることなく実現し、不要輻射波の発生が抑制された画像書込み装置を提供する。
【解決手段】出力制御装置36内にモード切替え手段60を設けると共に、機械制御ユニット101を介さずにコントローラユニット100から出力制御装置36のモード切替え手段60に画像データを直接入力するため、画像データの伝送路を最短の長さとすることができ、伝送路からの不要輻射波の発生を抑制することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像書込み装置に係り、特に、光ビームの強制点灯・強制消灯のモードを備えた画像書込み装置に関する。
レーザダイオード(LD)等のレーザ光源から照射される光ビームを、画像データに応じて制御して、像担持体としての感光体ドラムを回転させながら、光ビームをポリゴンミラー等の走査手段を介して主走査を繰り返すことで、感光体ドラムに静電潜像を形成して画像の記録を行う画像形成装置は、高画質の画像を高速で得ることができるため、複写機やレーザプリンタに広く用いられている。
上記の画像形成装置では、通常の画像データの書込みに際し、画像の一部を強制的に消し込むことがある。例えば、図9に示すように、用紙の大きさより画像書き込みエリアが大きいと、トナーが用紙に転写されず感光体上に残存し、機内汚れの原因となる。このため、画像形成装置には、用紙のサイドエッジ部分で強制的にLDを消灯させる「サイド消し込みモード」や、用紙の後端部分で強制的にLDを消灯させる「後端消し込みモード」が設けられている。また、上記の画像形成装置には、プリント開始前に感光体をクリーニングする目的で、強制的にLDを点灯させる「前露光モード」が設けられている。
従来、ホストコンピュータから受け取った指示に従い、コントローラユニットが印刷する画像データを生成すると、コントローラユニットが画像データをプリンタや複写機の動作を制御する機械制御ユニットに入力し、機械制御ユニットが入力された画像データを画像書き出しタイミング信号に合わせて光走査装置に出力していた。
また、機械制御ユニットでは、画像を形成するモード、自動光量制御(APC)を行なうモード、消込モードに応じて所定のタイミングでLDを強制消灯させるモード、及び前露光のタイミングでLDを強制点灯させるモードの切替えを行なっていた。
上記のような動作モードの切替えを、機械制御ユニットにおいて行うのは一般的であり、例えば、入力データを切替える方法として、製品プログラムモードとチェックプログラムモードに遷移する制御手段を設けることが提案されている(特許文献1参照)。
特開平6−15923号公報
しかしながら、コントローラユニットからの画像データを機械制御ユニットに入力し、書き出しタイミング処理後に光出力装置に出力したのでは、高速伝送が必要な画像データの伝送路を長く引き回すことになり、伝送路から漏洩する電磁波(不要輻射波)が増加する、という問題がある。特に近年、高速化、高解像度化に伴い、画像データ伝送速度が速くなり不要輻射の影響が出やすい状況にある。
本発明は上記問題を解決するために成されたものであり、本発明の目的は、画像書き込みモード、強制点灯モード、及び強制消灯モードの切替えを、画像データの伝送路を長くすることなく実現し、不要輻射波の発生が抑制された画像書込み装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の画像書き込み装置は、光源から出力された光ビームで感光体上に画像を書き込む画像書き込み装置であって、画像データを生成する画像データ生成手段と、前記光源の出力モードを、感光体上に画像を書き込む画像書込みモード、強制消灯モード及び強制点灯モードの何れか1つに切替えるモード切替え信号を生成する信号生成手段と、前記画像データ生成手段及び前記信号生成手段の各々に接続され、前記信号生成手段から入力されたモード切替え信号に応じてモードを切り替え、前記画像書込みモードの場合は前記画像データ生成手段から入力された画像データに基づいて前記光源を点灯又は消灯し、前記強制消灯モードの場合は前記光源を消灯し、前記強制点灯モードの場合は前記光源を点灯するように、前記光源の出力を制御する出力制御手段と、を含んで構成したことを特徴とする。
本発明の画像書き込み装置では、画像データ生成手段により画像データが生成される。また、信号生成手段により、光源の出力モードを、感光体上に画像を書き込む画像書込みモード、強制消灯モード及び強制点灯モードの何れか1つに切替えるモード切替え信号が生成される。画像データ生成手段及び信号生成手段の各々に接続された出力制御手段では、信号生成手段から入力されたモード切替え信号に応じてモードを切り替え、画像書込みモードの場合は画像データ生成手段から入力された画像データに基づいて光源を点灯又は消灯し、強制消灯モードの場合は光源を消灯し、強制点灯モードの場合は光源を点灯するように、光源の出力を制御する。そして、光源から出力された光ビームで感光体上に画像が書き込まれる。
この通り、本発明の画像書き込み装置では、信号生成手段を経由せずに、画像データ生成手段から出力制御手段に画像データが直接入力されるため、画像データの伝送路が短くなる。従って、従来の画像形成装置に比べて、伝送路からの不要輻射波の発生が抑制される。また、出力制御手段においてモード切替えを行うため、画像データ生成手段において画像データとモード切替え信号とを合成する必要がなく、画像データの処理が簡単になる。
以上説明したように本発明によれば、高速伝送が必要な画像データの伝送路の配線を短くすることが可能で、不要輻射波の発生を抑制することができる、という効果がある。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(画像形成装置の概略構成)
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置の概略構成図である。
図1に示すように、画像形成装置10は、筐体32内に画像形成部68を収納して構成されている。画像形成部68は、矢印A方向に定速回転する円筒状の感光体ドラム12、画像データに基づいて光ビームを出力する光出力装置34、及び画像を定着する定着器24等を含んで構成されている。光出力装置34は、レーザダイオード(LD)30とLD30から射出された光ビームを反射して感光体ドラム12に照射する回転多面鏡28とを含む光走査装置26、及びLD30を駆動制御する出力制御装置36から構成されている。
感光体ドラム12の周面近傍には、感光体ドラム12を帯電させる帯電器14が配設されている。帯電器14により一様に帯電された感光体ドラム12が、矢印A方向に回転することによって光出力装置34から光ビームが照射され、感光体ドラム12上に潜像が形成される。
また、光出力装置34による光ビームの照射位置よりも感光体ドラム12の回転方向下流側には、感光体ドラム12の周面に対向して、感光体ドラム12にトナーを供給する現像器16が配設されている。現像器16から供給されたトナーは、光が照射された部分(潜像部分)に付着する。これにより感光体ドラム12上にトナー像が形成される。
現像器16の配設位置よりも感光体ドラム12の回転方向下流側には、感光体ドラム12の周面に対向して、転写用帯電体20が配設されている。転写用帯電体20は、感光体ドラム12に形成されたトナー像を用紙18に静電転写する。
転写用帯電体20の配設位置よりも感光体ドラム12の回転方向下流側には、感光体ドラム12に対向して、クリーナー22が配設されている。クリーナー22により、転写後に感光体ドラム12の表面に残留しているトナーが除去される。
トナー像が転写された用紙18は、矢印C方向に搬送される。感光体ドラム12よりも用紙18の搬送方向下流側には、加圧ローラ41と加熱ローラ43とを含んで構成された定着器24が配設されている。定着器24では、搬送されてきた用紙18を加熱及び加圧し、用紙18上に転写されたトナー像を融解固定する。すなわち、定着器24では所謂定着処理が施され、用紙18上に所定の画像が形成される。
画像形成装置10の下部には、用紙トレイ36が配設されている。用紙トレイ36には、所望サイズの用紙18が収納されている。用紙トレイ36における用紙排出部近傍には半月ローラ38Aが配設されている。半月ローラ38Aは、用紙トレイ36に供給された用紙18を上層から順に1枚ずつ送り出す。用紙トレイ36から送り出された用紙18は、複数の搬送ローラ対40によって、感光体ドラム12と転写用帯電体20との間に向けて搬送される。
画像形成装置10の一方の側面(図1の右側面)には、必要に応じて用紙18を手差しで挿入する手差しトレイ42が配設されている。手差しトレイ42における用紙排出部近傍には、前述した用紙トレイ36と同様に半月ローラ38Bが配設されており、用紙18を上層から一枚ずつ送り出すことができるようになっている。また、画像形成装置10の他方の側面(図1の左側面)には、所望の画像が形成された用紙18が排出される排出トレイ45が設けられている。
(光走査装置の概略構成)
図2は、光走査装置の概略構成図である。
図2に示すように、LD30から照射された光ビームの進行方向下流側には、コリメータレンズ44が配置されている。LD30から射出された光ビームは、コリメータレンズ44により拡散光線から平行光線に変換される。コリメータレンズ44で平行光線に変換された光ビームは、シリンダレンズ46を介して回転多面鏡(ポリゴンミラー)28に入射される。
回転多面鏡28は、側面に複数の反射面28Aが設けられた正多角形状(本実施の形態では正六角形)に形成されており、入射された光ビームはこの反射面28Aに収束するようになっている。また、回転多面鏡28は、回転軸48を中心に矢印D方向に回転する。すなわち、各反射面28Aへの光ビームの入射角は、連続的に変化し、偏向される。これにより、感光体ドラム12の軸線方向に光ビームが走査される。
回転多面鏡28により反射された光ビームの進行方向には、第1レンズ50Aと第2レンズ50Bとで構成されたfθレンズ50が配置されている。このfθレンズ50により、走査速度が等速度になると共に、光ビームが感光体ドラム12の周面上に結像点を結ぶ。fθレンズ50を透過した光ビームは、反射ミラー52により屈曲されて感光体ドラム12に照射される。光ビームの進行方向で感光体ドラム12の最左端方向には、ミラー53が配置されている。ミラー53により感光体ドラム12の最左端方向に進行する光ビームが反射される。
ミラー53による光ビームの反射方向には、フォトディテクタ54が配置されている。フォトディテクタ54には、光ビームが感光体ドラム12をその軸線方向に走査するごとに、感光体ドラム12の最左端方向に進行する光ビームが入射される。これにより、フォトディテクタ54では、走査ライン毎の照射開始タイミングを検知することができる。
(制御系の構成)
図3は、本実施の形態に係る画像形成装置の制御系の構成を示すブロック図である。上述した出力制御装置36の詳細構成が機能的なブロックにより示されている。
画像形成装置10には、画像データを生成するコントローラユニット100、及び光出力装置34の動作を制御する機械制御ユニット101が設けられている。光出力装置34のLD30を駆動制御する出力制御装置36は、LD30の動作モードを切り替えるモード切替え手段60と、LD30の光量を所定の出力に制御する光量制御手段67とから構成されている。
コントローラユニット100は、モード切替え手段60を介して光量制御手段67に接続されている。また、コントローラユニット100は、外部のホストコンピュータ102に接続されている。コントローラユニット100は、ホストコンピュータ102から指示を受け取ると、画像データを生成する。コントローラユニット100で生成された画像データはモード切替え手段60に入力され、モード切替え手段60から出力された画像データは光量制御手段67に入力される。光量制御手段67は、入力された画像データに応じてLD30の光量が所定の出力となるようにLD30を駆動する。
このように、機械制御ユニット101を介さずに、コントローラユニット100からモード切替え手段60に画像データを直接入力するため、画像データの伝送路を最短の長さとすることができ、伝送路からの不要輻射波の発生を抑制することができる。
機械制御ユニット101は、モード切替え手段60と光走査装置26とに接続されている。機械制御ユニット101は、モード切替え手段60にLD30の動作モードの切り替えを指示するモード切替え信号を入力すると共に、光走査装置26に光学系の動作を制御するROS制御信号を入力する。また、機械制御ユニット101は、モード切替え手段60に、画像書き出しタイミング信号や自動光量制御タイミング信号等の出力制御信号を入力する。
モード切替え手段60は、強制的にLD30を点灯させる機能や、強制的にLD30を消灯させる機能を有しており、機械制御ユニット101から入力されたモード切替え信号に応じて、画像データに基づいてLD30を駆動する画像書込みモードと、画像データに拘わらず強制的にLD30を点灯させる強制点灯モード、画像データに拘わらず強制的にLD30を消灯させる強制消灯モードの切替えを行う。
図4は、モード切替え手段60の一例を示す回路図である。
図4に示すように、モード切替え手段60は、オフ状態でLD30が強制点灯されるように回路を接続するスイッチ74、オン状態でLD30が強制消灯されるように回路を接続するスイッチ76、画像データが入力されるOR回路70、及びOR回路70の出力が入力されるAND回路72で構成されている。なお、この回路はTTLレベルの画像データ信号を伝送する場合に用いられる。
モード切替え手段60には、機械制御ユニット101からモード切替え信号が入力される。モード切替え信号により強制点灯モードが選択された場合には、スイッチ74をオフ状態とする。OR回路70の1入力はハイ(H)レベルに固定されているため、画像データの論理に拘わらず、OR回路70の出力はHレベルとなり、AND回路72に入力される。AND回路72の他入力もHレベルに固定されているため、AND回路72の出力は常にHレベルとなり、画像データに拘わらずLD30は強制的に点灯される。
モード切替え信号により強制消灯モードが選択された場合には、スイッチ76をオン状態とする。AND回路72の1入力が常にロー(L)レベルに固定されているため、AND回路72の出力は常にLレベルとなり、画像データに拘わらずLD30は強制的に消灯される。このとき、スイッチ74よりスイッチ76のほうが優先されるため、スイッチ74がオフ状態であってもLD30は消灯する。
モード切替え信号により画像書込みモードが選択された場合は、スイッチ74をオン状態、スイッチ76をオフ状態にする。コントローラユニット100から入力された画像データはOR回路70に入力される。OR回路70の他入力がスイッチ74によりLレベルに固定されているため、OR回路70からは画像データがそのまま出力される。OR回路70の出力はAND回路72に入力される。AND回路72の他入力はスイッチ76がオフ状態であるため、プルアップ抵抗によりHレベルに固定されている。従って、AND回路72に入力された画像データは、そのままAND回路72から光量制御手段67へ出力される。
(画像形成装置の動作)
次に、図1乃至図3を参照して上記画像形成装置10の動作について説明する。
画像形成装置10は、機械制御ユニット62から画像の形成が指示されると感光体ドラム12が帯電器14によって一様に帯電され、コントローラユニット61にて生成された画像データはモード切替え手段60を通り、光量制御装置67で所定の光量に制御された後、光走査装置26から用紙18に形成するべき画像に対応して光ビームとして照射される。これにより、感光体ドラム12上には潜像が形成される。
感光体ドラム12上に形成された潜像は、現像器16によりトナーが供給されて現像される。現像されたトナー像は転写用帯電体20によって用紙18に転写される。トナー像が転写された用紙18は定着器24によって定着処理が施され画像が形成され、排出トレイ66に排出される。
以上説明した通り、本実施の形態に係る画像形成装置では、出力制御装置内にモード切替え手段を設けると共に、機械制御ユニットを介さずにコントローラユニットから出力制御装置のモード切替え手段に画像データを直接入力するため、画像データの伝送路を最短の長さとすることができ、伝送路からの不要輻射波の発生を抑制することができる。
以下、本実施の形態に係る画像形成装置の利点を従来例と比較して説明する。
図5は、従来の画像形成装置の制御系の概略構成を示すブロック図である。この装置では、コントローラユニット100から出力された画像データは、機械制御ユニット101に入力される。機械制御ユニット101では、モードの切替えを行い、画像書き込みモードでは画像データをROS制御信号とともに出力制御装置36に出力する。この方式は機械制御ユニット101で強制点灯・消灯のタイミング信号を生成しているため、画像データとタイミング信号との合成が同一ユニット内で実施できコスト的に有利であった。
しかしながら、機械制御ユニット101を経由して、コントローラユニット100から出力制御装置36に画像データを入力するため、各ユニットの接続部から不要輻射が発生するとともに、機械制御ユニット101内のデバイス間の配線に伴い画像データの伝送路が長くなり、この伝送路がアンテナの役割を果たして、不要輻射波が発生するという問題が発生した。従来は、画像データの伝送速度がそれほど速くなく、不要輻射レベルを規制値内にすることが可能であったが、画像データの伝送速度が速くなるに従い、不要輻射レベルを低く抑えることが困難になった。
図6は、別の従来例の制御系の概略構成を示すブロック図である。この例では、機械制御ユニット101から出力されたモード切替え信号は、コントローラユニット100に入力される。コントローラユニット100では、画像データとモード切替え信号(強制点灯信号・強制消灯信号)とを合成し、合成された信号を出力制御装置36に出力する。このように、コントローラユニット100で信号合成処理を行ったのでは、コントローラユニット100の回路が複雑となり、専用のコントローラユニットが必要となる。
一般にコントローラユニットを交換して、所望の画作りを行なうことが多々あり、コントローラユニットには特別な制御を行わせないことが望ましい。従って、この接続方法では、専用のコントローラユニットが必要となり、自由な画作りができないという問題があった。
図7は、本実施の形態に係る画像形成装置の制御系の概略構成を示すブロック図である。この装置では、コントローラユニット100から出力された画像データは、出力制御装置36に直接入力される。また、機械制御ユニット101から出力されたモード切替え信号は、ROS制御信号とともに出力制御装置36に入力される。
このように、機械制御ユニット101を経由せずに、コントローラユニット100から出力制御装置36に画像データを入力するため、接続部の数が少なくなるとともに、データ伝送専用の接続線により最短接続ルートが可能となるため、画像データの伝送路が短くなる。従って、図5に示した従来の画像形成装置に比べて、伝送路からの不要輻射波の発生が抑制される。一方、図6に示す接続方法とは異なり、コントローラユニット100においてモード切替えに関する処理を行う必要はないため、図7に示す構成では、コントローラユニットとしての汎用性を残すことができる。
(変形例)
なお、上記実施の形態では、TTLレベルの画像データ信号を伝送する場合について説明したが、LVDSレベルの画像データ信号を伝送する構成とすることも可能である。
図8は、LVDSレベルの画像データ信号を伝送する場合のモード切替えユニット60の1例を示す回路図である。この例ではLVDS入力切替え機能を有するクロスポイントデバイスを使用している。
コントローラユニット100から画像データをLVDSレベルでモード切替え手段60に伝送し、クロスポイントデバイス80のチャンネル1に入力する。入力されたデータはLVDSレシーバ81にて検知され、検知された画像データ信号は、クロスポイントデバイス80内のセレクタ83、セレクタ84に入力される。セレクタ83、セレクタ84はスプリッタモードに固定されているため、入力された画像データ信号が2分配される。
2分配された画像データの各々はLVDSトランシーバ85、86に入力され、それぞれクロスポイントデバイス80から出力される。LVDSトランシーバ85、86の各々は、データの出力・非出力を選択させるイネーブル端子を備えており、機械制御ユニット101からのモード切替え信号により、チャンネル1に入力された画像データをクロスポイントデバイス80から出力するか(画像書込みモード)、当該画像データを遮断するか(強制点消灯モード)を決定する。
モード切替え信号により画像書込みモードが選択された場合は、LVDSトランシーバ85からクロスポイントデバイス90のLVDSレシーバ91に画像データは伝送される。クロスポイントデバイス90では、機械制御ユニット101からの点灯/消灯切替え信号を「消灯」に設定し、LVDSレシーバ91に入力した画像データをLVDSトランシーバ95に出力する。
モード切替え信号により強制点消灯モードが選択された場合は、LVDSトランシーバ85を出力したLVDSデータ伝送線のDATA+はプルアップ、DATA−はプルダウン、LVDSトランシーバ86を出力したLVDSデータ伝送線はDATA+はプルダウン、DATA−はプルアップし、クロスポイントデバイス90のLVDSレシーバ91、92にそれぞれ入力する。入力された画像データはセレクタ93、94に入力され、機械制御ユニット101からの点灯/消灯切り替え信号により、出力するチャンネルが選択される。
点灯/消灯切替え信号として「点灯」が選択された場合には、LVDSレシーバ92が選択される。一方「消灯」が選択された場合には、LVDSレシーバ91が選択される。クロスポイントデバイス90では、LVDSトランシーバ95、96のイネーブル端子は常にイネーブル状態になるようにプルアップされている。
LDを強制点灯させる場合には、クロスポイントデバイス80に画像制御ユニット101からのモード切替え信号により強制点消灯モードを選択して画像データを遮断し、クロスポイントデバイス90に機械制御ユニット101からの点灯/消灯切り替え信号を「点灯」に設定すると、プルアップ、プルダウン抵抗で設定されたLD点灯レベルが出力するため、LDは点灯を続ける。
LDを強制消灯させる場合には、クロスポイントデバイス80に画像制御ユニット101からのモード切替え信号により強制点消灯モードを選択して画像データを遮断し、クロスポイントデバイス90に機械制御ユニット101からの点灯/消灯切り替え信号を「消灯」に設定すると、画像データは遮断され、プルアップ、プルダウン抵抗で設定されたLD消灯レベルが出力するため、LDは消灯を続ける。
また、上記実施の形態では、モード切替え手段は単独で構成する例を示したが、モード切替え手段と光量制御手段とを合わせ1つのデバイスにしてもよい。2ユニットをまとめることで、結線ライン長が短くなり、不要輻射波の低減効果が得られるとともに、省スペース、省電力の効果も得られる。
本実施の形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 光走査装置の概略構成図である。 本実施の形態に係る画像形成装置の制御系の構成を示すブロック図である。 モード切替え手段の一例を示す回路図である。 従来の画像形成装置の制御系の概略構成を示すブロック図である。 別の従来例の制御系の概略構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係る画像形成装置の制御系の概略構成を示すブロック図である。 LVDSレベルの画像データ信号を伝送する場合のモード切替えユニットの1例を示す回路図である。 用紙上の消し込み位置を示す図である。
符号の説明
10 画像形成装置
12 感光体ドラム
14 帯電器
16 現像器
18 用紙
20 転写用帯電体
22 クリーナー
24 定着器
26 光走査装置
28 回転多面鏡
32 筐体
34 光出力装置
36 出力制御装置
36 用紙トレイ
38A 半月ローラ
38B 半月ローラ
40 搬送ローラ対
41 加圧ローラ
42 トレイ
43 加熱ローラ
44 コリメータレンズ
45 排出トレイ
46 シリンダレンズ
48 回転軸
50A レンズ
50B レンズ
50 レンズ
52 反射ミラー
53 ミラー
54 フォトディテクタ
60 モード切替え手段
66 排出トレイ
67 光量制御手段
68 画像形成部
70 OR回路
72 AND回路
74 スイッチ
76 スイッチ
100 コントローラユニット
101 機械制御ユニット
102 ホストコンピュータ

Claims (7)

  1. 光源から出力された光ビームで感光体上に画像を書き込む画像書き込み装置であって、
    画像データを生成する画像データ生成手段と、
    前記光源の出力モードを、感光体上に画像を書き込む画像書込みモード、強制消灯モード及び強制点灯モードの何れか1つに切替えるモード切替え信号を生成する信号生成手段と、
    前記光源、前記画像データ生成手段、及び前記信号生成手段の各々に接続され、前記信号生成手段から入力されたモード切替え信号に応じて前記光源の出力モードを切り替え、前記画像書込みモードの場合は前記画像データ生成手段から入力された画像データに基づいて前記光源を点灯又は消灯し、前記強制消灯モードの場合は前記光源を消灯し、前記強制点灯モードの場合は前記光源を点灯するように、前記光源の出力を制御する出力制御手段と、
    を含むことを特徴とする画像書き込み装置。
  2. 前記出力制御手段は、前記強制消灯モードの場合は、前記画像データ生成手段から入力された画像データに拘らず前記光源を消灯するように前記光源の出力を制御する請求項1記載の画像書き込み装置。
  3. 前記出力制御手段は、前記強制点灯モードの場合は、前記画像データ生成手段から入力された画像データに拘らず前記光源を点灯するように前記光源の出力を制御する請求項1記載の画像書き込み装置。
  4. 前記出力制御手段は、前記信号生成手段から入力されたモード切替え信号に応じて前記光源の出力モードを切り替えるモード切替え手段と、前記光源の光量を所定の出力に制御する光量制御手段とで構成されている請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像書き込み装置。
  5. 前記モード切替え手段は、前記画像書込みモードの場合に入力された画像データを出力すると共に、前記強制点灯モードの場合に連続してハイレベルになる信号を出力する第1の回路と、該第1の回路の出力を通過させると共に前記強制消灯モードの場合に前記第1の回路の出力を遮断する第2の回路とで構成された請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像書き込み装置。
  6. 前記画像データ生成手段から前記出力制御手段に、前記画像データを差動データ伝送方式で伝送する請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像書き込み装置。
  7. 前記光源が複数の光ビームを出力する光源であり、前記出力制御手段は前記光ビーム毎に前記光源の出力を制御する請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像書き込み装置。
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