JP5228677B2 - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents
ハイブリッド車両の制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5228677B2 JP5228677B2 JP2008195948A JP2008195948A JP5228677B2 JP 5228677 B2 JP5228677 B2 JP 5228677B2 JP 2008195948 A JP2008195948 A JP 2008195948A JP 2008195948 A JP2008195948 A JP 2008195948A JP 5228677 B2 JP5228677 B2 JP 5228677B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch
- engine
- control
- hybrid vehicle
- slip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/62—Hybrid vehicles
Description
前記モード遷移制御手段は、エンジン始動要求があると、前記第2クラッチをスリップ締結し、前記第2クラッチのスリップ移行完了判断前のスリップ判定中から前記第1クラッチを締結して前記エンジンの始動を開始し、前記エンジンが完爆した後に前記第1クラッチをロックアップ締結する前記第1クラッチの予測制御を行うと共に、前記第2クラッチのスリップ移行完了判断があると、前記第2クラッチを前記エンジンの完爆前から目標駆動力相当となるようにトルク容量制御を開始する前記第2クラッチの予測制御を行う。
例えば、第1クラッチへ指示が出てからトルクが出るまでの応答時間は、エンジンへ指示が出てからトルクが出るまでの応答時間に比べて長くなる。このため、エンジンの回転数上昇を待ってから第1クラッチをロックアップ締結すると、エンジン自体のトルクは出ていても駆動輪へ伝達されるエンジントルク分は、第1クラッチにてトルクが出るまで待たなければならないことになる。
これに対し、第1クラッチの締結開始タイミングを早期タイミングとする第1クラッチの予測制御と、第2クラッチトルク容量をエンジンの完爆前から予め確保する第2クラッチの予測制御を採用している。このため、エンジン始動の早期化作用とクラッチ応答時間の遅れ影響の排除作用が達成され、発進時や中間加速時に加速応答性が確保される。
この結果、車両の加速応答性を確保することができると共に、ドライバーのアクセル操作に対するドライバビリティを向上できる。
図1は、実施例1の制御装置が適用された後輪駆動によるFRハイブリッド車両(ハイブリッド車両の一例)を示す全体システム図である。
実施例1におけるFRハイブリッド車両の制御系は、図1に示すように、エンジンコントローラ1と、モータコントローラ2と、インバータ3と、バッテリ4と、第1クラッチコントローラ5と、第1クラッチ油圧ユニット6と、ATコントローラ7と、第2クラッチ油圧ユニット8と、ブレーキコントローラ9と、統合コントローラ10と、を有して構成されている。なお、エンジンコントローラ1と、モータコントローラ2と、第1クラッチコントローラ5と、ATコントローラ7と、ブレーキコントローラ9と、統合コントローラ10とは、情報交換が互いに可能なCAN通信線11を介して接続されている。
上記自動変速制御に加えて、統合コントローラ10から目標CL2トルク指示を入力した場合、第2クラッチCL2の締結・開放を制御する指示をAT油圧コントロールバルブユニットCVU内の第2クラッチ油圧ユニット8に出力する第2クラッチ制御を行う。
さらに、走行モード切り替え制御時等において、統合コントローラ10から目標変速段指示を入力した場合、通常の自動変速制御での変速指示に優先し、目標変速段への変速制御や目標変速段を維持する変速段固定制御を行う。
ここで、CL2スリップ移行制御では、下記の指示を出す。
・第2クラッチトルク容量TTCL2を、ステップで第2クラッチトルク容量TTCL2×安全率(0.5〜0.8)まで下げる。つまり、第2クラッチCL2の応答性を上げるためステップ変化させる。
・モータトルク制御は、目標駆動力相当分のトルクに、第1クラッチCL1のストロークを見て第1クラッチCL1の締結容量分のトルクを上乗せしたモータトルクTTMGを得る指示とする。つまり、モータトルク制御中に第1クラッチCL1の応答が速かった場合、第1クラッチCL1側に駆動分のモータトルクを取られないためである。
・第1クラッチCL1に対し締結指示を出す。締結容量は車速VSPとアクセル開度APOによるマップで決める(150Nm〜700Nm)。つまり、第1クラッチCL1の応答性とスリップ移行判定時間を予測し、スリップ移行制御中に締結指示を出す。
・エンジンEngに対しフューエルカットを解除する指示を出す。
ここで、第2クラッチCL2がスリップに移行したとの判断は、下記の条件にて行う。
・目標駆動力が小さい場合(低開度発進)
第2クラッチCL2端で差回転50rpm(インプット端120rpm)を判定基準として、CL2スリップ移行完了と判断し、次のステップへ遷移する。
・目標駆動力が大きい場合(中〜高開度発進)
一定時間経過でCL2スリップ移行完了と判断し、次のステップへ遷移する。
ここで、第1段階のエンジン始動制御フェーズでは、下記の指示を出す。
・第2クラッチトルク容量TTCL2をランプで上昇させる指示を出す。ただし、上限トルクは、(MG上限トルク−第1クラッチトルクTCL1)とする。
・モータジェネレータMGは、トルク制御から回転数制御へ変更する。
・第1クラッチCL1の締結指示により、エンジン回転をクランキングする。
・モータ目標回転数TNMGは、トランスミッションインプット回転数+目標スリップ回転数とする指示を出す。ただし、エンジンアイドル回転(1000rpm)を下限とする。
ここで、一定時間は、第1段階のエンジン始動制御フェーズに入ったことをトリガーとし、アクセル開度APOと車速VSPによるマップで決める。具体的には、アクセル開度APOが高開度であるほど短い時間に設定し、アクセル開度APOが低開度であるほど長い時間に設定する。
ここで、第2段階のエンジン始動制御フェーズでは、下記の指示を出す。
・エンジン始動制御フェーズに入ってから一定時間で第2クラッチCL2へのトルク上限値を解除し、ランプで第2クラッチトルク容量TTCL2を上昇させる指示を出す。なお、解除するまでの時間はアクセル開度APOと車速VSPによるマップで決める。また、第2クラッチトルク容量TTCL2のランプ(変化率制限)は、アクセル開度APOによるテーブルで決める。具体的には、アクセル開度APOが大開度であるほど第2クラッチトルク容量TTCL2の変化率を大きく設定する。つまり、第2クラッチCL2の油圧応答性を予測し、エンジン完爆前に第2クラッチCL2にエンジン始動後のトルク指示を与える。
ここで、第3段階のエンジン始動制御フェーズでは、下記の指示を出す。
・第1クラッチトルク容量TTCL1をステップで700Nmへ上昇させる締結指示(第1クラッチCL1のロックアップ指示)を出す。
なお、第1〜3段階のエンジン始動制御フェーズでは、エンジン回転数が500rpm以上になるとエンジン完爆であるとの完爆判定を行う。そして、モータジェネレータ回転とエンジン回転が一定差回転以内となり、かつ、第1クラッチCL1がロックアップであると判定されると、次の「WSC(Wet Start Clutchの略)モード」へ遷移する。
ここで、「WSC走行モード」とは、第2クラッチCL2のトルク容量により駆動力をコントロールして走行するモードをいう。また、「WSC走行モード」では、第2クラッチトルク容量TTCL2を目標駆動力相当までランプで上昇する指示を出す。なお、ランプ(変化率勾配)は、ステップS45と同じくアクセル開度APOによるテーブルで決める。
ここで、ロックアップ車速としては、一定車速(例えば、13km/h)にて与え、ロックアップ車速を越えると、「HEVモード」への遷移を指示する。
ここで、第2クラッチCL2のスリップ収束制御では、下記の指示を出す。
・目標MG回転数を、ランプで入力回転数へ収束させる指示を出す。
・目標第2クラッチスリップ回転数を、0rpmへランプで低下させる指示を出す。
ここで、第2クラッチCL2のスムースロックアップ制御では、下記の指示を出す。
・ATコントローラ7に対しスムースロックアップの指示を出す。
・ATコントローラ7は第2クラッチCL2の油圧をランプで上昇させる指示を出す。
・モータジェネレータMGを回転数制御からトルク制御に切り替える指示を出す。
ここで、第2クラッチCL2のロックアップ判定は、第2クラッチCL2の差回転がゼロもしくはゼロに近い一定回転数以下でロックアップであると判定する。
ここで、第2クラッチCL2のロックアップ制御では、下記の指示を出す。
・ATコントローラ7に対し第2クラッチCL2をロックアップする指示を出す。
・ATコントローラ7は第2クラッチCL2にフル油圧の指示を出す。
まず、「現行の発進制御とその課題」の説明を行い、続いて、実施例1のFRハイブリッド車両の制御装置における作用を、「アクセル踏み込み発進制御作用」、「発進制御での各フェーズにおける特徴的作用」に分けて説明する。
図5は、現行のハイブリッド制御システムにて実行されるアクセル踏み込み発進制御処理の流れを示すフローチャートである。図6は、現行のハイブリッド制御システムにて実行されるアクセル踏み込み発進制御で「HEVモード」に遷移する際のアクセル開度APO・ブレーキスイッチBRAKE_SW・エンジントルクTENG・モータトルクTTMG・第1クラッチトルク容量TTCL1・第1クラッチストロークCL1_MCST・第2クラッチトルク容量TTCL2・第2クラッチ油圧Prs_CL2・第2クラッチ目標スリップ回転数Target_CL2_Slip_Rev・モータ目標回転数TNMG・モータ実回転数RNMG・エンジン回転数Tacho・トランスミッションインプット回転数Input Revを示すタイムチャートである。
以下、ブレーキ停車から全開発進するときに予め定めた手順に沿った制御(シーケンス制御)での各フェーズでの処理内容とフェーズ遷移条件について、図5および図6に記載した(1)〜(10)の共通符号を用いて説明する。
(1)EVクリープ
・ブレーキスイッチがオフで立てられるフラグにより、モータトルクTTMG/第2クラッチトルク容量TTCL2を目標駆動力相当に指示する。
(2)EV_out条件
・車速/アクセル開度を判定基準にENG始動要求フラグを立てる。
(3)差回転発生フェーズ(CL2_slipを発生させる)
・モータトルクTTMGは目標駆動力相当を指示する。
・第2クラッチトルク容量TTCL2をランプで20Nmまで低下させる。
(4)差回転判定
・第2クラッチCL2端で差回転50rpm(Input端120rpm)が発生したことを判定基準に次モードへ遷移する。
(5)Eng始動フェーズ
・第1クラッチトルク容量TTCL1をステップで150Nmに上昇する。
・第2クラッチトルク容量TTCL2を上昇する。ただし。上限トルクは、M/G上限トルク−CL1トルク(150Nm)とする。
・MGはトルク制御から回転数制御へ変更する。目標回転はOUTREV+目標slip回転とするが、エンジンアイドル回転(1000rpm)を下限とする。
(6)完爆判定
・Eng回転500rpm以上を判定基準にエンジン始動後フェーズへ遷移する。
(7)Eng始動後フェーズ
・第2クラッチトルク容量TTCL2を上昇(制限なし)する。
・第1クラッチトルク容量TTCL1をステップで700Nmへ上昇する。
(8)L/U指示
・一定車速(13km/h)を越えると「HEVモード」へ遷移指示する。
(9)スムースL/Uフェーズ
・モータ目標回転数TNMGをトランスミッションインプット回転数Input Revへ収束する。
・第2クラッチトルク容量TTCL2にL/U指示する。
・第2クラッチ目標スリップ回転数Target_CL2_Slip_Revを0rpmへランプで低下する。
(10)L/U判定
・「HEVモード」へ遷移する。
このため、図6に示す(2)EV_out条件が成立してから、第2クラッチCL2の差回転判定を待って、エンジンEngの始動を開始することになり、エンジン始動の開始タイミングが遅れる。
一方、油圧作動による第1クラッチCL1と第2クラッチCL2は、油圧指示が出てから伝達トルクが出るまでの応答時間は、エンジンEngへトルク指示が出てからトルクが出るまでの応答時間に比べて長くなる。
このため、エンジンEngが完爆判定(エンジン回転500rpm以上を判定基準)されるまで回転数が上昇するのを待ってから、第1クラッチCL1をロックアップ締結(ステップで700Nmへ上昇)すると、エンジンEng自体のトルクは出ていても駆動輪へ伝達されるエンジントルク分は、第1クラッチCL1と第2クラッチCL2にてトルクが出るまで待たなければならないことになる。
図7は、実施例1のFRハイブリッド車両の制御装置にて実行されるアクセル踏み込み発進制御で「HEVモード」に遷移する際のアクセル開度APO・ブレーキスイッチBRAKE_SW・エンジントルク・エンジン目標トルク・モータトルク・第1クラッチトルク容量・第1クラッチストローク・第2クラッチトルク容量・第2クラッチ油圧・第2クラッチ目標スリップ回転数・モータ目標回転数・モータ実回転数・エンジン回転数・トランスミッションインプット回転数を示すタイムチャートである。
実施例1のアクセル踏み込み発進制御は、「CL2スリップ移行制御フェーズ(ステップS41とステップS42)」、「ICE始動制御フェーズ(ステップS43〜ステップS48)」、「WSC走行モードフェーズ(ステップS49とステップS50)」、「CL2スムースL/U制御フェーズ(ステップS51〜ステップS56)」に分けることができる。以下、各フェーズにおける特徴的作用を説明する。
CL2スリップ移行制御フェーズのステップS41では、第2クラッチCL2の第2クラッチトルク容量TTCL2が、ステップで第2クラッチトルク容量TTCL2×安全率(0.5〜0.8)まで下げられる。つまり、第2クラッチCL2の応答性を考慮して、最も早く動くように、ステップ変化させる。
したがって、第2クラッチCL2のスリップ移行を早めることになり、エンジン始動までの時間を短縮することができ、車両発進応答性が向上する。
したがって、油圧クラッチである第1クラッチCL1の油圧応答性とスリップ移行判定時間を予測し、スリップ移行制御中に締結指示を出すことで、エンジン始動制御に入った時点でクランキングを開始することができ、車両発進応答性が向上する。
また、アクセル開度APOと車速VSPによってエンジン出力を早く出したい場合があり、例えば、発進時の中〜高開度時はクランキングトルクを通常時より大きくすることで、クランキング時間を短縮することができ、車両発進応答性が向上する。
したがって、低開度発進時には、差回転により精度良くCL2スリップ移行完了を判断することができる。そして、加速応答性が要求される中〜高開度発進時には、回転センサの検出限界によるスリップ判定時間の最低時間を無視し、CL2スリップ移行制御フェーズを早く終わらせ、ICE始動制御フェーズへ移行させることができるので、車両発進応答性が向上する。
ICE始動制御フェーズのステップS43では、第2クラッチトルク容量TTCL2を上限トルクにより制限しつつランプで上昇させる指示を出す。ステップS44で一定時間が経過したと判断されると、ステップS45では、第2クラッチCL2へのトルク上限値を解除し、ランプで第2クラッチトルク容量TTCL2を上昇させる指示を出す。
したがって、第2クラッチトルク容量TTCL2を上限トルクによる制限で、エンジン始動中にスリップを維持することができる。そして、第2クラッチCL2の応答性とエンジン完爆が同期するように予測し、第2クラッチCL2にエンジン完爆判定前にトルク制限を解除して目標駆動力相当値のトルク指令を出すことで停滞感を無くし、車両発進応答性が向上する。
すなわち、クランキング時間が高開度側では早くなり、また開度によってエンジン完爆後のエンジンEngに対する要求駆動力が変わってくる。
したがって、高開度では一定時間を短く設定し、第2クラッチCL2の油圧が目標駆動力相当まで到達する時間を短縮することで停滞感をなくし、車両発進応答性が向上する。また、低開度では一定時間を長く設定することで、クランキング時間の変化にも対応することができる。
したがって、アクセル開度APOが高開度では強い加速感で出るし、アクセル開度APOが低開度では加速感が抑えられるというように、アクセル開度APOに応じて駆動力(加速感)をコントロールすることができ、例えば、アクセル踏み込み発進時には発進応答性が向上する。
したがって、第1クラッチCL1が同期した時点でエンジンEngの吹き上がりを防止できると共に、エンジントルクを多く駆動輪へ伝達することができる。
WSC走行モードフェーズのステップS49では、第2クラッチトルク容量TTCL2を目標駆動力相当までランプで上昇する指示を出す。このとき、ランプ(変化率勾配)は、アクセル開度APOによるテーブルで決める。
したがって、「WSC走行モード」において、アクセル開度APOに応じて駆動力(加速感)をコントロールすることができる。
CL2スムースL/U制御フェーズのステップS51では、目標MG回転数を、ランプでインプットシャフト入力回転数へ収束させる指示を出す。
したがって、緩やかに入力回転と出力回転を合わせることで、引きショックを防止することができる。
したがって、第2クラッチCL2の油圧をステップで上昇させる場合に比べ、駆動力の繋がりを滑らかにすることができる。
したがって、第2クラッチCL2の油圧をランプで上げた後、フル締結油圧を指示し、油圧応答時間を待ってから「HEVモード」へ遷移するため、駆動力の繋がりを滑らかにしながら「HEVモード」へ遷移することができる。
実施例1のFRハイブリッド車両の制御装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
FW フライホイール
CL1 第1クラッチ
MG モータジェネレータ(モータ)
CL2 第2クラッチ
AT 自動変速機
PS プロペラシャフト
DF ディファレンシャル
DSL 左ドライブシャフト
DSR 右ドライブシャフト
RL 左後輪(駆動輪)
RR 右後輪(駆動輪)
FL 左前輪
FR 右前輪
1 エンジンコントローラ
2 モータコントローラ
3 インバータ
4 バッテリ
5 第1クラッチコントローラ
6 第1クラッチ油圧ユニット
7 ATコントローラ
8 第2クラッチ油圧ユニット
9 ブレーキコントローラ
10 統合コントローラ
11 CAN通信線
Claims (8)
- エンジンとモータの間に第1クラッチを介装し、前記モータと駆動輪の間に第2クラッチを介装した駆動系を備え、前記第1クラッチを開放し前記モータを動力源とする電気自動車走行モードのとき、加速要求があると前記エンジンを前記モータにより始動するエンジン始動要求を出し、前記第1クラッチを締結し前記エンジンと前記モータを動力源とするハイブリッド車走行モードに遷移するモード遷移制御手段を有するハイブリッド車両の制御装置において、
前記モード遷移制御手段は、エンジン始動要求があると、前記第2クラッチをスリップ締結し、前記第2クラッチのスリップ移行完了判断前のスリップ判定中から前記第1クラッチを締結して前記エンジンの始動を開始し、前記エンジンが完爆した後に前記第1クラッチをロックアップ締結する前記第1クラッチの予測制御を行うと共に、前記第2クラッチのスリップ移行完了判断があると、前記第2クラッチを前記エンジンの完爆前から目標駆動力相当となるようにトルク容量制御を開始する前記第2クラッチの予測制御を行う
ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。 - 請求項1に記載されたハイブリッド車両の制御装置において、
前記モード遷移制御手段は、前記第2クラッチをスリップ締結に移行するとき、前記第2クラッチのトルク容量をステップで下げる第2クラッチスリップ移行制御部を有する
ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。 - 請求項1または請求項2に記載されたハイブリッド車両の制御装置において、
前記モード遷移制御手段は、目標駆動力が所定値以上のときは設定時間により前記第2クラッチのスリップを判定し、目標駆動力が所定値より小さいときは差回転により前記第2クラッチのスリップを判定する第2クラッチスリップ移行判定部を有する
ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。 - 請求項2または請求項3に記載されたハイブリッド車両の制御装置において、
前記第2クラッチスリップ移行制御部は、エンジン始動クラッチである前記第1クラッチに対し、前記第2クラッチのスリップ移行制御中からクラッチ応答性を予測して締結指示を出す
ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。 - 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載されたハイブリッド車両の制御装置において、
前記モード遷移制御手段は、前記エンジンをクランキングさせるとき、アクセル開度と車速により決まる運転点が高い駆動力要求時であることを示すほど、前記第1クラッチの容量を大容量側に設定するエンジン始動制御フェーズ部を有する
ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。 - 請求項5に記載されたハイブリッド車両の制御装置において、
前記エンジン始動制御フェーズ部は、エンジン始動制御フェーズの開始から、前記第2クラッチの上限トルクを制限する第1エンジン始動制御フェーズ部と、エンジン始動制御フェーズが開始されてから前記第2クラッチの応答性予測により定めた設定時間の経過を判定する時間経過判定部と、エンジン始動制御フェーズが開始されてから設定時間を経過すると、前記第2クラッチの上限トルク制限を解除する第2エンジン始動制御フェーズ部と、を有する
ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。 - 請求項6に記載されたハイブリッド車両の制御装置において、
前記時間経過判定部は、前記第2クラッチの上限トルク制限を解除するまでの設定時間を、アクセル開度が高開度であるほど短い時間に設定し、アクセル開度が低開度であるほど長い時間に設定する
ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。 - 請求項6または請求項7に記載されたハイブリッド車両の制御装置において、
前記第2エンジン始動制御フェーズ部は、前記第2クラッチの上限トルク制限を解除した後、目標駆動力相当まで前記第2クラッチのトルク容量を上げていくとき、アクセル開度が大開度であるほどトルク容量変化率を大きく設定する
ことを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008195948A JP5228677B2 (ja) | 2008-07-30 | 2008-07-30 | ハイブリッド車両の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008195948A JP5228677B2 (ja) | 2008-07-30 | 2008-07-30 | ハイブリッド車両の制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010030486A JP2010030486A (ja) | 2010-02-12 |
JP5228677B2 true JP5228677B2 (ja) | 2013-07-03 |
Family
ID=41735512
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008195948A Active JP5228677B2 (ja) | 2008-07-30 | 2008-07-30 | ハイブリッド車両の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5228677B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101592438B1 (ko) | 2015-03-02 | 2016-02-05 | 현대자동차주식회사 | 하이브리드 차량의 엔진 클러치 제어 장치 및 방법 |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8412396B2 (en) | 2010-06-07 | 2013-04-02 | GM Global Technology Operations LLC | Electric launch of a hybrid vehicle having a belt alternator starter and a dual clutch transmission |
JP5578362B2 (ja) * | 2010-09-27 | 2014-08-27 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 制御装置 |
JP5578238B2 (ja) * | 2010-10-22 | 2014-08-27 | 日産自動車株式会社 | ハイブリッド車両の制御装置 |
JP5278403B2 (ja) * | 2010-10-25 | 2013-09-04 | 日産自動車株式会社 | 車両の制御装置 |
JP2013035441A (ja) * | 2011-08-09 | 2013-02-21 | Nissan Motor Co Ltd | ハイブリッド車両の制御装置 |
JP5808997B2 (ja) * | 2011-09-29 | 2015-11-10 | ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフトDaimler AG | ハイブリッド自動車の制御装置 |
CN103906662B (zh) * | 2011-10-28 | 2016-09-21 | 日产自动车株式会社 | 混合动力车辆的控制装置 |
KR101361384B1 (ko) * | 2011-12-26 | 2014-02-21 | 현대자동차주식회사 | 하이브리드 차량의 ev/hev모드 천이 제어방법 |
JPWO2013108385A1 (ja) * | 2012-01-19 | 2015-05-11 | トヨタ自動車株式会社 | ハイブリッド車両の内燃機関始動制御装置 |
US9254839B2 (en) | 2012-02-24 | 2016-02-09 | Aisin Aw Co., Ltd. | Control device |
JP6015774B2 (ja) * | 2012-12-25 | 2016-10-26 | 日産自動車株式会社 | ハイブリッド車両の制御装置 |
JP6511922B2 (ja) * | 2015-04-03 | 2019-05-15 | 日産自動車株式会社 | ハイブリッド車両の制御装置 |
JP6477177B2 (ja) * | 2015-04-06 | 2019-03-06 | 日産自動車株式会社 | ハイブリッド車両の制御装置 |
CN113771832A (zh) * | 2020-06-10 | 2021-12-10 | 广州汽车集团股份有限公司 | 混合动力车辆起动发动机控制方法 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3471496B2 (ja) * | 1995-08-31 | 2003-12-02 | ジヤトコ株式会社 | 自動変速機の作動油圧制御装置 |
JP2000225860A (ja) * | 1999-02-03 | 2000-08-15 | Mitsubishi Motors Corp | ハイブリッド車両の制御装置 |
JP2006234164A (ja) * | 2005-01-31 | 2006-09-07 | Hitachi Ltd | 歯車式変速機の制御装置および制御方法 |
JP2007261498A (ja) * | 2006-03-29 | 2007-10-11 | Nissan Motor Co Ltd | ハイブリッド車両の伝動状態切り替え制御装置 |
JP5371200B2 (ja) * | 2006-05-24 | 2013-12-18 | 日産自動車株式会社 | ハイブリッド車両のエンジン始動制御装置及びハイブリッド車両のエンジン始動制御方法。 |
JP2009002899A (ja) * | 2007-06-25 | 2009-01-08 | Akita Prefecture | 検出装置 |
-
2008
- 2008-07-30 JP JP2008195948A patent/JP5228677B2/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101592438B1 (ko) | 2015-03-02 | 2016-02-05 | 현대자동차주식회사 | 하이브리드 차량의 엔진 클러치 제어 장치 및 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010030486A (ja) | 2010-02-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5228677B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP4798154B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP4862624B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP5419627B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP5039098B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP5825357B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP6015774B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP5880735B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP5141305B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP5975115B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP2010155590A (ja) | ハイブリッド車両の発進制御装置。 | |
KR20120044908A (ko) | 자동 변속기 | |
JP5251495B2 (ja) | ハイブリッド車両の駆動制御装置および駆動制御方法 | |
JP5212199B2 (ja) | ハイブリッド車両のクラッチ制御装置 | |
JP5024278B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置。 | |
JP2010143308A (ja) | 車両の駆動トルク制御装置 | |
JP2010188776A (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP5233642B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP2010111195A (ja) | 電動車の制御装置 | |
JP5104061B2 (ja) | 車両の変速制御装置 | |
JP5251958B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP2012092975A (ja) | 自動変速機 | |
JP5527159B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP2012091620A (ja) | ハイブリッド車両のエンジン始動制御装置 | |
JP5550524B2 (ja) | 自動変速機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110628 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121127 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121204 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130125 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130219 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130304 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160329 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5228677 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |