JP5228627B2 - スイッチング電源装置 - Google Patents

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本発明は、アクティブクランプ回路を備える絶縁型のスイッチング電源装置に関するものである。
特許文献1に開示されているDC−DCコンバータは、アクティブクランプ型のDC−DCコンバータであり、低ノイズ化、高効率化を図ることを目的とするものである。このDC−DCコンバータは、トランスの1次側巻線と第1のスイッチ素子とからなる直列回路が直流電源に接続され、そのトランスの1次側巻線の両端にコンデンサと第2のスイッチ素子からなるアクティブクランプ回路が接続されている。
上記のアクティブクランプ型のDC−DCコンバータでは、オン状態で直流電源からの電力をトランスに給電する第1のスイッチ素子をオフした後、第2のスイッチ素子の寄生ダイオードを介して行われるコンデンサの充電開始に同期して第2のスイッチ素子をオンし、予め設定した所定の時間経過後に第2のスイッチ素子をオフするというスイッチング動作を行っている。
特開2007−97379号公報
アクティブクランプ回路を備える絶縁型のスイッチング電源装置は、平衡状態(定常状態)では、トランスの2次側に給電するためにトランスの1次側巻線に電流を流す第1のスイッチ素子と、1次側巻線に流れている励磁電流を回生して1次側巻線をリセットするアクティブクランプ回路を構成する第2のスイッチ素子とが交互にオンされる。
第1のスイッチ素子がオンされてトランスの1次側巻線に電源から供給される励磁電流が流れている状態において第1のスイッチ素子をオフすると、1次側巻線に流れている励磁電流が第2のスイッチ素子の寄生ダイオードを介してアクティブクランプ回路を構成するコンデンサに流れ込む。これにより、コンデンサが充電されてその端子電圧が上昇すると共に1次側巻線の励磁電流は減少する。その後、第2のスイッチ素子がオンされると、1次側巻線とコンデンサとの直列回路が形成され、コンデンサに充電されたエネルギーが1次側巻線へと移動される。つまり、トランスの1次側巻線の励磁電流がさらに減少していき、1次側巻線のリセットが行われる。そして、所定時間経過後に第2のスイッチ素子をオフし、第1のスイッチ素子をオンすると1次側巻線には再び電源から供給される励磁電流が流れる。
一方、負荷電流が小さくなったり、入力電源が大きくなったり、または過電流保護が機能した場合などの非平衡状態では、第1のスイッチ素子は、そのオン時間が平衡状態におけるオン時間に比較して小さくなるように制御される。すなわち、1周期における第1のスイッチ素子のオン時間が短くなり、第2のスイッチ素子のオン時間が長くなる。
上記の非平衡状態において、第2のスイッチ素子のオン時間が長くなると、平衡状態の場合に比較して、コンデンサに充電されたエネルギーがトランスの1次側巻線に大きく移動されることとなる。即ち、第2のスイッチ素子のオンにともなって、トランスの1次側巻線の励磁電流が減少していき、その後電流方向は反転しコンデンサから1次側巻線に向かって電流が流れ始める。即ち、コンデンサが放電することにより、トランスの1次側巻線には電源から給電される励磁電流と逆向きの放電電流が流れる。そして、この状態で第2のスイッチ素子がオフすると、第1のスイッチ素子の寄生ダイオードを介して1次側巻線には放電電流が流れ続けることになる。
非平衡状態での各スイッチ素子のスイッチングデューティやスイッチング周期等の動作条件や非平衡状態の継続時間によっては、コンデンサからの放電電流が大きくなる場合がある。例えば、第1のスイッチ素子のオン時間が過渡的に減少し、それにともない第2のスイッチ素子のオン時間が増加する非平衡状態が複数周期継続すれば、1周期ごとに放電電流は増大する。この場合、その増大した放電電流によってトランスの磁気飽和が発生する虞があり、また、その磁気飽和に伴う電力損失の増大や発熱の増大などの問題が発生する。
本発明は、上記の課題に鑑み提案されたものであって、状態変化に伴いスイッチ素子のスイッチングデューティが過渡的に変化する非平衡状態において、アクティブクランプ回路を構成するクランプコンデンサからの放電電流が増大したことを検出し、トランスの磁気飽和が発生することがないようにスイッチ素子のオン・オフ状態を制御することが可能なスイッチング電源装置を提供することを目的とする。
本発明に係るスイッチング電源装置は、トランスと、前記トランスの1次側巻線に直列に接続され、該トランスの1次側巻線に入力電源から給電する電流経路を形成する第1のスイッチ素子と、前記トランスの1次側巻線をリセットする、少なくともクランプコンデンサと第2のスイッチ素子とを有するアクティブクランプ回路と、前記トランスの2次側巻線に接続され、2次側出力が取り出される整流平滑回路と、前記第1のスイッチ素子及び前記第2のスイッチ素子のオン・オフ制御を行う制御部とを備え、定常状態において、前記制御部は、前記トランスの2次側出力が目標値となるように1周期における前記第1のスイッチ素子の目標オン時間を設定するとともに当該1周期における前記第1のスイッチ素子の目標オン時間以外を前記第2のスイッチ素子の目標オン時間として設定し、設定された前記第1のスイッチ素子の目標オン時間及び前記第2のスイッチ素子の目標オン時間に従って前記第1のスイッチ素子と前記第2のスイッチ素子とをデッドタイムを挟んで交互にオンするスイッチング電源装置であって、前記電流経路の前記トランスの1次側巻線および前記第1のスイッチ素子との間に設けられ、前記トランスの1次側から前記入力電源を経由して前記第1のスイッチ素子に向かい、前記トランスの1次側巻線への前記入力電源からの給電方向とは反対方向に流れる逆方向電流を検出する電流検出部を備え、前記制御部は、前記電流検出部で検出された前記逆方向電流が閾値を超えた場合に、次周期における前記第2のスイッチ素子のオン時間を設定された前記第2のスイッチ素子の目標オン時間よりも短くするものである。
ここで、「トランスの1次側巻線への入力電源からの給電方向とは反対方向に流れる逆方向電流」とは、状態変化に伴い第1のスイッチ素子のオン時間が過渡的に減少し、それにともない第2のスイッチ素子のオン時間が増加する非平衡状態において、アクティブクランプ回路に備えられるクランプコンデンサからの放電に起因して流れる電流を示す。アクティブクランプ回路の第2のスイッチ素子とメインスイッチである第1のスイッチ素子とは、1つのスイッチング周期内で交互にオンするように制御されている。平衡状態(定常状態)では、第1のスイッチ素子と、第2のスイッチ素子のオン時間の比率はバランスされており、効率的に1次側巻線の励磁とリセットが行われている。一方、第1のスイッチ素子のオン時間が減少する非平衡状態では、スイッチング周期における第2のスイッチ素子のオン時間が長くなる。このため、複数のスイッチング周期に渡って非平衡状態が継続する場合、アクティブクランプ回路に備えられるクランプコンデンサから第2のスイッチ素子を介して流れる放電電流はスイッチング周期ごとに増大し、トランスの1次側巻線に流れる逆方向電流はスイッチング周期ごとに増大する。
従って、この発明では、負荷電流の減少、入力電源の上昇、または過電流制限等の状態変化に伴い過渡的に第1のスイッチ素子のオン時間が減少する非平衡状態において、アクティブクランプ回路からの放電電流に応じて1次側に流れる過剰な逆方向電流を検出し、その検出結果に応じて次周期における第2のスイッチ素子のオン時間を適切に制御しているので、トランスの磁気飽和が発生することがない。即ち、スイッチング電源装置を保護することができる。
また、本発明に係るスイッチング電源装置において、更に、制御部は、電流検出部で検出された逆方向電流が閾値を超えた場合に、次周期において第1のスイッチ素子をオフ状態に維持するとともに第2のスイッチ素子をオフ状態に維持する。これにより、トランスの1次側に過大な逆方向電流が流れることをより効果的に防止することができ、即ち、トランスの磁気飽和を防止することができる。
また、本発明に係るスイッチング電源装置において、更に、電流検出部は、電流経路上に1次側巻線が挿入されるカレントトランスと、カレントトランスの2次側巻線の端子間に接続されて、該2次側巻線をリセットするための第1抵抗素子と、第1抵抗素子の端子間電圧を検出して基準値と比較する電圧比較器とを備えている。
これにより、トランスの1次側の電流経路上に流れる逆方向電流は、カレントトランスの1次側巻線にも流れる。従って、逆方向電流によりカレントトランスの2次側巻線にも電流が誘起される。この過剰な逆方向電流を、カレントトランスの2次側巻線をリセットするための抵抗である第1抵抗素子の端子間の電圧値として検出することができる。
更に、本発明に係るスイッチング電源装置では、カレントトランスの2次側巻線の一方の端子に一端が接続される整流素子と、整流素子の他端とカレントトランスの2次側巻線の他方の端子との間に接続される第2抵抗素子を備え、第2抵抗素子は、トランスの1次側巻線への入力電源からの給電方向に流れる電流を検出するものである。
これにより、カレントトランスは、第1抵抗素子を備えて、トランスの1次側巻線を流れる逆方向電流を検出することができると共に、第2抵抗素子により、トランスの1次側巻線への入力電源からの給電方向に流れる電流を検出することができる。ここで、トランスの1次側巻線への入力電源からの給電方向に流れる電流とは、平衡状態における電流である。したがって、非平衡状態および平衡状態の何れの動作状態においても、トランスの1次側巻線に流れる電流を検出することができる。
本発明のスイッチング電源装置によれば、状態変化に伴い第1のスイッチ素子のオン時間が過渡的に減少し、それにともない第2のスイッチ素子のオン時間が増加する非平衡状態において、アクティブクランプ回路を構成するクランプコンデンサからの放電電流が増大したことを検出し、トランスの磁気飽和が発生することがないようにスイッチ素子のオン・オフ状態を制御することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の一実施例であるフォワードコンバータを構成するスイッチング電源1の回路ブロック図である。
スイッチング電源1は1次側巻線L1と2次側巻線L2とを有するトランスTを備えている。
先ず、トランスTの1次側回路について説明する。入力電源Eの正側端子は、トランスTの1次側巻線L1およびクランプコンデンサC2の一端に接続されている。トランスTの1次側巻線L1の他端は、第2のスイッチ素子としてのMOSトランジスタQ2のソース端子およびカレントトランスCTの1次側巻線LC1の一端に接続されている。また、トランスTの1次側巻線L1の他端は、カレントトランスCTの1次側巻線LC1を介して第1のスイッチ素子であるMOSトランジスタQ1のドレイン端子に接続されている。MOSトランジスタQ1のソース端子が入力電源Eの負側端子に接続されている。また、クランプコンデンサC2の他端とMOSトランジスタQ2のドレイン端子が接続されている。
MOSトランジスタQ1,Q2のゲート端子には、制御部CNTからの制御信号が入力され、これによりMOSトランジスタQ1,Q2のオン・オフ駆動が制御される。この制御信号は、所定の周期で繰り返される信号であり、MOSトランジスタQ1とMOSトランジスタQ2とを交互にオンするとともに交互にオフする。すなわち、1周期内の所定時間にMOSトランジスタQ1はオン状態に維持され、その間は、MOSトランジスタQ2はオフ状態に維持される。所定時間経過後の1周期内の残りの時間は、MOSトランジスタQ1はオフ状態に維持される。その間、MOSトランジスタQ2はオン状態に維持される。なお、制御部CNTは、MOSトランジスタQ1とMOSトランジスタQ2とが同時にオンすることがないように、デッドタイムを設けて制御を行っている。
MOSトランジスタQ1がオンすることにより、入力電源Eが1次側巻線L1に接続され1次側巻線L1が入力電源Eの電位で励磁される。そして、MOSトランジスタQ1がオンとなっている時間と共に1次側巻線L1に流れる電流は増大する。1次側巻線L1に入力電源Eからの電力が給電されている状態である。
MOSトランジスタQ1のオンにより1次側に流れる電流は、1次側巻線L1を励磁する励磁電流と負荷側に伝搬される負荷電流との和で構成される。励磁電流は、MOSトランジスタQ1がオフしても1次側巻線L1に残留して流れ続ける。従って、次のスイッチング周期でMOSトランジスタQ1がオンして1次側巻線L1に新たな給電が行われる前に、この1次側巻線L1の励磁をリセットする必要がある。本実施例では、1次側巻線L1のリセットに、アクティブクランプ方式を採用している。具体的には、MOSトランジスタQ2とクランプコンデンサC2との直列回路を1次側巻線L1の両端に接続することでアクティブクランプ回路を構成している。1次側巻線L1のリセットは、MOSトランジスタQ2のオンにより行われる。
オン状態であったMOSトランジスタQ1がオフすると、1次側巻線L1に流れている励磁電流がMOSトランジスタQ2の寄生ダイオードを介してクランプコンデンサC2に流れ込み、クランプコンデンサC2への充電が開始される。これにより、クランプコンデンサC2が充電されてその端子電圧が上昇すると共に1次側巻線L1の励磁電流は減少する。その後、MOSトランジスタQ2がオンされると、1次側巻線L1とクランプコンデンサC2との直列回路が形成され、クランプコンデンサC2に充電されたエネルギーが1次側巻線L1へと移動される。つまり、トランスTの1次側巻線L1の励磁電流がさらに減少していき、1次側巻線L1のリセットが行われる。そして、所定時間経過後にMOSトランジスタQ2がオフされ、その後、MOSトランジスタQ1をオンすると1次側巻線L1には再び入力電源Eから供給される励磁電流が流れる。
次に、トランスTの2次側回路について説明する。トランスTの2次側巻線L2には整流平滑回路が接続されており、この整流平滑回路より図示しない負荷に対して電流(2次側出力)が供給される。以下、整流平滑回路について詳細に説明する。
トランスTの2次側巻線L2の一端は、整流ダイオード素子D1のアノード端子に接続されている。整流ダイオード素子D1のカソード端子は、チョークコイルLの一端および整流ダイオード素子D2のカソード端子に接続されている。チョークコイルLの他端は、高レベル側の出力端子および平滑コンデンサC1の一端に接続されている。平滑コンデンサC1は、2つの出力端子間に接続されている。一方、2次側巻線L2の他端は、整流ダイオード素子D2のアノード端子、平滑コンデンサC1の他端、および低レベル側の出力端子に接続されている。
本実施形態はフォワードコンバータの構成を例示している。したがって、MOSトランジスタQ1がオンして1次側巻線L1への入力電源Eからの給電が行われている期間には、2次側巻線L2の一端は他端に比べて高電圧レベルになる。即ち、整流ダイオード素子D1を介して電流が流れる。この電流は、チョークコイルLを介して平滑コンデンサC1および高レベル側の出力端子に供給される。
MOSトランジスタQ1がオフとなって1次側巻線L1への入力電源Eからの給電が遮断されると、2次側巻線L2に誘起される起電力はダイオード素子D1により遮断される。これにより、チョークコイルLに流れていた電流は、ダイオード素子D2を介して流れ続け、それまでに蓄積されていた電磁エネルギーを出力側に放出する。
出力電圧VOが所望の設定値になるように制御部CNTから出力される制御信号により、MOSトランジスタQ1,Q2がオン・オフ制御される。具体的には、一定のスイッチング周期内で、MOSトランジスタQ1のオンするスイッチングデューティ、所謂オン時間が調整される。
次に、1次側回路を流れる電流を検出する検出部について説明する。実施形態では、2種類の電流検出部を備えている。
第1の検出部は検出信号VD1を出力する。この第1の検出部は、1次側回路に入力電源Eからの給電方向とは反対方向に流れる逆方向電流を検出する。検出信号VD1は制御部CNTに入力され、検出信号VD1が閾値を超えた場合に、制御部CNTにより次周期におけるMOSトランジスタQ2のオン時間が、設定されたMOSトランジスタQ2の目標オン時間よりも短くなるように、MOSトランジスタQ2のオフタイミングが制御される。また、検出信号VD1が閾値を大きく超えた場合は、次周期においてMOSトランジスタQ1をオフ状態に維持すると共にMOSトランジスタQ2をオフ状態に維持する。
第2の検出部は検出信号VD2を出力する。第2の検出部では、1次側回路に流れる、入力電源Eからの給電方向の電流、即ち、励磁電流と負荷電流の和の電流を検出する。
検出部は、カレントトランスCTにより構成されている。
第1の検出部は、カレントトランスCT、リセット抵抗素子R1、および検出器VDを備えて構成されている。第2の検出部は、カレントトランスCT、リセット抵抗素子R1、ダイオード素子D3、D4、センス抵抗素子R2、抵抗素子R3、および容量素子C3を備えて構成されている。ここで、カレントトランスCT、およびリセット抵抗素子R1は、両検出部に共通である。
カレントトランスCTの2次側巻線LC2の一端は、リセット抵抗素子R1の一端、およびダイオード素子D3のアノード端子に接続されており、検出器VDに入力されている。ダイオード素子D3のカソード端子は、センス抵抗素子R2の一端、ダイオード素子D4のアノード端子に接続されている。ダイオード素子D4のカソード端子は、抵抗素子R3の一端に接続されている。抵抗素子R3の他端は、容量素子C3に接続されている。カレントトランスCTの2次側巻線LC2の他端は、リセット抵抗素子R1の他端、センス抵抗素子R2の他端、および容量素子C3の他端に接続されており、検出器VDに入力されている。抵抗素子R3と容量素子C3の接続点から第2の検出信号VD2が出力される。
センス抵抗素子R2には、トランスTの1次側巻線L1に給電される電流に応じた電流が流れる。トランスTの1次側巻線L1に給電される電流は、同時にカレントトランスCTの1次側巻線LC1にも流れるため、2次側巻線LC2からダイオード素子D3を介してセンス抵抗素子R2がバイアスされるからである。センス抵抗素子R2で電圧に変換され検出された値は、ダイオード素子D4を介して、抵抗素子R3および容量素子C3により積分される。時間と共に変動するセンス抵抗素子R2による検出値を、積分あるいはピークホールドして、第2の検出信号VD2が得られる。
リセット抵抗素子R1は、カレントトランスCTの2次側巻線LC2の励磁電流分をリセットする抵抗である。MOSトランジスタQ1がオフとなりトランスTの1次側巻線L1に給電される電流が遮断された後、カレントトランスCTの2次側巻線LC2はダイオード素子D3に遮断される方向に起電力が誘起される。この起電力に基づく電流がリセット抵抗素子R1を介して流れ、カレントトランスCTがリセットされる。
第1の検出部は、カレントトランスCTをリセットするためのリセット抵抗素子R1を積極的に利用したものである。負荷電流が小さくなったり、入力電源が大きくなったり、または過電流保護が機能した場合などの非平衡状態では、MOSトランジスタQ1は、そのオン時間が平衡状態におけるオン時間に比較して小さくなるように制御される。すなわち、1周期におけるMOSトランジスタQ1のオン時間は短くなるのに対して、MOSトランジスタQ2のオン時間は長くなる。これにより、アクティブクランプ回路のクランプコンデンサC2からの放電は平衡状態の場合に比較して大きくなり、クランプコンデンサC2のエネルギーがトランスTの1次側巻線L1に大きく移動されることとなる。トランスTの1次側巻線L1の励磁電流が減少していき、その後電流方向は反転しクランプコンデンサC2から1次側巻線L1に向かって逆方向電流が流れ始める。この逆方向電流が流れている状態で、スイッチング動作が次の周期に移行して、MOSトランジスタQ2がオフ状態になると、MOSトランジスタQ1の寄生ダイオードを介して、その後MOSトランジスタQ1がオン状態になるまで1次側巻線L1に、クランプコンデンサC2からの放電電流に対応した逆方向電流が流れ続けることになる。これにより、カレントトランスCTの1次側巻線LC1に逆方向電流が流れる。
すなわち、逆方向電流は、1次側巻線L1の一端から、入力電源Eを正側端子から負側端子へ抜け、MOSトランジスタQ1の逆並列ダイオードを介して流れる。逆方向電流は、カレントトランスCTの1次側巻線LC1を流れるが、その電流方向は、平衡状態において、入力電源Eから1次側巻線L1に電力を給電する際に流れる電流方向とは反対方向である。
この逆方向電流により、カレントトランスCTの2次側巻線LC2には、ダイオード素子D3により電流が遮断される方向に起電力が誘起される。この起電力は、カレントトランスCTの励磁電流による方向と同じであるので、リセット抵抗素子R1を介して電流が流れる。検出器VDにより、リセット抵抗素子R1の端子間電圧が検出され、第1の検出信号VD1が出力される。
ここで、リセット抵抗素子R1は、カレントトランスCTのリセット用に備えられているので、リセット動作に際してリセット抵抗素子R1の端子間に大きな電圧が生成されることが好ましい。2次側巻線LC2に逆バイアスが印加されリセットが促進されるからである。従って、リセット抵抗素子R1は、高い抵抗値を有して構成されることが一般的である。たとえば、センス抵抗素子R2が数オーム〜数十オームであるのに対して、リセット抵抗素子R1は、数キロオームで構成されている。
次に、図2〜図6を参照して、実施形態のスイッチング電源装置1(図1)の動作を説明する。
図2〜図6は、横軸に時間をとり、同じ動作についての各信号の動作波形を示したものである。図2は、トランスTの励磁電流を示す。1次側巻線L1への入力電源Eからの給電方向を正として示す。図3は、アクティブクランプ回路のクランプコンデンサC2への充電電流を示す。図4は、アクティブクランプ回路のクランプコンデンサC2の端子間電圧を示す。図5は、カレントトランスCTの1次側巻線LC1に流れる電流を示す。1次側巻線L1への入力電源Eからの給電方向を正として示す。図6は、リセット抵抗素子R1の端子間電圧を示す。リセットする際に流れる電流の方向の負として示す。
なお、MOSトランジスタQ1とMOSトランジスタQ2とが同時にオンすることがないようにデッドタイムを設けているが、その時間はわずかであるのでここではあえて図示していない。
図2〜図6では、時刻t0で状態が変化するものとする。すなわち、時刻t0以前では平衡状態で制御されている。時刻t0において、負荷電流の減少、入力電源の上昇、および過電流制限制御の開始の少なくとも何れかが開始されることに応じて、時刻t0以降では、過渡的にスイッチングデューティが減少する非平衡状態に移行するものとする。
先ず、平衡状態、即ち定常状態でのスイッチング動作を説明する。
平衡状態では、図2に示すように、トランスTの1次側巻線L1に流れる励磁電流は、スイッチング周期内でバランスしている。すなわち、MOSトランジスタQ1のオン時間には、励磁電流は負荷電流と共に電流経路I1(図1)を流れており、この励磁電流は時間と共に増加する。MOSトランジスタQ1がオフすると、1次側巻線L1に流れている励磁電流は、MOSトランジスタQ2の寄生ダイオードを介して、電流経路I2(図1)を経てアクティブクランプ回路のクランプコンデンサC2を充電することにより、減少する。その後、MOSトランジスタQ2がオンされると、1次側巻線L1とクランプコンデンサC2との直列回路が形成され、クランプコンデンサC2に充電されたエネルギーが1次側巻線L1へと移動され励磁電流はさらに減少していく。これにより、1次側巻線L1のリセットが行われる。1周期の終了時点でMOSトランジスタQ2がオフし、次のスイッチング周期が開始される。
この場合、図3に示すように、MOSトランジスタQ2のオン時間の後半では、クランプコンデンサC2からの放電があり、1次側巻線L1を入力電源Eに向かう逆方向電流が流れる。しかしながら、この電流は限定的であり、次のスイッチング周期でMOSトランジスタQ1がオンすることにより解消され、負荷電流と共に電流経路I1に励磁電流が流れる(図5参照)。
時刻t0で、負荷電流の減少、入力電源の上昇、または過電流の制限などの状態変化が発生すると、MOSトランジスタQ1,Q2が共にオフ状態となるデッドタイム期間を経て、スイッチング電源装置1は、MOSトランジスタQ1のスイッチングデューティが過渡的に減少する非平衡状態に移行する。
非平衡状態では、MOSトランジスタQ1のオン時間に比してMOSトランジスタQ2のオン時間が長くなる。MOSトランジスタQ2のオン時間が長くなると、クランプコンデンサC2のエネルギーがトランスTの1次側巻線L1に大きく移動されることとなる。1次側巻線L1の励磁電流が減少していき、励磁電流が0となった後は、電流の方向は反転しクランプコンデンサC2から放電が開始される。これにより、クランプコンデンサC2から1次側巻線L1に向かって電流経路I3(図1)を経て逆方向電流が流れる。この電流値は、時間と共に増大する(図2のQ1(オフ)、Q2(オン)の期間)。
次のスイッチング周期が開始され、MOSトランジスタQ2がオフとなると1次側巻線L1に流れている逆方向電流は電流経路I4により励磁電流として流れ続ける。
その後、MOSトランジスタQ1がオンとなると1次側巻線L1には入力電源Eが印加され、逆方向電流は時間と共に減少していく(図2のQ1(オン)、Q2(オフ)の期間)。しかしながら、非平衡状態ではMOSトランジスタQ1のスイッチングデューティ(オン時間)が、平衡状態の時に比較して減少しているため、MOSトランジスタQ1のオン時間は短時間である。電流経路I4による逆方向電流が解消される前にMOSトランジスタQ1がオフとなり、再びMOSトランジスタQ2がオンする。そして、逆方向電流は電流経路I3を経て再び大きくなる(図2のQ1(オフ)、Q2(オン)の期間)。
アクティブクランプ回路のクランプコンデンサC2からの放電電流により、スイッチング周期ごとにMOSトランジスタQ2のオン時間に、1次側巻線L1に供給される電流が増大する(図3参照)。これに応じて、クランプコンデンサC2に充電されている充電電圧は減少していく(図4参照)。
そして、MOSトランジスタQ2がオフとなると、1次側回路には逆方向電流が流れることになるので、カレントトランスCTの1次側巻線LC1には、電流経路I4を経て逆方向電流が流れる。この電流は、非平衡状態が継続する間、スイッチング周期と共に増大する(図5参照)。カレントトランスCTの1次側巻線LC1に逆方向電流が流れることにより、カレントトランスCTの2次側巻線LC2には電流経路I5を経て電流が流れる。逆方向電流がスイッチング周期と共に増大するので、2次側巻線LC2を流れる電流もスイッチング周期と共に増大する。この電流はリセット抵抗素子R1を流れ、検出電圧はスイッチング周期と共に増大する(図6参照)。検出器VDにより検出する閾値電圧(VT)を設定してやれば、逆方向電流の電流値が所定値に達したことを第1の検出信号VD1により検出することができる。
第1の検出信号VD1を受けて、制御部CNTは、次周期におけるMOSトランジスタQ2のオン時間を制限する。即ち、MOSトランジスタQ2は目標オン時間に対して、実際のオン時間が短くなるように制御される。このときの検出器VDによる検出電圧は図7に示すとおりである。検出電圧は閾値(VT)に制限されている。このときのトランスTの1次側巻線L1に流れる励磁電流は図2の点線に示すとおりである。MOSトランジスタQ2のオン時間が短縮されることにより、逆方向電流が制限される。
また、検出器で検出された電圧が閾値を大幅に越えていた場合は、MOSトランジスタQ1,Q2の両スイッチのスイッチング動作自体を停止するように、制御部CNTが制御を行う。このことから、スイッチングデューティの過渡的な減少に伴う非平衡状態において、トランスTの1次側巻線L1への入力電源Eからの給電方向とは反対方向に流れる逆方向電流が増大することを防ぐことができる。
ここで、電流経路I1は、トランスTの1次側巻線L1に入力電源Eから給電する電流経路の一例である。また、MOSトランジスタQ1は、第1のスイッチ素子の一例であり、MOSトランジスタQ2は、第2のスイッチ素子の一例である。また、カレントトランスCT、リセット抵抗素子R1、および検出器VDは、電流検出部の一例である。また、リセット抵抗素子R1は、第1抵抗素子の一例であり、センス抵抗素子R2は、第2抵抗素子の一例である。また、検出器VDは、電圧比較器の一例である。
以上、説明したように、本発明の実施形態によれば、スイッチング電源装置1は、トランスTと、トランスTの1次側巻線L1に直列に接続され、トランスTの1次側巻線L1に入力電源Eから給電する電流経路I1を形成するMOSトランジスタQ1と、トランスTの1次側巻線L1をリセットするアクティブクランプ回路とを備えている。ここで、MOSトランジスタQ1とアクティブクランプ回路に備えられるMOSトランジスタQ2とは、スイッチング周期を動作単位として交互にオン・オフされる。トランスTの1次側巻線L1への入力電源Eからの給電方向とは反対方向に、逆方向電流(電流経路I4を介して流れる電流)を検出するカレントトランスCT、リセット抵抗素子R1、および検出器VDを備えている。また、MOSトランジスタQ1及びMOSトランジスタQ2のオン・オフ制御を行う制御部CNTを備えている。制御部CNTは、定常状態では、トランスTの2次側出力が目標値となるように1周期におけるMOSトランジスタQ1の目標オン時間とMOSトランジスタQ2の目標オン時間を設定し、設定された目標オン時間に従ってMOSトランジスタQ1とMOSトランジスタQ2とを交互にオンさせるように制御する。また、逆方向電流が閾値を超えた場合に、次周期におけるMOSトランジスタQ2のオン時間を短くするように制御する。
これにより、トランスTの1次側巻線L1への入力電源Eからの給電方向とは反対方向に流れる逆方向電流を検出することができる。
負荷電流の減少、入力電源の増大、または過電流の制限などの状態変化に伴い、スイッチングデューティが過渡的に減少する非平衡状態において、アクティブクランプ回路に備えられるクランプコンデンサC2からの放電に起因して、1次側巻線L1を電流経路I4方向に流れる逆方向電流を検出することができる。
非平衡状態において、スイッチング周期における第2のスイッチ素子のオン時間が長くなることに起因する1次側巻線L1の逆方向電流の増大を検出することができる。そして、逆方向電流が閾値を超えた場合に、次周期におけるMOSトランジスタQ2のオン時間を設定された目標オン時間よりも強制的に短く制限するので、1次側巻線L1に流れる逆方向電流が増大していくことを防ぐことができる。トランスTの磁気飽和が発生することがないように制御を行うので、効果的にスイッチング電源装置を保護することができる。
また、MOSトランジスタQ2のオフと共にMOSトランジスタQ1もオフするので、トランスTの1次側巻線L1に逆方向電流が流れ込むことを、より効果的に防止することができる。
カレントトランスCT、リセット抵抗素子R1、および検出器VDを備えて、第1の検出部を構成すると共に、カレントトランスCT、リセット抵抗素子R1、ダイオード素子D3、D4、センス抵抗素子R2、抵抗素子R3、および容量素子C3を備えて、第2の検出部を構成することができる。この場合、カレントトランスCT、およびリセット抵抗素子R1は、両検出部に共通とすることができる。
これにより、電流経路I4を介して流れる逆方向電流は、カレントトランスCTの1次側巻線LC1にも流れる。従って、逆方向電流によりカレントトランスCTの2次側巻線LC2にも電流が誘起され、過剰な逆方向電流をリセット抵抗素子R1の端子間の電圧値として検出することができる。加えて、カレントトランスCTは、センス抵抗素子R2により、トランスTの1次側巻線L1への入力電源Eからの給電方向に流れる電流を検出することができる。したがって、非平衡状態および平衡状態の何れの動作状態においても、トランスTの1次側巻線L1に流れる電流を検出することができる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内での種々の改良、変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、実施形態のスイッチング電源装置1では、電流検出部としてカレントトランスCTを備える構成を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。電流経路I4を介して流れる逆方向電流を検出することができる構成であればよい。例えば、カレントトランスCTに代えて、シャント抵抗素子を備える構成とすることもできる。
また、スイッチング電源装置1では、MOSトランジスタQ1、Q2の何れの電流方向についても、MOSトランジスタQ1、Q2をオンする場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。通常、MOSトランジスタであれば、そのデバイス構成上逆並列ダイオードが内蔵された構造を有しているので、ソース端子からドレイン端子に向かう電流に対しては、MOSトランジスタQ1、Q2に代えて、またはMOSトランジスタQ1、Q2と共に、逆並列ダイオードに電流を流す構成とすることもできる。さらに、MOSトランジスタQ1、Q2に並列にダイオード素子を接続する構成とすることもできる。
本発明の実施形態の回路ブロック図である。 トランスの1次側巻線の励磁電流を示す波形図である。 アクティブクランプ回路のクランプコンデンサに流れる電流を示す波形図である。 アクティブクランプ回路のクランプコンデンサの端子間電圧を示す波形図である。 カレントトランスの1次側巻線を流れる電流を示す波形図である。 電流制限がされない場合のリセット抵抗素子の端子間電圧を示す波形図である。 電流制限がされる場合のリセット抵抗素子の端子間電圧を示す波形図である。
1 スイッチング電源装置
CNT 制御部
CT カレントトランス
T トランス
L1 トランスTの1次側巻線
L2 トランスTの2次側巻線
LC1 カレントトランスTの1次側巻線
LC2 カレントトランスTの2次側巻線
Q1、Q2 MOSトランジスタ
R1 リセット抵抗素子
R2 センス抵抗素子
VD 検出器

Claims (4)

  1. トランスと、
    前記トランスの1次側巻線に直列に接続され、該トランスの1次側巻線に入力電源から給電する電流経路を形成する第1のスイッチ素子と、
    前記トランスの1次側巻線をリセットする、少なくともクランプコンデンサと第2のスイッチ素子とを有するアクティブクランプ回路と、
    前記トランスの2次側巻線に接続され、2次側出力が取り出される整流平滑回路と、
    前記第1のスイッチ素子及び前記第2のスイッチ素子のオン・オフ制御を行う制御部とを備え、
    定常状態において、前記制御部は、前記トランスの2次側出力が目標値となるように1周期における前記第1のスイッチ素子の目標オン時間を設定するとともに当該1周期における前記第1のスイッチ素子の目標オン時間以外を前記第2のスイッチ素子の目標オン時間として設定し、設定された前記第1のスイッチ素子の目標オン時間及び前記第2のスイッチ素子の目標オン時間に従って前記第1のスイッチ素子と前記第2のスイッチ素子とをデッドタイムを挟んで交互にオンするスイッチング電源装置であって、
    前記電流経路の前記トランスの1次側巻線および前記第1のスイッチ素子との間に設けられ、前記トランスの1次側から前記入力電源を経由して前記第1のスイッチ素子に向かい、前記トランスの1次側巻線への前記入力電源からの給電方向とは反対方向に流れる逆方向電流を検出する電流検出部を備え、
    前記制御部は、前記電流検出部で検出された前記逆方向電流が閾値を超えた場合に、次周期における前記第2のスイッチ素子のオン時間を設定された前記第2のスイッチ素子の目標オン時間よりも短くすることを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 前記制御部は、前記電流検出部で検出された前記逆方向電流が閾値を超えた場合に、次周期において前記第1のスイッチ素子をオフ状態に維持するとともに前記第2のスイッチ素子をオフ状態に維持することを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源装置。
  3. 前記電流検出部は、
    前記電流経路上に1次側巻線が挿入されるカレントトランスと、
    前記カレントトランスの2次側巻線の端子間に接続されて、該2次側巻線をリセットするための第1抵抗素子と、
    前記第1抵抗素子の端子間電圧を検出して基準値と比較する電圧比較器とを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のスイッチング電源装置。
  4. 前記カレントトランスの2次側巻線の一方の端子に一端が接続される整流素子と、
    前記整流素子の他端と前記カレントトランスの2次側巻線の他方の端子との間に接続される第2抵抗素子を備え、
    前記第2抵抗素子は、前記トランスの1次側巻線への前記入力電源からの給電方向に流れる電流を検出することを特徴とする請求項3に記載のスイッチング電源装置。
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