JP5228511B2 - 熱分解装置 - Google Patents
熱分解装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5228511B2 JP5228511B2 JP2008027940A JP2008027940A JP5228511B2 JP 5228511 B2 JP5228511 B2 JP 5228511B2 JP 2008027940 A JP2008027940 A JP 2008027940A JP 2008027940 A JP2008027940 A JP 2008027940A JP 5228511 B2 JP5228511 B2 JP 5228511B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- pyrolysis gas
- pyrolysis
- heating
- separation chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E50/00—Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
- Y02E50/30—Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel
Landscapes
- Incineration Of Waste (AREA)
- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Description
(1)内筒と外筒とからなる二重筒構造として内外筒間に加熱流路を形成してなると共に、回転駆動可能に横置きしてなるキルン炉本体と、上記キルン炉本体の軸心方向一端側に設けて、上記内筒内へ原料を供給するための原料供給装置と、上記キルン炉本体の他端側に設けて、上記内筒内における原料の熱分解により発生する熱分解ガスと炭化物とに分離し、該分離された熱分解ガスを加熱流路に流入させるように、上記内筒と加熱流路とに連通する分離室と、上記加熱流路のガス流通方向下流側に設けて、誘引作用により上記分離室内の熱分解ガスを加熱流路へ流入させることができる誘引通風機と、上記加熱流路と誘引通風機との間に設けて、ダイオキシン類を分解可能な温度及びガスの滞留時間を確保できるようにする2次燃焼室と、上記加熱流路に外部から空気を供給して、上記加熱流路で上記分離室から流入された熱分解ガスを燃焼させるようにするための空気供給手段と、を備えてなる構成としてあるので、分離室より加熱流路へ流入する熱分解ガスを空気供給手段より供給する空気で燃焼させることで生じる燃焼ガスを、加熱流路へ流すことで、キルン炉本体の内筒内へ供給する原料を、上記熱分解ガスの燃焼ガスの保有する熱により間接加熱して熱分解処理することができる。この際、燃焼させるのは、熱分解ガスのみであるため、原料の熱分解処理により発生させる炭化物の歩留まり及び性状を、従来の外熱式の熱分解装置における炭化物の歩留まり及び性状と同等とすることができる。
(2)更に、上記キルン炉本体の内筒の内側と内外筒間の加熱流路とは、分離室を介して連通させてあるため、該内筒と加熱流路との間で厳密な気密性を保つ必要をなくすことができる。このため、従来の外熱式の熱分解装置に比して、回転シール部の数を削減できて、装置構成をよりシンプルなものとすることが可能になる。
(3)又、加熱流路のガス流通方向下流側に誘引通風機を設けて、該誘引通風機の誘引作用により、分離室内の熱分解ガスを加熱流路へ流入させることができるようにした構成としてあるので、内筒内における原料の熱分解処理により発生する熱分解ガスは、分離室で炭化物と分離させた後、上記誘引通風機の誘引作用により、キルン炉本体の加熱流路へ流入させることができる。このため、上記熱分解ガスを外部へ取り出すための熱分解ガスファンを備えた熱分解ガス取出ラインを不要にできることから、従来、熱分解ガスファンに熱分解ガス中のタール分が付着して動作不良や異常振動が生じる等の虞を解消できる。
(4)更に、加熱流路と誘引通風機との間に2次燃焼室を設け、該2次燃焼室でダイオキシン類を分解可能な温度及びガスの滞留時間を確保できるようにした構成としてあるので、上記加熱流路を流通させることにより原料の熱分解処理用の熱源に供した後の熱分解ガスの燃焼ガス中に残存する未燃分を完全燃焼させることができると共に、上記熱分解ガスの燃焼ガスに由来するダイオキシン類が外部へ放出される虞を防止することができる
(5)分離室と2次燃焼室とを、ダンパを備えた熱分解ガスバイパスラインを介して接続し、且つ加熱流路への空気供給手段による空気供給個所の近傍に温度コントローラを設けて、熱分解ガスを空気供給手段より供給される空気で燃焼させることで発生する燃焼ガスの温度に応じて上記ダンパの開閉量を制御するようにした構成とすることにより、余剰の熱分解ガスを上記2次燃焼室へ導いて燃焼させることができる。更に、上記加熱流路へ流通させる熱分解ガスの燃焼ガスの温度が所望する温度よりも低い場合は、上記温度コントローラにより熱分解ガスバイパスライン上のダンパの開度が小さくなるように調整することで、加熱流路へ流入させて燃焼させる熱分解ガスの量を増加させて、加熱流路へ流通させる熱分解ガスの燃焼ガスの温度を上昇させることができる。一方、上記加熱流路へ流通させる熱分解ガスの燃焼ガスの温度が所望する温度よりも高い場合は、上記温度コントローラにより熱分解ガスバイパスライン上のダンパの開度が大きくなるように調整することで、加熱流路へ流入させて燃焼させる熱分解ガスの量を減少させて、加熱流路へ流通させる熱分解ガスの燃焼ガスの温度を引き下げることができる。よって、上記加熱流路へ流通させる熱分解ガスの燃焼ガスの温度を所望する温度に保持することが可能になる。
(6)誘引通風機の上流側にダンパを設け、且つ分離室に圧力コントローラを備えて、該圧力コントローラにより上記ダンパの開閉量を調整して上記分離室内の圧力が外気の圧力に対して常に所要圧力低くなるようにした構成とすることにより、キルン本体の内筒内で原料の熱分解により発生する可燃性の熱分解ガスが外部へ漏れ出る虞を防止できる。
(7)加熱流路への空気供給手段による空気供給個所よりも下流側位置に、パイロットバーナを設けるようにした構成とすることにより、該パイロットバーナに種火を常時点けておくことで、分離室より加熱流路へ導かれる熱分解ガスの燃焼を確実に行なわせることができる。よって、該加熱流路へ流入する熱分解ガスの燃焼が不安定になったり、失火したりする虞を未然に防止することで、加熱流路へ流入する熱分解ガスの燃焼の安全性を高めることが可能になる。
18 熱分解ガス
19 炭化物
26 キルン炉本体
27 内筒
28 外筒
29 加熱流路
30 分離室
31 空気供給手段
32 空気
33 燃焼ガス
38 2次燃焼室
43 誘引通風機
51 パイロットバーナ
60 熱分解ガスバイパスライン
61 ダンパ
62 温度コントローラ
65 ダンパ
66 圧力コントローラ
Claims (4)
- 内筒と外筒とからなる二重筒構造として内外筒間に加熱流路を形成してなると共に、回転駆動可能に横置きしてなるキルン炉本体と、上記キルン炉本体の軸心方向一端側に設けて、上記内筒内へ原料を供給するための原料供給装置と、上記キルン炉本体の他端側に設けて、上記内筒内における原料の熱分解により発生する熱分解ガスと炭化物とに分離し、該分離された熱分解ガスを加熱流路に流入させるように、上記内筒と加熱流路とに連通する分離室と、上記加熱流路のガス流通方向下流側に設けて、誘引作用により上記分離室内の熱分解ガスを加熱流路へ流入させることができる誘引通風機と、上記加熱流路と誘引通風機との間に設けて、ダイオキシン類を分解可能な温度及びガスの滞留時間を確保できるようにする2次燃焼室と、上記加熱流路に外部から空気を供給して、上記加熱流路で上記分離室から流入された熱分解ガスを燃焼させるようにするための空気供給手段と、を備えてなる構成を有することを特徴とする熱分解装置。
- 分離室と2次燃焼室とを、ダンパを備えた熱分解ガスバイパスラインを介して接続し、且つ加熱流路への空気供給手段による空気供給個所の近傍に温度コントローラを設けて、熱分解ガスを空気供給手段より供給される空気で燃焼させることで発生する燃焼ガスの温度に応じて上記ダンパの開閉量を制御するようにした請求項1記載の熱分解装置。
- 誘引通風機の上流側にダンパを設け、且つ分離室に圧力コントローラを備えて、該圧力コントローラにより上記ダンパの開閉量を調整して上記分離室内の圧力が外気の圧力に対して常に所要圧力低くなるようにした請求項1又は2記載の熱分解装置。
- 加熱流路への空気供給手段による空気供給個所よりも下流側位置に、パイロットバーナを設けるようにした請求項1、2、又は3記載の熱分解装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008027940A JP5228511B2 (ja) | 2008-02-07 | 2008-02-07 | 熱分解装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008027940A JP5228511B2 (ja) | 2008-02-07 | 2008-02-07 | 熱分解装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009186120A JP2009186120A (ja) | 2009-08-20 |
JP5228511B2 true JP5228511B2 (ja) | 2013-07-03 |
Family
ID=41069542
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008027940A Expired - Fee Related JP5228511B2 (ja) | 2008-02-07 | 2008-02-07 | 熱分解装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5228511B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20170096653A (ko) * | 2016-02-16 | 2017-08-25 | 성균관대학교산학협력단 | 열분해 반응기 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5495692B2 (ja) * | 2009-09-28 | 2014-05-21 | 株式会社Ihi環境エンジニアリング | 廃棄物埋め立て処分場の再生方法 |
FR2959298B1 (fr) * | 2010-04-23 | 2012-09-21 | Air Liquide | Four a flamme et procede de regulation de la combustion dans un four a flamme |
CN107191936A (zh) * | 2017-06-29 | 2017-09-22 | 江苏焱鑫科技股份有限公司 | 可燃固废热解气化-旋流燃烧系统 |
CN114410324B (zh) * | 2022-01-28 | 2024-02-13 | 山东祥桓环境科技有限公司 | 一种蓄热球内外循环干燥热解装置及方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3738504B2 (ja) * | 1996-11-01 | 2006-01-25 | 石川島播磨重工業株式会社 | 廃棄物の熱分解ガス化装置 |
JP2004144403A (ja) * | 2002-10-25 | 2004-05-20 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ガス化溶融ごみ処理装置 |
JP2005300024A (ja) * | 2004-04-12 | 2005-10-27 | Shibuya Kogyo Co Ltd | 廃棄物の焼却装置 |
-
2008
- 2008-02-07 JP JP2008027940A patent/JP5228511B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20170096653A (ko) * | 2016-02-16 | 2017-08-25 | 성균관대학교산학협력단 | 열분해 반응기 |
KR101884511B1 (ko) * | 2016-02-16 | 2018-08-02 | 성균관대학교산학협력단 | 열분해 반응기 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009186120A (ja) | 2009-08-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5228511B2 (ja) | 熱分解装置 | |
JP2002081624A (ja) | 廃棄物ガス化溶融炉と同溶融炉の操業方法 | |
JP2004084981A (ja) | 廃棄物焼却炉 | |
JP2010249478A (ja) | 焼却装置及び燃焼制御方法 | |
JP3781339B2 (ja) | 廃棄物の乾留熱分解反応器及び乾留熱分解方法 | |
JP2007163078A (ja) | 廃棄物処理方法及び装置 | |
JP4561807B2 (ja) | 炭化炉の加熱方法及び装置 | |
JP3868315B2 (ja) | 熱分解ガス化溶融炉の燃焼制御装置及び燃焼制御方法 | |
JP2013257065A (ja) | 廃棄物焼却炉及び廃棄物焼却方法 | |
JP2001317715A (ja) | 固形廃棄物の焼却処理方法とその装置 | |
JP2007078197A (ja) | 焼却炉及び廃棄物の焼却方法 | |
JP4770435B2 (ja) | 廃棄物熱分解チャーの冷却方法及び装置 | |
JP5129487B2 (ja) | 熱分解装置 | |
JP4048657B2 (ja) | 廃棄物熱分解ガス化装置 | |
KR100647269B1 (ko) | 소각겸용 폐기물 열분해 용융시스템 | |
JP2001021126A (ja) | 廃棄物の乾留熱分解溶融燃焼装置 | |
JP4534862B2 (ja) | 廃棄物を熱分解ガス化する設備における自己熱熱分解方法及び装置 | |
JP4748138B2 (ja) | 廃棄物炭化処理設備 | |
KR101282936B1 (ko) | 코크스 오븐 브리더의 방산가스 최적 연소장치 | |
JP4266879B2 (ja) | ガス化炉及び複合リサイクル装置 | |
JP3739026B2 (ja) | 廃棄物処理プラント | |
JP6906878B1 (ja) | 燃焼炉及びボイラシステム | |
KR100651271B1 (ko) | 폐기물 열분해 용융시스템 | |
JP2001027410A (ja) | 別置型焼却灰溶融設備及びその運転制御方法 | |
JP2003004217A (ja) | 廃タイヤ焼却ボイラ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20101224 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120904 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121012 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130219 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130304 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160329 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5228511 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |