JP5227874B2 - 回転力の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電磁ブレーキおよび電磁クラッチに利用可能な回転力の制御装置に関する。
電磁ブレーキおよび電磁クラッチを使用しているシステムにおいて、電磁ブレーキまたは電磁クラッチが故障した場合、その故障に気付かないと、結果として重大な不具合を生じる可能性がある。そのため、電磁ブレーキ、電磁クラッチの動作を確実に知る必要がある。
そこで、電磁ブレーキおよび電磁クラッチにおいて、その動作状態を検知する技術が、特許文献1〜5に開示されている。特許文献1〜3には、電磁ブレーキや電磁クラッチの状態を検知する方法として、外部回路でセンサによる信号を検出する技術や、電磁ブレーキまたは電磁クラッチに流れる電流や電圧を監視する技術が記載されている。
また、特許文献4には、電磁ブレーキ内部の動作状態を検知する方法として、ヨークに接触するアーマチュアの動きを、リミットスイッチを用いて検出する方法が記載されている。また、特許文献5には、同様にホール素子を用いてアーマチュアの動きを検出する方法が記載されている。
特開2007−245825号公報 特開平06−264778号公報 特開平07−149247号公報 特開2005−113965号公報 特開2001−343033号公報
しかしながら、上記の従来技術では、センサやホール素子等から出力された信号を処理する外部回路を設ける必要があり、装置が煩雑になりコストがかかる。また、リミットスイッチを配置して電磁ブレーキおよび電磁クラッチの内部動作を検出するためには、電磁ブレーキおよび電磁クラッチ内部にリミットスイッチを配置するスペースが必要になり小型化が困難である。さらに、リミットスイッチが物理的に壊れた場合に、破片がアーマチュアとヨーク(またはロータ)の間にはさまって、電磁ブレーキおよび電磁クラッチが動作できなくなる可能性があるという課題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、電磁ブレーキおよび電磁クラッチの回転力の制御装置におけるアーマチュアの動作状態を検出することで、電磁ブレーキおよび電磁クラッチ動作の異常を容易かつ確実に検出できる新規な構成を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に係る回転力の制御装置の発明は、回転軸に連結するロータと、電磁コイルを収納した磁性材料により構成されるヨークと、磁性材料により構成されるアーマチュアとを備え、前記電磁コイルが通電により生成する磁力によって、前記アーマチュアが前記ヨークに吸引され前記ヨークに相対的に近付く第1の状態と、前記磁力が作用しない状態で前記アーマチュアが前記ヨークから離れた第2の状態とのいずれかをとることが可能な回転力の制御装置において、前記第1の状態で、前記アーマチュアまたは前記ヨークの少なくとも一部で磁気飽和を起こし、この磁気飽和を起こした部分から外部に漏れ出る漏れ磁束を検出する磁束検出手段を備え、前記磁束検出手段は、前記アーマチュアが前記ヨークに近付くことで磁束密度の増加を検出し、前記磁束検出手段がリードスイッチであり、前記磁束検出手段を前記ヨークの外部と内部にそれぞれ配置したことを特徴とするものである。
この構成によれば、磁力によって動くアーマチュアの動きを、アーマチュアがヨークに吸引接触した時に生じる磁気飽和による外部への漏れ磁束の検出を磁気検出手段で知ることができる。漏れ磁束は、広範囲な部分で発生するので、発生する場所を任意に設定することが可能であり、アーマチュアから離れた場所でも漏れ磁束の検出を行うことができる。また、これに関連して、漏れ磁束の発生場所の選択の自由度が高いので、電磁ブレーキおよび電磁クラッチ本体、または電磁ブレーキおよび電磁クラッチを使用したシステム全体のデザインの自由度が高く、また小型化・簡易化に有利となる。また、リミットスイッチ等のアーマチュアの動きを直接機械的に検出する必要がない。
特許文献5にも磁気検出手段としてホール素子でアーマチュアの動きを検出する従来例があるが、この構成では、アーマチュアとヨークが離れた際に生じる両者の間の隙間部分からの漏れ磁束を検出していて、この場合、アーマチュアがヨークに近付く程、漏れ磁束の値は小さくなる。これに対して、本発明では、アーマチュアとヨークの接近時に生じる磁気飽和による電磁ブレーキおよび電磁クラッチの漏れ磁束を検出しているので、この場合、アーマチュアがヨークに近付く程、磁気飽和が大きくなり、漏れ磁束も増加する。したがって、両者は利用している原理が異なる。
アーマチュアとヨークとを貫く閉磁路の磁気抵抗は、アーマチュアとヨークとが近付く程低下するのに対し、閉磁路の磁束密度は、アーマチュアとヨークとが近付く程増加する。一方、磁気飽和が発生することで、磁束密度の増加に比例して漏れ磁束が増加する。本発明ではこの現象を利用し、アーマチュアとヨークとが接近することで、増加する磁気飽和による漏れ磁束を磁束検出手段により検出し、それにより、アーマチュアとヨークとの接触状態を検出する。
リードスイッチは、接点が封止されており信頼性が高く、また安価である。また、電源電圧を直接加えられるので、ホール素子や磁気抵抗素子のように駆動回路や検出回路を必要としない。また、電磁ブレーキおよび電磁クラッチ本体の小形化、または電磁ブレーキおよび電磁クラッチを使用したシステム全体の簡易化の点で有利である。
また、2つの磁気検出手段を用いることにより、電磁コイルの断線や磁気検出手段の異常を容易に知ることができる。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記アーマチュアと摩擦板の間に前記回転軸に取付けられたロータを備え、前記第1の状態では、前記アーマチュアが前記ロータから離れて前記回転軸は回転することが可能になり、前記第2の状態では、前記アーマチュアが前記ロータに接触して制動が行われる電磁ブレーキの機能を有することを特徴とするものである。
この構成によれば、第1の状態では、アーマチュアがヨークに吸引され、正常に接触した状態の時、ロータは解放され、また、漏れ磁束が発生するため磁気検出手段から出力信号を得ることができる。また、第2の状態では、アーマチュアがヨークから離れロータに接触することで、ロータは制動するとともに、漏れ磁束の発生はないため磁気検出手段から出力信号は得られない。そして、第1の状態の時、異物等によりアーマチュアの移動に支障がある場合や電磁コイルへの通電に不良がある場合、漏れ磁束の発生はないため磁気検出手段から出力信号は得られない。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記アーマチュアは、前記回転軸にばね部材で取付けられ、前記第1の状態では、前記アーマチュアが前記ヨークに接触して制動が行われ、前記第2の状態では、前記アーマチュアが前記ヨークから離れて前記回転軸は回転することが可能になる電磁ブレーキの機能を有することを特徴とするものである。
この構成によれば、第1の状態では、アーマチュアがヨークに吸引され、正常に接触した状態の時、アーマチュアは制動し、また、漏れ磁束が発生するため磁気検出手段から出力信号を得ることができる。また、第2の状態では、アーマチュアがヨークから離れ、アーマチュアは解放するとともに、漏れ磁束の発生はないため磁気検出手段から出力信号は得られない。そして、第1の状態の時、異物等によりアーマチュアの移動に支障がある場合や電磁コイルへの通電に不良がある場合、漏れ磁束の発生はないため磁気検出手段から出力信号は得られない。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記アーマチュアは、前記ロータが取り付けられた内側回転軸に取り付けられ、前記第1の状態では、前記アーマチュアが外側回転軸に取り付けられた摩擦板から離れて2つの回転軸が解放され、前記第2の状態では、前記アーマチュアが前記摩擦板に接触して2つの回転軸の連結が行われる電磁クラッチの機能を有することを特徴とするものである。
この構成によれば、第1の状態では、アーマチュアがヨークに吸引され、摩擦板から離れた状態の時、内側回転軸と外側回転軸の2つの回転軸が解放され、また、漏れ磁束が発生するため磁気検出手段から出力信号を得ることができる。また、第2の状態では、アーマチュアがヨークから離れ、アーマチュアは摩擦板に接触し、2つの回転軸が連結するとともに、漏れ磁束の発生はないため磁気検出手段から出力信号は得られない。そして、第1の状態の時、異物等によりアーマチュアの移動に支障がある場合や電磁コイルへの通電に不良がある場合、漏れ磁束の発生はないため磁気検出手段から出力信号は得られない。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記アーマチュアは、外側回転軸に取り付けられ、前記ロータは、内側回転軸に取り付けられ、前記第1の状態では、前記アーマチュアが前記ロータに接触して2つの回転軸の連結が行われ、前記第2の状態では、前記アーマチュアが前記ロータから離れて2つの回転軸の解放が行われる電磁クラッチの機能を有することを特徴とするものである。
この構成によれば、第1の状態では、アーマチュアがヨークに吸引され、ロータに接触した状態の時、内側回転軸と外側回転軸の2つの回転軸が連結され、また、漏れ磁束が発生するため磁気検出手段から出力信号を得ることができる。また、第2の状態では、アーマチュアがヨークから離れ、アーマチュアは摩擦板に接触し、2つの回転軸が連結するとともに、漏れ磁束の発生はないため磁気検出手段から出力信号は得られない。そして、第1の状態の時、異物等によりアーマチュアの移動に支障がある場合や電磁コイルへの通電に不良がある場合、漏れ磁束の発生はないため磁気検出手段から出力信号は得られない。
本発明によれば、電磁ブレーキおよび電磁クラッチの回転力の制御装置における動作の異常を容易かつ確実に検出できる新規な構成が提供される。
(a)は、本発明に係るリードスイッチを側面に配置した負作動形電磁ブレーキの制動の状態を示す断面図である。(b)は、本発明に係るリードスイッチを側面に配置した負作動形電磁ブレーキの解放の状態を示す概念図である。(c)は、本発明に係るリードスイッチを側面に配置した負作動形電磁ブレーキにおいて、アーマチュアとヨークの間に異物が挟まり、アーマチュアとヨークが接触できない異常動作時の断面図である。 本発明に係るリードスイッチを底面に配置した場合の、負作動形電磁ブレーキの解放の状態示す断面図である。 本発明に係るリードスイッチを底面及びヨーク内部に配置した場合の負作動形電磁ブレーキの解放の状態を示す断面図である。 (a)は、図3において、電磁コイルに通電しない場合のリードスイッチの出力を表すマトリックス表である。(b)は、図3において、電磁コイルに通電した場合のリードスイッチの出力を表すマトリックス表である。 本発明に係るリードスイッチを側面に配置した正作動形電磁ブレーキの解放の状態を示す断面図である。 本発明に係るリードスイッチを側面に配置した負作動形電磁クラッチの連結の状態を示す断面図である。 本発明に係るリードスイッチを側面に配置した正作動形電磁クラッチの解放の状態を示す断面図である。 図9における、リードスイッチと報知ブザーの構成を示す回路図である。 本発明に係る電磁ブレーキに接続された制御システムの概要を示すブロック図である。 図8において、リードスイッチの状態(導通、非導通)に対応したリードスイッチ出力信号及び、報知手段の動作を示すマトリックス表である。
以下に、第一の実施の形態を説明する。ここでは、本発明を利用した電磁ブレーキにおいて、電磁コイルに励磁電流を流さないと電磁ブレーキが制動され、電磁コイルに励磁電流を流すと電磁ブレーキが解放される負作動形の電磁ブレーキを説明する。
図1は、本発明を利用した回転力の制御装置の一例である負作動形電磁ブレーキの断面図である。図1(a)には、負作動形電磁ブレーキを制動した状態が示され、図1(b)には、負作動形電磁ブレーキを解放した状態が示されている。図1(c)には、負作動形電磁ブレーキを、解放制御しても、アーマチュアとヨークの間に異物が挟まって、完全にヨークに接触できない状態が示されている。
符号100は、負作動形電磁ブレーキである。アーマチュア105は、強磁性材料により構成され、中央に回転軸104の外径よりも大きい内径を有する開口部を備えている。アーマチュア105の外周近くには、円筒形状のスペーサ108を通すために、スペーサ108の外径よりも少し大きい貫通孔110が設けられている。アーマチュア105の開口部に回転軸104が貫通し、貫通孔110にスペーサ108が貫通するのでアーマチュア105は回転軸104に対して、接触しないで回転軸の軸方向にのみ移動する。
ヨーク101は、強磁性材料により構成され、厚みのある円板形状を有し、中央に貫通した空洞部分が形成されている。この空洞部分にベアリング113を配置して回転軸104が、回転可能な状態で支持される。ヨーク101は、内側に円環形状を有する溝が形成され、そこにソレノイド形状の電磁コイル102が収納されている。符号114は、非磁性材料により構成される電磁コイル102が収納される上記溝の蓋部材である。また、電磁コイル102には、励磁電流を供給する配線102aが接続され、ヨーク101の外部に引き出されている。
ロータ107は、非磁性材料により構成された円板形状を有しており、回転軸104がスプライン構造で結合している。スプライン構造とは、ロータ107の中心に開口した内周部分に歯型が形成され、回転軸104の外周に設けた歯型と噛み合った構造である。この構造により、ロータ107が回転軸104に対して軸方向への移動が可能で、且つ、回転軸104からの回転トルクがロータ107に伝わり、またロータ107からの回転トルクが回転軸104に伝わる構造を実現している。上述したスプライン構造に、歯の噛み合いのガタを吸収するためのバネを用いたガタ吸収機構等を更に加えてもよい。またこの部分は、ロータ107が回転軸104に対して軸方向への移動が可能で、且つ、回転軸104からの回転トルクがロータ107に伝わり、またロータ107からの回転トルクが回転軸104に伝わる構造であれば、上述したスプライン構造に限定されない。
摩擦板106は、対向するアーマチュア105との間でロータ107を挟み、ロータ107の回転を制動する。摩擦板106は、ブレーキの機能に必要な強度を有する円板形状の部材であり、中央に回転軸104の外径よりも大きい内径を有する開口部を備えているとともに、摩擦板106の外周近くには、螺子109を通すための孔が設けられている。この孔に通された螺子109は、円筒形状のスペーサ108の内側を貫通し、ヨーク101に設けられた螺子孔111にねじ込まれる。図1には、螺子109によって一箇所記載されているが、実際には、複数箇所において、同様な構造を有し、物理的な強度が確保されている。
スペーサ108の外周には、コイルバネ112が装着され、コイルバネ112の一方の端部がアーマチュア105に接触し、他方の端部は、ヨーク101に接触している。図1(a)に示す状態において、コイルバネ112は軸方向に反発した状態である。一方、図1(b)に示す状態では、コイルバネ112は軸方向に圧縮された状態である。
ヨーク101の側面には、リードスイッチ103が配置されている。ここで、リードスイッチというのは、磁性材料により構成されたリードが、磁束に反応して動き、それにより導通/非導通が行われる磁気感応型の接点接触スイッチのことをいい、2端子型であり、磁束に反応して導通する形態のものと、磁束に反応して非導通となる形態のものがあるが、本発明ではいずれの形態でも利用が可能である。なお、リードスイッチ103の2つの端子からの引き出し配線103aおよび103bは、負作動形電磁ブレーキ100の外部に引き出されている。
リードスイッチ103は、電磁コイル102に励磁電流が流され、電磁コイル102が磁束を発生した場合に、アーマチュア105およびヨーク101から漏れ出る磁束(漏れ磁束)の磁束密度があるレベル以上となった段階で、この漏れ磁束に反応して、スイッチ導通となるように、位置と向きが調整された状態で配置されている。
以下、負作動形電磁ブレーキ100を制動する作用について説明する。図1(a)に示すのは、電磁コイル102に励磁電流を流していない状態である。この状態では、電磁コイル102は、アーマチュア105を吸引するための磁束を発生せず、アーマチュア105には、コイルバネ112の反発力が作用する。このため、アーマチュア105は、ヨーク101に対して、遠ざかる方向に移動し、ロータ107を摩擦板106に押し付ける。前述の通り、アーマチュア105と摩擦板106は、回転できないので、ロータ107には、アーマチュア105と摩擦板106との間で挟まれることによる摩擦力が働き、その回転に制動がかかる。このとき、電磁コイル102に励磁電流を流していない状態であるため、磁束は発生せず、リードスイッチ103は導通しない。
図1(b)は、図1(a)の状態において、電磁コイル102に励磁電流を流すと、電磁コイル102が磁束を発生した状態の図である。アーマチュア105は強磁性材料であるので、この磁束により、アーマチュア105にヨーク101側への磁気吸引力が働く。
この磁気吸引力により、アーマチュア105は、摩擦板106にロータ107を押し付けていた状態から、ヨーク101の方向に近づき、ヨーク101に接触する。この電磁コイル102に流す励磁電流は、この磁気吸引力がコイルバネ112の反発力よりも大きくなるように設定されている。アーマチュア105がヨーク101に接触することで、ロータ107は、自由に回転できる状態となり、この結果、回転軸104が自由に回転可能な状態となる。つまり、ブレーキを解放した状態となる。この時の磁気の流れを説明すると、アーマチュア105がヨーク101に吸引接触すると磁気抵抗が小さくなり、大きな磁束密度である閉磁路115が、アーマチュア105とヨーク101間に形成され、ヨーク101内で磁気飽和が生じ、アーマチュアとヨークから漏れ磁束116が生じる。リードスイッチ103は、この漏れ磁束116を検知し導通する。図1(c)は、電磁コイル102に通電を行ったが、アーマチュア105とヨーク101との間に異物117が挟まり、アーマチュア105がヨーク101に接触できない場合を説明する。電磁コイル102に予め定めた励磁電流を流し、アーマチュア105にヨーク101への磁気吸引力を作用させても、異物117があるために、アーマチュア105は、ヨーク101に近づくことができず、ヨーク101に接触できない。
この場合、ヨーク101とアーマチュア105との間に隙間があり、また電磁コイル102のアーマチュア105側には、非磁性材料である蓋部材114が配置されているので、ヨーク101内に形成される磁路118は、図1(b)の場合の閉磁路115よりも磁気抵抗が高くなり、磁束密度は小さくなる。このため、図1(b)に示す磁気飽和は発生せず、図1(b)に示す漏れ磁束116も発生しない。よってリードスイッチ103は導通しない。
なお、アーマチュア105がヨーク101に接触した状態で、ヨーク101から漏れる磁束の位置は、ヨーク101の厚み分布や形状、ヨーク101の材質によって発生する場所が変わる。例えば、図2のようにヨーク101のアーマチュア105と反対側の面(底面220)の外側に漏れ磁束が生じる場合、リードスイッチを底面220に配置する。この構成によれば、電磁コイル102に通電を行うと、アーマチュア105がヨーク101に吸引され、ヨーク101に接触する。これにより、磁路115が形成され、ヨーク101内で磁気飽和が生じ、漏れ磁束216が生じる。この漏れ磁束216によりリードスイッチ203が導通する。この位置と向きは、予め実験的に求めておく。なお、本発明では電磁コイル102に通電させて磁束を発生させることで、アーマチュア105をヨーク101に磁気吸引し、アーマチュア105とヨーク101が近づくにつれ、磁束密度が増加し、アーマチュア105とヨーク101が接触したときに発生する磁気飽和による、アーマチュア105およびヨーク101からの漏れ磁束を検出することで、アーマチュアの動作状態を検知することも可能である。
図8には、リードスイッチに接続された報知手段が示されている。図1を例にすると、負作動形電磁ブレーキ100の電磁コイル102に励磁電流が流れ、アーマチュア105がヨーク101に引きつけられ接触すると、磁気飽和による漏れ磁束が発生し、リードスイッチ103が導通し、報知手段800が通電する。この報知手段としては、ブザーやランプ等が考えられるが、人の視覚や聴覚に伝達するものであれば、その他の手段でも良い。ここで、リードスイッチの状態とリードスイッチ出力信号および前記報知手段との関係を図10に示す。図10に示すようにブザーやランプのような報知手段を接続することにより、電磁ブレーキの動作状態を直接知ることが可能になる。
以下に、第二の実施の形態を説明する。図3は、リードスイッチ303をヨーク101の内部に、リードスイッチ304をヨーク101の底面に配置した電磁ブレーキ300の断面図である。この場合、ヨーク101にリードスイッチ303が収まる空間を形成し、そこにリードスイッチ303を収納する。
リードスイッチ303は、電磁コイル102への励磁電流を流した際に、電磁コイル102が発生する磁束により導通する。この場合、アーマチュア105がヨーク101に接触するか否かに係わらず、電磁コイル102への励磁電流が供給された際に、電磁コイル102が発生する磁束により、リードスイッチ303が導通するように、最適なリードスイッチを選択しておく。なお、図3の構成において、リードスイッチ304の位置は、底面に限定されない。
リードスイッチ304については、第1の実施形態と同じ構成なので、説明は省略する。この構成によれば、リードスイッチ303と304の導通状態を比較することで、異常の原因が、電磁コイル102の断線や、アーマチュア105の移動が妨げられている状態にあるのかを知ることができる。
図4(a)は、図3において、電磁コイル102に通電しない場合のリードスイッチ303、304の出力を表すマトリックス表であり、図4(b)は、図3において、電磁コイル102に通電した場合のリードスイッチ303、304の出力を表すマトリックス表である。使用しているリードスイッチは、磁気飽和による漏れ磁束を検出すると導通するタイプである。このマトリックス表は、電磁コイル102への通電、非通電時における電磁ブレーキの正常・異常状態を、リードスイッチ303、304の出力信号で表している。例えば、電磁コイル102に励磁電流を流している状態で、リードスイッチ303が非導通であれば、電磁コイル102に励磁電流が流れていないことになるので、電磁コイル102で何か異常が発生しているか分かり、電磁コイルの断線やドライバ回路の故障が生じていることが分かる。
また、電磁コイル102に励磁電流を流している状態で、リードスイッチ303が導通で、リードスイッチ304が非導通であれば、電磁コイル102に励磁電流が流れているが、アーマチュア105のヨーク101への接触が行われていないことになる。よってこの場合、図1(c)のように異物によりアーマチュア105の移動が妨げられた状態にあることが分かる。
このように、図4によれば、電磁ブレーキの動作状態を検知することができるだけでなく、故障箇所の特定も可能となる。
以下に、第三の実施の形態を説明する。ここでは、本発明を利用した電磁ブレーキにおいて、電磁コイルに励磁電流を流さないと電磁ブレーキが解放され、電磁コイルに励磁電流を流すと電磁ブレーキが制動する正作動形の電磁ブレーキを説明する。
図5には、正作動形電磁ブレーキ500の解放の状態が示されている。正作動形電磁ブレーキ500は、筐体505の内部に強磁性材料により構成されたヨーク501が固定されている。ヨーク501は、図1のヨーク101と同様な構造を有し、内部に電磁コイル502を収納していて、引き出し配線502aが引き出されている。電磁コイル502が収納された部分は、非磁性材料により構成される蓋部材506により蓋をされている。
ヨーク501の蓋部材506側の面の対向した位置に、ヨーク501から所定の距離を隔てて強磁性材料により構成されたアーマチュア507が配置されている。アーマチュア507と回転軸510は、板バネ508により取り付けられている。回転軸510は、ベアリング509により筐体505に回転可能な状態で取り付けられている。
ヨーク501の側面に対向する筐体505に凹部504が設けられ、そこにリードスイッチ503が配置されている。電磁コイル502に通電しない状態では、アーマチュア507はヨーク501から離れており、回転軸510の回転に制動は加わらない。(解放される)
電磁コイル502に通電すると、アーマチュア507にヨーク501への磁気吸引力が作用し、アーマチュア507がヨーク501に接触する。この電磁コイル502に流す励磁電流は、磁気吸引力が板バネ508の反発力よりも大きくなるように設定されている。
これにより、アーマチュア507に制動力が加わり、回転軸510の回転が制動される。
図5に示す構造では、正作動形電磁ブレーキ500の制動が正常に行われていれば、閉磁路が形成され磁気飽和による漏れ磁束によりリードスイッチ503が導通する。一方、電磁コイル502への通電を行っても異物の影響または電磁コイル502の断線等により、アーマチュア507のヨーク501への吸引が正常に行われず、正作動形電磁ブレーキ500の制動が正常に動作していない場合、リードスイッチ503が導通しない。また、電磁コイル502に通電しても、電磁コイルの断線や異物や機械的な故障により、アーマチュア507が動かない場合も考えられる。この場合、ヨーク501とアーマチュア507を貫く磁路の磁束密度が増加しないため、磁気飽和による漏れ磁束が発生せず、リードスイッチ503が導通しない。
以下に、第四の実施の形態を説明する。ここでは、本発明を利用した電磁クラッチにおいて、電磁コイルに励磁電流を流さないと電磁クラッチが連結され、電磁コイルに励磁電流を流すと電磁クラッチが解放する負作動形の電磁クラッチを説明する。
図6には、負作動形電磁クラッチの連結の状態が示されている。負作動形電磁クラッチ600は、筐体604の内部に強磁性材料により構成されたヨーク601が固定されている。ヨーク601は、第1の実施形態のヨーク101と同様な構造を有し、内部に電磁コイル602を収納していて、引き出し配線602aが引き出されている。電磁コイル602が収納された部分は、非磁性材料により構成される蓋部材605により蓋をされている。
ヨーク601の側面に対向する筐体604に凹部615が設けられリードスイッチ603が配置されている。ヨーク601の内側には、ベアリング607を介して回転軸606が回転可能な状態で取り付けられている。内側回転軸606には、ロータ608が取り付けられ、さらにその先端側に強磁性材料により構成されるアーマチュア609が板バネ612を介して取り付けられている。
電磁コイル602に通電しない状態では、アーマチュア609は、板バネ612の反発力により、摩擦板610に押し付けられている。この状態がクラッチを連結した状態である。摩擦板610は、円板611に取り付けられ、円板611は、外側回転軸614に取り付けられている。外側回転軸614は、ベアリング613を介して筐体604に回転可能な状態で取り付けられている。この状態で、内側回転軸606に回転力を与えると、アーマチュア609から摩擦板610を介して円板611に回転力が伝わり、外側回転軸614が回転する。これが、電磁クラッチの連結状態である。
電磁コイル602に通電すると、アーマチュア609がヨーク601の方に引き寄せられ、ロータ608に接触する。この状態でアーマチュア609は、摩擦板610から離れる。このとき、ヨーク601からの磁気吸引力は板バネ612の反発力より強く設定されている。これにより、内側回転軸606と外側回転軸614との連結状態が解放され、一方の回転軸の回転力が他方の回転軸に伝わらない状態となる。これがクラッチを解放した状態である。図6に示す構造では、電磁コイル602への通電を行わず、板バネ612の反発力で負作動形電磁クラッチ600の連結が正常に行われていれば、閉磁路が形成されず磁気飽和による漏れ磁束が発生しないためリードスイッチ603が導通しない。また、電磁コイル602への通電を行い、アーマチュア609のヨーク601への吸引が正常に行われ、負作動形電磁クラッチ600の解放が正常に行われていれば、閉磁路が形成され磁気飽和による漏れ磁束が発生するため、リードスイッチ603が導通する。
一方、電磁コイル602への通電を行っても異物の影響または電磁コイル602の断線や機械的な故障等により、アーマチュア609が動かない場合も考えられる。この場合、アーマチュア609のヨーク601への吸引が正常に行われないため、閉磁路が形成されず磁気飽和による漏れ磁束が発生せずリードスイッチ603が導通しない。
以下に、第五の実施の形態を説明する。ここでは、本発明を利用した電磁クラッチにおいて、電磁コイルに励磁電流を流さないと電磁クラッチが解放され、電磁コイルに励磁電流を流すと電磁クラッチが連結する正作動形の電磁クラッチを説明する。
図7には、正作動形電磁クラッチの解放の状態が示されている。正作動形電磁クラッチ700は、筐体704の内部に強磁性材料により構成されたヨーク701が固定されている。ヨーク701は、第1の実施形態のヨーク101と同様な構造を有し、内部に電磁コイル702を収納していて、引き出し配線702aが引き出されている。電磁コイル702が収納された部分は、非磁性材料により構成される蓋部材705により蓋をされている。
ヨーク701の内側の円柱形状の空洞部分には、ベアリング707を介して、内側回転軸706が回転可能な状態で取り付けられている。内側回転軸706の一端には、ロータ708が取り付けられている。ロータ708に対向して強磁性材料により構成されるアーマチュア709が配置されている。アーマチュア709は、励磁電流が流されない状態において、ロータ708から少し離れて位置するように、板バネ710により、外側回転軸712に取り付けられている。外側回転軸712は、ベアリング711を介して、筐体704に回転可能な状態で取り付けられている。ヨーク701の側面に対向する筐体704に凹部713が設けられリードスイッチ703が配置されている。
電磁コイル702に通電しない状態で、正作動形電磁クラッチ700が解放となる。この場合、アーマチュア709に電磁コイル702からの磁気吸引力が作用せず、アーマチュア709がロータ708から離れて位置で板バネ710によって支持された状態となる。この状態で、内側回転軸706に外部から回転力を与えても、この回転力は外側回転軸712に伝わらない。これが、電磁クラッチの解放状態である。
電磁コイル702に通電すると、正作動形電磁クラッチ700が連結する。この場合、アーマチュア709に電磁コイル702からの磁気吸引力が作用し、板バネ710の反発力に打ち勝ってアーマチュア709がロータ708に近付き、ロータ708に接触する。この結果、ロータ708とアーマチュア709との間に働く摩擦力によって、回転軸706と回転軸712との間で駆動力の伝達が可能な状態となる。これが、電磁クラッチの連結状態である。図7に示す構造では、電磁コイル702への通電を行わず、板バネ710の反発力で正作動形電磁クラッチ700の解放が正常に行われていれば、閉磁路が形成されず磁気飽和による漏れ磁束が発生しないためリードスイッチ703が導通しない。また、電磁コイル702への通電を行い、アーマチュア709のヨーク701への吸引が正常に行われ、正作動形電磁クラッチ700の連結が正常に行われていれば、閉磁路が形成され磁気飽和による漏れ磁束が発生するため、リードスイッチ703が導通する。一方、電磁コイル702に通電しても、電磁コイルの断線や異物や機械的な故障により、アーマチュア709が動かない場合も考えられる。この場合、ヨーク701とアーマチュア709を貫く磁路の磁束密度が増加しないため、磁気飽和による漏れ磁束が発生せず、リードスイッチ703が導通しない。
以下に、第六の実施の形態を説明する。ここでは、前述の実施形態1〜5に記述している電磁ブレーキ及び電磁クラッチを使用したシステムの構成を説明する。
図9は、負作動形電磁ブレーキ300(図3)を例として、システムに適用した場合のブロック図である。電磁ブレーキを解放させる場合、まず、電磁ブレーキ制御/故障診断回路900は、ブレーキ動作の制御を行うための制御信号を電磁ブレーキ駆動回路901に出力する。その制御信号を受けて、電磁ブレーキ駆動回路901は電磁ブレーキ300の電磁コイル102に励磁電流を出力する。電磁ブレーキ制御/故障診断回路900は、電磁ブレーキ駆動回路901に出力する制御信号と、リードスイッチ出力信号とを比較し、電磁ブレーキ300が異常なく動作しているか否かを判定する。電磁ブレーキ制御/故障診断回路900は、電磁ブレーキ300に異常が生じた場合に、異常検知信号を出力するとともに、報知手段800を通電して異常を報知する。この異常検知信号は、電磁ブレーキを備えたシステムの制御装置等に出力される。なお、上記システム動作は、電磁クラッチにも適用可能である。
なお、本明細書に記載されている強磁性材料としては、炭素鋼材の他に珪素鋼材、フェライト材料、アモルファス金属、その他合金材料等の公知の強磁性材料を適宜選択することができる。回転軸に加わる回転力の源は、特に限定されず、モータやエンジンの他に、手動によるものや風力等の自然現象によるものであってもよい。また、電磁ブレーキは、ロボットの関節の動きをロックする機構や、重機のアームの動きをロック機構等に利用することができる。
以上の例示では、電磁ブレーキとしてディスクタイプの電磁ブレーキの例を示したが、ドラムタイプの電磁ブレーキに本発明を適用することも可能である。この場合、アーマチュアの動きをブレーキシューに伝え、このブレーキシューによるドラムへの制動および解放を制御する構成とすればよい。同様に、電磁クラッチにおいても、コイル回転タイプへも適用することも可能である。この場合、アーマチュアをヨークに吸引、解放させることで、ヨークの回転をアーマチュアに伝達、解放されるように電磁コイルの通電を制御する構成とすればよい。
本発明は、電磁ブレーキおよび電磁クラッチに利用することができる。
100…負作動形電磁ブレーキ、101…ヨーク、102…電磁コイル、103…リードスイッチ、104…回転軸、105…アーマチュア、106…摩擦板、107…ロータ、108…スペーサ、109…螺子、110…貫通孔、111…螺子孔、112…コイルバネ、113…ベアリング、114…蓋部材、115…閉磁路、116…漏れ磁束、117…異物、118…磁路。

Claims (5)

  1. 回転軸に連結するロータと、
    電磁コイルを収納した磁性材料により構成されるヨークと、
    磁性材料により構成されるアーマチュアとを備え、
    前記電磁コイルが通電により生成する磁力によって、前記アーマチュアが前記ヨークに吸引され前記ヨークに相対的に近付く第1の状態と、
    前記磁力が作用しない状態で前記アーマチュアが前記ヨークから離れた第2の状態とのいずれかをとることが可能な回転力の制御装置において、
    前記第1の状態で、前記アーマチュアまたは前記ヨークの少なくとも一部で磁気飽和を起こし、この磁気飽和を起こした部分から外部に漏れ出る漏れ磁束を検出する磁束検出手段を備え
    前記磁束検出手段は、前記アーマチュアが前記ヨークに近付くことで磁束密度の増加を検出し、
    前記磁束検出手段がリードスイッチであり、
    前記磁束検出手段を前記ヨークの外部と内部にそれぞれ配置したことを特徴とする回転力の制御装置。
  2. 前記アーマチュアと摩擦板の間に前記回転軸に取付けられたロータを備え、
    前記第1の状態では、前記アーマチュアが前記ロータから離れて前記回転軸は回転することが可能になり、
    前記第2の状態では、前記アーマチュアが前記ロータに接触して制動が行われる電磁ブレーキの機能を有することを特徴とする請求項1に記載の回転力の制御装置。
  3. 前記アーマチュアは、前記回転軸にばね部材で取付けられ、
    前記第1の状態では、前記アーマチュアが前記ヨークに接触して制動が行われ、
    前記第2の状態では、前記アーマチュアが前記ヨークから離れて前記回転軸は回転することが可能になる電磁ブレーキの機能を有することを特徴とする請求項1に記載の回転力の制御装置。
  4. 前記アーマチュアは、前記ロータが取り付けられた内側回転軸に取り付けられ、
    前記第1の状態では、前記アーマチュアが外側回転軸に取り付けられた摩擦板から離れて2つの回転軸が解放され、
    前記第2の状態では、前記アーマチュアが前記摩擦板に接触して2つの回転軸の連結が行われる電磁クラッチの機能を有することを特徴とする請求項1に記載の回転力の制御装置。
  5. 前記アーマチュアは、外側回転軸に取り付けられ、
    前記ロータは、内側回転軸に取り付けられ、
    前記第1の状態では、前記アーマチュアが前記ロータに接触して2つの回転軸の連結が行われ、
    前記第2の状態では、前記アーマチュアが前記ロータから離れて2つの回転軸の解放が行われる電磁クラッチの機能を有することを特徴とする請求項1に記載の回転力の制御装置。
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