JP5226338B2 - ゲート装置 - Google Patents
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Description
尚、認証した本人以外の別人を通行させる不法行為を「すりかわり」という場合もあるが、本明細書では「なりすまし」という用語を使用することにする。
また、認証した本人に、認証されていない者が追従して通行する不法行為を「連れ入り」または「共連れ」という場合があるが、本明細書では「共連れ」という用語を使用する。
図1〜図17は本発明の実施形態の一例を示している。図1はゲート装置の斜視図、図2はゲート装置の平面図、図3はゲート装置のスライドシャッタの基体部の構造を示す側面視概略図(a)および正面視概略図(b)、図4はゲート装置のスライドシャッタの付属部の構造を示す側面視概略図(a)および正面視概略図(b)、図5はゲート装置のスライドシャッタの内部構造の説明図、図6はゲート装置のサイドパネル取付機構および照光機構を示す概略側面図、図7はゲート装置のサイドパネル取付機構および照光機構を示す概略縦断面図、図8はゲート装置の通過センサの配置図、図9はゲート装置の制御ブロック図、図10はゲート装置の第1の設置例の説明図、図11はゲート装置の第1の設置例における第1の動作例の制御手順を示すフロー図、図12はゲート装置の第1の設置例における第1の動作例の動作説明図(a)〜(c)、図13はゲート装置の第1の設置例における第2の動作例の制御手順を示すフロー図、図14はゲート装置の第1の設置例における第2の動作例の通行可能時の動作説明図(a)〜(h)、図15はゲート装置の第1の設置例における第2の動作例の通行不可時の動作説明図(a)、(b)、図16はゲート装置の第2の設置例の説明図、図17はゲート装置の第3の設置例の説明図である。
図1および図2において、1はこの実施形態のゲート装置である。このゲート装置1は、前後方向に延びる真っ直ぐな通路(ゲート通路)を形成するよう間隔を空けて平行に配置された仕切りテーブル状の左本体部2および右本体部3を有し、それら左本体部2および右本体部3がゲート通路の左右側壁を構成している。これら左本体部2および右本体部3が構成する左右側壁の高さは、例えば大人の胸下高さ程度である。また、左本体部2および右本体部3の間に形成される通路は、前後方向の長さが例えば大人の数歩程度で、左右方向の幅が例えば大人の肩幅の2倍程度である。
スライドシャッタの開閉部材10は、図3〜図5に示すとおり、基体部20と、第1付属部32a、第2付属部32bおよび第3付属部32cとからなり、それらが基体部20、第1付属部32a、第2付属部32b、第3付属部32cの順に順次一回り小さい形状とされて、入れ子状に連結され、全体が伸縮自在となっている。基体部20は、下方に脚部21を有している。そして、スライドシャッタ10は、基体部20がゲート装置1の左本体部2内および右本体部3内にそれぞれ設置されている。そして、第1付属部32a、第2付属部32bおよび第3付属部32cには、前後両側の上下にキャスター33が固定され、基体部20には前後両側の上下にスライドレール30が固定され、第1付属部32aおよび第2付属部31bには、前後両側の上下にスライドレール34が固定されて、伸縮時に第1付属部32aの両側上下のキャスター33が基体部20の両側上下のスライドレール30上を滑動し、第2付属部32bの両側上下のキャスター33が第1付属部32aの両側上下のスライドレール34上を滑動し、第3付属部32cの両側上下のキャスター33が第2付属部32bの両側上下のスライドレール34上を滑動する。また、第3付属部32cには、利用者が接触しても安全なようにクッション36が装着されている。
このゲート装置1は、壁面上部(サイドパネル6)を透光性のある板材で形成している。そして、図6、7に示すように、その板材の端面から発光部材(発光部材42)で光を照射し、板材を導光板として機能させて、端面から入射した光を内部で拡散させ、板材の表面から光を出射させて、ゲート装置1の壁面上部を光らせ、それを利用者への情報表示手段とし、また、意匠性を高める手段としている。
上述のように、左本体部2および右本体部3の通路(ゲート通路)側の壁面上部には、最前方のスライドシャッタを除く7個のスライドシャッタの開閉部材10に対応する上方位置に、利用者の通過を検知する通過センサ11が設けられている。これらの通過センサ11は、左本体部2および右本体部3の一方から発光し他方で受光する投光型センサである。図8は、これら通過センサ11の配置を示している。
この実施形態のゲート装置の制御系の構成は、図9に示すとおりで、制御部60を有し、該制御部60には、通過センサ11,50,51と、マイクロスイッチ29と、駆動センサ類62と、非常用停止スイッチ63が入力接続され、顔認証ユニット64と、掌紋認証ユニット65が入出力接続され、発光部材42と、各スライドシャッタの伸縮駆動用の16個のモータ22が出力接続されている。また、制御部60は電源ボックス66に接続されている。
図10は、ゲート装置1の出口の左側領域(一部領域)である出口分離壁7より左の出口部分を出口通路Aに接続し、ゲート装置1の出口の右側領域(一部領域)である右の出口部分を出口通路Bに接続した設置例(第1の設置例)を示している。ゲート装置1をこのように設置することは、利用者を誘導する方向を利用者毎に区別したい場合に有効である。
図16は、ゲート装置1の第2の設置例を示している。
上記図10に示す設置例(第1の設置例)では、利用者を予め登録された情報に基づいて2方向に誘導するよう、ゲート装置1の出口の左側の領域を出口通路Aに連通させ、右側の領域を出口通路Bに連通させる例を示したが、図16に示すように、許可された利用者は一方向(出口通路A)にのみ誘導し、不許可の場合は戻り通路70に誘導するような設置例(第2の設置例)も可能である。この場合、利用者を特定する情報(顔情報、掌紋情報、指紋情報など)と外形情報のみを利用し、利用者を誘導する出口位置情報は使用しない。
図17はゲート装置1の第3の設置例を示している。
ゲート装置1は、図17に示すように、出口分離壁7を取り払い、ゲート装置1の幅を広げて、利用者を予め登録された情報に基づいて2方向に誘導するよう、ゲート装置1の出口の一部領域を出口通路Aに連通させ、他の一部領域を出口通路Bに連通させ、さらに、通行不許可の場合に戻り通路70に誘導するような設置例(第3の設置例)も可能である。
2 左本体部
3 右本体部
6 サイドパネル
7 出口分離壁
8 入口認証部(第1の認証手段、外形情報取得手段)
9 カメラ(第2の認証手段)
10 開閉部材
10a〜10h 第1〜第8のスライドシャッタ
11 通過センサ
11a〜11g 第1〜第7の通過センサ
12 カメラ(掌紋センサ)
13 カメラ
26a、26b、26c、26d リンク部材
42 発光部材
51 出口センサ
60 制御部
70 戻り通路
71 戻りゲート
Claims (3)
- 入口と出口を有し、前記入口から進入した利用者の通行方向を制御可能とするゲート装置であって、
前記ゲート装置内を通行する利用者の通行方向に対する左右方向への移動を規制して前記入口から前記出口の一部領域に通じる通路を形成する規制手段と、
前記通路を前記出口の所定の領域に通じさせるように前記規制手段を駆動制御して前記通路の形状を調節する調節手段を備え、
前記規制手段は、前記ゲート装置内を通行する利用者の通行方向に対する左右方向にスライドして前記通路を開閉する開閉部材が、通路方向に複数個並設されて成り、前記開閉部材の開度を調節することにより前記出口の所定の領域に通じる通路を形成することを特徴とするゲート装置。 - 入口と出口を有し、前記入口から進入した利用者の通行方向を制御可能とするゲート装置であって、
前記ゲート装置内を通行する利用者の周囲を規制して区画スペースを形成するとともに、この区画スペースを前記入口近傍から前記出口近傍まで移動可能とする規制手段と、
前記区画スペースを前記出口近傍の所定の位置まで移動させるように前記規制手段を駆動制御して前記区画スペースの移動経路を調節する調節手段を備え、
前記規制手段は、前記ゲート装置内を通行する利用者の通行方向に対する左右方向にスライドして前記通路を開閉する開閉部材が、通路方向に複数個並設されて成り、前記開閉部材の開度を調節することにより前記区画スペースを前記出口近傍の所定の位置まで移動させることを特徴とするゲート装置。 - 通行が許可された利用者であることを認証する認証手段を備え、
前記調節手段は、前記認証手段からの情報に基づいて前記規制手段を駆動制御する請求項1または2に記載のゲート装置。
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