JP5224563B1 - 付け帯 - Google Patents

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Abstract

【課題】
開示の付け帯は、4通りの帯柄を楽しむことができると共に、表に出る部位の帯柄を統一させることによって和服や小物とのコーディネイトを容易にし、着用方法も容易である。
【解決手段】
本発明に係る付け帯の胴巻部分は、通常、和服用の帯は二巻きして着用するところ、一巻き目の帯布は二巻き目の帯布に隠れ見えなくなることに着目し、両面で四通り(片面で二通り)の帯柄を表現できるように、4つの異なる帯布を使用して仕立てる。また、お太鼓を形成する垂れ部分は、お太鼓を形成したときに表に現れる太鼓面と垂れ先の模様の方向を揃えるように、かつ、両面で四通り(片面で二通り)の帯柄を表現できるように、4つの異なる帯布を使用して仕立てる。
【選択図】図1

Description

和服用の付け帯の技術に関する。
近年、日常の場において、和服が着用される場面が減り、タンスの中で仕舞ったままとなっている着物・羽織・帯等(以下、単に「着物等」という。)が沢山存在するものと推測される。
一方、パーソナルコンピュータ、携帯情報端末の普及によって、インターネットを通じたネットオークションなど、古品や新古品を安価、かつ、容易に購入できる機会が提供されている。それに伴い、着物等についても、ネットオークションを通じて古品や新古品を安価、かつ、容易に手に入れることができる機会が提供されているという現状がある。
他方、着物等をよく着用する人にとっては、着物等を多数保有し、着こなしのバリエーションを楽しみたいとの思いはあるものの、着物等が高価であることに加え、日本の住宅事情を勘案すると、狭い家の中で多数の着物等の収納スペースを確保することは容易なことではない。
従って、ネットオークションなどを通じて古品や新古品の着物等を安価に入手し、一本の帯でも複数通りの帯柄を楽しめるように、入手した着物等で仕立てることができれば、金銭的負担と収納スペースの問題を両方同時に解決させることができる。
そのような状況下、1組の帯であっても、多数の帯柄を楽しむことができる和服用の帯について多数の提案がなされており、例えば、特許文献1では、合計32通りの模様違い又は結び方違いのバリエーションの提供を可能にするセパレート帯が提案されている。
特開平9−13213号公報
ここで、和服の着用者にとっては、手・垂れ・垂れ先に現れる帯柄の組合せが豊富な帯よりも、表に現れる帯柄が統一された帯であって、複数通りの帯柄を表に出すことができる帯の方が重宝し、和服や小物とのコーディネイトの観点からも後者の帯の方が優れているものと考えられる。
換言すれば、上記の従来技術のように、手・垂れ・垂れ先に現れる帯柄の組合せを32種類にした場合、和服や小物とのコーディネイトに一貫性が無くなる恐れがあるという問題点がある。
また、上記の従来技術では、手・垂れ・垂れ先に現れる帯柄を統一した場合、表にできる帯柄は一通りしかないという問題点がある。
さらに、上記の従来技術では、お太鼓の形状を維持させる手先が胴巻用帯と一体となっていることに加え、胴巻用帯が表裏異模様であるため、上記の従来技術として開示された事項ではないものの、当該開示された事項を発展させ、表に現れる帯柄を統一させた場合であっても、表に出す帯柄は二通りまでしか増やすことができないという問題点もある。
また、上記の従来技術では、お太鼓として表に出す部位(帯柄)によって、太鼓部用帯の折り方(巻き方)が異なり、着用者に大きな負担を強いることになるという問題点もある。
また、上記の従来技術では、胴巻部用帯が全幅であり、着用者の胴部分における帯布の重なりが、帯芯を含めると12枚となり、着用者の胴部に巻く帯が厚く締め難いという問題点もある。
従って、本発明においては、上記の問題点に鑑み、4通りの帯柄を楽しむことができると共に、表に出る部位の帯柄を統一させることによって和服や小物とのコーディネイトを容易にし、着用方法も容易である付け帯を提供することを目的とする。
開示する付け帯の一形態は、着用者の胴に2巻半程度巻き付けて使用する半幅の胴巻部と帯結びの装飾部位となる全幅の垂れ部とを有し、柄が異なる四通りの帯として使用することができる和服用の付け帯であって、前記胴巻部の一の面においては、装飾部位の形状を保たせるために使用する第一の手先部及び第二の手先部と、着用者の胴囲程度の長さを備える第一の手部及び第二の手部とが設けられると共に、前記第一の手先部、前記第一の手部、前記第二の手部及び前記第二の手先部の順に接合され、前記胴巻部の他の面においては、装飾部位の形状を保たせるために使用する第三の手先部及び第四の手先部と、着用者の胴囲程度の長さを備える第三の手部及び第四の手部とが設けられると共に、前記第三の手先部、前記第三の手部、前記第四の手部及び前記第四の手先部の順に接合され、前記垂れ部の一の面においては、該垂れ部の端部に位置する第一の垂れ先部及び第二の垂れ先部と、お太鼓を形成する部位である第一の太鼓面部及び第二の太鼓面部とが設けられると共に、前記第一の垂れ先部、前記第一の太鼓面部、前記第二の太鼓面部及び前記第二の垂れ先部の順に接合され、前記第一の垂れ先部及び第二の太鼓面部の組並びに前記第一の太鼓面部及び第二の垂れ先部の組における各組で使用される帯布の帯柄の向きが該組間で前記垂れ部の長手方向において対称、かつ、前記第一の太鼓面部及び前記第二の太鼓面部で使用される帯布の帯柄の上から下への向きが互いに向き合うように仕立てられ、前記垂れ部の他の面においては、該垂れ部の端部に位置する第三の垂れ先部及び第四の垂れ先部と、お太鼓を形成する部位である第三の太鼓面部及び第四の太鼓面部とが設けられると共に、前記第三の垂れ先部、前記第三の太鼓面部、前記第四の太鼓面部及び前記第四の垂れ先部の順に接合され、前記第三の垂れ先部及び第四の太鼓面部の組並びに前記第三の太鼓面部及び第四の垂れ先部の組における各組で使用される帯布の帯柄の向きが該組間で前記垂れ部の長手方向において対称、かつ、前記第三の太鼓面部及び前記第四の太鼓面部で使用される帯布の帯柄の上から下への向きが互いに向き合うように仕立てられ、前記第一の手先部及び前記第三の手部の組、前記第一の手部及び前記第三の手先部の組、前記第二の手部及び前記第四の手先部の組並びに前記第二の手先部及び前記第四の手部の組の各組においては、帯柄が異なる第一の帯布、第二の帯布、第三の帯布及び第四の帯布のうち一つずつが、重複の無いように使用され、前記第一の垂れ先部及び第二の太鼓面部の組、前記第一の太鼓面部及び第二の垂れ先部の組、前記第三の垂れ先部及び第四の太鼓面部の組並びに前記第三の太鼓面部及び第四の垂れ先部の組の各組においては、帯柄が異なる第一の帯布、第二の帯布、第三の帯布及び第四の帯布のうち一つずつが、重複の無いように使用されることを特徴とする。
また、開示する付け帯の一形態は、上記構成に加え、前記第一の手先部及び前記第三の手部の組、前記第一の手部及び前記第三の手先部の組、前記第二の手部及び前記第四の手先部の組並びに前記第二の手先部及び前記第四の手部の組の各組においては、使用される帯布の帯柄の向きが前記胴巻部の短手方向に揃うように仕立てられることを特徴とする。
開示する付け帯は、4通りの帯柄を楽しむことができると共に、表に出る部位の帯柄を統一させることによって和服や小物とのコーディネイトを容易にし、着用方法も容易である。
本実施の形態に係る胴巻部の概要を説明するための図である。(a)は、本実施の形態に係る胴巻部の表面図であり。(b)は、本実施の形態に係る胴巻部の裏面図である。 本実施の形態に係る垂れ部の概要を説明するための図である。(a)は、本実施の形態に係る垂れ部の表面図であり。(b)は、本実施の形態に係る垂れ部の裏面図である。 本実施の形態に係る胴巻部の着用方法を説明するための図である(第一の帯布を表にする巻き方)。(a)は、着用者を正面から見た図であり。(b)は、着用者を背面から見た図である。 本実施の形態に係る胴巻部の着用方法を説明するための図である(第二の帯布を表にする巻き方)。(a)は、着用者を正面から見た図であり。(b)は、着用者を背面から見た図である。 本実施の形態に係る胴巻部の着用方法を説明するための図である(第三の帯布を表にする巻き方)。(a)は、着用者を正面から見た図であり。(b)は、着用者を背面から見た図である。 本実施の形態に係る胴巻部の着用方法を説明するための図である(第四の帯布を表にする巻き方)。(a)は、着用者を正面から見た図であり。(b)は、着用者を背面から見た図である。 本実施の形態に係る垂れ部の着用方法を説明するための図である(第一の帯布を表にする巻き方)。 本実施の形態に係る垂れ部の着用状態を説明するための図である(第一の帯布を表にする巻き方)。 本実施の形態に係る垂れ部の着用方法を説明するための図である(第二の帯布を表にする巻き方)。 本実施の形態に係る垂れ部の着用状態を説明するための図である(第二の帯布を表にする巻き方)。 本実施の形態に係る垂れ部の着用方法を説明するための図である(第三の帯布を表にする巻き方)。 本実施の形態に係る垂れ部の着用状態を説明するための図である(第三の帯布を表にする巻き方)。 本実施の形態に係る垂れ部の着用方法を説明するための図である(第四の帯布を表にする巻き方)。 本実施の形態に係る垂れ部の着用状態を説明するための図である(第四の帯布を表にする巻き方)。
図面を参照しながら、本発明を実施するための形態について説明する。
(本実施の形態に係る付け帯の構造)
図1及び図2を用いて、本実施の形態に係る付け帯1の構造について説明する。図1は、付け帯1の構成要素である胴巻部2の構造を示す図であり、図2は、付け帯1の構成要素である垂れ部24の構造を示す図である。
付け帯1は、胴巻部2、垂れ部24を有し、着用方法によって、表に出る帯柄を統一した上で、4通りの帯柄を表現することができる和服用の帯である。
胴巻部2は、付け帯1の着用者46の胴部に2回半程度巻き付けて(二巻き半程度巻き付けて)使用する半幅の帯であり、表面4と裏面14で模様が異なる。胴巻部2の表面4には、第一の手先部6、第一の手部8、第二の手部10、第二の手先部12が設けられるように仕立てられ、胴巻部2の裏面14には、第三の手先部16、第三の手部18、第四の手部20、第四の手先部22が設けられるように仕立てられる。
第一の手先部6は、付け帯1で形成する帯結びの形状を保たせる(維持させる)ための部位である。第一の手先部6の長さは、約50cmである。
第一の手部8は、着用者46の胴囲程度の長さを備え、着用者46の胴部に巻き付けて使用する部位である。第一の手部8の長さは、約90cmである。
第二の手部10は、着用者46の胴囲程度の長さを備え、着用者46の胴部に巻き付けて使用する部位である。第二の手部10の長さは、約90cmである。
第二の手先部12は、付け帯1で形成する帯結びの形状を保たせる(維持させる)ための部位である。第二の手先部12の長さは、約50cmである。
図1(a)で示すように、胴巻部2の表面4では、第一の手先部6、第一の手部8、第二の手部10及び第二の手先部12の順で接合されるように、それぞれの部位の帯布がつなぎ合わせられる。
第三の手先部16は、付け帯1で形成する帯結びの形状を保たせる(維持させる)ための部位である。第三の手先部16の長さは、約50cmである。
第三の手部18は、着用者46の胴囲程度の長さを備え、着用者46の胴部に巻き付けて使用する部位である。第三の手部18の長さは、約90cmである。
第四の手部20は、着用者46の胴囲程度の長さを備え、着用者46の胴部に巻き付けて使用する部位である。第四の手部20の長さは、約90cmである。
第四の手先部22は、付け帯1で形成する帯結びの形状を保たせる(維持させる)ための部位である。第四の手先部22の長さは、約50cmである。
図1(b)で示すように、胴巻部2の裏面14では、第三の手先部16、第三の手部18、第四の手部20及び第四の手先部22の順で接合されるように、それぞれの部位の帯布がつなぎ合わせられる。
胴巻部2においては、第一の手先部6の裏面に第三の手先部16が配置され、第一の手部8の裏面に第三の手部18が配置され、第二の手部10の裏面に第四の手部20が配置され、第二の手先部12の裏面に第四の手先部22が配置されるように、各部位に対応する帯布を接いで仕立てられる。
第一の手先部6と第三の手部18とは、同じ帯柄を備えた帯布を使用して仕立てられる。第一の手部8と第三の手先部16とは、同じ帯柄を備えた帯布を使用して仕立てられる。第二の手部10と第四の手先部22とは、同じ帯柄を備えた帯布を使用して仕立てられる。第二の手先部12と第四の手部20とは、同じ帯柄を備えた帯布を使用して仕立てられる。さらに、第一の手先部6と第三の手部18との組、第一の手部8と第三の手先部16との組、第二の手部10と第四の手先部22との組、第二の手先部12と第四の手部20との組の4つの組では、帯柄の異なる4つの帯布A、B、C、Dを使用して、各組間で帯柄の重複が無いように仕立てられる。
図1(a)(b)では、第一の手先部6と第三の手部18との組に帯布Cを使用し、第一の手部8と第三の手先部16との組に帯布Aを使用し、第二の手部10と第四の手先部22との組に帯布Bを使用し、第二の手先部12と第四の手部20との組に帯布Dを使用して仕立てられている。
また、図1(a)(b)で示すように、第一の手先部6及び第三の手部18の組、第一の手部8及び第三の手先部16の組、第二の手部10及び第四の手先部22の組、第二の手先部12及び第四の手部20の組の各組内においては、各部位の帯柄の向きが胴巻部2の短手方向に揃うように、各部位を構成する帯布を接いで仕立てられることが好適である。
胴巻部2の手の部位では、最終的に表に出す帯布以外の帯布は、当該表に出す帯布に隠れてしまうことに着目し、一方、手先の部位では、帯布を反転させてお太鼓の中に入れるため、内側に巻いている部位が表側として現れることに着目した。その結果、胴巻部2を上記構成とすることによって、付け帯1は、手と手先の部位で表に現れる帯柄を統一させた状態で、4通りの帯柄を表現することができる。
垂れ部24は、付け帯1で帯結びを形成するための部位(装飾部位)であって、全幅の帯であり、表面26と裏面36で模様が異なる。垂れ部24の表面26は、第一の垂れ先部28、第一の太鼓面部30、第二の太鼓面部32、第二の垂れ先部34が設けられるように仕立てられる。垂れ部24の裏面36は、第三の垂れ先38、第三の太鼓面部40、第四の太鼓面部42、第四の垂れ先部44が設けられるように仕立てられる。
第一の垂れ先部28は、垂れ部24の端部に位置し、所謂垂れ先に該当する部位である。第一の垂れ先部28の長さは、約15cmである。
第一の太鼓面部30は、付け帯1で形成するお太鼓となる部位である。第一の太鼓面部30の長さは、約40cmである。
第二の太鼓面部32は、付け帯1で形成するお太鼓となる部位である。第二の太鼓面部32の長さは、約40cmである。
第二の垂れ先34は、垂れ部24の端部に位置し、所謂垂れ先に該当する部位である。第二の垂れ先部34の長さは、約15cmである。
図2(a)で示すように、垂れ部24の表面26では、第一の垂れ先部28、第一の太鼓面部30、第二の太鼓面部32及び第二の垂れ先部34の順で接合されるように、それぞれの部位の帯布がつなぎ合わせられる。
また、図2(a)で示すように、第一の垂れ先部28と第二の太鼓面部32の組、第一の太鼓面部30と第二の垂れ先部34の組について、組毎に同じ帯柄を備える帯布が使用される。そして、図2(a)で示すように、これら各組において使用される帯布は、帯柄が垂れ部24の長手方向を向き、かつ、組間の帯柄が反対方向を向き(組どうしで帯柄の向きが反対である)、かつ、第一の太鼓面部30及び第二の太鼓面部32で使用される帯布の帯柄の上から下への向きが互いに向き合うように仕立てられる。なお、「各組において使用される帯布は、帯柄が垂れ部24の長手方向を向き、かつ、組間の帯柄が反対方向を向き」とは、各組で使用される帯布の帯柄の向きが該組間で垂れ部24の長手方向において対称であると言い換えることもできる。また、「第一の太鼓面部30及び第二の太鼓面部32で使用される帯布の帯柄の上から下への向きが互いに向き合うように」とは、第一の太鼓面部30及び第二の太鼓面部32で使用される帯布の帯柄の向きが垂れ部24の中央を向くようにと言い換えることもできる。
第三の垂れ先部38は、垂れ部24の端部に位置し、所謂垂れ先に該当する部位である。第三の垂れ先部38の長さは、約15cmである。
第三の太鼓面部40は、付け帯1で形成するお太鼓となる部位である。第三の太鼓面部40の長さは、約40cmである。
第四の太鼓面部42は、付け帯1で形成するお太鼓となる部位である。第四の太鼓面部42の長さは、約40cmである。
第四の垂れ先44は、垂れ部24の端部に位置し、所謂垂れ先に該当する部位である。第四の垂れ先部44の長さは、約15cmである。
図2(b)で示すように、垂れ部24の裏面36では、第三の垂れ先部38、第三の太鼓面部40、第四の太鼓面部42及び第四の垂れ先部44の順で接合されるように、それぞれの部位の帯布がつなぎ合わせられる。
また、図2(b)で示すように、第三の垂れ先部38と第四の太鼓面部42の組、第三の太鼓面部40と第四の垂れ先部44の組について、組毎に同じ帯柄を備える帯布が使用される。そして、図2(b)で示すように、これら各組において使用される帯布は、帯柄が垂れ部24の長手方向を向き、かつ、組間の帯柄が反対方向を向き(組どうしで帯柄の向きが反対である)、かつ、第三の太鼓面部40及び第四の太鼓面部42で使用される帯布の帯柄の上から下への向きが互いに向き合うように仕立てられる。なお、「各組において使用される帯布は、帯柄が垂れ部24の長手方向を向き、かつ、組間の帯柄が反対方向を向き」とは、各組で使用される帯布の帯柄の向きが該組間で垂れ部24の長手方向において対称であると言い換えることもできる。また、「第三の太鼓面部40及び第四の太鼓面部42で使用される帯布の帯柄の上から下への向きが互いに向き合うように」とは、第三の太鼓面部40及び第四の太鼓面部42で使用される帯布の帯柄の向きが垂れ部24の中央を向くようにと言い換えることもできる。
第一の垂れ先部28と第二の太鼓面部32とは、同じ帯柄を備えた帯布を使用して仕立てられる。第一の太鼓面部30と第二の垂れ先部34とは、同じ帯柄を備えた帯布を使用して仕立てられる。第三の垂れ先部38と第四の太鼓面部42とは、同じ帯柄を備えた帯布を使用して仕立てられる。第三の太鼓面部40と第四の垂れ先部44とは、同じ帯柄を備えた帯布を使用して仕立てられる。
さらに、第一の垂れ先部28と第二の太鼓面部32との組、第一の太鼓面部30と第二の垂れ先部34との組、第三の垂れ先部38と第四の太鼓面部42との組、第三の太鼓面部40と第四の垂れ先部44との組の4つの組では、帯柄の異なる4つの帯布A、B、C、Dを使用して、各組間で帯柄の重複が無いように仕立てられる。
図2(a)(b)では、第一の垂れ先部28と第二の太鼓面部32との組に帯布Bを使用し、第一の太鼓面部30と第二の垂れ先部34との組に帯布Aを使用し、第三の垂れ先部38と第四の太鼓面部42との組に帯布Dを使用し、第三の太鼓面部40と第四の垂れ先部44との組に帯布Cを使用して仕立てられている。
垂れ部24では、最終的に表に出す帯布以外の帯布は、当該表に出す帯布に隠れてしまうことに着目すると共に、片面2つの太鼓面部及び垂れ先部の帯柄が上下対称となるように仕立てることによって、どの帯柄の帯布でお太鼓を形成する場合であっても、垂れ部24の折り方は同じとなる一方で、4通りのお太鼓柄を表現することができる。
なお、図1及び図2では、A、B、C、Dの各文字の向きが、各帯布が備える帯柄の向きを示している。また、第一の帯布A、第二の帯布B、第三の帯布C、第四の帯布Dは、向きを有する帯柄を備えているものとする。
(本実施の形態に係る付け帯の使用方法)
図3乃至図14を用いて、本実施の形態に係る付け帯1の使用方法(着用方法、巻き方)について説明する。
(1)胴巻部2の着用方法について
ここでは、図3乃至図6を用いて、胴巻部2の着用方法について説明する。なお、図3は、第一の帯布Aが表に出るように胴巻部2を着用する方法を説明する図であり、図4は、第二の帯布Bが表に出るように胴巻部2を着用する方法を説明する図であり、図5は、第三の帯布Cが表に出るように胴巻部2を着用する方法を説明する図であり、図6は、第四の帯布Dが表に出るように胴巻部2を着用する方法を説明する図である。
はじめに、図3を用いて、第一の帯布Aが表に来るように胴巻部2を着用する方法を説明する。図3(a)で示すように、着用者46は、正面中央付近から第二の手先部12(第四の帯布D)を表向きにして巻き始める。そうすると、図3(b)で示すように、表に出る部位が着用者46の背面中央付近で第二の手部10(第二の帯布B)に切り替わる。
続けて、着用者46が、胴巻部2を巻いて行き、第二の手部10を胴部に一巻きすると、図3(b)で示すように、表に出る部位が背面中央付近で第一の手部8(第一の帯布A)に切り替わる。さらに続けて、着用者46が、胴巻部2を巻いて行き、第一の手部8を胴部に一巻きすると、図3(b)で示すように、表に出る部位が背面中央付近で第一の手先部6(第三の帯布C)に切り替わる。
次に、着用者46は、背面中央付近で、胴巻部2をクリップで止め、その状態を維持させ、第一の手先部6は遊ばせておく(解放させておく)。ここで、第一の手先部6の裏面は、第三の手先部16(第一の帯布A)となっており、垂れ部24で形成するお太鼓の中に通すために第一の手先部6を折り返すと、第一の帯布Aが表に現れることになる。
このようにして胴巻部2を着用することで、着用後、胴巻部2の表に現れる部位は、第一の帯布A、つまり、第一の帯柄に統一される。
次に、図4を用いて、第二の帯布Bが表に来るように胴巻部2を着用する方法を説明する。図4(a)で示すように、着用者46は、正面中央付近から第一の手先部6(第三の帯布C)を表向きにして巻き始める。そうすると、図4(b)で示すように、表に出る部位が着用者46の背面中央付近で第一の手部8(第一の帯布A)に切り替わる。
続けて、着用者46が、胴巻部2を巻いて行き、第一の手部8を胴部に一巻きすると、図4(b)で示すように、表に出る部位が背面中央付近で第二の手部10(第二の帯布B)に切り替わる。さらに続けて、着用者46が、胴巻部2を巻いて行き、第二の手部10を胴部に一巻きすると、図4(b)で示すように、表に出る部位が背面中央付近で第二の手先部12(第四の帯布D)に切り替わる。
次に、着用者46は、背面中央付近で、胴巻部2をクリップで止め、その状態を維持させ、第二の手先部12は遊ばせておく(解放させておく)。ここで、第二の手先部12の裏面は、第四の手先部22(第二の帯布B)となっており、垂れ部24で形成するお太鼓の中に通すために第二の手先部12を折り返すと、第二の帯布Bが表に現れることになる。
このようにして胴巻部2を着用することで、着用後、胴巻部2の表に現れる部位は、第二の帯布B、つまり、第二の帯柄に統一される。
次は、図5を用いて、第三の帯布Cが表に来るように胴巻部2を着用する方法を説明する。図5(a)で示すように、着用者46は、正面中央付近から第四の手先部22(第二の帯布B)を表向きにして巻き始める。そうすると、図5(b)で示すように、表に出る部位が着用者46の背面中央付近で第四の手部20(第四の帯布D)に切り替わる。
続けて、着用者46が、胴巻部2を巻いて行き、第四の手部20を胴部に一巻きすると、図5(b)で示すように、表に出る部位が背面中央付近で第三の手部18(第三の帯布C)に切り替わる。さらに続けて、着用者46が、胴巻部2を巻いて行き、第三の手部18を胴部に一巻きすると、図5(b)で示すように、表に出る部位が背面中央付近で第三の手先部16(第一の帯布A)に切り替わる。
次に、着用者46は、背面中央付近で、胴巻部2をクリップで止め、その状態を維持させ、第三の手先部16は遊ばせておく(解放させておく)。ここで、第三の手先部16の裏面は、第一の手先部6(第三の帯布C)となっており、垂れ部24で形成するお太鼓の中に通すために第三の手先部16を折り返すと、第三の帯布Cが表に現れることになる。
このようにして胴巻部2を着用することで、着用後、胴巻部2の表に現れる部位は、第三の帯布C、つまり、第三の帯柄に統一される。
次は、図6を用いて、第四の帯布Dが表に来るように胴巻部2を着用する方法を説明する。図6(a)で示すように、着用者46は、正面中央付近から第三の手先部16(第一の帯布A)を表向きにして巻き始める。そうすると、図6(b)で示すように、表に出る部位が着用者46の背面中央付近で第三の手部18(第三の帯布C)に切り替わる。
続けて、着用者46が、胴巻部2を巻いて行き、第三の手部18を胴部に一巻きすると、図6(b)で示すように、表に出る部位が背面中央付近で第四の手部20(第四の帯布D)に切り替わる。さらに続けて、着用者46が、胴巻部2を巻いて行き、第四の手部20を胴部に一巻きすると、図6(b)で示すように、表に出る部位が背面中央付近で第四の手先部22(第二の帯布B)に切り替わる。
次に、着用者46は、背面中央付近で、胴巻部2をクリップで止め、その状態を維持させ、第四の手先部22は遊ばせておく(解放させておく)。ここで、第四の手先部22の裏面は、第二の手先部12(第四の帯布D)となっており、垂れ部24で形成するお太鼓の中に通すために第四の手先部22を折り返すと、第四の帯布Dが表に現れることになる。
このようにして胴巻部2を着用することで、着用後、胴巻部2の表に現れる部位は、第四の帯布D、つまり、第四の帯柄に統一される。
(2)垂れ部24の着用方法について
ここでは、図7乃至図14を用いて、垂れ部24の着用方法について説明する。なお、図7及び図8は、第一の帯布Aが表に出るように垂れ部24を着用する方法を説明する図であり、図9及び図10は、第二の帯布Bが表に出るように垂れ部24を着用する方法を説明する図であり、図11及び図12は、第三の帯布Cが表に出るように垂れ部24を着用する方法を説明する図であり、図13及び図14は、第四の帯布Dが表に出るように垂れ部24を着用する方法を説明する図である。
はじめに、図7を用いて、第一の帯布Aが表に出るように垂れ部24を着用する方法を説明する。図7(a)で示すように、第一の太鼓面部30(第一の帯布A)及び第二の垂れ先部34(第一の帯布A)を表に出し、第一の垂れ先部(第二の帯布B)及び第二の太鼓面部32(第二の帯布B)が表から見えないように、垂れ部24の上部及び中央下部を折ってお太鼓を形成する。その際、着用者46は、垂れ部24の上部を18cm程度折り、帯枕ガーゼを背中側に当てつつ正面で縛って、形成したお太鼓を背中に固定する。
そして、図7(b)で示すように、着用者46は、遊ばせておいた第一の手先部6(第三の帯布C)を手前側に折り返し、第三の手先部16(第一の帯布A)が表となる様にして、形成したお太鼓の中へ第三の手先部16を通す。
その後、図7(c)で示すように、着用者46は、帯締めを通し、正面で結ぶことによって、付け帯1を使用した帯結びが完成させる。なお、着用者46の背中にあるお太鼓は、垂れ部24を、図8で示すように折り込むことによって形成される。
このようにして垂れ部24を着用することで、着用後、お太鼓(垂れ部24)の表に現れる部位は、第一の帯布A、つまり、第一の帯柄に統一される。
次に、図9を用いて、第二の帯布Bが表に出るように垂れ部24を着用する方法を説明する。なお、垂れ部24は、第一の帯布Aを表に出す場合とは上下位置を反対にして着用される。図9(a)で示すように、第二の太鼓面部32(第二の帯布B)及び第一の垂れ先部28(第二の帯布B)を表に出し、第二の垂れ先部(第一の帯布A)及び第一の太鼓面部30(第一の帯布A)が表から見えないように、垂れ部24の上部及び中央下部を折ってお太鼓を形成する。その際、着用者46は、垂れ部24の上部を18cm程度折り、帯枕ガーゼを背中側に当てつつ正面で縛って、形成したお太鼓を背中に固定する。
そして、図9(b)で示すように、着用者46は、遊ばせておいた第二の手先部12(第四の帯布D)を手前側に折り返し、第四の手先部22(第二の帯布B)が表となる様にして、形成したお太鼓の中へ第四の手先部22を通す。
その後、図9(c)で示すように、着用者46は、帯締めを通し、正面で結ぶことによって、付け帯1を使用した帯結びが完成させる。なお、着用者46の背中にあるお太鼓は、垂れ部24を、図10で示すように折り込むことによって形成される。
このようにして垂れ部24を着用することで、着用後、お太鼓(垂れ部24)の表に現れる部位は、第二の帯布B、つまり、第二の帯柄に統一される。
今度は、図11を用いて、第三の帯布Cが表に出るように垂れ部24を着用する方法を説明する。図11(a)で示すように、第三の太鼓面部40(第一の帯布C)及び第四の垂れ先部44(第三の帯布C)を表に出し、第三の垂れ先部(第四の帯布D)及び第四の太鼓面部42(第四の帯布D)が表から見えないように、垂れ部24の上部及び中央下部を折ってお太鼓を形成する。その際、着用者46は、垂れ部24の上部を18cm程度折り、帯枕ガーゼを背中側に当てつつ正面で縛って、形成したお太鼓を背中に固定する。
そして、図11(b)で示すように、着用者46は、遊ばせておいた第三の手先部16(第一の帯布A)を手前側に折り返し、第一の手先部6(第三の帯布C)が表となる様にして、形成したお太鼓の中へ第一の手先部6を通す。
その後、図11(c)で示すように、着用者46は、帯締めを通し、正面で結ぶことによって、付け帯1を使用した帯結びが完成させる。なお、着用者46の背中にあるお太鼓は、垂れ部24を、図12で示すように折り込むことによって形成される。
このようにして垂れ部24を着用することで、着用後、お太鼓(垂れ部24)の表に現れる部位は、第三の帯布C、つまり、第三の帯柄に統一される。
次に、図13を用いて、第四の帯布Dが表に出るように垂れ部24を着用する方法を説明する。なお、垂れ部24は、第三の帯布Cを表に出す場合とは上下位置を反対にして着用される。図13(a)で示すように、第四の太鼓面部42(第四の帯布D)及び第三の垂れ先部38(第四の帯布D)を表に出し、第四の垂れ先部44(第三の帯布C)及び第三の太鼓面部40(第三の帯布C)が表から見えないように、垂れ部24の上部及び中央下部を折ってお太鼓を形成する。その際、着用者46は、垂れ部24の上部を18cm程度折り、帯枕ガーゼを背中側に当てつつ正面で縛って、形成したお太鼓を背中に固定する。
そして、図13(b)で示すように、着用者46は、遊ばせておいた第四の手先部22(第二の帯布B)を手前側に折り返し、第二の手先部12(第四の帯布D)が表となる様にして、形成したお太鼓の中へ第二の手先部12を通す。
その後、図13(c)で示すように、着用者46は、帯締めを通し、正面で結ぶことによって、付け帯1を使用した帯結びが完成させる。なお、着用者46の背中にあるお太鼓は、垂れ部24を、図14で示すように折り込むことによって形成される。
このようにして垂れ部24を着用することで、着用後、お太鼓(垂れ部24)の表に現れる部位は、第四の帯布D、つまり、第四の帯柄に統一される。
図8、図10、図12及び図14で示したように、お太鼓を形成する際の垂れ部24の折り方は、どの帯布を表にする場合であっても、同じである。従って、垂れ部24を着用するとき、着用者46が垂れ部24の折り方を覚える負担は非常に小さい。
なお、図7(c)、図9(c)、図11(c)及び図13(c)では、図の複雑化を避けるため、胴巻部2上のハッチング処理を省略している。
(総括)
特許文献1では、手(胴)・太鼓面・垂れ先に現れる帯柄の組合せのバリエーションを増やすことを目的とした和服用帯が開示されている。
しかし、ただ単に帯柄の組合せのバリエーションを豊富にすると、帯と和服及び小物とのコーディネイトの一貫性がなくなってしまう。また、通常、手(胴)・太鼓面・垂れ先に現れる帯柄を統一させて、和服を着用する場合が圧倒的に多い。
そういった現実の和服着用の場面を想定し、特許文献1に記載の技術において、手(胴)・太鼓面・垂れ先の帯柄を統一した場合、一通りの帯柄しか表現することができない。また、具体的には開示はないものの、特許文献1における胴巻部用帯が表裏異模様であることに鑑みれば、特許文献1に記載の技術を発展させたとしても、二通りの帯柄しか表現することができない。
一方で、本発明は、手・手先・太鼓面・垂れ先の帯柄を統一させた上で、四通りの帯柄を表現することができる。これは、表に見せない帯布(帯柄)は、表に見せる帯布で覆って隠せば良い、または、内側に折り込むことによって隠せば良いという考え方に基づくものである。
また、特許文献1では、当該文献の図2で示されるように、太鼓部用帯の着用方法(折り方)が、どの帯柄を表にするのかによって区々である。従って、着用者は、全ての折り方を覚え、かつ、その折り方を表にする帯柄と関連付けて記憶し実践しなければならず、これは着用者にとって大きな負担である。
それに対し、本発明では、4通りの帯柄全てについて、垂れ部24(太鼓部用帯)の着用方法(折り方)が同じであり、特許文献1に記載の技術に比べ、着用者が記憶すべき情報量は少なくて良いため、着用者にとって負担を軽減させることができる。これは、垂れ部24において配置される帯柄の方向を上で説明したように工夫することによって、達成されるものである。
さらに、特許文献1では、当該文献の図1で示されるように、太鼓部用帯と胴巻部用帯の帯幅が同じであり、通常、太鼓部用帯は全幅であることから、胴巻部用帯も全幅であるものと推測することができる。そして、全幅の胴巻部用帯を着用者の胴部に巻く場合、通常、帯幅が半分になるように折って巻くため、帯芯を考慮に入れると、着用者胴部に巻かれる布は12枚と、非常に厚くなってしまい、その結果、胴巻部用帯は締め難くなってしまう。
それに対し、本発明に係る付け帯1では、当初から胴巻部2(胴巻部用帯)は、半幅に仕立てられているため、改めて胴巻部2を折る必要は無く、帯芯を考慮に入れた場合であっても、着用者胴部に巻かれる布は6枚乃至8枚となる。その結果、本発明に係る付け帯1では、特許文献1に記載の胴巻部用帯と比較すると、着用者胴部に巻く布が薄く、胴巻部2は巻き易いということができる。
以上、本発明の実施の形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲において、種々の変形・変更が可能である。
1 付け帯
2 胴巻部
4 胴巻部の一の面(胴巻部の表面)
6 第一の手先部
8 第一の手部
10 第二の手部
12 第二の手先部
14 胴巻部の他の面(胴巻部の裏面)
16 第三の手先部
18 第三の手部
20 第四の手部
22 第四の手先部
24 垂れ部
26 垂れ部の一の面(垂れ部の表面)
28 第一の垂れ先部
30 第一の太鼓面部
32 第二の太鼓面部
34 第二の垂れ先部
36 垂れ部の他の面(垂れ部の裏面)
38 第三の垂れ先部
40 第三の太鼓面部
42 第四の太鼓面部
44 第四の垂れ先部
46 付け帯1の着用者
A 第一の帯布(第一の柄を備えた帯布)
B 第二の帯布(第二の柄を備えた帯布)
C 第三の帯布(第三の柄を備えた帯布)
D 第四の帯布(第四の柄を備えた帯布)

Claims (2)

  1. 着用者の胴に2巻半程度巻き付けて使用する半幅の胴巻部と帯結びの装飾部位となる全幅の垂れ部とを有し、柄が異なる四通りの帯として使用することができる和服用の付け帯であって、
    前記胴巻部の一の面においては、装飾部位の形状を保たせるために使用する第一の手先部及び第二の手先部と、着用者の胴囲程度の長さを備える第一の手部及び第二の手部とが設けられると共に、前記第一の手先部、前記第一の手部、前記第二の手部及び前記第二の手先部の順に接合され、
    前記胴巻部の他の面においては、装飾部位の形状を保たせるために使用する第三の手先部及び第四の手先部と、着用者の胴囲程度の長さを備える第三の手部及び第四の手部とが設けられると共に、前記第三の手先部、前記第三の手部、前記第四の手部及び前記第四の手先部の順に接合され、
    前記垂れ部の一の面においては、該垂れ部の端部に位置する第一の垂れ先部及び第二の垂れ先部と、お太鼓を形成する部位である第一の太鼓面部及び第二の太鼓面部とが設けられると共に、前記第一の垂れ先部、前記第一の太鼓面部、前記第二の太鼓面部及び前記第二の垂れ先部の順に接合され、前記第一の垂れ先部及び第二の太鼓面部の組並びに前記第一の太鼓面部及び第二の垂れ先部の組における各組で使用される帯布の帯柄の向きが該組間で前記垂れ部の長手方向において対称、かつ、前記第一の太鼓面部及び前記第二の太鼓面部で使用される帯布の帯柄の上から下への向きが互いに向き合うように仕立てられ、
    前記垂れ部の他の面においては、該垂れ部の端部に位置する第三の垂れ先部及び第四の垂れ先部と、お太鼓を形成する部位である第三の太鼓面部及び第四の太鼓面部とが設けられると共に、前記第三の垂れ先部、前記第三の太鼓面部、前記第四の太鼓面部及び前記第四の垂れ先部の順に接合され、前記第三の垂れ先部及び第四の太鼓面部の組並びに前記第三の太鼓面部及び第四の垂れ先部の組における各組で使用される帯布の帯柄の向きが該組間で前記垂れ部の長手方向において対称、かつ、前記第三の太鼓面部及び前記第四の太鼓面部で使用される帯布の帯柄の上から下への向きが互いに向き合うように仕立てられ、
    前記第一の手先部及び前記第三の手部の組、前記第一の手部及び前記第三の手先部の組、前記第二の手部及び前記第四の手先部の組並びに前記第二の手先部及び前記第四の手部の組の各組においては、帯柄が異なる第一の帯布、第二の帯布、第三の帯布及び第四の帯布のうち一つずつが、重複の無いように使用され、
    前記第一の垂れ先部及び第二の太鼓面部の組、前記第一の太鼓面部及び第二の垂れ先部の組、前記第三の垂れ先部及び第四の太鼓面部の組並びに前記第三の太鼓面部及び第四の垂れ先部の組の各組においては、帯柄が異なる第一の帯布、第二の帯布、第三の帯布及び第四の帯布のうち一つずつが、重複の無いように使用されることを特徴とする付け帯。
  2. 前記第一の手先部及び前記第三の手部の組、前記第一の手部及び前記第三の手先部の組、前記第二の手部及び前記第四の手先部の組並びに前記第二の手先部及び前記第四の手部の組の各組においては、使用される帯布の帯柄の向きが前記胴巻部の短手方向に揃うように仕立てられることを特徴とする請求項1に記載の付け帯。



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