JP3182683U - 組合せ帯 - Google Patents
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Abstract
【課題】和服の帯において、多種多様な帯結びを形成することによって、帯結びの豊富なバリエーションを試し楽しむことができる組合せ帯を提供する。
【解決手段】複数の帯を組み合わせて使用し、多様な帯結びを形成することができる和服用の組合せ帯であって、装飾部位となる半幅垂れ部4、着用者の胴に2巻程度巻き付ける部位である半幅手部6及び装飾部位の形状を保たせる機能を備える半幅手先部8の順に続く半幅の帯であって、単体でも半幅帯として使用することができる半幅帯本体2と、全幅の帯であって、名古屋仕立てで仕立てられた名古屋帯の垂れの部位と同程度の長さを備え、当該組合せ帯で形成する帯結びの装飾部位となる第一の装飾帯10と、半幅の帯であって、前記第一の装飾帯10と同程度の長さを備え、当該組合せ帯で形成する帯結びの装飾部位となる第二の装飾帯12と、を有することを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】複数の帯を組み合わせて使用し、多様な帯結びを形成することができる和服用の組合せ帯であって、装飾部位となる半幅垂れ部4、着用者の胴に2巻程度巻き付ける部位である半幅手部6及び装飾部位の形状を保たせる機能を備える半幅手先部8の順に続く半幅の帯であって、単体でも半幅帯として使用することができる半幅帯本体2と、全幅の帯であって、名古屋仕立てで仕立てられた名古屋帯の垂れの部位と同程度の長さを備え、当該組合せ帯で形成する帯結びの装飾部位となる第一の装飾帯10と、半幅の帯であって、前記第一の装飾帯10と同程度の長さを備え、当該組合せ帯で形成する帯結びの装飾部位となる第二の装飾帯12と、を有することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
和服用の帯の技術に関するものであって、単体でも半幅帯として使用することができる帯と、全幅及び半幅の装飾用帯とを組み合わせて使用することによって、多様な帯結びの形成を可能とする技術に関する。
半幅帯とは、お太鼓用の帯幅が八寸であるところ、帯幅がその半分である帯のことをいい、手軽に結ぶことができるため、和服の初心者であっても、比較的容易に着用することができるというメリットを備える。基本的に半幅帯は、普段着用の帯として使用され、礼装又は準礼装として着用したりすることはない。
一方、着用を容易にするなどの目的で、和服用の帯体を複数のパーツにより構成した発明・考案について、盛んに提案がなされている。例えば、特許文献1では、3本帯のセットが開示され、特許文献2乃至4では、長さの異なる帯のセットが開示されている。
しかしながら、上記の従来技術においては、和服の帯において、多種多様な帯結びを形成することによって、帯結びの豊富なバリエーションを試し楽しむことができないという問題点があった。
そこで、本考案では、上記問題点に鑑み、和服の帯において、多種多様な帯結びを形成することによって、帯結びの豊富なバリエーションを試し楽しむことができる組合せ帯を提供することを目的とする。
開示する組合せ帯の一形態は、複数の帯を組み合わせて使用することによって、多様な帯結びを形成することができる和服用の組合せ帯であって、単体で使用するときに装飾部位となる半幅垂れ部、着用者の胴に2巻程度巻き付ける部位である半幅手部及び装飾部位の形状を保たせる機能を備える半幅手先部の順に続く半幅の帯であって、単体でも半幅帯として使用することができる半幅帯本体と、全幅の帯であって、名古屋仕立てで仕立てられた名古屋帯の垂れの部位と同程度の長さを備え、当該組合せ帯で形成する帯結びの装飾部位となる第一の装飾帯と、半幅の帯であって、前記第一の装飾帯と同程度の長さを備え、当該組合せ帯で形成する帯結びの装飾部位となる第二の装飾帯と、を有することを特徴とする。
また、開示する組合せ帯の一形態は、上記構成に加え、前記半幅帯本体、前記第一の装飾帯及び前記第二の装飾帯が、表裏異模様であることを特徴とする。
また、開示する組合せ帯の一形態は、上記構成に加え、前記半幅帯本体、前記第一の装飾帯及び前記第二の装飾帯が、表裏異模様であることを特徴とする。
開示の組合せ帯は、和服の帯において、多種多様な帯結びを形成することによって、帯結びの豊富なバリエーションを試し楽しむことができる。
図面を参照しながら、本考案を実施するための形態について説明する。
(本実施の形態に係る組合せ帯の構造)
(本実施の形態に係る組合せ帯の構造)
図1を用いて、本実施の形態に係る組合せ帯1の構造について説明する。図1は、組合せ帯1の全体を示す図であり、(a)で半幅帯本体2を示し、(b)で第一の装飾帯10を示し、(c)で第二の装飾帯12を示している。なお、組合せ帯1は、和服用の帯である。
図1で示すように、組合せ帯1は、半幅帯本体2、第一の装飾帯10、第二の装飾帯12を有する。
図1で示すように、組合せ帯1は、半幅帯本体2、第一の装飾帯10、第二の装飾帯12を有する。
半幅帯本体2は、半幅(帯幅が四寸)の和服用の帯であって、半幅垂れ部4、半幅手部6、半幅手先部8を有し、半幅垂れ部4の次に半幅手部6が続き、半幅手部6の次に半幅手先部8が続く構造である。半幅帯本体2は、第一の装飾帯10及び第二の装飾帯12と組み合わせることなく、単独でも使用することができ、その場合、半幅帯本体2の機能及び用途は、一般的な半幅帯と同じである。
半幅垂れ部4は、半幅帯本体2を単体で使用するとき、及び、組合せ帯1の構成要素として使用するとき、帯の装飾となる(帯結びをなす)部位である。半幅垂れ部4は、組合せ帯1を着用したとき、着用者の背面に位置する部位でもあり、着用方法によって表面に現れたり現れなかったりする。
半幅手部6は、組合せ帯1の着用者の胴に二巻き程度巻き付けて使用する部位であり、「胴」と呼ばれることもある。半幅手部6は、組合せ帯1を着用したとき、着用者の前面に現れる部位でもある。
半幅帯手先部8は、半幅帯本体2を単体で使用するとき、及び、組合せ帯1の構成要素として使用するとき、帯の装飾部位の形状をホールドする(維持させる)機能を有する。
また、半幅帯本体2は、標準的には、帯幅が約15cm、帯全体の長さが約380cmに仕立てられ、その場合、半幅垂れ部4の長さが約150cm、半幅手部6の長さが約180cm、半幅手先部8が長さは約50cmとなる。
第一の装飾帯10は、全幅(帯幅が八寸)の和服用の帯であって、組合せ帯1において形成される帯結びの装飾をなす部位である。第一の装飾帯10の長さは、名古屋仕立てで仕立てられた名古屋帯の垂れの部位と同程度の長さ(約90cm)である。第一の装飾帯10は、単体では使用せず、半幅帯本体2と組み合わせて使用することにより、その機能を発揮する。
第二の装飾帯12は、半幅(帯幅が四寸)の和服用の帯であって、組合せ帯1において形成される帯結びの装飾をなす部位である。第二の装飾帯12の長さは、第一の装飾帯10と同程度の長さ(約90cm)である。第二の装飾帯12は、単体では使用せず、半幅帯本体2と組み合わせて使用することにより、その機能を発揮する。
組合せ帯1は、半幅帯本体2、第一の装飾帯10、第二の装飾帯12を適宜組み合わせて使用し、様々な形状の帯結びを形成することによって、帯結びの豊富なバリエーションを試し楽しむことができる。
なお、半幅帯本体2、第一の装飾帯10及び第二の装飾帯12は、リバーシブル、つまり、表裏が異模様に仕立てられていても良い。こうすることによって、組合せ帯1は、表と裏で、二通りの帯柄(帯布の柄)を楽しむことができる。
(本実施の形態に係る組合せ帯の使用方法)
(本実施の形態に係る組合せ帯の使用方法)
図2乃至5を用いて、本実施の形態に係る組合せ帯1の使用方法について説明する。図2は、半幅帯本体2と第一の装飾帯10とを組み合わせて、お太鼓結びを形成する場合の着用方法を示す図である。また、図3乃至5は、組合せ帯1で形成される帯結びのバリエーションを例示する図である。
はじめに図2を用いて、組合せ帯1を用いて形成する帯結びの一例として、半幅帯本体2と第一の装飾帯10とで基本的なお太鼓結びを形成する場合の組合せ帯1の巻き方を説明する。
図2(a)で示すように、着用者は、胴の部分に半幅帯本体2を三回巻いて、一結びする。通常、半幅帯は、着用者の胴部に二回巻くのだが、そうすると半幅垂れ部4が余り過ぎるため、半幅帯本体2は、着用者の胴部に三回巻くことにする。
図2(b)で示すように、次に、着用者は、半幅手先部8をくるくると巻き、それを結び目と背中の間に挿入し、お太鼓の台となる部位を形成する。このとき、半幅垂れ部4は除けておく。
図2(c)で示すように、次に、着用者は、第一の装飾帯10でお太鼓を形成する。
図2(d)で示すように、次に、着用者は、除けておいた半幅垂れ部4を、第一の装飾帯10で形成したお太鼓の中に挿し入れ、お太鼓の形状を維持させる。
図2(c)で示すように、次に、着用者は、第一の装飾帯10でお太鼓を形成する。
図2(d)で示すように、次に、着用者は、除けておいた半幅垂れ部4を、第一の装飾帯10で形成したお太鼓の中に挿し入れ、お太鼓の形状を維持させる。
上記のように、組合せ帯1の構成要素である半幅帯本体2及び第一の飾り帯10を組み合わせて着用することによって、一般的なお太鼓結びを形成することができる。
ただし、組合せ帯1は、半幅帯本体2に第一の装飾帯10を組み合わせて使用する場合のみならず、半幅帯本体2に第二の装飾帯12を組み合わせて使用しても良く、さらには、半幅帯本体2に第一の装飾帯10及び第二の装飾帯12を組み合わせて使用しても良い。また、何れの組合せについても、各帯2、10、12の結び方(各帯2、10、12の使用方法)を変化させることによって、組合せ帯1は、多様なバリエーションの帯結びを形成することができる。
例えば、図3で示すように、半幅帯本体2と第一の装飾帯10とを組み合わせた場合、(a)お太鼓結びの他、(b)角出し風結び、(c)リボン角出し風結び、(d)リボン乗せ太鼓結び、(e)全幅文庫結び、(f)全幅だらり風結び、(g)全幅立て矢風結びなどの帯結びを形成することができる。
また、図4で示すように、半幅帯本体2と第二の装飾帯12とを組み合わせた場合、(a)花乗せカルタ結び、(b)羽根たくさん半幅文庫結び、(c)羽根たくさん1/4幅文庫結び、(d)二枚羽根リボン返し結び、(e)羽根たくさんリボン返し結び、(f)二枚羽根角出し風結びなどの帯結びを形成することができる。
また、図5で示すように、半幅帯本体2と第一の装飾帯10と2第二の装飾帯12とを組み合わせた場合、(a)大きなリボン乗せ太鼓結び、(b)リボンたくさん乗せ太鼓結び、(c)花飾り乗せ全幅文庫結び、(d)リボン乗せ全幅だらり風結び、(e)飾り付立て矢風結びなどの帯結びを形成することができる。
なお、図3乃至5で示した帯結びは、組合せ帯1を使用してできる帯結びの例示であって、組合せ帯1は、その他種々の帯結びを形成することができる。
(総括)
なお、図3乃至5で示した帯結びは、組合せ帯1を使用してできる帯結びの例示であって、組合せ帯1は、その他種々の帯結びを形成することができる。
(総括)
組合せ帯1は、礼装の袋帯やカジュアルな名古屋帯と同様に、着用者の前面に半幅である半幅帯本体2が現れるように着用し、着用者の背面に現れる帯結びに、装飾機能を備えた半幅垂れ部4や飾り結び用の第一の装飾帯10及び第二の装飾帯12が現れるように着用する。このように、組合せ帯1は、着用者背面の装飾部位において、半幅垂れ部4、第一の装飾帯10及び第二の装飾帯12の3つの分離された帯を用いて帯結びを形成することができるため、帯結びの豊富なバリエーションを試し楽しむことができる。
一方、垂れ、手及び手先が分離されている付け帯では、帯結び(装飾)となる部位は「垂れ」1つであるのに対し、組合せ帯1では、帯結び(装飾)となる部位が「半幅垂れ部4」、「第一の装飾帯10」及び「第二の装飾帯12」と3つ存在することに基づき、帯結びのバリエーションを豊富にすることができる。
以上、本考案の実施の形態について詳述したが、本考案は係る特定の実施の形態に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案の要旨の範囲において、種々の変形・変更が可能である。
1 和服用の組合せ帯
2 半幅帯本体
4 半幅垂れ部
6 半幅手部
8 半幅手先部
10 第一の装飾帯
12 第二の装飾帯
2 半幅帯本体
4 半幅垂れ部
6 半幅手部
8 半幅手先部
10 第一の装飾帯
12 第二の装飾帯
Claims (2)
- 複数の帯を組み合わせて使用することによって、多様な帯結びを形成することができる和服用の組合せ帯であって、
単体で使用するときに装飾部位となる半幅垂れ部、着用者の胴に2巻程度巻き付ける部位である半幅手部及び装飾部位の形状を保たせる機能を備える半幅手先部の順に続く半幅の帯であって、単体でも半幅帯として使用することができる半幅帯本体と、
全幅の帯であって、名古屋仕立てで仕立てられた名古屋帯の垂れの部位と同程度の長さを備え、当該組合せ帯で形成する帯結びの装飾部位となる第一の装飾帯と、
半幅の帯であって、前記第一の装飾帯と同程度の長さを備え、当該組合せ帯で形成する帯結びの装飾部位となる第二の装飾帯と、を有することを特徴とする組合せ帯。 - 前記半幅帯本体、前記第一の装飾帯及び前記第二の装飾帯が、表裏異模様であることを特徴とする請求項1に記載の組合せ帯。
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JP2020117847A (ja) * | 2019-01-22 | 2020-08-06 | 君代 船越 | 半巾帯のリボン結びのたれ具 |
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2013
- 2013-01-24 JP JP2013000344U patent/JP3182683U/ja not_active Expired - Fee Related
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