JP5224027B2 - 回折格子作製用位相マスクを用いた回折格子作製方法 - Google Patents

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本発明は、回折格子作製用位相マスクを用いた回折格子作製方法に関し、特に、光通信等に用いられる光ファイバー内に回折格子作製用位相マスクと紫外線レーザ光とを用いて回折格子を作製するための方法に関するものである。
光ファイバーは地球規模の通信に大革新をもたらし、高品質、大容量の大洋横断電話通信を可能にしたが、従来より、この光ファイバーに沿ってコア内に周期的に屈折率分布を作り出し、光ファイバー内にブラック回折格子を作り、その回折格子の周期と長さ、屈折率変調の大きさによって回折格子の反射率の高低と波長特性の幅を決めることにより、その回折格子を光通信用の波長多重分割器、レーザやセンサーに使用される狭帯域の高反射ミラー、光ファイバーアンプにおける余分なレーザ波長を取り除く波長選択フィルター等として利用できることが知られている。
しかし、石英光ファイバーの減衰が最小となり、長距離通信システムに適している波長は1.55μmであることにより、この波長で光ファイバー回折格子を使用するためには、格子間隔を約500nmとする必要があり、このような細かい構造をコアの中に作ること自体が当初は難しいとされており、光ファイバーのコア内にブラック回折格子を作るのに、側面研磨、フォトレジストプロセス、ホログラフィー露光、反応性イオンビームエッチング等からなる何段階もの複雑な工程がとられていた。このため、作製時間が長く、歩留まりも低かった。
しかし、最近、紫外線を光ファイバーに照射し、直接コア内に屈折率の変化をもたらし回折格子を作る方法が知られるようになり、この紫外線を照射する方法は複雑なプロセスを必要としないため、周辺技術の進歩と共に次第に実施されるようになってきた。
この紫外光を用いる方法の場合、上記のように格子間隔が約500nmと細かいため、2本の光束を干渉させる干渉方法、(エキシマレーザからのシングルパルスを集光して回折格子面を1枚ずつ作る)1点毎の書き込みによる方法、グレーティングを持つ位相マスクを使って照射する方法等がとられている。
上記の2光束を干渉させる干渉方法には、横方向のビームの品質、すなわち空間コヒーレンスに問題があり、1点毎の書き込みによる方法には、サブミクロンの大きさの緻密なステップ制御が必要で、かつ光を小さく取り込み多くの面を書き込むことが要求され、作業性にも問題があった。
このため、上記問題に対応できる方法として、位相マスクを用いる照射方法が注目されるようになってきたが、この方法は図1(a)に示すように、石英基板の1面に凹溝を所定の繰り返し周期で所定の深さに設けた位相マスク21を用いて、KrFエキシマレーザ光(波長:248nm)23をそのマスク21に照射し、光ファイバー22のコア22Aに直接屈折率の変化をもたらし、グレーティング(格子)を作製するものである。なお、図1(a)には、コア22Aにおける干渉縞パターン24を分かりやすく拡大して示してある。図1(b)、図1(c)はそれぞれ位相マスク21の断面図、それに対応する上面図の一部を示したものである。位相マスク21は、その1面に繰り返し周期Λで深さdの凹溝26を設け、凹溝26間に略同じ幅の凸条27を設けてなるバイナリー位相型回折格子状の構造を有するものである。
位相マスク21の凹溝26の深さ(凸条27と凹溝26との高さの差)dは、露光光であるエキシマレーザ光(ビーム)23の位相をπラジアンだけ変調するように選択されており、0次光(ビーム)25Aは位相マスク21により5%以下に抑えられ、マスク21から出る主な光(ビーム)は、回折光の35%以上を含むプラス1次の回折光25Bとマイナス1次の回折光25Cに分割される。このため、このプラス1次の回折光25Bとマイナス1次の回折光25Cによる所定ピッチの干渉縞の照射を行い、このピッチでの屈折率変化を光ファイバー22内にもたらすものである。
特開2005−141075号公報 特開2006−3762号公報 "SPIE"Vol.883(1988),pp.8〜11 辻内順平著「ホログラフィー」(1997年11月5日発行、(株)裳華房)、p.55
このような位相マスク21の断面形状寸法は、凹溝26の深さdが上記のように波長λの露光光23の位相をπラジアンだけずらせ、かつ、凸条27の幅wと繰り返し周期Λの比w/Λで定義される凸条27のデューティ比fが0.5のときに、0次光成分25Aの回折効率が最小になるとされている(スカラー回折理論)。
ところが、繰り返し周期Λの微細化によりその周期Λが波長オーダーになると、0次光成分25Aが数%以上透過してしまい、そのため、0次光成分25Aが転写の際のノイズとなり、転写した光導波路回折格子の反射スペクトル中にノイズが発生してしまう問題があった。
このような観点から、特許文献1や特許文献2の出願がされているが、位相マスクの屈折率に対する検討は不充分である。
さらに、特に繰り返し周期Λが露光波長λに近付くと、0次光成分25Aが0%あるいは数%以下になる解が存在せず、ノイズが多くなって露光ができなくなる問題がある。そこで、特願2007−81653号では回折格子の屈折率を高屈折率にすることで解の範囲をピッチが小さい方に広げている。
ところが、それでもΛ≦λになると、±1次回折光25B、25Cが透過側にあり得ないため、やはり解が存在せず露光ができなくなる問題がある。
その場合、図14に示すように、位相マスク21の回折格子と反対側の平坦部を光ファイバー22に向け、位相マスク21と光ファイバー22の間に屈折率マッチング液28を介在させる液浸配置とし、屈折率マッチング液28を経て直接に光ファイバー22に±1次回折光25B、25Cを入射させる配置とすることで、繰り返し周期Λを波長λオーダーの微細化をすることが可能になるが、この場合、位相マスク21の厚みのために透過±1 次回折光25B、25Cが離れて、特に回折格子のパターンがある領域の周辺部では干渉が起こらずノイズになる恐れがあったり、位相マスク21のメリットである位置精度が悪化する問題がある。
本発明は従来技術のこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、位相マスクの回折格子の繰り返し周期の微細化が可能で、回折されないで透過する0次光成分を極力小さくして、転写した光導波路回折格子の反射スペクトル中にノイズが発生せず高特性のものとする回折格子の作製方法を提供することである。
上記目的を達成する本発明の回折格子作製用位相マスクを用いた回折格子作製方法は、屈折率n2 の透明基板の1面に格子状の断面略矩形の凹溝と凸条の繰り返しパターンが設けられてなる位相マスクの凹溝と凸条の繰り返しパターン面を感光性材料を対向させて、その間を前記透明基板の屈折率n2 より小さい屈折率n1 の液体で充填し、前記位相マスクの前記繰り返しパターン面とは反対側の面から露光光を照射し、前記繰り返しパターン面で回折された±1次回折光の干渉縞を前記感光性材料に露光することで回折格子を作製することを特徴とする方法である。
この場合、前記感光性材料の屈折率をn3 とするとき、n1 ≦n3 とすることが望ましい。
そして、前記位相マスクにおいて、d:凹溝の溝深さ、w:凸条の幅、Λ:繰り返し周期、λ:露光波長とし、d0 =λ/{2(n2 −n1 )}、f=w/Λ、Λ’=Λ/λとするとき、
露光光がS偏光であり、
0.7518/(n2 /n1 −0.8432)+0.2809<n1 Λ' ・・・(8)
かつ、
0.3568/{(n1 Λ’+10.41 )(n2 /n1 −1.068 )}+0.9772≦d/d0
≦0.09194 /{(n1 Λ' −0.7153)(n2 /n1 −1.045 )}+1.172
・・・(6)
かつ、
−0.1837/{(n1 Λ' −0.3755)(n2 /n1 −0.9236)}+0.4494≦f
≦−0.1002/{(n1 Λ' +0.04864 )(n2 /n1 −0.9982)}+0.4908
・・・(7)
の関係を満足すること、あるいは、
露光光がP偏光であり、
0.8268/(n2 /n1 −0.8245)+0.3412<n1 Λ' ・・・(11)
かつ、
0.8588/{(n1 Λ' +5.367 )(n2 /n1 −0.6575)}+1.029 ≦d/d0
≦0.008409/{(n1 Λ' −0.8925)(n2 /n1 −1.114 )}+1.265
・・・(9)
かつ、
−0.06819 /{(n1 Λ' −0.8159)(n2 /n1 −1.097 )}+0.4745≦f
≦−0.6729/{(n1 Λ' +5.405 )(n2 /n1 −0.8691)}+0.5795
・・・(10)
の関係を満足すること、あるいは、
露光光がランダム偏光であり、
1.0523/(n2 /n1 −0.7051)+0.2782<n1 Λ' ・・・(14)
かつ、
0.07986 /{(n1 Λ' +0.2861)(n2 /n1 −1.055 )}+1.018 ≦d/d0
≦0.1272/{(n1 Λ' −0.4050)(n2 /n1 −0.4460)}+1.145
・・・(12)
かつ、
−0.09118 /{(n1 Λ' −0.5900)(n2 /n1 −0.8409)}+0.4344≦f
≦−0.04597 /{(n1 Λ' −0.5680)(n2 /n1 −1.095 )}+0.5232
・・・(13)
の関係を満足することが望ましい。
また、前記位相マスクの繰り返し周期をΛ、露光波長をλとするとき、
λ/n1 ≦Λ ・・・(3)
の関係を満足することが望ましい。
また、前記位相マスクの繰り返し周期をΛ、露光波長をλとするとき、Λ≦λの関係を満足することができる。
また、前記位相マスクにおいて、d:凹溝の溝深さ、Λ:繰り返し周期、λ:露光波長とし、f=w/Λ、Λ’=Λ/λとするとき、
2πd/λ>{fn2 +(1−f)n1 }Λ'2 ・・・(5)
の関係を満足することが望ましい。
また、前記透明基板の凹溝と凸条の繰り返しパターン部が酸化金属からなることが望ましい。
その場合に、前記透明基板の凹溝と凸条の繰り返しパターン部がTiO2 、Al2 3 、Lu3 Al5 12の何れかからなることが望ましい。
また、前記透明基板の凹溝と凸条の繰り返しパターン部がZnS、SiN、LuAG、cubic carbonの何れかからなることが望ましい。
本発明は、以上のような回折格子作製用位相マスクを用いた回折格子作製方法により作製されてなる回折格子及び光ファイバーグレーティングを含むものである。
本発明の回折格子作製用位相マスクによると、位相マスクに高屈折率材料を用いて、凹溝と凸条の繰り返しパターンの断面形状が略矩形状で、凹溝と凸条の繰り返しパターンの断面形状寸法が、透過0次光回折効率が最小になるように最適化されてなるので、この回折格子作製用位相マスクに紫外線露光光を照射してその±1次の回折光相互の干渉により光ファイバー等の感光性材料中に所定ピッチの干渉縞の露光を行い、その干渉縞のピッチの屈折率変化を光導波路中に発生させて回折格子を作製することにより、反射スペクトル中にノイズが発生しない高特性の回折格子を作製することができる。そして、凹溝と凸条の繰り返しパターン面と感光性材料の間を透明基板の屈折率より小さい屈折率の液体で充填することで、露光波長以下の微細な周期構造を作製することができ、その際、位相マスクの厚みの影響でノイズが発生したり、位置精度が悪化することがなくなる。
以下、本発明の回折格子作製用位相マスクを用いた回折格子作製方法を説明する。
図2は、本発明の回折格子作製方法の基本配置を示す断面図である。本発明において用いる位相マスク21は、干渉縞パターン24(図1)を露光する光ファイバー22等の感光性材料に対して、相互に平行で断面略矩形の凹溝26と凸条27の繰り返しパターン面29を向けて配置されるものであり、干渉縞パターン24が露光される光ファイバー22等の感光性材料と位相マスク21の繰り返しパターン面29の間に位相マスク21の透明基板の屈折率と異なり、感光性材料(図2では光ファイバー22)の屈折率に近い液体30で充填し、この状態で位相マスク21の繰り返しパターン面29とは反対側の面からKrFエキシマレーザ光等の露光光23を照射し、凹溝26と凸条27の繰り返しパターン面29を回折されないで透過する0次光25Aを5%(繰り返しパターン面29での0次光の回折効率T0 。位相マスク21の透明基板の繰り返しパターン面29とは反対の面での減衰、透明基板内での減衰は含まない。)以下に抑え、繰り返しパターン面29でプラス1次の回折光25Bとマイナス1次の回折光25Cに分割し、このプラス1次の回折光25Bとマイナス1次の回折光25Cによる所定ピッチの干渉縞の照射を感光性材料(図2では光ファイバー22)に行い、その中に回折格子を露光して屈折率変化等により回折格子を作製する方法である。
なお、感光性材料(図2では光ファイバー22)の屈折率n3 は、±1次回折光25B、25Cの回折角が大きい場合に、液体30と感光性材料22との界面で全反射しないようにするために、n1 ≦n3 とすることが望ましい。その界面から迷光となる反射を防止するには、n1 =n3 とすることが望ましい。
このように、位相マスク21の凹溝26と凸条27の繰り返しパターン面29と感光性材料(光ファイバー22)の間に位相マスク21の透明基板の屈折率と異なり、感光性材料(光ファイバー22)の屈折率に近い液体30を充填することで、位相マスク21の回折格子(凹溝26と凸条27の繰り返しパターン)の繰り返し周期の微細化が可能なことを以下に説明する。
図3は露光光23が位相マスク21から液体30に至る間にプラス1次の回折光25Bとマイナス1次の回折光25Cに回折される様子を示す図であり、液体30の屈折率をn1 、位相マスク21の透明基板の屈折率をn2 、位相マスク21の繰り返しパターン面(回折格子)29の繰り返し周期をΛ、露光光23の波長をλとするとき、回折の式は次のように表される。
1 sinθ1 −n2 sinθ2 =λ/Λ ・・・(1)
ここで、θ2 は露光光23の入射角、θ1 は±1次回折光25B、25Cの回折角(何れの位相マスク21の透明基板の法線が0°)である。θ2 =0の場合、
sinθ1 =λ/(n1 Λ) ・・・(2)
となる。sinθ1 ≦1であるので、
λ/n1 ≦Λ ・・・(3)
となる。n1 ≧1であるので、式(3)より、位相マスク21の回折格子の繰り返し周期Λは液体30の代わりに空気(n1 =1)も用いるときより1/n1 だけ小さいものが可能であり、したがって、位相マスク21を用いて作製可能な回折格子のピッチもその分小さくできる。また、このことからΛ≦λを満足する回折格子を作製することができる。
ところで、±1次回折光25B、25Cが回折するためには、位相マスク21の透明基板の屈折率n2 と液体30の屈折率n1 の間には屈折率差がなければならないが、使用可能な液体30の屈折率n1 は実際上あまり大きくないので、
2 >n1 ・・・(4)
を満たす高屈折率の透明基板を用いることで、±1次回折光25B、25Cの干渉縞を感光性材料(図2では光ファイバー22)に露光して回折格子を作製することができる。
ところで、図1〜図3に示したようなバイナリー位相型回折格子(位相マスク)21の各回折次数の回折効率は、ベクトル回折理論(非特許文献1)により厳密に求めることができる。
そこで、露光光23を位相マスク21に垂直に入射する場合に0次回折光25Aが最小となる位相マスク21の断面形状を、このベクトル回折理論により求めた。ここで、d:凹溝26の溝深さ、w:凸条27の幅、Λ:繰り返し周期、λ:露光波長、n2 :透明基板の屈折率、n1 :液体30の屈折率、d0 =λ/{2(n2 −n1 )}、f=w/Λ、Λ’=Λ/λとする。
バイナリー位相型回折格子には、Q値が定まり、Q=2πλd/(nΛ2 )で定義される(非特許文献2)。図1〜図3のような位相マスク21の場合、平均屈折率n=fn2 +(1−f)n1 となり、Λ’=Λ/λを代入すると、Q=(2πd/λ)/{fn2 +(1−f)n1 }Λ'2と書ける。ここで、Q≦1であると、その回折格子はスカラー回折理論で精度良い回折格子を得ることができるので、本発明ではスカラー回折理論で精度良く対応できないQ>1、すなわち、
2πd/λ>{fn2 +(1−f)n1 }Λ'2 ・・・(5)
を満たすバイナリー位相型回折格子(位相マスク)21を対象とする。
さて、図4の「元データ」として示したグラフは、露光光23がS偏光の場合の0次回折光25Aが最小となるd/d0 をn2 /n1 とn1 Λ’を変数としてとった図であり、また、「最小側包絡面」、「最大側包絡面」として示したグラフは、「元データ」の曲面をそれぞれd/d0 の下側、上側から接して誤差が小さくなるように近似曲面を定めた図である。図4においては、縦軸にd/d0 を、横軸の一方にn2 /n1 を、他方にn1 Λ’をとって3次元的に図示してある。
この図4の場合の最小側包絡面と最大側包絡面の間に挟まれるd/d0 の範囲は次の通りである。
0.3568/{(n1 Λ’+10.41 )(n2 /n1 −1.068 )}+0.9772≦d/d0
≦0.09194 /{(n1 Λ' −0.7153)(n2 /n1 −1.045 )}+1.172
・・・(6)
となる。
また、図5の「元データ」として示したグラフは、露光光23がS偏光の場合の0次回折光25Aが最小となるfをn2 /n1 とn1 Λ’を変数としてとった図であり、また、「最小側包絡面」、「最大側包絡面」として示したグラフは、「元データ」の曲面をそれぞれfの下側、上側から接して誤差が小さくなるように近似曲面を定めた図である。図5においては、縦軸にfを、横軸の一方にn2 /n1 を、他方にn1 Λ’をとって3次元的に図示してある。
この図5の場合の最小側包絡面と最大側包絡面の間に挟まれるfの範囲は次の通りである。
−0.1837/{(n1 Λ' −0.3755)(n2 /n1 −0.9236)}+0.4494≦f
≦−0.1002/{(n1 Λ' +0.04864 )(n2 /n1 −0.9982)}+0.4908
・・・(7)
そして、露光光23がS偏光の場合に、0次光25Aの強度をdとfをパラメータとしてd/d0 =1、f=0.5付近で極小化したT0 が5%以下になるn2 /n1 とn1 Λ’の範囲は、図6に示した曲線の上側になり、その範囲は次の通りである。
0.7518/(n2 /n1 −0.8432)+0.2809<n1 Λ' ・・・(8)
そして、このT0 =0.05の曲線が横軸n2 /n1 であるn1 Λ’との交点のn2 /n1 座標はn2 /n1 =1.9となり、液体の屈折率n1 に対する透明基板の屈折率n2 の相対屈折率n2 /n1 が1.9より大きいn2 の範囲では、確実に0次光25Aの強度T0 が5%以下となる。
次に、図7の「元データ」として示したグラフは、露光光23がP偏光の場合の0次回折光25Aが最小となるd/d0 をn2 /n1 とn1 Λ’を変数としてとった図であり、また、「最小側包絡面」、「最大側包絡面」として示したグラフは、「元データ」の曲面をそれぞれd/d0 の下側、上側から接して誤差が小さくなるように近似曲面を定めた図である。図7においては、縦軸にd/d0 を、横軸の一方にn2 /n1 を、他方にn1 Λ’をとって3次元的に図示してある。
この図7の場合の最小側包絡面と最大側包絡面の間に挟まれるd/d0 の範囲は次の通りである。
0.8588/{(n1 Λ' +5.367 )(n2 /n1 −0.6575)}+1.029 ≦d/d0
≦0.008409/{(n1 Λ' −0.8925)(n2 /n1 −1.114 )}+1.265
・・・(9)
となる。
また、図8の「元データ」として示したグラフは、露光光23がP偏光の場合の0次回折光25Aが最小となるfをn2 /n1 とn1 Λ’を変数としてとった図であり、また、「最小側包絡面」、「最大側包絡面」として示したグラフは、「元データ」の曲面をそれぞれfの下側、上側から接して誤差が小さくなるように近似曲面を定めた図である。図8においては、縦軸にfを、横軸の一方にn2 /n1 を、他方にn1 Λ’をとって3次元的に図示してある。
この図8の場合の最小側包絡面と最大側包絡面の間に挟まれるfの範囲は次の通りである。
−0.06819 /{(n1 Λ' −0.8159)(n2 /n1 −1.097 )}+0.4745≦f
≦−0.6729/{(n1 Λ' +5.405 )(n2 /n1 −0.8691)}+0.5795
・・・(10)
そして、露光光23がP偏光の場合に、0次光25Aの強度をdとfをパラメータとしてd/d0 =1、f=0.5付近で極小化したT0 が5%以下になるn2 /n1 とn1 Λ’の範囲は、図9に示した曲線の上側になり、その範囲は次の通りである。
0.8268/(n2 /n1 −0.8245)+0.3412<n1 Λ' ・・・(11)
そして、このT0 =0.05の曲線が横軸n2 /n1 であるn1 Λ’との交点のn2 /n1 座標はn2 /n1 =2.1となり、液体の屈折率n1 に対する透明基板の屈折率n2 の相対屈折率n2 /n1 が2.1より大きいn2 の範囲では、確実に0次光25Aの強度T0 が5%以下となる。
さらに、図10の「元データ」として示したグラフは、露光光23がランダム偏光の場合の0次回折光25Aが最小となるd/d0 をn2 /n1 とn1 Λ’を変数としてとった図であり、また、「最小側包絡面」、「最大側包絡面」として示したグラフは、「元データ」の曲面をそれぞれd/d0 の下側、上側から接して誤差が小さくなるように近似曲面を定めた図である。図10においては、縦軸にd/d0 を、横軸の一方にn2 /n1 を、他方にn1 Λ’をとって3次元的に図示してある。
この図10の場合の最小側包絡面と最大側包絡面の間に挟まれるd/d0 の範囲は次の通りである。
0.07986 /{(n1 Λ' +0.2861)(n2 /n1 −1.055 )}+1.018 ≦d/d0
≦0.1272/{(n1 Λ' −0.4050)(n2 /n1 −0.4460)}+1.145
・・・(12)
となる。
また、図11の「元データ」として示したグラフは、露光光23がランダム偏光の場合の0次回折光25Aが最小となるfをn2 /n1 とn1 Λ’を変数としてとった図であり、また、「最小側包絡面」、「最大側包絡面」として示したグラフは、「元データ」の曲面をそれぞれfの下側、上側から接して誤差が小さくなるように近似曲面を定めた図である。図11においては、縦軸にfを、横軸の一方にn2 /n1 を、他方にn1 Λ’をとって3次元的に図示してある。
この図11の場合の最小側包絡面と最大側包絡面の間に挟まれるfの範囲は次の通りである。
−0.09118 /{(n1 Λ' −0.5900)(n2 /n1 −0.8409)}+0.4344≦f
≦−0.04597 /{(n1 Λ' −0.5680)(n2 /n1 −1.095 )}+0.5232
・・・(13)
そして、露光光23がランダム偏光の場合に、0次光25Aの強度をdとfをパラメータとしてd/d0 =1、f=0.5付近で極小化したT0 が5%以下になるn2 とΛ’の範囲は、図12に示した曲線の上側になり、その範囲は次の通りである。
1.0523/(n2 /n1 −0.7051)+0.2782<n1 Λ' ・・・(14)
そして、このT0 =0.05の曲線が横軸n2 /n1 であるn1 Λ’との交点のn2 /n1 座標はn2 /n1 =2.15となり、液体の屈折率n1 に対する透明基板の屈折率n2 の相対屈折率n2 /n1 が2.15より大きいn2 の範囲では、確実に0次光25Aの強度T0 が5%以下となる。
なお、以上の式(6)、(7)、(9)、(10)、(12)、(13)の最小側包絡面と最大側包絡面について、d/d0 やfはデータからn1 Λ' が大きいときや、n2 /n1 が大きいときにスカラー理論のd/d0 =1あるいはf=0.5に近づくことから、n1 Λ' −d/d0 及びn2 /n1 −d/d0 面に平行な断面、あるいは、n1 Λ' −f及びn2 /n1 −f面に平行な断面が双曲線である以下の関数形を用いた。ここで、f0 は0.5付近、D0 は1付近(何れもスカラー理論に漸近するため)、Λ'0は1付近(回折1次光が生じなくなるため)、n20は1付近(屈折率差がなくなり回折しなくなるため)で最適化した。
d/d0 =C/{(n1 Λ' −Λ'0)(n2 /n1 −n20)}+D0
f=f0 −C/{(n1 Λ' −Λ'0)(n2 /n1 −n20)}
なお、以上の式(6)、(7)、(9)、(10)、(12)、(13)においては、「元データ」の曲面は多少のうねりがあるため、d/d0 及びfの最大側及び最小側の包絡曲面で範囲を持たせて決定している。
なお、位相マスク21の以上の屈折率n2 の条件を満たす材料については、露光波長に対して吸収があまりないことが必要で、その屈折率は波長にもよるが、可視光に対しては〜2.6付近以上、紫外線に対しては〜6.3付近もある。そして、例えば酸化金属(TiO2 、Al2 3 、Lu3 Al5 12等)やZnS、SiN、LuAG、cubic carbon等が高い側になり、本発明による位相マスク21の透明基板として使用できる。
ちなみに、屈折率は、例えばλ=200nm付近においてTiO2 は6.36、ZnSは5.60、cubic carbonは2.94(ただし、消衰係数k=0.01)、SiNは2.53(ただし、消衰係数k=0.093)、LuAGは2.1、Lu3 Al5 12は2.04、Al2 3 は1.83、λ=320nm付近においてITOは2.32、λ>700nmの赤外においてSiは約3.6等である。
また、液浸用の高屈折率液体の例としては、λ=193nmにおいて1.64(JSR社;http://www.jsr.co.jp/rd/pdf/tec113-1.pdf)のものがある。
以下に、本発明の条件(式(5)〜(14))を満足する液体の屈折率n1 に対する位相マスクの屈折率n2 、デューティ比f、規格化周期Λ’、規格化深さd/d0 、0次光の回折効率T0 の組の実施例と、本発明の範囲に含まれない(液体を用いない)比較例を、露光光がS偏光の場合、P偏光の場合、ランダム偏光の場合について、それぞれ以下の表1、表2、表3に示す。
Figure 0005224027
Figure 0005224027
Figure 0005224027
ところで、本発明の回折格子作製方法において用いる位相マスク21は、図13(a)に断面を示すように、単一の高屈折率透明材料11を用いたバイナリー位相型回折格子状の構造をものであってもよく、あるいは、図13(b)に断面を示すように、透明基板12の一方の表面にそのような単一の高屈折率透明材料11を用いたバイナリー位相型回折格子状の構造を構成したものでもよく、さらには、図13(c)に断面を示すように、図13(a)のような単一の高屈折率透明材料11を用いたバイナリー位相型回折格子状の構造の凹溝26と凸条27の繰り返しパターン面29に基板と異なる屈折率の被覆層13を設けた構成のものでもよい。
なお、本発明における回折格子作製用位相マスクは、例えば特許文献1に開示された方法と同様の方法で作製することができる。
以上、本発明の回折格子作製用位相マスクを用いた回折格子作製方法をその原理と実施例に基づいて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されず種々の変形が可能である。
位相マスクを用いて光ファイバーに回折格子を作製する方法を説明するための図である。 本発明の回折格子作製方法の基本配置を示す断面図である。 露光光が位相マスクから液体に至る間に±1次回折光に回折される様子を示す図である。 露光光がS偏光の場合の0次回折光が最小となるd/d0 をn2 /n1 とn1 Λ’を変数としてとった図である。 露光光がS偏光の場合の0次回折光が最小となるfをn2 /n1 とn1 Λ’を変数としてとった図である。 露光光がS偏光の場合に0次回折光の強度が5%以下になるn2 /n1 とn1 Λ’の範囲を示す図である。 露光光がP偏光の場合の0次回折光が最小となるd/d0 をn2 /n1 とn1 Λ’を変数としてとった図である。 露光光がP偏光の場合の0次回折光が最小となるfをn2 /n1 とn1 Λ’を変数としてとった図である。 露光光がP偏光の場合に0次回折光の強度が5%以下になるn2 /n1 とn1 Λ’の範囲を示す図である。 露光光がランダム偏光の場合の0次回折光が最小となるd/d0 をn2 /n1 とn1 Λ’を変数としてとった図である。 露光光がランダム偏光の場合の0次回折光が最小となるfをn2 /n1 とn1 Λ’を変数としてとった図である。 露光光がランダム偏光の場合に0次回折光の強度が5%以下になるn2 /n1 とn1 Λ’の範囲を示す図である。 本発明の回折格子作製方法において利用可能な位相マスクの断面構造を示す図である。 位相マスクと光ファイバーの間に屈折率マッチング液を介在させる液浸配置を説明するための図である。
符号の説明
11…高屈折率透明材料
12…透明基板
13…被覆層
21…位相マスク
23…エキシマレーザ光(露光光)
22…光ファイバー(感光性材料)
22A…コア
24…干渉縞パターン
25A…0次光
25B…プラス1次回折光
25C…マイナス1次回折光
26…凹溝
27…凸条
28…屈折率マッチング液
29…繰り返しパターン面
30…液体

Claims (12)

  1. 屈折率n 2 の透明基板の1面に格子状の断面略矩形の凹溝と凸条の繰り返しパターンが設けられてなる位相マスクの凹溝と凸条の繰り返しパターン面を感光性材料を対向させて、その間を前記透明基板の屈折率n 2 より小さい屈折率n 1 の液体で充填し、前記位相マスクの前記繰り返しパターン面とは反対側の面から露光光を照射し、前記繰り返しパターン面で回折された±1次回折光の干渉縞を前記感光性材料に露光することで回折格子を作製する回折格子作製用位相マスクを用いた回折格子作製方法において、
    前記位相マスク、d:凹溝の溝深さ、w:凸条の幅、Λ:繰り返し周期、λ:露光波長とし、d0 =λ/{2(n2 −n1 )}、f=w/Λ、Λ’=Λ/λとするとき、
    露光光がS偏光であり、
    0.7518/(n2 /n1 −0.8432)+0.2809<n1 Λ' ・・・(8)
    かつ、
    0.3568/{(n1 Λ’+10.41 )(n2 /n1 −1.068 )}+0.9772≦d/d0
    ≦0.09194 /{(n1 Λ' −0.7153)(n2 /n1 −1.045 )}+1.172
    ・・・(6)
    かつ、
    −0.1837/{(n1 Λ' −0.3755)(n2 /n1 −0.9236)}+0.4494≦f
    ≦−0.1002/{(n1 Λ' +0.04864 )(n2 /n1 −0.9982)}+0.4908
    ・・・(7)
    の関係を満足することを特徴とする回折格子作製用位相マスクを用いた回折格子作製方法。
  2. 屈折率n 2 の透明基板の1面に格子状の断面略矩形の凹溝と凸条の繰り返しパターンが設けられてなる位相マスクの凹溝と凸条の繰り返しパターン面を感光性材料を対向させて、その間を前記透明基板の屈折率n 2 より小さい屈折率n 1 の液体で充填し、前記位相マスクの前記繰り返しパターン面とは反対側の面から露光光を照射し、前記繰り返しパターン面で回折された±1次回折光の干渉縞を前記感光性材料に露光することで回折格子を作製する回折格子作製用位相マスクを用いた回折格子作製方法において、
    前記位相マスク、d:凹溝の溝深さ、w:凸条の幅、Λ:繰り返し周期、λ:露光波長とし、d0 =λ/{2(n2 −n1 )}、f=w/Λ、Λ’=Λ/λとするとき、
    露光光がP偏光であり、
    0.8268/(n2 /n1 −0.8245)+0.3412<n1 Λ' ・・・(11)
    かつ、
    0.8588/{(n1 Λ' +5.367 )(n2 /n1 −0.6575)}+1.029 ≦d/d0
    ≦0.008409/{(n1 Λ' −0.8925)(n2 /n1 −1.114 )}+1.265
    ・・・(9)
    かつ、
    −0.06819 /{(n1 Λ' −0.8159)(n2 /n1 −1.097 )}+0.4745≦f
    ≦−0.6729/{(n1 Λ' +5.405 )(n2 /n1 −0.8691)}+0.5795
    ・・・(10)
    の関係を満足することを特徴とする回折格子作製用位相マスクを用いた回折格子作製方法。
  3. 屈折率n 2 の透明基板の1面に格子状の断面略矩形の凹溝と凸条の繰り返しパターンが設けられてなる位相マスクの凹溝と凸条の繰り返しパターン面を感光性材料を対向させて、その間を前記透明基板の屈折率n 2 より小さい屈折率n 1 の液体で充填し、前記位相マスクの前記繰り返しパターン面とは反対側の面から露光光を照射し、前記繰り返しパターン面で回折された±1次回折光の干渉縞を前記感光性材料に露光することで回折格子を作製する回折格子作製用位相マスクを用いた回折格子作製方法において、
    前記位相マスク、d:凹溝の溝深さ、w:凸条の幅、Λ:繰り返し周期、λ:露光波長とし、d0 =λ/{2(n2 −n1 )}、f=w/Λ、Λ’=Λ/λとするとき、
    露光光がランダム偏光であり、
    1.0523/(n2 /n1 −0.7051)+0.2782<n1 Λ' ・・・(14)
    かつ、
    0.07986 /{(n1 Λ' +0.2861)(n2 /n1 −1.055 )}+1.018 ≦d/d0
    ≦0.1272/{(n1 Λ' −0.4050)(n2 /n1 −0.4460)}+1.145
    ・・・(12)
    かつ、
    −0.09118 /{(n1 Λ' −0.5900)(n2 /n1 −0.8409)}+0.4344≦f
    ≦−0.04597 /{(n1 Λ' −0.5680)(n2 /n1 −1.095 )}+0.5232
    ・・・(13)
    の関係を満足することを特徴とする回折格子作製用位相マスクを用いた回折格子作製方法。
  4. 前記感光性材料の屈折率をn3 とするとき、n1 ≦n3 とすることを特徴とする請求項1から3の何れか1項記載の回折格子作製用位相マスクを用いた回折格子作製方法。
  5. 前記位相マスクの繰り返し周期をΛ、露光波長をλとするとき、
    λ/n1 ≦Λ ・・・(3)
    の関係を満足することを特徴とする請求項1からの何れか1項記載の回折格子作製用位相マスクを用いた回折格子作製方法。
  6. 前記位相マスクの繰り返し周期をΛ、露光波長をλとするとき、Λ≦λの関係を満足することを特徴とする請求項1からの何れか1項記載の回折格子作製用位相マスクを用いた回折格子作製方法。
  7. 前記位相マスクにおいて、d:凹溝の溝深さ、Λ:繰り返し周期、λ:露光波長とし、f=w/Λ、Λ’=Λ/λとするとき、
    2πd/λ>{fn2 +(1−f)n1 }Λ'2 ・・・(5)
    の関係を満足することを特徴とする請求項1からの何れか1項記載の回折格子作製用位相マスクを用いた回折格子作製方法。
  8. 前記透明基板の凹溝と凸条の繰り返しパターン部が酸化金属からなることを特徴とする請求項1からの何れか1項記載の回折格子作製用位相マスクを用いた回折格子作製方法。
  9. 前記透明基板の凹溝と凸条の繰り返しパターン部がTiO2 、Al2 3 、Lu3 Al5 12の何れかからなることを特徴とする請求項記載の回折格子作製用位相マスクを用いた回折格子作製方法。
  10. 前記透明基板の凹溝と凸条の繰り返しパターン部がZnS、SiN、LuAG、cubic carbonの何れかからなることを特徴とする請求項1からの何れか1項記載の回折格子作製用位相マスクを用いた回折格子作製方法。
  11. 請求項1から10の何れか1項記載の回折格子作製用位相マスクを用いた回折格子作製方法により作製されてなることを特徴とする回折格子。
  12. 請求項1から10の何れか1項記載の回折格子作製用位相マスクを用いた回折格子作製方法により作製されてなることを特徴とする光ファイバーグレーティング。
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