JP5222510B2 - ローラ、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 - Google Patents
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Description
[ローラ作製例1](ローラ1の作製)
導電性基体として、鉄材を押出成形により、直径6mmの棒材に押出し、長さ244mmに切断後、ニッケルによるメッキを厚さ約3μm施したものを用意した。次に、弾性層の材料として、下記材料を用意した。
カーボンブラック(商品名:「ケッチェンブラックEC」、ライオン(株)製) 16質量部
パラフィンオイル(商品名:「ダイアナプロセスオイルPW―380」、出光興産社製) 10質量部
炭酸カルシウム 40質量部
酸化亜鉛 5質量部
ステアリン酸 1質量部
硫黄 1.5質量部
テトラメチルチウラムジスルフィド(TMTD) 1.5質量部
2−メルカプトベンゾチアゾール(MBT) 0.5質量部
前記エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)に、前記カーボンブラック、加硫剤及びその他の添加剤を加え、2本ローラで混練分散し、ゴムコンパウンドを得た。得られたゴムコンパウンドを単軸押出機でチューブ状に押し出し、160℃、0.7MPaの水蒸気中で30分間加熱して加硫を行い、直径12.5mm、長さ244mm、中心部に直径4mmの孔を有する弾性チューブを作製した。表面に導電性接着剤を塗布した上記導電性基体上にこの弾性チューブを被覆し、続いて200℃、0.7MPaの水蒸気中で30分間加硫した後、不要な端部のゴムを導電性基体の端面より10mm内側にて両端カットして、不要な弾性チューブ端部を除いた。その後、研磨によって直径11.5mmの弾性層を有するローラ1(導電性支持部材)を得た。
[チューブ作製例1](チューブ1の作製)
チューブ1の外層(最表面層)を形成するための樹脂材料ペレットを次のようにして準備した。
極性ワックス(商品名:「ユーメックス1010」、三洋化成工業(株)製 融点145℃) 5質量部
カーボンブラック(商品名:「スペシャルブラック550」 デグサ(株)) 70質量部
酸化マグネシウム(商品名:「スターマグ」 神島化学(株)製) 10質量部
ステアリン酸カルシウム(商品名:「カルシウムステアレート」 日本油脂(株)製) 1質量部
前記化合物を添加し、加圧式ニーダーを用いて20℃以上220℃以下で溶融混練した後、冷却し、粉砕機で粉砕し、押出温度140℃以上200℃以下で押出機を用いて造粒し、ペレットAO1を作製した。
カーボンブラック(商品名:「ケッチェンブラックEC」、ライオン(株)製) 16質量部
酸化マグネシウム(商品名:「スターマグ」、神島化学(株)製) 10質量部
ステアリン酸カルシウム(商品名:「カルシウムステアレート」 日本油脂(株)製) 1質量部
前記化合物を添加し、加圧式ニーダーを用いて180℃で15分間混練した後、冷却し、粉砕機で粉砕し、押出温度180℃で押出機を用いて造粒し、ペレットAN1を作製した。
外層材料に用いる主成分材料、極性ワックスとして、下記化合物を下記の配合量で配合した以外は、チューブ作製例1と同様にチューブ2を作製した。
スチレン系の非極性熱可塑性エラストマー(商品名:「ダイナロン4600P」、JSR(株)製) 40質量部
極性ワックス(商品名:「ユーメックス2000」、三洋化成工業(株)製 融点108℃) 5質量部
[チューブ作製例3](チューブ3の作製)
外層材料に用いる主成分材料として、下記化合物を下記の配合量で配合した以外は、チューブ作製例2と同様にチューブ3を作製した。
スチレン系の非極性熱可塑性エラストマー(商品名:「ダイナロン4600P」、JSR(株)製) 30質量部
[チューブ作製例4](チューブ4の作製)
極性ワックスとして、(商品名:「NPS−9210」日本精蝋(株)製 融点74℃)5質量部を用いたこと以外は、チューブ作製例2と同様にチューブ4を作製した。
外層材料に用いる主成分材料、極性ワックスとして、下記化合物を下記の配合量で配合した以外は、チューブ作製例1と同様にチューブ5を作製した。
極性ワックス(商品名:「ユーメックス1010」、三洋化成工業(株)製 融点145℃)5質量部
[チューブ作製例6](チューブ6の作製)
極性ワックスを用いなかったこと以外はチューブ作製例1と同様にして、チューブ6を作製した。
前記チューブ作製例1、2、及び3にて得られたチューブ1、2及び3の各々を、前記ローラ作製例1にて作製したローラ1にチューブ被覆装置(不図示)により嵌め込み、圧密着させ、帯電ローラ1、2及び3の各々を作製した。
前記チューブ作成例4、5及び6にて得られたチューブ4、5及び6の各々を用いたこと以外は実施例1と同様にして、帯電ローラ4、5及び6の各々を作製した。
実施例及び比較例で得られた帯電ローラを、プロセスカートリッジ(商品名:「LBP3400用カートリッジ」、キヤノン(株)製)に組み込む。前記プロセスカートリッジをレーザービームプリンター(商品名:「LBP3400」、キヤノン(株)製)に装着し、(23±2℃、55±5%RH)の条件の下で画像出しを行い、得られた画像を目視で検査し、下記基準に基づき評価した。
前記画像出しにより得られた画像で、フィッシュ・アイによる黒ポチの有無を確認し、以下のように評価した。
△:黒ポチが軽微にみられた(実用不可)
×:黒ポチが多数みられた(実用不可)
<ウェルドラインの評価>
前記画像出しにより得られた画像で、ウェルドラインによる黒スジの有無を確認し、以下のように評価した。
×:黒スジが顕著にみられる(実用不可)
<チューブ形状の評価>
前記画像出しにより得られた画像で、チューブ形状不良による画像ムラの有無を確認し、以下のように評価した。
△:画像ムラが軽微にみられる(実用不可)
×:画像ムラが顕著にみられる(実用不可)
以上の結果をまとめ、表1に示した。
B 弾性層
C 被覆層
D 内層
E 外層(最表面層)
3(i) 内部層
3(o) 外部層
4 ダイス
5 中央通孔
6 押し出し流路
7 押し出し流路
8 第1押し出機
9 第2押し出機
10 水冷リング
11 帯電ローラ
12 電源
13 電子写真感光体
14 画像露光
15 現像手段
16 転写手段
17 転写材
18 像定着手段
19 クリーニング手段
20 レール
21 プロセスカートリッジ
22 タイミングプーリー(チューブ引き取り装置部)
Claims (4)
- 導電性基体の外周上に、弾性層と、該弾性層上に、単一又は複数の層からなる被覆層とを有するローラにおいて、前記被覆層が、単一又は複数の層からなるシームレスチューブを用いて形成されたものであり、該被覆層の主成分が、極性樹脂或いはエラストマーであり、該被覆層の少なくとも最表面層が、融点が90℃以上170℃以下である極性ワックスを含有する層であることを特徴とするローラ。
- 前記被覆層が、前記極性樹脂或いはエラストマー100質量部に対して、極性ワックスを0.1質量部以上20質量部以下含有する材料から形成されていることを特徴とする請求項1記載のローラ。
- 請求項1又は2に記載のローラを具備していることを特徴とするプロセスカートリッジ。
- 請求項1又は2に記載のローラを具備していることを特徴とする電子写真装置。
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JP2007238037A JP5222510B2 (ja) | 2007-09-13 | 2007-09-13 | ローラ、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 |
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