JP5221379B2 - 凝固組織が微細なフェライト系ステンレス鋼の製造方法及びこれにより製造されるフェライト系ステンレス鋼 - Google Patents

凝固組織が微細なフェライト系ステンレス鋼の製造方法及びこれにより製造されるフェライト系ステンレス鋼 Download PDF

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Description

本発明は、凝固組織が微細なフェライト系ステンレス鋼の製造方法及びこれにより製造されるフェライト系ステンレス鋼に関し、より詳しくは、溶鋼中のアルミナ介在物の濃度を制御して凝固時にフェライトの不均一な核生成サイトとして作用する有効TiNの生成効果を極大化して等軸晶率を向上させる凝固組織が微細なフェライト系ステンレス鋼の製造方法及びこれにより製造されるフェライト系ステンレス鋼に関する。
一般に、Cr濃度が10〜30%であるフェライト系ステンレス鋼内には耐食性の向上などを理由に0.2〜0.5%のTiが添加されることがある。この場合、製鋼から連続鋳造工程に至るまで下記式1によりTiNが形成され、その大きさと分布が適切な場合に溶鋼の凝固時にフェライトの不均一な核生成サイトとして作用することで、微細な凝固組織を得ることができる。
[式1]
Ti+N=TiN
上記のように、製鋼から連続鋳造工程に至るまでTiNの生成工程を制御することで、凝固組織を微細化するために、下記のような技術が報告されている。
米国特許第5868875号明細書では、Cr:8〜25%、Mn:0.1〜1.5%、Si:1.5%以下、N:0.05%以下、C:0.08%以下、Al:0.01%以下の溶鋼をTi脱酸する場合において、Tiの濃度は、(%Ti/48)/[(%C/12)+(%N/14)]>1.5を満たすことを提案した。
また、欧州特許第924313号明細書では、Ti、Al及びN濃度の間で[%Ti]×[%N]≧0.14×[%Al]を満たすとき、50%以上の鋳片等軸晶率の確保が可能であることを提案した。
しかしながら、上記特許でのように、ステンレス溶鋼をTi脱酸により行なう場合において、溶鋼中の酸素の濃度が高い場合には投入されたTiの大部分がTi酸化物の形態に酸化する可能性があり、これは上記式1によるTiNの生成を阻害する要因として作用し得る。
また、過剰なTi酸化物の生成は、連続鋳造工程において浸漬ノズルの詰まり及び鋳片表面における製鋼性の欠陥を引き起こし得るので、単純なTi脱酸のみではその適用に限界がある。
欧州特許第1491646号明細書では、Cr:10〜20%、C:0.001〜0.01%、Si:0.01〜0.3%、Mn:0.01〜0.3%、N:0.001〜0.02%、Ti:0.05〜0.3%の溶鋼に2〜50ppmのMgを添加することで、凝固組織が微細な鋳片製造が可能であることを提案した。
即ち、フェライト系ステンレス溶鋼に50ppm以下のMgを添加して17.4(Al)+3.9(MgO)+0.3(MgAl)+18.7(CaO)≦500と、(Al)+(MgO)+(MgAl)+(CaO)≧95(各成分はmol%基準)式を満たすように介在物の組成と分布を制御すれば、これらの介在物が溶鋼の凝固時にフェライトの不均一な核生成サイトとして作用すると提案した。
しかしながら、このような場合において、各酸化物の濃度の同時制御が不可能である場合、即ち、Alのような特定成分の濃度が非常に大きいか、MgAlの濃度が極めて低い場合でも上記式は満たすことができるが、微細な凝固組織は容易に得られなくなる。これは、介在物中のAlの濃度が過度に高い場合、Al/TiN又はAl/フェライト間の格子不整合も差異が大きいため、即ち、界面エネルギーが大きくて凝固時にフェライトの不均一な核生成サイトとして作用し難いからである。
日本国特許第2002−030324号公報では、Cr:10〜30%、Si:0.2〜3.0%、Ti:0.05〜0.3%の溶鋼と平衡なCaO−SiO系のスラグの塩基度を1.2〜2.4に制御し、溶鋼中の[%Al]/[%Ti]=0.01〜0.1、即ち、[%Ti]/[%Al]=10〜100の範囲に制御することで、等軸晶率70%以上の鋳片が得られると提案した。
しかしながら、上記濃度範囲のうち、高Ti、低Alの組成で操業される場合、多量のTi酸化物が発生する恐れがあり、これは鋳造中のノズル詰まりや鋳片の表面欠陥を引き起こす原因となり得る。
日本国特許第2000−160229号公報では、真空脱炭の精練時に、CaO−Al系スラグの塩基度を0.7〜2.5の範囲となるように、CaOとAlを投入し、Arを用いた溶鋼攪拌を5分以上実施して、TiN単独窒化物が0.01%以上の面積率を有するようにTiを添加することで、60%以上の鋳片等軸晶率を得ることができると提案した。
しかしながら、実際に、酸化物形態の介在物が分布しているステンレス溶鋼で酸化−介在物と独立したTiNを適切に形成させることは容易ではない。これは、TiNの形成において、酸化−介在物が不均一な核生成サイトとして作用し、実際に凝固組織が微細な鋳片の内部観察時に酸化−介在物を核としてTiNが晶出されている酸化物−TiN複合介在物の形態が多量分布する事実と一致する。
日本国特許第2004−043838号公報では、Cr:9〜30%の溶鋼精練において、溶鋼中で[%Ti]*[%N]=0.0007〜0.004の範囲にあるようにし、酸素センサを用いて溶鋼中の酸素活動度を測定し、loga=−5〜−3の範囲となるように適切な脱酸剤を投入した後、鋳造することで、等軸晶率を向上させることができると提案した。
しかしながら、ステンレス溶鋼の精練時に毎回酸素センサを用いて溶鋼中の酸素の活動度を測定するには比較的に多くの時間がかかり、その正確度が多少低下するものと知られており、具体的な脱酸剤の種類を明記しないため、実際の操業に適用するには多少曖昧な点があると判断される。
そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、真空脱炭精練過程においてSi/Mn/Al/Tiの複合脱酸により溶鋼中のアルミナ介在物の濃度を制御して凝固時にフェライトの不均一な核生成サイトとして作用する有効TiNの生成効果を極大化することで、等軸晶率の高いフェライト系ステンレス鋼の鋳片を製造し、結果として、成形性に優れた、即ち、リッジ(ridging)欠点の少ない凝固組織が微細なフェライト系ステンレス鋼の製造方法及びこれにより製造されるフェライト系ステンレス鋼を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明に係る凝固組織が微細なフェライト系ステンレス鋼の製造方法は、真空脱炭レードル内の溶鋼の上部から酸素の吹き込みによる脱炭反応が行われる段階と、前記脱炭反応が行われた前記溶鋼にCrの還元のためにAlを投入する段階と、前記Crの還元のためにAlが投入された前記溶鋼に脱酸剤を投入する複合脱酸段階と、前記溶鋼に合金化金属を投入する合金化段階と、前記溶鋼中のAl濃度を分析してAl濃度が設定値の範囲かを判別する第1次判別段階と、前記Al濃度が設定値を満たすと、不活性ガスを用いて攪拌して最終溶鋼中のアルミナ介在物の濃度が目標値に該当するかを判別する第2次判別段階と、前記アルミナ介在物の濃度が目標値を満たすと、前記溶鋼を連続鋳造する段階とを含んでなる。
ここで、前記複合脱酸段階で脱酸剤はSi及びMnであることができ、前記合金化段階で合金化金属は0.2質量%〜0.4質量%のTiであることができる。
また、前記連続鋳造段階で前記溶鋼中のアルミナ介在物の濃度が下記の条件を満し、
[Al]alumina<70ppm
(ここで、[Al]alumina=[Al]total−[Al]dissolved
前記連続鋳造段階で前記溶鋼成分が下記の条件を満たすことが好ましい。
[Si]+[Mn]=0.5%〜1.0%、
但し、%は質量%、
更に、前記真空脱炭精練レードル内の精練スラグの最終組成が下記の条件を満たすことが好ましい。
1.1≦(%CaO)/(%Al)≦1.4
4≦(%TiO)/(%SiO)≦6
但し、%は質量%、
また、前記溶鋼は80トン〜85トンである。
好ましくは、前記第1次判別段階の前記Al濃度の設定値は0.05質量%〜0.12質量%であり、前記Al濃度が0.05質量%未満である場合には前記溶鋼80トン〜85トンに対して30kg〜40kgのAlを追加投入する段階が更に含まれ、前記Al濃度が0.12質量%超過である場合には前記溶鋼80トン〜85トンに対して250kg〜300kgの生石灰を追加投入する段階が更に含まれる。
そして、前記第2次判別段階の前記アルミナ介在物の濃度目標値は70ppm以下である。
本発明に係る凝固組織が微細なフェライト系ステンレス鋼は、本発明に係る凝固組織が微細なフェライト系ステンレス鋼の製造方法で製造され、アルミナ介在物の濃度が70ppm以下であり、鋳片等軸晶率が40%以上である。
本発明に係る凝固組織が微細なフェライト系ステンレス鋼の製造方法及びこれにより製造されるフェライト系ステンレス鋼によって、既存に実施していた鋳造温度の制御及び電磁気攪拌力の制御などの技術に依存した凝固組織が微細な鋳片製造方法に比べ、真空脱炭精練工程でSi及びMnなどの溶鋼成分とアルミナ介在物の濃度の精密制御により有効TiNを効果的に生成させることで、操業安全性が高いと共に、凝固組織が微細であり、等軸晶率の高いフェライト系ステンレス鋼の鋳片を製造し、結果として、成形性に優れた、即ち、リッジ欠陥の少ない凝固組織が微細なフェライト系ステンレス鋼を得ることができる。
以下、添付の図面を参照して本発明の好適な実施例を説明する。
図1は、本発明の好適な実施例に係る凝固組織が微細なフェライト系ステンレス鋼の製造方法のフローチャートである。
本発明の好適な実施例に係る凝固組織が微細なフェライト系ステンレス鋼の製造方法は、真空脱炭レードル内の溶鋼の上部から酸素の吹き込みによる脱炭反応が行われる段階(S10)と、前記脱炭反応が行われた前記溶鋼にCrの還元のためにAlを投入する段階(S20)と、前記Crの還元のためにAlが投入された前記溶鋼に脱酸剤を投入する複合脱酸段階(S30)と、前記溶鋼に合金化金属を投入する合金化段階(S40)と、前記溶鋼中のAl濃度を分析してAl濃度が設定値の範囲かを判別する第1次判別段階(S50)と、前記Al濃度が設定値を満たすと、不活性ガスを用いて攪拌して(S60)最終溶鋼中のアルミナ介在物の濃度が目標値に該当するかを判別する第2次判別段階(S70)と、前記アルミナ介在物の濃度が目標値を満たすと、前記溶鋼を連続鋳造する段階(S80)とを含んでなる。
ここで、第1次判別段階(S50)の前記Al濃度の設定値は0.05〜0.12質量%であり(S51)、0.05質量%未満(S52)である場合にはAlを投入し(S54)、0.12質量%超過である場合には生石灰を追加投入する段階(S56)が更に含まれてなることが好ましい。
また、前記複合脱酸段階(S30)の脱酸剤はSi及びMnであり、前記合金化段階(S40)の合金化金属はTiである。
図2は、アルミナ介在物の濃度制御による鋳片等軸晶率の変化を示すグラフであり、図3は、図2の結果を分散型データで示すグラフである。
図2及び図3を参照すれば、溶鋼中のアルミナ介在物の濃度が減少することにより鋳片等軸晶率は増加することが分かる。ここで、適正アルミナ介在物の濃度は70ppm以下に設定することができ、このような条件を満たすとき、等軸晶率40〜100%の鋳片を得ることができる。このとき、アルミナ介在物の濃度が70ppmを超える場合、有効TiNの生成が抑止されるので、目標等軸晶率の確保が不可能になる。
上記のような溶鋼成分の制御のために真空酸素脱炭(VOD:Vacuum Oxygen Decarburization)レードル内の80〜85トンの溶鋼の上部から酸素の吹き込みによる脱炭反応の終了後にAlを投入して酸化基に発生したスラグ中のCrを還元する。
前記Alの投入によるCrの還元段階でSiとMnを投入して複合脱酸を実施した後、Tiを投入して目標の組成を制御する。
Tiの投入を基準に約5分経過後に溶鋼中のAl濃度を1次的に分析して、前記1次Alの濃度が過度に低い場合と高い場合に対して、それぞれAl又は生石灰を追加投入した後、前記レードルの底部で不活性ガスを用いて攪拌することで、最終溶鋼中のアルミナ介在物の濃度を目標範囲に合うように制御して連続鋳造を実施する。
真空脱炭工程で脱炭のための酸素吹錬後の溶鋼中には下記式2のような[Cr]/(Cr)の平衡に相応する濃度の酸素が存在する。
[式2]
2[Cr]+3[O]=(Cr
既に公知となった文献によれば、1650℃でCrと平衡な約20%の[Cr]溶鋼中の酸素濃度は0.06〜0.07%の水準であると知られている。従って、溶鋼の脱酸及びスラグ中のCrの還元のために、効率的な脱酸元素であるAlを添加して下記式3及び式4のような反応を誘導する。
[式3]
2[Al]+3[O]=(Al
[式4]
(Cr)+2[Al]=(Al)+2[Cr]
しかしながら、上記式3及び式4のように、Alの脱酸を行う場合、溶鋼中にはAl介在物が多量存在するようになり、このときに形成されたアルミナ介在物は凝集及び成長して浮上又は除去されることもあるが、数μm水準の微細な大きさの場合、鋳造時まで溶鋼の内部に滞留する。
また、従来例における[%Al]alumina及び[%Si]+[%Mn]を本発明例での場合と比較して鋳片等軸晶率及び欠陥の有無を下記表1に示す。
表1に示すように、発明例では、従来例と比較して40%以上の高い鋳片等軸晶率を得ることができる。
一方、溶鋼中には上記式1の反応によりTiNが形成されるが、溶鋼の組成及び温度に応じてその形成時点が異なる。もし、溶鋼の凝固前にレードル又はタンディッシュでTiNが形成される場合、溶鋼中のTi原子とN原子との反応により均一核生成及び成長によりTiNが生成されることもあり得るが、熱力学的には第3の界面で、例えば、酸化−介在物/溶鋼界面などで核生成されることが有利である。このとき、TiNの不均一な核生成サイトを提供する酸化−介在物としては、場合によってAl、MgO、TiO、MgO−Al、CaO−TiO、MgO−Al−TiOなどが挙げられ、これらの介在物の表面でTiNの不均一核生成の容易度を示す間接的な指標として下記式5で定義される格子不整合度、δが挙げられる。
ここで、loxideとlTiNはそれぞれ酸化−介在物とTiN結晶の格子定数を意味し、2つの物質間のδが大きいほど、不均一な核生成サイトとして作用し難いことを意味する。
例えば、6方晶系構造のAlと、面心立方(fcc)構造のTiNとの間ではδAl2O3−TiN≒0.1の水準であるのに対し、同じ面心立方構造のMgO又はMgAlスピネルとTiNの間ではδMgO(or spinel)−TiN≒0.0002の水準である。従って、相対的にAl−系介在物よりはMgO−系介在物がTiNの不均一な核生成サイトとして容易に作用するものと予想される。
従って、溶鋼中にアルミナ介在物が多量存在する場合、TiN核生成が低下し、結果として、凝固時にフェライトの不均一核生成が低下する原因になり得る。
従って、微細な凝固組織を有する鋳片の製造のためには、溶鋼中のアルミナ介在物の低減が必須であり、同時にTiO系介在物を低減するために、Si/Mnの投入により複合脱酸の効果を得ようとした。
図4は、本発明の好適な実施例に係る凝固組織が微細なフェライト系ステンレス鋼の製造方法によりAl及びTiO介在物の低減を従来例と比較して示すグラフである。
図4を参照すれば、既存の溶鋼中で[Si]+[Mn]=0.1〜0.4%の水準であり、[Al]=0.03%に一定であるとき、Ti単独介在物が形成されない臨界は[Ti]≒0.45%であるのに対し、[Si]+[Mn]=0.6〜0.9%であり、[Al]=0.03%であるとき、約0.5%[Ti]濃度までTiの生成抑止が可能であることが分かる。また、[Si]+[Mn]の濃度が低く、溶鋼中で[Ti]=0.4%に一定であるとき、Ti単独介在物が形成されない臨界[Al]≒0.027%の水準であるのに対し、[Si]+[Mn]の濃度が高く、[Ti]=0.4%である時には[Al]=0.024%の水準までTi介在物が形成されないことが分かる。
前述したように、溶鋼中の[Si]+[Mn]を目標濃度、%範囲に合うように投入して、特にアルミナ介在物の濃度を70ppm以下に制御するために、投入してから約5分が経過した時点で溶鋼中の[Al]濃度を1次的に分析する。
分析されるAlの濃度が0.05%未満である場合には十分なCrの還元が行われず、0.12%超過である場合には、最終アルミナ介在物の濃度が70ppmを超えるため、分析されたAl濃度が0.05%未満である場合と、0.12%超過である場合に対してそれぞれ30〜40kgのAlを投入するか、250〜300kgの生石灰を追加投入した後、前記レードルの底部で不活性ガスを用いて攪拌することで、最終溶鋼中のアルミナ介在物の濃度を70ppm以下に制御した後、連続鋳造することで、溶鋼中の有効TiNの生成を促進できる。
ここで、Al濃度が0.05%未満である場合に30kg未満のAlを投入すれば、80〜85トンの溶鋼に対して、その添加効果が低いため、効率的なCrの還元が行われず、40kgを超えるAlを投入すれば、Al濃度が0.12%を超過し得るため、添加されるAlの量は30〜40kgが好ましい。
また、Al濃度が0.12%超過である場合に250kg未満の生石灰を投入すれば、最終製品における表面欠陥などが引き起こされる恐れがあり、300kgを超える生石灰を投入すれば、最終アルミナ介在物の濃度が70ppmを超過し得るので、添加される生石灰の量は250〜300kgが好ましい。
そして、真空脱炭精練レードル内の精練スラグの最終組成は1.1≦(%CaO)/(%Al)≦1.4であり、4≦(%TiO)/(%SiO)≦6であることが好ましい。
(%CaO)/(%Al)が1.1未満である場合にはアルミナ介在物の濃度が70ppmを超える恐れがあり、(%CaO)/(%Al)が1.4を超える場合には最終製品における表面欠陥などが引き起こされ得るので、1.1≦(%CaO)/(%Al)≦1.4であることが好ましい。
また、(%TiO)/(%SiO)が4未満である場合にはSiによる過剰なTi酸化物の発生を抑止する効果が低くなり、(%TiO)/(%SiO)が6を超える場合には過剰なTi酸化物として凝固時に、フェライトの不均一な核生成サイトとして作用するTiNの生成を低下させる恐れがあるので、4≦(%TiO)/(%SiO)≦6であることが好ましい。
このような方法として、200〜220mmの厚さの鋳片で等軸晶率を40%以上確保して凝固組織が微細な鋳片の製造だけでなく、最終冷延製品の成形時に発生するリッジ欠陥の低減が可能になる。
以下、本発明の実施例について説明する。
Fe−17%Crの組成を有するように電気炉で鉄スクラップ及び合金鉄などを溶解した後、AOD精錬炉で粗脱炭工程を経て約1780℃の温度でレードルに出鋼した。前記レードルには溶鋼とスラグがあり、真空脱炭の効率を高めるために、機械的な方法によりスラグを除去した。このとき、溶鋼の温度は約1600℃と測定された。前記レードルを真空脱炭精練スタンド(Stand)に移動して真空カバーを被せた後、溶鋼の上部でランスを用いて気体酸素を供給して脱炭反応の終了後に溶鋼の温度は約1670℃まで上昇し、溶鋼の組成は下記表2のように分析された。
酸素吹錬の終了後、真空雰囲気下でスラグ中のCrの還元及び溶鋼の脱酸のために、Alを約320kg投入した。このとき、Alと共にSiとMnを投入することで、Ti酸化物の発生を抑止し、溶鋼中で[Ti]=0.3%の水準となるように、Tiをスポンジ状に投入した。
前記合金鉄の投入後に5分時点で溶鋼中で[Al]=0.04%の水準であったため、前述したように、30kgのAlを追加投入した後、レードルの底部でArを供給して約20分間溶鋼の攪拌を実施した。真空下での精練工程の終了後、溶鋼の温度は約1600℃であり、約1550℃の鋳造温度を制御するために、大気状態で冷却剤などを投入した。
前記レードル処理工程後、レードルは連続鋳造工程に移送され、最終タンディッシュにおける溶鋼成分は下記表3のように分析された。
上記表3の溶鋼の成分においてアルミナとして存在する[Alalumina]濃度が40ppmとなり、本発明で提案している範囲を満たすことが分かる。
このとき、溶鋼中のN濃度は約110ppmであり、0.30%[Ti]と反応して図5に示すように、有効TiNの生成に寄与して凝固組織が微細な鋳片を得ることができる。
本発明の技術思想は前記好適な実施例によって具体的に記述されたが、前記実施例はその説明のためのものであって、その制限のためのものでないことを周知しなければならない。また、本発明の技術分野において当業者は、本発明の技術思想上の範囲内で多様な実施例が可能であることが理解できる。
上述したように、本発明に係る凝固組織が微細なフェライト系ステンレス鋼の製造方法及びこれにより製造されるフェライト系ステンレス鋼によって、既存に実施していた鋳造温度の制御及び電磁気攪拌力の制御などの技術に依存した凝固組織が微細な鋳片製造方法に比べ、真空脱炭精練工程でSi及びMnなどの溶鋼成分とアルミナ介在物の濃度の精密制御により有効TiNを効果的に生成させることで、操業安全性が高いと共に、凝固組織が微細であり、等軸晶率の高いフェライト系ステンレス鋼の鋳片を製造し、結果として、成形性に優れた、即ち、リッジ欠陥の少ない凝固組織が微細なフェライト系ステンレス鋼を得ることができる。
図1は、本発明の好適な実施例に係る凝固組織が微細なフェライト系ステンレス鋼の製造方法のフローチャートである。 図2は、アルミナ介在物の濃度制御による鋳片等軸晶率の変化を示すグラフである。 図3は、図2の結果を分散型データで示すグラフである。 図4は、本発明の好適な実施例に係る凝固組織が微細なフェライト系ステンレス鋼の製造方法によるAl及びTiO介在物の低減を従来例と比較して示すグラフである。 図5は、本発明の好適な実施例に係る凝固組織が微細なフェライト系ステンレス鋼の製造方法による凝固組織が微細な鋳片の内部に分布する酸化物(oxide)−TiN複合介在物の形態を従来例と比較して示す電子顕微鏡写真図である。

Claims (11)

  1. 真空脱炭レードル内の溶鋼の上部から酸素の吹き込みによる脱炭反応が行われる段階と、
    前記脱炭反応が行われた前記溶鋼にCrの還元のためにAlを投入する段階と、
    前記Crの還元のためにAlが投入された前記溶鋼に脱酸剤を投入する複合脱酸段階と、
    前記溶鋼に合金化金属を投入する合金化段階と、
    前記溶鋼中のAl濃度を分析してAl濃度が設定値の範囲かを判別する第1次判別段階と、
    前記Al濃度が設定値を満たすと、不活性ガスを用いて攪拌して最終溶鋼中のアルミナ介在物の濃度が目標値に該当するかを判別する第2次判別段階と、
    前記アルミナ介在物の濃度が目標値を満たすと、前記溶鋼を連続鋳造する段階と
    を含み、
    前記第1次判別段階の前記Al濃度の設定値は0.05質量%〜0.12質量%であり、
    前記Al濃度が0.05質量%未満である場合にはAlを追加投入する段階が更に含まれ、
    前記Al濃度が0.12質量%超過である場合には生石灰を追加投入する段階が更に含まれ、
    前記第2次判別段階の前記アルミナ介在物の濃度目標値は70ppm以下である、
    凝固組織が微細なフェライト系ステンレス鋼の製造方法。
  2. 前記複合脱酸段階で脱酸剤はSi及びMnである請求項1に記載の凝固組織が微細なフェライト系ステンレス鋼の製造方法。
  3. 前記合金化段階で合金化金属はTiである請求項1又は2に記載の凝固組織が微細なフェライト系ステンレス鋼の製造方法。
  4. 前記Tiは、0.2質量%〜0.4質量%である請求項3に記載の凝固組織が微細なフェライト系ステンレス鋼の製造方法。
  5. 前記連続鋳造段階で前記溶鋼中のアルミナ介在物の濃度が下記の条件を満たす請求項1から4のいずれか1項に記載の凝固組織が微細なフェライト系ステンレス鋼の製造方法。
    [Al]alumina<70ppm
    (ここで、[Al]alumina=[Al]total−[Al]dissolved)
  6. 前記連続鋳造段階で前記溶鋼成分が下記の条件を満たす請求項1から5のいずれか1項に記載の凝固組織が微細なフェライト系ステンレス鋼の製造方法。
    [Si]+[Mn]=0.5%〜1.0%
    (但し、%は質量%である。)
  7. 前記真空脱炭精練レードル内の精練スラグの最終組成が下記の条件を満たす請求項1から6のいずれか1項に記載の凝固組織が微細なフェライト系ステンレス鋼の製造方法。
    1.1≦(%CaO)/(%Al)≦1.4
    4≦(%TiO)/(%SiO)≦6
    (但し、%は質量%である。)
  8. 前記溶鋼は、80トン〜85トンである請求項1から7のいずれか1項に記載の凝固組織が微細なフェライト系ステンレス鋼の製造方法。
  9. 前記Al濃度が0.05質量%未満である場合にAlを追加投入する段階では、前記Alは、前記溶鋼80トン〜85トンに対して30kg〜40kgが投入される請求項1から8のいずれか1項に記載の凝固組織が微細なフェライト系ステンレス鋼の製造方法。
  10. 前記Al濃度が0.12質量%超過である場合に生石灰を追加投入する段階では、前記生石灰は、前記溶鋼80トン〜85トンに対して250kg〜300kgが投入される請求項1から8のいずれか1項に記載の凝固組織が微細なフェライト系ステンレス鋼の製造方法。
  11. 請求項1から10のいずれか1項に記載の方法により製造され、アルミナ介在物の濃度が70ppm以下であり、鋳片等軸晶率が40%以上である凝固組織が微細なフェライト系ステンレス鋼。
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