JP5221126B2 - 水溶性物質で表面修飾された微粒子の製造方法 - Google Patents
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Description
(1)極性有機溶媒を含有する液中に、脂質もしくは脂肪酸またはそれらの誘導体を含む微粒子を分散状態で存在させ、水溶性物質の脂質誘導体、脂肪酸誘導体または脂肪族炭化水素誘導体からなる表面修飾剤を溶解または分散状態で存在させる工程(工程A)を含む、該水溶性物質で表面修飾された該微粒子の製造方法。
(2)極性有機溶媒として、該表面修飾剤が可溶な極性有機溶媒を使用することを特徴とする前記(1)の微粒子の製造方法。
(3)極性有機溶媒として、アルコール、グリコールおよびポリアルキレングリコールから選ばれる一つ以上を使用することを特徴とする前記(1)の製造方法。
(4)極性有機溶媒を含有する液として、極性有機溶媒の濃度が80vol%以下の該極性有機溶媒を含有する液を使用することを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれかの製造方法。
(5)脂質もしくは脂肪酸またはそれらの誘導体を含む微粒子が、脂質もしくは脂肪酸またはそれらの誘導体で被覆された微粒子である前記(1)〜(4)のいずれかの製造方法。
(6)工程Aにおいて、該極性有機溶媒を含有する液中に、さらに両親媒性物質を溶解または分散状態で存在させることを特徴とする前記(1)〜(5)のいずれかの製造方法。
(7)両親媒性物質と表面修飾剤の重量比を、10:1〜1:100とすることを特徴とする前記(6)の製造方法。
(8)両親媒性物質がリン脂質、グリセロ糖脂質、スフィンゴ糖脂質、コレステロール、カチオン性脂質、アニオン性脂質、界面活性剤、および水溶性高分子の脂質または脂肪酸誘導体から選ばれる一つ以上である、前記(6)または(7)の製造方法。
(9)脂質もしくは脂肪酸またはそれらの誘導体を含む微粒子が、脂質集合体、リポソームおよびエマルジョン粒子から選ばれる一つ以上を構成成分とする微粒子である前記(1)〜(8)のいずれかの製造方法。
(10)表面修飾剤が、ポリエチレングリコール化脂質、ポリグリセリン化脂質、ポリエチレングリコールアルキルエーテル、ポリエチレングリコールソルビタン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステルおよびポリグリセリン脂肪酸エステルから選ばれる一つ以上である前記(1)〜(9)のいずれかの製造方法。
(11)脂質もしくは脂肪酸またはそれらの誘導体を含む微粒子がリポソームであり、極性有機溶媒がエタノールであり、両親媒性物質がリン脂質であり、表面修飾剤がポリエチレングリコール化脂質である、前記(6)または(7)の製造方法。
(12)脂質もしくは脂肪酸またはそれらの誘導体を含む微粒子がリポソームであり、極性有機溶媒がエタノールであり、両親媒性物質がリン脂質であり、表面修飾剤がポリエチレングリコール脂肪酸エステルである、前記(6)または(7)の製造方法。
(13)前記(1)〜(12)のいずれかの製造方法によって表面修飾される脂質もしくは脂肪酸またはそれらの誘導体を含む微粒子を調製するための、少なくとも脂質もしくは脂肪酸またはそれらの誘導体を含む微粒子、水溶性物質の脂質誘導体、脂肪酸誘導体または脂肪族炭化水素誘導体からなる表面修飾剤、および極性有機溶媒を含有する液から構成されるキット。
(14)前記(1)〜(12)のいずれかの製造方法を用いて製造できる水溶性物質で表面修飾された脂質もしくは脂肪酸またはそれらの誘導体を含む微粒子。
(15)前記(1)〜(12)のいずれかの製造方法を用いて製造できる水溶性物質で表面修飾された脂質もしくは脂肪酸またはそれらの誘導体を含む微粒子のうち、抗腫瘍薬を含有する該微粒子を含有する腫瘍の治療剤。
(16)前記(1)〜(12)のいずれかの製造方法を用いて製造できる水溶性物質で表面修飾された脂質もしくは脂肪酸またはそれらの誘導体を含む微粒子のうち、抗炎症薬を含有する該微粒子を含有する炎症の治療剤。
(17)前記(1)〜(12)のいずれかの製造方法を用いて製造できる水溶性物質で表面修飾された脂質もしくは脂肪酸またはそれらの誘導体を含む微粒子のうち、薬物を含有する該微粒子からなる、腫瘍または炎症部位への薬物含有キャリアー。
金属化合物としては、例えばシスプラチン等があげられる。
被修飾微粒子の調製
デキストランフルオレセインアニオニック(FD、モレキュラープローブス社製)5mg、DOTAP(アバンチポーラルリピッズ社製、以下同様)30mgおよびPEG−DSPE(日本油脂製、以下同様)12mgを、水1mL(注射用水、大塚製薬製、以下同様)に分散させた。得られた分散液を、孔径0.4μmのポリカーボネートメンブレン(ワットマン製、以下同様)に10回、孔径0.1μmのポリカーボネートメンブレン(ワットマン製、以下同様)に10回通した。得られた分散液の500μLと、EPC(日本油脂製、以下同様)60mg、PEG−DSPE 12.5mgおよびエタノール/水混液(8:5)2000μLとを混合して、被修飾微粒子の分散液を得た。
参考例1の被修飾微粒子の分散液を調製した後、水を滴下してエタノール濃度をおよそ5vol%とし、超遠心分離(1時間、110,000×g、25℃)を行って上清を除き、PBSを加えて製剤とした。
参考例1の被修飾微粒子の分散液を調製した後、水を滴下してエタノール濃度をおよそ5vol%とし、超遠心分離(1時間、110,000×g、25℃)を行って上清を除き、PEG−DSPE 12.5mgおよびEPC 12.5mgを含むPBS 1440μLを加えて製剤とした。
参考例1の被修飾微粒子の分散液を調製した後、水を滴下してエタノール濃度をおよそ5vol%とし、超遠心分離(1時間、110,000×g、25℃)を行って上清を除き、PBSを加えてEPC濃度を24mg/mLに調整し、70℃で1分間加熱した。得られた液の1mLに、PEG−DSPE 5mgを加えて70℃で2分間加熱し製剤とした。
実施例1〜5および比較例1〜3で得られた各製剤について、以下の方法に従って、平均粒子径、FDおよびEPCの回収率、ならびに血中動態について検討を行った。結果を第2表および第1図に示す。
動的光散乱法(DLS)(使用機器:A model ELS−800、大塚電子、以下同様)で、製剤中の水溶性物質で表面修飾された微粒子の平均粒子径を測定した。
各製剤をPBSで、総脂質濃度が30mg/mLになるように希釈した。さらにPBSで1000倍希釈し、希釈後の各50μLに、10w/v%トライトンエックス−100(TritonX−100、和光純薬製、以下同様)50μLおよびPBS 400μLをそれぞれ加え、ボルテックスミキサーで攪拌した。また、各実施例および各比較例で得られた超遠心上清をPBSで10倍希釈し、希釈後の各50μLに、10w/v%TritonX−100 50μLおよびPBS 400μLをそれぞれ加え、ボルテックスミキサーで攪拌した。それぞれ100μLを96穴マイクロプレートにとり、蛍光プレートリーダー(アルボエスエックス−4(ARVOsx−4)、ワラック(Wallac)社製、以下同様)を使用して励起波長485nmおよび蛍光波長530nmでの蛍光強度を測定した。一方、1、0.5および0.25μg/mLの各FD−PBSの蛍光強度を測定し、検量線を得た。検量線から各製剤中のFD濃度を求めた。一方、各製剤中のEPC濃度は、リン脂質C−テストワコー(和光純薬製)を用いて測定することにより求めた。
各製剤におけるFD回収率およびEPC回収率は、下記式(1)および(2)で算出した。
各製剤を、PBSで総脂質濃度が5mg/mLになるように希釈し、ラットに対して、投与量は脂質量/ラット体重比で10mg/kgとして投与した。投与後1分、10分、30分、1時間、3時間、6時間および24時間に採血し、遠心操作を行って血漿を採取した。血漿中のFDを定量するため、血漿各50μLに、10w/v%TritonX−100 50μLおよびPBS 400μLを加え、ボルテックスミキサーで攪拌した。その100μLを96穴マイクロプレートにとり、ARVOsx−4を使用して励起波長485nmおよび蛍光波長530nmでの蛍光強度を測定した。一方、1、0.5および0.25μg/mLの各FD−PBSの蛍光強度を測定し、検量線を得た。検量線から各サンプル中のFD濃度を求めた。ラット体重100gあたりの血漿量を7.8mLと計算し、投与量に対する血中残存率(%)を算出するとともに、台形法でAUC0・24h(μg・min/dose)を算出した。
実施例6〜9で得られた製剤について、試験例1と同様に、平均粒子径、FDおよびEPCの回収率、ならびに血中動態について検討を行った。結果を第3表および第2図に示す。
被修飾微粒子の調製
DOTAPおよびPEG−DSPEをそれぞれ30、12mg/mLの濃度で水に分散させた。得られた液を、孔径0.4μmのポリカーボネートメンブレンに10回、孔径0.1μmのポリカーボネートメンブレンに10回通した。得られた分散液500μLと、15mg/mL ODN(フルオレセインイソチオシアネートラベル化ホスフォロチオエート型オリゴデオキシリボヌクレオチド(配列:(5’)CCT CTT ACC TCA G(3’)、塩基数13、分子量4573.57、サイメディア社製)水溶液250μLを混合し、さらにエタノール1000μL、ならびにEPCおよびPEG−DSPEをそれぞれ120、25mg/mLの濃度で含むエタノール溶液50μLを混合して、被修飾微粒子の分散液を得た。
実施例10および11で得られた各製剤について、以下の方法に従って、平均粒子径、ODNおよびEPCの回収率、ならびに血中動態について検討を行った。結果を第4表および第3図に示す。
DLSで、製剤中の水溶性物質で表面修飾された微粒子の平均粒子径を測定した。
各製剤をPBSで、総脂質濃度が30mg/mLになるように希釈した。さらにPBSで1000倍希釈し、希釈後の各50μLに、10w/v%TritonX−100 50μLおよびPBS 400μLをそれぞれ加え、ボルテックスミキサーで攪拌した。また、各実施例で得られた超遠心上清をPBSで10倍希釈し、希釈後の各50μLに、10w/v%TritonX−100 50μLおよびPBS 400μLをそれぞれ加え、ボルテックスミキサーで攪拌した。それぞれ100μLを96穴マイクロプレートにとり、ARVOsx−4を使用して励起波長485nmおよび蛍光波長530nmでの蛍光強度を測定した。一方、1.5、1.5/4、1.5/42、1.5/43、1.5/44および1.5/45μg/mLの各ODN−PBSの蛍光強度を測定し、検量線を得た。検量線から各製剤中のODN濃度を求めた。一方、各製剤中のEPC濃度は、リン脂質C−テストワコーを用いて測定することにより求めた。
各製剤におけるODN回収率およびEPC回収率は、下記式(3)および(4)で算出した。
各製剤を、PBSで総脂質濃度が5mg/mLになるように希釈し、ラットに対して、投与量を脂質量/ラット体重比で10mg/kgとして投与した。投与後1分、10分、30分、1時間、3時間、6時間および24時間に採血し、遠心操作を行って血漿を採取した。血漿中のODNを定量するため、血漿各50μLに、10w/v%TritonX−100 50μLおよびPBS 400μLをそれぞれ加え、ボルテックスミキサーで攪拌した。その100μLを96穴マイクロプレートにとり、ARVOsx−4を使用して励起波長485nmおよび蛍光波長530nmでの蛍光強度を測定した。一方、1.5、1.5/4、1.5/42、1.5/43、1.5/44および1.5/45μg/mLの各ODN−PBSの蛍光強度を測定し、検量線を得た。検量線から各血漿中のODN濃度を求めた。ラット体重100gあたりの血漿量を7.8mLと計算し、投与量に対する血中残存率(%)を算出するとともに、台形法でAUC0・24h(μg・min/dose)を算出した。
被修飾微粒子の調製
デキストランフルオレセインアニオニック(FD)10mg、DOTAP 60mgおよびPEG−DSPE 24mgを、水2mLに分散させた。得られた分散液を、孔径0.4μmのポリカーボネートメンブレンに10回、孔径0.1μmのポリカーボネートメンブレンに10回通した。別に、EPC 240mgおよびPEG−DSPE 50mgをエタノール/水混液(5:3)8000μLに溶解させた。得られた分散液の500μLと、得られたEPCおよびPEG−DSPEの溶液2000μLとを混合して、被修飾微粒子の分散液を得た。
実施例12〜15で得られた各製剤について、試験例1と同様に、平均粒子径、FDおよびEPCの回収率、ならびに血中動態について検討を行った。結果を第6表および第4図に示す。
Claims (7)
- 被修飾粒子としての、脂質もしくは脂肪酸またはそれらの誘導体を含む微粒子に、表面修飾剤としての、水溶性物質の脂質誘導体、脂肪酸誘導体または脂肪族炭化水素誘導体を、該表面修飾剤の脂質、脂肪酸または脂肪族炭化水素の部分が該被修飾粒子の表面より内側に入り、該表面修飾剤の水溶性物質の部分が該被修飾粒子の表面より外側に突き出るように、該被修飾粒子に含有させることを目的とする、水溶性物質で表面修飾された該微粒子の製造方法において、
アルコール、グリコールおよびポリアルキレングリコールから選ばれる一つ以上の極性有機溶媒の濃度が1〜80vol%で、かつ被修飾粒子が分散可能な濃度で該極性有機溶媒を含有する液中に、該被修飾粒子を分散させ、かつ、該極性有機溶媒を含有する液中に、該表面修飾剤を溶解または分散させることで、該表面修飾剤の脂質、脂肪酸または脂肪族炭化水素の部分が該被修飾粒子の表面より内側に入り、該表面修飾剤の水溶性物質の部分が該被修飾粒子の表面より外側に突き出るように、該表面修飾剤を該被修飾粒子に含有させる工程(工程A)を含むことを特徴とする、該水溶性物質で表面修飾された該微粒子の製造方法。 - 脂質もしくは脂肪酸またはそれらの誘導体を含む微粒子が、脂質もしくは脂肪酸またはそれらの誘導体で被覆された微粒子である請求項1記載の製造方法。
- 工程Aにおいて、該極性有機溶媒を含有する液中に、さらに両親媒性物質を溶解または分散状態で存在させることを特徴とする請求項1または2記載の製造方法。
- 両親媒性物質と表面修飾剤の重量比を、10:1〜1:100とすることを特徴とする請求項3記載の製造方法。
- 両親媒性物質がリン脂質、グリセロ糖脂質、スフィンゴ糖脂質、コレステロール、カチオン性脂質、アニオン性脂質、界面活性剤、および水溶性高分子の脂質または脂肪酸誘導体から選ばれる一つ以上である、請求項3または4記載の製造方法。
- 脂質もしくは脂肪酸またはそれらの誘導体を含む微粒子が、脂質集合体、リポソームおよびエマルジョン粒子から選ばれる一つ以上を構成成分とする微粒子である請求項1〜5のいずれかに記載の製造方法。
- 表面修飾剤が、ポリエチレングリコール化脂質、ポリグリセリン化脂質、ポリエチレングリコールアルキルエーテル、ポリエチレングリコールソルビタン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステルおよびポリグリセリン脂肪酸エステルから選ばれる一つ以上である請求項1〜6のいずれかに記載の製造方法。
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