JP3338114B2 - ステロール又はステロールグルコシドで被覆したリポソーム - Google Patents

ステロール又はステロールグルコシドで被覆したリポソーム

Info

Publication number
JP3338114B2
JP3338114B2 JP10001293A JP10001293A JP3338114B2 JP 3338114 B2 JP3338114 B2 JP 3338114B2 JP 10001293 A JP10001293 A JP 10001293A JP 10001293 A JP10001293 A JP 10001293A JP 3338114 B2 JP3338114 B2 JP 3338114B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liposomes
liposome
sterol
glucoside
blood
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10001293A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06298638A (ja
Inventor
和則 村松
芳枝 米谷
幸三 高山
良冶 町田
恒司 永井
茂夫 三竹
宗和 多田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ryukakusan Co Ltd
Original Assignee
Ryukakusan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ryukakusan Co Ltd filed Critical Ryukakusan Co Ltd
Priority to JP10001293A priority Critical patent/JP3338114B2/ja
Publication of JPH06298638A publication Critical patent/JPH06298638A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3338114B2 publication Critical patent/JP3338114B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/10Dispersions; Emulsions
    • A61K9/127Liposomes
    • A61K9/1271Non-conventional liposomes, e.g. PEGylated liposomes, liposomes coated with polymers
    • A61K9/1272Non-conventional liposomes, e.g. PEGylated liposomes, liposomes coated with polymers with substantial amounts of non-phosphatidyl, i.e. non-acylglycerophosphate, surfactants as bilayer-forming substances, e.g. cationic lipids

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Manufacturing Of Micro-Capsules (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、脂質膜であるリポソー
ムを薬物のカプセルとして静脈投薬に使用するリポソー
ムの被覆組成物に関する。本発明はリポソームの被覆剤
としてステロール、ステロールグルコシドを用いること
により、血中滞留性や肝臓の実質細胞への取り込みがよ
く、また安定性も向上したリポソームを提供することに
関する。
【0002】
【従来の技術】リポソームとは、内部に水相を含むリン
脂質二重層の微小ベシクルで、脂質を相転移温度以上
で、十分な量の水で水和することにより形成される。リ
ポソームは、その脂質二重層の数に基づいて分類した場
合、多重膜リポソーム(以下MLVという)と一枚膜リ
ポソームに分けられ、後者は、さらに大きさに基づい
て、小さな一枚膜リポソーム(以下SUVという)、大
きな一枚膜リポソーム(以下LUVという)および巨大
リポソーム(以下GUVという)に分けられる。
【0003】SUVは直径数10nm以下、LUVは1
00〜1000nm、GUVは1000nm以上のリポ
ソームを指す。MLVのサイズは不均一で、その分布は
数百から数千nmにまで及ぶ。
【0004】このように、種々のタイプのリポソームが
知られているが、水溶性薬物はその内水相へ、油溶性の
ものは二重膜部分へ取り込むことができる。リポソーム
に内包された薬物は、遊離の薬物とまったく異なった体
内分布を示すので、薬物による副作用の軽減、徐放化な
どの効果があり、さらにつぎのような利点がある。
【0005】リポソームを構成するリン脂質は、生体
膜の主要構成成分であるため毒性が低い。投与の目
的、方法により粒子サイズをコントロールすることがで
きる。粒子表面に官能基を導入することにより抗原、
抗体、糖鎖などを導入することができ、標的部位へのタ
ーゲティングが可能である。
【0006】肝臓へのターゲティングに際して最も広く
用いられているリガンドとして、ガラクトースおよびマ
ンノース残基がある。実質細胞はガラクトースに、マク
ロファージはマンノースに、それぞれ特異性を有するレ
セプターが存在することが知られており、それらの糖残
基で表面修飾したリポソームのそれぞれの細胞種に対す
るターゲティングがなされている。
【0007】しかしながら、静脈投与されたリポソーム
は、肝臓、脾臓などの細網内皮系組織(以下RESとい
う)に極めて取り込まれやすい性質を有している。RE
Sを標的部位とするときや、そこからの徐放性を期待す
る場合には有効である。しかし、標的部位がRES以外
の場合には、リポソームにRES回避能が必要となって
くる。
【0008】従来のリポソームでは粒径を小さくすれ
ば、ある程度血中滞留時間を延長できるが、内包できる
薬物量が極めて少なくなり、一方、粒径を大きくすれば
内包薬物量は増えるが、RESへ取り込まれ、血中での
徐放化やRES以外の組織へのターゲティングは、非常
に困難であった。
【発明が解決しようとする課題】
【0009】本発明は、上記従来技術に鑑み、RES回
避能、血中滞留時間を延長させ、安定性を向上させたリ
ポソームを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】上記課題を解決するために、本発明ではス
テロール配糖体であるステロールグルコシド(以下SG
という)及び/又はSGのグルコシド結合を加水分解し
て得られるアグリコンであるステロール(以下Sとい
う)でジパルミトイルホスファチジルコリンリポソーム
を被覆した。SあるいはSGの被覆によるリポソーム、
すなわち、SリポソームあるいはSGリポソームの安定
性及び体内における回避能を、リポソームに蛍光試薬で
あるカルセインを内包して、カルセインを指標にして調
べ、ジパルミトイルホスファチジルコリン(DPPC)
のみで調製したリポソーム(以下DPPCリポソームと
いう)と比較して有用性を認め本発明を完成した。
【0011】本発明で用いるステロール及び/又はSG
のグルコシドとしては、例えば植物精製工程で生じるソ
ーダ油から得られるステロールグルコシド(SG)
で、その組成はシトステリル−D−グルコシド、カンペ
ステリル−D−グルコシド、スチグマステリル−D−グ
ルコシド、ブラシカステリル−D−グルコシドからなる
混合物、又は、このステロールグルコシド(SG)を加
水分解して得たステロール混合物(S)が使用でき、ま
た、それらの混合物を構成する単独成分を使用しても有
効である。
【0012】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。 実施例1 本発明で用いるステロールグルコシド(SG)及びステ
ロール(S)の製造方法。植物油精製工程で生じるソー
ダ油の乾燥粉末100gにピリジン1,000mlを
加え加熱溶解する。この溶液に活性炭を加え攪判後に濾
過し、濾液を得る。濾液1,000mlに対しアセトン
1,500mlを添加し冷却すると結晶が析出する。得
られた粗ステロールグルコシドを再びピリジンに加熱溶
解し、上記と同様に活性炭を加えて脱色処理を行った
後、アセトンを加えて結晶を析出させる。得られた結晶
を減圧乾燥し、精製SG30gを得た。このステロール
グルコシドの組成はβ−シトステリルβ−D−グルコシ
ド(49.9%)、カンペステリルβ−D−グルコシド
(29.1%)、スチグマステリルβ−D−グルコシド
(13.4%)、ブラシカステリルβ−D−グルコシド
(7.2%)の混合物であった。本発明で用いたステロ
ール(S)は、SGを酸で加水分解したもので、成分と
してSGのステリルグルコシドと同一のステロール成分
比を含んだものである。
【0013】実施例2 リポソームの調製法 L−α−ジパルミトイルホスファチジルコリン[(日本
油脂(株)製)以下DPPCという]の10mMのクロ
ロホルム溶液とS及びSGの10mMのメタノール:ク
ロロホルム=2:1混液を調製する。この溶液をナス型
コルベンにDPPC、SあるいはSGのモル比が7:
1:X(X=0〜0.8,X=S,SG)を量り取り、
室温でエバポレーターによって有機溶媒を減圧除去す
る。さらに、クロロホルムを完全に除くために減圧デシ
ケータ中で16時間乾燥する。これに70mMのカルセ
インのNaCl含有リン酸緩衝溶液[(pH7.4)以
下PBSという]を加え、50℃で1時間水和した後、
水浴型超音波器中で30分間超音波を照射したのちに、
遠心分離して多重膜リポソーム(MLV,17.1mg
リン脂質/mlPBS)を調製した。さらに、このリポ
ソーム懸濁液500μlをセファデックス(Sepha
dex)G−50カラム(1.9cm×32cm,フラ
クションサイズ4.5ml)で展開溶媒にPBSを用い
てカルセイン内包リポソーム(1.9mg×リン脂質/
mlPBS)と遊離カルセインとを分離した。リポソー
ムの粒子径は、約0.1μmであった。上記において、
PBSは次の組成の物である。 塩化ナトリウム 8.000g 塩化カリウム 0.194g リン酸二ナトリウム 2.290g リン酸一カリウム 0.196g 精製水 1000.000ml
【0014】実施例3 Sリポソーム及びSGリポソームの血漿中での安定性 リポソームは体液中、特に血中で血液成分によってオプ
ソニ化され、内容物を漏出しやすいということが知られ
ている。そこで、各々のリポソームの体内での安定性に
及ぼすラット血漿の影響について試験した。図1a)
は、PBS中に50%ラット血漿を添加して、図1b)
はPBSのみに、それぞれリポソームを加え、37.5
℃で1時間インキュベートしたときのカルセインの放出
プロファイルを示す。これより、DPPCリポソーム、
SGリポソームは、Sリポソームより漏出率が高く、1
時間後の漏出率は、DPPC=SG>Sの順に小さくな
った。また、PBS中でのDPPCリポソーム、Sリポ
ソーム、及びSGリポソームの漏出率は、すべて20%
以下であった。また図1a)において56℃、30分で
血漿を熱処理したときの1時間での漏出率は、無処理に
比べて、Sリポソームでは32.8%から19.5%
へ、SGリポソームは60.8%から44.5%へと低
くなった。
【0015】実施例4 Sリポソーム及びSGリポソームの血中滞留性と臓器分
布 静脈投与後の薬物の血中からの消失は、おもに各臓器で
の代謝と排泄に依存する。しかしながら、粒子性のリポ
ソーム自体及び添加薬物の体内動態は、主に、肝臓や脾
臓に存在するマクロファージ(細網内皮系組織:RE
S)による補足と血中での崩壊による。特に肝臓への分
布は、粒子径、表面の親水性や表面電位による。そこ
で、各々のリポソームをマウスに尾静脈投与したときの
血中滞留性の違いを測定し、図3に示した。投与5分後
の血中におけるリポソーム中のカルセインの蛍光強度を
100%とすると、DPPCリポソームの蛍光強度は6
時間後において0.83(5.7%)、SGリポソーム
は0.7%(2.6%)、Sリポソームは4.1(7.
7%)が血中に滞留した。これは、Sリポソームは、D
PPCリポソーム及びSGリポソームに比べ、リポソー
ム膜の流動性が低く、血漿成分によってオプソニン化が
されにくい。したがって、Sリポソームの血中滞留性が
長いのは、リポソーム膜が比較的固く、血漿中で安定な
ためにマクロファージによる補足から回避され、また血
中での崩壊も少ないためである。一方、DPPCリポソ
ーム及びSGリポソームは、リポソーム膜の流動性がS
リポソームより高く、血漿成分によって1時間で50〜
60%の内包物を放出した。したがって、DPPCリポ
ソーム及びSGリポソームの血中滞留性が短いのは、主
に血中でのリポソームの崩壊による。RESの異物取り
込み能は、効率よく迅速で、たとえば1μm以下の粒子
は静脈投与して、約1分後には投与量の90%以上は、
肝臓と脾臓に集まる。そこで、DPPCリポソーム、S
リポソーム及びSGリポソームの静脈投与6時間後の肝
臓と脾臓の分布を調べた。その結果は、図4に示したよ
うに投与6時間後にリポソームは、投与量の約90%以
上が肝臓に分布し、脾臓には投与量の10%以下であっ
た。
【0016】実施例5 Sリポソーム及びSGリポソームの肝細胞分布 ネンブタール(0.06ml/30mg)及びヘパリン
(200IU)を腹腔内投与したマウスに、カルセイン
内包リポソームを尾静脈より投与し、2時間後に開腹
し、カニュレーションをして、第一灌流液は5分、PB
Sは5分、コラゲナーゼ溶液(75IU)は15分の順
に灌流する。次に、肝臓を切り離し、シャーレ中の氷冷
したHANK′s緩衝液(3ml)に移し、細胞を分散
させる。その後、ガーゼで濾過し、濾液をスピッツ管に
集め、50×g,70×g及び140×gでそれぞれ1
分間遠心分離し、実質細胞と非実質細胞を分離し、蛍光
強度を測定して、各リポソームの肝細胞分布を測定し
た。なお、140×gによって得た非実質細胞数分画の
各分画中の細胞数をBurker−Turk Cham
BERを用いて数えた結果、実質細胞数は2.49×1
個、非実質細胞数は2.76×10個となり、実
質細胞数と非実質細胞数は等しかった。また、実質細胞
数の生存率はトリパンブルーテストにより確認し、70
%以上であった。
【0017】肝臓では、栄養物質の処理、貯蔵、中毒性
物質(薬物)の解毒、分解、排泄などといった生体にと
って不可欠な機能が営まれており、実質細胞、細胆
管、細血管が放射状に集まった特有の構造をしてい
る。肝臓を構成する細胞には、実質細胞と非実質細胞で
ある内皮細胞、Kupffer細胞及び脂肪貯蔵細胞な
どがあり、それぞれ異なった構造と機能をもっている。
実質細胞は、肝臓の大部分(約70%)を占め、代謝、
排泄など肝臓の主な機能を担っている。一方、非実質細
胞胞であるKupffer細胞は、類洞の内側に定着し
た細網内皮系の細胞で、血液中に存在する微粒子性老廃
物の除去に中心的な役割を果たしている。
【0018】図4に示したようにリポソームはRESの
中でも特に肝臓に取り込まれることから、肝臓内での実
質及び非実質細胞への取り込みの違いを測定し、その結
果を図5に示した。DPPCリポソームの実質及び非実
質細胞への取り込み量は、極めて少なかった。これは、
血中において血漿成分によりDPPCリポソームは、非
常に崩壊されやすいために、肝細胞への取り込み量が低
くなったためである。一方、SGリポソームは、血漿中
でDPPCリポソームと同様に不安定であったが、実質
細胞に多く取り込まれた。しかし、血漿中で安定である
Sリポソームの実質細胞への取り込み量は、SGリポソ
ームの約1/3であった。また、非実質細胞への取り込
み量は、S及びSGリポソームともほぼ同様であった。
これらの結果より、膜の流動性が高いDPPCリポソー
ムは血中において崩壊し、また、SGリポソームは、実
質細胞に取り込まれ易く、血中での滞留率も低くなっ
た。よって、SGリポソームは、RES回避能を有する
ことが証明された。また、膜の流動性の低いSリポソー
ムは、血漿中で安定であり、実質及び非実質細胞にも取
り込まれにくいために、血中での滞留率が高くなったこ
とが証明された。このことから、薬物体としてのリポ
ソームは、薬物の徐放化にはSリポソームが、肝臓への
ターゲティングにはSGリポソームが有効であることが
認められた。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、DPPCのみで調製
したリポソーム(DPPCリポソーム)と比較して、ス
テロール(S)あるいはステロールグルコシド(SG)
でDPPCリポソームを被覆したものは安定性に優れ、
SリポソームとSGリポソームの血中滞留性は、Sリポ
ソームが最も良く、また、肝臓の実質細胞への取り込み
はSGリポソームが良いことが顕著に認められた。薬物
体としてのリポソームは、薬物の徐放化にはSリポソ
ームが、肝臓へのターゲティングにはSGリポソームが
有効であることが認められ、本発明の有用性が証明され
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1a)はPBS中に50%ラット血漿を添加
して、図1b)はPBSのみに、それぞれリポソームを
加え、37.5℃で1時間インキュベートしたときのカ
ルセインの放出プロファイルを示す。
【図2】PBS中の血漿添加量を0,25,50,90
%と変化した場合の各々のリポソームからのカルセイン
の漏出変化を示す。
【図3】DPPCリポソーム、Sリポソーム及びSGリ
ポソームをマウスに尾静脈投与したときの血中滞留性の
違い(蛍光強度)を示す。
【図4】DPPCリポソーム、Sリポソーム及びSGリ
ポソームのマウスに尾静脈投与6時間後の肝臓と脾臓の
分布を示す。
【図5】リポソームをマウスに静脈投与したときの、2
時間後の肝臓内での実質及び非実質細胞の蛍光強度(各
リポソームの取り込みの違い)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永井 恒司 東京都文京区本駒込1−23−10−103 (72)発明者 三竹 茂夫 東京都千代田区東神田1−11−1 株式 会社龍角散 研究開発部内 (72)発明者 多田 宗和 東京都千代田区東神田1−11−1 株式 会社龍角散 研究開発部内 (56)参考文献 特開 平2−273538(JP,A) 特開 平4−69332(JP,A) 特開 平2−200699(JP,A) 特開 平2−225495(JP,A) 特開 昭58−74619(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 9/00 - 9/72 A61K 47/00 - 47/48

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステロールグルコシドで被覆したリポソ
    ーム及び薬物を含む、肝臓ターゲッティングのための医
    薬組成物。
  2. 【請求項2】 前記ステロールグルコシドは、シトステ
    リル−D−グルコシド、カンペステリル−D−グルコシ
    ド、スチグマステリル−D−グルコシド、ブラシカステ
    リル−D−グルコシドから選ばれた1種以上であること
    を特徴とする、請求項1記載の医薬組成物。
JP10001293A 1993-03-22 1993-03-22 ステロール又はステロールグルコシドで被覆したリポソーム Expired - Fee Related JP3338114B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10001293A JP3338114B2 (ja) 1993-03-22 1993-03-22 ステロール又はステロールグルコシドで被覆したリポソーム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10001293A JP3338114B2 (ja) 1993-03-22 1993-03-22 ステロール又はステロールグルコシドで被覆したリポソーム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06298638A JPH06298638A (ja) 1994-10-25
JP3338114B2 true JP3338114B2 (ja) 2002-10-28

Family

ID=14262650

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10001293A Expired - Fee Related JP3338114B2 (ja) 1993-03-22 1993-03-22 ステロール又はステロールグルコシドで被覆したリポソーム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3338114B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3990880B2 (ja) 2001-07-10 2007-10-17 キヤノン株式会社 ポリヒドロキシアルカノエート被覆リポソームの製造方法
EP1842585A4 (en) * 2005-01-28 2013-05-29 Kyowa Hakko Kirin Co Ltd PROCESS FOR PRODUCING A FINE PARTICLE WHOSE SURFACE IS MODIFIED BY A WATER SOLUBLE SUBSTANCE
JP5903268B2 (ja) * 2008-07-24 2016-04-13 アモーレパシフィック コーポレイションAmorepacific Corporation 多層ラメラ顆粒、及びこれを含有する皮膚外用剤組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06298638A (ja) 1994-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU654120B2 (en) Solid tumor treatment method and composition
Takada et al. Increased lung uptake of liposomes coated with polysaccharides
Cullis et al. Generating and loading of liposomal systems for drug-delivery applications
US5843473A (en) Method of treatment of infected tissues
EP0688329B1 (en) Novel phospholipid-saccharide conjugates
US6897196B1 (en) pH sensitive lipids based on ortho ester linkers, composition and method
Rubas et al. Treatment of murine L1210 lymphoid leukemia and melanoma B16 with lipophilic cytosine arabinoside prodrugs incorporated into unilamellar liposomes
JP2003530362A (ja) 診断剤をターゲッティングするための脂質ベースの系
JPH01502590A (ja) 循環時間の長いリポソーム
JP2001503396A (ja) 治療用リポソーム組成物および方法
Mori et al. Characterization of organ-specific immunoliposomes for delivery of 3′, 5′-O-dipalmitoyl-5-fluoro-2′-deoxyuridine in a mouse lung-metastasis model
CA2559800A1 (en) Drug delivery system based on immune response system
RU2203649C2 (ru) Новые липосомные векторы активных веществ
US20030113369A1 (en) Liposomes with enhanced circulation time and method of treatment
Lai et al. Effect of Kupffer cells depletion on ABC phenomenon induced by Kupffer cells-targeted liposomes
CN103830739B (zh) 配体多肽ph1形成的药物输送系统及其用途
Sirisha et al. Liposomes-the potential drug carriers
US20020012651A1 (en) Release of therapeutic agents in a vessel or tissue
JP3338114B2 (ja) ステロール又はステロールグルコシドで被覆したリポソーム
KR20150047336A (ko) 나노입자, 이를 제조하는 방법, 및 이의 용도
Arica et al. Characterization, in vitro and in vivo studies on primaquine diphosphate liposomes
US20010051183A1 (en) Liposomes with enhanced circulation time and method of treatment
JP3943845B2 (ja) リポソームベクター
JP2705175B2 (ja) 低毒性薬剤‐脂質系
Yachi et al. Distribution of liposomes containing mannobiose esters of fatty acid in rats

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090809

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090809

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100809

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110809

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110809

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120809

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees