JP5219521B2 - 自動車用フロアスペーサの製造方法 - Google Patents
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Description
このため、自動車の全席の床面又は床面と乗員足元周辺に敷設される自動車用フロアスペーサは、通常、硬質発泡プラスチック製成形品としてある。この自動車用フロアスペーサは、乗員足元の平坦性を確保するとともに、断熱性を向上させる。
また、自動車衝突時の乗員保護のため、衝突時における安全性の向上を目的として、車体構造の改善や衝撃吸収材の採用が行われてきた。この自動車用の衝撃吸収材として、通常、硬質発泡ウレタンなどが多く採用されている。
この課題を解決するために、様々な技術が開発されてきた。
また、好ましくは、前記境界部分が前記フロアスペーサ部の前部に位置するように、前記仕切り部材を前記フロアスペーサ部の成形部位側に設けるとよい。
まず、本発明の一実施形態に係る自動車用フロアスペーサの製造方法を理解しやすいように、この自動車用フロアスペーサの製造方法により製造される、自動車用フロアスペーサについて、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る自動車用フロアスペーサの製造方法により製造される、自動車用フロアスペーサを説明するための概略断面図であり、(a)は平面図を、(b)は側面図を、(c)はA−A断面図を示している。
図1において、自動車用フロアスペーサ1は、フロアスペーサ部2と衝撃吸収部3とからなっており、フロアスペーサ部2と衝撃吸収部3が一体成形されている。
フロアスペーサ部2と衝撃吸収部3の材料は、同じ樹脂材料(硬質発泡プラスチック材料)としてある。このようにすると、樹脂材料の共用化により、製造原価のコストダウンを図ることができる。
また、一体成形されたフロアスペーサ部2と衝撃吸収部3の密度は異なっており、フロアスペーサ部2は、低密度の硬質発泡プラスチックであり、衝撃吸収部3は、高密度の硬質発泡プラスチックである。すなわち、本実施形態に用いられる硬質発泡プラスチックの密度は、要求される耐圧荷重と、衝撃吸収性のバランスにより決定される。このため、通常、硬質発泡プラスチックの密度は、硬質発泡プラスチックとして製造し得る10kg/m3〜200kg/m3の範囲から適宜選ばれる。
なお、一般的に、密度が低いと衝撃吸収性能や剛性が低下し、また、密度が高すぎても、衝撃吸収性能が低下し、かつ、経済的にも不利となる。
なお、発泡ポリスチレン系プラスチックには、耐薬品性を向上させたスチレン/アクリロニトリル樹脂やさらに耐熱性を向上させたスチレン/アクリロニトリル/α−メチルスチレン樹脂の発泡体等がある。
また、左側の下面23は、後方に向かうほど厚さが増加する斜面(後方に向かって下る平面)であり、A−A断面と左側の下面23との交線は、水平な直線である。
さらに、右側の下面23は、後方に向かうほど厚さが増加する斜面(後方に向かって下る曲面)であり、A−A断面と右側の下面23との交線は、右側端部から溝22に向かって厚さが増加する曲線である。
なお、本実施形態では、床面側の凹凸部として、複数の凹部33によるハニカム構造32を有しているが、凹凸部がハニカム構造32を有する構成に限定されるものではなく、たとえば、スリット構造や突起構造、あるいは、これらを組み合わせた構成としてもよい。
また、「ハニカム構造」とは、本来、六角形を並べる形で作られた構造のことをいうが、本発明においては、六角形に限定せず、たとえば、四角形などの多角形を並べる形で作られた構造のことをいう。
図2は、本発明の一実施形態に係る自動車用フロアスペーサの製造方法を説明するための概略フローチャート図を示している。
また、図3は、本発明の一実施形態に係る自動車用フロアスペーサの製造方法を説明するための、型締めされた状態の成形装置の概略断面図を示している。
図2、3において、本実施形態の自動車用フロアスペーサの製造方法によれば、まず、成形装置10のキャビティ金型4とコア金型5が型締めされる(ステップS1)。
キャビティ金型4は、上述した自動車用フロアスペーサ1の上面21及び平面部31の上面を形成する金型である。このキャビティ金型4は、上面側仕切り板41、エアシリンダ42、第一充填器43及び第二充填器44を備えている。
また、コア金型5は、自動車用フロアスペーサ1の溝22、下面23及び凹部33などを形成する金型である。このコア金型5は、底面側仕切り板51及びエアシリンダ52を備えている。
また、第二充填器44は、衝撃吸収部用キャビティ532に密度の高い(発泡倍率の小さい)発泡性熱可塑性樹脂粒子62を充填する充填器であり、導入部442及びエアシリンダ441を有している。
さらに、上面側仕切り板41は、エアシリンダ42のロッド421と連結されており、エアシリンダ42によって、境界部分533に対して進退自在に設けられている。
また、底面側仕切り板51は、エアシリンダ52のロッド521と連結されており、エアシリンダ52によって、境界部分533に対して進退自在に設けられている。
なお、フロアスペーサ部用キャビティ531の前方に位置する衝撃吸収部用キャビティ532は、理解しやすいように省略してある。
図4において、上面側仕切り板41は、左右方向に細長い矩形状の平板であり、キャビティ53内から退去した状態において、該上面側仕切り板41の先端面が、フロアスペーサ部2の上面21の一部を形成する金型として機能する。すなわち、上面側仕切り板41の先端部は、上面21と対応した形状としてある。
さらに、底面側仕切り板51と上面側仕切り板41との前後方向の位置関係は、底面側仕切り板51と上面側仕切り板41がキャビティ53内に進入すると、互いに重なる(底面側仕切り板51の後方側の面と上面側仕切り板41の前方側の面が摺動する)位置関係にある。このようにすると、自動車用フロアスペーサ1の形状が複雑な場合であっても、確実にキャビティ53を仕切ることができる。
なお、本実施形態では、キャビティ金型4とコア金型5を型締めした後に、上面側仕切り板41及び底面側仕切り板51で、フロアスペーサ部用キャビティ531と衝撃吸収部用キャビティ532とを仕切る方法としてあるが、これに限定されるものではない。たとえば、キャビティ金型4とコア金型5を型締めしながら、上面側仕切り板41と底面側仕切り板51をキャビティ53内に進入させてもよい。
図5において、上面側仕切り板41と底面側仕切り板51は、上述したように、前後方向の取付け位置がずれており、キャビティ53内に進入する際、上面側仕切り板41の前方側の面と底面側仕切り板51の後方側の面が摺動しながら、キャビティ53内に進入する。
なお、フロアスペーサ部用キャビティ531の前方に位置する衝撃吸収部用キャビティ532は、理解しやすいように省略してある。
図6において、上面側仕切り板41と底面側仕切り板51は、キャビティ53内に進入すると、フロアスペーサ部用キャビティ531と衝撃吸収部用キャビティ532とが連通しないように、フロアスペーサ部用キャビティ531と衝撃吸収部用キャビティ532との間を完全に仕切る。
図7において、フロアスペーサ部用キャビティ531には、密度の低い(発泡倍率の大きい)発泡性熱可塑性樹脂粒子61が、第一充填器43によって充填され、衝撃吸収部用キャビティ532には、密度の高い(発泡倍率の小さい)発泡性熱可塑性樹脂粒子62が、第二充填器44によって充填されている。
なお、本実施形態では、通常、発泡性熱可塑性樹脂粒子61及び発泡性熱可塑性樹脂粒子62は、ほぼ同時に充填が開始され、ほぼ同時に充填が完了するが、これに限定されるものではない。フロアスペーサ部用キャビティ531と衝撃吸収部用キャビティ532は、完全に仕切られているので、発泡性熱可塑性樹脂粒子61及び発泡性熱可塑性樹脂粒子62のいずれか一方を先に充填し、その後に、他方を充填してもよい。
図8において、上面側仕切り板41及び底面側仕切り板51は、キャビティ53内から退去している。この退去は、上面側仕切り板41及び底面側仕切り板51の先端面がキャビティ53を形成する位置まで行われる(図4参照)。これにより、上面側仕切り板41及び底面側仕切り板51の先端面が、キャビティ53の面と面一になり、一体成形された自動車用フロアスペーサ1に、上面側仕切り板41や底面側仕切り板51による不要な凸部や凹部(図示せず)が形成されるといった不具合を防止することができる。
また、図示してないが、発泡性熱可塑性樹脂粒子61及び発泡性熱可塑性樹脂粒子62が補填された後、エアシリンダ431及びエアシリンダ441からロッド(図示せず)が突出し、発泡性熱可塑性樹脂粒子61及び発泡性熱可塑性樹脂粒子62を充填するための充填口を塞ぐとともに、各ロッドの先端面がキャビティ53を形成する。これにより、自動車用フロアスペーサ1に、不要な凸部や凹部(図示せず)が形成されるといった不具合を防止する。
また、空きスペースに、発泡性熱可塑性樹脂粒子61及び発泡性熱可塑性樹脂粒子62を補填する代わりに、発泡性熱可塑性樹脂粒子62だけを補填してもよい。このようにすると、衝撃吸収部3内に低密度領域が形成されるといった不具合をより確実に防止でき、衝撃吸収部3の品質の信頼性を向上させることができる。
図9において、キャビティ金型4やコア金型5が加熱されると、発泡性熱可塑性樹脂粒子61及び発泡性熱可塑性樹脂粒子62が、二次発泡し、発泡性熱可塑性樹脂粒子61どうしの空隙、発泡性熱可塑性樹脂粒子61と発泡性熱可塑性樹脂粒子62との空隙、及び、発泡性熱可塑性樹脂粒子62どうしの空隙を埋めるとともに、接触した発泡性熱可塑性樹脂粒子61どうし、発泡性熱可塑性樹脂粒子61と発泡性熱可塑性樹脂粒子62、及び、発泡性熱可塑性樹脂粒子62どうしが溶融する。その後、キャビティ金型4やコア金型5が冷却されると、低密度の硬質発泡プラスチック63を有するフロアスペーサ部2、及び、高密度の硬質発泡プラスチック64からなる衝撃吸収部3を有する自動車用フロアスペーサ1が一体成形される。
なお、キャビティ金型4やコア金型5を加熱するタイミングは、上記に限定されるものではない。たとえば、発泡性熱可塑性樹脂粒子61や発泡性熱可塑性樹脂粒子62を充填しながら、あるいは、上面側仕切り板41や底面側仕切り板51をキャビティ53内から退去させながら、予備的に加熱を開始してもよい。
図10において、コア金型5が移動し型開きされ、図示してないが、取外し手段などによって、自動車用フロアスペーサ1がコア金型5から取り外される。
特に、複雑な形状を有する自動車用フロアスペーサ1に対して、上面側仕切り板41及び底面側仕切り板51が完全な仕切りとして機能するので、衝撃吸収部3の品質を確実に保証することができる。
さらに、上面側仕切り板41及び底面側仕切り板51は、キャビティ53の形状と対応しているので、自動車用フロアスペーサ1に不要な凸部や凹部が形成されるといった不具合を回避することができる。
次に、本発明の自動車用フロアスペーサを製造するための製造装置(成形装置)について説明する。
成形装置10は、自動車の乗員座席の足元の床面に敷設されるフロアスペーサ部2と、室内側に平面部31を有し床面側にハニカム構造32を有し、乗員座席の足元前方の床面に敷設される衝撃吸収部3とを一体成形する。
また、キャビティ金型4とコア金型5が型締めされると、自動車用フロアスペーサ1を一体成形するためのキャビティ53が形成される。このキャビティ53は、フロアスペーサ部用キャビティ531と、衝撃吸収部用キャビティ532と、フロアスペーサ部用キャビティ531と衝撃吸収部用キャビティ532との間に形成される境界部分533とからなっている。
上面側仕切り板41は、エアシリンダ42のロッド421と連結されており、エアシリンダ42によって、境界部分533に対して進退自在に設けられている。この上面側仕切り板41は、図4に示すように、左右方向に細長い矩形状の平板であり、キャビティ53内から退去した状態において、該上面側仕切り板41の先端面が、フロアスペーサ部2の上面21の一部を形成する金型として機能する。
さらに、底面側仕切り板51と上面側仕切り板41との前後方向の位置関係は、底面側仕切り板51と上面側仕切り板41がキャビティ53内に進入すると、互いに重なる(底面側仕切り板51の後方側の面と上面側仕切り板41の前方側の面が摺動する)位置関係にある。このようにすると、自動車用フロアスペーサ1の形状が複雑な場合であっても、確実にフロアスペーサ部用キャビティ531と衝撃吸収部用キャビティ532を仕切ることができる。
また、第二充填器44は、衝撃吸収部用キャビティ532に密度の高い(発泡倍率の小さい)発泡性熱可塑性樹脂粒子62を充填する充填器であり、導入部442及びエアシリンダ441を有している。
なお、上記構成の成形装置10は、上述した一実施形態に係る自動車用フロアスペーサの製造方法とほぼ同様に動作し、軽量化されたフロアスペーサ部2と機械的強度の優れた衝撃吸収部3を一体成形する。
特に、複雑な形状を有する自動車用フロアスペーサ1に対して、上面側仕切り板41及び底面側仕切り板51が完全な仕切りとして機能するので、衝撃吸収部3の品質を確実に保証することができる。
さらに、上面側仕切り板41及び底面側仕切り板51は、キャビティ53の形状と対応しているので、自動車用フロアスペーサ1に不要な凸部や凹部が形成されるといった不具合を回避することができる。
まず、図3に示す成形装置10を、日立化成工業製モルデックスC10VS成形機に取り付けた。
続いて、成形装置10は、キャビティ金型4及びコア金型5が型締めされ、それぞれの型形状を先端とした上面側仕切り板41及び底面側仕切り板51を、エアシリンダ42及びエアシリンダ52にとって、境界部分533に進入させた。これにより、フロアスペーサ部用キャビティ531と衝撃吸収部用キャビティ532は、重なるようにして進入した上面側仕切り板41及び底面側仕切り板51によって、完全に仕切られた。
続いて、発泡性熱可塑性樹脂粒子61及び発泡性熱可塑性樹脂粒子62を充填した後、上面側仕切り板41及び底面側仕切り板51をキャビティ53の面と合うように退去させた。
続いて、キャビティ金型4及びコア金型5を冷却した後、型開きを行い、自動車用フロアスペーサ1を離型させた。これにより、軽量化されたフロアスペーサ部2と機械的強度の優れた衝撃吸収部3が一体化された自動車用フロアスペーサ1を得た。
さらに、製造した自動車用フロアスペーサ1に対して、破壊試験を行ったところ、低密度の硬質発泡プラスチック63と高密度の硬質発泡プラスチック64との境界面において、破断するのではなく、低密度の硬質発泡プラスチック63からなるフロアスペーサ部2において、破断した。すなわち、軽量化されたフロアスペーサ部2と機械的強度の優れた衝撃吸収部3を有する自動車用フロアスペーサ1を一体成形することができた。
たとえば、キャビティ金型4やコア金型5の形状は、上記実施形態に限定されるものではなく、たとえば、様々な形状とすることができる。
また、上記実施形態では、仕切り部材として、上面用仕切り板41及び底面用仕切り板51を用いているが、これに限定されるものではなく、たとえば、フロアスペーサ部2の断面形状が単純な形状である場合には、一つの仕切り部材を用いてもよい。
このようにすると、フロアスペーサ部2の先端部を含む前部が、高密度の硬質発泡プラスチック64からなり、優れた機械的強度を有する。これにより、衝撃吸収部3とフロアスペーサ部2とによって形成される角部において、応力集中や曲げモーメントに対する機械的強度を向上させることができるので、自動車用フロアスペーサ1の衝撃吸収性を向上させることができる。
2 フロアスペーサ部
3 衝撃吸収部
4 キャビティ金型
5 コア金型
10 成形装置
21 上面
22 溝
23 下面
31 平面部
32 ハニカム構造
33 凹部
41 上面側仕切り板
42 エアシリンダ
43 第一充填器
44 第二充填器
51 底面側仕切り板
52 エアシリンダ
53 キャビティ
61 発泡性熱可塑性樹脂粒子
62 発泡性熱可塑性樹脂粒子
63 低密度の硬質発泡プラスチック
64 高密度の硬質発泡プラスチック
421 ロッド
431 エアシリンダ
432 導入部
441 エアシリンダ
442 導入部
521 ロッド
531 フロアスペーサ部用キャビティ
532 衝撃吸収部用キャビティ
533 境界部分
Claims (4)
- 自動車の乗員座席の足元の床面に敷設されるフロアスペーサ部と、室内側に平面部を有し床面側に凹凸部を有し、前記乗員座席の足元前方の床面に敷設される衝撃吸収部とを、金型によって一体成形する自動車用フロアスペーサの製造方法であって、
前記金型として、前記金型のキャビティにおける前記フロアスペーサ部の成形部位と前記衝撃吸収部の成形部位との境界部分に、前記キャビティ内に進退可能な2枚の仕切り板を有している金型を用い、
前記2枚の仕切り板をそれぞれキャビティ内に進入させ、前記2枚の仕切り板の先端から部分的に重なり合わせて、前記フロアスペーサ部の成形部位と前記衝撃吸収部の成形部位との境界部分を仕切り、
前記フロアスペーサ部の成形部位と前記衝撃吸収部の成形部位に、同じ樹脂材料であって、密度及び発泡倍率のうち少なくとも一方が異なる発泡性熱可塑性樹脂粒子をそれぞれ充填した後、
前記2枚の仕切り板を前記境界部分から退去させ、前記2枚の仕切り板の先端面をキャビティ面と面一とし、
その後、前記金型を加熱して、前記金型内に充填された前記発泡性熱可塑性樹脂粒子を発泡させ、前記フロアスペーサ部と前記衝撃吸収部の密度が異なる自動車用フロアスペーサを一体成形することを特徴とする自動車用フロアスペーサの製造方法。 - 前記2枚の仕切り板が、前記フロアアスペーサの上面側からキャビティに進入する上面側仕切り板と、前記フロアアスペーサの底面側からキャビティに進入する底面側仕切り板とからなり、前記2枚の仕切り板がキャビティに進入する際に、前記上面側仕切り板と底面側仕切り板とが摺動して、前記境界部分を仕切ることを特徴とする請求項1に記載の自動車用フロアスペーサの製造方法。
- 前記フロアスペーサ部の密度を10kg/m3〜50kg/m3とし、前記衝撃吸収部の密度を30kg/m3〜200kg/m3とし、さらに、前記衝撃吸収部の密度を前記フロアスペーサ部の密度より高くしたことを特徴とする請求項1又は2記載の自動車用フロアスペーサの製造方法。
- 前記凹凸部が、ハニカム構造、スリット構造及び突起構造の少なくとも一つの構造からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の自動車用フロアスペーサの製造方法。
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