JP5219446B2 - 記録液収納容器および記録装置 - Google Patents

記録液収納容器および記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5219446B2
JP5219446B2 JP2007267992A JP2007267992A JP5219446B2 JP 5219446 B2 JP5219446 B2 JP 5219446B2 JP 2007267992 A JP2007267992 A JP 2007267992A JP 2007267992 A JP2007267992 A JP 2007267992A JP 5219446 B2 JP5219446 B2 JP 5219446B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
communication
recording
recording liquid
liquid storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007267992A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009096006A5 (ja
JP2009096006A (ja
Inventor
真行 京嶌
雅生 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2007267992A priority Critical patent/JP5219446B2/ja
Publication of JP2009096006A publication Critical patent/JP2009096006A/ja
Publication of JP2009096006A5 publication Critical patent/JP2009096006A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5219446B2 publication Critical patent/JP5219446B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、記録装置用液体収納容器および記録装置に関する。特に記録媒体に付与する記録液としてインクを用いるインクジェットプリント装置、および記録液であるインクを収納する記録液収納容器に適用して好適なものである。
従来、複数色のインクを使用して記録を行うインクジェット式記録装置において、一例として各色のインクがそれぞれ個別に充填されたインク収納容器を複数装着するようにしたものが知られている。このインクジェット式記録装置においては、インクの使用頻度に応じて特定のインク収納容器のみの交換が可能となるため、各色毎にインクを無駄なく使い切ることができ、経済性に優れているという特徴を有する。
このようなインクジェット式記録装置においては、インク収納容器からインクヘッドにインクを導くインク供給経路が各色個別に設けられている。そして、インクジェット式記録装置本体側の制御部などにおいて、インクヘッドにおけるインク吐出などの印字制御が、各色毎に行われることにより、カラー印刷が実現されるように構成されている。
一方、インクジェット記録装置における印字品質は、記録ヘッドの解像度に依存する他、インクの粘度や、記録媒体上での滲み具合等に大きく左右される。このため、印字品質の向上をめざしてインク特性の改善や、また記録ヘッドに供給する駆動信号の改善が行われてきた。さらにはノズル開口の目詰まりを防止するための空吐出の周期や、キャッピング状態で強制吐出させる等のメンテナンス条件にも改善が図られている。
このため、インク収納容器に関するデータを格納させた記憶チップをインク収納容器に設け、記録装置と通信を行う構成が提案されている。たとえば、記録装置からこれらのデータを読出して、最適な条件で印刷を行わせたり、また当該インク収納容器の使用状態に関するデータを記憶チップに格納させることなどに用いられる。
また、特許文献1などにみられるように、半導体記憶チップの一構成として、インク収納容器とプリンタ本体との情報通信を無線電波で非接触に実行する構成が開示されている。無線通信の場合、包装形態であっても通信が可能であることから、上述した用途の他、物流時の商品管理など様々な用途に利用することができるというメリットがある。
一般に、無線タグ、あるいはRFIDなどと称される無線通信方式は使用できる周波数帯として、135kHz以下の中波帯、13.56MHzの短波帯、860〜960MHZのUHF帯、2.45GHzのマイクロ波帯などがある。中、短波帯は読書き機が発生する磁界による電磁誘導現象を利用しており、UHF帯、マイクロ波帯は搬送波の電界エネルギーを電力発生に利用している。周波数帯により、通信距離や指向性などの特性が異なるほか、ノイズ、金属、水分など外的要因の影響も異なる。水分の影響についてはマイクロ波が最もよく吸収され、水分が介在すると通信不能になることが知られている。
一方、従来のインクジェット記録装置において、インク収納容器内のインクの残量を検知する手段として、例えばインク収納容器内の2ケ所に電極をそれぞれ設け、この2ケ所の電極間の抵抗値を検出することでインクの残量を検出する方法が知られている。他にも、インクの重量を測定する手段(重力センサー等)によりインクの残量を検出する方法、あるいは、インク収納容器内のインクを光学的に検出する手段(フォトインターラプタセンサー等)により、インクの残量を検出する方法等がある。
特開平11−320914号公報
しかしながら、上述した従来のインクジェット記録装置は、電極法においてはインク収納容器に電極部材が必要でインク収納容器コストが高くなってしまう問題がある。重量法においては重量センサーを含む測定機構が複雑、大型になったり、コストが高くなってしまう。また、光学法においては透明または半透明のプリズム状部材を必要とし、インク収納容器材料や形状の制約を受ける。
物理的なインク残量検出手段を設けられない場合はインク滴の累積吐出数を計数し、インク消費量に換算してインク残量を推定する手段が用いられることもある。しかしながらインク滴計数法は、初期のインク注入量やインク滴体積のばらつき等により、精度が高くないため、だいたいの目安として用いられるにすぎない。このため、ユーザーは印刷の途中にインク切れになってしまったり、これを避けるため、インク残りがあるのに新しいインク収納容器と交換するなどといった不都合が生じていた。このような背景から、汎用性が高く簡便で低コストのインク残量検出方法が求められていた。
本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものであり、インク収納容器とプリンタ本体との通信を無線電波で非接触に実行する構成において、インク有無を正確に判定することができるインクジェット記録装置を提供することを目的とする。より好ましくは所定量のインクを残した状態を検出し、インク切れ予告警告を行うことができるインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
上記課題を解消するための、本発明は以下の構成を有する。
すなわち、本発明の第1の形態は記録装置にかかるものであり、インク供給口と記録液収納部を備えた記録液収納容器と、該記録液収納容器が装着される装着部を備えた記録装置本体と、を備えた記録装置において、
前記記録液収納容器は、前記記録液収納容器の装着姿勢における前記記録液収納部の底面に第一の領域と、該第一の領域に対して低く構成された第二の領域と、を有し、且つ前記第一の領域に重なる前記記録液収納容器の底面に、記録液に吸収されやすい周波数帯域の波長によって記録装置本体と双方向の無線通信をおこなう通信モジュールを具備しており、
前記記録装置本体は、前記記録液収納容器の通信モジュールと無線通信を行う第一および第二の通信用アンテナを備えており、前記第一の通信用アンテナは前記液体収納容器の通信モジュールと近接した位置で非接触に配置され、前記第二の通信用アンテナは前記液体収納容器の通信モジュールとの間に前記液体収納容器の液体収納部を挟んで配置されており、
前記通信モジュールと前記第二の通信アンテナとの記録液に吸収されやすい周波数帯域の波長によって行われる通信の成否を判断して記録液収納容器の記録液の量を判定することを特徴とする。
また、本発明の第2の形態は記録液収納容器にかかるものであり、インクジェット記録装置に搭載されて使用され、インク供給口と記録液収納部を備えた記録液収納容器において、
前記記録液収納容器の装着姿勢における前記記録液収納部の底面は、第一の領域と、該第一の領域に対して段差を有して低く構成された第二の領域と、を有しており、
前記第一の領域に重なる前記記録液収納容器の底面に、記録液に吸収されやすい周波数帯域の波長によって記録装置本体と双方向の無線通信をおこなう通信モジュールが具備されていることを特徴とする。
本発明によれば、記録液収納容器と記録装置本体との通信を無線電波で非接触に実行する構成において、記録液の有無を正確に判定することができる。より好ましくは所定量のまで記録液が減少した状態を検出することができる。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係るインクジェット記録装置において、記録ヘッドユニット405および、インク収納容器としてのインクカートリッジ1をキャリッジに装着した状態を示す側断面図である。図示しないが、同図奥行き方向に複数のインク色に対応したインク収納容器が並設されている。記録ヘッドユニット405に設けられた第1係止部455および、インクカートリッジホルダ220に設けられた第2係止部256に対し、インクカートリッジ1の第1係合部5および第2係合部6がそれぞれ係合する。これにより、インクカートリッジ1がヘッドユニット405およびインクカートリッジホルダ220に装着され、固定される。
図1において、キャリッジは所定の無線通信ポジションに静止している状態であり、不図示の固定部材によりプリンタ本体に固定されている第一の通信アンテナ215、および第二の通信アンテナ216にインクカートリッジ1が挟まれている。また、インクカートリッジ1の底面には、通信モジュール100が設けられている。
第二の通信アンテナ216は第一の通信アンテナ215の鉛直上部に配置される。第一、および第二の通信アンテナは後述する本体側の制御回路上に構成された通信ユニットに接続される。通信ユニットはアンテナ切り替え器を備え、必要に応じて第一、または第二のアンテナに切り替えてインクカートリッジ1に具備された通信モジュール100と通信を行うことができる。また、通信方式は記録液に吸収されやすい電磁波である2.45GHz帯のマイクロ波方式を用いている。
第二の通信アンテナ216は、通信モジュール100が具備されたインクカートリッジ1の底面の幅(図の奥行き方向)と略等しいか、またはそれよりも小さい幅で形成されている。このため、第二のアンテナ216が発生させる磁界の内、通信対象のインクカートリッジ1に具備された通信モジュール100に到達するものは、他のインクカートリッジを経由しない。従って、複数のインクカートリッジが配列していても、通信状態は対象インクカートリッジ1以外のインクカートリッジの影響を受けることはない。
図2は、インクカートリッジに具備された通信モジュール100の構成を説明するための平面図である。通信モジュール100はPETフィルムやPENフィルム等で形成されたベースシート101上に回路チップ130、および銅箔やアルミ箔等で形成されたダイポール状アンテナ140が実装され、更にカバーシートをラミネートした構成である。
回路チップ130は、図3に示すように、アンテナ140に接続するRF回路138を介して、電源回路137、制御回路135、およびフラッシュメモリ等で構成された記憶回路134を有している。
RF回路138は、アンテナ140に電界エネルギーにより発生した交流信号を検波して入力する回路であり、検波により取り出した電力成分を電源回路137に、信号成分を制御回路135に出力する。また、制御回路135からの信号を受取り、これを変調して交流信号とし、アンテナ140を介して、プリンタ本体に送信する機能も有する。
アンテナ140、RF回路138、および電源回路137は、電界エネルギーにより電力を発生し、制御回路135は、電源回路137から供給される電力により、所定の情報を無線電波として送受信する。また、制御回路135は記憶回路134に対する読み書き動作を始めとする内部動作制御を行う。
記憶回路134には、インクカートリッジの製品種別の識別データ、プリンタ本体の製品種別の識別データ、インクカートリッジの固有IDデータ、製造年月日および使用期限、インクの残量等の情報が格納されている。
図4(A)は、インクカートリッジ1の側断面図である。インクカートリッジ1の内部は、記録液収納部であるインク収納室11と、インク供給口7に連通する負圧発生部材収納室12とに分割されており、両者は連通口13を介して接続されている。インク収納室11にはインク10がそのまま貯留される一方、負圧発生部材収納室12には、インクを含浸保持するスポンジや繊維集合体等のインク吸収体15が設けられている。インク吸収体15は、記録ヘッドのインク吐出用のノズル部に形成されるメニスカスの保持力と平衡してインク吐出部からのインク漏れを防止するに十分で、かつ記録ヘッドのインク吐出動作が可能な範囲にある適切な負圧を発生するためのものである。インク収納室11のインク10が負圧発生部材収納室12を介してインク供給口7から記録ヘッドに供給される。
インク収納室11の底面22の一部には残余記録液を排除する第一の領域を構成する段差部21が形成されている。インク残量が所定量以下になったとき、インクは底面22の段差部21以外の第二の領域に溜り、段差部21上面にはインクが残らないため、インクによる電波吸収を確実に防止できる状態を作ることができる。同図(B)は、段差部21の上面を第二の領域に向かって下り傾斜させた構成を示している。これにより段差部21上面の残インク排除がより確実に行われる。同図(C)は段差部21の上面に撥水層25を塗布した構成を示している。この構成も段差部上の残インク排除をより確実にするための手段の一つである。撥水性の材料として、フッ素樹脂、シリコーンゴム、ポリエチレン樹脂などを用いることができる。
なお、インクカートリッジ1の内部構成は、このようなインク吸収体の収納室とインクをそのまま貯留する収納室とに分かれた形態に限られない。例えば、インク吸収体がインクカートリッジ内部空間の実質的に全体に充填されるものでもよい。また、負圧発生手段としてインク吸収体を用いるのではなく、容積を拡張する方向に張力を発生するゴム等の弾性材料で形成した袋状部材内にインクをそのまま充填し、この袋状部材が発生する張力によって内部のインクに負圧を作用するようにしたものでもよい。さらには、インク収容空間の少なくとも一部を可撓性部材で構成し、その空間内にインクだけを収容するとともに、可撓性部材にばね力を作用させることで負圧を発生させるようにしたものでもよい。
ラッチレバー3はインクカートリッジ1の外装と一体に、樹脂により形成されており、インクカートリッジホルダへの装着操作等を行う際に被支持部を中心に変位可能な構成である。インクカートリッジ1の左右外側壁には、後述するインクカートリッジホルダの係止部にそれぞれ係合可能な第1係合部5および第2係合部6(本例ではラッチレバー3に一体化されている)が設けられている。これらの係合によってインクカートリッジ1は、インクカートリッジホルダに装着保持される。
インクカートリッジ底面のインク収納室11の段差部21に重なる位置には、通信モジュール100が設けられている。
図5は、本発明に懸かるインクジェットプリンタ200の外観を示す図であり、本体カバー201を開放した状態を示す斜視図である。図5に示すように、本実施形態のプリンタ200は、記録ヘッドおよびブラック、シアン、マゼンタ、イエロー(以下、「K」、「C」、「M」、「Y」と略す)の4種のインクカートリッジ1K、1C、1M、1Yを搭載したキャリッジ205を備える。また、キャリッジ205が走査のための移動をして記録を行う機構などプリンタの主要部分が、本体カバー201およびその他のケース部分によって覆われている。
プリンタ本体の前面には、排紙ローラを備えた不図示の排紙ユニットと、これに続く排紙トレイ203とを備える。また、本体背面には自動給紙装置(ASF)202を備える。更に、本体カバーを閉じた状態および開いた状態の両方で本プリンタの状態を表示するための表示器、電源スイッチおよびリセットスイッチを備えた操作パネル213が設けられている。
図6は、上述したインクジェットプリンタの制御構成を示すブロック図であり、プリンタ本体におけるPCB(記録配線基板)形態の制御手段である制御回路300とそれによって制御される構成を主に示している。
図6において、制御回路300は本プリンタに関するデータ処理および動作制御を実行する。具体的には、CPU301は、ROM303に格納されているプログラムに従い、印刷に関する処理などを実行する。また、RAM302は、CPU301による処理実行の際に、ワークエリアとして用いられる。
図6において模式的に示されるように、キャリッジ205に搭載された記録ヘッドユニット405は、「K」、「C」、「M」、「Y」の各インクを吐出するための複数の吐出口が形成されたそれぞれの記録ヘッド(不図示)を備えている。そして、記録ヘッドユニット405、およびインクカートリッジホルダ220には、これらの記録ヘッドに対応してインクカートリッジ1K、1C、1M、1Yが着脱自在に搭載される。
キャリッジ205に設けられたコネクタ(不図示)と本体側の制御回路300はフレキシブルケーブル206を介して信号接続する。さらに、キャリッジ205に記録ヘッドユニット405が装着されることにより、キャリッジ205の上記コネクタと記録ヘッドユニット405の上記コネクタとが信号接続する。それぞれの記録ヘッドに設けられた駆動回路についても同様に、記録ヘッドユニットのコネクタ、キャリッジ205のコネクタ、および、フレキシブルケーブル206を介して、本体側の制御回路300と信号接続する。これにより、制御回路300はそれぞれの記録ヘッドにおけるインク吐出などを制御することができる。
また、キャリッジ205の移動経路に沿ってエンコーダスケール209が設けられるともに、キャリッジ205にはエンコーダセンサ211が設けられる。このセンサの検出信号はフレキシブルケーブル206を介して制御回路300に入力し、これにより、キャリッジ205の移動位置を知ることができる。この位置情報は、各記録ヘッド吐出制御に用いられる。
本実施形態のプリンタは、記録ヘッドユニット405に各色のインクが供給され、記録ヘッドユニット405がキャリッジ205の移動によって用紙などの記録媒体に対して走査を行い、この走査の間に記録媒体にインクを吐出して記録を行うものである。すなわち、キャリッジ205は、その移動方向に延在するガイド軸207と摺動可能に係合するとともに、キャリッジモータおよびその駆動力伝達機構によって、上述の移動をすることができる。そして、「K」、「C」、「M」、「Y」のインクに対応したそれぞれの記録ヘッドでは、フレキシブルケーブル206を介して本体側の制御回路300から送られる吐出データに基づいてインク吐出が行われる。
また、紙送りローラや排紙ローラなどの紙送り機構が設けられ、自動給紙装置202から給紙された記録媒体(不図示)を排紙トレイ203まで搬送することができる。記録ヘッドがキャリッジ205の移動によって紙送りローラによる搬送方向とは直行する方向に走査しその間にそれぞれの記録ヘッドから記録媒体にインクを吐出して記録ヘッドにおける吐出口に対応した幅の領域に記録を行う。この走査と次の走査の間に、上記紙送り機構によって上記幅に応じた所定量の紙送りを行うことにより、記録媒体に対して順次記録を行っていく。
キャリッジ可動範囲内の所定位置には、インクカートリッジに具備された通信モジュール100と双方向の無線通信を行うための無線信号を送受信する第一のアンテナ215、および、第二のアンテナ216が設けられている。第一のアンテナ215、および、第二のアンテナ216は、それぞれ制御回路300上に構成された無線通信ユニット304内のアンテナ切り替え器305に接続されている。無線通信ユニット304は所定の範囲内で出力電力を調整する機能を有しており、あらかじめインクの無い状態で第二のアンテナ216を介した通信が可能な最小の出力に調整しておく。インク収容部にインクが存在していれば、通信電波がインク内を通過する際、電波がインクに吸収され減衰し、通信エラーが発生する場合が生ずる。この通信モジュール100との通信の成否により制御回路300はインクの材料を判定する。例えば、通信エラー発生確率の大小により、インク有無を判定することができる。
図4において、インク収納室11の底面には段差部21が形成されているので、インク消費が進んだとき、まず段差部21の上面が露出し、インク収納室の最底面部22にインクが残る。最底面部22に残ったインクは負圧発生部材収納室12にほぼ吸収されるが、若干の残りが発生する場合もある。しかしながら段差部21にはインクが残らないため、通信モジュール100と第二のアンテナとの間には確実にインクがない状態を作ることができる。
図7は、通信モジュールに対するアクセスデータを説明するためのデータ構成の一例である。例1は、固有ID読み込みに関するデータ構成の例であり、「開始コード+色コード」、「制御コード」の各データ信号が送られてくる。「開始コード+色コード」は、その「開始コード」信号によって、一連のデータ信号の始まりを意味し、また、「色コード」信号によってこの一連のデータ信号の対象となっているインク種を特定する。なお、ここでのインクの「色」とはY、M、C等のインク色だけでなく濃度の異なるインクをも含むものである。
「色コード」は、インクの色「K」、「C」、「M」、「Y」に対応したコードを有している。図3に示す制御回路135は、このコードが示す色情報と記憶回路134に格納されている自身の色情報とを比較し一致しているときにのみ、それ以降のデータ信号を取り込む処理を行い、一致しないときは、それ以降のデータ信号の取り込みを無視する処理を行う。これにより、本体側からデータ信号をそれぞれのインクカートリッジに共通に送っても、データ信号に上述の色情報を含めることによってインク種を特定することができ、その後の処理を、その特定したインク種に関してのみ行うことが可能となる。
固有ID読み込み動作では、「開始コード+色コード」のコードは、総てのインクカートリッジの通信モジュールによって取り込まれ、「INVENTORY」コードは「色コード」が一致したインクカートリッジの制御回路135(図3)だけが取り込む。「INVENTORY」コードを受け付けた制御回路135は、記憶回路134に記憶された固有IDを返信する。
例2は、記憶回路への書き込みの例であり、図7に示すように「開始コード+色コード」、「制御コード」、「固有IDコード」、「アドレスコード」、「データコード」の各データ信号が送られてくる。
書き込み動作では、コマンドは総てのインクカートリッジの通信モジュールによって取り込まれ、「色コード」、が一致したインクカートリッジの制御回路135だけが「WRITE」以降のコードを受付ける。更に「WRITE」コードは固有IDを伴うコマンドであると決めておくことにより、「固有IDコード」が一致する制御回路135のみが以降の処理を続ける。次の「アドレスコード」は、書き込み先であるメモリーアレイのアドレスを示し、最後の「データコード」は書き込む内容を表している。
なお、「制御コード」が表す内容は上記の例に限られないことはもちろんであり、例えば、連続書き込みコマンド、ベリファイコマンドなどに関する制御コードを加えて用いることもできる。また、書き込みコマンドには「固有IDコード」を伴わない、すなわちアクセス可能なすべての通信モジュールに共通して書き込みができるコード(例えばWRITE−ALL、不図示)が別に用意されていてもかまわない。
例4は記憶回路からの読み出し動作である。上記の書き込みの場合とデータ信号の構成は同じであり、「色コード」、「固有ID」が一致したインクカートリッジの制御回路135だけが「READ」コードに応じた内部処理を行う。すなわち、アドレスコードによって指定されたデータを読み、読み出したデータの返信が行われる。
上述のような構成において、以下に本実施の形態のプリンタ本体がアイドリング状態であるとき、所定の動作によってインクカートリッジ内のインク有無を検知する処理を具体的に説明する。
通信ユニット304はアンテナ切り替え部で第二のアンテナ216、即ちインク有無検出用の通信アンテナに切り替える。4種の搭載インクカートリッジに対して、キャリッジを第一のインクカートリッジの通信モジュール100が通信可能な位置に移動させる。本体通信ユニット304は所定回数のダミーコマンドを発行し、通信モジュール100からの返信成功回数をカウントする。返信成功回数があらかじめ決められた成功回数閾値よりも少なかった場合にはインクが存在すると判定し、多かった場合にはインクが存在しないと判定する。次にキャリッジを第二のインクカートリッジの位置に移動させ同様の判定を行い、同様に全色の処理を行う。ダミーコマンドは該コマンド通信が成功したかどうかを判別するだけの機能であるので、所定の返信データを伴うものであれば何でもよい。
また、返信成功回数ではなく返信の成功率で判定しても良い。制御回路300は第2のアンテナ216から複数回の無線信号を送り、無線信号の送信の回数に対する通信モジュール100からの返信の回数の比が所定の閾値より大きいときに記録液の残量が所定量以下であると判定する。
また、返信の成功が連続した回数で判定しても良い。制御回路300は第2のアンテナ216から複数回の無線信号を送り、無線信号に対する通信モジュール100からの返信が連続した回数が所定の閾値より大きいときに前記記録液が所定量以下である判定する。
インクを消費していく過程で、確実にインク切れを判定するために、インク無し判定を更にカウントし、所定回数連続してインク無し判定がなされたとき、初めてインク切れと判定するようなシーケンスを採用することもできる。
インク有無判定の手法として、インク無し状態でも通信不能な出力レベルから所定のステップで徐々に出力を大きくしていき、初めて通信が成功した出力レベルが所定の閾値よりも大きい場合はインク有、小さい場合はインク無しと判定する方法もある。
インクカートリッジに備えた無線通信モジュール100の検波能力に個体差がある場合は、検波能力にランク付けを行い、ランク情報を無線通信モジュール100の記憶チップ(記憶回路134)に格納しておく。プリンタ本体の通信ユニットは第一のアンテナによって無線通信モジュール100の記憶回路134からランク情報を読み出し、これに基づいて電波出力を調整する。そして、調整された電波出力のインク有無検出用の信号を第二のアンテナから発してインク有無検出精度を向上させることができる。
本形態ではインクカートリッジ1が記憶回路134により所定の情報を更新自在に記憶しており、プリンタ本体200等がインクカートリッジ1の記憶回路134から所定の情報を読み出すとともに書き込むことを例示した。しかし、インクカートリッジ1の情報記憶媒体を所定の情報を固定的に記憶しているROM(Read Only Memory)とし、プリンタ本体200および無線通信装置215がインクカートリッジ1から所定の情報を読み出すのみとすることも可能である。
さらに、本形態ではインクカートリッジ1が情報記憶媒体としてフラッシュメモリを有していることを例示した。これをバッテリが接続されたRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、FeRAM(Ferroelectric RAM)などの素子で代替することも可能である。
また、本形態ではインクカートリッジ1が、アンテナ140とRF回路138、電源回路137からなる電力発生手段を有しており、マイクロ波の電界エネルギーを利用する方式を例示した。その他にも前述したように、電磁誘導により電力を発生する方式であってもよく、また、通信モジュール100にバッテリを搭載することも可能である。
[第2の実施の形態]
図8は、本発明の第2の実施形態に懸かるインクジェットプリンタ600の外観を示す図であり、本体底部に備えられたインクカートリッジ収納室カバー601を開け、インクカートリッジ収納室614を開放した状態を示す斜視図である。インクカートリッジ収納室にはインクカートリッジ(701K、701C、701M、701Y)が装着されており、装着に伴って連通したインク供給チューブ等(不図示)を介して、記録ヘッド(不図示)にインクを供給する。本実施形態のプリンタは、インクカートリッジを本体に据え付けるのでキャリッジを小さく形成することができ、本体サイズを小さくできるとともに、キャリッジ駆動のためのモータも駆動能力の小さいもので済むという利点がある。
図9は、本実施形態のインクカートリッジ701を示す模式的斜視図である。インクカートリッジ側面にインク供給のためのインク供給口707が具備され、該インク供給口707は柔軟なシール部材705で密閉されている。インクカートリッジ配列方向に平行な面の一つであるインクカートリッジ天面には、通信モジュール100が具備されている。
図10はインクカートリッジ701を本体へ装着し、インクカートリッジ収納室カバー601を閉じた状態を説明する側断面図である。インクカートリッジ701は、中空のカートリッジ本体の内部にポリプロピレンフィルム等の可撓性フィルムで形成されたインク収納袋704を備え、インク供給口が本体側に形成された針状のインク導入部材637に勘合してインク供給が可能になる。同時に、本体側のインクカートリッジ収納室614の下方に形成された第一の通信用アンテナ615と、通信モジュール100とが隣接し、通信が可能となる。また、第二の通信用アンテナ616は、インクカートリッジ収納室614の上方で、通信モジュール100との間にインクカートリッジ701を挟んで、インクカートリッジ収納室614を構成する本体部材に具備されている。
インクカートリッジ701の内部には、リブ構造などで形成された傾斜部708が備えられる。傾斜部708はインク収納袋704の第一の領域を支持する第一支持部を構成する。インク収納袋704の第一の領域以外の部分は第一支持部以外のインクカートリッジ701の底面により構成される第二支持部によって支持されている。インクカートリッジ701がインクカートリッジ収納室614に装着された状態で、第一支持部は第二支持部より高い。インク消費に伴って、インク収納袋は次第に同図上下方向に潰れ、傾斜部においてインク収納袋が密着する。これにより、インク収納袋内に所定量のインクを残した状態で、第二のアンテナ616による通信可能状態、即ち傾斜部のインク無し状態が検出できる。従って、本実施例のように単一のインク収納室から単調にインクが消費される構成のインクカートリッジにおいても、インク切れ予告警告を行うことができる。
本形態の場合、インクカートリッジはキャリッジ上ではなく本体所定位置に固定されるので、通信用アンテナはインクカートリッジ個々に必要となる。しかしながら、本体通信ユニットは一つでよく、アンテナのみの切り替えで個々の通信が行えるので、コストも大幅に増大することはない。
[第3の実施の形態]
図11は、本発明の第3の実施形態に懸かるインクジェットプリンタのインクカートリッジ収納室614や、キャリッジ605、印字媒体の搬送ユニットなどの主要部分を説明する側断面図である。キャリッジ605は印刷ヘッドを含み、同図奥行き方向に走査して印刷が行われる。印刷用媒体は、給紙ローラ631によって給紙され、プラテン632、排紙ローラユニット633、拍車634等を経て排紙される。
本実施形態においては、本体前方の天面近傍にインクカートリッジ収納部614を配置し、キャリッジ移動方向に配列するようにインクカートリッジ701を並設させている。このような場合、キャリッジ605に第一の通信用アンテナ615を備えることで、第一の通信用アンテナは各々のインクカートリッジに付設した通信モジュール100の近傍の通信範囲内に移動することができる。従って、第一の通信用アンテナ615をインク種分用意しなくても済む。
また、第二の通信用アンテナ616は、インクカートリッジ収納室614の上方で、通信モジュール100との間にインクカートリッジ701を挟んで、インクカートリッジ収納室614を構成する本体部材に具備されている。
上記、第2、第3の実施形態では、インクカートリッジからインク供給チューブなどでキャリッジ上の記録ヘッドへのインク供給が行われる。このような形態においてはキャリッジ上に、記録ヘッドに供給するための当座のインクを貯え、かつ、負圧発生機構を構成するサブタンクを備えることができる。これまで、主に交換式のインクカートリッジに関して説明を行ってきたが、液体収納容器であれば何でもよく、例えばこのようなサブタンクに通信モジュールを具備してもよい。第一の通信用アンテナを用いて、サブタンク内のインク情報等の通信を行い、第二の通信用アンテナを用いてサブタンク内のインク有無検出を行うことができる。
本体通信モジュールは、インク収納容器付設の通信モジュールと数ミリメートルのギャップを置いて配置された第一のアンテナによって交信することができる。また、本体通信ユニットは、インク収納容器のインク収容部を挟んで配置された第二のアンテナに切り替えて、インク収納容器付属の通信モジュールとの交信を試みることができる。
インク収納容器のインク収容部にインクが存在しているとき、通信電波がインク内を通過する際、電波がインクに吸収され減衰し、通信エラーが発生する場合がある。あらかじめ、インク収納容器を挟んだ所定の間隔において、インクの無い状態で通信可能な最小の電波出力に設定しておく。通信エラー発生確率をモニターし、通信エラー発生確率が所定閾値よりも大きい場合はインク有、通信エラー発生確率が所定閾値よりも小さい場合はインク無しと判定することができる。
尚、前述したように水分による電波の吸収特性は周波数帯によって異なるが、マイクロ波帯が最も顕著である。使用する周波数帯や通信距離に合わせてアンテナ形状や大きさ、電波出力を調整することで好適なインク有無検出が可能になる。
前述のインク滴計数法と併用して、換算して得られたインク残量をインク収納容器に具備した記憶チップに格納してインク収納容器毎のインク残量を管理するとともに、ユーザーにインク消費経過を報知する。本構成により最終的にインク無を検出した時点で自動的に印刷を止め、ユーザーに警告を報知し、インク収納容器を交換するなどの適切な処置を促すことが可能になる。
上記各実施形態では情報通信を行うための第一のアンテナ、およびインク収納容器のインク有無検出を行うための第二のアンテナを設けた。従って、所定の情報通信を滞りなく行うことができる一方、通信アンテナを切り替えることによりインク収納容器のインク有無状態を簡便に検出することができる。インク収納容器材料は電波を遮断させるような材料でなければよく、また、インク有無検出のために特別なインク収納容器の構成部材を必要とすることもない。
本発明の第1の実施形態に係るインクジェット記録装置において、インクカートリッジを記録ヘッドおよびホルダに装着した状態を説明するための側断面図である。 上記インクカートリッジに具備された通信モジュールの平面図である。 上記通信モジュールの機能を説明するブロック図である。 上記インクカートリッジの側断面図である。 上記インクジェット記録装置の外観を示す斜視図である。 上記インクジェット記録装置の制御構成を示すブロック図である。 上記通信モジュールに対するデータ構成を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係るインクジェット記録装置の外観を示す斜視図である。 上記第2の実施形態に係るインクカートリッジの外観を示す斜視図である。 上記第2の実施形態に係るインクジェット記録装置において、インクカートリッジを記録装置本体に装着した状態を説明するための側断面図である。 本発明の第3の実施形態に係るインクジェット記録装置において、インクカートリッジを記録装置本体に装着した状態を説明するための側断面図である。
符号の説明
1 インクカートリッジ
10 インク
11 インク収容室
12 負圧発生部材収容室
13 連通口
15 インク吸収体
21 段差部
22 インク収容室最底面部
100 通信モジュール
130 回路チップ
140 アンテナ
134 記憶回路
135 制御回路
137 電源回路
138 RF回路
205 キャリッジ
215 第一の通信アンテナ
216 第二の通信アンテナ
304 無線通信ユニット
614 インクカートリッジ収納室
615 第一の通信アンテナ
616 第二の通信アンテナ
704 インク収納袋
708 傾斜部
701 インクカートリッジ

Claims (13)

  1. インク供給口と記録液収納部を備えた記録液収納容器と、該記録液収納容器が装着される装着部を備えた記録装置本体と、を備えた記録装置において、
    前記記録液収納容器は、前記記録液収納容器の装着姿勢における前記記録液収納部の底面に第一の領域と、該第一の領域に対して低く構成された第二の領域と、を有し、且つ前記第一の領域に重なる前記記録液収納容器の底面に、記録液に吸収されやすい周波数帯域の波長によって記録装置本体と双方向の無線通信をおこなう通信モジュールを具備しており、
    前記記録装置本体は、前記記録液収納容器の通信モジュールと無線通信を行う第一および第二の通信用アンテナを備えており、前記第一の通信用アンテナは前記液体収納容器の通信モジュールと近接した位置で非接触に配置され、前記第二の通信用アンテナは前記液体収納容器の通信モジュールとの間に前記液体収納容器の液体収納部を挟んで配置されており、
    前記通信モジュールと前記第二の通信アンテナとの記録液に吸収されやすい周波数帯域の波長によって行われる通信の成否を判断して記録液収納容器の記録液の量を判定することを特徴とする記録装置。
  2. 前記記録装置本体は、アンテナ切り替え器を備えた無線通信ユニットを有しており、前記第一および第二の通信用アンテナは前記アンテナ切り替え器と接続されていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記無線通信ユニットは出力電力を調整する手段を備えており、この出力電力を調整する手段は記録液の無い状態で前記第二のアンテナと前記通信モジュールとの通信が可能な最小の出力に調整されていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  4. 記第二の通信用アンテナは、前記通信モジュールが具備された前記底面記録液収納容器配列方向の幅と略等しいか、またはそれよりも小さい幅で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  5. 前記第一および第二の通信用アンテナからなる一対のアンテナの組み合わせを複数含むアンテナ群を備え、該アンテナ群の中から一つのアンテナを選択的に切り替えて本体の無線通信ユニットに接続する手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  6. 前記第二の通信用アンテナを複数含むアンテナ群を備え、該アンテナ群、および第一のアンテナの中から一つのアンテナを選択的に切り替えて本体の無線通信ユニットに接続する手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  7. 前記制御手段は前記通信アンテナから複数回の無線信号を送り、前記無線信号の送信の回数に対する前記通信手段からの返信の回数の比が所定の閾値より大きいときに前記記録液が所定量以下であると判定することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  8. 前記制御手段は前記通信アンテナから複数回の無線信号を送り、前記無線信号に対する前記通信手段からの返信が連続した回数が所定の閾値より大きいときに前記記録液が所定量以下である判定することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  9. 前記制御手段は前記通信アンテナから徐々に強くなる電磁波の無線信号を送り、前記無線信号に対する前記通信手段からの返信があったときの電磁波の強さが所定の閾値より小さいときに前記記録液が所定量以下であると判定することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  10. インクジェット記録装置に搭載されて使用され、インク供給口と記録液収納部を備えた記録液収納容器において、
    前記記録液収納容器の装着姿勢における前記記録液収納部の底面は、第一の領域と、該第一の領域に対して段差を有して低く構成された第二の領域と、を有しており、
    前記第一の領域に重なる前記記録液収納容器の底面に、記録液に吸収されやすい周波数帯域の波長によって記録装置本体と双方向の無線通信をおこなう通信モジュールが具備されていることを特徴とする記録液収納容器。
  11. 前記波長は、2.45GHz帯のマイクロ波であることを特徴とする請求項10に記載の記録液収納容器。
  12. 前記第一の領域は前記第二の領域に向かって下り傾斜している請求項10に記載の記録液収納容器。
  13. 前記記録液収納部が可撓性フィルムの袋によって構成されている記録液収納容器は、前記第一の領域に対応する箇所の可撓性フィルムの袋を支持する第一支持部と、前記第二の領域に対応する箇所の可撓性フィルムの袋を支持する第二支持部を備えており、前記第一支持部は前記第二支持部よりも高い位置にあることを特徴とする請求項10に記載の記録液収納容器。
JP2007267992A 2007-10-15 2007-10-15 記録液収納容器および記録装置 Expired - Fee Related JP5219446B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007267992A JP5219446B2 (ja) 2007-10-15 2007-10-15 記録液収納容器および記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007267992A JP5219446B2 (ja) 2007-10-15 2007-10-15 記録液収納容器および記録装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2009096006A JP2009096006A (ja) 2009-05-07
JP2009096006A5 JP2009096006A5 (ja) 2010-11-18
JP5219446B2 true JP5219446B2 (ja) 2013-06-26

Family

ID=40699479

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007267992A Expired - Fee Related JP5219446B2 (ja) 2007-10-15 2007-10-15 記録液収納容器および記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5219446B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5466204B2 (ja) * 2011-06-23 2014-04-09 富士通フロンテック株式会社 読み取り装置、および、読み取り方法
JP2014195974A (ja) 2013-03-29 2014-10-16 ブラザー工業株式会社 液体貯留装置
JP6394461B2 (ja) * 2015-03-27 2018-09-26 ブラザー工業株式会社 液体カートリッジ、液体消費装置、及び液体カートリッジの製造方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10100445A (ja) * 1996-10-02 1998-04-21 Brother Ind Ltd インクジェット記録装置
JP4042904B2 (ja) * 2003-02-19 2008-02-06 富士通テン株式会社 レーダ装置
JP2005346534A (ja) * 2004-06-04 2005-12-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自動検針無線計測装置
JP4001153B2 (ja) * 2004-10-05 2007-10-31 松下電器産業株式会社 水分検知システム
US20060082815A1 (en) * 2004-10-14 2006-04-20 Walker Ray A Transceiver controlling a plurality of antennas for communication with wireless memory devices in a printing system
JP2006290402A (ja) * 2005-04-11 2006-10-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 水溶液収納容器と、水溶液管理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009096006A (ja) 2009-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4693688B2 (ja) 記録装置および記録液残量判定方法
US7841686B2 (en) Cartridge, recording apparatus, and method for determining amount of recording liquid remainder
EP1213148B2 (en) Printing apparatus and ink cartridge therefor
US10486429B2 (en) Print head ink supply
JP3281520B2 (ja) 記録装置
US9144991B2 (en) Liquid storage device
CN101005954B (zh) 成像设备
MX2007014591A (es) Recipiente para liquido, sistema para suministro de liquido y tablero de circuitos para recipiente para liquido.
US20100085398A1 (en) Ink surface detecting systems and ink cartridge
JP2007001066A (ja) インクカートリッジ
JP5219446B2 (ja) 記録液収納容器および記録装置
JP5219447B2 (ja) 記録液収納容器、記録装置、および記録液残量判定方法
US7213897B2 (en) Ink-jet printer
US7128408B2 (en) Printing apparatus and ink cartridge therefor
JP2003326741A (ja) インクジェット記録装置
US20230286278A1 (en) System including a reservoir configured to store liquid and a tank to which the reservoir can be connected
JP2007320066A (ja) カートリッジおよびインクジェットプリンタ
US10131140B2 (en) Inkjet type image forming apparatus having storage chamber storing ink and switch portion switching state of communication between the storage chamber and atmosphere
US8672446B2 (en) Image forming apparatus including recording head for ejecting liquid droplets
JP5621377B2 (ja) 液体収納容器及びそれを備えた液滴吐出装置
JP7338156B2 (ja) システム
JP2007245636A (ja) インクカートリッジ及びインクジェット記録装置
JP2007001065A (ja) インクカートリッジおよび記録装置
JP2000246922A (ja) 記録装置、該記録装置を用いたファクシミリ装置および記録装置の吐出回復方法
JP2020111034A (ja) システム

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100201

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20100630

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101001

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101001

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120409

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130305

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160315

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5219446

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160315

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees