JP2005346534A - 自動検針無線計測装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】自動検針を無線で行う自動検針無線機に対して、無線通信不良が発生した場合、通信不良となる環境要因を容易に識別する対処方法を課題とする。
【解決手段】複数の指向性アンテナ9を切り替えるアンテナ切替部10と、第1の周波数帯域における電波の有無を検出する電波検出部11および通信内容を解析する電文解析部15と、第2の周波数帯域の電波の有無を検出する電波検出部12および通信内容を解析する電文解析部16と、第1の電文解析部15および第2の電文解析部16から受信した内容を記憶する記憶部17と、記憶部17に記憶された内容を表示部18に表示させる制御部19からなり、制御部19はアンテナ切替部10で複数の指向性アンテナ9を切り替えながら第1の電波検出部11または第2の電波検出部12で電波を検出するとともに最も電波強度が強いアンテナに切り替えて電波を受信するように制御する。
【選択図】図1
【解決手段】複数の指向性アンテナ9を切り替えるアンテナ切替部10と、第1の周波数帯域における電波の有無を検出する電波検出部11および通信内容を解析する電文解析部15と、第2の周波数帯域の電波の有無を検出する電波検出部12および通信内容を解析する電文解析部16と、第1の電文解析部15および第2の電文解析部16から受信した内容を記憶する記憶部17と、記憶部17に記憶された内容を表示部18に表示させる制御部19からなり、制御部19はアンテナ切替部10で複数の指向性アンテナ9を切り替えながら第1の電波検出部11または第2の電波検出部12で電波を検出するとともに最も電波強度が強いアンテナに切り替えて電波を受信するように制御する。
【選択図】図1
Description
本発明はガス、水道、電気等の使用量の検針を行う際の自動検針無線機の通信状態を計測する自動検針無線計測装置に関するものである。
従来、家庭やオフィスあるいは工場などのガス、水道、電気等の使用量を測定するためのメータに記録されたデータを電話等の通信回線を介して隔測検針装置であるセンターに回収する自動検針システムが普及し、この自動検針システムは、たとえば、各需要家に設置されている電話用の回線とメータとを通信線で接続し、電話回線を介してセンターとメータとで通信を行うものである。
ところで、このような自動検針システムの場合、電話用の回線とメータとを通信線で接続する必要があるため、需要家の屋内外に通信線を引き回し配線する手間と費用が必要であった。特に、電話用の回線とメータとが離れている場合にはこの配線作業はかなりの負担であり、既設の家屋の場合には配線が無理な場合さえあった。
そこで、各需要家の電話用の回線に端末網制御装置(以下「T−NCU」という)を介して無線親機を接続するとともにメータに無線子機を接続し、無線親機と無線子機との間で無線で通信を行うようにすることによって屋内外の配線を不要とする自動無線検針システムについて提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図3は、特許文献1に記載された従来の自動無線検針システムを示すものである。図3において、1はセンター、2は公衆電話回線、3は需要家、4は端末網制御装置、5は無線親機にして送受信回路を有する。センター1とT−NCU(端末網制御装置)4までは公衆電話回線2で結ばれ、T−NCU4と無線親機5間は通信線30aで結ばれている。6は無線子機にして送受信回路を有し、通信線30bで自動検針用メータ7に接続されている。無線親機5と無線子機6は無線で相互に通信が可能で、自動検針用メータ7内の情報はこの無線子機6から無線親機5に送信される。
センターからは、公衆電話回線2にて需要家に設置されたT−NCU4を介して無線親機5を駆動し、この無線親機5から無線子機6に対して電波信号が送られる。無線子機6は無線親機5からの信号を受けると、自動検針用メータ7内にストックされた計量情報等をとり出し、この情報を無線で無線親機5に送信する。無線親機5は、無線子機6から受けた情報をT−NCU4及び公衆電話回線2を経由してセンター1に送る。
この結果、従来のように、建物内において、自動検針用メータの配線を行う必要がなく、工事が簡単になると共に建物の美観を損ねたりしない。又、特に既設の集合住宅或いはテナントビル等において、後から自動検針システムを適用する際に、各メータ毎に配線工事等を行う必要がなくなるため、自動検針システムの実現が容易になる。
特開平6−85938号公報
ところでこうしたシステムでは、無線親機と無線子機の登録作業は、無線子機とメータの接続後、所定の操作、たとえば無線子機と無線親機の起動用スイッチ等を同時に入力することによって無線子機がメータからメータ管理IDを取得し、この取得したメータ管理IDを無線送信により無線親機に送信し、無線親機は無線子機からメータ管理IDを取得すると、次に親機の持っている無線通信に必要な通信情報を無線子機に送信する。これにより、無線親機と無線子機の登録作業が完了し、以降隔測検針装置であるセンタからメータまでの通信が可能となる。
しかしながら、前記従来の構成で、これらの登録作業後、隔測検針装置であるセンタからの通信が可能となるわけであるが、無線親機と無線子機の登録ミスや、有線通信においては無線子機とメータ間の通信線の断線や接触不良などがあり、無線通信においては通信周波数帯域における各種妨害波または他システムとの通信衝突等の原因により通信不良が発生することがしばしばある。
また、無線通信においては第1の周波数帯域(いわゆるメインチャンネル)における通信が使用中の場合、第2の周波数帯域(いわゆるサブチャンネル)に切り替えて通信することもある。
しかし、有線通信における原因か無線通信における原因かを容易に検出ことが作業現場では困難であり、正常に完了するまでかなりの時間がかかってしまうという問題がある。特に無線通信における原因を究明するのは非常に困難である。
また、複数の周波数帯域の中からメインチャンネルや、サブチャンネル以外のチャンネルで通信している場合、隣のチャンネルが通信中でもメインチャンネルや、サブチャンネルに影響される場合もあり、メインチャンネルや、サブチャンネル以外の電波状況も監視する必要がある。また、現場においては無線親機、無線子機の設置場所がわかりにくく、アンテナの向きによって受信感度が異なり、向きによっては受信できないこともあった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、自動検針無線機の無線通信時における通信不良となる環境要因を容易に識別することができ、自動検針システムの信頼性を高めることができる自動検針無線機の計測装置を提供することを目的とする。
上記の課題を達成するために、回線を介して隔測検針装置と接続される無線親機とメータに接続される無線子機との間で、複数の周波数帯域の中の第1の周波数帯域で無線による通信を行い、前記第1の周波数帯域が使用中の場合に第2の周波数帯域に切り替えて無線による通信を行って前記メータと隔測検針装置との間を通信可能とし前記メータの検針を行う自動検針システムの、無線の通信状態を計測する自動検針無線計測装置において、前記自動検針無線計測装置は、複数の指向性アンテナと、前記複数の指向性アンテナを切り替えるアンテナ切替部と、第1の周波数帯域における電波の有無を検出する第1の電波検出部と、第2の周波数帯域における電波の有無を検出する第2の電波検出部と、第1の周波数帯域における電波強度を測定する第1の電波強度測定部と、第2の周波数帯域における電波強度を測定する第2の電波強度測定部と、第1の周波数帯域における電波から通信内容を解析する第1の電文解析部と、第2の周波数帯域における電波から通信内容を解析する第2の電文解析部と、前記第1の電文解析部および第2の電文解析部から受信した内容を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された内容を表示部に表示させる制御部からなり、前記制御部は前記アンテナ切替部で複数の指向性アンテナを切り替えながら前記第1の電波検出部または第2の電波検出部で電波を検出するとともに電波強度が最も強いアンテナに切り替えて電波を受信し、前記第1の電文解析部から通信内容を受信したときに通信内容を前記記憶部に記憶し、前記第2の電文解析部から通信内容を受信したときに通信内容を前記記憶部に記憶するとともに、前記表示部に対し受信内容の表示を行うように制御することを備えて構成される。
また、本発明の自動検針無線計測装置は、さらに第1の周波数帯域を選択する第1の周波数選択部と、第2の周波数帯域を選択する第2の周波数選択部を備えることにより、確認したい周波数の通信状態の解析もできる。
以上説明したように、本発明によれば、無線親機および無線子機間における無線通信において、複数の指向性アンテナを切り替えながら、複数の周波数帯域における電波の有無を検出しそれぞれの周波数帯域における電波強度を測定して電波強度を表示する複数の電波強度表示部を設けるとともに、第1の周波数帯域(いわゆるメインチャンネル)における通信と第2の周波数帯域(いわゆるサブチャンネル)における通信の両方を監視し、電波があれば通信内容を解析して記憶部に記憶し、表示部に対しそれぞれ受信順に受信内容の表示も行うよう制御する。また、第1の周波数帯域と第2の周波数帯域を選択できるようにして、システム毎に異なるチャンネルでも受信できるようになる。
上記発明により、自動検針無線機の無線通信時における通信不良となる原因を容易に識別することができ、自動検針システムの信頼性を高めることができる。
第1の発明は、回線を介して隔測検針装置と接続される無線親機とメータに接続される無線子機との間で、複数の周波数帯域の中の第1の周波数帯域で無線による通信を行い、前記第1の周波数帯域が使用中の場合に第2の周波数帯域に切り替えて無線による通信を行って前記メータと隔測検針装置との間を通信可能とし前記メータの検針を行う自動検針システムの、無線の通信状態を計測する自動検針無線計測装置において、前記自動検針無線計測装置は、複数の指向性アンテナと、前記複数の指向性アンテナを切り替えるアンテナ切替部と、第1の周波数帯域における電波の有無を検出する第1の電波検出部と、第2の周波数帯域における電波の有無を検出する第2の電波検出部と、第1の周波数帯域における電波強度を測定する第1の電波強度測定部と、第2の周波数帯域における電波強度を測定する第2の電波強度測定部と、第1の周波数帯域における電波から通信内容を解析する第1の電文解析部と、第2の周波数帯域における電波から通信内容を解析する第2の電文解析部と、前記第1の電文解析部および第2の電文解析部から受信した内容を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された内容を表示部に表示させる制御部からなり、前記制御部は前記アンテナ切替部で複数の指向性アンテナを切り替えながら前記第1の電波検出部または第2の電波検出部で電波を検出するとともに電波強度が最も強いアンテナに切り替えて電波を受信し、前記第1の電文解析部から通信内容を受信したときに通信内容を前記記憶部に記憶し、前記第2の電文解析部から通信内容を受信したときに通信内容を前記記憶部に記憶するとともに、前記表示部に対し受信内容の表示を行うように制御することができるようにしたもので、常に最良の指向性アンテナで電波を受信するように制御することにより無線の通信状態の計測が容易にできるものである。
第2の発明は、特に、第1の発明に第1の周波数帯域を選択する第1の周波数選択部と、第2の周波数帯域を選択する第2の周波数選択部を設けることにより、希望の周波数帯域での無線の通信状態の計測が容易にできるものである。
第3の発明は、第1〜2の発明のいずれか記載の自動検針無線計測装置の機能の少なくとも一部をコンピュータに実行させるためのプログラムである。そして、プログラムであるので、電気・情報機器、コンピュータ、サーバー等のハードリソースを協働させて本発明の自動検針無線計測装置の少なくとも一部を容易に実現することができる。また記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態における自動検針無線計測装置のブロック図である。
図1は本発明の第1の実施の形態における自動検針無線計測装置のブロック図である。
図1において、隔測検針装置1は、回線2からT−NCU4を介して無線親機5と接続される。無線子機6は前記無線親機5に対向して設けられ需要家3のメータ7に接続される。
8は自動検針無線計測装置で、9は複数の指向性アンテナ、10は複数の指向性アンテナを切り替えるアンテナ切替部、11は第1の周波数帯域における電波の有無を検出する第1の電波検出部、12は第2の周波数帯域における電波の有無を検出する第2の電波検出部、13は第1の周波数帯域における電波強度を測定する第1の電波強度測定部、14は第2の周波数帯域における電波強度を測定する第2の電波強度測定部、15は第1の周波数帯域における電波から通信内容を解析する第1の電文解析部、16は第2の周波数帯域における電波から通信内容を解析する第2の電文解析部、17は第1の電文解析部15および第2の電文解析部16から受信した内容を記憶する記憶部、19は記憶部17に記憶された内容を表示部18に表示させる制御部であり、制御部19はアンテナ切替部10で複数の指向性アンテナ9を切り替えながら第1の電波検出部11または第2の電波検出部12で電波を検出するとともに最も電波強度が強いアンテナに切り替えて電波を受信し、第1の電文解析部15から通信内容を受信したとき、通信内容を記憶部17に記憶し、第2の電文解析部16から通信内容を受信したとき、通信内容を記憶部17に記憶するとともに、表示部18に対し受信内容の表示を行うように制御するものである。
センターからの自動検針の場合、隔測検針装置1から回線2およびT−NCU4を介して無線親機5に対して、メータの検針要求を送信し、無線親機5から無線子機6に対してメータの検針要求を無線送信して、無線子機6が需要家3のメータ7に対して検針要求を送信する。無線子機6はメータ7からの検針応答を受信すると、無線親機5に対して検針応答を無線送信し、無線親機5からT−NCU4を介して隔測検針装置1に検針応答を送信する。こうして、メータ7の検針値をセンターで検針できる。
無線通信の解析および表示は、無線親機5〜無線子機6間における相互の無線通信を監視し、第1の電波検出部11で第1の周波数帯域における電波を検出すると第1の電文解析部15で第1の周波数帯域における電波から通信内容を解析し、通信内容を制御部19に送信する。また、第2の電波検出部112で第2の周波数帯域における電波を検出すると第2の電文解析部16で第2の周波数帯域における電波から通信内容を解析し、通信内容を制御部19に送信する。このとき制御部19記憶部17に通信内容を記憶させる。
このときの無線通信内容は送信元アドレス、送信先アドレス、データ種別、データ本文等であり、どこからどこへどのような通信が行われたかが判断できるものである。
制御部19はアンテナ切替部10で複数の指向性アンテナ9を切り替えながら第1の電波検出部11または第2の電波検出部12で電波を検出しながら最も電波強度が強い指向性アンテナに切り替えて電波を受信し、常に最良の状態で無線の計測が出来る。
また、第1の周波数帯域における電波の有無を検出する第1の電波検出部11と、第2の周波数帯域における電波の有無を検出する第2の電波検出部12から、第1の周波数帯域における電波強度を測定する第1の電波強度測定部13と、第2の周波数帯域における電波強度を測定する第2の電波強度測定部14とを介して制御部19へ測定された複数の電波強度を表示部17で表示することもできる。この表示部17により、第1の周波数帯域(いわゆるメインチャンネル)における通信と第2の周波数帯域(いわゆるサブチャンネル)以外の電波状況も確認できる。
以上のように、常に最良の指向性アンテナで電波を受信するように制御することにより無線の通信状態の計測が容易にできるものである。
(実施例2)
本発明の他の実施例について図面を用いて説明する。
本発明の他の実施例について図面を用いて説明する。
図2は自動検針無線機を含む自動検針システムおよび自動検針無線計測装置のブロック図である。図1と同一の物には同一の番号を付してある。
図2において、隔測検針装置1は、回線2からT−NCU4を介して無線親機5と接続される。無線子機6は前記無線親機5に対向して設けられ需要家3のメータ7に接続される。
8は自動検針無線計測装置で、9は複数の指向性アンテナ、10は複数の指向性アンテナを切り替えるアンテナ切替部、11は第1の周波数帯域における電波の有無を検出する第1の電波検出部、12は第2の周波数帯域における電波の有無を検出する第2の電波検出部、13は第1の周波数帯域における電波強度を測定する第1の電波強度測定部、14は第2の周波数帯域における電波強度を測定する第2の電波強度測定部、15は第1の周波数帯域における電波から通信内容を解析する第1の電文解析部、16は第2の周波数帯域における電波から通信内容を解析する第2の電文解析部、17は第1の電文解析部15および第2の電文解析部16から受信した内容を記憶する記憶部、19は記憶部17に記憶された内容を表示部18に表示させる制御部であり、制御部19はアンテナ切替部10で複数の指向性アンテナ9を切り替えながら第1の電波検出部11または第2の電波検出部12で電波を検出するとともに最も電波強度が強いアンテナに切り替えて電波を受信し、第1の電文解析部15から通信内容を受信したとき、通信内容を記憶部17に記憶し、第2の電文解析部16から通信内容を受信したとき、通信内容を記憶部17に記憶するとともに、表示部18に対し受信内容の表示を行うように制御するものである。
さらに20は第1の周波数帯域を選択する第1の周波数選択部、21は第2の周波数帯域を選択する第2の周波数選択部であり、確認したい周波数を自由に選択して通信状態の解析ができる。
センターからの自動検針の場合、隔測検針装置1から回線2およびT−NCU4を介して無線親機5に対して、メータの検針要求を送信し、無線親機5から無線子機6に対してメータの検針要求を無線送信して、無線子機6が需要家3のメータ7に対して検針要求を送信する。無線子機6はメータ7からの検針応答を受信すると、無線親機5に対して検針応答を無線送信し、無線親機5からT−NCU4を介して隔測検針装置1に検針応答を送信する。こうして、メータ7の検針値をセンターで検針できる。
無線通信の解析および表示は、無線親機5〜無線子機6間における相互の無線通信を監視し、第1の電波検出部11で第1の周波数帯域における電波を検出すると第1の電文解析部15で第1の周波数帯域における電波から通信内容を解析し、通信内容を制御部19に送信する。また、第2の電波検出部112で第2の周波数帯域における電波を検出すると第2の電文解析部16で第2の周波数帯域における電波から通信内容を解析し、通信内容を制御部19に送信する。このとき制御部19記憶部17に通信内容を記憶させる。
このときの無線通信内容は送信元アドレス、送信先アドレス、データ種別、データ本文等であり、どこからどこへどのような通信が行われたかが判断できるものである。
制御部19はアンテナ切替部10で複数の指向性アンテナ9を切り替えながら第1の電波検出部11または第2の電波検出部12で電波を検出しながら最も電波強度が強い指向性アンテナに切り替えて電波を受信し、常に最良の状態で無線の計測が出来る。
制御部19はアンテナ切替部10で複数の指向性アンテナ9を切り替えながら第1の電波検出部11または第2の電波検出部12で電波を検出しながら最も電波強度が強い指向性アンテナに切り替えて電波を受信し、常に最良の状態で無線の計測が出来る。
また、第1の周波数帯域における電波の有無を検出する第1の電波検出部11と、第2の周波数帯域における電波の有無を検出する第2の電波検出部12から、第1の周波数帯域における電波強度を測定する第1の電波強度測定部13と、第2の周波数帯域における電波強度を測定する第2の電波強度測定部14を介して制御部19へ測定された複数の電波強度を表示部17で表示することもできる。この表示部17により、第1の周波数帯域(いわゆるメインチャンネル)における通信と第2の周波数帯域(いわゆるサブチャンネル)以外の電波状況も確認できる。
第1の周波数選択部20は第1の周波数帯域たとえば1チャンネルから6チャンネルのなかからを希望のチャンネルを選択する。第2の周波数選択部21も同様には第2の周波数帯域たとえば1チャンネルから6チャンネルのなかからを希望のチャンネルを選択する。第1の周波数選択部20からのチャンネル選択により制御部19は、第1の電波検出部11および第1の電波強度測定部13に対してチャンネルの変更を行う。第2の周波数選択部21からのチャンネル選択により制御部19は、第2の電波検出部12および第2の電波強度測定部14に対してチャンネルの変更を行う。このように、システム毎に通信チャンネルが競合しないように、設定変更して通信する場合にも対応できる。
以上のように、第1の発明に第1の周波数帯域を選択する第1の周波数選択部と、第2の周波数帯域を選択する第2の周波数選択部を設けることにより、希望の周波数帯域での無線の通信状態の計測が容易にできるものである。
なお、本実施の形態で説明した手段は、CPU(またはマイコン)、RAM、ROM、記憶・記録装置、I/Oなどを備えた電気・情報機器、コンピュータ、サーバー等のハードリソースを協働させるプログラムの形態で実施してもよい。プログラムの形態であれば、磁気メディアや光メディアなどの記録媒体に記録したりインターネットなどの通信回線を用いて配信することで新しい機能の配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
なお、本実施の形態では、第1の周波数帯域と第2の周波数帯域の2つで説明したが、これが3以上の複数の周波数帯域であってもよい。その場合、電波検出部、電波強度測定部、電文解析部などは3つ以上備えるものである。
また、記憶手段はRAMなど一時記憶するものも含み。必ずしも電文解析部から通信内容を受信したときに通信内容を記憶部に記憶しなくともよい。
以上のように、第1の周波数帯域における通信と第2の周波数帯域における通信の両方を監視し、電波があれば通信内容を解析して記憶部に記憶し、表示部に対しそれぞれ受信順に受信内容の表示も行うよう制御するので安心して自動無線検針を行うことができる。
また、第1の周波数帯域と第2の周波数帯域を選択できるようにして、システム毎に異なるチャンネルでも受信できるようにできる。さらに、データ通信も同時に観測することができるので、通信不良が発生したときなどの解析にも有効である。
また、第1の周波数帯域と第2の周波数帯域を選択できるようにして、システム毎に異なるチャンネルでも受信できるようにできる。さらに、データ通信も同時に観測することができるので、通信不良が発生したときなどの解析にも有効である。
これらはどの無線通信システムにも応用が可能となるので、自動無線検針以外の用途にも適用できる。
1 隔測検針装置(センター)
2 公衆電話回線
3 需要家
4 T−NCU(端末網制御装置)
5 無線親機
6 無線子機
7 メータ
8 自動検針無線計測装置
9 複数の指向性アンテナ
10 アンテナ切替部
11 第1の電波検出部
12 第2の電波検出部
13 第1の電波強度測定部
14 第2の電波強度測定部
15 第1の電文解析部
16 第2の電文解析部
17 記憶部
18 表示部
19 制御部
20 第1の周波数選択部
21 第2の周波数選択部
30 通信線
2 公衆電話回線
3 需要家
4 T−NCU(端末網制御装置)
5 無線親機
6 無線子機
7 メータ
8 自動検針無線計測装置
9 複数の指向性アンテナ
10 アンテナ切替部
11 第1の電波検出部
12 第2の電波検出部
13 第1の電波強度測定部
14 第2の電波強度測定部
15 第1の電文解析部
16 第2の電文解析部
17 記憶部
18 表示部
19 制御部
20 第1の周波数選択部
21 第2の周波数選択部
30 通信線
Claims (3)
- 回線を介して隔測検針装置と接続される無線親機とメータに接続される無線子機との間で、複数の周波数帯域の中の第1の周波数帯域で無線による通信を行い、前記第1の周波数帯域が使用中の場合に第2の周波数帯域に切り替えて無線による通信を行って前記メータと隔測検針装置との間を通信可能とし前記メータの検針を行う自動検針システムの、無線の通信状態を計測する自動検針無線計測装置において、前記自動検針無線計測装置は、複数の指向性アンテナと、前記複数の指向性アンテナを切り替えるアンテナ切替部と、第1の周波数帯域における電波の有無を検出する第1の電波検出部と、第2の周波数帯域における電波の有無を検出する第2の電波検出部と、第1の周波数帯域における電波強度を測定する第1の電波強度測定部と、第2の周波数帯域における電波強度を測定する第2の電波強度測定部と、第1の周波数帯域における電波から通信内容を解析する第1の電文解析部と、第2の周波数帯域における電波から通信内容を解析する第2の電文解析部と、前記第1の電文解析部および第2の電文解析部から受信した内容を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された内容を表示部に表示させる制御部からなり、前記制御部は前記アンテナ切替部で複数の指向性アンテナを切り替えながら前記第1の電波検出部または第2の電波検出部で電波を検出するとともに電波強度が最も強いアンテナに切り替えて電波を受信し、前記第1の電文解析部から通信内容を受信したときに通信内容を前記記憶部に記憶し、前記第2の電文解析部から通信内容を受信したときに通信内容を前記記憶部に記憶するとともに、前記表示部に対し受信内容の表示を行うように制御することを特徴とする自動検針無線計測装置。
- 第1の周波数帯域を選択する第1の周波数選択部と、第2の周波数帯域を選択する第2の周波数選択部とを備えた請求項1記載の自動検針無線計測装置。
- 請求項1〜2のいずれか1項記載の自動検針無線計測装置の手段の少なくとも一部としてマイコンなどのコンピュータを機能させるためのプログラム。
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ID=35498833
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004166845A Withdrawn JP2005346534A (ja) | 2004-06-04 | 2004-06-04 | 自動検針無線計測装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005346534A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007331067A (ja) * | 2006-06-15 | 2007-12-27 | Makino Milling Mach Co Ltd | Nc工作機械のワーク測定装置 |
JP2009096006A (ja) * | 2007-10-15 | 2009-05-07 | Canon Inc | 記録液収納容器および記録装置 |
-
2004
- 2004-06-04 JP JP2004166845A patent/JP2005346534A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007331067A (ja) * | 2006-06-15 | 2007-12-27 | Makino Milling Mach Co Ltd | Nc工作機械のワーク測定装置 |
JP2009096006A (ja) * | 2007-10-15 | 2009-05-07 | Canon Inc | 記録液収納容器および記録装置 |
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