JP5218554B2 - 系統安定化装置 - Google Patents

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Description

本発明は系統安定化装置に関し、自立運転時の系統安定化制御が、発電機によるガバナ制御やAVR(Automatic Voltage Regulate:自動電圧調整)制御と干渉することなく、最適な系統安定化制御ができるように工夫したものである。
太陽光や風力などの自然エネルギーを利用した発電は、一般的に、環境の影響を受けやすく、発電量が大きく変動してしまう。この変動を吸収する目的で系統安定化装置が用いられている。
また、電力需要家の近くに自然エネルギーなどの電源を設置してネットワークを構成したマイクログリッド内においては、電力の需要と供給のバランスをとる系統安定化装置を設置することが系統安定化のために必要である。
マイクログリッド(配電系統)に系統安定化装置を備えた一例を、図7を参照して説明する。図7は、既存の上位の電力系統(上位配電系統)1と配電系統(マイクログリッド)10とが、線路インピーダンスLsと遮断器2を介して接続された例を示す。
マイクログリッドである配電系統10には、分散電源11と負荷12が接続されている。分散電源11は、図7では1つの発電機として図示しているが、実際には、自然エネルギーを利用した自然エネルギー型発電設備(太陽光発電設備や風力発電設備など)と、内燃機関により駆動される内燃機関型発電設備(ディーゼル発電設備など)を含む、分散した複数の発電設備により構成されている。また、負荷12も、実際には分散した複数の負荷である。
図7に示すようなマイクログリッド10では、自然エネルギー型発電設備を持っているため、天候や風速などにより、発電量が大きく変動する。
そこで、この発電量の変動を吸収する目的で系統安定化装置20が用いられる。
また、内燃機関型発電設備では、ガバナ制御により出力電力の調整をしている。しかし、ガバナ制御は応答が遅いため、負荷12で消費する電力が急に変動した場合には、このような電力の急変動(急な過不足)に対して、内燃機関型発電設備では追従することができない。このような電力の急変動に応答性良く追従することにより、内燃機関型発電設備をアシストして、電力の需要と供給のバランスをとるといった目的のためにも、系統安定化装置20が用いられている。
系統安定化装置20は、電力蓄積機能を有する電力変換装置であり、分散電源11及び負荷12に対して並列に接続される状態で配電系統10に備えられている。
この系統安定化装置20は、自立制御部21と、連系制御部22と、切替スイッチ23と、電流制御部24と、PWM(Pulse Width Modulation)変調器25と、逆変換動作と順変換動作ができる電力変換器26と、電気二重層キャパシタやバッテリなどの直流充電部27を有している。
電力変換器26は、PWM変調器25から送られてくるゲート信号gに応じて動作し、順変換動作をするときには、配電系統10から得た交流電力を直流電力に変換してこの直流電力を直流充電部27に充電し、逆変換動作をするときには、直流充電部27に充電していた直流電力を交流電力に変換し、この交流電力を配電系統10に送る。
更に、系統安定化装置20では、電力系統1から配電系統10に流入してくる系統電流Isを電流検出器28により検出し、配電系統10の電圧である系統電圧Vsを電圧検出器29により検出し、電力変換器26が入出力する変換器電流Iinvを電流検出器30により検出する。
この系統安定化装置20では、電力系統1に故障などが発生していない正常時には、遮断器2が接続状態となって、配電系統10が電力系統1に繋がった状態で運転を行なう「系統連系運転」が行なわれる。系統連系運転時には、電力系統1と分散電源11と系統安定化装置20により、負荷12に電力が供給される。
この系統連系運転時には、切替スイッチ23の可動接点23aは図7中に点線で示すようにA側に投入されており、連系制御部22の制御により求めたゲート信号gが電力変換器26に送られて、電力変換器26が作動する。
かかる系統連系運転時には、系統安定化装置20は、配電系統10に流入する系統電流Isを検出し、この系統電流Isから系統電力を求めて、この系統電力の変動を抑制するように動作する。つまり、系統安定化装置20は、配電系統(マイクログリッド)10と電力系統1との連系点の電力潮流を検出し、この電力潮流の変動を緩やかにするように動作する。
一方、電力系統1に故障が発生した異常時には、遮断器2が遮断状態となり、系統安定化装置20では、配電系統10が電力系統1から切り離された状態で運転を行なう「自立運転」が行なわれる。自立運転時には、分散電源11と系統安定化装置20により負荷12に電力が供給される。
この自立運転時には、切替スイッチ23の可動接点23aは図7中に実線で示すようにB側に投入されており、自立制御部21の制御により求めたゲート信号gが電力変換器26に送られて、電力変換器26が作動する。
かかる自立運転時には、系統安定化装置20は、配電系統10内の系統電圧Vsを検出し、この系統電圧Vsの電圧振幅と周波数が安定となるように補償動作を行なう。即ち、系統安定化装置20は、配電系統(マイクログリッド)10内の電力の過不足を検出し、電力の入出力制御を行い、マイクログリッド10内の電力が負荷電力よりも大きいときには、余剰の電力を直流充電部27に充電し、負荷電力が不足したときには充電していた電力を出力する。
ここで、系統安定化装置20の自立運転時の動作の詳細を、図8を参照して説明する。
自立運転時には、分散電源11から負荷12へ電力が供給されるが、急激に電力負荷が増加した場合には、発電機のトルクが負荷電力に対して不足するため回転数が低下し電圧の周波数が低下する。
内燃機関型発電設備には、出力電圧周波数を一定に保つためのガバナ制御が適用されている。しかし、ガバナ制御は応答が遅いため、負荷が急激に増加すると数秒程度の周波数低下が発生してしまう。このため負荷変動(負荷急増)によって周波数が大きく変動し、これに併せてマイクログリッド10内の他の発電設備も負荷が増加し、他の発電設備においてもガバナ制御が行われる。そうすると複数の発電設備においてガバナ制御が行われ、このような複数のガバナ制御同士で干渉が起こると、系統電圧の振動などが発生し、分散電源11から負荷12への電力供給が不安定になる。
そこで系統安定化装置20は、系統電圧Vsの周波数低下を検出したら有効電力を出力することで、内燃機関型発電設備のガバナ制御をアシストし、周波数低下を最小限に抑制する。
また自立運転時には、分散電源11から負荷12へ電力が供給されるが、負荷が増加した場合には、発電設備の発電機内部の電機子インダクタンスLGに起因する電機子反作用により系統電圧Vsの電圧低下が発生する。
内燃機関型発電設備には、出力電圧を一定に保つためのAVR(Automatic Voltage Regulate:自動電圧調整)制御が適用されているが、AVR制御は応答が遅いため、負荷が急激に増加すると数秒程度の電圧低下が発生してしまう。このため負荷変動によって電圧が大きく変動してしまう。
そこで、系統安定化装置20は、系統電圧Vsの電圧低下を検出したら、無効電力を出力することでコンデンサ負荷として動作し、電機子インダクタンスLGでの電圧低下を打ち消して系統電圧Vsの電圧低下を抑制する。
系統安定化装置20は、以上の2種類の動作により、系統電圧Vsの周波数や振幅(電圧値)の変動を抑制し電力品質の改善を行なう。
更に図8を参照して、系統安定化装置20の各機能ブロックのうち自立運転時において作用する各機能ブロックの構成と動作を説明する。
零クロス検出部40は、電圧検出器29により検出した系統電圧Vsを取り込み、その正弦波波形の零クロスの間隔を示す零クロス信号Zを出力し、周波数変換部41は、零クロス信号Zを基に、系統電圧Vsの周波数を示す周波数信号ωsを出力する。
変動検出ブロック42は、周波数信号ωsの変動分Cωsを求め、この変動分Cωsを積分器43により積分することにより有効電流指令Irefdが求められる。
電圧振幅検出部44は、電圧検出器29により検出した系統電圧Vsを取り込み、その電圧値を示す電圧振幅信号|Vs|を出力する。
変動検出ブロック45は、電圧振幅信号|Vs|の変動分C|Vs|を求め、この変動分C|Vs|を比例演算器46により所定のゲインを掛けることにより無効電流指令Irefqが求められる。
PLL(Phase-locked loop)回路50は、PLL演算器51と、加算器52と、積分器53により構成されている。
このPLL回路50は制御基準位相θを出力するものである。PLL演算器51は、零クロス信号Zと制御基準位相θが入力されて周波数差Δωsを出力する。加算器52は、周波数差Δωsと基準角周波数ωs*を加算し、この加算値(Δωs+ωs)を積分器53により積分することにより、制御基準位相θを出力する。
この制御基準位相θを位相基準として、後述するdq変換器60及びdq逆変換器65の変換動作が行なわれる。
dq変換器60は、電流検出器30により検出した変換器電流Iinvをdq変換して、変換器電流の有効分Iinvdと変換器電流の無効分Iinvqを出力する。
減算器61は、有効電流指令Irefdと変換器電流の有効分Iinvdとの偏差である電流偏差の有効分Δdを出力する。電流制御部(ACR)62は、電流偏差の有効分ΔdをPI(比例・積分)演算して有効電圧指令Vdを出力する。
減算器63は、無効電流指令Irefqと変換器電流の無効分Iinvqとの偏差である電流偏差の無効分Δqを出力する。電流制御部(ACR)64は、電流偏差の無効分ΔqをPI(比例・積分)演算して無効電圧指令Vqを出力する。
dq逆変換器65は、有効電圧指令Vdと無効電圧指令Vqをdq逆変換して、電圧指令V*を出力する。
PWM(Pulse Width Modulation)変調器25は、電圧指令V*をPWM変調してゲート信号gを作り、このゲート信号gに応じて電力変換器26が動作する。
この結果、周波数信号ωsが低下した時には電力変換器26から有効電力が出力される電力補償がされ、電圧振幅信号|Vs|が低下したときには電力変換器26から無効電力が出力される電力補償がされる。
ここで、変動検出ブロック42,45(図8参照)として使用することができる、変動検出ブロック70や変動検出ブロック80を図9,図10を参照して説明する。
図9に示す変動検出ブロック70は、変動検出ブロック42,45(図8参照)として使用することができる。
この変動検出ブロック70は、ローパスフィルタ71と、ローパスフィルタ72と、減算器73と、アンプ74と、定格リミッタ75で構成されている。
なお、変動検出ブロック70の通過帯域周波数は、変動検出ブロック42や変動検出ブロック45に要求されるフィルタリング特性に応じて決定される。
ローパスフィルタ71は、時定数が、時定数T1となっている、一次遅れ特性を有するフィルタである。時定数T1は、ノイズ除去を目的として決定した時定数である。
ローパスフィルタ72は、時定数が、時定数T2となっている、一次遅れ特性を有するフィルタである。時定数T2は、変動検出時間を設定することを目的として決定した時定数である。
両フィルタ71,72は、入力信号(周波数信号ωsや電圧振幅信号|Vs|)が入力されると、それぞれのフィルタ特性を利用して、入力信号をフィルタリングする。
減算器73は、ローパスフィルタ71の出力信号から、ローパスフィルタ72の出力信号を減算した変動分を出力する。
減算器73から出力される変動分は、アンプ74により増幅される。つまり、アンプ74には負のゲインである−Gが設定されており、変動分に−Gが乗算される。
更に、アンプ74により増幅された変動分は、定格リミッタ75を通過してから出力されるため、その信号値(指令値)の上限値・下限値が定格値にリミットされてから出力される。
定格リミッタ75から出力された信号(変動分Cωs,C|Vs|)を基に、有効電流指令Irefdや無効電流指令Irefqが求められる(図8参照)。
つまり、変動検出ブロック70を変動検出ブロック42として使用した場合には、定格リミッタ75から出力された信号(変動分Cωs)を積分することにより有効電流指令Irefdが求められ、変動検出ブロック70を変動検出ブロック45として使用した場合には、定格リミッタ75から出力された信号(変動分C|Vs|)に所定のゲインを掛けることにより無効電流指令Irefqが求められる。
図10に示す変動検出ブロック80は、変動検出ブロック42,45(図8参照)として使用することができる。
この変動検出ブロック80は、ローパスフィルタ81と、リミッタ82と、遅延回路83と、第1の減算器84と、第2の減算器85と、加算器86と、アンプ87と、定格リミッタ88で構成されている。
なお変動検出ブロック80の通過帯域周波数は、変動検出ブロック42や変動検出ブロック45に要求されるフィルタリング特性に応じて決定される。
ローパスフィルタ81は、時定数が、時定数T1となっている、一次遅れ特性を有するフィルタである。時定数T1は、ノイズ除去を目的として決定した時定数である。
ローパスフィルタ81は、入力信号(周波数信号ωsや電圧振幅信号|Vs|)が入力されると、そのフィルタ特性を利用して、入力信号をフィルタリングする。
リミッタ82は、±(X/T3)Tsとなったリミット特性を有している。
なお、T3は、任意の時間に設定したクッション時間であり、Tsは1サンプル周期であり、Xはリミット値である。
このリミッタ82は、1サンプル周期Tsあたりの変化量を制限するものである。リミッタ82は、リミッタ82に入力される信号の信号値が、+X(上限のリミット値)と−X(下限のリミット値)の間の値であるときには、入力信号の信号値をそのまま保持して出力し、リミッタ82に入力される信号の信号値が、+X(上限のリミット値)以上である場合には、所定の時間は値が一定の傾きで増加し、その後は値を+Xに制限し、リミッタ82に入力される信号の信号値が、−X(下限のリミット値)以下である場合には、所定の時間は値が一定の傾きで減少し、その後は値を−Xに制限する。
遅延回路83は、入力された信号を1サンプル周期Tsだけ遅延させて出力する特性を有している。この遅延回路83は、例えば、Z-1となった特性を有するZ変換回路などにより構成することができる。
減算器84は、一次遅れ特性のフィルタ81の出力信号と、遅延回路83の出力信号とを減算して、減算した信号をリミッタ82に送る。
つまり、遅延回路83の出力信号を、リミッタ82の前段で負帰還している。
加算器86は、リミッタ82から出力された信号と遅延回路83から出力された信号とを加算して出力する。
つまり、遅延回路83の出力信号を、リミッタ82の後段で正帰還している。
遅延回路83は、加算器86の出力信号を1サンプル周期Tsだけ遅延させて出力している。
このように、遅延回路83から出力された信号を、リミッタ82の前段で負帰還し、リミッタ83の後段で正帰還しているため、信号状態は次のようになる。
減算器84の出力は、「現在のサンプル値−1サンプル周期前のリミッタ処理後の値」となる。
したがって、フィルタ81から減算器84に入力される信号値が、+X以下で−X以上である場合には、リミッタ82から出力される信号値は0となる。
一方、フィルタ81から減算器84に入力される信号値が、+X以上または−X以下である場合には、リミッタ82から出力される信号値は、その上限値・下限値がリミット値(+X,−X)で制限された値となる。
加算器86の出力は、「リミッタの出力+1サンプル周期前のリミッタ処理後の値」となる。
したがって、フィルタ81から減算器84に入力される信号値が、+X以上または−X以下である場合には、加算器86から出力される信号値は、直線的に増加していく。即ち、加算器86から出力される信号値は、1サンプル周期Ts毎に、リミット値の値(+Xまたは−X)だけ段階的に変化(増加または減少)していく。
減算器85は、一次遅れ特性のローパスフィルタ81の出力信号と加算器86の出力信号とを減算して出力する。この減算器85からは、入力信号に含まれている、変動分が出力される。
減算器85から出力される変動分は、アンプ87により増幅される。つまり、アンプ87には負のゲインである−Gが設定されており、変動分に−Gが乗算される。
更に、アンプ87により増幅された変動分は、定格リミッタ88を通過してから出力されるため、その信号値(指令値)の上限値・下限値が定格値にリミットされてから出力される。
定格リミッタ88から出力された信号(変動分Cωs、C|Vs|)を基に、有効電流指令Irefdや無効電流指令Irefqが求められる(図8参照)。
つまり、変動検出ブロック80を変動検出ブロック42として使用した場合には、定格リミッタ88から出力された信号(変動分Cωs)を積分することにより有効電流指令Irefdが求められ、変動検出ブロック80を変動検出ブロック45として使用した場合には、定格リミッタ88から出力された信号(変動分C|Vs|)に所定のゲインを掛けることにより無効電流指令Irefqが求められる。
特開平10−14251号公報
前述したように自立運転時には、系統安定化装置20は、系統電圧Vsの周波数の変動を検出してフィードバック演算を行うことにより、電力変換器26が出力する有効電力を設定する。
しかし、系統電圧Vsの周波数の変動は、負荷が変動した場合だけではなく、発電機のガバナ制御によるフィードバック制御を行うことによっても生じる。
このため、系統安定化装置20は、発電機のガバナ制御により周波数増加が発生すると、負荷減少によって周波数増加が発生したものと誤認識し、有効電力を吸収してしまう可能性がある。このような系統安定化装置20の動作(有効電力を吸収する動作)は、発電機のガバナ制御(有効電力を出力する動作)を妨げる動作となり、これは系統安定化装置20と発電機とが干渉を起こしている状態である。
図11は、図9に示す変動検出ブロック70を変動検出ブロック42として用いた場合の補償波形を示し、図12は、図10に示す変動検出ブロック80を変動検出ブロック42として用いた場合の補償波形を示す。
図11(a),図12(a)に示すように、負荷が急増してステップ状の負荷電流ILが急に流れだした場合には、図11(b),図12(b)に示すように、期間TAでは、負荷変動(負荷急増)により周波数信号ωsが減少し、期間TAに続く期間TBではガバナ制御により周波数信号ωsが復帰(増加)していく。
図11(c),図12(c)に示すように、期間TAでは有効電力を出力するため正の値となっている電流指令Irefが出力されるが、期間TBでは、周波数信号ωsが増加してくるので、有効電力を吸収するため負の値となっている電流指令Irefが出力されてしまう。
このため、ガバナ制御により発電機が有効電力を出力しても、電力変換器26が有効電力を吸収する動作をしてしまい、系統安定化装置20と発電機とが干渉してしまう。
図11(c),図12(c)において、期間TBの網かけをした面積が、電力変換器26が吸収した有効電力に相当する。
このような系統安定化装置20と発電機とが干渉してしまう事態を防止するには、周波数変動が、負荷変動によるものであるか、発電機のガバナ制御によるものであるのかを判断する判断機能を追加しなければならないが、このような判断機能を追加すると装置が複雑になってしまう。
また、電圧振幅の変動を検出して無効電力を補償する制御においても、振幅変動が、負荷変動によるものであるのか、発電機のAVR(Automatic Voltage Regulate:自動電圧調整)制御によるものであるのかを判断できないため、同様な問題が発生する。
つまり、自立運転時には、系統安定化装置20は、系統電圧Vsの電圧振幅の変動を検出してフィードバック演算を行うことにより、電力変換器26が出力する無効電力を設定する。
しかし、系統電圧Vsの電圧振幅の変動は、負荷が変動した場合だけではなく、発電機のAVR制御によるフィードバック制御を行うことによっても生じる。
このため、系統安定化装置20は、発電機のAVR制御により電圧振幅の増加が発生すると、負荷減少によって電圧振幅の増加が発生したものと誤認識し、無効電力を吸収してしまう可能性がある。このような系統安定化装置20の動作(無効電力を吸収する動作)は、発電機のAVR制御(発電機電圧を増加させる動作)を妨げる動作となり、これは系統安定化装置20と発電機とが干渉を起こしている状態である。
本発明は、上記従来技術に鑑み、発電機のガバナ制御やAVR(Automatic Voltage Regulate:自動電圧調整)制御と干渉することなく、系統安定化制御を行うことができる系統安定化装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の構成は、
分散電源と負荷が接続された配電系統に備えられた系統安定化装置であり、
しかも、前記配電系統の系統電圧の周波数が変動することに応じて、前記配電系統に供給する有効電力の補償を行なうと共に、前記配電系統の系統電圧の電圧振幅が変動することに応じて、前記配電系統に供給する無効電力の補償を行なう制御モードである、自立運転の制御モードを有する系統安定化装置であって、
前記系統安定化装置は、
前記系統電圧の周波数の変動に応じて、この周波数の変動を抑制する有効電流指令を出力すると共に、前記系統電圧の電圧振幅の変動に応じて、この電圧振幅の変動を抑制する無効電流指令を出力する自立制御部と、
前記有効電流指令及び前記無効電流指令を基に求めたゲート信号に応じて順変換動作と逆変換動作をする電力変換器を有し、
前記自立制御部は、
前記系統電圧の周波数変動に応じた変動分(Cωs)を出力する第1の変動検出ブロックと、前記系統電圧の電圧振幅変動に応じた変動分(C|Vs|)を出力する第2の変動検出ブロックを有し、
第1と第2の変動検出ブロックは、
ノイズ除去を目的として設定した時定数をT1、変動検出時間を設定することを目的として決定した時定数をT2としたときに、時定数をT1とする一次遅れ特性の第1のローパスフィルタと、時定数をT2とする一次遅れ特性の第2のローパスフィルタと、第1のローパスフィルタの出力信号と第2のローパスフィルタの出力信号を減算して出力する減算器と、干渉動作抑制部とで構成され、
前記干渉動作抑制部は、
(i) 系統電圧の周波数が予め定められた定格周波数よりも小さいときに、変動分(Cωs)の正負極性が正負の一方であることを検知することにより、当該変動分(Cωs)を基に得た有効電流指令に応じて、前記電力変換器が有効電力を吸収すると判定したとき、
または、
(ii) 系統電圧の周波数が予め定められた定格周波数よりも大きいときに、変動分(Cωs) の正負極性が正負の他方であることを検知することにより、当該変動分(Cωs)を基に得た有効電流指令に応じて、前記電力変換器が有効電力を放出すると判定したとき、
には第1の変動検出ブロックの時定数T2を小さい値に変更し、
(iii) 系統電圧の電圧振幅が予め定められた定格値よりも小さいときに、変動分(C|Vs|)の正負極性が正負の一方であることを検知することにより、当該変動分(C|Vs|)を基に得た無効電流指令に応じて、前記電力変換器が無効電力を吸収すると判定したとき、
または、
(iv) 系統電圧の電圧振幅が予め定められた定格値よりも大きいときに、変動分(C|vs|)の正負極性が正負の他方であることを検知することにより、当該変動分(C|Vs|)を基に得た無効電流指令に応じて、前記電力変換器が無効電力を放出すると判定したとき、
には第2の変動検出ブロックの時定数T2を小さい値に変更することを特徴とする。
また本発明の構成は、
前記系統安定化装置であって、
前記第1と第2の変動検出ブロックには、ノイズ除去を目的として設定した時定数T1と、変動検出時間を設定することを目的として決定した時定数T2が設定されており、
前記第1と第2の変動検出ブロックは、演算処理プログラムを用いた演算処理により、
当該変動ブロックに入力される信号を、時定数をT1とした一次遅れフィルタ処理して、第1のフィルタ信号を求め、
当該変動ブロックに入力される信号を、時定数をT2とした一次遅れフィルタ処理して、第2のフィルタ信号を求め、
第1のフィルタ信号から第2のフィルタ信号を減算して、変動分を求め、
前記第1の変動検出ブロックは、演算処理プログラムを用いた演算処理により、
(i) 系統電圧の周波数が予め定められた定格周波数よりも小さいときに、変動分(Cωs)の正負極性が正負の一方であることを検知することにより、当該変動分(Cωs)を基に得た有効電流指令に応じて、前記電力変換器が有効電力を吸収すると判定したとき、
または、
(ii) 系統電圧の周波数が予め定められた定格周波数よりも大きいときに、変動分(Cωs) の正負極性が正負の他方であることを検知することにより、当該変動分(Cωs)を基に得た有効電流指令に応じて、前記電力変換器が有効電力を放出すると判定したとき、
には第1の変動検出ブロックの時定数T2を小さい値に変更し、
前記第2の変動検出ブロックは、演算処理プログラムを用いた演算処理により、
(iii) 系統電圧の電圧振幅が予め定められた定格値よりも小さいときに、変動分(C|Vs|)の正負極性が正負の一方であることを検知することにより、当該変動分(C|Vs|)を基に得た無効電流指令に応じて、前記電力変換器が無効電力を吸収すると判定したとき、
または、
(iv) 系統電圧の電圧振幅が予め定められた定格値よりも大きいときに、変動分(C|vs|)の正負極性が正負の他方であることを検知することにより、当該変動分(C|Vs|)を基に得た無効電流指令に応じて、前記電力変換器が無効電力を放出すると判定したとき、
には第2の変動検出ブロックの時定数T2を小さい値に変更することを特徴とする。
また本発明の構成は、
分散電源と負荷が接続された配電系統に備えられた系統安定化装置であり、
しかも、前記配電系統の系統電圧の周波数が変動することに応じて、前記配電系統に供給する有効電力の補償を行なうと共に、前記配電系統の系統電圧の電圧振幅が変動することに応じて、前記配電系統に供給する無効電力の補償を行なう制御モードである、自立運転の制御モードを有する系統安定化装置であって、
前記系統安定化装置は、
前記系統電圧の周波数の変動に応じて、この周波数の変動を抑制する有効電流指令を出力すると共に、前記系統電圧の電圧振幅の変動に応じて、この電圧振幅の変動を抑制する無効電流指令を出力する自立制御部と、
前記有効電流指令及び前記無効電流指令を基に求めたゲート信号に応じて順変換動作と逆変換動作をする電力変換器を有し、
前記自立制御部は、
前記系統電圧の周波数変動に応じた変動分(Cωs)を出力する第1の変動検出ブロックと、前記系統電圧の電圧振幅変動に応じた変動分(C|Vs|)を出力する第2の変動検出ブロックを有し、
第1と第2の変動検出ブロックは、
ノイズ除去を目的として設定した時定数をT1、任意に設定したクッション時間をT3、1サンプル周期をTs、Xをリミット値としたときに、時定数をT1とする一次遅れ特性のローパスフィルタと、±(X/T3)Tsとなったリミット特性を有するリミッタと、入力された信号を1サンプル周期Tsだけ遅延させて出力する遅延回路と、第1の減算器と、第2の減算器と、加算器と、干渉動作抑制部を有し
前記第1の減算器は、前記一次遅れ特性のローパスフィルタの出力信号と前記遅延回路の出力信号とを減算して前記リミッタに送り、
前記加算器は、前記リミッタの出力信号と前記遅延回路の出力信号とを加算して出力し、
前記遅延回路は、前記加算器の出力信号を1サンプル周期Tsだけ遅延させて出力し、
前記第2の減算器は、前記一次遅れ特性のローパスフィルタの出力信号と前記加算器の出力信号とを減算して出力し、
前記干渉動作抑制部は、
(i) 系統電圧の周波数が予め定められた定格周波数よりも小さいときに、変動分(Cωs)の正負極性が正負の一方であることを検知することにより、当該変動分(Cωs)を基に得た有効電流指令に応じて、前記電力変換器が有効電力を吸収すると判定したとき、
または、
(ii) 系統電圧の周波数が予め定められた定格周波数よりも大きいときに、変動分(Cωs) の正負極性が正負の他方であることを検知することにより、当該変動分(Cωs)を基に得た有効電流指令に応じて、前記電力変換器が有効電力を放出すると判定したとき、
には第1の変動検出ブロックに備えた前記リミッタのクッション時間T3を小さい値に変更し、
(iii) 系統電圧の電圧振幅が予め定められた定格値よりも小さいときに、変動分(C|Vs|)の正負極性が正負の一方であることを検知することにより、当該変動分(C|Vs|)を基に得た無効電流指令に応じて、前記電力変換器が無効電力を吸収すると判定したとき、
または、
(iv) 系統電圧の電圧振幅が予め定められた定格値よりも大きいときに、変動分(C|vs|)の正負極性が正負の他方であることを検知することにより、当該変動分(C|Vs|)を基に得た無効電流指令に応じて、前記電力変換器が無効電力を放出すると判定したとき、
には第2の変動検出ブロックに備えた前記リミッタのクッション時間T3を小さい値に変更することを特徴とする。
また本発明の構成は、
前記系統安定化装置であって、
前記第1と第2の変動検出ブロックには、ノイズ除去を目的として設定した時定数T1、任意に設定したクッション時間T3、1サンプル周期Ts、リミット値Xが設定されており、
前記第1と第2の変動検出ブロックは、演算処理プログラムを用いた演算処理により、
当該変動検出ブロックに入力される入力信号を、時定数をT1とした一次遅れフィルタ処理してフィルタ信号を求め、
前記フィルタ信号から遅延信号を減算して減算信号を求め、
前記減算信号を、±(X/T3)Tsとなったリミット特性によりリミット処理してリミット信号を求め、
前記リミット信号と遅延信号を加算して加算信号を求め、
前記加算信号を1サンプル周期Tsだけ遅延させて、前記遅延信号とし、
前記フィルタ信号から前記加算信号を減算して変動分を求め、
前記第1の変動検出ブロックは、演算処理プログラムを用いた演算処理により、
(i) 系統電圧の周波数が予め定められた定格周波数よりも小さいときに、変動分(Cωs)の正負極性が正負の一方であることを検知することにより、当該変動分(Cωs)を基に得た有効電流指令に応じて、前記電力変換器が有効電力を吸収すると判定したとき、
または、
(ii) 系統電圧の周波数が予め定められた定格周波数よりも大きいときに、変動分(Cωs) の正負極性が正負の他方であることを検知することにより、当該変動分(Cωs)を基に得た有効電流指令に応じて、前記電力変換器が有効電力を放出すると判定したとき、
には第1の変動検出ブロックに備えた前記リミッタのクッション時間T3を小さい値に変更し、
前記第2の変動検出ブロックは、演算処理プログラムを用いた演算処理により、
(iii) 系統電圧の電圧振幅が予め定められた定格値よりも小さいときに、変動分(C|Vs|)の正負極性が正負の一方であることを検知することにより、当該変動分(C|Vs|)を基に得た無効電流指令に応じて、前記電力変換器が無効電力を吸収すると判定したとき、
または、
(iv) 系統電圧の電圧振幅が予め定められた定格値よりも大きいときに、変動分(C|vs|)の正負極性が正負の他方であることを検知することにより、当該変動分(C|Vs|)を基に得た無効電流指令に応じて、前記電力変換器が無効電力を放出すると判定したとき、
には第2の変動検出ブロックに備えた前記リミッタのクッション時間T3を小さい値に変更することを特徴とする。
本発明によれば、発電機のガバナ制御による周波数変動やAVR(Automatic Voltage Regulate:自動電圧調整)制御による電圧振幅変動を、負荷変動を原因として発生したものと誤判定することなく、系統安定化装置が、ガバナ制御やAVR制御と干渉することなく最適な系統安定化制御を行うことができる。
本発明の実施例1に係る変動検出ブロックを示す回路構成図。 実施例1の変動検出ブロックを使用した場合の補償波形を示す特性図。 本発明の実施例2に係る変動検出ブロックを示す回路構成図。 実施例2の変動検出ブロックを使用した場合の補償波形を示す特性図。 本発明の実施例3に係る変動検出ブロックを示す回路構成図。 実施例3の変動検出ブロックを使用した場合の補償波形を示す特性図。 系統安定化装置を備えたマイクログリッドを示す回路構成図。 系統安定化装置を備えたマイクログリッドを示す回路構成図。 従来の変動検出ブロックを示す回路構成図。 従来の変動検出ブロックを示す回路構成図。 従来の変動検出ブロックを使用した場合の補償波形を示す特性図。 従来の変動検出ブロックを使用した場合の補償波形を示す特性図。
以下、本発明の実施の形態について、実施例に基づき詳細に説明する。
図1は本発明の実施例1に係る変動検出ブロック70Aを示す。この変動検出ブロック70Aは、図9に示す変動検出ブロック70の構成に、更に、干渉動作抑制部100を追加したものである。
このため変動検出ブロック70と同一部分には同一符号を付して重複する説明は省略し、干渉動作抑制部100を中心に説明をする。
なお、この例では、変動検出ブロック70Aを、図8に示す系統安定化装置20の変動検出ブロック42に適用するものであり、発電機のガバナ制御と干渉することなく、最適値の変動分Cωsを出力するものである。
干渉動作抑制部100は、干渉動作判定ブロック101と時定数変更ブロック102を有している。
干渉動作判定ブロック101には、周波数信号ωsと、周波数信号ωsの変動分Cωsが入力される。なお、変動分Cωsを積分することにより有効電流指令Irefdが得られる。
そして、干渉動作判定ブロック101は、系統安定化装置20(図8参照)の系統安定化動作と、発電機のガバナ制御動作とが干渉しているか否かを判定する。
具体的には、次の(i)(ii)の判定条件が設定されており、(i)(ii)の何れかの判定条件が成立したら、系統安定化装置20の系統安定化動作と発電機のガバナ制御動作とが干渉していると判定する。
(i) 周波数信号ωsの周波数が予め定められた定格周波数よりも小さく、且つ、変動分Cωsが負になっている。
(ii)周波数信号ωsの周波数が予め定められた定格周波数よりも大きく、且つ、変動分Cωsが正になっている。
なお、変動分Cωsが負の値であれば、このときの有効電流指令Irefdにより電力変換器26は有効電力を吸収する動作をし、変動分Cωsが正の値であれば、このときの有効電流指令Irefdにより電力変換器26は有効電力を放出する動作をする。
なお回路構成によっては、変動分Cωsの正負と、電力変換器26による有効電力の吸収・放出動作が、上述したのと逆になることもあるが、この例では、上記のような動作をするものとして説明をする。
更に干渉動作判定ブロック101は、上記(i)または(ii)の判定条件が成立する状態が、予め決めた設定時間継続したら、時定数変更信号Hを出力し、この時定数変更信号Hを出力した後に所定時間(例えば図2の期間TBよりも長い期間)が経過したら時定数変更信号Hの出力を停止する。
なお、上記(i)または(ii)の判定条件が、予め決めた設定時間継続してから、時定数変更信号Hを出力するようにしているのは、ノイズなどによる誤動作の発生を防止するためである。
時定数変更ブロック102は、干渉動作判定ブロック101から時定数変更信号Hが出力されていないときには、ローパスフィルタ72に設定した時定数T2をそのまま維持する。
一方、干渉動作判定ブロック101から時定数変更信号Hが出力されているときには、時定数変更ブロック101は、ローパスフィルタ72の時定数を、小さい値、例えば、T2の1/10にする。
なお、干渉動作判定ブロック101から出力されていた時定数変更信号Hの出力が停止されると、時定数変更ブロック102は、ローパスフィルタ72の時定数をT2に戻す。
この変動検出ブロック70Aを、図8に示す変動検出ブロック42として用いた場合の補償波形を、図2を参照して説明する。
図2(a)に示すように、負荷が急増してステップ状の負荷電流ILが急に流れだした場合には、図2(b)に示すように、期間TAでは、負荷変動(負荷急増)により周波数信号ωsが減少し、期間TAに続く期間TBではガバナ制御により周波数信号ωsが復帰(増加)していく。
図2(c)に示すように、期間TAでは有効電力を出力するため正の値となっている電流指令Iref(変動分Cωs)が出力されるが、期間TBでは、周波数信号ωsが増加してくるので、有効電力を吸収するため負の値となっている電流指令Iref(変動分Cωs)が出力される。
期間TAでは、上記の(i)(ii)の判定条件は成立しないが、期間TBでは、周波数信号ωsの周波数が定格周波数よりも小さく、且つ、変動分Cωsが負になっているため上記の(i)の判定条件が成立する。
干渉動作判定ブロック101は、上記(i)の判定条件が成立する状態が予め決めた設定時間継続したら、時定数変更信号Hを出力する。
時定数変更信号Hが出力されたら、時定数変更ブロック101は、ローパスフィルタ72の時定数を、小さい値、例えば、T2の1/10にする。
このようにして、ローパスフィルタ72の時定数が小さくなると、検出される変動分Cωsの値(絶対値)が小さくなり、負値となっている有効電流指令Vdの値(絶対値)ひいては電流指令irefdの値(絶対値)が小さくなる。
この結果、電力変換器26が有効電力を吸収する動作が抑制される。このため、発電機のガバナ制御動作(有効電力を出力する動作)がされているときに、系統安定化装置20により有効電力を吸収する動作が抑制され、ガバナ制御動作と系統安定化動作とが干渉することを防止することができる。
なお図2の補償波形は、負荷が急増した場合の特性であるが、負荷が急減した場合には、図2(a)(b)(c)の波形は、それぞれ、正負を反転した波形となる。
このように負荷が急減した場合には、期間TBにおいて、周波数信号ωsの周波数が定格周波数よりも大きく、且つ、変動分Cωsが正になるため、上記の(ii)の判定条件が成立する。
このように(ii)の判定条件が成立したときにも、(i)の判定条件が成立したときと同様に、干渉動作抑制制御部100により、ローパスフィルタ72の時定数を、小さい値、例えば、T2の1/10に変更する。
このようにして、ローパスフィルタ72の時定数T2が小さくなると、検出される変動分Cωsの値(絶対値)が小さくなり、正値となっている有効電流指令Vdの値(絶対値)ひいては電流指令irefdの値(絶対値)が小さくなる。
この結果、電力変換器26が有効電力を放出する動作が抑制される。このため、発電機のガバナ制御動作(有効電力を吸収する動作)がされているときに、系統安定化装置20により有効電力を放出する動作が抑制され、ガバナ制御動作と系統安定化動作とが干渉することを防止することができる。
図3は本発明の実施例2に係る変動検出ブロック80Aを示す。この変動検出ブロック80Aは、図10に示す変動検出ブロック80の構成に、更に、干渉動作抑制部200を追加したものである。
このため変動検出ブロック80と同一部分には同一符号を付して重複する説明は省略し、干渉動作抑制部200を中心に説明をする。
なお、この例では、変動検出ブロック80Aを、図8に示す系統安定化装置20の変動検出ブロック42に適用するものであり、発電機のガバナ制御と干渉することなく、最適値の変動分Cωsを出力するものである。
干渉動作抑制部200は、干渉動作判定ブロック201とクッション時間変更ブロック202を有している。
干渉動作判定ブロック201には、周波数信号ωsと、周波数信号ωsの変動分Cωsが入力される。なお、変動分Cωsを積分することにより有効電流指令Irefdが得られる。
そして、干渉動作判定ブロック201は、系統安定化装置20(図8参照)の系統安定化動作と、発電機のガバナ制御動作とが干渉しているか否かを判定する。
具体的には、次の(i)(ii)の判定条件が設定されており、(i)(ii)の何れかの判定条件が成立したら、系統安定化装置20の系統安定化動作と発電機のガバナ制御動作とが干渉していると判定する。
(i) 周波数信号ωsの周波数が予め定められた定格周波数よりも小さく、且つ、変動分Cωsが負になっている。
(ii)周波数信号ωsの周波数が予め定められた定格周波数よりも大きく、且つ、変動分Cωsが正になっている。
なお、変動分Cωsが負の値であれば、このときの有効電流指令Irefdにより電力変換器26は有効電力を吸収する動作をし、変動分Cωsが正の値であれば、このときの有効電流指令Irefdにより電力変換器26は有効電力を放出する動作をする。
なお回路構成によっては、変動分Cωsの正負と、電力変換器26による有効電力の吸収・放出動作が、上述したのと逆になることもあるが、この例では、上記のような動作をするものとして説明をする。
更に干渉動作判定ブロック201は、上記(i)または(ii)の判定条件が成立する状態が、予め決めた設定時間継続したら、クッション時間変更信号hを出力し、このクッション時間変更信号hを出力した後に所定時間(例えば図4の期間TBよりも長い期間)が経過したらクッション時間変更信号hの出力を停止する。
なお、上記(i)または(ii)の判定条件が、予め決めた設定時間継続してから、クッション時間変更信号hを出力するようにしているのは、ノイズなどによる誤動作の発生を防止するためである。
クッション時間変更ブロック202は、干渉動作判定ブロック201からクッション時間変更信号hが出力されていないときには、リミッタ82に設定したクッション時間T3をそのまま維持する。
一方、干渉動作判定ブロック201からクッション時間変更信号hが出力されているときには、クッション時間変更ブロック201は、リミッタ82のクッション時間を、小さい値、例えば、T3の1/4にする。
なお、干渉動作判定ブロック201から出力されていたクッション時間変更信号hの出力が停止されると、クッション時間変更ブロック202は、リミッタ82のクッション時間をT3に戻す。
この変動検出ブロック80Aを、図8に示す変動検出ブロック42として用いた場合の補償波形を、図4を参照して説明する。
図4(a)に示すように、負荷が急増してステップ状の負荷電流ILが急に流れだした場合には、図4(b)に示すように、期間TAでは、負荷変動(負荷急増)により周波数信号ωsが減少し、期間TAに続く期間TBではガバナ制御により周波数信号ωsが復帰(増加)していく。
図4(c)に示すように、期間TAでは有効電力を出力するため正の値となっている電流指令Iref(変動分Cωs)が出力されるが、期間TBでは、周波数信号ωsが増加してくるので、有効電力を吸収するため負の値となっている電流指令Iref(変動分Cωs)が出力される。
期間TAでは、上記の(i)(ii)の判定条件は成立しないが、期間TBでは、周波数信号ωsの周波数が定格周波数よりも小さく、且つ、変動分Cωsが負になっているため上記の(i)の判定条件が成立する。
干渉動作判定ブロック201は、上記(i)の判定条件が成立する状態が予め決めた設定時間継続したら、クッション時間変更信号hを出力する。
クッション時間変更信号hが出力されたら、クッション時間変更ブロック201は、リミッタ82のクッション時間を、小さい値、例えば、T3の1/4にする。
このようにして、リミッタ82のクッション時間が小さくなると、検出される変動分Cωsの値(絶対値)が小さくなり、負値となっている有効電流指令Vdの値(絶対値)ひいては電流指令irefdの値(絶対値)が小さくなる。
この結果、電力変換器26が有効電力を吸収する動作が抑制される。このため、発電機のガバナ制御動作(有効電力を出力する動作)がされているときに、系統安定化装置20により有効電力を吸収する動作が抑制され、ガバナ制御動作と系統安定化動作とが干渉することを防止することができる。
なお図4の補償波形は、負荷が急増した場合の特性であるが、負荷が急減した場合には、図4(a)(b)(c)の波形は、それぞれ、正負を反転した波形となる。
このように負荷が急減した場合には、期間TBにおいて、周波数信号ωsの周波数が定格周波数よりも大きく、且つ、変動分Cωsが正になるため、上記の(ii)の判定条件が成立する。
このように(ii)の判定条件が成立したときにも、(i)の判定条件が成立したときと同様に、干渉動作抑制制御部200により、リミッタ82のクッション時間を、小さい値、例えば、T3の1/10に変更する。
このようにして、リミッタ82のクッション時間T3が小さくなると、検出される変動分Cωsの値(絶対値)が小さくなり、正値となっている有効電流指令Vdの値(絶対値)ひいては電流指令irefdの値(絶対値)が小さくなる。
この結果、電力変換器26が有効電力を放出する動作が抑制される。このため、発電機のガバナ制御動作(有効電力を吸収する動作)がされているときに、系統安定化装置20により有効電力を放出する動作が抑制され、ガバナ制御動作と系統安定化動作とが干渉することを防止することができる。
図5は、本発明の実施例3に係る変動検出ブロック80Bを示す。この変動検出ブロック80Bは、図3に示す変動検出ブロック80Aの構成のうち、干渉動作判定ブロック201と、クッション時間変更ブロック202の動作機能を変更したものである。
干渉動作判定ブロック201は、判定ブロック201aと、乗算器201bと、加算器201cと、リミッタ201dと、遅延回路201eを有している。
判定ブロック201aは、前述した判定条件(i)(ii)が設定されており、(i)か(ii)の何れかの判定条件が成立したら、クッション時間変更信号hを出力する。
また、乗算器201bと、加算器201cと、リミッタ201dと、遅延回路201eにより、積分機能が実行されるため、干渉動作判定ブロック201から出力されるクッション時間変更信号hは、時間の経過と共に増加していく。
クッション時間変更ブロック202は、減算器202aと、加算器202bと、乗算器202c,202dを有しており、時間T3と、時間T3/4が設定されている。
このクッション時間変更ブロック202は、クッション時間変更信号hが入力されると、リミッタ82に設定するクッション時間をT3からT3/4に徐々に変更し、クッション時間変更信号hが入力されなくなると、リミッタ82に設定するクッション時間をT3/4からT3に徐々に戻すようにしている。
上記の変動検出ブロック80Bを、図8に示す変動検出ブロック42として用いた場合の補償波形を図6に示す。
図6(a)に示すように負荷が急変した場合、図6(c)に示すように、クッション時間をT3からT3/4に変更する場合や、T3/4からT3に変更する場合において、その変化量を徐々に変化させるようしている。
このようにリミッタ82に設定するクッション時間が、徐々に減少してから徐々に復帰するため、他の機器や系統に悪影響を与えることを防止することができる。
上記の実施例1〜実施例3は、変動検出ブロック70A,80A,80Bを、図8に示す系統安定化装置20の変動検出ブロック42に適用するものであるが、変動検出ブロック70A,80A,80Bを変動検出ブロック45に適用することもできる。
変動検出ブロック70A,80A,80Bを変動検出ブロック45に適用する場合には、干渉動作判定ブロック101,201には、系統安定化動作とガバナ制御動作とが干渉しているか否かを判定する判定条件として、前述した(i)(ii)の代わりに、次の(iii)(iv)の判定条件を設定する。
(iii)電圧振幅|Vs|の値が予め定められた定格値よりも小さく、且つ、電圧振幅|Vs|の変動分C|Vs|が負になっている。
(iv)電圧振幅|Vs|の値が予め定められた定格値よりも大きく、且つ、電圧振幅|Vs|の変動分C|Vs|が正になっている。
なお、変動分C|Vs|が負の値であれば、このときの無効電流指令Irefqにより電力変換器26は無効電力を吸収する動作をし、変動分C|Vs|が正の値であれば、このときの無効電流指令Irefqにより電力変換器26は無効電力を放出する動作をする。
なお回路構成によっては、変動分C|Vs|の正負と、電力変換器26による無効電力の吸収・放出動作が、上述したのと逆になることもあるが、この例では、上記のような動作をするものとして説明をする。
干渉動作判定ブロック101,201は、上記(iii)または(iv)の判定条件が成立する状態が、予め決めた設定時間継続したら、変更信号H,hを出力する。
変更信号H,hが出力されたら、変更ブロック102,202により、時定数T2やクッション時間T3が変更され、ガバナ制御動作と系統安定化動作とが干渉することを防止することができる。
つまり、発電機のAVR制御(発電機電圧を増加させる動作)がされているときに系統安定化装置20が無効電力を吸収する動作が抑制され、また、発電機のAVR制御(発電機電圧を減少させる動作)がされているときに系統安定化装置20が無効電力を放出する動作が抑制され、AVR制御と系統安定化動作とが干渉することを防止することができる。
なお前記実施例1,4は、コンピュータに予め設定した演算処理プログラム(ソフトウエア)を用いて演算することにより、実現することもできる。
つまり、ソフトウエアを利用した実施例では、変動検出ブロック70Aとしては、ハードウエアであるコンピュータに、変動検出ブロック70Aとして必要な演算処理をする演算処理プログラム(ソフトウエア)を組み込んだ(設定した)ものとして構成することができる。
このようなソフトウエアを利用した実施例に係る変動検出ブロック70Aでは、次の様な演算処理を、演算処理プログラムにより実行する。
(1) 演算処理プログラムには、ノイズ除去を目的として設定した時定数T1と、変動検出時間を設定することを目的として決定した時定数T2が設定される。
(2) 上記設定が完了後、変動検出ブロック70Aは、演算処理プログラムを用いた演算処理により、次のような演算処理をする。
(2−1) 当該変動ブロックに入力される信号を、時定数をT1とした一次遅れフィルタ処理して、第1のフィルタ信号を求め、
(2−2) 当該変動ブロックに入力される信号を、時定数をT2とした一次遅れフィルタ処理して、第2のフィルタ信号を求め、
(2−2) 第1のフィルタ信号から第2のフィルタ信号を減算して、変動分を求める。
更に、演算処理プログラムを用いた演算処理により、
(i) 系統電圧の周波数が予め定められた定格周波数よりも小さいときに、変動分(Cωs)の正負極性が正負の一方であることを検知することにより、当該変動分(Cωs)を基に得た有効電流指令に応じて、前記電力変換器が有効電力を吸収すると判定したとき、
または、
(ii) 系統電圧の周波数が予め定められた定格周波数よりも大きいときに、変動分(Cωs) の正負極性が正負の他方であることを検知することにより、当該変動分(Cωs)を基に得た有効電流指令に応じて、前記電力変換器が有効電力を放出すると判定したとき、
には第1の変動検出ブロック(42)の時定数T2を小さい値に変更する。
また、演算処理プログラムを用いた演算処理により、
(iii) 系統電圧の電圧振幅が予め定められた定格値よりも小さいときに、変動分(C|Vs|)の正負極性が正負の一方であることを検知することにより、当該変動分(C|Vs|)を基に得た無効電流指令に応じて、前記電力変換器が無効電力を吸収すると判定したとき、
または、
(iv) 系統電圧の電圧振幅が予め定められた定格値よりも大きいときに、変動分(C|vs|)の正負極性が正負の他方であることを検知することにより、当該変動分(C|Vs|)を基に得た無効電流指令に応じて、前記電力変換器が無効電力を放出すると判定したとき、
には第1の変動検出ブロック(45)の時定数T2を小さい値に変更する。
また前記実施例2,3,4は、コンピュータに予め設定した演算処理プログラム(ソフトウエア)を用いて演算することにより、実現することもできる。
つまり、ソフトウエアを利用した実施例では、変動検出ブロック80A,80Bとしては、ハードウエアであるコンピュータに、変動検出ブロック80A,80Bとして必要な演算処理をする演算処理プログラム(ソフトウエア)を組み込んだ(設定した)ものとして構成することができる。
このようなソフトウエアを利用した実施例に係る変動検出ブロック80A,80Bでは、次の様な演算処理を、演算処理プログラムにより実行する。
(1) 演算処理プログラムには、ノイズ除去を目的として設定した時定数T1、任意に設定したクッション時間T3、1サンプル周期Ts、リミット値Xが設定される。
(2) 上記設定が完了後、変動検出ブロック80A,80Bは、演算処理プログラムを用いた演算処理により、次のような演算処理をする。
(2−1) 当該変動検出ブロックに入力される入力信号を、時定数をT1とした一次遅れフィルタ処理してフィルタ信号を求め、
(2−2) 前記フィルタ信号から遅延信号を減算して減算信号を求め、
(2−3) 前記減算信号を、±(X/T3)Tsとなったリミット特性によりリミット処理してリミット信号を求め、
(2−4) 前記リミット信号と遅延信号を加算して加算信号を求め、
(2−5) 前記加算信号を1サンプル周期Tsだけ遅延させて、前記遅延信号とし、
(2−6) 前記フィルタ信号から前記加算信号を減算して変動分を求める。
更に、演算処理プログラムを用いた演算処理により、
(i) 系統電圧の周波数が予め定められた定格周波数よりも小さいときに、変動分(Cωs)の正負極性が正負の一方であることを検知することにより、当該変動分(Cωs)を基に得た有効電流指令に応じて、前記電力変換器が有効電力を吸収すると判定したとき、
または、
(ii) 系統電圧の周波数が予め定められた定格周波数よりも大きいときに、変動分(Cωs) の正負極性が正負の他方であることを検知することにより、当該変動分(Cωs)を基に得た有効電流指令に応じて、前記電力変換器が有効電力を放出すると判定したとき、
には第1の変動検出ブロック(42)に備えた前記リミッタのクッション時間T3を小さい値に変更する。

また、演算処理プログラムを用いた演算処理により、
(iii) 系統電圧の電圧振幅が予め定められた定格値よりも小さいときに、変動分(C|Vs|)の正負極性が正負の一方であることを検知することにより、当該変動分(C|Vs|)を基に得た無効電流指令に応じて、前記電力変換器が無効電力を吸収すると判定したとき、
または、
(iv) 系統電圧の電圧振幅が予め定められた定格値よりも大きいときに、変動分(C|vs|)の正負極性が正負の他方であることを検知することにより、当該変動分(C|Vs|)を基に得た無効電流指令に応じて、前記電力変換器が無効電力を放出すると判定したとき、
には第1の変動検出ブロック(45)に備えた前記リミッタのクッション時間T3を小さい値に変更する。
1 電力系統、
2 遮断器
10 配電系統
11 分散電源
12 負荷
20 系統安定化装置
21 自立制御部
22 連系制御部
23 切替スイッチ
24 電流制御部
25 PWM変調器
26 電力変換器
27 直流充電部
28 電流検出器
29 電圧検出器
30 電流検出器
40 零クロス検出部
41 周波数変換部
42 変動検出部
43 積分器
44 電圧振幅検出部
45 変動検出部
46 比例演算部
50 PLL回路
60 dq変換器
61,63 減算器
62,64 電流制御部
65 dq逆変換器
70,70A 変動検出ブロック
80,80A,80B 変動検出ブロック
100,200 干渉動作抑制部
101,201 干渉動作判定ブロック
102 時定数変更ブロック
202 クッション時間変更ブロック
ωs 周波数信号
Cωs 変動分
|Vs| 電圧振幅信号
C|Vs| 変動分
Irefd 有効電流指令
Irefq 無効電流指令
g ゲート信号

Claims (4)

  1. 分散電源と負荷が接続された配電系統に備えられた系統安定化装置であり、
    しかも、前記配電系統の系統電圧の周波数が変動することに応じて、前記配電系統に供給する有効電力の補償を行なうと共に、前記配電系統の系統電圧の電圧振幅が変動することに応じて、前記配電系統に供給する無効電力の補償を行なう制御モードである、自立運転の制御モードを有する系統安定化装置であって、
    前記系統安定化装置は、
    前記系統電圧の周波数の変動に応じて、この周波数の変動を抑制する有効電流指令を出力すると共に、前記系統電圧の電圧振幅の変動に応じて、この電圧振幅の変動を抑制する無効電流指令を出力する自立制御部と、
    前記有効電流指令及び前記無効電流指令を基に求めたゲート信号に応じて順変換動作と逆変換動作をする電力変換器を有し、
    前記自立制御部は、
    前記系統電圧の周波数変動に応じた変動分(Cωs)を出力する第1の変動検出ブロックと、前記系統電圧の電圧振幅変動に応じた変動分(C|Vs|)を出力する第2の変動検出ブロックを有し、
    第1と第2の変動検出ブロックは、
    ノイズ除去を目的として設定した時定数をT1、変動検出時間を設定することを目的として決定した時定数をT2としたときに、時定数をT1とする一次遅れ特性の第1のローパスフィルタと、時定数をT2とする一次遅れ特性の第2のローパスフィルタと、第1のローパスフィルタの出力信号と第2のローパスフィルタの出力信号を減算して出力する減算器と、干渉動作抑制部とで構成され、
    前記干渉動作抑制部は、
    (i) 系統電圧の周波数が予め定められた定格周波数よりも小さいときに、変動分(Cωs)の正負極性が正負の一方であることを検知することにより、当該変動分(Cωs)を基に得た有効電流指令に応じて、前記電力変換器が有効電力を吸収すると判定したとき、
    または、
    (ii) 系統電圧の周波数が予め定められた定格周波数よりも大きいときに、変動分(Cωs) の正負極性が正負の他方であることを検知することにより、当該変動分(Cωs)を基に得た有効電流指令に応じて、前記電力変換器が有効電力を放出すると判定したとき、
    には第1の変動検出ブロックの時定数T2を小さい値に変更し、
    (iii) 系統電圧の電圧振幅が予め定められた定格値よりも小さいときに、変動分(C|Vs|)の正負極性が正負の一方であることを検知することにより、当該変動分(C|Vs|)を基に得た無効電流指令に応じて、前記電力変換器が無効電力を吸収すると判定したとき、
    または、
    (iv) 系統電圧の電圧振幅が予め定められた定格値よりも大きいときに、変動分(C|vs|)の正負極性が正負の他方であることを検知することにより、当該変動分(C|Vs|)を基に得た無効電流指令に応じて、前記電力変換器が無効電力を放出すると判定したとき、
    には第2の変動検出ブロックの時定数T2を小さい値に変更することを特徴とする系統安定化装置。
  2. 請求項1に記載の系統安定化装置であって、
    前記第1と第2の変動検出ブロックには、ノイズ除去を目的として設定した時定数T1と、変動検出時間を設定することを目的として決定した時定数T2が設定されており、
    前記第1と第2の変動検出ブロックは、演算処理プログラムを用いた演算処理により、
    当該変動ブロックに入力される信号を、時定数をT1とした一次遅れフィルタ処理して、第1のフィルタ信号を求め、
    当該変動ブロックに入力される信号を、時定数をT2とした一次遅れフィルタ処理して、第2のフィルタ信号を求め、
    第1のフィルタ信号から第2のフィルタ信号を減算して、変動分を求め、
    前記第1の変動検出ブロックは、演算処理プログラムを用いた演算処理により、
    (i) 系統電圧の周波数が予め定められた定格周波数よりも小さいときに、変動分(Cωs)の正負極性が正負の一方であることを検知することにより、当該変動分(Cωs)を基に得た有効電流指令に応じて、前記電力変換器が有効電力を吸収すると判定したとき、
    または、
    (ii) 系統電圧の周波数が予め定められた定格周波数よりも大きいときに、変動分(Cωs) の正負極性が正負の他方であることを検知することにより、当該変動分(Cωs)を基に得た有効電流指令に応じて、前記電力変換器が有効電力を放出すると判定したとき、
    には第1の変動検出ブロックの時定数T2を小さい値に変更し、
    前記第2の変動検出ブロックは、演算処理プログラムを用いた演算処理により、
    (iii) 系統電圧の電圧振幅が予め定められた定格値よりも小さいときに、変動分(C|Vs|)の正負極性が正負の一方であることを検知することにより、当該変動分(C|Vs|)を基に得た無効電流指令に応じて、前記電力変換器が無効電力を吸収すると判定したとき、
    または、
    (iv) 系統電圧の電圧振幅が予め定められた定格値よりも大きいときに、変動分(C|vs|)の正負極性が正負の他方であることを検知することにより、当該変動分(C|Vs|)を基に得た無効電流指令に応じて、前記電力変換器が無効電力を放出すると判定したとき、
    には第2の変動検出ブロックの時定数T2を小さい値に変更することを特徴とする系統安定化装置。
  3. 分散電源と負荷が接続された配電系統に備えられた系統安定化装置であり、
    しかも、前記配電系統の系統電圧の周波数が変動することに応じて、前記配電系統に供給する有効電力の補償を行なうと共に、前記配電系統の系統電圧の電圧振幅が変動することに応じて、前記配電系統に供給する無効電力の補償を行なう制御モードである、自立運転の制御モードを有する系統安定化装置であって、
    前記系統安定化装置は、
    前記系統電圧の周波数の変動に応じて、この周波数の変動を抑制する有効電流指令を出力すると共に、前記系統電圧の電圧振幅の変動に応じて、この電圧振幅の変動を抑制する無効電流指令を出力する自立制御部と、
    前記有効電流指令及び前記無効電流指令を基に求めたゲート信号に応じて順変換動作と逆変換動作をする電力変換器を有し、
    前記自立制御部は、
    前記系統電圧の周波数変動に応じた変動分(Cωs)を出力する第1の変動検出ブロックと、前記系統電圧の電圧振幅変動に応じた変動分(C|Vs|)を出力する第2の変動検出ブロックを有し、
    第1と第2の変動検出ブロックは、
    ノイズ除去を目的として設定した時定数をT1、任意に設定したクッション時間をT3、1サンプル周期をTs、Xをリミット値としたときに、時定数をT1とする一次遅れ特性のローパスフィルタと、±(X/T3)Tsとなったリミット特性を有するリミッタと、入力された信号を1サンプル周期Tsだけ遅延させて出力する遅延回路と、第1の減算器と、第2の減算器と、加算器と、干渉動作抑制部を有し
    前記第1の減算器は、前記一次遅れ特性のローパスフィルタの出力信号と前記遅延回路の出力信号とを減算して前記リミッタに送り、
    前記加算器は、前記リミッタの出力信号と前記遅延回路の出力信号とを加算して出力し、
    前記遅延回路は、前記加算器の出力信号を1サンプル周期Tsだけ遅延させて出力し、
    前記第2の減算器は、前記一次遅れ特性のローパスフィルタの出力信号と前記加算器の出力信号とを減算して出力し、
    前記干渉動作抑制部は、
    (i) 系統電圧の周波数が予め定められた定格周波数よりも小さいときに、変動分(Cωs)の正負極性が正負の一方であることを検知することにより、当該変動分(Cωs)を基に得た有効電流指令に応じて、前記電力変換器が有効電力を吸収すると判定したとき、
    または、
    (ii) 系統電圧の周波数が予め定められた定格周波数よりも大きいときに、変動分(Cωs) の正負極性が正負の他方であることを検知することにより、当該変動分(Cωs)を基に得た有効電流指令に応じて、前記電力変換器が有効電力を放出すると判定したとき、
    には第1の変動検出ブロックに備えた前記リミッタのクッション時間T3を小さい値に変更し、
    (iii) 系統電圧の電圧振幅が予め定められた定格値よりも小さいときに、変動分(C|Vs|)の正負極性が正負の一方であることを検知することにより、当該変動分(C|Vs|)を基に得た無効電流指令に応じて、前記電力変換器が無効電力を吸収すると判定したとき、
    または、
    (iv) 系統電圧の電圧振幅が予め定められた定格値よりも大きいときに、変動分(C|vs|)の正負極性が正負の他方であることを検知することにより、当該変動分(C|Vs|)を基に得た無効電流指令に応じて、前記電力変換器が無効電力を放出すると判定したとき、
    には第2の変動検出ブロックに備えた前記リミッタのクッション時間T3を小さい値に変更することを特徴とする系統安定化装置。
  4. 請求項3に記載の系統安定化装置であって、
    前記第1と第2の変動検出ブロックには、ノイズ除去を目的として設定した時定数T1、任意に設定したクッション時間T3、1サンプル周期Ts、リミット値Xが設定されており、
    前記第1と第2の変動検出ブロックは、演算処理プログラムを用いた演算処理により、
    当該変動検出ブロックに入力される入力信号を、時定数をT1とした一次遅れフィルタ処理してフィルタ信号を求め、
    前記フィルタ信号から遅延信号を減算して減算信号を求め、
    前記減算信号を、±(X/T3)Tsとなったリミット特性によりリミット処理してリミット信号を求め、
    前記リミット信号と遅延信号を加算して加算信号を求め、
    前記加算信号を1サンプル周期Tsだけ遅延させて、前記遅延信号とし、
    前記フィルタ信号から前記加算信号を減算して変動分を求め、
    前記第1の変動検出ブロックは、演算処理プログラムを用いた演算処理により、
    (i) 系統電圧の周波数が予め定められた定格周波数よりも小さいときに、変動分(Cωs)の正負極性が正負の一方であることを検知することにより、当該変動分(Cωs)を基に得た有効電流指令に応じて、前記電力変換器が有効電力を吸収すると判定したとき、
    または、
    (ii) 系統電圧の周波数が予め定められた定格周波数よりも大きいときに、変動分(Cωs) の正負極性が正負の他方であることを検知することにより、当該変動分(Cωs)を基に得た有効電流指令に応じて、前記電力変換器が有効電力を放出すると判定したとき、
    には第1の変動検出ブロックに備えた前記リミッタのクッション時間T3を小さい値に変更し、
    前記第2の変動検出ブロックは、演算処理プログラムを用いた演算処理により、
    (iii) 系統電圧の電圧振幅が予め定められた定格値よりも小さいときに、変動分(C|Vs|)の正負極性が正負の一方であることを検知することにより、当該変動分(C|Vs|)を基に得た無効電流指令に応じて、前記電力変換器が無効電力を吸収すると判定したとき、
    または、
    (iv) 系統電圧の電圧振幅が予め定められた定格値よりも大きいときに、変動分(C|vs|)の正負極性が正負の他方であることを検知することにより、当該変動分(C|Vs|)を基に得た無効電流指令に応じて、前記電力変換器が無効電力を放出すると判定したとき、
    には第2の変動検出ブロックに備えた前記リミッタのクッション時間T3を小さい値に変更することを特徴とする系統安定化装置。
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