JP5217888B2 - 駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電源から負荷に電力供給する駆動装置に関するものである。
欧州や北米を含め、ISO/IEC規格などにより安全の規格化、法制化が進み、設備機械はその危険性のレベルにより、一層の安全性を要求されるようになってきた。そして、設備機械の安全制御には専用の安全リレーが使用されることが多い。安全リレーは、複数のリレーにより構成され、そのうち1つのリレーにおいて接点の溶着などの不具合が生じた場合でも、その他の接点がオフ状態に維持されることを機械的な安全機構によって保証するリレーのことである。現在では、安全PLCを用いて構成される安全システムにおいて、電力を出力する出力モジュールなどに広く用いられている。例えば、特開平11−162317号公報(特許文献1)には、安全リレーを用いたリレー装置が開示されている。
このような複数のリレーにより構成される安全リレーは、設備機械のターミナルなどの負荷に電力供給をオンオフするスイッチとして機能している。そして、安全リレーをオン状態にして、電源から負荷へと電力供給を開始すると、安全リレーの回路内に定常電流よりも大きな突入電流が流れる。この突入電流により、複数のリレーのうちいずれかのリレーの接点において、アーク放電が発生することがある。このアーク放電が繰り返し発生することで、リレーの接点に溶着やロッキングなどの不具合が生じ、修理などのコストが掛かると共に、設備機械が停止し生産性が低下することがあった。
そのため、安全リレーの回路内では、リレーの接点の形状や材質を変更することでリレーの耐久性を高め、アーク放電が発生しても溶着やロッキングなどが生じないように対策していた。しかし、このような対策をすることで、リレーのコストアップや大型化が懸念されている。その他に、例えば、特開2006−155915号公報には、アーク放電の発生を防止する構造を持つリレーから優先的にオフ状態にすることでアーク放電の発生を抑制するリレー装置が開示されている。また、特開2008−123719号公報には、オンオフ時の電圧を制御することでアーク放電の発生を抑制するハイブリッドリレーが開示されている。
特開平11−162317号公報 特開2006−155915号公報 特開2008−123719号公報
しかし、このような対策を施しても設備機械や使用する電源などの環境により、アーク放電の発生を十分に防止できない場合がある。これにより、安全リレーを構成する複数のリレーのいずれかのリレーの接点に溶着やロッキングなどの不具合が生じるおそれがあった。また、どのリレーで不具合が生じたのか特定しにくいためメンテナンス性に欠け、復旧に時間とコストがかかっていた。さらに、アーク放電の発生を防止する構成や電圧を制御する構成を含む場合には、安全リレー全体としてコストアップや大型化するおそれがある。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、メインスイッチにアーク放電が発生することを防止し、安全リレーなどの機械的な安全機構のコストダウンおよび小型化を図ると共に、電源から負荷へ電力供給可能な駆動装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に記載の発明の構成上の特徴は、
電源とグランドの間である電路に設けられた負荷へ電力供給をする駆動装置であって、
前記電路に直列に設けられ、負荷と直列に接続され、制御信号に応じて相互に等しく開閉する複数のメインスイッチと、
前記負荷と並列に接続され、前記メインスイッチが開状態の場合に非励磁状態となり、前記メインスイッチが閉状態の場合に励磁状態となり、前記負荷のインピーダンスよりも大きなインピーダンスに設定されている第一のコイルと、
前記負荷と直列に接続され且つ前記第一のコイルに並列に接続され、前記第一のコイルが励磁状態の場合に閉状態となり、前記第一のコイルが非励磁状態の場合に開状態となる第一のスイッチと、
を備えることである。
請求項2に記載の発明の構成上の特徴は、請求項1において、
さらに、前記負荷が設けられる前記電路と異なる前記電路に設けられ、前記制御信号が出力されている場合に励磁状態となることで前記メインスイッチを閉状態とし、前記制御信号が出力されていない場合に非励磁状態となることで前記メインスイッチを開状態とするメインコイルを備えることである。
請求項3に記載の発明の構成上の特徴は、請求項2において、
前記メインスイッチと前記メインコイルとによりメインリレーを構成し、
前記第一のスイッチと前記第一のコイルとにより第一のリレーを構成し、
前記第一のリレーは、前記メインリレーよりも耐久性が高いリレーに設定していることである。
上記の課題を解決するため、請求項4に記載の発明の構成上の特徴は、
電源とグランドの間である電路に設けられた負荷へ電力供給をする駆動装置であって、
前記電路に設けられ、負荷と直列に接続され、制御信号に応じて開閉するメインスイッチと、
前記負荷と並列に接続され、前記メインスイッチが開状態の場合に非励磁状態となり、前記メインスイッチが閉状態の場合に励磁状態となり、前記負荷のインピーダンスよりも大きなインピーダンスに設定されている第一のコイルと、
前記負荷と直列に接続され且つ前記第一のコイルに並列に接続され、前記第一のコイルが励磁状態の場合に閉状態となり、前記第一のコイルが非励磁状態の場合に開状態となる第一のスイッチと、
前記負荷が設けられる前記電路と異なる前記電路に設けられ、前記制御信号が出力されている場合に励磁状態となることで前記メインスイッチを閉状態とし、前記制御信号が出力されていない場合に非励磁状態となることで前記メインスイッチを開状態とするメインコイルと、
を備え、
前記メインスイッチと前記メインコイルとによりメインリレーを構成し、
前記第一のスイッチと前記第一のコイルとにより第一のリレーを構成し、
前記第一のリレーは、前記メインリレーよりも耐久性が高いリレーに設定していることである。
請求項5に記載の発明の構成上の特徴は、請求項3または4において、
前記第一のコイルは、前記メインコイルよりも等しい電流値に対して強い電磁力が発生するコイルに設定していることである。
請求項6に記載の発明の構成上の特徴は、請求項3〜5の何れか一項において、
前記第一のスイッチは、前記開状態で接点を前記第一のスイッチにおける初期位置方向に復帰する第一のバネを有し、
前記メインスイッチは、前記開状態で接点を前記メインスイッチにおける初期位置方向に復帰するメインバネを有し、
前記第一のバネは、前記メインバネよりもバネ定数が大きいバネに設定していることである。
請求項1に係る発明によると、メインスイッチの開閉状態に連動して第一のスイッチが開閉し、負荷への電力供給がオンオフされる構成となっている。詳細には、メインスイッチが閉状態となった後に第一のコイルが所定の電磁力を発生させるまでの間、第一のスイッチは開状態を維持する。その後、第一のコイルが所定の電磁力を発生させた瞬間に、第一のスイッチが閉状態となる。このように、メインスイッチが閉状態になった時に対して、負荷へ電力供給が開始されるタイミングを一定時間だけ遅延させることができる。これにより、電力供給が開始される直前において、電気的に最後に接続される箇所が第一のスイッチの接点となる。
そして、メインスイッチが閉状態となる瞬間には、第一のコイルに電流が流れる状態となるが、第一のスイッチが開状態であるため負荷には電流が流れない。その後、第一のスイッチが閉状態となる瞬間には、第一のコイルおよび負荷に電流が流れる状態となる。ここで、第一のコイルのインピーダンスは負荷のインピーダンスよりも大きく設定されている。従って、メインスイッチが閉状態となる瞬間に流れる電流は、第一のスイッチが閉状態となる瞬間に流れる電流よりも小さくなる。当然に、メインスイッチが閉状態となる瞬間に流れる突入電流も、第一のスイッチが閉状態となる瞬間に流れる突入電流よりも小さくなる。
そのため、メインスイッチの接点と第一のスイッチの接点とにおいて、アーク放電が発生する可能性が高い方は、第一のスイッチの接点となる。このように、メインスイッチと第一のスイッチを備える駆動装置において、アーク放電が発生する場合には、第一のスイッチの接点とすることができる。つまり、アーク放電により溶着などが発生して故障するスイッチは、メインスイッチではなく、第一のスイッチとなる。そして、メインスイッチがどのような構成であっても、アーク放電による故障は第一のスイッチとなる。従って、メインスイッチを交換することなく、第一のスイッチを交換することで、簡易に復旧することができる。
さらに、電源から負荷へと電源供給が開始される場合において、メインスイッチの接点にアーク放電が発生することを大幅に抑制することができる。よって、メインスイッチについて、アーク放電に係る対策を減らし、負荷が必要とする定常電流に対する必要最小限の構成とすることで、メインスイッチのコストダウンや小型化を図ることができる。
さらに、駆動装置は、複数のメインスイッチを直列に接続し、同一の制御信号に応じて相互に等しく電力供給を開閉するように多重化された構成となっている。このような場合には、同型のメインスイッチであっても、配置箇所や個体差などに起因して、アーク放電がどのメインスイッチの接点で発生するか特定することは困難である。そのため、従来は、アーク放電によりメインスイッチの何れかの接点が溶着などを生じたとしても、全てのメインスイッチを交換する必要があった。
しかし、本発明によれば、全てのメインスイッチが閉状態となって初めて第一のスイッチが遅延して閉状態となるため、アーク放電が発生する場合には、第一のスイッチの接点にすることができる。従って、アーク放電により溶着などが生じる可能性があるのは、第一のスイッチとなる。つまり、第一のスイッチを交換することで足り、メインスイッチを何ら交換する必要はない。従来、複数のメインスイッチ全てを交換していたのに対して、第一のスイッチのみを交換すればよいため、メンテナンスコストの大幅な低減が可能となる。
請求項2に係る発明によると、電源とグランドの間である電路であり且つ負荷が設けられた電路とは異なる電路にメインコイルが設けられる構成となっている。そして、このメインコイルが制御信号によって励磁状態と非励磁状態となることでメインスイッチの閉状態と開状態とを切換えるので、メインコイルが設けられた電路よりも負荷が設けられた電路に大きな電流を流すことができる。換言すれば、メインコイルに供給する小さい電力によって、メインスイッチを開閉することができる。さらに、このような回路構成とすることで、負荷が設けられる電路には、大きな突入電流が流れる可能性が高くなる。つまり、アーク放電が発生しやすくなる。このような場合であっても、第一のスイッチでアーク放電が発生するようにしているため、メインスイッチの低コスト化を図ることができ、且つ、メンテナンス性を向上することができる。
請求項3および請求項4に係る発明によると、アーク放電が発生する可能性が高い第一のスイッチを構成に含む第一のリレーの耐久性を、メインリレーの耐久性に比べて高く設定した構成となっている。従来、特に複数のメインリレーを設ける場合には、アーク放電が発生する箇所を特定できなかったため、全体にアーク放電に係る対策を施す場合があった。しかし、本発明によれば、アーク放電が発生する箇所を第一のリレーの第一のスイッチとすることができるため、第一のリレーをメインリレーに比べて高耐久性に設定することで、駆動装置としてアーク放電に対する耐久性が高くなり、全体の故障率を低下できる。よって、メインスイッチの故障に起因して設備機械が停止し生産性が低下することを防ぐことができる。

請求項5に係る発明によると、高耐久性の駆動装置を実現できる。つまり、第一のリレーは、第一のコイルが発生する強い電磁力により第一のスイッチの接点を当接させることができる。また、第一のコイルは、負荷が設けられた電路上であるため、第一のコイルは強い電磁力を発生するコイルに設定することができる。
請求項6に係る発明によると、高耐久性の駆動装置を実現できる。つまり、第一のリレーは、バネ定数が大きいバネにより第一のスイッチの接点を初期位置の方向に復帰させることができる。これにより、第一のスイッチにアーク放電が繰り返し発生し、接点同士が溶着した場合であっても、溶着が軽度であればバネの復帰力により剥離させることができる。
実施形態の駆動装置を用いた安全システム1について図1,2を参照して説明する。図1は、検知装置付きの駆動装置4を用いた安全システム1の構成図である。図2は、メインリレー11a(11b)と検知スイッチS1−2(S2−2)との関係を示す模式図であり、図2(a)は、制御信号が出力されていない場合の模式図であり、図2(b)は、制御信号が出力されている場合の模式図である。
安全システム1は、図1に示すように、電源2と、負荷3と、駆動装置4と、制御装置30を主体として構成される。本実施形態において、電源2は、負荷3と制御装置30に対して、例えば24[V]の電圧で電力供給する直流電源である。負荷3は、工作機械などを含む設備機械のアクチュエータのターミナルである。駆動装置4は、メインリレーユニット10a,10bと、第一のリレー20を備え、電源2から負荷3への電力供給のオンオフを切換えている。
メインリレーユニット10a,10bは、それぞれ同型のメインリレー11a,11bと、同型の検知回路40a,40bを有している。メインリレー11a,11bは、後述する制御回路32から出力される制御信号に応じてそれぞれ開閉する機械式リレーである。つまり、メインリレーユニット10a,10bは、全体として制御信号に応じて電源2から負荷3への電力供給を行うための、基準スイッチとなる。なお、制御回路32から出力される制御信号は、電気信号である。検知回路40a,40bの詳細については、後述する。
メインリレー11aは、メインコイルK1とメインスイッチS1−1を有する機械式リレーである。メインコイルK1は、負荷3が設けられている電路とは異なる電路に設けられている。制御回路32から制御信号が出力されることによって、このメインコイルK1に電力供給がされると、メインコイルK1は励磁状態となり電磁力を発生する。また、制御回路32から制御信号が出力されていない状態であれば、メインコイルK1への電力供給が切断され、メインコイルK1は、非励磁状態となり電磁力を発生しない。
メインスイッチS1−1は、メインコイルK1が励磁状態となり電磁力を発生すると閉状態となり、メインコイルK1が非励磁状態となり電磁力を発生しないと開状態となる。具体的には、メインコイルK1が電磁力を発生すると、メインスイッチS1−1の接点がこの電磁力により接近する。その後、接点同士が当接することで、メインスイッチS1−1が閉状態となる。また、メインコイルK1に制御信号が出力されなくなり、メインコイルK1への電力供給が切断されると、メインコイルK1は電磁力を発生しなくなる。その後、メインスイッチS1−1の接点は、メインバネ(図示しない)の初期位置方向への反発力によって初期位置に復帰する。これにより、メインスイッチS1−1は開状態となる。このように、メインリレー11aは、制御信号の出力の有無によって、スイッチとして開閉状態を切換えられる。
また、メインスイッチS1−1は、負荷3が設けられている電路に設けられている。つまり、メインスイッチS1−1は、負荷3に直列に接続されている。具体的には、メインスイッチS1−1の一方の接点は電源2に接続され、メインスイッチS1−1の他方の接点は、もう一つのメインスイッチS2−1および第一のリレー20の第一のスイッチ22を介して、負荷3の正極端子に接続されている。一方、メインコイルK1は、負荷3が設けられている電路とは異なる電路に接続されている。
このように、メインコイルK1が設けられている電路と、メインスイッチS1−1が設けられている電路を異なる電路とすることで、比較的小さな電力で電源2から負荷3への電力供給を制御することができる。さらに、メインコイルK1が設けられている電路に流れる電流と、メインスイッチS1−1が設けられている電路に流れる電流とを異なるようにできる。従って、メインコイルK1および制御回路32を含む電路に流れる電流を小さくし、且つ、負荷3が設けられている電路に流れる電流を大きくすることができる。
メインリレー11bは、メインコイルK2とメインスイッチS2−1を有する機械式リレーである。このメインリレー11bは、メインリレー11aと同型であるため、詳細な説明を省略する。メインリレー11bのメインスイッチS2−1は、メインリレー11aのメインスイッチS1−1と直列に接続されている。具体的には、メインスイッチS2−1の一方の接点は、メインスイッチS1−1の他方の接点に接続され、他方の接点は、第一のリレー20の第一のスイッチ22を介して負荷3の正極端子に接続されている。
また、メインコイルK2は、制御回路32からメインコイルK1に出力される制御信号と同一の制御信号に応じて、励磁状態となったり、非励磁状態となったりする。つまり、メインスイッチS2−1は、制御回路32が出力する同一の制御信号に応じて、メインスイッチS1−1と相互に等しく開閉状態を切換える。具体的には、制御回路32が制御信号を出力する場合には、メインスイッチS1−1,S2−1は共に閉状態となる。一方、制御回路32が制御信号を出力していない場合には、メインスイッチS1−1,S2−1は共に開状態となる。つまり、駆動装置4は、2つのメインリレーユニット10a,10bにおけるメインリレー11a,11bのメインスイッチS1−1,S2−1を直列に接続して二重化されている。
第一のリレー20は、第一のコイル21と第一のスイッチ22を有する機械式リレーである。第一のコイル21は、負荷3に並列に接続され、メインスイッチS1−1,S2−1に直列に接続されている。より具体的には、第一のコイル21の一端は、メインスイッチS2−1の他方の接点に接続され、且つ、負荷3の正極端子に接続されている。第一のコイル21の他端は、グランドに接続され、且つ、負荷3の負極端子に接続されている。この第一のコイル21は、メインリレーユニット10a,10bのメインスイッチS1−1,S2−1が閉状態に切換えられることで、電源2から電力供給がされる。そうすると、第一のコイル21は、励磁状態となり電磁力を発生する。一方、第一のコイル21は、メインリレーユニット10a,10bのメインスイッチS1−1,S2−1が開状態に切換えられることで、電源2からの電力供給が切断される。従って、第一のコイル21は非励磁状態となり電磁力を発生しない。
第一のスイッチ22は、第一のコイル21に並列に接続され、且つ、負荷3に直列に接続されている。具体的には、第一のスイッチ22の一方の接点は、第一のコイル21の正極端子、および、メインスイッチS2−1の他方の接点に接続されている。第一のスイッチ22の他方の接点は、負荷3の正極端子に接続されている。
この第一のスイッチ22は、第一のコイル21が励磁状態となり電磁力を発生すると閉状態となり、第一のコイル21が非励磁状態となり電磁力を発生しないと開状態となる。具体的には、第一のコイル21が電磁力を発生すると、第一のスイッチ22の接点がこの電磁力により接近する。その後、接点同士が当接することで、第一のスイッチ22が閉状態となる。そうすると、負荷3に直列に設けられているスイッチ全て、すなわちメインスイッチS1−1,S2−1および第一のスイッチ22が閉状態となることで、電源2から負荷3へ電力供給がされる。また、第一のコイル21への電力供給が切断されると、第一のコイル21は電磁力を発生しなくなる。その後、第一のスイッチ22の接点は、第一のバネ(図示しない)の初期位置方向への反発力によって初期位置に復帰する。これにより、電源2から負荷3に電力供給がされないオフ状態となる。
また、第一のコイル21のインピーダンスは負荷3のインピーダンスよりも大きく設定されている。このことが、後述するように、アーク放電の発生箇所を、メインスイッチS1−1,S2−1ではなく、第一のスイッチ22にすることができる。さらに、第一のコイル21には、負荷3が動作するための比較的大きな電力が電源2から供給されている。
また、第一のコイル21は、メインコイルK1,K2よりも、等しい電流値に対して強い電磁力が発生するコイルに設定されている。さらに、第一のスイッチ22に用いられる第一のバネは、メインスイッチS1−1,S2−1に用いられるメインバネよりも、バネ定数が大きいバネに設定されている。つまり、第一のリレー20は、メインリレー11a,11bよりも耐久性が高いリレーに設定されている。
制御装置30は、電源回路31と、制御回路32と、判定回路33とを有している。電源回路31は、電源2から電力供給される直流電圧を制御回路32へと安定的に供給している。制御回路32は、電源回路31から電力供給され、図示しない各センサなどからの情報および判定回路33による判定結果に基づき、電源2から負荷3へと電力供給するべきかを判断し、制御している。この各センサは、例えば工作機械などの場合、緊急停止ボタンやライトカーテンなどが含まれる。例えば、緊急停止ボタンが押された場合またはライトカーテンにて物体を検知した場合には、制御回路32は制御信号をメインコイルK1,K2へ出力しない。一方、緊急停止ボタンが押されていない場合またはライトカーテンにて物体を検知していない場合には、制御回路32は制御信号をメインコイルK1,K2へ出力する。また、制御回路32は、判定回路33による判定結果により、メインリレーユニット10a,10bが正常に機能しているかを監視している。仮に、判定回路33によりメインリレーユニット10aまたはメインリレーユニット10bに異常があると判定された場合には、制御回路32は、制御信号の出力を停止して、メインスイッチS1−1,S2−1を開状態とする。
判定回路33は、制御回路32が出力する制御信号と、後述する検知装置40a,40bの検知結果とに基づき、メインリレー11a(11b)のメインスイッチS1−1(S2−1)に溶着やロッキングなどの不具合が発生していないか判定する。そして、判定回路33は、この判定結果を制御回路32へと出力する。
検知装置40aは、検知スイッチS1−2と、検知回路41aとを有している。検知スイッチS1−2の一方の接点は、電源回路31に接続され、検知スイッチS1−2の他方の接点は、検知回路41aを介してグランドに接続されている。さらに、検知スイッチS1−2は、図2(a)(b)に示すように、メインスイッチS1−1と連動するように物理的に繋げられている。具体的には、検知スイッチS1−2の一方の接点が、メインスイッチS1−1の他方の接点に連動する。図2(a)に示すように、メインコイルK1に制御信号が出力されていない場合には、メインスイッチS1−1は開状態となる。この時、検知スイッチS1−2は閉状態となるように設定されている。一方、図2(b)に示すように、メインコイルK1に制御信号が出力されている場合には、メインスイッチS1−1は閉状態となる。この時、検知スイッチS1−2は開状態となる。
検知回路41aは、検知スイッチS1−2の開閉状態を検知するために、トランジスタ回路などにより構成されている。つまり、検知回路41aは、検知スイッチS1−2への信号の有無を計測し、計測結果を判定回路33に出力している。なお、本実施形態において、検知装置40aは、検知回路41aにより検知スイッチS1−2の開閉状態を検知するものとしたが、その他に、メインスイッチS1−1または検知スイッチS1−2の開閉状態を検知可能な手段として、例えば、接触センサなどを用いることも可能である。
検知装置40bは、検知スイッチS2−2と、検知回路41bとを有している。検知装置40bは、メインスイッチS2−1を対象とするもので、構成および作用については、検知装置40aと同様なので説明を省略する。
本実施形態の駆動装置4において、それぞれのメインリレーユニット10a,10bは、いわゆる安全リレーと称されるものである。詳細には、図2に示すように、安全リレーは、メインコイルK1(K2)と、メインスイッチS1−1(S2−1)と、メインスイッチS1−1(S2−1)に連動する検知スイッチS1−2(S2−2)と、制御回路32と、判定回路33とにより構成されるものを言う。つまり、制御回路32がメインリレー11a(11b)を制御することで負荷3への電力供給をオンオフすると共に、これらが正常に動作しているかを監視している。よって、いずれか1つのメインスイッチにおいて接点の溶着などの不具合が生じた場合でも、その他の接点が負荷3への電力供給をオフ状態に維持されることを保証する。また、この不具合が解消するまで負荷3への電力供給をオン状態にできないように制御している。このように、本実施形態では、安全リレーであるメインリレーユニット10aおよび10bを直列に接続することにより二重化し、さらなる安全化を図っているものである。
次に、上述した安全システム1の基本的な動作について図3を参照して説明する。図3は、メインリレーユニット10a,10bが正常時の各部位における信号のタイミングチャートである。
電源2が負荷3へ電力供給をしていないオフ状態(時刻t)において、制御装置30はメインリレーユニット10a,10bに制御信号の出力を開始する。この時、位置Pにおける信号がONとなる(時刻t)。メインリレーユニット10aのメインコイルK1およびメインリレーユニット10bのK2は、制御信号により励磁状態となり電磁力を発生する。この電磁力はメインバネの復帰力よりも強いため、メインスイッチS1−1,S2−1の接点は接近し、その後接点同士が当接する。つまり、メインスイッチS1−1,S2−1は、閉状態となる。
この時、メインスイッチS1−1,S2−1は閉状態となるが、負荷3に直列接続されている第一のスイッチ22は開状態であるので、この段階では電力2から負荷3へ電力供給がされない。ただし、第一のスイッチ22と並列接続されている第一のコイル21には、メインスイッチS1−1,S2−1が閉状態となることで、電力供給がされる。
次に、第一のリレー20の第一のコイル21は、メインスイッチS1−1,S2−1の閉状態により電源2より電力供給がされ、励磁状態となることにより電磁力を発生する。この電磁力は第一のバネの復帰力よりも強いため、第一のスイッチ22の接点は接近し、その後接点同士が当接する。つまり、第一のスイッチ22が閉状態となる。その結果、電源2から負荷3へ電力供給がされる(時刻t)。
ここで、第一のコイル21の電力供給がされた時刻tから、第一のコイル21の電磁力により第一のスイッチ22が閉状態となる時刻tまでには、僅かながら時間を要する。また、第一のコイル21は、負荷3よりもインピーダンスが大きく設定されている。従って、時刻tから時刻tに達するまでの間は、負荷3が必要とする定常電流と比較して小さい電流が供給される。これにより、この段階において非常に大きな突入電流が流れることを防止している。そのため、メインスイッチS1−1およびS2−1の接点でアーク放電が発生する可能性は低い。
また、負荷3のインピーダンスは第一のコイル21のインピーダンスより小さく設定されている。そのため、第一のスイッチ22が閉状態となった瞬間tに大きな突入電流が電源2から負荷3へと流れ、駆動装置4の回路内でアーク放電が発生する可能性がある。しかし、この時には既に閉状態となっているメインスイッチS1−1およびS2−1の接点ではアーク放電は発生しない。一方で、電気的に最後に接続された第一のスイッチ22の接点では、アーク放電が発生しやすい状態となる。つまり、駆動装置4においてアーク放電が発生する場合には、第一のスイッチ22の接点とすることができる。
メインスイッチS1−1,S2−1が閉状態となった場合に、第一のリレー20は、電源2から負荷3へと電源供給が開始されるタイミングを一定時間だけ遅延させることができる。さらに、第一のコイル21のインピーダンスを負荷3のインピーダンスより大きく設定している。これにより、アーク放電が発生する箇所を第一のスイッチ22の接点に誘導し、メインスイッチS1−1,S2−1にアーク放電が発生することを防いでいる。よって、メインスイッチS1−1,S2−1について、アーク放電に係る対策を減らし、負荷3が必要とする定常電流に対する必要最小限の構成とすることで、メインスイッチS1−1,S2−1のコストダウンや小型化を図ることができる。また、この時の遅延時間(t−t)はリレーの特性に依存し、例えば、約5[ms]である。
また、メインリレーユニット10a,10bへの制御信号の出力が停止した場合には、メインコイルK1,K2が電磁力を発生しなくなる。よって、メインスイッチS1−1,S2−1の接点は、メインバネにより初期位置へと復帰し、開状態となる(時刻t)。そして、いずれかのメインリレー11a,11bが開状態なった時点で、電源2から負荷3および第一のコイル21への電力供給が停止する。そして、第一のコイル21が電磁力を発生しなくなり、第一のスイッチ22の接点は第一のバネにより初期位置へと復帰し、第一のスイッチ22は開状態となる。(時刻t)。
以上説明したように、アーク放電が発生する場合には、メインスイッチS1−1,S2−1ではなく、第一のリレー20の第一のスイッチ22で発生するようにすることができる。特に、本実施形態のように、駆動装置4が複数のメインリレーユニット10a,10bを有する構成とした場合に有効である。複数のメインリレーユニット10a,10bのメインリレー11a,11bが同型であっても、配置箇所や個体差などに起因して、アーク放電がどのメインリレー11a,11bの回路内で発生するか特定することができないので、全体にアーク放電の対策を施す必要がある。しかし、複数のメインリレーユニット10a,10bからなる構成であっても、本発明によればアーク放電が発生する箇所を第一のスイッチ22の接点とすることができるため、アーク放電の対策が不要となる。これにより、メインリレーユニット10a,10bは、定常電流に対する必要最低限の構成とすることができ、コストダウンや小型化を図ることができる。
また、アーク放電が発生する箇所は第一のリレー20とされるため、第一のリレー20をメインリレー11a,11bに比べて高耐久性に設定することで、駆動装置4全体としてアーク放電に対する耐久性が高くなり、安全システム1の全体の故障率を低下できる。よって、メインリレーユニット10aまたはメインリレーユニット10bの故障に起因して設備機械が停止し生産性が低下することを防ぐことができる。第一のリレー20を高耐久性とする手段として、例えば、第一のコイル21が大きな電磁力を発生するコイルに設定したり、第一のバネのバネ定数を大きいものに設定したりすることで実現できる。これにより、第一のスイッチ22にアーク放電が繰り返し発生し、接点同士が溶着した場合であっても、溶着が軽度であればバネの復帰力により剥離させることができる。
また、本実施形態では、駆動装置4は、メインリレーユニット10a,10bがそれぞれ機械式リレーであるメインリレー11a,11bを有する構成とした。しかし、接点を持たない回路であっても突入電流によって不具合が生じる場合には本発明が有用である。また、メインリレーユニット10a,10bは電気信号である制御信号により、電力供給をオンオフするものとしたが、手動による場合でも本発明によれば、メインリレーユニット10a,10bの回路内にアーク放電が発生することを防止することができる。
ここで、本実施形態の安全システム1の駆動装置4について、図3,4を参照して、メインスイッチS1−1が故障した場合について説明する。図4は、メインスイッチS1−1が故障した時の各部位における信号のタイミングチャートである。
駆動装置4は、安全リレーである複数のメインリレーユニット10a,10bを備える。そして、メインリレーユニット10a,10bは、それぞれ機械式リレーであるメインリレー11a,11bを備える。つまり、駆動装置4は、メインリレー11a,11bのメインスイッチS1−1,S2−1が同一の制御信号に応じて相互に等しく開閉することで、二重化されている。そして、メインリレーユニット10a,10bと、そのメインリレー11a,11bが正常に動作しているかを検知する手段(検知装置40a,40b)と、検知結果に基づき制御を行う手段(制御装置30)とを備える。このような構成とすることで、いずれかのメインスイッチS1−1(S2−1)に不具合が生じた場合でも、異常を検知し、また、電源2から負荷3への電力供給をオフ状態にし、作業者の安全を確保するものである。
メインスイッチS1−1など各スイッチ素子が正常な場合には、それぞれの信号は図3のようなONまたはOFFとなる。ところで、上述したように、第一のリレー20により、メインスイッチS1−1,S2−1にアーク放電が生じないようにできる。しかし、長期間の使用により、小さな電流であっても、メインスイッチS1−1,S2−1が劣化し、アーク放電が生じやすい状態となるおそれがある。このような場合について説明する。
図4の時刻tにおいて、メインスイッチS1−1がアーク放電の発生により接点が溶着してしまった場合を考える。その後、時刻tを経過し、負荷3に電力供給がされ駆動している時刻tでは、位置Pの信号もONであるため、検知スイッチS1−2,S2−2の信号と基づいて判定回路33は、正常であると判断する。
しかし、時刻tにおいて、制御回路32が制御信号の出力を停止したとしても、接点が溶着してしまったメインスイッチS1−1はONが保持される。これにより、検知スイッチS1−2はOFFの状態が保持される。検知回路41aは、検知スイッチS1−2のOFFの状態を検知し、この検知結果に基づき制御装置30の判定回路33がメインリレーユニット10aに異常があると判定する。制御回路32は、この判断結果に基づき、設備機械の緊急停止や作業者への通知などの安全措置をとる。
また、駆動装置4は上述したように、メインリレーユニット10aおよびメインリレーユニット10bにより二重化されているので、時刻tにおいて、異常のないメインスイッチS2−1は信号がOFFとなり、これに連動して検知スイッチS2−2はONとなる。よって、時刻tでは、電源2からの電力供給が停止し、負荷3の駆動が停止すると共に、第一のスイッチ22がOFFの状態となる。
以上説明したように、本発明を用いた安全システム1は、制御装置30が各センサなどの情報および検知装置40a,40bの検知結果に基づき負荷3への電力供給を制御し、アーク放電に対する耐久性の高い駆動装置4が制御信号に基づき電力供給をオンオフすることで、回路内で溶着などの不具合が生じた場合でも、その他の接点がオフ状態に維持されることを機械的な安全機構によって高水準に保証している。また、本実施形態では、駆動装置4は複数のメインリレーユニット10a,10bによって二重化したものとしたが、設備機械の危険性のレベルによっては、さらに多重化する場合や、メインリレーユニット10aを単体で使用するだけでも十分な場合もある。
その他、第一のリレー20は、アーク放電がメインリレーユニット10a,10bの回路内で発生しないように自己の回路にアーク放電を誘導している。つまり、アーク放電により溶着などの不具合が生じる場合は、第一のリレー20の回路内であることが予測される。よって、第一のリレー20をユニット化し、容易に交換可能にすることでメンテナンス性を向上できる。また、第一のスイッチ22に対して、メインスイッチS1−1,S2−1と同様に、溶着などが生じていないか検知する回路を設ける構成とすることで、安全システム1全体としての安全性およびメンテナンス性をより向上できる。
本実施形態においては、メインリレー11a,11bを構成するメインスイッチS1−1,S2−1を直列に2つ接続する構成としたが、3つ以上のメインスイッチを直列に接続してもよく、または、並列に接続してもよい。また、同一の制御信号に対してそれぞれのメインスイッチS1−1,S2−1が切換える開閉状態を論理演算して、全体として電力供給をオンオフする構成としてもよい。
駆動装置4を用いた安全システム1の構成図である。 メインリレー11a(11b)と検知スイッチS1−2(S2−2)との関係を示す模式図であり、(a)は制御信号が出力されていない場合の模式図であり、(b)は制御信号が出力されている場合の模式図である。 メインリレーユニット10a,10bが正常時の各部位における信号のタイミングチャートである。 メインスイッチS1−1が故障した時の各部位における信号のタイミングチャートである。
符号の説明
1:安全システム、 2:電源、 3:負荷、 4:駆動装置
10a,10b:メインリレーユニット、 11a,11b:メインリレー
K1,K2:第二のコイル、 S1−1,S2−1:メインスイッチ
20:第一のリレー、 21:第一のコイル、 22:第一のスイッチ
30:制御装置、 31:電源回路、 32:制御回路、 33:判定回路
40a,40b:検知装置、 41a,41b:検知回路
S1−2,S2−2:検知スイッチ

Claims (6)

  1. 電源とグランドの間である電路に設けられた負荷へ電力供給をする駆動装置であって、
    前記電路に直列に設けられ、負荷と直列に接続され、制御信号に応じて相互に等しく開閉する複数のメインスイッチと、
    前記負荷と並列に接続され、前記メインスイッチが開状態の場合に非励磁状態となり、前記メインスイッチが閉状態の場合に励磁状態となり、前記負荷のインピーダンスよりも大きなインピーダンスに設定されている第一のコイルと、
    前記負荷と直列に接続され且つ前記第一のコイルに並列に接続され、前記第一のコイルが励磁状態の場合に閉状態となり、前記第一のコイルが非励磁状態の場合に開状態となる第一のスイッチと、
    を備えることを特徴とする駆動装置。
  2. 請求項1において、
    さらに、前記負荷が設けられる前記電路と異なる前記電路に設けられ、前記制御信号が出力されている場合に励磁状態となることで前記メインスイッチを閉状態とし、前記制御信号が出力されていない場合に非励磁状態となることで前記メインスイッチを開状態とするメインコイルを備えることを特徴とする駆動装置。
  3. 請求項2において、
    前記メインスイッチと前記メインコイルとによりメインリレーを構成し、
    前記第一のスイッチと前記第一のコイルとにより第一のリレーを構成し、
    前記第一のリレーは、前記メインリレーよりも耐久性が高いリレーに設定していることを特徴とする駆動装置。
  4. 電源とグランドの間である電路に設けられた負荷へ電力供給をする駆動装置であって、
    前記電路に設けられ、負荷と直列に接続され、制御信号に応じて開閉するメインスイッチと、
    前記負荷と並列に接続され、前記メインスイッチが開状態の場合に非励磁状態となり、前記メインスイッチが閉状態の場合に励磁状態となり、前記負荷のインピーダンスよりも大きなインピーダンスに設定されている第一のコイルと、
    前記負荷と直列に接続され且つ前記第一のコイルに並列に接続され、前記第一のコイルが励磁状態の場合に閉状態となり、前記第一のコイルが非励磁状態の場合に開状態となる第一のスイッチと、
    前記負荷が設けられる前記電路と異なる前記電路に設けられ、前記制御信号が出力されている場合に励磁状態となることで前記メインスイッチを閉状態とし、前記制御信号が出力されていない場合に非励磁状態となることで前記メインスイッチを開状態とするメインコイルと、
    を備え、
    前記メインスイッチと前記メインコイルとによりメインリレーを構成し、
    前記第一のスイッチと前記第一のコイルとにより第一のリレーを構成し、
    前記第一のリレーは、前記メインリレーよりも耐久性が高いリレーに設定していることを特徴とする駆動装置。
  5. 請求項3または4において、
    前記第一のコイルは、前記メインコイルよりも等しい電流値に対して強い電磁力が発生するコイルに設定していることを特徴とする駆動装置。
  6. 請求項3〜5の何れか一項において、
    前記第一のスイッチは、前記開状態で接点を前記第一のスイッチにおける初期位置方向に復帰する第一のバネを有し、
    前記メインスイッチは、前記開状態で接点を前記メインスイッチにおける初期位置方向に復帰するメインバネを有し、
    前記第一のバネは、前記メインバネよりもバネ定数が大きいバネに設定していることを特徴とする駆動装置。
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