JP5217761B2 - 電子写真現像剤用キャリアとその製造方法及び電子写真現像剤 - Google Patents
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本発明は、トナーに対する帯電付与性能が異なる、磁性を有する芯材粒子の表面を樹脂層で被覆した樹脂被覆粒子を2種以上混合した混合粒子からなることを特徴とする電子写真現像剤用キャリアである。
本発明は、さらに、20nmより小さい粒径を有する粒子の含有量が0〜5質量%、好ましい含有量は0〜3質量%であり、及び/又は、44nmより小さい粒子の含有量が98〜100質量%であることを特徴とする電子写真現像剤用キャリアである。
本発明は、トナーとキャリアを含有する電子写真現像剤であって、前記キャリアは、トナーに対する帯電付与性能が異なる、磁性を有する芯材粒子の表面を樹脂層で被覆した樹脂被覆粒子を2種以上混合した混合粒子からなり、前記トナーの質量平均粒径が3.0〜5.0nmであることを特徴とする電子写真現像剤である。
好ましい本発明は、
好ましい本発明は、電子写真用キャリアを前記電子写真用キャリアに特定した前記電子写真用キャリアの製造方法である。
Wa値=(Qn−Qc)/Qc×100
Wb値=(Qp−Qc)/Qc×100としたとき、
Wa値、Wb値ともに20未満の場合は非常に先鋭であり、優れた帯電性の均一性を有する。Wa値、Wb値いずれかが20未満の場合はある程度先鋭であり、帯電性があまり問題にはならない。Wa値、Wb値ともに20以上の場合は先鋭とは言えず、帯電性能に問題があると考えられる。
Dp={1/Σ(n)}×{Σ(nD)}
Dw={1/Σ(nD3)}×{Σ(nD4)}
ここで、前記式中、Dは、各チャンネルに存在する粒子の代表粒径(nm)を示し、nは、各チャンネルに存在する粒子数である。なお、チャンネルは、粒径分布図における粒径の範囲を等分に分割するための長さであり、本発明においては、チャンネル幅として、2nmを採用することができる。また、各チャンネルに存在する粒子の代表粒径としては、各チャンネルの粒径の下限値を採用することができる。粒径分布を測定するための粒度分析計としては、マイクロトラック粒度分析計(モデルHRA9320−X100、Honewell社製)を用いることができる。
実施例を用いて本発明を更に詳細に説明する。なお、本発明は実施例に限定されるものではない。また部および%は質量基準である。
(樹脂被覆粒子Aの作製)
シリコーン樹脂(SR2411:東レダウコーニングシリコーン社製)に、樹脂固形分100部に対して、60部のアルミナ(平均粒径0.2nm)、5部のカーボン(ライオンアクゾ社製、ケッチェンブラックEC−DJ600)をボールミルを使用して60分間分散し、この分散液を希釈して、固形分10%の分散液を得た。この分散液に、さらにアミノシランカップリング剤(NH2(CH2)3Si(OCH3)3)を、シリコーン樹脂の固形分に対して2部添加・混合して分散液Aを得た。流動床型コーティング装置を用いて、質量平均粒径60nm、嵩密度2.43g/cm3、1kOeでの磁化58emu/gのCuZnフェライト製キャリア芯材粒子5kgの粒子表面に、分散液Aを、100℃の雰囲気下で約30g/minの割合で塗布し、さらに200℃で2時間加熱して、膜厚0.40nmの樹脂被覆粒子Aを得た。膜厚の調整はコート液量により行った。
キャリアAと同様の手法でアミノシランカップリング剤(NH2(CH2)3Si(OCH3)3)を、シリコーン樹脂の固形分に対して4部添加・混合して分散液Bを得た。流動床型コーティング装置を用いて、質量平均粒径60nm、嵩密度2.43g/cm3、1kOeでの磁化58emu/gのCuZnフェライト製キャリア芯材粒子5kgの粒子表面に、分散液Bを、100℃の雰囲気下で約30g/minの割合で塗布し、さらに200℃で2時間加熱して、膜厚0.42nmの樹脂被覆粒子Bを得た。膜厚の調整はコート液量により行った。
キャリアAと同様の手法でアミノシランカップリング剤(NH2(CH2)3Si(OCH3)3)を、シリコーン樹脂の固形分に対して1部添加・混合させて分散液Cを得た。流動床型コーティング装置を用いて、質量平均粒径60nm、嵩密度2.43g/cm3、1kOeでの磁化58emu/gのCuZnフェライト製キャリア芯材粒子5kgの粒子表面に、上記の分散液Cを、100℃の雰囲気下で約30g/minの割合で塗布し、さらに200℃で2時間加熱して、膜厚0.35nmの樹脂被覆粒子Cを得た。膜厚の調整はコート液量により行った。
得られた樹脂被覆粒子A、樹脂被覆粒子B、樹脂被覆粒子Cを用いて、下記のキャリアを作製した。
(実施例1)キャリアAB(配合比:キャリアA50%、キャリアB50%)
(実施例2)キャリアAC(配合比:キャリアA50%、キャリアC50%)
(実施例3)キャリアBC(配合比:キャリアB50%、キャリアC50%)
(実施例4)キャリアD(配合比:キャリアB25%、キャリアC75%)
(実施例5)キャリアE(配合比:キャリアB75%、キャリアC25%)
(比較例1)キャリアA(配合比:キャリアA100%)
(比較例2)キャリアB(配合比:キャリアB100%)
(比較例3)キャリアC(配合比:キャリアC100%)。
<有機微粒子エマルションの合成>
撹拌棒および温度計をセットした反応容器に、水683部、メタクリル酸エチレンオキサイド付加物硫酸エステルのナトリウム塩(エレミノールRS−30、三洋化成工業製)11部、スチレン83部、メタクリル酸83部、アクリル酸ブチル110部、過硫酸アンモニウム1部を仕込み、400回転/分で15分間撹拌したところ、白色の乳濁液が得られた。加熱して、系内温度75℃まで昇温し5時間反応させた。さらに、1%過硫酸アンモニウム水溶液30部加え、75℃で5時間熟成してビニル系樹脂(スチレン−メタクリル酸−アクリル酸ブチル−メタクリル酸エチレンオキサイド付加物硫酸エステルのナトリウム塩の共重合体)の水性分散液[微粒子分散液1]を得た。[微粒子分散液1]をLA−920で測定した質量平均粒径は、105nmであった。[微粒子分散液1]の一部を乾燥して樹脂分を単離した。該樹脂分のTgは59℃であり、質量平均分子量は15万であった。
水990部、[微粒子分散液1]83部、ドデシルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウムの48.5%水溶液(エレミノールMON−7):三洋化成工業製)37部、酢酸エチル90部を混合撹拌し、乳白色の液体を得た。これを[水相1]とする。
冷却管、撹拌機および窒素導入管の付いた反応容器中に、ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物229部、ビスフェノールAプロピレンオキサイド3モル付加物529部、テレフタル酸208部、アジピン酸46部およびジブチルチンオキサイド2部を入れ、常圧で230℃で8時間反応し、さらに10〜15mmHgの減圧で5時聞反応した後、反応容器に無水トリメリット酸44部を入れ、180℃、常圧で2時間反応し、[低分子ポリエステル1]を得た。[低分子ポリエステル1〕は、数平均分子量2500、質量平均分子量6700,Tg43℃、酸価25であった。
冷却管、撹拌機および窒索導入管の付いた反応容器中に、ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物682部、ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物81部、テレフタル酸283部、無水トリメリット酸22部およびジブチルチンオキサイド2部を入れ、常圧で230℃で8時間反応し、さらに10〜15mmHgの減圧で5時間反応した[中間体ポリエステル1]を得た。[中間体ポリエステル1]は、数平均分子量2100、質量平均分子量9500、Tg55℃、酸価0.5、水酸基価51であった。次に、冷却管、撹拌機および窒素導入管の付いた反応容器中に、[中間体ポリエステル1]410部、イソホロンジイソシアネート89部、酢酸エチル500部を入れ100℃で5時間反応し、[プレポリマー1]を得た。[プレポリマー1]の遊離イソシアネート質量%は、1.53%であった。
撹拌棒および温度計をセットした反応容器に、イソホロンジアミン170部とメチルエチルケトン75部を仕込み、50℃で5時間反応を行い、[ケチミン化合物1]を得た。[ケチミン化合物1]のアミン価は418であった。
水35部、フタロシアニン顔料(東洋インキ、FG7351)40部、 ポリエステル樹脂(三洋化成製、RS801)60部をヘンシェルミキサー(三井鉱山社製)で混合し、混合物を2本ロールを用いて150℃で30分混練後、圧延冷却しパルペライザーで粉砕、[マスターバッチ1]を得た。
撹拌棒および温度計をセットした容器に、[低分子ポリエステル1]378部、カルナバWAX11O部、CCA(サリチル酸金属錯体E−84:オリエント化学工業)22部、酢酸エチル947部を仕込み、撹拌下80℃に昇温し、80℃のまま5時間保持した後、1時問で30℃に冷却した。次いで容器に[マスターバッチ1]500部、酢酸エチル500部を仕込み、1時間混合し[原料溶解液1]を得た。[原料溶解液1]1324部を容器に移し、ビーズミル(ウルトラビスコミル、アイメックス社製)を用いて、送液速度1kg/hr、ディスク周速度6m/秒、0.5mmジルコニアビーズを80体積%充填、3パスの条件で、カーボンブラック、WAXの分散を行った。次いで、[低分子ポリエステル1]の65%酢酸エチル溶液1324部加え、上記条件のビーズミルで1パスし、[顔料・WAX分散液1]を得た。[顔料・WAX分散液1]の固形分濃度(130℃、30分)は50%であった。
[顔料・WAX分散液1]648部、[プレポリマー1]を154部、[ケチミン化合物1]6.6部を容器に入れ、TKホモミキサー(特殊機化製)で5,000rpmで1分間混合した後、容器に[水相1]1200部を加え、TKホモミキサーで、回転数13,000rpmで20分間混合し[乳化スラリー1]を得た。
イオン交換水18部をTKホモミキサー(特殊機化製)で2,000rpm回転で撹拌しているところにセロゲンBS−H(第一工業製薬株式会社製)0.75部を少量ずつ添加する。添加し終え20℃に保ちながら30分間撹拌する。得られたセロゲン溶液に、イオン交換水725部、[微粒子分散液1]58部、ドデシルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウムの48.5%水溶液(エレミノールMON−7):三洋化成工業製)147部、酢酸エチル90部を混合撹拌し、乳白色の液体を得た。これを[水相1]とする。
撹拌機および温度計をセットした容器に、[形状制御スラリー1]を投入し、30℃で8時間脱溶剤した後、45℃で4時間熟成を行い、[分散スラリー1]を得た。
[分散スラリー1]100部を減圧濾過した後、
(1)濾過ケーキにイオン交換水100部を加え、TKホモミキサーで混合(12000rpmで10分間)した後、濾過した。
(2)(1)の濾過ケーキに10%水酸化ナトリウム水溶液100部を加え、TKホモミキサーで混合(12000rpmで30分間)した後、減圧濾過した。
(3)(2)の濾過ケーキに10%塩酸100部を加え、TKホモミキサーで混合(12000rpmで10分間)した後、濾過した。
(4)(3)の濾過ケーキにイオン交換水300部を加え、TKホモミキサーで混合(12000rpmで10分間)した後、濾過する操作を2回行い、[濾過ケーキ1]を得た。循風乾燥機を用いて、[濾過ケーキ1]を45℃で48時間乾燥し、目開き75nmメッシュの篩で粗大粒子を除去し、[トナー母体粒子A]を得た。
[トナー母体粒子A]を100部に、平均粒径が15nmのイソブチル処理された疎水性酸化チタン0.8部、平均粒子径12nmのヘキサメチルジシラザン処理された疎水性シリカ0.1部をヘンシェルミキサーにて攪拌翼の周速が20m/sで混合して[トナー1]を作製した。
(電子写真現像剤の作製)
実施例、比較例で作製した各[キャリア]に対し、それぞれ[トナー1]を7質量%となるように添加し、ボールミルで5分間攪拌・混合して評価用の電子写真現像剤を調製した。
<トナーの帯電量>
各電子写真現像剤中のキャリアに対する被覆率が50%のトナーの帯電量を評価した。トナーの帯電量は東芝ケミカル製ブローオフ帯電量測定装置で、測定温度23℃、相対湿度85%で測定した。
各電子写真現像剤中のトナーの帯電量、及び帯電量分布における先鋭化性を評価した。先鋭化性の評価は、すでに説明した先鋭化性の指標Wa値、Wb値によった。
評価基準
Wa値、Wb値ともに15未満:◎(特に優れている。)
Wa値、Wb値ともに15以上20未満:○(優れている。)
Wa値、Wb値いずれか一方が20以上:△(大きな問題はない。)
Wa値、Wb値ともに20以上:×(好ましくない。)とした。
なお、帯電量分布はホソカワミクロン製E−SAPRT(Model EST−II)を用いて、測定温度23℃、相対湿度85%で測定した。
作製した各電子写真現像剤を使用して市販の電子写真画像形成装置(リコー社製、現像手段は、現像スリーブを用いるものであり、現像スリーブと感光体との距離が0.4mm以下であり、現像バイアスとして交流電圧及び直流電圧を印加する方式の装置)で形成した画像の画像品質(具体的には、地汚れ画像の発生)を総合的に判断した。地汚れ画像については、5000枚の画像形成を行い、その後、白紙画像を現像中に停止させ、現像後の感光体上の現像剤をスコッチテープ(住友スリーエム社製)で転写し、未転写のテープの画像濃度との差をスペクトロデンシトメーター(X−Rite社製)により測定して定量評価し、その差が、
0.25未満のものを◎(特に優れている。)
0.25以上0.3未満のものを○(優れている。)
0.3以上0.35未満のものを△(大きな問題はない。)
0.35以上のものを×(好ましくない。)、とした。
各実施例、比較例におけるキャリアを用いた電子写真現像剤の評価結果を表1に示した。
5Y,5C,5M,5K:プロセスカートリッジ 6Y:現像器
7Y,7C,7M,7K:転写ローラ 8:転写ベルト 9:用紙供給部
10:用紙搬送路 11:用紙搬送ローラ 12:用紙カートリッジ 13:定着装置
14:排紙ローラ 15:排紙トレイ 16:用紙反転装置 17:転写装置
18Y:現像スリーブ
20:プロセスカートリッジ 21:感光体 22:帯電器
23:潜像露光 24:現像器 25:現像スリーブ 26:記録紙
27:クリーナ 28:転写装置
Claims (21)
- トナーに対する帯電付与性能が異なる、磁性を有する芯材粒子の表面を樹脂層で被覆した樹脂被覆粒子を2種以上混合した混合粒子からなる電子写真現像剤用キャリアであって、
20nmより小さい粒径を有する粒子の含有量が0〜5質量%であることを特徴とする電子写真現像剤用キャリア。 - トナーに対する帯電付与性能が異なる、磁性を有する芯材粒子の表面を樹脂層で被覆した樹脂被覆粒子を2種以上混合した混合粒子からなる電子写真現像剤用キャリアであって、
44nmより小さい粒子の含有量が98〜100質量%であることを特徴とする電子写真現像剤用キャリア。 - 44nmより小さい粒子の含有量が98〜100質量%であることを特徴とする請求項1に記載の電子写真現像剤用キャリア。
- 前記トナーに対する帯電付与性能が異なる樹脂被覆粒子のそれぞれ単独の帯電付与性能が、トナーとの摩擦帯電量として10μC/g以上の差があることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電子写真現像剤用キャリア。
- 形状係数SF1が100〜120、且つSF2が100〜110であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電子写真現像剤用キャリア。
- 1kOe(79.6A/m)の磁界を印加したときの芯材粒子の磁化が、50〜150emu/gであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電子写真現像剤用キャリア。
- 前記芯材粒子の少なくとも1種は、CuZn系フェライト、MnMgSr系フェライト、Mn系フェライト、又はマグネタイトであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の電子写真現像剤用キャリア。
- 嵩密度が2.1g/cm3以上である芯材粒子を使用することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の電子写真現像剤用キャリア。
- 電気抵抗値が、1011〜1016Ωcmであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の電子写真現像剤用キャリア。
- 前記樹脂層の少なくとも一部が、アミノシランカップリング剤を含有するシリコーン樹脂からなることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の電子写真現像剤用キャリア。
- トナーとキャリアを含有する電子写真現像剤であって、キャリアは請求項1乃至10のいずれか一項に記載の電子写真現像剤用キャリアであることを特徴とする電子写真現像剤。
- 前記トナーの質量平均粒径が3.0〜5.0nmであることを特徴とする請求項11に記載の電子写真現像剤。
- トナーとキャリアを含有する電子写真現像剤であって、
前記キャリアは、トナーに対する帯電付与性能が異なる、磁性を有する芯材粒子の表面を樹脂層で被覆した樹脂被覆粒子を2種以上混合した混合粒子からなり、
前記トナーの質量平均粒径が3.0〜5.0nmであることを特徴とする電子写真現像剤。 - 前記トナーによるキャリアの被覆率が50%のときのトナーの帯電量の絶対値が15〜35μc/gであることを特徴とする請求項11乃至13のいずれか一項に記載の電子写真現像剤。
- トナーに対する帯電付与性能が異なる、磁性を有する芯材粒子の表面を樹脂層で被覆した樹脂被覆粒子を2種以上混合した混合粒子からなる電子写真現像用キャリアの製造方法であって、
磁性材料の粉砕物を分級して、質量平均粒径Dwが21〜32nm、20nmより小さい粒径を有する粒子の含有割合が7質量%以下、36nmより小さい粒子の含有量が90質量%以上で、形状係数SF1が100〜130,SF2が100〜120である芯材粒子を製造する工程と、
該芯材粒子の表面に樹脂被膜を形成する工程を含む製造方法により、少なくとも1種の樹脂被覆粒子を製造することを特徴とする電子写真現像用キャリアの製造方法。 - トナーに対する帯電付与性能が異なる、磁性を有する芯材粒子の表面を樹脂層で被覆した樹脂被覆粒子を2種以上混合した混合粒子からなる電子写真現像用キャリアの製造方法であって、
磁性材料の粉砕物の表面に樹脂被膜を形成して樹脂被膜粒子を得る工程と、
該樹脂被覆粒子を分級して、質量平均粒径Dwを22〜32nm、質量平均粒径Dwと個数平均粒径Dpとの比(Dw/Dp)を1〜1.20、20nmより小さい粒径を有する粒子の含有割合が7質量%以下、36nmより小さい粒子の含有量を90質量%以上、形状係数SF1を100〜130、SF2を100〜120とする工程を含む製造方法により、少なくとも1種の樹脂被覆粒子を製造することを特徴とする電子写真用キャリアの製造方法。 - 請求項15に記載の電子写真用キャリアの製造方法と請求項16に記載の電子写真用キャリアの製造方法を含むことを特徴とする電子写真用キャリアの製造方法。
- 前記電子写真用キャリアは、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の電子写真用キャリアであることを特徴とする請求項15乃至17のいずれか一項に記載の電子写真用キャリアの製造方法。
- 請求項11乃至14のいずれかに記載の電子写真現像剤を用いる現像手段を有することを特徴とする電子写真方式の画像形成装置。
- 前記現像手段は、現像スリーブを用いるものであり、現像スリーブと感光体との距離が0.4mm以下であり、現像バイアスとして交流電圧及び/又は直流電圧を印加することを特徴とする請求項19に記載の画像形成装置。
- 感光体と、該感光体の表面を帯電させる帯電手段と、請求項11乃至14のいずれか一項に記載の電子写真現像剤を含む現像手段と、前記感光体の表面に残存する現像剤を払拭するクリーニング手段とを具備することを特徴とするプロセスカートリッジ。
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