JP5217452B2 - 情報処理装置及びシステム、並びに、記憶領域管理方法及びプログラム - Google Patents
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Description
また、複数の記憶装置を有する分散型ストレージ装置もあり(例えば、下記特許文献1参照)、記憶装置が備える記憶容量は増加の一途をたどっている。
しかしながら、近年、それらHDDやRAID等の記憶装置の記憶容量は非常に大きく、すべての記憶領域に対する試験を実施するには多くの時間が必要となる。なお、多くの時間を要することは人件費や設備費が嵩むことになり、記憶装置の製造コストの増大に直結する。
したがって、大容量のHDDやRAIDを搭載した製品の出荷試験において、すべての製品に対して全記憶領域に係る媒体試験を行なうことは困難である。
そこで、一部の製品や一部の記憶領域に対してのみ試験を行なうことも考えられる。
一方、製品出荷時の出荷試験において十分な時間をかけて全記憶領域に対する品質を保証したとしても、大容量であることから、長期間に渡って未使用となる記憶領域が存在する。その未使用領域に関しては、実際に使用する際に媒体異常などの不具合が発生する可能性が高くなってしまう。
さらに、上記目的を達成するために、この記憶領域管理方法は、記憶部に対するアクセスを行なう処理部が、前記記憶部においてアクセス対象としうる有効記憶領域を管理する方法であって、前記有効記憶領域を前記記憶部のすべての記憶領域のうちの一部の記憶領域に制限し、前記有効記憶領域の使用状況を監視し、監視された前記使用状況に応じて、前記有効記憶領域を拡張する容量を決定し、決定された容量に応じた拡張領域であって前記記憶部の前記一部の記憶領域以外の記憶領域のうちの所定の容量の拡張領域の動作確認試験を行ない、監視された前記使用状況に応じて、前記動作確認試験において正常動作の確認がとれた前記拡張領域を有効化して前記有効記憶領域を拡張する、ことを要件とする。
さらに、有効化部は、その後、動作確認試験部によって正常動作の確認がとれた拡張領域を有効化して有効記憶領域を拡張するので、記憶装置のユーザは、動作確認試験が実施されて正常動作が直前に確認された記憶領域を必ず使用できることになり、良好な品質状態の記憶領域を必ず使用でき、最終的には記憶装置のすべての記憶領域を、正常動作を適切なタイミングで確認した上で使用できる。つまり、ユーザは、動作確認試験を実施し正常動作が確認されてから長期間経過した、不具合の発生のおそれがある記憶領域を使用することがなくなる。
〔1〕本発明の一実施形態について
まず、図1に示すブロック図を参照しながら、本発明の一実施形態としての情報処理システム(以下、本情報処理システムという)1の構成について説明する。図1に示すように、本情報処理システム1は、記憶装置10と情報処理装置20とを備えて構成されている。
ディスク装置11は、例えば、複数の記録媒体(例えば、光ディスク;図示せず)やディスクドライブ(図示せず)によって構成されている。
リード/ライト制御部13は、外部の情報処理装置20からのアクセスに応じてディスク装置11に対するリード処理、即ち、ディスク装置11に記録されたデータの読出処理をディスク装置11のディスクドライブに実行させる。
具体的には、リード/ライト制御部13は、情報処理装置20の後述するコマンド発行部21から発行されたコマンドに応じて処理を行なう。
例えば、使用領域管理部14は、本記憶装置10がATA(AT Attachment)系HDDである場合にはSET_MAX_ADDRESSコマンド、本記憶装置10がSCSI(Small Computer System Interface)系HDDである場合にはMODE_SELECTコマンドにより、ディスク装置11の使用可能な記憶領域を、そのディスク装置11のすべての記憶領域のうちの一部に制限する。つまり、使用領域管理部14は、使用できるHDD容量(以下、有効容量ともいう)を、本来の容量より少ない容量に制限することができる。
情報処理装置20は、記憶装置10に対するアクセスを行なうものであり、コマンド発行部21,処理部22,及びHDD有効容量制御部23を備えている。
インタフェース4は記憶装置10に対するインタフェースであり、インタフェース4として、例えば、PATA(Parallel Advanced Technology Attachment),SATA(Serial Advanced Technology Attachment),SCSI,SAS(Serial Attached SCSI),iSCSI(Internet Small Computer System Interface),FC(Fiber Channel),及びUSB(Universal Serial Bus)のいずれかが用いられる。
また、コマンド発行部21も、このOS5上のHDD関連ドライバ7の一部として実現される。
情報処理装置20のコマンド発行部21は、記憶装置10に対してアクセスを行なうべく、記憶装置10に処理コマンド(例えばリード/ライトコマンド)を発行するものである。つまり、情報処理装置20は、記憶装置10に対するアクセスとして、例えば、記憶装置10が備えるディスク装置11の記憶領域に対するリード処理やライト処理を行なう。
処理部22は、記憶装置10に対するアクセスを行なうものであり、コマンド発行部21にリード/ライトコマンドを発行させることにより、かかるアクセスを実現する。
なお、コマンド発行部21は、HDD有効容量制御部23からの指示に応じて、記憶装置10の制御部12の使用領域管理部14に対して、処理部22がアクセスしうる有効記憶領域を制限もしくは拡張するための有効容量制御コマンド、例えば、上述したSET_MAX_ADDRESSコマンドあるいはMODE_SELECTコマンドを発行する。
出荷時容量設定部24aは、出荷時点、即ち、初期時の有効容量を設定するものである。
なお、出荷時容量設定部24aが有効容量をどの程度に設定するかは、拡張定義ファイル27に予め設定されている。
ここで、図3に示す拡張定義ファイル27について説明すると、拡張定義ファイル27は、種々の設定値、ここでは定義データを保持するものである。
なお、記憶装置10の制御部12の使用領域管理部14は、コマンド発行部21から有効容量制御コマンドを受け取ると、100GB分の記憶領域を使用領域、即ち、有効記憶領域として管理する。例えば、有効容量制御コマンドは有効使用領域を具体的に指定するのではなく、その有効容量のみを指定するものであり、実際にディスク装置11のどの領域を有効使用領域とするかは、使用領域管理部14が決定する。
即ち、記憶装置10は、出荷時には、少なくとも拡張定義ファイル27の出荷時の設定容量分の記憶領域に対しては出荷試験を実行されており、制御部21の使用領域管理部14はどの領域が試験済みであるかを記憶している。そして、使用領域管理部14は、その正常動作確認がとれた記憶領域を有効記憶領域に設定する。
HDD容量拡張部24bは、拡張定義ファイル27に基づいて、有効使用領域を拡張すべく、コマンド発行部21に有効容量制御コマンドを発行させるものである。
使用済み容量確認部25は、ディスク装置11における有効記憶領域の使用状況を監視するものである。
例えば、使用済み容量確認部25は、コマンド発行部21により記憶装置10にコマンドを発行させることで使用済み容量のチェックを行なったり、あるいは、OS5が有する記憶装置10の使用状況データを読み取ったりすることによって、使用状況を確認する。
具体的には、拡張領域試験部26は、HDD容量拡張部24bが拡張した記憶領域に対して、拡張定義ファイル27に保持された試験の内容であるRead試験を、試験の実行方式としてバックグラウンド実行により実行する。
このVerify試験により、拡張領域試験部26は、記憶装置10の読み出し機構とディスク装置11のかかる記憶領域としての記録媒体の正常性を検証する。
このとき、拡張領域試験部26は、読み出したデータと書き込んだデータとを比較することで、記憶装置のデータ記録機能及びかかる記憶領域としての記録媒体の正常性を検証する。
バックグラウンド実行とは、動作確認試験(以下、単に試験ともいう)を情報処理装置20の運用中に実施する方法である。情報処理装置20の運用中に試験を実施するので、拡張領域試験部26は、運用している業務(処理)に対する負荷を考慮した方法で試験を実施する。
(1)拡張領域試験部26は、定期的な間隔で短時間の試験実行を繰り返す。例えば、拡張領域試験部26は、1時間ごとに1分間の試験を実施する。なお、試験の完了前に本情報処理システム1のシステム運用が停止した場合は、拡張領域試験部26は、次回のシステム運用で試験の続きを実行する。
(3)拡張領域試験部26は、本情報処理システム1のシステムの運用と並行して低負荷での試験を実行する。つまり、拡張領域試験部26は、頻繁にCPU2の使用権を開放する、あるいは、記憶装置10へのアクセス単位を小さくする、もしくは、アクセス間隔を所定時間以上あけるなどして、継続的に試験を実行する。
さらに、拡張領域試験部26は、動作確認試験の実行方式として、バックグラウンド実行のほかに、システム起動時実行またはシステム停止時実行をとることもできる。つまり、拡張定義ファイル27が、試験の実行方式としてシステム起動時実行、あるいは、システム停止時実行、もしくは、自己診断機能による試験を保持していれば、その方式に応じて試験を行なう。
従来から、ATA系インタフェースのHDDでは、ホストコンピュータからのコマンド、例えば、ATA規格として定義されているSMART機能のSelective_Self-Testコマンドに従って、任意の記録媒体に対するRead試験を自己診断機能として動作させる機能を有するものがある。
ところで、拡張領域試験部26による試験として、コマンド発行部21からコマンドを受信した記憶装置10の制御部12は、そのコマンドに基づいて試験を行なう。より具体的にはリード/ライト制御部13が試験を行なう。そして、その試験結果、即ち、リード処理あるいはライト処理が正常に実行できたか否かは、まず制御部12が管理する。
また、記憶部10のリード/ライト制御部13は、試験中に、記録媒体系の異常が原因でデータを書き込めない、または、読み出せないという状況が発生しても、その時点で試験を終了させることなく、エラーが発生した記録領域としてのブロックを飛ばして次のブロックから試験を継続して、HDD容量拡張部24bからの要求に応じて拡張した記録領域(ここでは100GB分の記憶領域)に対する試験を完了する。
そして、制御部12は、エラーが発生したブロック数が所定値(例えば、10個程度)以下であるか否かを判断し、所定値以下であれば、試験は正常に終了したものとして扱う。つまり、制御部12は、異常が確認された記憶容量が5.12KB以下であれば試験は正常に終了したものとして扱う。
このように、使用領域管理部14は、異常が確認された記憶領域の容量が所定値以下である場合には、当該異常が確認された記憶領域を使用禁止領域として管理する使用禁止領域管理部として機能する。
一方、制御部12は、エラーが発生したブロック数が所定値よりも多ければ、HDDとしての機能が損なわれていると判断し、試験はエラー終了させ、媒体エラーが発生していることを情報処理装置20の拡張領域試験部26または通知部28に報告する。
このように、通知部28は、拡張領域試験部26によって異常が確認された記憶領域の容量が所定値より多い場合には、記憶装置10が異常であることを外部に通知する。
この場合も、通知部28は、記憶装置10が異常であり交換すべき旨を外部に通知する。
なお、図4に示す例は、情報処理装置20の記憶領域管理部24の出荷時容量設定部24aが、拡張定義ファイル27に基づいて、有効使用領域の容量を100GB分に制限した状態、即ち、図1の出荷時容量11aだけを有効使用領域として制限した状態から処理が開始される。
次いで、使用済み容量確認部25は、拡張定義ファイル27に保持されたチェック間隔、ここでは、24時間に基づいて、現在が記憶装置10における有効使用領域の使用済み容量のチェックタイミングであるか否かを判断する(ステップS2)。
一方、チェックタイミングになれば(ステップS2のYesルート)、使用済み容量確認部25は、有効使用領域の使用率を確認する(ステップS3;使用状況監視ステップ)。なお、使用済み容量確認部25は、最初の使用状況の確認の場合には、ステップS2で必ずチェックタイミングであると判断し、次回以降は、その最初の確認時間から24時間経過したか否かによって、チェックタイミングであるか否かを判断する。
次に、記憶領域管理部24のHDD容量拡張部24bが、使用済み容量確認部25において確認された使用率が、拡張定義ファイル27に保持された拡張を開始する使用率80%以上であるか否かを判断する(ステップS4)。
一方、HDD容量拡張部24bは、使用状況としての使用率が80%以上であると判断すると、拡張定義ファイル27を参照し、拡張する容量の単位100GBを取得する(ステップS5)。つまり、HDD容量拡張部24bは、拡張すべき容量を拡張定義ファイル27に基づいて決定する。
具体的には、HDD容量拡張部24bは、コマンド発行部21を用いて100GB分の記憶領域を拡張するための有効容量制御コマンドを記憶装置10に発行する。
そして、記憶装置10の制御部12の使用領域管理部14は、情報処理装置20から有効容量制御コマンドを受け取ると、100GB分の記憶領域(図1中、“1回目拡張領域”と表記)11bを使用できるように拡張する。
さらに、拡張領域試験部26は、拡張定義ファイル27を参照し、試験の方式を得る(ステップS8)。ここでは、拡張領域試験部26は試験の方式として、バックグラウンド実行を得る。
具体的には、拡張領域試験部26は、コマンド発行部21を用いて、リードコマンドを記憶装置10に発行することによりRead試験を実施する。
このように、拡張領域試験部26は、現在の有効記憶領域の使用状況に応じて動作確認試験を実施する。
一方、拡張領域試験部26による試験により、記憶装置10にエラーが確認されず、拡張領域11bの正常動作の確認がとれれば(ステップS10のNoルート)、拡張領域有効化部24cが、拡張定義ファイル27を参照し、拡張領域11bの有効化を実施する使用率90%を取得する(ステップS12)。
そして、使用済み容量確認部25は、上記ステップS2と同様に、現在が記憶装置10における有効使用領域の使用済み容量のチェックタイミングであるか否かを判断する(ステップS13)。
一方、チェックタイミングになれば(ステップS13のYesルート)、使用済み容量確認部25は、有効使用領域の使用率を確認する(ステップS14;使用状況監視ステップ)。
そして、拡張領域有効化部24cが、使用済み容量確認部25によって確認された使用率が、拡張定義ファイル27に保持された有効化を実施する使用率90%以上であるか否かを判断する(ステップS15)。
一方、拡張領域有効化部24cは、使用状況としての使用率が90%以上であると判断すると、例えば、OS5のファイルシステムの拡張変更を行なうことにより、拡張領域試験部26によって正常動作の確認がとれた拡張領域11bの有効化を実施する(ステップS16)。
次に、記憶領域管理部24、例えば、HDD容量拡張部24bが、拡張定義ファイル27を参照して記憶装置10の全体容量1TBを取得するとともに(ステップS17)、現在の記憶装置10における有効使用領域の有効容量を取得する(ステップS18)。
即ち、HDD容量拡張部24bは、記憶装置10が備えるすべての記憶領域の有効化が完了し、記憶装置10が備えるすべての記憶領域を有効記憶領域として拡張したか否かを判断する。
このように、本発明の一実施形態としての情報処理システム1によれば、記憶領域管理部24が、有効記憶領域を記憶装置10のすべての記憶領域のうちの一部の記憶領域に制限し、その制限した状態から拡張領域試験部26によって正常動作の確認がとれた記憶領域を有効記憶領域として段階的に拡張する。したがって、初期時、例えば、記憶装置10の製品出荷時には、記憶領域管理部24によって制限される一部の記憶領域に対してのみ品質確保のための動作確認試験を行なえばよくなり、試験時間を大幅に短縮できる。その結果、試験に係る人件費や設備費等のコスト低減にも寄与できる。
さらに、記憶領域管理部24は、その後、拡張領域試験部26によって正常動作の確認がとれた記憶領域を有効記憶領域として段階的に拡張するので、記憶装置10のユーザは、動作確認試験が実施されて正常動作が直前に確認された記憶領域を必ず使用できることになり、良好な品質状態の記憶装置10を必ず使用でき、最終的には記憶装置10のすべての記憶領域を、正常動作を適切なタイミングで確認した上で使用できる。つまり、ユーザは、動作確認試験を実施し正常動作が確認されてから長期間経過した、不具合の発生のおそれがある記憶領域を使用することがなくなる。
つまり、HDD容量拡張部24bが、使用率に応じて記憶装置10において使用領域を拡張し、拡張領域試験部26がその拡張された領域の動作確認試験を実施するので、品質保証としての動作確認試験を行なってから、その記憶領域を有効記憶領域として拡張するまでの時間を短くでき、品質保証がとれた記憶領域をより確実に提供できる。
さらに、HDD容量拡張部24bは、使用状況としての使用率が80%になったら記憶装置10において使用領域を拡張し、拡張領域試験部26がその拡張した領域に対して動作確認試験を行なう。
さらに、その後、拡張領域試験部26による動作確認試験が完了し、且つ、使用率が動作確認試験を開始する使用率よりも高い90%以上になると、拡張領域有効化部24cがその拡張領域を有効化することにより、情報処理装置20に対する有効記憶領域を拡張する。
また、拡張領域試験部26によって異常が確認され、その異常が確認された記憶領域の容量が所定値以下である場合には、使用領域管理部14が、その異常が確認された記憶領域を使用禁止領域として管理するので、若干のエラーが発生しただけでディスク装置11の交換等をする必要がなくなる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上述した実施形態では、情報処理装置20が拡張定義ファイル27をそなえ、この拡張定義ファイル27に基づいて種々の処理を実行する場合を例にあげて説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、各定義データを本情報処理システム1のユーザが自由に設定変更できるように構成してもよい。
また、上述した実施形態では、記憶装置10における有効記憶領域の拡張タイミングを、現在の有効記憶領域の使用状況に応じて実行する場合を例にあげて説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、記憶領域管理部24は所定時間おきに有効記憶領域を拡張するように構成してもよい。
さらに、記憶領域管理部24は、使用済み容量確認部25によって算出された増加速度が予め設定した所定値以上であれば、それに応じて拡張する有効記憶領域の容量を多くしてもよい。例えば、記憶領域管理部24は、増加速度が所定値以上であれば、拡張容量単位を100GBではなく、200GBにしてもよい。これにより、情報処理装置20の使用状況に即したより適切な拡張処理を実行でき、有効記憶領域が不足することをより確実に抑止できる。
(付記1)
記憶装置に対するアクセスを行なう情報処理装置であって、
前記記憶装置の記憶領域の動作確認試験を行なう動作確認試験部と、
前記記憶装置においてアクセス対象としうる有効記憶領域を前記記憶装置のすべての記憶領域のうちの一部の記憶領域に制限し、その制限した状態から前記動作確認試験部によって正常動作の確認がとれた記憶領域を前記有効記憶領域として段階的に拡張する記憶領域管理部とを備えていることを特徴とする、情報処理装置。
前記有効記憶領域の使用状況を監視する使用状況監視部を備え、
前記記憶領域管理部が、前記使用状況監視部によって監視された前記使用状況に応じて、前記有効記憶領域を拡張することを特徴とする、付記1記載の情報処理装置。
(付記3)
前記動作確認試験部が、前記使用状況に応じて前記動作確認試験を行なうことを特徴とする、付記2記載の情報処理装置。
前記動作確認試験部が、前記使用状況としての前記有効記憶領域の使用率が第1所定値以上になると、前記動作確認試験を行なうとともに、
前記記憶領域管理部が、前記動作確認試験部による前記動作確認試験が完了し、且つ、前記使用状況としての前記使用率が前記第1所定値よりも大きい第2所定値以上になると、前記有効記憶領域を拡張することを特徴とする、付記3記載の情報処理装置。
記憶部と、
前記記憶部に対するアクセスを行なう処理部と、
前記記憶部の記憶領域の動作確認試験を行なう動作確認試験部と、
前記処理部が前記記憶部においてアクセス対象としうる有効記憶領域を前記記憶部のすべての記憶領域のうちの一部の記憶領域に制限し、その制限した状態から前記動作確認試験部によって正常動作の確認がとれた記憶領域を前記有効記憶領域として段階的に拡張する記憶領域管理部とを備えていることを特徴とする、情報処理システム。
前記記憶部の前記有効記憶領域の使用状況を監視する使用状況監視部を備え、
前記記憶領域管理部が、前記使用状況監視部によって監視された前記使用状況に応じて、前記有効記憶領域を拡張することを特徴とする、付記5記載の情報処理システム。
(付記7)
前記動作確認試験部が、前記使用状況に応じて前記動作確認試験を行なうことを特徴とする、付記6記載の情報処理システム。
前記動作確認試験部が、前記使用状況としての前記有効記憶領域の使用率が第1所定値以上になると、前記動作確認試験を行なうとともに、
前記記憶領域管理部が、前記動作確認試験部による前記動作確認試験が完了し、且つ、前記使用状況としての前記使用率が前記第1所定値よりも大きい第2所定値以上になると、前記有効記憶領域を拡張することを特徴とする、付記7記載の情報処理システム。
前記動作確認試験部によって異常が確認され、前記異常が確認された記憶領域の容量が所定値以下である場合には、当該異常が確認された記憶領域を使用禁止領域として管理する使用禁止領域管理部を備えていることを特徴とする、付記5〜8のいずれか1項に記載の情報処理システム。
前記動作確認試験部によって異常が確認された記憶領域の容量が前記所定値より多い場合には、前記記憶部が異常であることを通知する通知部を備えていることを特徴とする、付記9記載の情報処理システム。
(付記11)
記憶部に対するアクセスを行なう処理部が、前記記憶部においてアクセス対象としうる有効記憶領域を管理する記憶領域管理方法であって、
前記記憶部の記憶領域の動作確認試験を行なう動作確認試験ステップと、
前記有効記憶領域を前記記憶部のすべての記憶領域のうちの一部の記憶領域に制限し、その制限した状態から前記動作確認試験ステップにおいて正常動作の確認がとれた記憶領域を前記有効記憶領域として段階的に拡張する記憶領域管理ステップとを含んでいることを特徴とする、記憶領域管理方法。
前記記憶部の前記有効記憶領域の使用状況を監視する使用状況監視ステップを含み、
前記記憶領域管理ステップにおいて、前記使用状況監視ステップにおいて監視された前記使用状況に応じて、前記有効記憶領域が拡張されることを特徴とする、付記11記載の記憶領域管理方法。
前記動作確認試験ステップは、前記使用状況に応じて行なわれることを特徴とする、付記12記載の記憶領域管理方法。
(付記14)
前記動作確認試験ステップは、前記使用状況としての前記有効記憶領域の使用率が第1所定値以上になると行なわれるとともに、
前記記憶領域管理ステップにおいて、前記動作確認試験ステップが完了し、且つ、前記使用状況としての前記使用率が前記第1所定値よりも大きい第2所定値以上になると、前記有効記憶領域が拡張されることを特徴とする、付記13記載の記憶領域管理方法。
前記動作確認試験ステップにおいて異常が確認され、前記異常が確認された記憶領域の容量が所定値以下である場合には、当該異常が確認された記憶領域を使用禁止領域として管理する使用禁止領域管理ステップを含んでいることを特徴とする、付記11〜14のいずれか1項に記載の記憶領域管理方法。
前記動作確認試験部によって異常が確認された記憶領域の容量が前記所定値より多い場合には、前記記憶部が異常であることを通知する通知ステップを含んでいることを特徴とする、付記15記載の記憶領域管理方法。
(付記17)
記憶部に対するアクセスを行なう処理部が、前記記憶部においてアクセス対象としうる有効記憶領域を管理する機能を、コンピュータに実現させるための記憶領域管理プログラムであって、
前記記憶部の記憶領域の動作確認試験を行なう動作確認試験部、及び、
前記有効記憶領域を前記記憶部のすべての記憶領域のうちの一部の記憶領域に制限し、その制限した状態から前記動作確認試験部によって正常動作の確認がとれた記憶領域を前記有効記憶領域として段階的に拡張する記憶領域管理部として前記コンピュータを機能させることを特徴とする、記憶領域管理プログラム。
前記記憶部の前記有効記憶領域の使用状況を監視する使用状況監視部として前記コンピュータを機能させるとともに、
前記記憶領域管理部が、前記使用状況監視部によって監視された前記使用状況に応じて、前記有効記憶領域を拡張するように、前記コンピュータを機能させることを特徴とする、付記17記載の記憶領域管理プログラム。
前記動作確認試験部が、前記使用状況に応じて前記動作確認試験を行なうように、前記コンピュータを機能させることを特徴とする、付記18記載の記憶領域管理プログラム。
(付記20)
前記動作確認試験部が、前記使用状況としての前記有効記憶領域の使用率が第1所定値以上になると、前記動作確認試験を行なうとともに、
前記記憶領域管理部が、前記動作確認試験部による前記動作確認試験が完了し、且つ、前記使用状況としての前記使用率が前記第1所定値よりも大きい第2所定値以上になると、前記有効記憶領域を拡張するように、前記コンピュータを機能させることを特徴とする、付記19記載の記憶領域管理プログラム。
2 CPU(Central Processing Unit)
3 メモリ
4 インタフェース
5 OS(Operating System)
6 アプリケーション
7 HDD(Hard Disk Drive)関連ドライバ
8 表示部
9 通知部
10 記憶装置(記憶部)
11 ディスク装置
12 制御部
13 リード/ライト制御部
14 使用領域管理部(使用禁止領域管理部)
20 情報処理装置
21 コマンド発行部
22 処理部
23 HDD有効容量制御部
24 記憶領域管理部
24a 出荷時容量設定部
24b HDD容量拡張部
24c 拡張領域有効化部
25 使用済み容量確認部(使用状況監視部)
26 拡張領域試験部(動作確認試験部)
27 拡張定義ファイル
28 通知部
Claims (7)
- 記憶装置に対するアクセスを行なう情報処理装置であって、
前記記憶装置においてアクセス対象としうる有効記憶領域を前記記憶装置のすべての記憶領域のうちの一部の記憶領域に制限する設定部と、
前記有効記憶領域の使用状況を監視する使用状況監視部と、
前記使用状況監視部によって監視された前記使用状況に応じて、前記有効記憶領域を拡張する容量を決定する拡張部と、
前記拡張部により決定された容量に応じた拡張領域であって前記記憶装置の前記一部の記憶領域以外の記憶領域のうちの所定の容量の拡張領域の動作確認試験を行なう動作確認試験部と、
前記使用状況監視部によって監視された前記使用状況に応じて、前記動作確認試験部によって正常動作の確認がとれた前記拡張領域を有効化して前記有効記憶領域を拡張する有効化部と、を備えたことを特徴とする、情報処理装置。 - 前記動作確認試験部が、前記使用状況としての前記有効記憶領域の使用率が第1所定値以上になると、前記動作確認試験を行なうとともに、
前記有効化部が、前記動作確認試験部による前記動作確認試験が完了し、且つ、前記使用状況としての前記使用率が前記第1所定値よりも大きい第2所定値以上になると、前記有効記憶領域を拡張することを特徴とする、請求項1記載の情報処理装置。 - 記憶部と、
前記記憶部に対するアクセスを行なう処理部と、
前記記憶部においてアクセス対象としうる有効記憶領域を前記記憶部のすべての記憶領域のうちの一部の記憶領域に制限する設定部と、
前記有効記憶領域の使用状況を監視する使用状況監視部と、
前記使用状況監視部によって監視された前記使用状況に応じて、前記有効記憶領域を拡張する容量を決定する拡張部と、
前記拡張部により決定された容量に応じた拡張領域であって前記記憶部の前記一部の記憶領域以外の記憶領域のうちの所定の容量の拡張領域の動作確認試験を行なう動作確認試験部と、
前記使用状況監視部によって監視された前記使用状況に応じて、前記動作確認試験部によって正常動作の確認がとれた前記拡張領域を有効化して前記有効記憶領域を拡張する有効化部と、を備えたことを特徴とする、情報処理システム。 - 前記動作確認試験部によって異常が確認され、前記異常が確認された記憶領域の容量が所定値以下である場合には、当該異常が確認された記憶領域を使用禁止領域として管理する使用禁止領域管理部を備えていることを特徴とする、請求項3記載の情報処理システム。
- 前記動作確認試験部によって異常が確認された記憶領域の容量が前記所定値より多い場合には、前記記憶部が異常であることを通知する通知部を備えていることを特徴とする、請求項4記載の情報処理システム。
- 記憶部に対するアクセスを行なう処理部が、前記記憶部においてアクセス対象としうる有効記憶領域を管理する記憶領域管理方法であって、
前記有効記憶領域を前記記憶部のすべての記憶領域のうちの一部の記憶領域に制限し、
前記有効記憶領域の使用状況を監視し、
監視された前記使用状況に応じて、前記有効記憶領域を拡張する容量を決定し、
決定された容量に応じた拡張領域であって前記記憶部の前記一部の記憶領域以外の記憶領域のうちの所定の容量の拡張領域の動作確認試験を行ない、
監視された前記使用状況に応じて、前記動作確認試験において正常動作の確認がとれた前記拡張領域を有効化して前記有効記憶領域を拡張する、ことを特徴とする、記憶領域管理方法。 - 記憶部に対するアクセスを行なう処理部が、前記記憶部においてアクセス対象としうる有効記憶領域を管理する処理を、コンピュータに実行させる記憶領域管理プログラムであって、
前記有効記憶領域を前記記憶部のすべての記憶領域のうちの一部の記憶領域に制限し、
前記有効記憶領域の使用状況を監視し、
監視された前記使用状況に応じて、前記有効記憶領域を拡張する容量を決定し、
決定された容量に応じた拡張領域であって前記記憶部の前記一部の記憶領域以外の記憶領域のうちの所定の容量の拡張領域の動作確認試験を行ない、
監視された前記使用状況に応じて、前記動作確認試験験において正常動作の確認がとれた前記拡張領域を有効化して前記有効記憶領域を拡張する、処理を、前記コンピュータに実行させることを特徴とする、記憶領域管理プログラム。
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