JP5217452B2 - 情報処理装置及びシステム、並びに、記憶領域管理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置及びシステム、並びに、記憶領域管理方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置が使用しうる記憶装置の有効記憶領域(有効容量)を管理するための技術に関する。
近年、HDD(Hard Disk Drive)やRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)等の記憶装置は大容量化している。
また、複数の記憶装置を有する分散型ストレージ装置もあり(例えば、下記特許文献1参照)、記憶装置が備える記憶容量は増加の一途をたどっている。
特開2005−50303号公報
ところで、それら記憶装置の記録媒体に対する媒体試験は、その装置が備えるすべての記録媒体、即ち、全記憶容量(領域)に対して実施することが最善である。
しかしながら、近年、それらHDDやRAID等の記憶装置の記憶容量は非常に大きく、すべての記憶領域に対する試験を実施するには多くの時間が必要となる。なお、多くの時間を要することは人件費や設備費が嵩むことになり、記憶装置の製造コストの増大に直結する。
例えば、記憶容量が1TBであった場合には、媒体試験としてリード/ライト試験を行なうと5時間程度の時間が必要となる。
したがって、大容量のHDDやRAIDを搭載した製品の出荷試験において、すべての製品に対して全記憶領域に係る媒体試験を行なうことは困難である。
そこで、一部の製品や一部の記憶領域に対してのみ試験を行なうことも考えられる。
しかしながら、かかる試験を一部の製品や一部の記憶領域に対してだけ行なうのは、製品出荷時の品質保証の観点からは最も望ましい方法とはいえない。
一方、製品出荷時の出荷試験において十分な時間をかけて全記憶領域に対する品質を保証したとしても、大容量であることから、長期間に渡って未使用となる記憶領域が存在する。その未使用領域に関しては、実際に使用する際に媒体異常などの不具合が発生する可能性が高くなってしまう。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、大容量の記憶領域を有する記憶装置に対して試験時間を増大させることなく、良好な品質状態の記憶装置を使用できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、この情報処理装置は、記憶装置においてアクセス対象としうる有効記憶領域を前記記憶装置のすべての記憶領域のうちの一部の記憶領域に制限する設定部と、前記有効記憶領域の使用状況を監視する使用状況監視部と、前記使用状況監視部によって監視された前記使用状況に応じて、前記有効記憶領域を拡張する容量を決定する拡張部と、前記拡張部により決定された容量に応じた拡張領域であって前記記憶装置の前記一部の記憶領域以外の記憶領域のうちの所定の容量の拡張領域の動作確認試験を行なう動作確認試験部と、前記使用状況監視部によって監視された前記使用状況に応じて、前記動作確認試験部によって正常動作の確認がとれた前記拡張領域を有効化して前記有効記憶領域拡張する有効化部とを備えことを要件とする。
また、上記目的を達成するために、この情報処理システムは、記憶部、その記憶部に対するアクセスを行なう処理部、上述した設定部,使用状況監視部,拡張部,動作確認試験部及び有効化部と、を備えることを要件とする。
さらに、上記目的を達成するために、この記憶領域管理方法は、記憶部に対するアクセスを行なう処理部が、前記記憶部においてアクセス対象としうる有効記憶領域を管理する方法であって、前記有効記憶領域を前記記憶部のすべての記憶領域のうちの一部の記憶領域に制限し、前記有効記憶領域の使用状況を監視し、監視された前記使用状況に応じて、前記有効記憶領域を拡張する容量を決定し、決定された容量に応じた拡張領域であって前記記憶部の前記一部の記憶領域以外の記憶領域のうちの所定の容量の拡張領域の動作確認試験を行な監視された前記使用状況に応じて、前記動作確認試験において正常動作の確認がとれた前記拡張領域を有効化して前記有効記憶領域拡張することを要件とする。
また、上記目的を達成するために、この記憶領域管理プログラムは、記憶部に対するアクセスを行なう処理部が、前記記憶部においてアクセス対象としうる有効記憶領域を管理する処理を、コンピュータに実行させる記憶領域管理プログラムであって、前記有効記憶領域を前記記憶部のすべての記憶領域のうちの一部の記憶領域に制限し、前記有効記憶領域の使用状況を監視し、監視された前記使用状況に応じて、前記有効記憶領域を拡張する容量を決定し、決定された容量に応じた拡張領域であって前記記憶部の前記一部の記憶領域以外の記憶領域のうちの所定の容量の拡張領域の動作確認試験を行ない、監視された前記使用状況に応じて、前記動作確認試験験において正常動作の確認がとれた前記拡張領域を有効化して前記有効記憶領域を拡張する、処理を、前記コンピュータに実行させることを要件とする。
このように、上述した情報処理装置及びシステム、並びに、記憶領域管理方法及びプログラムによれば、有効化部が、使用状況監視部によって監視された使用状況に応じて、動作確認試験部によって正常動作の確認がとれた拡張領域を有効化して有効記憶領域拡張する。したがって、初期時、例えば、記憶装置の製品出荷時には、有効化部によって制限される一部の記憶領域に対してのみ品質確保のための試験を行なえばよくなり、試験時間を大幅に短縮できる。その結果、試験に係る人件費や設備費等のコスト低減にも寄与できる。
しかも、記憶装置の出荷当初から、情報処理装置がアクセスしうる有効記憶領域のすべてを出荷試験済みのものにでき、ユーザは良好な品質状態の記憶領域だけを確実に使用できる。
さらに、有効化部は、その後、動作確認試験部によって正常動作の確認がとれた拡張領域を有効化して有効記憶領域拡張するので、記憶装置のユーザは、動作確認試験が実施されて正常動作が直前に確認された記憶領域を必ず使用できることになり、良好な品質状態の記憶領域を必ず使用でき、最終的には記憶装置のすべての記憶領域を、正常動作を適切なタイミングで確認した上で使用できる。つまり、ユーザは、動作確認試験を実施し正常動作が確認されてから長期間経過した、不具合の発生のおそれがある記憶領域を使用することがなくなる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
〔1〕本発明の一実施形態について
まず、図1に示すブロック図を参照しながら、本発明の一実施形態としての情報処理システム(以下、本情報処理システムという)1の構成について説明する。図1に示すように、本情報処理システム1は、記憶装置10と情報処理装置20とを備えて構成されている。
記憶装置10は、データを記憶する記憶領域を構成するディスク装置11と、このディスク装置11を制御する制御部12とを備えている。なお、この制御部12は、例えば、記憶装置10のファームウェアによって実現される。
ディスク装置11は、例えば、複数の記録媒体(例えば、光ディスク;図示せず)やディスクドライブ(図示せず)によって構成されている。
制御部12は、ディスク装置11を制御するものであり、リード/ライト制御部13及び使用領域制御部14を備えている。
リード/ライト制御部13は、外部の情報処理装置20からのアクセスに応じてディスク装置11に対するリード処理、即ち、ディスク装置11に記録されたデータの読出処理をディスク装置11のディスクドライブに実行させる。
また、リード/ライト制御部13は、情報処理装置20からのアクセスに応じて、ディスク装置11に対するライト処理、即ち、ディスク装置11の記憶領域に対するデータの書き込み処理をディスク装置11のディスクドライブに実行させる。
具体的には、リード/ライト制御部13は、情報処理装置20の後述するコマンド発行部21から発行されたコマンドに応じて処理を行なう。
使用領域管理部14は、ディスク装置11上の使用する記憶領域や、逆に使用を禁止する記憶領域を管理するものである。
例えば、使用領域管理部14は、本記憶装置10がATA(AT Attachment)系HDDである場合にはSET_MAX_ADDRESSコマンド、本記憶装置10がSCSI(Small Computer System Interface)系HDDである場合にはMODE_SELECTコマンドにより、ディスク装置11の使用可能な記憶領域を、そのディスク装置11のすべての記憶領域のうちの一部に制限する。つまり、使用領域管理部14は、使用できるHDD容量(以下、有効容量ともいう)を、本来の容量より少ない容量に制限することができる。
さらに、使用領域管理部14は、ディスク装置11のうちの特定のアドレス(ブロック)の記憶領域の使用を禁止することもできる。使用領域管理部14のこの機能については、情報処理装置20の後述する拡張領域試験部26の説明部分において詳細に説明する。
情報処理装置20は、記憶装置10に対するアクセスを行なうものであり、コマンド発行部21,処理部22,及びHDD有効容量制御部23を備えている。
情報処理装置20は、例えば図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)2,メモリ3,及びインタフェース4から構成されている。なお、情報処理装置20には、例えば、表示部(モニタ)8やスピーカ9も接続されている。
インタフェース4は記憶装置10に対するインタフェースであり、インタフェース4として、例えば、PATA(Parallel Advanced Technology Attachment),SATA(Serial Advanced Technology Attachment),SCSI,SAS(Serial Attached SCSI),iSCSI(Internet Small Computer System Interface),FC(Fiber Channel),及びUSB(Universal Serial Bus)のいずれかが用いられる。
そして、HDD有効容量制御部23は、メモリ3において実現されるOS(Operating System)5上に実現されるものであり、例えば、後述する記憶領域管理プログラムを実行することによってOS5上で展開される。なお、OS5上には他のアプリケーション6も実現される。
また、コマンド発行部21も、このOS5上のHDD関連ドライバ7の一部として実現される。
さらに、処理部22は、例えば、CPU2もしくはOS5上のアプリケーション6によって実現される。
情報処理装置20のコマンド発行部21は、記憶装置10に対してアクセスを行なうべく、記憶装置10に処理コマンド(例えばリード/ライトコマンド)を発行するものである。つまり、情報処理装置20は、記憶装置10に対するアクセスとして、例えば、記憶装置10が備えるディスク装置11の記憶領域に対するリード処理やライト処理を行なう。
コマンド発行部21は、処理部22及びHDD有効容量制御部23からの指示に応じて各種のコマンドを記憶装置10に発行する。
処理部22は、記憶装置10に対するアクセスを行なうものであり、コマンド発行部21にリード/ライトコマンドを発行させることにより、かかるアクセスを実現する。
なお、コマンド発行部21は、HDD有効容量制御部2からの指示に応じて、記憶装置10の制御部12の使用領域管理部14に対して、処理部22がアクセスしうる有効記憶領域を制限もしくは拡張するための有効容量制御コマンド、例えば、上述したSET_MAX_ADDRESSコマンドあるいはMODE_SELECTコマンドを発行する。
HDD有効容量制御部23は、記憶装置10のディスク装置11によって構成されるすべての記憶領域のうち、アクセス対象としうる有効記憶領域の容量(以下、有効容量ともいう)を制御するものであり、記憶領域管理部24,使用済み容量確認部(使用状況監視部)25,拡張領域試験部(動作確認試験部)26,拡張定義ファイル27,及び通知部28を備えている。
記憶領域管理部24は、記憶装置10のディスク装置11における有効記憶領域をディスク装置11のすべての記憶領域のうちの一部の記憶領域に制限し、その制限した状態から有効記憶領域を段階的に拡張するものであり、出荷時容量設定部24a,HDD容量拡張部24b,及び拡張領域有効化部24cを備えている。
出荷時容量設定部24aは、出荷時点、即ち、初期時の有効容量を設定するものである。
つまり、出荷時容量設定部24aは、コマンド発行部21を使用して記憶装置10に有効容量制御コマンドを発行することによって、初期時の有効容量を制限する。
なお、出荷時容量設定部24aが有効容量をどの程度に設定するかは、拡張定義ファイル27に予め設定されている。
ここで、図3に示す拡張定義ファイル27について説明すると、拡張定義ファイル27は、種々の設定値、ここでは定義データを保持するものである。
具体的には、拡張定義ファイル27は、定義データ種別として、記憶装置10のディスク装置11の全体容量,出荷時の設定容量,拡張する容量の単位,使用済み容量のチェック間隔,拡張を開始する使用率,試験の内容,試験の実行方式,及び有効化を実施する使用率を保持しており、それぞれの定義データ種別の具体的な定義データとして、1TB,100GB,100GB,24時間,80%,Read試験,バックグラウンド実行,及び90%をそれぞれ保持している。
そして、出荷時容量設定部24aは、拡張定義ファイル27に保持された出荷時の設定容量100GBを有効容量として設定すべく、コマンド発行部21に有効容量を100GBとするための有効容量制御コマンドを記憶装置10へ送信させる。
なお、記憶装置10の制御部12の使用領域管理部14は、コマンド発行部21から有効容量制御コマンドを受け取ると、100GB分の記憶領域を使用領域、即ち、有効記憶領域として管理する。例えば、有効容量制御コマンドは有効使用領域を具体的に指定するのではなく、その有効容量のみを指定するものであり、実際にディスク装置11のどの領域を有効使用領域とするかは、使用領域管理部14が決定する。
このとき、使用領域管理部14は、本記憶装置10の出荷前に予め動作確認試験が実行されて正常動作の確認がとれた記憶領域を有効記憶領域に設定し管理する。
即ち、記憶装置10は、出荷時には、少なくとも拡張定義ファイル27の出荷時の設定容量分の記憶領域に対しては出荷試験を実行されており、制御部21の使用領域管理部14はどの領域が試験済みであるかを記憶している。そして、使用領域管理部14は、その正常動作確認がとれた記憶領域を有効記憶領域に設定する。
したがって、出荷時には、記憶装置10のすべての記憶領域の容量である1TBのうちの、100GBに対してのみ試験を行なえばよくなり、出荷試験の時間を、全記憶領域に対して試験を行なう場合に対して1/10に短縮できる。しかも、これにより、出荷当初から情報処理装置20がアクセスできる有効記憶領域は、すべて動作確認がとれた記憶領域となり、品質をより確実に保証できる。
なお、出荷時の有効記憶領域の容量、即ち、記憶領域管理部24が使用を制限する記憶領域の容量は、製品として出荷するシステムが問題なく動作するだけの記憶容量であり、且つ、出荷試験を短時間で実行できる容量とする。
HDD容量拡張部24bは、拡張定義ファイル27に基づいて、有効使用領域を拡張すべく、コマンド発行部21に有効容量制御コマンドを発行させるものである。
拡張領域有効化部24cは、拡張定義ファイル27に基づいて、HDD容量拡張部24bによって拡張された有効使用領域を、実際に情報処理装置20(例えば、処理部22)が使用できるようにするための有効化処理を行なうものである。具体的には、拡張領域有効化部24cは有効化処理として、OS5のファイルシステム(図示せず)やデータベースの拡張を行なうことにより、拡張された使用領域を有効使用領域としてOS5に認識させる。なお、記憶装置10がRAID装置である場合には、拡張領域有効化部24cは、有効化処理として論理ボリュームの拡張処理を行なう。
そして、HDD容量拡張部24b及び拡張領域有効化部24cは、使用済み容量確認部25及び拡張領域試験部26の処理に応じて処理を実行するが、その詳細については、後述する図4を参照しながら詳細に説明する。
使用済み容量確認部25は、ディスク装置11における有効記憶領域の使用状況を監視するものである。
具体的には、使用済み容量確認部25は、拡張定義ファイル27に保持された使用済み容量のチェック間隔である24時間おきに、有効記憶領域のうちのどれだけの領域にデータが記憶されて使用されているかを確認する。
例えば、使用済み容量確認部25は、コマンド発行部21により記憶装置10にコマンドを発行させることで使用済み容量のチェックを行なったり、あるいは、OS5が有する記憶装置10の使用状況データを読み取ったりすることによって、使用状況を確認する。
拡張領域試験部26は、記憶装置10のディスク装置11における、有効記憶領域以外の記憶領域、即ち、動作確認試験が行なわれていない記憶領域の動作確認試験を行なうものである。
具体的には、拡張領域試験部26は、HDD容量拡張部24bが拡張した記憶領域に対して、拡張定義ファイル27に保持された試験の内容であるRead試験を、試験の実行方式としてバックグラウンド実行により実行する。
ここで、Read試験とは、記憶装置10に記録されたデータの読み出し機能に対する試験である。具体的には、拡張領域試験部26は、HDD容量拡張部24bによって拡張された記憶領域に対してRead系のコマンドをコマンド発行部21に発行させることにより、記憶装置10のかかる記憶領域に記録されたデータを情報処理装置20へ正常に読み込めるかを確認する。これにより、拡張領域試験部26は、記憶装置10の読み出し機構とディスク装置11のかかる記憶領域としての記録媒体の正常性を検証する。
なお、拡張領域試験部26は、Read試験のほかに、Verify試験,Write試験,及びWrite/Read/Compare試験を実行することもできる。つまり、拡張定義ファイル27が、試験の内容として、Verify試験,Write試験,及びWrite/Read/Compare試験を保持していれば、それに応じて試験を行なう。
Verify試験とは、記憶装置10に記録されたデータの読み出し機能に対する試験である。具体的には、拡張領域試験部26は、HDD容量拡張部24bによって拡張された記憶領域に対してVerify系のコマンドをコマンド発行部21に発行させることにより、記憶装置10のかかる記憶領域に記録されたデータを情報処理装置20へ正常に読み込めるかを確認する。
なお、読み出されたデータは情報処理装置20へ転送されることはなく、読み出し処理の結果のみが情報処理装置20の拡張領域試験部26に通知される。つまり、Verify試験を行なうためには、記憶装置10がVerify試験に対応したものである必要がある。
このVerify試験により、拡張領域試験部26は、記憶装置10の読み出し機構とディスク装置11のかかる記憶領域としての記録媒体の正常性を検証する。
また、Write試験とは、記憶装置10にデータを記録する書込み機能に対する試験である。具体的には、拡張領域試験部26は、HDD容量拡張部24bによって拡張された記憶領域に対してWrite系のコマンドをコマンド発行部21に発行させることにより、情報処理装置20が保持する試験データを記憶装置10のかかる記憶領域に正常に書き込めるかを確認する。これにより、拡張領域試験部26は、記憶装置10の書込み機構とディスク装置11のかかる記憶領域としての記録媒体の正常性を検証する。
さらに、Write/Read/Compare試験とは、記憶装置10にデータを記録する書込み機能と読み出し機能とに対する試験である。具体的には、拡張領域試験部26は、まず、HDD容量拡張部24bによって拡張された記憶領域に対してWrite系のコマンドをコマンド発行部21に発行させることにより、情報処理装置20が保持する試験データを記憶装置10のかかる記憶領域に正常に書き込めるかを確認する。
次いで、拡張領域試験部26は、かかる記憶領域に対してRead系のコマンドをコマンド発行部21に発行させることにより、かかる記憶領域に記録されたデータを情報処理装置20へ正常に読み込めるかを確認する。
このとき、拡張領域試験部26は、読み出したデータと書き込んだデータとを比較することで、記憶装置のデータ記録機能及びかかる記憶領域としての記録媒体の正常性を検証する。
さらに、拡張領域試験部26は、これら動作確認試験、ここではRead試験をバックグラウンド実行により実行する。
バックグラウンド実行とは、動作確認試験(以下、単に試験ともいう)を情報処理装置20の運用中に実施する方法である。情報処理装置20の運用中に試験を実施するので、拡張領域試験部26は、運用している業務(処理)に対する負荷を考慮した方法で試験を実施する。
具体的には、拡張領域試験部26は、以下の(1)〜(3)のいずれかの方法で動作確認試験を行なう。
(1)拡張領域試験部26は、定期的な間隔で短時間の試験実行を繰り返す。例えば、拡張領域試験部26は、1時間ごとに1分間の試験を実施する。なお、試験の完了前に本情報処理システム1のシステム運用が停止した場合は、拡張領域試験部26は、次回のシステム運用で試験の続きを実行する。
(2)拡張領域試験部26は、本情報処理システム1のシステム運用がアイドル状態やそれに近い状況になった場合に試験を実行する。この場合、拡張領域試験部26は、システムの運用状況を監視しておき、動作しているアプリケーションがない状況や、CPU2の使用率が一定レベルを下回った状況や、記憶装置10へのアクセス頻度が一定レベルを下回った状況などを検知した場合に、試験を実施する。
そして、拡張領域試験部26は、試験を実施中もシステムの運用状況を監視しておき、運用状況が変化して試験実施の条件が成立しなくなった場合は、試験を中断する。
(3)拡張領域試験部26は、本情報処理システム1のシステムの運用と並行して低負荷での試験を実行する。つまり、拡張領域試験部26は、頻繁にCPU2の使用権を開放する、あるいは、記憶装置10へのアクセス単位を小さくする、もしくは、アクセス間隔を所定時間以上あけるなどして、継続的に試験を実行する。
なお、拡張領域試験部26は、バックグラウンド実行として、上記(1)〜(3)を種々組み合わせて実行してもよい。
さらに、拡張領域試験部26は、動作確認試験の実行方式として、バックグラウンド実行のほかに、システム起動時実行またはシステム停止時実行をとることもできる。つまり、拡張定義ファイル27が、試験の実行方式としてシステム起動時実行、あるいは、システム停止時実行、もしくは、自己診断機能による試験を保持していれば、その方式に応じて試験を行なう。
システム起動時実行方式は、拡張領域試験部26が、HDD容量拡張部24bによって拡張された記憶領域に対する試験を、情報処理装置20の起動時に実施する方式である。この場合、拡張領域試験部26は、情報処理装置20の起動時であって、本情報処理システム1のシステムの運用が開始される前に試験を実施する。これにより、システム運用に対する負荷を考慮せずに短時間で試験を完了させることができる。ただし、拡張された記憶領域が大きく、試験に時間がかかる場合には、拡張領域試験部26は試験を分割して複数回のシステム起動で完了させる。
また、システム停止時実行方式は、拡張領域試験部26が、HDD容量拡張部24bによって拡張された記憶領域に対する試験を、情報処理装置20の停止時に実施する方式である。この場合、拡張領域試験部26は、情報処理装置20の停止時であって、本情報処理システム1のシステムの運用が停止された後に試験を実施する。これにより、システム運用に対する負荷を考慮せずに短時間で試験を完了させることができる。ただし、拡張された記憶領域が大きく、試験に時間がかかる場合には、拡張領域試験部26は試験を分割して複数回のシステム停止で完了させる。
さらに、自己診断機能による試験方式は、拡張領域試験部26が、HDD容量拡張部24bによって拡張された記憶領域に対する試験を、記憶装置10が有する自己診断を使用して実施する方式である。
従来から、ATA系インタフェースのHDDでは、ホストコンピュータからのコマンド、例えば、ATA規格として定義されているSMART機能のSelective_Self-Testコマンドに従って、任意の記録媒体に対するRead試験を自己診断機能として動作させる機能を有するものがある。
したがって、記憶装置10がこのようなHDDである場合には、ホストコンピュータとしての情報処理装置20の拡張領域試験部26は、コマンド発行部21にSelective_Self-Testコマンドを発行させ、システムの運用中に記憶装置10の自己診断を起動して、記憶領域に対する試験を実施する。
ところで、拡張領域試験部26による試験として、コマンド発行部21からコマンドを受信した記憶装置10の制御部12は、そのコマンドに基づいて試験を行なう。より具体的にはリード/ライト制御部13が試験を行なう。そして、その試験結果、即ち、リード処理あるいはライト処理が正常に実行できたか否かは、まず制御部12が管理する。
その際、制御部12は試験結果をメモリ(図示せず)に保持する。さらに、制御部12は、リード処理またはライト処理がエラーとなった場合に、ディスク装置11からの応答に応じて、そのエラーがディスク11の記録媒体の異常によるものか、あるいは、ディスクドライブのヘッドの位置決め機構の異常などメカ的な異常によるものかを検知して保持する。
そして、それらの試験結果は、インタフェース4を介して記憶装置10から情報処理装置20の拡張領域試験部26に送信される。
また、記憶部10のリード/ライト制御部13は、試験中に、記録媒体系の異常が原因でデータを書き込めない、または、読み出せないという状況が発生しても、その時点で試験を終了させることなく、エラーが発生した記録領域としてのブロックを飛ばして次のブロックから試験を継続して、HDD容量拡張部24bからの要求に応じて拡張した記録領域(ここでは100GB分の記憶領域)に対する試験を完了する。
なお、リード/ライト制御部13は、ブロック単位で試験を行ない、例えば、一つのブロックの容量は512バイトとする。
そして、制御部12は、エラーが発生したブロック数が所定値(例えば、10個程度)以下であるか否かを判断し、所定値以下であれば、試験は正常に終了したものとして扱う。つまり、制御部12は、異常が確認された記憶容量が5.12KB以下であれば試験は正常に終了したものとして扱う。
このとき、制御部12の使用領域管理部14は、エラーが発生したブロックを使用禁止領域として管理し、当該ブロックを今後使用しない。
このように、使用領域管理部14は、異常が確認された記憶領域の容量が所定値以下である場合には、当該異常が確認された記憶領域を使用禁止領域として管理する使用禁止領域管理部として機能する。
なお、情報処理装置20からその媒体エラーが発生したブロックに対して書込み処理が要求されると、記憶装置10の機能として制御部12によって交代処理が実施され、情報処理装置20から見れば記憶装置10は正常に通常通り使用できることになる。
一方、制御部12は、エラーが発生したブロック数が所定値よりも多ければ、HDDとしての機能が損なわれていると判断し、試験はエラー終了させ、媒体エラーが発生していることを情報処理装置20の拡張領域試験部26または通知部28に報告する。
通知部28は、記憶装置10または拡張領域試験部26から、動作確認試験においてディスク装置11の媒体エラーが発生したことを通知されると、ディスク装置11もしくは記憶装置10を交換すべき旨を外部のユーザに通知する。なお、その通知は、例えば、情報処理装置20に接続された表示部8やスピーカ9を用いて実行される。
このように、通知部28は、拡張領域試験部26によって異常が確認された記憶領域の容量が所定値より多い場合には、記憶装置10が異常であることを外部に通知する。
また、制御部12は、ディスク装置11のディスクドライブのヘッドの位置決め機構の異常など、メカ的な異常によるエラーが発生したことを検知すると、HDDとしての機能が損なわれていると判断し、試験はエラー終了させ、記憶装置10にエラーが発生していることを情報処理装置20の拡張領域試験部26または通知部28に報告する。
この場合も、通知部28は、記憶装置10が異常であり交換すべき旨を外部に通知する。
次に、図4に示すフローチャート(ステップS1〜S19)を参照しながら、本情報処理システム1の動作手順、即ち、本発明の一実施形態としての記憶領域管理方法の処理手順について説明する。
なお、図4に示す例は、情報処理装置20の記憶領域管理部24の出荷時容量設定部24aが、拡張定義ファイル27に基づいて、有効使用領域の容量を100GB分に制限した状態、即ち、図1の出荷時容量11aだけを有効使用領域として制限した状態から処理が開始される。
まず、記憶領域管理部24のHDD容量拡張部24bが、拡張定義ファイル27を参照し、記憶領域の拡張を行なう使用状況としての使用率、ここでは、80%を取得する(ステップS1)。
次いで、使用済み容量確認部25は、拡張定義ファイル27に保持されたチェック間隔、ここでは、24時間に基づいて、現在が記憶装置10における有効使用領域の使用済み容量のチェックタイミングであるか否かを判断する(ステップS2)。
ここで、チェックタイミングでなければ(ステップS2のNoルート)、使用済み容量確認部25等は何ら処理を実行せず待機状態となる。
一方、チェックタイミングになれば(ステップS2のYesルート)、使用済み容量確認部25は、有効使用領域の使用率を確認する(ステップS3;使用状況監視ステップ)。なお、使用済み容量確認部25は、最初の使用状況の確認の場合には、ステップS2で必ずチェックタイミングであると判断し、次回以降は、その最初の確認時間から24時間経過したか否かによって、チェックタイミングであるか否かを判断する。
具体的には、使用済み容量確認部25は、現在の有効使用領域の有効容量(出荷時の場合は100GB)と、現在の有効使用領域における使用量とを確認し、それらに基づいて有効使用領域の使用率を算出する(ステップS3)。
次に、記憶領域管理部24のHDD容量拡張部24bが、使用済み容量確認部25において確認された使用率が、拡張定義ファイル27に保持された拡張を開始する使用率80%以上であるか否かを判断する(ステップS4)。
ここで、HDD容量拡張部24bは、使用状況としての使用率が80%以上ではないと判断すると(ステップS4のNoルート)、上記ステップS2の処理に戻る。
一方、HDD容量拡張部24bは、使用状況としての使用率が80%以上であると判断すると、拡張定義ファイル27を参照し、拡張する容量の単位100GBを取得する(ステップS5)。つまり、HDD容量拡張部24bは、拡張すべき容量を拡張定義ファイル27に基づいて決定する。
次に、HDD容量拡張部24bは、有効容量を100GB拡張する処理を行なう(ステップS6)。
具体的には、HDD容量拡張部24bは、コマンド発行部21を用いて100GB分の記憶領域を拡張するための有効容量制御コマンドを記憶装置10に発行する。
そして、記憶装置10の制御部12の使用領域管理部14は、情報処理装置20から有効容量制御コマンドを受け取ると、100GB分の記憶領域(図1中、“1回目拡張領域”と表記)11bを使用できるように拡張する。
続いて、拡張領域試験部26は、拡張定義ファイル27を参照し、拡張された記憶領域11bに対する動作確認試験の試験内容を得る(ステップS7)。ここでは、拡張領域試験部26は、試験内容としてRead試験を得る。
さらに、拡張領域試験部26は、拡張定義ファイル27を参照し、試験の方式を得る(ステップS8)。ここでは、拡張領域試験部26は試験の方式として、バックグラウンド実行を得る。
そして、拡張領域試験部26は、拡張領域11bに対して、バックグラウンドでRead試験を実施する(ステップS9;動作確認試験ステップ)。
具体的には、拡張領域試験部26は、コマンド発行部21を用いて、リードコマンドを記憶装置10に発行することによりRead試験を実施する。
このように、拡張領域試験部26は、現在の有効記憶領域の使用状況に応じて動作確認試験を実施する。
そして、拡張領域試験部26による試験により、記憶装置10に媒体エラーやハードエラーが確認されると(ステップS10のYesルート)、通知部28が、外部のユーザに表示部8やスピーカ9等を用いてエラーが確認された旨や記憶装置10(ディスク装置11あるいは記録媒体)を交換すべき旨を通知して(ステップS11)、処理を終了する。
一方、拡張領域試験部26による試験により、記憶装置10にエラーが確認されず、拡張領域11bの正常動作の確認がとれれば(ステップS10のNoルート)、拡張領域有効化部24cが、拡張定義ファイル27を参照し、拡張領域11bの有効化を実施する使用率90%を取得する(ステップS12)。
なお、上述したように、拡張領域試験部26は上記ステップS10の判断において、異常な記憶領域の容量が所定値以下、つまり、エラーとなったブロック数が10個以下であれば、エラーが発生したとは取り扱わない。この場合、使用領域管理部14は、エラーが発生したブロックを使用禁止領域として管理する(使用禁止領域管理ステップ)。
そして、使用済み容量確認部25は、上記ステップS2と同様に、現在が記憶装置10における有効使用領域の使用済み容量のチェックタイミングであるか否かを判断する(ステップS13)。
ここで、チェックタイミングでなければ(ステップS13のNoルート)、使用済み容量確認部25等は何ら処理を実行しない。
一方、チェックタイミングになれば(ステップS13のYesルート)、使用済み容量確認部25は、有効使用領域の使用率を確認する(ステップS14;使用状況監視ステップ)。
具体的には、使用済み容量確認部25は、現在の有効使用領域の有効容量と、現在の有効使用領域における使用量とを確認し、それらに基づいて有効使用領域の使用率を算出する(ステップS14)。
そして、拡張領域有効化部24cが、使用済み容量確認部25によって確認された使用率が、拡張定義ファイル27に保持された有効化を実施する使用率90%以上であるか否かを判断する(ステップS15)。
ここで、拡張領域有効化部24cは、使用状況としての使用率が90%以上ではないと判断すると(ステップS15のNoルート)、上記ステップS13の処理に戻る。
一方、拡張領域有効化部24cは、使用状況としての使用率が90%以上であると判断すると、例えば、OS5のファイルシステムの拡張変更を行なうことにより、拡張領域試験部26によって正常動作の確認がとれた拡張領域11bの有効化を実施する(ステップS16)。
このように、拡張領域有効化部24cは、現在の有効記憶領域の使用状況に応じて有効記憶領域を拡張する有効化を実施する。
次に、記憶領域管理部24、例えば、HDD容量拡張部24bが、拡張定義ファイル27を参照して記憶装置10の全体容量1TBを取得するとともに(ステップS17)、現在の記憶装置10における有効使用領域の有効容量を取得する(ステップS18)。
そして、HDD容量拡張部24bは、有効容量が全体容量の1TBであるか否かを判断する(ステップS19)。
即ち、HDD容量拡張部24bは、記憶装置10が備えるすべての記憶領域の有効化が完了し、記憶装置10が備えるすべての記憶領域を有効記憶領域として拡張したか否かを判断する。
そして、有効容量が1TBとなっていなければ(ステップS19のNoルート)、HDD有効容量制御部23は、上記ステップS2の処理に戻り、2回目の記憶領域の拡張処理、即ち、図1の2回目拡張領域11cに対する有効化処理を実施し、以降、上記ステップS19において、未使用領域11dがなくなって有効容量が1TBになったと判断される(ステップS19のYesルート)までは、拡張処理(有効化処理)を実施する。
つまり、HDD有効容量制御部23は、出荷時の制限状態から有効使用領域を段階的に拡張していき、最終的に、記憶装置10のディスク装置11のすべての記憶領域を有効使用領域に拡張すると(ステップS19のYesルート)、処理を終了する。
このように、本発明の一実施形態としての情報処理システム1によれば、記憶領域管理部24が、有効記憶領域を記憶装置10のすべての記憶領域のうちの一部の記憶領域に制限し、その制限した状態から拡張領域試験部26によって正常動作の確認がとれた記憶領域を有効記憶領域として段階的に拡張する。したがって、初期時、例えば、記憶装置10の製品出荷時には、記憶領域管理部24によって制限される一部の記憶領域に対してのみ品質確保のための動作確認試験を行なえばよくなり、試験時間を大幅に短縮できる。その結果、試験に係る人件費や設備費等のコスト低減にも寄与できる。
しかも、記憶装置10の出荷当初から、情報処理装置20がアクセスしうる有効記憶領域のすべてを出荷試験済みのものにでき、ユーザは良好な品質状態の記憶領域だけを確実に使用できる。
さらに、記憶領域管理部24は、その後、拡張領域試験部26によって正常動作の確認がとれた記憶領域を有効記憶領域として段階的に拡張するので、記憶装置10のユーザは、動作確認試験が実施されて正常動作が直前に確認された記憶領域を必ず使用できることになり、良好な品質状態の記憶装置10を必ず使用でき、最終的には記憶装置10のすべての記憶領域を、正常動作を適切なタイミングで確認した上で使用できる。つまり、ユーザは、動作確認試験を実施し正常動作が確認されてから長期間経過した、不具合の発生のおそれがある記憶領域を使用することがなくなる。
また、記憶領域管理部24のHDD容量拡張部24b及び拡張領域有効化部24cは、使用済み容量確認部25によって監視された使用状況としての使用率に応じて、有効記憶領域を拡張するので、有効記憶領域に対する品質保証と、その有効記憶領域の実際の使用に対する時間的な隔たりを少なくでき、品質的に良好な記憶領域を確実に拡張できる。
つまり、HDD容量拡張部24bが、使用率に応じて記憶装置10において使用領域を拡張し、拡張領域試験部26がその拡張された領域の動作確認試験を実施するので、品質保証としての動作確認試験を行なってから、その記憶領域を有効記憶領域として拡張するまでの時間を短くでき、品質保証がとれた記憶領域をより確実に提供できる。
即ち、従来技術のように、品質保証をしてから実際にその記憶領域が使用されるまでに長時間が経過してしまうと、経年劣化等により実際に使用する際にエラーが発生してしまうおそれがある。しかし、本情報処理システム1によれば、そのようなおそれが生じる可能性を極めて低くできる。
さらに、HDD容量拡張部24bは、使用状況としての使用率が80%になったら記憶装置10において使用領域を拡張し、拡張領域試験部26がその拡張した領域に対して動作確認試験を行なう。
つまり、拡張領域試験部26による動作確認試験は、使用率が80%以上になったら実行される。
さらに、その後、拡張領域試験部26による動作確認試験が完了し、且つ、使用率が動作確認試験を開始する使用率よりも高い90%以上になると、拡張領域有効化部24cがその拡張領域を有効化することにより、情報処理装置20に対する有効記憶領域を拡張する。
したがって、記憶領域管理部24は、動作確認試験によって動作確認がとれた正常な記憶領域を、有効記憶領域として確実に拡張できる。
また、拡張領域試験部26によって異常が確認され、その異常が確認された記憶領域の容量が所定値以下である場合には、使用領域管理部14が、その異常が確認された記憶領域を使用禁止領域として管理するので、若干のエラーが発生しただけでディスク装置11の交換等をする必要がなくなる。
一方、拡張領域試験部26によって異常が確認された記憶領域の容量が所定値より多い場合には、通知部が、記憶装置10が異常であることを通知するので、本情報処理システム1のユーザは、記憶装置10の異常を確実に知ることができ、実際に不良な記録媒体を使用する前に、事前に記録媒体の交換等記憶装置10の修復を行なうことができる。
〔2〕その他
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上述した実施形態では、情報処理装置20が拡張定義ファイル27をそなえ、この拡張定義ファイル27に基づいて種々の処理を実行する場合を例にあげて説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、各定義データを本情報処理システム1のユーザが自由に設定変更できるように構成してもよい。
また、上述した実施形態では、記憶装置10における有効記憶領域の拡張タイミングを、現在の有効記憶領域の使用状況に応じて実行する場合を例にあげて説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、記憶領域管理部24は所定時間おきに有効記憶領域を拡張するように構成してもよい。
さらに、記憶領域管理部24は、現在の有効記憶領域の使用状況として使用率だけでなく、使用速度も加味して有効記憶領域の拡張処理を実行してもよい。つまり、使用済み容量確認部25が、使用率を算出するとともに、前回チェックした使用済み容量からの増大分の使用済み容量とチェック時間間隔とに基づいて使用済み容量の増加速度を算出するように構成する。そして、記憶領域管理部24が、増加速度が予め設定した所定値以上であれば、有効記憶領域の拡張処理を実行するように構成してもよい。これにより、記憶領域の使用速度が急速に増大しても、有効記憶領域が不足することを確実に回避でき、より良いシステム運用を実現できる。
なお、このとき、増加速度に係る所定値は、そのときの使用率に応じて変化させることが好ましく、これにより上述した効果をより確実にできる。
さらに、記憶領域管理部24は、使用済み容量確認部25によって算出された増加速度が予め設定した所定値以上であれば、それに応じて拡張する有効記憶領域の容量を多くしてもよい。例えば、記憶領域管理部24は、増加速度が所定値以上であれば、拡張容量単位を100GBではなく、200GBにしてもよい。これにより、情報処理装置20の使用状況に即したより適切な拡張処理を実行でき、有効記憶領域が不足することをより確実に抑止できる。
また、上述したHDD有効容量制御部23における記憶領域管理部24(出荷時容量設定部24a,HDD容量拡張部24b,及び拡張領域有効化部24c),使用済み容量確認部25,拡張領域試験部26,通知部28、及び、制御部12(リード/ライト制御部13及び使用領域管理部14)としての機能は、コンピュータ(CPU,情報処理装置,各種端末を含む)が所定のアプリケーションプログラム(記憶領域管理プログラム)を実行することによって実現されてもよい。
そのプログラムは、例えばフレキシブルディスク,CD(CD−ROM,CD−R,CD−RWなど),DVD(DVD−ROM,DVD−RAM,DVD−R,DVD−RW,DVD+R,DVD+RWなど)等のコンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供される。この場合、コンピュータはその記録媒体から記憶領域管理プログラムを読み取って内部記憶装置または外部記憶装置に転送し格納して用いる。また、そのプログラムを、例えば磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク等の記憶装置(記録媒体)に記録しておき、その記憶装置から通信回線を介してコンピュータに提供するようにしてもよい。
ここで、コンピュータとは、ハードウェアとOS(オペレーティングシステム)とを含む概念であり、OSの制御の下で動作するハードウェアを意味している。また、OSが不要でアプリケーションプログラム単独でハードウェアを動作させるような場合には、そのハードウェア自体がコンピュータに相当する。ハードウェアは、少なくとも、CPU等のマイクロプロセッサと、記録媒体に記録されたコンピュータプログラムを読み取るための手段とを備えている。
上記記憶領域管理プログラムとしてのアプリケーションプログラムは、上述のようなコンピュータに、記憶領域管理部24(出荷時容量設定部24a,HDD容量拡張部24b,及び拡張領域有効化部24c),使用済み容量確認部25,拡張領域試験部26,通知部28、及び、制御部12(リード/ライト制御部13及び使用領域管理部14)しての機能を実現させるプログラムコードを含んでいる。また、その機能の一部は、アプリケーションプログラムではなくOSによって実現されてもよい。
なお、本実施形態としての記録媒体としては、上述したフレキシブルディスク,CD,DVD,磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスクのほか、ICカード,ROMカートリッジ,磁気テープ,パンチカード,コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ),外部記憶装置等や、バーコードなどの符号が印刷された印刷物等の、コンピュータ読取可能な種々の媒体を利用することもできる。
〔3〕付記
(付記1)
記憶装置に対するアクセスを行なう情報処理装置であって、
前記記憶装置の記憶領域の動作確認試験を行なう動作確認試験部と、
前記記憶装置においてアクセス対象としうる有効記憶領域を前記記憶装置のすべての記憶領域のうちの一部の記憶領域に制限し、その制限した状態から前記動作確認試験部によって正常動作の確認がとれた記憶領域を前記有効記憶領域として段階的に拡張する記憶領域管理部とを備えていることを特徴とする、情報処理装置。
(付記2)
前記有効記憶領域の使用状況を監視する使用状況監視部を備え、
前記記憶領域管理部が、前記使用状況監視部によって監視された前記使用状況に応じて、前記有効記憶領域を拡張することを特徴とする、付記1記載の情報処理装置。
(付記3)
前記動作確認試験部が、前記使用状況に応じて前記動作確認試験を行なうことを特徴とする、付記2記載の情報処理装置。
(付記4)
前記動作確認試験部が、前記使用状況としての前記有効記憶領域の使用率が第1所定値以上になると、前記動作確認試験を行なうとともに、
前記記憶領域管理部が、前記動作確認試験部による前記動作確認試験が完了し、且つ、前記使用状況としての前記使用率が前記第1所定値よりも大きい第2所定値以上になると、前記有効記憶領域を拡張することを特徴とする、付記3記載の情報処理装置。
(付記5)
記憶部と、
前記記憶部に対するアクセスを行なう処理部と、
前記記憶部の記憶領域の動作確認試験を行なう動作確認試験部と、
前記処理部が前記記憶部においてアクセス対象としうる有効記憶領域を前記記憶部のすべての記憶領域のうちの一部の記憶領域に制限し、その制限した状態から前記動作確認試験部によって正常動作の確認がとれた記憶領域を前記有効記憶領域として段階的に拡張する記憶領域管理部とを備えていることを特徴とする、情報処理システム。
(付記6)
前記記憶部の前記有効記憶領域の使用状況を監視する使用状況監視部を備え、
前記記憶領域管理部が、前記使用状況監視部によって監視された前記使用状況に応じて、前記有効記憶領域を拡張することを特徴とする、付記5記載の情報処理システム。
(付記7)
前記動作確認試験部が、前記使用状況に応じて前記動作確認試験を行なうことを特徴とする、付記6記載の情報処理システム。
(付記8)
前記動作確認試験部が、前記使用状況としての前記有効記憶領域の使用率が第1所定値以上になると、前記動作確認試験を行なうとともに、
前記記憶領域管理部が、前記動作確認試験部による前記動作確認試験が完了し、且つ、前記使用状況としての前記使用率が前記第1所定値よりも大きい第2所定値以上になると、前記有効記憶領域を拡張することを特徴とする、付記7記載の情報処理システム。
(付記9)
前記動作確認試験部によって異常が確認され、前記異常が確認された記憶領域の容量が所定値以下である場合には、当該異常が確認された記憶領域を使用禁止領域として管理する使用禁止領域管理部を備えていることを特徴とする、付記5〜8のいずれか1項に記載の情報処理システム。
(付記10)
前記動作確認試験部によって異常が確認された記憶領域の容量が前記所定値より多い場合には、前記記憶部が異常であることを通知する通知部を備えていることを特徴とする、付記9記載の情報処理システム。
(付記11)
記憶部に対するアクセスを行なう処理部が、前記記憶部においてアクセス対象としうる有効記憶領域を管理する記憶領域管理方法であって、
前記記憶部の記憶領域の動作確認試験を行なう動作確認試験ステップと、
前記有効記憶領域を前記記憶部のすべての記憶領域のうちの一部の記憶領域に制限し、その制限した状態から前記動作確認試験ステップにおいて正常動作の確認がとれた記憶領域を前記有効記憶領域として段階的に拡張する記憶領域管理ステップとを含んでいることを特徴とする、記憶領域管理方法。
(付記12)
前記記憶部の前記有効記憶領域の使用状況を監視する使用状況監視ステップを含み、
前記記憶領域管理ステップにおいて、前記使用状況監視ステップにおいて監視された前記使用状況に応じて、前記有効記憶領域が拡張されることを特徴とする、付記11記載の記憶領域管理方法。
(付記13)
前記動作確認試験ステップは、前記使用状況に応じて行なわれることを特徴とする、付記12記載の記憶領域管理方法。
(付記14)
前記動作確認試験ステップは、前記使用状況としての前記有効記憶領域の使用率が第1所定値以上になると行なわれるとともに、
前記記憶領域管理ステップにおいて、前記動作確認試験ステップが完了し、且つ、前記使用状況としての前記使用率が前記第1所定値よりも大きい第2所定値以上になると、前記有効記憶領域が拡張されることを特徴とする、付記13記載の記憶領域管理方法。
(付記15)
前記動作確認試験ステップにおいて異常が確認され、前記異常が確認された記憶領域の容量が所定値以下である場合には、当該異常が確認された記憶領域を使用禁止領域として管理する使用禁止領域管理ステップを含んでいることを特徴とする、付記11〜14のいずれか1項に記載の記憶領域管理方法。
(付記16)
前記動作確認試験部によって異常が確認された記憶領域の容量が前記所定値より多い場合には、前記記憶部が異常であることを通知する通知ステップを含んでいることを特徴とする、付記15記載の記憶領域管理方法。
(付記17)
記憶部に対するアクセスを行なう処理部が、前記記憶部においてアクセス対象としうる有効記憶領域を管理する機能を、コンピュータに実現させるための記憶領域管理プログラムであって、
前記記憶部の記憶領域の動作確認試験を行なう動作確認試験部、及び、
前記有効記憶領域を前記記憶部のすべての記憶領域のうちの一部の記憶領域に制限し、その制限した状態から前記動作確認試験部によって正常動作の確認がとれた記憶領域を前記有効記憶領域として段階的に拡張する記憶領域管理部として前記コンピュータを機能させることを特徴とする、記憶領域管理プログラム。
(付記18)
前記記憶部の前記有効記憶領域の使用状況を監視する使用状況監視部として前記コンピュータを機能させるとともに、
前記記憶領域管理部が、前記使用状況監視部によって監視された前記使用状況に応じて、前記有効記憶領域を拡張するように、前記コンピュータを機能させることを特徴とする、付記17記載の記憶領域管理プログラム。
(付記19)
前記動作確認試験部が、前記使用状況に応じて前記動作確認試験を行なうように、前記コンピュータを機能させることを特徴とする、付記18記載の記憶領域管理プログラム。
(付記20)
前記動作確認試験部が、前記使用状況としての前記有効記憶領域の使用率が第1所定値以上になると、前記動作確認試験を行なうとともに、
前記記憶領域管理部が、前記動作確認試験部による前記動作確認試験が完了し、且つ、前記使用状況としての前記使用率が前記第1所定値よりも大きい第2所定値以上になると、前記有効記憶領域を拡張するように、前記コンピュータを機能させることを特徴とする、付記19記載の記憶領域管理プログラム。
本発明の一実施形態としての情報処理システムの要部構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態としての情報処理システムのハードウェア構成を説明するための図である。 本発明の一実施形態としての情報処理システムの情報処理装置のHDD有効容量制御部の拡張定義ファイルの一例を示す図である。 本発明の一実施形態としての記憶領域管理方法の動作手順を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 情報処理システム
2 CPU(Central Processing Unit)
3 メモリ
4 インタフェース
5 OS(Operating System)
6 アプリケーション
7 HDD(Hard Disk Drive)関連ドライバ
8 表示部
9 通知部
10 記憶装置(記憶部)
11 ディスク装置
12 制御部
13 リード/ライト制御部
14 使用領域管理部(使用禁止領域管理部)
20 情報処理装置
21 コマンド発行部
22 処理部
23 HDD有効容量制御部
24 記憶領域管理部
24a 出荷時容量設定部
24b HDD容量拡張部
24c 拡張領域有効化部
25 使用済み容量確認部(使用状況監視部)
26 拡張領域試験部(動作確認試験部)
27 拡張定義ファイル
28 通知部

Claims (7)

  1. 記憶装置に対するアクセスを行なう情報処理装置であって、
    前記記憶装置においてアクセス対象としうる有効記憶領域を前記記憶装置のすべての記憶領域のうちの一部の記憶領域に制限する設定部と、
    前記有効記憶領域の使用状況を監視する使用状況監視部と、
    前記使用状況監視部によって監視された前記使用状況に応じて、前記有効記憶領域を拡張する容量を決定する拡張部と、
    前記拡張部により決定された容量に応じた拡張領域であって前記記憶装置の前記一部の記憶領域以外の記憶領域のうちの所定の容量の拡張領域の動作確認試験を行なう動作確認試験部と、
    前記使用状況監視部によって監視された前記使用状況に応じて、前記動作確認試験部によって正常動作の確認がとれた前記拡張領域を有効化して前記有効記憶領域拡張する有効化部とを備えことを特徴とする、情報処理装置。
  2. 前記動作確認試験部が、前記使用状況としての前記有効記憶領域の使用率が第1所定値以上になると、前記動作確認試験を行なうとともに、
    前記有効化部が、前記動作確認試験部による前記動作確認試験が完了し、且つ、前記使用状況としての前記使用率が前記第1所定値よりも大きい第2所定値以上になると、前記有効記憶領域を拡張することを特徴とする、請求項記載の情報処理装置。
  3. 記憶部と、
    前記記憶部に対するアクセスを行なう処理部と、
    前記記憶部においてアクセス対象としうる有効記憶領域を前記記憶部のすべての記憶領域のうちの一部の記憶領域に制限する設定部と、
    前記有効記憶領域の使用状況を監視する使用状況監視部と、
    前記使用状況監視部によって監視された前記使用状況に応じて、前記有効記憶領域を拡張する容量を決定する拡張部と、
    前記拡張部により決定された容量に応じた拡張領域であって前記記憶部の前記一部の記憶領域以外の記憶領域のうちの所定の容量の拡張領域の動作確認試験を行なう動作確認試験部と、
    前記使用状況監視部によって監視された前記使用状況に応じて、前記動作確認試験部によって正常動作の確認がとれた前記拡張領域を有効化して前記有効記憶領域拡張する有効化部とを備えことを特徴とする、情報処理システム。
  4. 前記動作確認試験部によって異常が確認され、前記異常が確認された記憶領域の容量が所定値以下である場合には、当該異常が確認された記憶領域を使用禁止領域として管理する使用禁止領域管理部を備えていることを特徴とする、請求項記載の情報処理システム。
  5. 前記動作確認試験部によって異常が確認された記憶領域の容量が前記所定値より多い場合には、前記記憶部が異常であることを通知する通知部を備えていることを特徴とする、請求項記載の情報処理システム。
  6. 記憶部に対するアクセスを行なう処理部が、前記記憶部においてアクセス対象としうる有効記憶領域を管理する記憶領域管理方法であって、
    前記有効記憶領域を前記記憶部のすべての記憶領域のうちの一部の記憶領域に制限し、
    前記有効記憶領域の使用状況を監視し、
    監視された前記使用状況に応じて、前記有効記憶領域を拡張する容量を決定し、
    決定された容量に応じた拡張領域であって前記記憶部の前記一部の記憶領域以外の記憶領域のうちの所定の容量の拡張領域の動作確認試験を行な
    監視された前記使用状況に応じて、前記動作確認試験において正常動作の確認がとれた前記拡張領域を有効化して前記有効記憶領域拡張することを特徴とする、記憶領域管理方法。
  7. 記憶部に対するアクセスを行なう処理部が、前記記憶部においてアクセス対象としうる有効記憶領域を管理する処理を、コンピュータに実行させる記憶領域管理プログラムであって、
    前記有効記憶領域を前記記憶部のすべての記憶領域のうちの一部の記憶領域に制限し、
    前記有効記憶領域の使用状況を監視し、
    監視された前記使用状況に応じて、前記有効記憶領域を拡張する容量を決定し、
    決定された容量に応じた拡張領域であって前記記憶部の前記一部の記憶領域以外の記憶領域のうちの所定の容量の拡張領域の動作確認試験を行な
    監視された前記使用状況に応じて、前記動作確認試験験において正常動作の確認がとれた前記拡張領域を有効化して前記有効記憶領域拡張する、処理を、前記コンピュータに実行させることを特徴とする、記憶領域管理プログラム。
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