JP5217316B2 - 複数の動作モードで動作する装置、デバイス、および、送受信システム - Google Patents

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Description

本発明は、回路を含む装置、デバイス、および、送受信システムに関し、特に、複数の動作モードで動作する装置、デバイス、および、送受信システムに関する。
電子回路の駆動電圧と、供給される電源電圧が異なる場合には、レギュレータを用いて電源電圧の降圧または昇圧が行われる。レギュレータおよびレギュレータから駆動電圧を供給される回路の動作を安定化するために、バイパスコンデンサを備えることが一般的に行われている。このような電子回路では、バイパスコンデンサが充電された状態で安定的に動作する。
ここで、微分パルス発生回路を用いて、電流を出力するトランジスタに対する電流制限回路を始動時には動作させないように構成することにより、速やかに動作の安定化を図るボルテージレギュレータが知られている(特許文献1)。
特開2002−91579号公報
しかしながら、上記のボルテージレギュレータでは、例えば、過渡的に大きな電流を電源から流すことによりバイパスコンデンサを充電するので充電時にノイズが発生し、周辺の回路に悪影響を及ぼすおそれがあった。
本発明の一態様は、上記課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、例えば、レギュレータを用いて駆動電圧を供給される電子回路において、速やかな動作の安定化を実現することを目的とする。
上記課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の第1の態様は、複数の動作モードで動作する装置を提供する。第1の態様に係る装置は、第1の回路と、レギュレータと、電流制御手段と、を備える。前記第1の回路は、第1の動作モードにおいて動作すると共に、前記第1の動作モードに先立つ第2の動作モードにおいて動作しない。前記レギュレータは、前記第1の回路に対して駆動電圧を供給すると共に、内部を流れる内部電流を複数のレベルに切り換え可能である。前記電流制御手段は、前記第1の動作モードにおいて、前記レギュレータの内部電流を前記複数のレベルのうちの第1のレベルに制御すると共に、前記第2の動作モードにおいて、前記レギュレータの内部電流を前記複数のレベルのうちの前記第1のレベルより少ない第2のレベルに制御する。
第1の態様に係る装置によれば、第1の動作モードに先立つ第2の動作モードにおいて、レギュレータを比較的小さい内部電流で動作させておく。この結果、例えば、第1の動作モードの始動時において、過渡的に大きな電流が流れることを抑制すると共に、レギュレータおよび第1の回路の動作を速やかに安定化させることができる。したがって、例えば、ノイズの発生を抑えつつ速やかにレギュレータおよび第1の回路の動作を安定化させることができる。
第1の態様に係る装置は、他の装置から信号を受信する受信回路と、前記他の装置に対して信号を送信する送信回路とを含む送受信装置であり、前記第1の回路は、前記送信回路であり、前記第1の動作モードは、前記送信回路を用いて信号を送信するモードであり、前記第2の動作モードは、前記受信回路を用いて信号を受信するモードであっても良い。こうすれば、例えば、送受信装置における送信回路の動作を、ノイズの発生を抑えつつ速やかに安定化させることができる。
第1の態様に係る装置は、前記第2の動作モードにおいて、応答の返信を要求する応答要求信号が前記受信回路により受信されたときに、前記装置は、前記第2の動作モードから前記第1の動作モードに遷移し、前記電流制御手段は、前記応答要求信号が受信されたときに、前記レギュレータの内部電流を前記第2のレベルから前記第1のレベルに切り換えても良い。こうすれば、第2のモードから第1のモードに遷移する際に、例えば、送信回路の動作を、ノイズの発生を抑えつつ速やかに安定化させることができる。
本発明の第2の態様は、複数の動作モードで動作する装置を提供する。第2の態様に係る装置は、第1の回路と、前記第1の回路の動作を安定させるためのコンデンサと、レギュレータと、を備える。前記レギュレータは、前記第1の回路の動作に先立って、第1のレベルの電流を用いて前記コンデンサを充電すると共に、前記第1の回路の動作中に、前記第1のレベルより大きい第2のレベルの電流を用いて前記コンデンサを充電する。
第2の態様に係る装置によれば、レギュレータは、第1の回路の動作に先立って、第1のレベルの電流を用いてコンデンサを充電しておく。この結果、例えば、第1の動作モードの始動時において、過渡的に大きな電流が流してコンデンサを充電する必要がなく、ノイズの発生を抑制すると共に、レギュレータおよび第1の回路の動作を速やかに安定化させることができる。
第2の態様に係る装置において、前記第1の回路は、前記レギュレータの出力電圧を電源電圧として動作する回路であり、前記コンデンサは、前記レギュレータの出力電圧を安定させるためのバイパスコンデンサであっても良い。
第2の態様に係る装置は、他の装置から信号を受信する受信回路と、前記他の装置に対して信号を送信する送信回路とを含む送受信装置であり、前記第1の回路は、前記送信回路であっても良い。こうすれば、例えば、送受信装置における送信回路の動作を、ノイズの発生を抑えつつ速やかに安定化させることができる。
第2の態様に係る装置は、前記送信回路を用いて信号を送信する送信モードと、前記受信回路を用いて信号を受信する受信モードで動作し、前記レギュレータは、前記受信モードにおいて、前記第1のレベルの電流を用いて前記コンデンサを充電すると共に、前記送信モードにおいて、前記第2のレベルの電流を用いて前記コンデンサを充電しても良い。かかる場合において、前記第2の動作モードにおいて、応答の返信を要求する応答要求信号が前記受信回路により受信されたときに、前記装置は、前記第2の動作モードから前記第1の動作モードに遷移し、前記レギュレータは、前記応答要求信号が受信されたときに、前記コンデンサの充電に用いる電流を、前記第1のレベルの電流から前記第2のレベルの電流に切り換えても良い。こうすれば、例えば、受信モードから送信モードに遷移する際に、送信回路の動作を、ノイズの発生を抑えつつ速やかに安定化させることができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、上記態様に係る装置と、前記装置によって受信された信号を用いて表示装置を駆動する表示駆動装置と、を備えるデバイスとして実現することができる。また、上記態様に係る装置と、前記装置によって受信された信号を用いて電気光学装置を駆動する駆動装置と、を備えるデバイスとして実現することができる。さらに、本発明は、信号線を介して互いに接続された第1の送受信装置と第2の送受信装置を含む送受信システムとして実現することができる。さらに、本発明は、装置発明に限らず、方法発明として実現することができる。例えば、本発明は、第1の動作モードにおいて動作すると共に、前記第1の動作モードに先立つ第2の動作モードにおいて動作しない第1の回路に関する制御方法、あるいは、第1の回路に関する制御方法として、実現され得る。
以下、本発明について、図面を参照しつつ、実施例に基づいて説明する。
A.実施例:
・デジタルデバイスの構成:
図1は、実施例におけるデジタルデバイスの概略構成図である。本実施例におけるデジタルデバイスは、図1に示すように、画像処理装置500と、マスター送受信装置2000とスレーブ送受信装置1000からなる送受信システムと、LCDドライバ600と、表示装置としての液晶ディスプレイ700とを含む。このデジタルデバイスは、携帯電話などの電子機器に搭載され、液晶ディスプレイ700に静止画像および動画像を表示するためのデバイスである。
画像処理装置500は、搭載された電子機器の他の構成要素、例えば、無線通信回路やフラッシュメモリなどの記憶装置から取得された画像データに対する画像処理を行う。画像処理装置500は、動画像データに対する画像処理に特化されたコンピュータであるDSP(Digital Signal Processor)510と、その他の処理(例えば、静止画像データの処理や、LCDドライバ600やマスター送受信装置2000に対する制御処理)を行うコンピュータである主制御部520を備えている。
画像処理装置500は、高速伝送するべきデータHDと、低速伝送するべきデータLDとを、マスター送受信装置2000に出力する。高速伝送するべきデータHDは、本実施例では、DSP500により出力される動画像データである。低速伝送するべきデータLDは、本実施例では、動画像データ以外のデータ、例えば、静止画像データや、LCDドライバ600に対する制御データである。画像処理装置500は、さらに、マスター送受信装置2000に対する制御信号CTLを出力する。
スレーブ送受信装置1000とマスター送受信装置2000からなる送受信システムは、画像処理装置500からの制御信号CTLに従って、画像処理装置500から受け取ったデータLD、HDをLCDドライバ600に送るためのインターフェースである。マスター送受信装置2000は、差動信号を送信する2組の送信端子対、すなわち、端子TP1、TN1からなる端子対と、端子TP2、TN2からなる端子対とを備えている。後述するが、マスター送受信装置2000は、これらの各端子を介して、スレーブ送受信装置1000に対して差動信号およびシングルエンド信号を送信することができ、スレーブ送受信装置1000からシングルエンド信号を受信することができる。
スレーブ送受信装置1000は、これらの端子対にそれぞれ対応する2組の端子対、すなわち、端子DP1、DN1からなる端子対と、端子DP2、DN2からなる端子対とを備えている。図1に示すようにマスター送受信装置2000の各端子TP1、TN1、TP2、TN2と、対応するスレーブ送受信装置1000の各端子DP1、DN1、DP2、DN2とは、それぞれ信号線LP1、LN1、LP2、LN2により接続されている。これにより、スレーブ送受信装置1000は、これらの信号線を介して、マスター送受信装置2000から差動信号およびシングルエンド信号を受信することができ、マスター送受信装置2000に対してシングルエンド信号を送信することができる。
LCDドライバ600は、上述した送受信システムを介して、画像処理装置500から画像データおよび制御データを受け取り、これらのデータに基づいて液晶ディスプレイ700を駆動する。
・マスター送受信装置の構成:
図2〜図3を参照して、マスター送受信装置2000の構成について、さらに詳しく説明する。図2は、マスター送受信装置の内部構成を示す説明図である。図3は、データ送信回路の内部構成を示す図である。
図2に示すように、マスター送受信装置2000は、上述した端子TP1、TN1、TP2、TN2に加えて、パラレル/シリアル変換回路2100と、PLL(Phase Locked Loop)回路2300と、データ送信回路2500aと、クロック送信回路2500bとを備えている。PLL回路2300は、参照クロック信号CLKを受けて、高速伝送クロックHCを生成する。パラレル/シリアル変換回路2100は、画像処理装置500から受け取ったパラレルのデータHD、LDをシリアルデータに変換し、データ送信回路2500aに送る。高速伝送されるべきデータHDは、高速伝送クロックHCに同期してパラレル/シリアル変換される。
データ送信回路2500aは、制御信号CTLに応じて、高速伝送するべきデータHDの高速送信と、低速伝送するべきデータLDの低速送信とを実行する。具体的には、データ送信回路2500aは、図3に示すように、制御回路2510と、差動ドライバ2520と、シングルエンド送受信回路2530と、を備える。
制御回路2510は、高速送信要求を示す制御信号CTLと高速伝送すべきデータHDを受けて、差動ドライバ2520を駆動する信号HSP、HSNを出力する。信号HSPと信号HSNは、互いに反対の位相を有する。差動ドライバ2520は、駆動信号HSP、HSNを受けて、端子TP1、TN1を介して信号線LP1、LN1に差動信号を出力する。これにより、データHDが差動信号としてスレーブ送受信装置1000に送られる。差動ドライバ2520は、例えば、図示しない定電流源とnチャンネルの電界効果トランジスタにより構成される一般的な差動増幅回路を含む。以下では、nチャンネルの電界効果トランジスタをnトランジスタと呼び、pチャンネルの電解効果トランジスタをpトランジスタと呼ぶ。
また、制御回路2510は、低速送信要求を示す制御信号CTLと低速伝送すべきデータHDを受けて、シングルエンド送受信回路2530を駆動する信号LSP、LSNを出力する。シングルエンド送受信回路2530は、信号LSPが入力されるシングルエンドドライバ2531と、信号LSNが入力されるシングルエンドドライバ2532を含んでいる。シングルエンドドライバ2531、2532は、調整電圧VLS(本実施例では、1.2V)と基準電圧VSS(本実施例では、接地電圧0V)により駆動されるプッシュプルのインバータ回路である。シングルエンドドライバ2531は、駆動信号LSPに応じて、端子TP1を介して信号線LP1にシングルエンド信号LSを出力する。シングルエンドドライバ2532は、駆動信号LSNに応じて、端子TN1を介して信号線LN1にシングルエンド信号LSを出力する。これにより、データLDが2つのシングルエンド信号としてスレーブ送受信装置1000に送られる。
シングルエンド送受信回路2530は、さらに、端子TP1と接続されたシングルエンドレシーバ2533と、端子TN1と接続されたシングルエンドレシーバ2534とを含んでいる。シングルエンドレシーバ2533、2534は、例えば、CMOSインバータを入力段に備える構成が用いられる。シングルエンドレシーバ2533は端子TP1を介して、シングルエンドレシーバ2534は端子TN1を介して、それぞれ独立にシングルエンド信号LSをスレーブ送受信装置1000から受信する。
・マスター送受信装置の動作:
図4および図5を参照して、先ず、データ送信回路2500aの動作について説明する。図4は、データ送信回路の状態遷移を示す概略図である。図5は、差動信号とシングルエンド信号を説明するための概略図である。
図4に示すように、データ送信回路2500aは、動作モードとして、データHDを差動信号HSにより高速送信する差動送信モードS1と、データLDを2つのシングルエンド信号LSにより低速送信するシングルエンド送信モードS2と、スレーブ送受信装置1000からシングルエンド信号LSを受信するシングルエンド受信モードS3と、を備えている。差動送信モードS1においてデータ送信回路2500aから送信される差動信号HSの振幅ΔVHは、例えば、200mV程度に設定される。一方、シングルエンド送信モードS2においてデータ送信回路2500aから送信され、シングルエンド受信モードS3においてデータ送信回路2500aにより受信されるシングルエンド信号LSは、ロー信号が基準電圧VSS、ハイ信号が調整電圧VLSを有する(図5)。シングルエンド信号の振幅ΔVL(VLS−VSS)は、差動信号の振幅ΔVHより4〜10倍程度大きく、例えば、1.2V程度に設定される。
差動信号HSの伝送レートは、例えば、500Mb/s(メガビット/秒)程度に設定され、シングルエンド信号LSの伝送レートは、例えば、10Mb/s程度に設定される。
ここで、本実施例において、低速のデータ送信には、シングルエンド信号LSを用い、高速のデータ送信には、差動信号HSを用いる理由を説明する。シングルエンド信号LSの送信は、上述したようにプッシュプル回路によって行われるが、この回路の消費電流は、伝送レートに比例して大きくなる。また、シングルエンド信号LSでは、その特性上それほど高速に伝送レートを上げることはできない。
一方、差動信号HSの送信は、上述したように差動増幅回路により行われる。差動増幅回路の消費電流は、伝送レートが大きくても小さくても、大きく変化しない特徴がある。また、差動信号HSは、シングルエンド信号LSより、伝送レートを高くすることが容易である。以上の点から、比較的高速な伝送レート(例えば、500Mb/s)でのデータ送信は、差動信号HSによるのが有利である。一方、比較的低速な伝送レート(例えば、10Mb/s)でのデータ送信は、消費電流の観点からシングルエンド信号LSによるのが有利である場合がある。このため、本実施例では、上述したように、伝送速度に応じて、シングルエンド信号LSと差動信号HSとを使い分けている。
また、シングルエンド受信モードS3は、例えば、マスター送受信装置2000からスレーブ送受信装置1000に対して送られる制御コマンドに対する応答をスレーブ送受信装置1000から受信する際に用いられる。
データ送信回路2500aにおいて、各モード間の遷移は、制御回路2510からの制御信号CTLによって制御される。データ送信回路2500aは、差動送信モードS1からシングルエンド送信モードS2に遷移する場合、その遷移期間において、信号線LP1と信号線LN1の電位を所定期間に亘って、電位VLS(シングルエンド信号のハイ信号)に保持する(図4:A1)。
一方、データ送信回路2500aは、シングルエンド送信モードS2から差動送信モードS1に遷移する場合、その遷移期間において、所定の遷移通知コマンドCM1をシングルエンド信号によりスレーブ送受信装置1000に送信する(図4:A2)。例えば、遷移通知コマンドCM1は、「11111111」を表す8ビットデータとされる。
また、データ送信回路2500aは、シングルエンド送信モードS2からシングルエンド受信モードS3に遷移する場合、その遷移期間において、所定の反転要求CM2をシングルエンド信号によりスレーブ送受信装置1000に送信する(図4:A3)。
また、データ送信回路2500aは、シングルエンド受信モードS3において、所定の反転要求CM2をシングルエンド信号によりスレーブ送受信装置1000から受信すると(図4:A4)、シングルエンド受信モードS3からシングルエンド送信モードS2に遷移する。
クロック送信回路2500bは、端子TP2およびTN2を介して、差動信号HSの送信およびシングルエンド信号LSの送受信を行う。クロック送信回路2500bは、差動送信モードS1において、PLL回路2300から供給された高速伝送クロックHCを差動信号HSとして送信する点で、データHDを差動信号HSとして送信するデータ送信回路2500aと異なる。クロック送信回路2500bは、シングルエンド送信モードS2においては、LCDドライバ600に送るべきデータの送信は行わない。データ送信回路2500aは、スレーブ送受信装置1000に対する制御コマンド(例えば、上述した遷移通知コマンド)のみを、シングルエンド信号LSとして送信する。クロック送信回路2500bの内部構成は、基本的に図3を参照して説明したデータ送信回路2500aの構成と同様であるので、詳しい説明を省略する。クロック送信回路2500bの動作は、図4〜図5を参照して説明したデータ送信回路2500aの動作と同様であるので、詳しい説明を省略する。
・スレーブ送受信装置の構成:
続いて、図6〜図9を参照して、スレーブ送受信装置1000の構成について、説明する。図6は、スレーブ送受信装置の内部構成を示す説明図である。図7は、データ受信回路の内部構成を示す図である。図8は、レギュレータの内部構成を示す回路図である。図9は、バイアス回路の内部構成を示す回路図である。
図6に示すように、スレーブ送受信装置1000は、終端回路TMa、TMbと、データ受信回路1500aと、クロック受信回路1500bと、制御回路1200を備えている。
終端回路TMaは、端子DP1とDN1からなる端子対を介して受信される差動信号HSを終端するための回路である。終端回路TMaは、制御回路1200の制御により、差動信号HS信号を受信するときには、端子DP1と端子DN1とを100Ω程度の終端抵抗を挟んで接続し、シングルエンド信号LSを送受信するときには、端子DP1と端子DN1を、それぞれハイインピーダンス状態とする。
もう一つの終端回路TMbは、端子DP2とDN2からなる端子対を介して受信される差動信号HSを終端するための回路である。終端回路TMbの構成は、上述した終端回路TMaと同様であるので説明を省略する。
制御回路1200は、データ受信回路1500aから受け取った信号に含まれるシリアルデータをパラレルデータに変換するシリアル/パラレル変換処理と、変換されたパラレルデータからデータHDおよびデータLDを取り出してLCDドライバ600に渡す、いわゆるプロトコル処理を主に行うロジック回路である。
さらに、制御回路1200は、終端回路TMa、TMb、データ受信回路1500a、クロック受信回路1500bを、後述するイネーブル信号EN1、EN2などを用いて制御する。
データ受信回路1500aは、端子DP1と端子DN1からなる端子対を介して差動信号HSおよびシングルエンド信号LSを受信することにより、データ送信回路2500aから上述したデータHDおよびLDを受け取るための回路である。図9に示すようにデータ受信回路1500aは、差動レシーバ1520と、シングルエンド送受信回路1530と、レギュレータ1540と、バイアス回路1550と、を備えている。
差動レシーバ1520は、2つの端子DP1およびDN1と接続されている。差動レシーバ1520は、差動増幅回路を要部とする周知の構成を備えており、2つの端子DP1およびDN1(信号線LP1および信号線LN1)を介して入力された差動信号HSをシングルエンド信号に変換して出力する。
シングルエンド送受信回路1530は、端子DP1と接続されたシングルエンドレシーバ1531と、端子DN1と接続されたシングルエンドレシーバ1532を含む。シングルエンドレシーバ1531、1532は、例えば、CMOSインバータを入力段に備える構成が用いられる。シングルエンドレシーバ1531は端子DP1を介して、シングルエンドレシーバ1532は端子DN1を介して、それぞれ独立にシングルエンド信号LSをマスター送受信装置2000から受信する。
シングルエンド送受信回路1530は、さらに、シングルエンドドライバ1533、1534を含んでいる。シングルエンドドライバ1533、1534は、調整電圧VLSと基準電圧VSSにより駆動されるプッシュプルのインバータ回路である。シングルエンドドライバ1533は、制御回路1200から入力される駆動信号に応じて、端子DP1を介してシングルエンド信号LSを出力する。シングルエンドドライバ1534は、制御回路1200から入力される駆動信号に応じて、端子DN1を介してシングルエンド信号LSを出力する。これにより、スレーブ送受信装置1000は、制御コマンドに対する応答などを、シングルエンド信号LSとしてマスター送受信装置2000に送信することができる。
レギュレータ1540は、電源電圧VDD(本実施例では、1.8V)を、上述した調整電圧VLS(本実施例では、1.2V)に変換して出力する。レギュレータ1540が備えられているのは、電源電圧VDDが、シングルエンド信号LSのハイレベルの電圧に相当する調整電圧VLSと一致していないためである。電源電圧VDDは、例えば、スレーブ送受信装置1000を構成する制御回路1200や、LCDドライバ600を構成する回路のプロセス世代に合わせて設定されるのに対して、シングルエンド信号LSのハイレベルは、例えば、信号の伝送方式を規定する規格により定められている場合がある。このような場合には、電源電圧VDDと調整電圧VLSとが一致しない場合がある。
レギュレータ1540は、2つのイネーブル信号EN1、EN2により、3つの状態に制御される。3つの状態は、イネーブル信号EN1がローである場合の完全停止状態と、イネーブル信号EN1=ハイ、EN2=ローである場合の待機状態と、イネーブル信号EN1=ハイ、EN2=ハイである場合の負荷駆動状態である。完全停止状態は、レギュレータ1540の機能がオフにされた状態である。負荷駆動状態は、出力電圧Voutの出力先であるシングルエンドドライバ1533、1534が動作しているときに、十分に安定した出力電圧Voutを出力できる状態である。待機状態は、レギュレ−タ1540の内部を流れる内部電流(消費電流)が負荷駆動状態より低いレベルに抑制された状態である。以下に、これらの状態を実現する具体的な構成を説明する。
レギュレータ1540は、図8に示すように、出力電圧Voutを上述した調整電圧VLSに制御する出力制御部1541と、出力制御部1541を駆動するための電流源として機能する電流源部1542とを含んでいる。
図8に示すように、出力制御部1541は、カレントミラーを構成するpトランジスタPT2、PT3と、差動対を構成するnトランジスタNT7、NT8とからなる差動増幅回路と、差動増幅回路からの出力に応じて出力電圧Voutの電圧を制御するpトランジスタPT5とを含んでいる。差動増幅回路は、第1の入力端に入力された電圧と、第2の入力端に入力された電圧との差分を増幅して出力する回路である。差動増幅回路の第1の入力端であるnトランジスタNT7のゲートには、バイアス回路1550から出力された参照電圧Vrefが入力される。差動増幅回路の第2の入力端であるnトランジスタNT8のゲートには、出力電圧Voutが入力される。差動増幅回路の出力ノードn1から出力される電圧は、pトランジスタPT5のゲートに入力される。この結果、出力電圧Voutが参照電圧Vrefと同じになるように、pトランジスタPT5のドレイン電流が制御される。本実施例では、1.2Vの参照電圧Vrefがレギュレータ1540に入力されることにより、1.2Vの出力電圧Voutがレギュレータ1540から出力される。
また、出力制御部1541は、位相補償のための抵抗R1およびコンデンサC2と、イネーブルスイッチとしてのpトランジスタPT4を備えている。pトランジスタPT4は、イネーブル信号EN1がハイのときに差動増幅回路の出力を有効にし、イネーブル信号がローのときに差動増幅回路の出力を無効にする。
電流源部1542は、バイアス回路1550から電流制御電圧PBがゲートに入力され、定電流Iref1を生成するpトランジスタPT1と、定電流Iref1に応じた電流制御電圧PB1をゲートから出力するようにダイオード接続されたnトランジスタNT1を備えている。
電流源部1542は、さらに、電流制御電圧PB1がゲートに入力されることにより、定電流源として機能するnトランジスタNT5、NT6、NT9を備えている。nトランジスタNT5およびnトランジスタNT6は、出力制御部1541の差動増幅回路の定電流源として機能する。nトランジスタNT9は、上述した出力制御部1541のpトランジスタPT5の定電流源として機能する。
電流源部1542において、nトランジスタNT2、NT3、NT4はイネーブルスイッチである。nトランジスタNT2はイネーブル信号EN1の反転信号EN1Xにより制御され、nトランジスタNT3はイネーブル信号EN2により制御され、nトランジスタNT4はイネーブル信号EN2の反転信号EN2Xにより制御される。
イネーブル信号EN1がローのとき、各nトランジスタNT5、NT6、NT9の定電流源としての機能は無効となり、図8における電流I1、I2、I3は、それぞれ0となる。
イネーブル信号EN1がハイであり、イネーブル信号EN2がローであるとき、nトランジスタNT6、NT9の定電流源としての機能は有効になり、トランジスタNT5の定電流源としての機能は無効となる。したがって、図8における電流I1、I2、I3は、それぞれ、Ia、0、Icとなる。Ia、Icは、それぞれトランジスタNT6、NT9の特性に依存して定まる一定値である。
イネーブル信号EN1、EN2が共にハイであるとき、トランジスタNT5、NT6、NT9の定電流源としての機能は、いずれも有効となる。従って、図8における電流I1、I2、I3は、それぞれ、Ia、Ib、Icとなる。Ibは、トランジスタNT5の特性に依存して定まる一定値である。
以上の説明から解るように、完全停止状態(EN1=ロー)であるとき、出力制御部1541に対する電流の供給が停止される。そして、待機状態(EN1=ハイ、EN2=ロー)であるとき、出力制御部1541の差動増幅回路は、定電流Iaで駆動される。一方、負荷駆動状態(EN1=EN2=ハイ)であるとき、出力制御部1541の差動増幅回路は、定電流(Ia+Ib)で駆動される。なお、本実施例では、Ia、Ib、Icを適切に設定することにより、レギュレータ1540の内部電流は、待機状態において数μA〜10μA程度に設定され、負荷駆動状態において数百μA程度に設定されている。
なお、レギュレータ1540において、出力電圧Voutが出力されるライン上のノードn2と基準電圧VSSとの間には、バイパスコンデンサC1が配置されている。バイパスコンデンサC1は、出力電圧Voutを安定させ、その結果、シングルエンドドライバ1533、1534の動作を安定させるためのコンデンサである。バイパスコンデンサC1は、例えば、1000pF程度の容量とされる。
バイアス回路1550は、上述したレギュレータ1540に供給される参照電圧Vrefおよび電流制御電圧PBを生成するための回路である。バイアス回路1550は、バンドギャップリファレンス回路と呼ばれるタイプの回路である。バイアス回路1550は、図9に示すように、カレントミラーを構成するpトランジスタPT6、PT7と、同じくカレントミラーを構成するnトランジスタNT10、NT12を備えている。nトランジスタNT10のソースと基準電圧VSSとの間には、ダイオード接続されたバイポーラトランジスタBT1が接続されている。nトランジスタNT12のソースと基準電圧VSSとの間には、抵抗R2と、ダイオード接続されたバイポーラトランジスタBT2が直列に接続されている。
上述した2つのカレントミラーにより、nトランジスタNT10のソース電圧VmとnトランジスタNT12のソース電圧Vnが等しくなると共に、バイポーラトランジスタBT1のコレクタ電流Imと、バイポーラトランジスタBT2のコレクタ電流Inが等しくなる。バイポーラトランジスタBT2は、バイポーラトランジスタBT1よりエミッタ領域が数倍大きいトランジスタ、あるいは、バイポーラトランジスタBT1を数個並列に接続したものである。したがって、流れる電流が同じであっても、バイポーラトランジスタBT2における電圧降下は、バイポーラトランジスタBT1における電圧降下より数倍小さい。
この回路は、抵抗R2における電圧降下とバイポーラトランジスタBT2における電圧降下の和が、バイポーラトランジスタBT1における電圧降下と等しくなるような電流Im=In、電圧Vm=Vnで安定する。これによりバイアス回路1550から出力される電流制御電圧PBも安定した定電位となる。
pトランジスタPT9は、電流制御電圧PBがゲートに入力されることにより定電流源として機能する。pトランジスタPT9と基準電圧VSSとの間には、抵抗R3が接続される。抵抗R3に適切な抵抗値のものを適用することにより、所望の参照電位Vref(本実施例では、1.2V)を生成することができる。なお、nトランジスタnT11、pトランジスタPT9は、イネーブルスイッチであり、EN1=ハイのとき、バイアス回路1550の動作を有効にし、EN1=ローのとき、バイアス回路1550の動作を無効とする。
・スレーブ送受信装置の動作:
続いて、図10〜図12を参照して、スレーブ送受信装置1000の動作について、説明する。図10は、データ受信回路の状態遷移を示す概略図である。図11は、送受信システムの動作を説明するためのタイミングチャートである。図12は、レギュレータの状態遷移を示す概略図である。
図10に示すように、データ受信回路1500aは、動作モードとして、データHDを差動信号HSとして受信する差動受信モードS4と、データLDを2つのシングルエンド信号LSとして受信するシングルエンド受信モードS5と、マスター送受信装置2000に対して、制御コマンドに対する応答などをシングルエンド信号LSとして送信するシングルエンド送信モードS6と、を備えている。
データ受信回路1500aにおいて、各モード間の遷移は、制御回路1200によって制御される。データ受信回路1500aのモードが差動受信モードS4にある場合において、制御回路1200は、データ受信回路1500aからの出力に基づいて、端子DP1および端子DN1の電圧(信号線LP1および信号線LN1の電圧)が電位VLSレベルに遷移したと判断すると(図10:B1)、データ受信回路1500aのモードをシングルエンド受信モードS5に遷移させる。すなわち、データ送信回路2500aのモードが差動送信モードS1からシングルエンド送信モードS2に遷移することを、制御回路1200が検出したとき、データ受信回路1500aのモードは、差動受信モードS4からシングルエンド受信モードS5に遷移する。
一方、データ受信回路1500aがシングルエンド受信モードS5にある場合において、制御回路1200は、データ受信回路1500aからの出力に含まれる所定の遷移通知コマンドCM1を受け取ると(図10:B2)、データ受信回路1500aのモードを差動受信モードS4に遷移させる。すなわち、遷移通知コマンドCM1を受信することにより、データ送信回路2500aのモードがシングルエンド送信モードS2から差動送信モードS1に遷移することを、制御回路1200が検出したとき、データ受信回路1500aのモードは、シングルエンド受信モードS5から差動受信モードS4に遷移する。
また、データ受信回路1500aがシングルエンド受信モードS5にある場合において、制御回路1200は、データ受信回路1500aからの出力に含まれる所定の反転要求CM2を受け取ると(図10:B3)、データ受信回路1500aのモードをシングルエンド送信モードS6に遷移させる。すなわち、反転要求CM2を受信することにより、データ送信回路2500aのモードがシングルエンド送信モードS2からシングルエンド受信モードS3に遷移することを、制御回路1200が検出したとき、データ受信回路1500aのモードは、シングルエンド受信モードS5からシングルエンド送信モードS6に遷移する。
データ受信回路1500aがシングルエンド送信モードS6からシングルエンド受信モードS5に遷移する場合、その遷移期間において、所定の反転要求CM2をシングルエンド信号によりマスター送受信装置2000に送信する(図10:B4)。
続いて、図11を参照して、データ受信回路1500aがシングルエンド受信モードS5からシングルエンド送信モードS6への遷移する際の動作について、さらに詳しく説明する。図11(a)には、マスター送受信装置2000のデータ送信回路2500aにおいて、シングルエンドドライバ2531によって信号線LP1に出力される信号(電圧)を示すタイミングチャートと、シングルエンドドライバ2532によって信号線LN1に出力される信号を示すタイミングチャートが示されている。図11(b)には、スレーブ送受信装置1000のデータ受信回路1500aにおいて、シングルエンドドライバ1533によって信号線LP1に出力される信号を示すタイミングチャートと、シングルエンドドライバ2532によって信号線LN1に出力される信号を示すタイミングチャートが示されている。図11(c)には、レギュレータ1540を制御するイネーブル信号EN1、EN2の変化を示すタイミングチャートが示されている。
図11に示すように、データ送信回路2500aがシングルエンド送信モードS2にあるとき、データ受信回路1500aはシングルエンド受信モードS5にある。この時、データ送信回路2500aのシングルエンドドライバ2531、2532は、それぞれ、信号線LP1、信号線LN1と接続され、シングルエンド信号LSを出力している。一方、データ受信回路1500aのシングルエンドドライバ1533、1534は動作を停止しており、それぞれ、信号線LP1、信号線LN1から電気的に切り離された状態(ハイインピーダンス状態)にされている。この時、図11に示すように、レギュレータ1540は、上述した待機状態(EN1=ハイ、EN2=ロー)にされている。待機状態では、レギュレータ1540は、上述したように数μA〜10μA程度の小さな電流で駆動されているため、微少な電流により、バイパスコンデンサC1(図8)をゆっくりと充電する。
この状態において、図11(a)に示すように、データ送信回路2500aのシングルエンドドライバ2531、2532が反転要求CM2を送信すると、データ送信回路2500aは、シングルエンド送信モードS2からシングルエンド受信モードS3に遷移し(図4、図11(a)参照)、データ受信回路1500aは、シングルエンド受信モードS5からシングルエンド送信モードS6に遷移する(図10、図11(b)参照)。この時、データ送信回路2500aのシングルエンドドライバ2531、2532は、それぞれ、信号線LP1、信号線LN1から電気的に切り離された状態(ハイインピーダンス状態)にされる。一方、データ受信回路1500aのシングルエンドドライバ1533、1534は、それぞれ、信号線LP1、信号線LN1と接続され、シングルエンド信号LSを出力可能な状態にされる。さらに、この時、イネーブル信号EN2がハイに切り換えられ、レギュレータ1540は、上述した負荷駆動状態(EN1=ハイ、EN2=ハイ)にされる。この後、データ受信回路1500aのシングルエンドドライバ1533、1534は、反転要求に対する応答として最初のシングルエンド信号LSを出力する。
ここで、シングルエンドドライバ1533、1534が安定して動作するために、レギュレータ1540は、最初のシングルエンド信号LSを送信するタイミングで、負荷駆動状態で安定している必要がある。データ受信回路1500aが反転要求CM2を受け付けてから、最初のシングルエンド信号LSを送信するまでの時間T1は、伝送方式の規格などにより比較的短い時間(例えば、350ns以下)であることが要求される場合がある。
本実施例では、反転要求CM2が受け付けられる前からレギュレータ1540は、待機状態にされており、バイパスコンデンサC1を充電しているため、負荷駆動状態に遷移した後、速やかに負荷駆動状態で安定することができる。
図12には、レギュレータ1540の状態遷移についてまとめられている。レギュレータ1540は、デジタルデバイスの電源投入時またはリセット解除時(図12:D1)に、完全停止状態S7から待機状態S8に遷移し、電源オフ時またはリセット時(図12:D2)に待機状態S8から完全停止状態S7に遷移する。なお、電源投入時またはリセット解除時には、データ受信回路1500aはシングルエンド受信モードS5になるようにされている。
そして、レギュレータ1540は、上述したようにデータ受信回路1500aがシングルエンド受信モードS5からシングルエンド送信モードS6に遷移したとき(図12:D3)に待機状態S8から負荷駆動状態S9に遷移し、シングルエンド送信モードS6からシングルエンド受信モードS5に遷移したとき(図12:D4)に負荷駆動状態S9から待機状態S8に遷移する。
クロック受信回路1500bは、端子DP2およびDN2を介して、差動信号HSの受信およびシングルエンド信号LSの送受信を行う。クロック受信回路1500bの内部構成は、基本的に図7〜9を参照して説明したデータ受信回路1500aの構成と同様であるので、詳しい説明を省略する。クロック受信回路1500bの動作は、図10〜図12を参照して説明したデータ受信回路1500aの動作と同様であるので、詳しい説明を省略する。
以上の説明から解るように、実施例におけるシングルエンドドライバ1533、1534が、請求項における送信回路に対応する。また、実施例における反転要求CM2が、請求項における応答要求信号に対応する。
以上説明した実施例によれば、レギュレータ1540は、シングルエンドドライバ1533、1534が動作するシングルエンド送信モードS6のときに限り、消費電力の大きい負荷駆動状態S9にされ、差動受信モードS4およびシングルエンド送信モードS6のときは、消費電力の小さい待機状態S8にされる。この結果、例えば、レギュレータ1540におけるトータルの消費電力を小さくすることができる。
本実施例では、スレーブ送受信装置1000は、LCDドライバ600に送るためのデータHD、LDや、高速伝送のための同期信号である高速伝送クロックHCを受信することが主たる機能であるため、スレーブ送受信装置1000のデータ受信回路1500aやクロック受信回路1500bは、ほとんどの期間で差動受信モードS4またはシングルエンド受信モードS5で動作し、シングルエンド送信モードS6で動作する期間は極めて短い。そのため、レギュレータ1540を常時、負荷駆動状態S9にしておくことは、消費電力の無駄が大きい。
一方で、シングルエンド送信モードS6以外のモードで動作している間、レギュレータ1540を完全停止状態S7にしておき、シングルエンド送信モードS6で動作するときのみ、レギュレータ1540を負荷駆動状態S9にすることとすると、完全停止状態S7から負荷駆動状態S9に遷移した時、レギュレータ1540が負荷駆動状態S9で安定するまでに、バイパスコンデンサC1を充電するための時間が必要になる。そうすると、上述した最初のシングルエンド信号LSを送信するまでに、レギュレータ1540が負荷駆動状態S9で安定することができないおそれがある。また、完全停止状態S7から負荷駆動状態S9で安定するまでの時間を短縮しようとすると、大電流を供給するなどによりバイパスコンデンサC1を急速に充電する必要がある。このような大電流は、ノイズの発生を伴うおそれがあり、データ受信回路1500a自身や、周辺の回路の動作に悪影響を及ぼすおそれがある。本実施例では、上述したように、シングルエンド送信モードS6以外のモードで動作しているときに、レギュレータ1540を待機状態S8にしておくことにより、バイパスコンデンサC1を微少な電流を用いて充電しておく。この結果、例えば、ノイズを抑制することができると共に、待機状態S8から負荷駆動状態S9に遷移したときに、レギュレータ1540を速やかに負荷駆動状態S9で安定させることができる。負荷駆動状態S9で安定した後は、レギュレータ1540は、比較的大きな電流により駆動されるので、負荷であるシングルエンドドライバ1533、1534の動作により電流が消費されたときには、待機状態S8より大きな電流を用いてバイパスコンデンサC1を充電する。従って、例えば、負荷駆動状態S9で動作時には、レギュレータ1540は、シングルエンドドライバ1533、1534の動作に高速に応答し、安定した出力電圧Voutを出力することができる。これにより、例えば、シングルエンド送信モードS6において、シングルエンドドライバ1533、1534の安定した動作を保証することができる。
B.変形例:
・第1変形例:
図8に示すレギュレータ1540の構成は一例であり、これに限られない。レギュレータの他の構成を第1変形例として、図13を参照して説明する。図13は、変形例におけるレギュレータの内部構成を示す回路図である。
第1変形例におけるレギュレータ1540aは、図13に示すように、出力制御部1541aと、電流源部1542aとを備えている。出力制御部1541aの構成は、実施例におけるレギュレータ1540の出力制御部1541(図8)と同一であるので、図8に示す出力制御部1541と同一の符号を付し、その説明を省略する。
電流源部1542aは、バイアス回路1550から電流制御電圧PBがゲートに入力され、定電流Iref2を生成するpトランジスタPT10と、定電流Iref3を生成するpトランジスタPT11とを備えている。
pトランジスタPT10のドレインには、ダイオード接続されたnトランジスタNT13のドレインが接続されている。さらに、pトランジスタPT10のドレインには、イネーブル信号EN2の反転信号EN2Xにより制御されるイネーブルスイッチとして機能するnトランジスタNT14を介して、ダイオード接続されたnトランジスタNT15のドレインが接続されている。すなわち、イネーブル信号EN2がロー(EN2Xがハイ)のときは、pトランジスタPT10のドレインには、ダイオード接続されたnトランジスタNT13のドレインとダイオード接続されたnトランジスタNT15のドレインが並列に接続され、イネーブル信号EN2がハイ(EN2Xがロー)のときは、pトランジスタPT10のドレインには、ダイオード接続されたnトランジスタNT13のドレインが接続され、nトランジスタNT15は切り離される。
電流源部1542aは、さらに、電流制御電圧PB2がゲートに入力されることにより、出力制御部1541aの差動増幅回路の定電流源として機能するnトランジスタNT18を備えている。
電流源部1542aにおいて、nトランジスタNT16、NT17はイネーブルスイッチである。nトランジスタNT17はイネーブル信号EN1の反転信号EN1Xにより制御され、nトランジスタNT16はイネーブル信号EN2により制御される。
ここで、レギュレータ1540aが完全停止状態(EN1=ロー、EN2=ロー)にあるときは、イネーブルスイッチとしてのnトランジスタNT17がオンになり、nトランジスタNT18の定電流源としての機能は無効になる。従って、差動増幅回路の駆動電流I4は0になる。
また、レギュレータ1540aが待機状態(EN1=ハイ、EN2=ロー)にあるときは、イネーブルスイッチとしてのnトランジスタNT17がオフになり、nトランジスタNT18の定電流源としての機能は有効になる。そして、上述のように、pトランジスタPT10のドレインには、ダイオード接続されたnトランジスタNT13のドレインとダイオード接続されたnトランジスタNT15のドレインが並列に接続される。この結果、nトランジスタNT13のドレイン電流とnトランジスタNT15のドレイン電流の和が、pトランジスタPT10のドレイン電流Iref2と等しくなるように、電流制御電圧PB2(nトランジスタNT13とnトランジスタNT15のゲート電圧)が定まる。そして、電流制御電圧PB2に応じて、差動増幅回路の駆動電流I4が一定値に定まる。
一方、レギュレータ1540aが負荷駆動状態(EN1=ハイ、EN2=ハイ)にあるときは、イネーブルスイッチとしてのnトランジスタNT17がオフになり、nトランジスタNT18の定電流源としての機能は有効になる。そして、上述のように、pトランジスタPT10のドレインには、ダイオード接続されたnトランジスタNT13のドレインと接続され、ダイオード接続されたnトランジスタNT15のドレインとは切り離される。この結果、nトランジスタNT13のドレイン電流が、pトランジスタPT10のドレイン電流Iref2と等しくなるように、電流制御電圧PB2(nトランジスタNT13のゲート電圧)が定まる。そして、電流制御電圧PB2に応じて、差動増幅回路の駆動電流I4が一定値に定まる。
ここで、電流制御電圧PB2は、nトランジスタNT13のドレイン電流の大きさにより定まる。そして、待機状態では、pトランジスタPT10のドレイン電流Iref2の一部がnトランジスタNT15のドレイン電流となる分、負荷駆動状態よりnトランジスタNT13のドレイン電流が小さくなる。この結果、電流制御電圧PB2は、待機状態では、負荷駆動状態より小さくなる。この結果、差動増幅回路の駆動電流I4は、待機状態のときには、負荷駆動状態より小さくなる。待機状態における差動増幅回路の駆動電流I4は、nトランジスタNT13と、nトランジスタNT18の特性により定まり、負荷駆動状態における差動増幅回路の駆動電流I4は、nトランジスタNT13と、nトランジスタNT15と、nトランジスタNT18の特性により定まる。
さらに、定電流Iref3を生成するpトランジスタPT11のドレインには、定電流Iref3に応じた電流制御電圧PB3をゲートから出力するようにダイオード接続されたnトランジスタNT19が接続されている。電流源部1542aは、さらに、電流制御電圧PB3がゲートに入力されることにより、定電流源として機能するnトランジスタNT20を備えている。nトランジスタNT20は、出力制御部1541のpトランジスタPT5の定電流源として機能する。電流源部1542aにおいて、nトランジスタNT21は、イネーブル信号EN1の反転信号EN1Xにより制御されるイネーブルスイッチであり、イネーブル信号EN1=ハイ(EN1X=ロー)のときにnトランジスタNT20の定電流源としての機能を有効にし、イネーブル信号EN1=ロー(EN1X=ハイ)のときにnトランジスタNT20の定電流源としての機能を無効にする。
以上説明した本変形例におけるレギュレータ1540aの内部電流は、実施例におけるレギュレータ1540の内部電流と同様に、例えば、待機状態において数μA〜10μA程度に設定され、負荷駆動状態において数百μA程度に設定される。
以上説明した本変形例におけるレギュレータ1540aを用いても、例えば、実施例と同様の作用・効果を実現することができる。
・第2変形例:
上記実施例では、データ受信回路1500aがシングルエンド送信モードS6以外のモードであるときに、レギュレータ1540を待機状態にしているが、これに代えて、シングルエンド受信モードS5のときに待機状態とし、差動受信モードS4のときに完全停止状態にしても良い。一般的には、レギュレータ1540により駆動電圧を供給される回路であるシングルエンドドライバ1533、1534が動作するシングルエンド送信モードS6への遷移に先だって、少なくとも所定期間に亘り待機状態にされていれば良い。所定期間は、レギュレータ1540が待機状態において、バイパスコンデンサC1をゆっくり充電するために必要な期間である。
・その他の変形例:
上記実施例においてスレーブ送受信装置1000およびマスター送受信装置2000からなる送受信システムは、画像処理装置500とLCDドライバ600との間のインターフェースとして用いられているが、これに限られない。例えば、上記送受信システムは、チップ間の通信や、ボード間の通信、あるいは、各種デバイスモジュール間の通信、回路基板を搭載するためのバックプレーン内部の通信など、さまざまな通信のためのインターフェースとして用いられ得る。
上記実施例におけるデジタルデバイスは、液晶ディスプレイ700を含み、マスター送受信装置2000とスレーブ送受信装置1000からなる送受信システムは、液晶ディスプレイ700を駆動するための信号の伝送に用いられている。液晶ディスプレイ700に代えて、有機ELディスプレイやプラズマディスプレイなどの他のディスプレイが用いられても良いし、レ−ザ−プリンタの駆動ヘッドなど各種の電気光学装置が用いられても良い。
上記実施例における送受信システムは、データを伝送する信号線の対(LP1、LN1)と、クロックを伝送する信号線の対(LP2、LN2)とを一つずつ備える構成としているが、これに限られない。例えば、複数のデータを伝送する信号線の対と、一つのクロックを伝送する信号線の対とを備える構成としても良い。いずれの構成においても、信号線の対ごとに、スレーブ送受信装置側には、上記実施例におけるデータ受信回路1500aに相当する構成を用意し、マスター送受信装置側には、上記実施例におけるデータ送信回路2500aに相当する構成を用意すれば良い。
以上、実施例、変形例に基づき本発明について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれる。
実施例におけるデジタルデバイスの概略構成図である。 マスター送受信装置の内部構成を示す説明図である。 データ送信回路の内部構成を示す図である。 データ送信回路の状態遷移を示す概略図である。 差動信号とシングルエンド信号を説明するための概略図である。 スレーブ送受信装置の内部構成を示す説明図である。 データ受信回路の内部構成を示す図である。 レギュレータの内部構成を示す回路図である。 バイアス回路の内部構成を示す回路図である。 データ受信回路の状態遷移を示す概略図である。 送受信システムの動作を説明するためのタイミングチャートである。 レギュレータの状態遷移を示す概略図である。 変形例におけるレギュレータの内部構成を示す回路図である。
符号の説明
500…画像処理装置
520…主制御部
600…LCDドライバ
700…液晶ディスプレイ
1000…スレーブ送受信装置
1200…制御回路
1500a…データ受信回路
1500b…クロック受信回路
1520…差動レシーバ
1530…シングルエンド送受信回路
1531…シングルエンドレシーバ
1532…シングルエンドレシーバ
1533…シングルエンドドライバ
1534…シングルエンドドライバ
1540、1540a…レギュレータ
1541、1541a…出力制御部
1542、1542a…電流源部
1550…バイアス回路
2000…マスター送受信装置
2100…パラレル/シリアル変換回路
2300…PLL回路
2500a…データ送信回路
2500b…クロック送信回路
2510…制御回路
2520…差動ドライバ
2530…シングルエンド送受信回路
2531…シングルエンドドライバ
2532…シングルエンドドライバ
2533…シングルエンドレシーバ
2534…シングルエンドレシーバ
C1…バイパスコンデンサ
C2…コンデンサ
R1〜R3…抵抗
TN1、TP1、TN2、TP2、DN1、DP1、DN2、D2…端子
LN1、LP1、LN2、LP2…信号線
BT1、BT2…バイポーラトランジスタ
NT1〜NT20、PT1〜PT5…電解効果トランジスタ
TMa、TMb…終端回路

Claims (7)

  1. 複数の動作モードで動作する装置であって、
    第1の動作モードにおいて動作すると共に、前記第1の動作モードに先立つ第2の動作モードにおいて動作しない第1の回路と、
    前記第1の回路に対して駆動電圧を供給すると共に、内部を流れる内部電流を複数のレベルに切り換え可能なレギュレータと、
    前記第1の動作モードにおいて、前記レギュレータの内部電流を前記複数のレベルのうちの第1のレベルに制御すると共に、前記第2の動作モードにおいて、前記レギュレータの内部電流を前記複数のレベルのうちの前記第1のレベルより少ない第2のレベルに制御する電流制御手段と、
    第1の回路の動作を安定させるためのコンデンサと、を備え
    前記レギュレータは、前記第1のレベルに制御される場合よりも前記第2のレベルに制御される場合の方が、消費電力が小さく、
    前記レギュレータは、前記第1の動作モードにおける前記第1の回路の動作に先立って、前記第2の動作モードにおいて前記第2のレベルの電流を用いて、前記コンデンサを充電する装置。
  2. 請求項1に記載の装置は、他の装置から信号を受信する受信回路と、前記他の装置に対して信号を送信する送信回路とを含む送受信装置であり、
    前記第1の回路は、前記送信回路であり、
    前記第1の動作モードは、前記送信回路を用いて信号を送信するモードであり、
    前記第2の動作モードは、前記受信回路を用いて信号を受信するモードである装置。
  3. 請求項2に記載の装置において、
    前記第2の動作モードにおいて、応答の返信を要求する応答要求信号が前記受信回路により受信されたときに、前記装置は、前記第2の動作モードから前記第1の動作モードに遷移し、
    前記電流制御手段は、前記応答要求信号が受信されたときに、前記レギュレータの内部電流を前記第2のレベルから前記第1のレベルに切り換える、装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の装置と、前記装置によって受信された前記信号を用いて表示装置を駆動する表示駆動装置と、を備えるデバイス。
  5. 請求項2または請求項3に記載の装置と、前記装置によって受信された前記信号を用いて電気光学装置を駆動する駆動装置と、を備えるデバイス。
  6. 信号線を介して互いに接続された第1の送受信装置と第2の送受信を含む送受信システムであって、
    前記第1の送受信装置と第2の送受信装置のいずれかは、請求項2または3に記載の装置である、送受信システム。
  7. 第1の動作モードにおいて動作すると共に、前記第1の動作モードに先立つ第2の動作モードにおいて動作しない第1の回路と、前記第1の回路に対して駆動電圧を供給すると共に、内部を流れる内部電流を複数のレベルに切り換え可能なレギュレータと、前記第1の回路の動作を安定させるためのコンデンサとを備える装置に関する制御方法であって、
    前記レギュレータの内部電流を、前記第1の動作モードにおいて、第1のレベルに制御し、
    前記レギュレータの内部電流を、前記第2の動作モードにおいて、前記第1のレベルより小さい第2のレベルに制御し、
    前記レギュレータは、前記第1のレベルに制御される場合よりも前記第2のレベルに制御される場合の方が、消費電力が小さく、
    前記レギュレータが、前記第1の動作モードにおける前記第1の回路の動作に先立って、前記第2の動作モードにおいて前記第2のレベルの電流を用いて、前記コンデンサを充電する、制御方法。
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