JP5216422B2 - 音響特性を用いた硬貨の真贋識別方法及び装置 - Google Patents

音響特性を用いた硬貨の真贋識別方法及び装置 Download PDF

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本発明は、自動販売機、両替機、ATM、キャッシュレジスタ、遊戯機器等における硬貨(メダル等も含む)の識別検査や、金融機関、司法機関等において、硬貨の真贋鑑定に用いるのに適した硬貨の真贋識別方法及び装置に関するもので、特に、識別対象となる硬貨を衝突音発生手段に衝突させ、その際に発生する音響の特性を検出し比較することで、硬貨の真贋の判定を行う方法及び装置に係る。
従来、硬貨の真贋鑑定は、目視による検査や顕微鏡等を用いた拡大観察検査を行い、硬貨の大きさ、厚さ、形状、微細な表面形状を調べている。また、蛍光X線分析装置等により、材質検査を行っている。
また、特許文献1に記載のように、硬貨に打撃を与えることによって、発生した音を検出し、フーリエ展開することによって得られた周波数の中から一番多い周波数により識別する方法が提案されている。
特開2000−251108号公報
前記のような目視や顕微鏡による観察検査は、熟練した検査人を必要とする。また、使用中に起こる硬貨表面の磨耗により、表面形状が不鮮明な場合は、この手法は不向きである。
また、材質検査に用いられる装置は、大型、高価なものであり、測定時間も必要である。大量の硬貨の検査や、その場で瞬時に識別しなければならない自動販売機等には、この手法は不向きである。また、蛍光X線分析装置は、試料表面の材質検査しか行えないため、表面にメッキやコート等をして内部と表面の材質が異なる場合、非破壊で内部情報を検出することは困難である。
更に、特許文献1に示したような従来の硬貨に打撃を与える方法は、硬貨の滑走面上で打撃が行われることから、打撃前後において、硬貨と滑走面が接触しており、発生する音が抑制され、正確性に乏しい。また、一番多い周波数のみを解析するので、音の情報量が少ない。
本発明は、このような従来技術の問題を解決しようとするもので、滑走面等の他の部材に非接触の状態で硬貨等に衝撃を与えて発生する音を検出し、その複数の固有振動数を解析することにより、短時間で簡便に硬貨等の真贋を識別することのできる方法及びこの方法を実現するための装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明の音響特性を用いた硬貨の真贋識別方法は、金属製の角のある部材からなり、硬貨との衝突によって衝突音を発生させる衝突音発生手段と、該衝突音発生装置の直下に垂直方向に広がる空間部を有する受け皿と、を備えた装置の音響特性を用いた真贋識別方法であって、前記衝突音発生手段に対して、他の物体に接触させることなく硬貨を衝突させる硬貨加速ステップと、加速された硬貨と衝突音発生手段との衝突音を検出するステップと、前記衝突音検出ステップによって検出した衝突音の固有振動数を高速フーリエ変換により求める固有振動数演算ステップと、前記固有振動数演算ステップによって得られた前記衝突音の固有振動数のピーク数とその帯域を解析するパターン解析ステップと、このパターン解析ステップによって得られた解析パターンと、予め記憶手段に記憶されている本物の硬貨の固有振動数の解析パターンとを比較して、被検硬貨の真贋を判定する真贋判定ステップとを備え、前記衝突音発生手段の角の部分に硬貨が衝突するように硬貨を加速し、衝突後の硬貨は、他の物体に接触することなく前記受け皿内落下することを特徴とする。
本発明の音響特性を用いた硬貨の真贋識別装置は、金属製の角のある部材からなり、硬貨との衝突によって衝突音を発生させる衝突音発生手段と、該衝突音発生手段の直下に垂直方向に広がる空間部を有する受け皿と、を備えた音響特性を用いた硬貨の真贋識別装置であって、本物の硬貨の固有振動数の解析パターンを記憶した記憶手段と、硬貨との衝突によって衝突音を発生させる衝突音発生手段と、この衝突音発生手段との衝突時において前記硬貨を他の物体に接触させることなく、前記衝突音発生手段に対して衝突させる硬貨加速手段と、加速された硬貨と衝突音発生手段との衝突音を検出する衝突音検出手段と、前記衝突音検出手段によって検出した衝突音の固有振動数を高速フーリエ変換により求める演算手段と、前記固有振動数演算手段によって得られた前記衝突音の固有振動数のピーク数とその帯域を解析するパターン解析手段と、このパターン解析手段によって得られた解析パターンと、予め前記記憶手段に記憶されている本物の硬貨の固有振動数の解析パターンとを比較して、被検硬貨の真贋を判定する真贋判定手段とを備え、前記加速手段が衝突音発生手段の角の部分に硬貨が衝突するように硬貨を加速し、衝突後の硬貨は他の物体に接触することなく前記受け皿内落下することを特徴とする。
本発明によれば、衝撃により発生する硬貨の音を検出し、固有振動数を解析することにより、従来の手法より迅速に真贋識別が可能となる。本発明によれば、硬貨の大きさ・形状・硬さ・密度といった外見的・機械的物理量を同時に評価し、非破壊での検査が可能となる。また、単純な仕組みによる計測・解析手法であるため、安価な装置作製が可能となる。
特に、本発明では、識別対象となる硬貨を他の部材に接触させることなく衝突音発生手段に衝突させているので、硬貨が発する衝突音が他の部材によって抑制されることがなく、衝突音のパターンを明瞭に把握することが可能であるから、データベースに記録されている比較対象である本物の硬貨の衝突音との比較精度が向上し、真贋の識別を正確に実施できる。
(1)第1の実施の形態の構成
以下、本発明の実施の形態を、図1以下の図面に従って具体的に説明する。この図1に示す第1の実施の形態は、斜めに配置されたシュートを利用して硬貨をその自重により自由落下させ、衝突音発生手段に衝突させるものである。
図1において、符号1は斜めに配置されたシュートであって、このシュート1は、硬貨2を衝突音発生手段に向かって加速させるための加速手段に相当する。シュート1は、その上部が硬貨2を供給する入口に、下部が衝突音発生手段への出口となっていて、シュート1の左右には投入した硬貨2を案内するためのガイド3が設けられている。
このシュート1の出口側には、出口から硬貨2の寸法よりも大きな間隙7を保って、角柱状の金属ブロック4が設けられている。この金属ブロック4が本発明の衝突音発生手段に相当するもので、一例として、真鍮によって構成されている。前記シュート1とこの金属ブロック4とは、硬貨2が金属ブロック4に衝突する前後は、硬貨2が自由落下等により金属ブロック4と非接触状態になっている。また、前記シュート1を斜めに配置しているため、硬貨2は、金属ブロック4の衝突面に対して斜めに衝突する。
この場合、硬貨2を衝突させる金属ブロック4は、硬貨2の衝撃音が響きやすく、かつ金属ブロック4自体の衝撃音が小さく、測定範囲の振動数領域に固有振動を持たないものでなければならない。なお、金属ブロックの大きさ・形状を変化させることによって、金属ブロックの固有振動数を調整することができる。本実施の形態では、金属ブロック4を鉛板6の上に設置することで、金属ブロック自体の衝撃音を減少させている。
前記シュート1と金属ブロック4との間隙7の下方には、金属ブロック4に衝突して落下した硬貨2を捕獲するための受け皿8が設けられている。この受け皿8は、上部が大きく広がったホッパー状の部材で、落下した硬貨2との接触音を減少させるため、ゴム板等のクッションで内側が覆われている。この受け皿8の底は開口しており、その下方に受け皿8が回収した硬貨2を搬出するベルトコンベア9が設けられている。このベルトコンベア9は、受け皿8と同様に硬貨2との接触音を減少させるため、表面がゴム製になっている。
ベルトコンベア9の搬送端には、真贋の識別をされた硬貨2を選別するための手段が設けられている。この選別手段は、傾斜したシュート状の搬送路10と、この搬送路10の途中に設けられた開閉自在のゲート11と、この開閉ゲート11によって搬送路10から分岐される返却路12から構成されている。
前記金属ブロック4の近傍には、ブロック4に衝突した硬貨2から発生した音を検出する手段であるマイクロフォン20が設けられている。このマイクロフォン20は、通信ケーブル21を介してパソコンなどに設けられた制御手段22に接続されている。この制御手段22は、検出した衝突音を高速フーリエ変換することによって、そのパワースペクトルを得る演算部23(本発明の固有振動数演算手段に相当する)と、この演算部23によって得られたパワースペクトル中の信号強度のピーク数とその帯域とを解析するパターン解析部24とを備えている。
この制御手段22は、本物の硬貨の固有振動数の解析パターンを予め記憶しておいた解析パターン記憶部25と、記憶されている本物の硬貨の解析パターンと前記パターン解析部24によって得られた被検硬貨の解析パターンとを比較して、被検硬貨の真贋を判定する真贋判定部26と、この真贋判定部26の識別結果に従って前記開閉ゲート11を搬送路10側と返却路11側とに切り替えるためのゲート制御部27とを備えている。
(2)第1の実施の形態の作用効果
前記のような構成を有する第1の実施の形態の作用は、次の通りである。
まず、シュート1の入口から硬貨2を投入すると、硬貨2は傾斜したシュート1に沿って重力で加速され、シュート1の出口側に設けられた金属ブロック4に衝突し、衝撃音が発生する。
この場合、シュート1と金属ブロック4とは間隙7を保って離れているため、硬貨2はシュート1から離れて自由落下した状態で金属ブロック4に衝突する。従って、硬貨2の振動を抑える部材がないので、硬貨2はそれ自身の持つ形状、材質などによって決まる固有の振動数に基づいた衝撃音を発生する。同時に、金属ブロック4は制振用の鉛板6上に設けられており、受け皿8やベルトコンベア9もゴムなどで余計な音が発生しないように構成されているので、硬貨そのものの衝撃音が金属ブロック近傍のマイクロフォン20によって収録される。
マイクロフォン20によって収録された衝撃音は、ケーブル21を介してパソコンなどのコンピュータ上に設けられた制御手段22に送られる。制御手段22に送られた衝撃音を、演算部23において高速フーリエ変換することにより、その固有振動数を求め、そのパターンを解析部24によって解析する。
すなわち、ほとんどの硬貨が複数の固有振動数を有するため、これらの固有振動数の本数・相関等を解析し、硬貨の特徴とする。たとえば、図2は、本物の500円硬貨10枚の衝撃音をマイクロフォンで検出し、パーソナルコンピュータで高速フーリエ変換した時のパワースペクトルの一例である。横軸が振動数、縦軸が信号強度である。一般的に人間が聞こえる音の振動数領域に、4本の固有振動数のピークが観測される。
図3は、本物の500円硬貨70枚の固有振動数について、図2に示した第1ピークの振動数を横軸に、第2ピークの振動数を縦軸にプロットしたものである。このように、パワースペクトルから求められた第1ピークと第2ピークの相関を検討すると、本物の硬貨にあっては、2つの固有振動数のばらつきが一定範囲内に収まっているのが判る。
一方、図4は、直径・厚さは同じだが、その組成が異なるアルミ製円板の衝撃音をマイクロフォンで検出し、パーソナルコンピュータで高速フーリエ変換した時のパワースペクトルの一例である。横軸が振動数、縦軸が信号強度である。5.5kHz付近のピーク本数に大きな違いがみられる。この図4から判るように、直径・厚さは同じで、見た目では同様で区別することができない場合でも、その組成が異なる硬貨では、固有振動数のピーク数やその出現する周波数帯域が異なるため、両者を比較することで硬貨の真贋を識別することができる。
そこで、本実施の形態においては、あらかじめ、本物の硬貨200枚程度について、上記の解析を行い、得られるデータのばらつきを調べ、このばらつきについて正規分布等を用いてしきい値を決め、前記解析パターン記憶部25に記憶しておく。そして、前記パターン解析部24によって得られた被検硬貨2の解析パターンと、記憶部25に記憶されている解析パターンとを、真贋判定部26によって比較することで、被検硬貨の真贋を判別する。
すなわち、測定した硬貨について、前記のようにして記憶しておいた本物の硬貨の固有振動数のピーク数、ピークの大きさ、振動数の帯域などがしきい値以上であれば「本物」、以下であれば「偽物もしくは疑わしいもの」として識別する。前記のように、同じ材質及び大きさを有する硬貨であっても、製造過程による硬さや密度の違いが生じ、固有振動数も変化する。したがって、固有振動数の相関を解析することにより、硬貨の外見的な形状及び機械的な物性量である硬さ・密度等の情報が同時に得られる。
また、本実施の形態では、傾斜したシュート1を使用することで、硬貨2を金属ブロック4に対して斜め方向から衝突させている。このような衝突方法によれば、衝撃が多様化して、振動のピークが多くなり、解析対象となる情報量が多くなって、判定の識別性が向上する。
このようにして、真贋判定部26により被検硬貨2の真贋が判定された後は、真贋判定部26からの「真」または「贋」の信号により、ゲート制御部27が搬送路10上のゲート11を開閉する。
すなわち、金属ブロック4に衝突した後の硬貨2は、シュート1と金属ブロック4との間隙7から受け皿8に落下し、受け皿8の底の開口部からベルトコンベア9上に案内され、ベルトコンベア9によって搬送路10に送られる。その後、識別結果に基づくゲート11の開閉方向に従って搬送路10または返却路12のいずれかに振り分けられる。
以上述べたように、本実施の形態によれば、外観だけでは判別できない硬貨の真贋を非破壊検査により確実に判定できる。特に、本実施の形態では、硬貨2を自由落下の状態で他の部材にふれることのない状態で金属ブロック4に衝突させているので、測定時において硬貨の固有振動数に狂いがなく、正確な判定が可能である。
この点を、図5に示すアルミ製円板のパワースペクトル例によって説明する。図5中、上のグラフが指の上に円板をのせて衝撃を与えた時、下のグラフが本実施の形態のように滑り台を用いて自由落下状態で測定した時の結果である。この図から判るように、硬貨に接触物があると固有振動のあるモードが抑止されるため、非接触状態で測定することが重要である。
一方、図6に、衝突相手の金属ブロックの材質を、ステンレス、鉛、鉄、真鍮に変えたときのアルミ製円板のパワースペクトル例を示す。この図6から判るように、アルミ製円板の固有振動数は、衝突相手の材質に依存しない。しかし、アルミ製円板の衝突音の大きさには依存し、ステンレスのように衝突相手自身の固有振動数がノイズとして検出される場合もある。そこで、本実施の形態においては、ノイズの比較的少ない真鍮を金属ブロック4として使用している。
(3)他の実施の形態
本発明は、前記第1の実施の形態に示したものに限定されるものではなく、以下に述べるような構成を有するものも、包含する。
(a) 図7に、図1以外の硬貨の衝突音を発生させる手段の模式図を示す。この実施の形態は、金属ブロック4に対向して水平な滑走面30を設け、この滑走面30の金属ブロック4と反対側に、加速手段として、バネなどの硬貨を弾くためのバネ装置31を設けたものである。この場合、金属ブロック4の硬貨2との衝突部は、前記滑走面30に対して斜めになっており、硬貨2の衝突時に音が明瞭に発生しやすいようになっている。
この実施の形態においては、滑走面30上に硬貨2を置いて、バネ装置31によって弾くと、弾かれた硬貨2は、衝突面が斜めに設置された金属ブロック4と衝突し、音が発生するので、この衝突音をマイクロフォン20によって収録する。
(b) 第1の実施の形態のようなシュート1や、図7の滑走面30を使用せずに、図8(A)のように、硬貨2を金属ブロック4の真上から落とし、衝突させることもできる。この時、図8(B)のように金属ブロック4との接触部分が硬貨2の半分以下であれば、衝突後、ある程度安定して金属ブロック4から離れる方向に硬貨2が落下する。
(c) 図9は、図1以外の金属ブロック自身の衝突音を減少する構成を示す。この構成では、金属ブロック4の硬貨と接触する部分以外を布・樹脂等の音を吸収する部材5でカバーし、金属ブロック自身の衝突音を減少させる。
(d) 図10に、図1の受け皿8及びベルトコンベア9以外の落下する硬貨の捕獲手段を示す。布状のもので半円筒状にし、底部分を斜めにした受け皿8aを使用する。落下した硬貨は、受け皿8aの内側の側面に一旦着地し、受け皿8aの底部分に滑り落ちる。硬貨2は、受け皿8aの底部分が斜めであるため、底部分に沿って滑り落ちる。受け皿8が布状であるため、硬貨の着地面が柔らかく、接触音が減少する。
(e) 図示の実施の形態は、衝突音発生手段として金属製の角のある部材を使用したが、必ずしも、このような形状に限定されるものではない。硬貨の衝突によって、硬貨に明瞭な衝撃音が生ずる部材であれば、円柱状あるいは球状の部材のように角のない部材でも良いし、硬貨を斜めに衝突させるような場合には、平面状の部材であっても良い。すなわち、硬貨と衝突音発生手段の面同士がぶつかると硬貨からの発生音に乱れが生じる可能性があるので、それを避けるような衝突音発生手段の形状や、硬貨と衝突音発生装置との衝突方法を選択することが好ましい。
本発明による音響特性を用いた硬貨の真贋識別装置の第1の実施の形態を示す斜視図である。 本物の500円硬貨10枚の衝撃音をマイクロフォンで検出し、パーソナルコンピュータで高速フーリエ変換した時のパワースペクトルを示すグラフである。 本物の500円硬貨70枚の固有振動数について、図2に示した第1ピークの振動数を横軸に、第2ピークの振動数を縦軸にプロットした図である。 アルミ製円板の衝撃音をマイクロフォンで検出し、パーソナルコンピュータで高速フーリエ変換した時のパワースペクトルを示すグラフである。 アルミ製円板の衝撃音をマイクロフォンで検出し、パーソナルコンピュータで高速フーリエ変換した時のパワースペクトルを示すグラフである。 アルミ製円板の衝撃音をマイクロフォンで検出し、パーソナルコンピュータで高速フーリエ変換した時のパワースペクトルを示すグラフである。 本発明の他の実施の形態として使用する、水平な滑走面を有する硬貨の加速装置を説明するための側面図である。 本発明の他の実施の形態として使用する、滑走面を用いない硬貨の加速装置を説明するための斜視図である。 本発明の他の実施の形態として使用する、金属ブロック自身の衝撃音の減少構造を説明するための斜視図である。 本発明の他の実施の形態として使用する、落下する硬貨の捕獲構造を説明するための斜視図である。
符号の説明
1…シュート
2…硬貨
3…ガイド
4…金属ブロック
5…音を吸収する素材
6…鉛板
7…間隙
8,8a…受け皿
9…ベルトコンベア
10…搬送路
11…ゲート
12…返却路
20…マイクロフォン
21…通信ケーブル
22…制御手段
23…演算部
24…パターン解析部
25…解析パターン記憶部
26…真贋判定部
27…ゲート制御部
30…滑走面
31…バネ装置

Claims (5)

  1. 金属製の角のある部材からなり、硬貨との衝突によって衝突音を発生させる衝突音発生手段と、該衝突音発生装置の直下に垂直方向に広がる空間部を有する受け皿と、を備えた装置の音響特性を用いた真贋識別方法であって、
    前記衝突音発生手段に対して、他の物体に接触させることなく硬貨を衝突させる硬貨加速ステップと、
    加速された硬貨と衝突音発生手段との衝突音を検出するステップと、
    前記衝突音検出ステップによって検出した衝突音の固有振動数を高速フーリエ変換により求める固有振動数演算ステップと、
    前記固有振動数演算ステップによって得られた前記衝突音の固有振動数のピーク数とその帯域を解析するパターン解析ステップと、
    このパターン解析ステップによって得られた解析パターンと、予め記憶手段に記憶されている本物の硬貨の固有振動数の解析パターンとを比較して、被検硬貨の真贋を判定する真贋判定ステップとを備え、
    前記衝突音発生手段の角の部分に硬貨が衝突するように硬貨を加速し、衝突後の硬貨は、他の物体に接触することなく前記受け皿内落下することを特徴とする音響特性を用いた硬貨の真贋識別方法。
  2. 金属製の角のある部材からなり、硬貨との衝突によって衝突音を発生させる衝突音発生手段と、該衝突音発生手段の直下に垂直方向に広がる空間部を有する受け皿と、を備えた音響特性を用いた硬貨の真贋識別装置であって、
    本物の硬貨の固有振動数の解析パターンを記憶した記憶手段と、
    硬貨との衝突によって衝突音を発生させる衝突音発生手段と、
    この衝突音発生手段との衝突時において前記硬貨を他の物体に接触させることなく、前記衝突音発生手段に対して衝突させる硬貨加速手段と、
    加速された硬貨と衝突音発生手段との衝突音を検出する衝突音検出手段と、
    前記衝突音検出手段によって検出した衝突音の固有振動数を高速フーリエ変換により求める演算手段と、
    前記固有振動数演算手段によって得られた前記衝突音の固有振動数のピーク数とその帯域を解析するパターン解析手段と、
    このパターン解析手段によって得られた解析パターンと、予め前記記憶手段に記憶されている本物の硬貨の固有振動数の解析パターンとを比較して、被検硬貨の真贋を判定する真贋判定手段とを備え、
    前記硬貨加速手段が衝突音発生手段の角の部分に硬貨が衝突するように硬貨を加速し、衝突後の硬貨は他の物体に接触することなく前記受け皿内落下することを特徴とする音響特性を用いた硬貨の真贋識別装置。
  3. 前記硬貨加速手段が、前記硬貨が滑走する滑走面を有し、この滑走面上に位置する硬貨を前記衝突音発生手段側に弾き飛ばす手段を備えること、を特徴とする請求項に記載の音響特性を用いた硬貨の真贋識別装置。
  4. 前記真贋判定手段によって解析された結果に基づき、真贋を判定した硬貨を分離搬出する手段を有することを特徴とする請求項または請求項のいずれかに記載の音響特性を用いた硬貨の真贋識別装置。
  5. 半円筒状で布状の部材からなり、前記受け皿内を落下する硬貨を、当該硬貨が前記受け皿底部に落下する前に捕獲する捕獲手段を更に備えること、を特徴とする請求項から請求項のいずれかに記載の音響特性を用いた硬貨の真贋識別装置。
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