JP5215883B2 - デジタル映像信号送信装置 - Google Patents

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本発明は、デジタル映像信号を送信する装置に関し、特に、シリアルインターフェース(以下、HD−SDI(High Definition−Serial Digital Interface)という。)に準拠したシリアルデジタル映像信号(以下、HD−SDI信号という。)を広域網へ送信する際に、HD−SDI信号を、広域網で使用するフレームに収容する技術に関する。
従来、ハイビジョンを越える超高精細映像を伝送するシステムとして、デジタルシネマ及びスーパーハイビジョンが実用化に向けて開発されている。従来のハイビジョン映像を伝送するシステムでは、スタジオ内で使用される複数の機器の間、またはスタジオ内で使用される機器と他のスタジオ内で使用される機器との間で放送素材を伝送するための規格として、HD−SDIという非圧縮信号フォーマットの規格が用いられていた(非特許文献1,2を参照)。このHD−SDIの規格によれば、伝送速度が1.485Gbpsまたは1.485/1.001Gbpsであり、安価な同軸ケーブルまたは光複合ケーブルを用いてHD−SDI信号を伝送することができる。また、生放送の中継現場から放送局へ放送素材を伝送するため、長距離光ファイバを用いてHD−SDI信号を伝送することも実用化されている。
一方、ハイビジョンを越える超高精細映像を伝送するシステムにおいても、ハイビジョン映像を伝送するシステムと同様に、生放送の中継現場から放送局へ放送素材を伝送する場合には遅延が小さいことが要求される。このため、非圧縮信号を伝送することにより、遅延を小さくすることが望ましい。並列画素を間引いたデュアルグリーン方式(以下、DG方式という。)(非特許文献3を参照)のスーパーハイビジョンの場合、非圧縮信号として用いられる非圧縮スーパーハイビジョン信号は、伝送速度が1チャンネルあたり24Gbps程度であり、16系統のHD−SDI信号により構成される。今後は、さらに伝送容量が大きいフル画素の映像を伝送することも予測され、より多系統のHD−SDI信号により構成される信号が検討される可能性がある。したがって、超高精細映像の伝送を実用化するためには、複数のHD−SDI信号を長距離伝送できる小型及び低廉なシステムが求められる。
ところで、通信の分野では、高速大容量のデータを伝送可能な広域網として、米国規格協会(ANSI)において標準化されたSONET(Synchronous Optical Network)のフォーマットにより伝送を行う通信網が知られている(非特許文献4を参照)。また、国際電気通信連合(ITU)においては、同期デジタル・ハイアラーキ(SDH:Synchronous Digital Hierarchy)として同様のフォーマットが勧告されている(非特許文献5を参照)。ここで、広域網とは、電気通信事業者が提供している広域通信網(WAN:Wide Area Network)をいう。
SONETは、伝送速度によってレベルが決められており、約10Gbpsの伝送速度を実現する光インターフェースをOC−192(Optical Carrier−Level 192)という。SONET OC−192は、使用する光ファイバに組み合わせる光機器及び光の波長によって長距離伝送が可能である。SONET OC−192による広域網は既に普及しており、この広域網に適用する部品及び機器も広く使用されている。そこで、このような広域網を用いて、前述した複数のHD−SDI信号を伝送することにより、低廉な長距離伝送を実現することが望まれていた。
複数のHD−SDI信号を長距離伝送する手法には、ダークファイバ網を用いることにより、独自のフォーマット及び伝送速度にて伝送する手法、及び、既存の広域網を用いることにより、その広域網で決められたフォーマット及び伝送速度にて伝送する手法がある。前者の手法では、ダークファイバが敷設されている地点であればどこでも適用できるというメリットがあるが、例えば、その都度光増幅器等を配置して通信路を構築する必要があるというデメリットがある。これに対し、後者の手法では、既設の広域網を用いるから、新たに通信路を構築する必要がなく、低廉化を実現できるというメリットがある。
前者の例(ダークファイバ網を用いる例)としては、DG方式の非圧縮スーパーハイビジョン信号を伝送するシステムが提案されている(非特許文献6を参照)。このシステムは、16系統のHD−SDIの並列信号で構成される非圧縮スーパーハイビジョン信号を、それぞれ16波長の光信号に変換して、波長多重により1芯の光ファイバで伝送するものである。
また、もう一つの前者の例(ダークファイバ網を用いる例)として、HD−SDIの並列信号で構成される非圧縮デジタルシネマ信号を10.692Gbpsの直列信号に変換する手法(特許文献1を参照)がある。DG方式の非圧縮スーパーハイビジョン信号を伝送する場合、16系統のHD−SDI信号を複数の10.692Gbpsの直列信号に変換することで伝送を実現することが可能である。しかし、この手法は、誤り訂正符号を付加していないため、長距離伝送には適さない。
また、後者の例(既存の広域網を用いる例)として、複数のHD−SDI信号をIPパケット化した後にSONETフレームに収容する手法も提案されている(非特許文献7を参照)。
特許第4079134号公報
ITU−R BT.1120,国際電気通信連合(ITU) SMPTE 292M,米国映画テレビ技術者協会(SMPTE) 「走査線4000本級4板式超高精細動画カメラ」,映像情報メディア学会誌,Vol.58,No.3,pp.383−391,2004 ANSI T1.105,米国規格協会(ANSI) ITU−T G.707,国際電気通信連合(ITU) 「非圧縮スーパーハイビジョン信号の16波高密度波長多重方式による長距離伝送」,映像情報メディア学会誌,Vol.60,No.9,pp.1490−1495,2006 「IP/MPLSネットワーク上での非圧縮HD伝送技術」,放送技術,Vol.57,No.11,pp.1369−1374,2004
前者の例(ダークファイバ網を用いる例)において、16波長の波長多重で伝送する例は、伝送速度が1.485Gbpsまたは1.485/1.001Gbpsであり、非圧縮デジタルシネマ信号を直列信号に変換する例は、伝送速度が10.692Gbpsである。いずれの例においても、伝送速度が広域網の伝送速度(OC−48の伝送速度:2.48832Gbps、OC−192の伝送速度:9.9532Gbps)と異なるため、非圧縮スーパーハイビジョン信号を広域網へそのまま伝送することはできない。
HD−SDI信号を広域網へ送信する送信装置は、HD−SDI信号のクロックと、広域網のクロック(広域網において伝送される信号のクロック)とがそれぞれ独立して動作している。このため、2つのクロックによる処理速度の違いを調整することにより、HD−SDI信号を広域網へ送信することが可能となる。
また、後者の例(既存の広域網を用いる例/IPパケット化した後にSONETフレームに収容する例)では、IPパケット化することにより、経路制御が可能になるというメリットがあるが、IPヘッダ等に割り当てるビットが必要になると共に、回路規模が大きくなるというデメリットがある。
そこで、本発明は前記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、デジタル映像信号を広域網へ送信する際に、デジタル映像信号のデータを広域網で伝送されるフレームに直接収容することにより、低廉に伝送が可能な送信装置を提供することにある。
前記課題を解決するため、本発明による送信装置は、デジタル映像信号のデータを、フレームに収容して広域網へ送信する送信装置において、前記デジタル映像信号のデータを記憶する記憶部と、前記デジタル映像信号のデータを、当該デジタル映像信号の処理速度を定めるクロックに基づいて、前記記憶部に書き込む書き込み部と、前記記憶部に記憶されているデータの量を検知するデータ量検知部と、前記フレームの同期信号を含むヘッダデータをフレームのヘッダに収容し、前記フレームのヘッダへの収容が完了したに、前記デジタル映像信号のデータを、前記フレームの処理速度を定めるクロックに基づいて前記記憶部から読み出して前記フレームのペイロードに収容し、前記収容したヘッダデータ及びデジタル映像信号のデータを含むフレームを出力するフレーム生成部と、前記フレーム生成部により出力されたフレームを、前記広域網へ送信する送信部と、を備え、前記フレーム生成部が、前記デジタル映像信号のデータを前記記憶部から読み出して前記フレームのペイロードに収容する際に、前記デジタル映像信号の処理速度を定めるクロック及び前記フレームの処理速度を定めるクロックの周波数漂動が存在しても読み出し可能な最小量のデータを、前記記憶部から読み出して前記フレームのペイロードに収容し、前記データ量検知部により検知されたデータ量と予め設定されたしきい値とを比較し、前記周波数漂動に伴って、前記デジタル映像信号の処理速度を定めるクロックよりも前記フレームの処理速度を定めるクロックの周波数が高く、その差が大きいときは、前記デジタル映像信号のデータの読み出し数が小さくなり、前記差が小さいときは、前記読み出し数が大きくなるように、前記データ量が前記しきい値未満になるまで、前記デジタル映像信号のデータの読み出し及び収容を継続し、前記データ量が前記しきい値未満のときに、前記デジタル映像信号のデータの読み出し及び収容を停止する、ことを特徴とする。
また、本発明による送信装置は、前記フレーム生成部が、デジタル映像信号のデータをフレームに収容する際に、有効データであることを示す情報を所定長のデータ毎に付加する、ことを特徴とする。
また、本発明による送信装置は、前記デジタル映像信号を、HD−SDIの規格により定められた複数系統のHD−SDI信号とし、前記広域網を、SONETの規格により定められたフレームの伝送を行う広域網とする、ことを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、デジタル映像信号のデータをIPパケットに変換することなく、広域網で伝送されるフレームに直接収容して送信するようにした。これにより、低廉に伝送が可能な送信装置を実現することができる。
本発明の実施形態(実施例1)による伝送システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態(実施例1)による送信装置及び受信装置の構成を示すブロック図である。 送信装置におけるクロック変換部及びフレーマの構成を示すブロック図である。 OC−192フレームの構成例1を示す図である。 OC−192フレームの構成例1におけるデータ領域の構成を示す図である。 フレーマによるOC−192フレーム生成処理を示すフロー図である。 本発明の実施形態(実施例2)による伝送システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態(実施例3)による伝送システムの構成を示すブロック図である。 OC−192フレームの構成例2を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて詳細に説明する。
〔実施例1〕
まず、実施例1について説明する。図1は、本発明の実施形態(実施例1)による伝送システムの構成を示すブロック図である。この伝送システムは、送信装置1及び受信装置3を備えて構成され、送信装置1及び受信装置3は広域網2により接続される。以下の説明では、広域網2は、SONET OC−192の規格により定められたフレーム(以下、OC−192フレームという。)が伝送される通信網であり、その伝送速度は9.9532Gbpsであるものとする。尚、本発明は、広域網を、SONET OC−192による広域網に限定するものではない。
送信装置1は、ハイビジョン信号として同期した6チャンネル(6系統)のHD−SDI信号(HD1〜HD6)を入力し、これらのHD−SDI信号のデータをOC−192フレームに収容する。そして、OC−192フレームの電気信号を光信号に変換し、1チャンネル(1系統)のOC−192フレームとして広域網2を介して受信装置3へ送信する。ここで、1チャンネル(1系統)のOC−192フレームとは、1台の送信装置から1台の受信装置へ伝送されるフレームを意味し、例えば、後述する実施例2における3チャンネル(3系統)のOC−192フレームとは、送信装置及び受信装置により特定されるフレームが3つ存在することを意味する。
受信装置3は、送信装置1により送信された1系統のOC−192フレームの光信号を、広域網2を介して受信する。そして、受信したOC−192フレームの光信号を電気信号に変換し、OC−192フレームに収容されたHD−SDI信号のデータを抽出し、元の同期した6系統のHD−SDI信号(HD1〜HD6)に復元して出力する。
尚、送信装置1は、6系統のHD−SDI信号の全てを入力する必要はなく、6系統未満のHD−SDI信号を入力するようにしてもよい。この場合、入力信号のない系統については、送信装置1はヌル信号を入力したものとして扱う。また、送信装置1は、HD−SDI信号をOC−192フレームに収容した後、必要に応じて誤り訂正符号を付加してOTNフレームに収容し、光信号に変換し送信するようにしてもよい。OTNフレームについては、ITU−T G.709を参照されたい。また、広域網2は、既存の広域網だけでなく、ダークファイバ網であってもよい。また、図1に示した伝送システムは、送信装置1から受信装置3への片方向の伝送を実現する構成例であるが、送信装置1及び受信装置3にそれぞれ送信機能及び受信機能を持たせることにより、双方向の伝送を実現するように構成してもよい。
(送信装置)
次に、図1に示した送信装置1について詳細に説明する。図2は、送信装置1及び受信装置3の構成を示すブロック図である。この送信装置1は、6系統のHD−SDI受信部4、HD−SDI受信部4にそれぞれ対応する6系統のクロック変換部5、フレーマ(フレーム生成部)6、スクランブラ7、B1信号発生部8、シリアライザ9及びE/O(電気/光)変換部(送信部)10を備えている。
HD−SDI受信部4は、6系統のHD−SDI信号(HD1〜HD6)をそれぞれ入力し、周波数特性を補償するための処理及びインピーダンス変換処理を行い、HD−SDI信号の直列信号を並列信号に変換する。具体的には、HD−SDI受信部4は、入力したHD−SDI信号について、輝度情報10ビット及び色情報10ビットの直列信号を20ビットの並列信号に変換する。そして、20ビットの並列信号を、後段のクロック変換部5の記憶部51(詳細については後述する)に書き込む。つまり、HD−SDI受信部4は、20ビットの並列信号を記憶部51に書き込む処理を行う書き込み部の機能も有する。ここで、HD−SDI受信部4は、HD−SDI信号のデータを処理する速度を定めるためのクロック(74.25/1.001=74.17584MHzまたは74.25MHz)に基づいて、前述した一連の処理を行う。すなわち、HD−SDI受信部4は、前述したクロックに基づいた速度にて、20ビットの並列信号をこのビット長単位で記憶部51にそれぞれ書き込む。
尚、HD−SDI受信部4は、必ずしも、周波数特性を補償するための処理及びインピーダンス変換処理を行う必要がない。また、HD−SDI受信部4により20ビットの直列信号を並列信号に変換する処理は一例であり、本発明はビット数を20ビットに限定するものではない。
クロック変換部5は、6系統のHD−SDI受信部4から20ビットの並列信号をそれぞれ入力し(合計で20ビット×6系統=120ビットの並列信号を入力し)、HD−SDI信号のクロック系からSONETのクロック系への変換を行う。クロック変換部5の詳細については後述する。
フレーマ6は、クロック変換部5によりクロック変換された120ビットの並列信号を入力すると共に、B1信号発生部8からB1符号列を入力する。そして、フレーマ6は、B1符号列等をヘッダに収容すると共に、120ビット=1ワードのデータの有効または無効を判定するための判定ビットを付加して128ビットのデータをペイロードに収容し、OC−192フレームの並列信号を生成する。以下、120ビットの単位をワードという。ここで、フレーマ6は、OC−192フレームを処理する速度を定めるためのクロック(155.02/2=77.76MHz)に基づいて、前述した一連の処理を行う。すなわち、フレーマ6は、前述したクロックに基づいた速度にて記憶部51からデータを読み出す。後段のスクランブラ7、B1信号発生部8、シリアライザ9及びE/O変換部10の処理についても同様である。フレーマ6の詳細については後述する。
スクランブラ7は、フレーマ6により生成されたOC−192フレームの並列信号を入力し、ANSI T1.105の規格に準拠したスクランブル処理を行う。B1信号発生部8は、スクランブラ7によりスクランブル処理されたOC−192フレームの並列信号を入力し、ANSI T1.105の規格に準拠したビットインターリーブパリティ処理を行い、B1符号列を発生し、B1符号列をフレーマ6に出力する。このB1符号列は、フレーマ6において、直後の(次の)OC−192フレームのヘッダに収容される。
シリアライザ9は、スクランブラ7によりスクランブル処理されたOC−192フレームの並列信号を入力し、並列信号を直列信号に変換する。E/O変換部10は、シリアライザ9からOC−192フレームの直列信号を入力し、電気信号を光信号に変換し、1系統のOC−192フレームに準拠した光信号として送信する。尚、図2において、シリアライザ9は、スクランブラ7の後段に備えているが、スクランブラ7の前段に備えるようにしてもよい。すなわち、シリアライザ9によってOC−192フレームの並列信号が直列信号に変換された後、スクランブラ7が、シリアライザ9からOC−192フレームの直列信号を入力し、スクランブル処理を行うようにしてもよい。
このようにして、送信装置1は、同期した6系統のHD−SDI信号(HD1〜HD6)をクロック変換してOC−192フレームに収容し、OC−192フレームの電気信号を光信号に変換し、1系統のOC−192フレームとして広域網2を介して受信装置3へ送信する。
次に、クロック変換部5及びフレーマ6について詳細に説明する。図2に示したクロック変換部5は、FIFO(First−In First−Out)の機能を有する記憶部51(詳細については後述する)を備えており、HD−SDI信号のクロックをOC−192フレームのクロックに変換する際に、HD−SDI信号(20ビット×6系統=120ビット)が、HD−SDI受信部4によって、HD−SDI信号のクロック(74.25MHzまたは74.25/1.001MHz)に基づいた速度にて記憶部51に書き込まれ、フレーマ6によって、SONETフレームであるOC−192フレームのクロック(155.02/2=77.76MHz)に基づいた速度にて読み出される。
ここで、HD−SDI信号のクロックによる書き込み処理とOC−192フレームのクロックによる読み出し処理とは非同期で動作する。このため、記憶部51が空になって読み出しができなくなったり、記憶部51に記憶されるHD−SDI信号のデータが容量を超えて溢れたりして書き込みができなくなったりする可能性がある。そこで、記憶部51が空になることを回避すると共に、溢れることを回避するための制御が必要になる。すなわち、フレーマ6が記憶部51からHD−SDI信号のデータを読み出す処理には、HD−SDI信号のクロック及びOC−192フレームのクロックの周波数漂動を考慮した制御が必要になる。
以下、クロックの周波数漂動について説明する。まず、HD−SDI信号のクロック及びOC−192フレームのクロックに周波数漂動が存在しない場合、HD−SDI信号のクロックが74.25/1.001=74.17584MHzのとき、OC−192の1フレームあたりのデータ読み出し数(つまり、OC−192のフレーム周期125μsあたりのデータ読み出し数)は、125(μs/フレーム)×74.17584(MHz、すなわちMワード/s)=9271.978(ワード/フレーム)となる。一方、HD−SDI信号のクロックが74.25MHzのとき、OC−192の1フレームあたりのデータ読み出し数は、125(μs/フレーム)×74.25(MHz、すなわちMワード/s)=9281.25(ワード/フレーム)となる。
したがって、HD−SDI信号のクロック及びOC−192フレームのクロックに周波数漂動が存在しない場合、HD−SDI信号のクロックが74.25/1.001=74.17584MHzのとき、OC−192の1フレームあたりのデータ読み出し数を、9271.978(ワード/フレーム)とする必要があり、HD−SDI信号のクロックが74.25MHzのとき、OC−192の1フレームあたりのデータ読み出し数を、9281.25(ワード/フレーム)とする必要がある。
次に、HD−SDI信号のクロック及びOC−192フレームのクロックに周波数漂動が存在する場合、例えば、±100ppmの周波数漂動が存在する場合の、OC−192の1フレームあたりのデータ読み出し数について説明する。HD−SDI信号のクロックが74.25/1.001=74.17584MHzから+100ppmずれて74.18325MHzのとき、かつ、OC−192フレームのクロックが77.76MHzから+100ppmずれて77.767776MHzのとき、OC−192のフレーム周期は124.9875μsとなり、OC−192の1フレームあたりのデータ読み出し数は、124.9875(μs/フレーム)×74.18325(MHz、すなわちMワード/s)=9271.979(ワード/フレーム)となる。一方、OC−192フレームのクロックが77.76MHzから−100ppmずれて77.752224MHzのとき、OC−192のフレーム周期は125.0125μsとなり、OC−192の1フレームあたりのデータ読み出し数は、125.0125(μs/フレーム)×74.18325(MHz、すなわちMワード/s)=9273.834(ワード/フレーム)となる。したがって、HD−SDI信号のクロックが+100ppmだけずれている場合、OC−192フレームのクロックの周波数漂動±100ppmを許容するためには、OC−192の1フレームあたりのデータ読み出し数を、9271〜9274(ワード/フレーム)の間で変化させる必要がある。
同様に、HD−SDI信号のクロックが74.25/1.001=74.17584MHzから−100ppmずれて74.16841MHzのとき、かつ、OC−192フレームのクロックが77.76MHzから+100ppmずれて77.767776MHzのとき、OC−192の1フレームあたりのデータ読み出し数は、124.9875(μs/フレーム)×74.16843(MHz、すなわちMワード/s)=9270.124(ワード/フレーム)となる。一方、OC−192フレームのクロックが77.76MHzから−100ppmずれて77.752224MHzのとき、OC−192の1フレームあたりのデータ読み出し数は、125.0125(μs/フレーム)×74.16843(MHz、すなわちMワード/s)=9271.981(ワード/フレーム)となる。したがって、HD−SDI信号のクロックが−100ppmだけずれている場合、OC−192フレームのクロックの周波数漂動±100ppmを許容するためには、OC−192の1フレームあたりのデータ読み出し数を、9270〜9272(ワード/フレーム)の間で変化させる必要がある。
したがって、HD−SDI信号のクロック及びOC−192フレームのクロックに周波数漂動±100ppmが存在する場合、HD−SDI信号のクロックが74.25/1.001=74.17584MHzのとき、OC−192の1フレームあたりのデータ読み出し数を、9270〜9274(ワード/フレーム)の間で変化させる必要がある。同様にして算出すると、HD−SDI信号のクロックが74.25MHzのとき、OC−192の1フレームあたりのデータ読み出し数を、9279〜9284(ワード/フレーム)の間で変化させる必要がある。
以上、クロックの周波数漂動について説明した。このように、HD−SDI信号のクロック及びOC−192フレームのクロックに周波数漂動が存在する場合、周波数漂動に応じてデータ読み出し数が異なるように制御する必要がある。具体的には、HD−SDI信号のクロックとOC−192フレームのクロックとの間の差に着目すると、その差が大きい場合(周波数漂動によって、HD−SDI信号のクロックが小さくなりOC−192フレームのクロックが大きくなり、その差が大きくなった場合)、データ読み出し数が小さくなるように制御する必要がある。
すなわち、フレーマ6は、クロック変換部5の記憶部51からHD−SDI信号のデータを読み出す際に、HD−SDI信号のクロックとOC−192フレームのクロックとの間の差に基づいて、データ読み出し数を制御する。具体的には、フレーマ6は、記憶部51に記憶されたHD−SDI信号のデータ量を入力し、必要な読み出し回数になるように、そのデータ量に基づいて記憶部51からデータを読み出す。両クロックの差は、記憶部51に記憶されるデータ量に反映されるからである。つまり、フレーマ6は、HD−SDI信号のクロックとOC−192フレームのクロックとの間の差に伴って、記憶部51のデータ量が所定のしきい値を下回った場合(所定のしきい値未満の場合)に、記憶部51からデータを読み出す処理を停止し、読み出し数を減らすように制御する。前述した例では、フレーマ6は、記憶部51のデータ量が所定のしきい値(例えば、記憶部51の記憶可能な容量の1割に相当する値)未満になるまで、記憶部51からデータを読み出し、記憶部51のデータ量が所定のしきい値未満になったときに、読み出しを停止する。これにより、HD−SDI信号のクロックが74.25/1.001=74.17584MHzのとき、OC−192の1フレームあたりのデータ読み出し数を、9270〜9274(ワード/フレーム)の間で変化させるように制御することができ、HD−SDI信号のクロックが74.25MHzのとき、OC−192の1フレームあたりのデータ読み出し数を、9279〜9284(ワード/フレーム)の間で変化させるように制御することができる。尚、HD−SDI及びSONETにおいて規定されているクロック確度は、前述した非特許文献1、2、4、5に記載されているように、それぞれHD−SDI信号のクロックでは±10ppm、SONETのクロックでは±20ppmであるから、前述した例を適用することができる。
図3は、図2に示したクロック変換部5及びフレーマ6の構成を示すブロック図である。クロック変換部5は、記憶部51及びFIFO残量検知部(データ量検知部)52を備えている。記憶部51は、前述のとおり、FIFOの機能を有するメモリであり、HD−SDI受信部4によって、HD−SDI信号のクロック(74.25/1.001=74.17584MHzまたは74.25MHz)に基づいた速度にて、HD−SDI信号(20ビットの並列信号)のデータがこのビット長単位にて書き込まれる。このような書き込み処理は系統毎に行われる。
FIFO残量検知部52は、記憶部51に記憶されたHD−SDI信号のデータの量を検知し、フレーマ6に出力する。
フレーマ6は、読み出し制御部61、読み出し部62、ヘッダ生成部63、補助データ生成部64及びデータ挿入部(データ収容部)65を備えている。フレーマ6は、OC−192フレームのクロック(155.02/2=77.76MHz)に基づいた速度にて、一連の処理を行う。読み出し制御部61は、クロック変換部5のFIFO残量検知部52から記憶部51のデータ量を入力し、入力したデータ量と予め設定されたしきい値(例えば、記憶部51の記憶可能な容量の1割に相当する値)とを比較する。送信装置1に入力されてクロック変換部5の記憶部51に書き込まれる最大6チャンネルのHD−SDI信号は同期しているため、各チャンネルのFIFO残量(データ量)はほとんど同じ値を示す。そこで、読み出し制御部61は、入力した6チャンネルのデータ量の平均値を算出し、その平均値としきい値とを比較する。尚、回路を簡単にするために、入力した6チャンネルのデータ量のうちの1つのチャンネル(例えば、チャンネル1(HD1))のデータ量としきい値とを比較するようにしてもよい。そして、読み出し制御部61は、データ量がしきい値以上であると判定した場合、読み出し可の制御情報を読み出し部62に出力する。一方、読み出し制御部61は、データ量がしきい値未満であると判定した場合、読み出し不可の制御情報を読み出し部62に出力する。
読み出し部62は、データ挿入部65からヘッダ収容完了情報(ヘッダの収容が完了したことを示す情報、詳細については後述する)を入力すると共に、読み出し制御部61から制御情報を入力する。読み出し部62は、ヘッダ収容完了情報を入力すると、クロック変換部5の記憶部51から、OC−192フレームのクロック(155.02/2=77.76MHz)に基づいた速度にてHD−SDI信号のデータの読み出しを開始する。また、読み出したデータ数と、OC−192フレームの定常有効データ領域に収容される定常データ数(予め設定された定常データ数)とを比較し、読み出したデータ数が定常データ数未満のときに、記憶部51からの読み出しを継続する。一方、読み出したデータ数が定常データ数に等しくなったときは、読み出し制御部61から入力した制御情報が読み出し可を示している限り、記憶部51からの読み出しを継続する。そして、制御情報が読み出し不可を示しているときに、記憶部51からの読み出しを停止する。
すなわち、読み出し部62は、OC−192フレームのヘッダ収容完了に伴い、記憶部51からデータの読み出しを開始し、記憶部51に記憶されているデータ量がしきい値以上の場合、前記速度にて読み出しを行い、データ量がしきい値未満の場合、読み出しを停止する。そして、読み出し部62は、読み出したデータをデータ挿入部65に出力し、読み出しを停止したときに、読み出し停止情報をデータ挿入部65に出力する。
ヘッダ生成部63は、B1信号発生部8からB1符号列を入力し、OC−192フレームのB1符号列及び同期信号A1,A2を含むヘッダデータを生成し、生成したヘッダデータをデータ挿入部65に出力する。補助データ生成部64は、OC−192のペイロードに収容されるHD−SDI信号のデータ以外の補助データを生成し、生成した補助データをデータ挿入部65に出力する。補助データは、例えば、複数のHD−SDI信号(HD1〜HD6)を識別するための信号、OC−192フレームのSONET信号が複数生成される場合においてその信号を識別するための信号である。
データ挿入部65は、読み出し部62からHD−SDI信号のデータ及び読み出し停止情報を、ヘッダ生成部63からヘッダデータを、補助データ生成部64から補助データをそれぞれ入力し、OC−192フレームに収容することにより、OC−192フレームを1フレーム毎に生成し、OC−192フレームの並列信号を出力する。データ挿入部65は、OC−192の1フレームの生成に際し、まず、ヘッダ生成部63から入力したヘッダデータをOC−192フレームのヘッダに収容する。そして、データ挿入部65は、ヘッダへの収容が完了すると、ヘッダ収容完了情報を読み出し部62に出力し、読み出し部62からHD−SDI信号のデータを1ワード=120ビット(20バイト×6系統)毎に入力し、判定ビットを付加して1ブロック=128ビットのデータを生成し、OC−192フレームのペイロードに収容する。判定ビットは、1ワード=120ビットのデータ毎に有効データまたは無効データであるかを判定するために付加される情報である。この場合は、有効データであることを示す判定ビットが付加される。そして、データ挿入部65は、読み出し部62から読み出し停止情報を入力すると、補助データ生成部64から入力した補助データをOC−192フレームのペイロードに収容する。この場合、データ挿入部65は、補助データを収容した後の残りの領域に、例えば「1」を収容する。そして、補助データの収容が完了すると、OC−192の1フレームの生成が完了する。
図4は、OC−192フレームの構成例1を示す図である。このOC−192フレームは、1クロックを処理単位とする9行のデータ(1ブロック=128ビットを9行に並べたデータ)が1080列並んで構成されている。ヘッダ(オーバヘッド部分)は、先頭の第1列から第40列までの領域(ANSI T1.105の規格に準拠したSOH(Section OverHead:セクションオーバーヘッド)領域及びPOH(Path OverHead:パスオーバーヘッド)領域を備えている。ペイロードは、第41列から1080列までの領域を備え、具体的には、第41列から第1070列までの1030列分の定常有効データ領域と、第1071列から第1080列までの10列分の補助データ領域とを備えている。
定常有効データ領域の各ブロックに付された番号1〜9270は、前述した例において、2種類のHD−SDI信号のクロック(74.25/1.001=74.17584MHz及び74.17584MHz)のいずれにも対応させたデータ読み出し数が9270〜9284(ワード/フレーム)であることから、最小のデータ読み出し数9270分のデータが収容される番号を示している。つまり、周波数漂動が存在する場合、最小のデータ読み出し数が9270であるから、±100ppmの範囲でいかなる周波数漂動が発生したとしても、データ挿入部65は、ペイロードのうちの定常有効データ領域(番号1〜9270(1030クロック×9行=9270ブロック分))にデータを収容することができる。
一方、補助データ領域のうちの非定常有効データ領域として配置される各ブロックに付された番号9271〜9284は、前述した例において、データ読み出し数9270〜9284(ワード/フレーム)のうちの9270を除いた番号を示している。つまり、周波数漂動が存在する場合、最大のデータ読み出し数が9284であるから、データ挿入部65は、9270ブロック分のデータを定常有効データ領域に収容した後、補助データ領域のうちの非定常有効データ領域(番号9271〜9284(14ブロック分))に、読み出し制御部61から読み出し停止情報を入力するまでの間、順番にデータを収容することができる。つまり、この非定常有効データ領域(番号9271〜9284(14ブロック分))には、1031〜1032列に配置され、HD−SDI信号のクロック及びOC−192フレームのクロックの周波数漂動により変動する読み出し数に応じて、データが収容される。また、補助データ領域のうちの非定常有効データ領域を除いた領域(例えば、1033〜1040列の領域)は、他の識別信号が割り当てられる。
図5は、図4に示したOC−192フレームの構成例1におけるデータ領域の構成を示す図である。これは、1ブロック=128ビットのデータ領域に、1ワード=120ビットの並列データと共に、8ビットの判定ビットを収容する例を示している。フレーマ6の読み出し部62により記憶部51から読み出された120ビットの並列データ(HD1の20ビットのデータ、HD2の20ビットのデータ、・・・、及びHD6の20ビットのデータ)は、8ビットの判定ビット(有効データであることを示す全てのビットに1が設定されたデータ)と共に、このデータ領域に収容される。この判定ビットは、後述する受信装置3において、受信したデータの有効性を判断するために用いられ、HD−SDI信号のデータ(120ビットのデータ)が、この判定ビットにより120ビット単位に処理される。図5では、判定ビットは、HD1〜HD3のデータに対する4ビット長のデータと、HD4〜HD6のデータに対する4ビット長のデータとが区別されている。判定ビットを2つに区別することにより、受信装置3において、HD1〜HD3のデータとHD4〜HD6のデータとの並列処理を効率的に行うことができる。尚、図5に示した構成は、後述する図9に示すOC−192フレームの構成例2におけるデータ領域の構成でもある。
図4及び図5を参照して、データ挿入部65は、ヘッダ生成部63から入力したヘッダデータを、図4に示したヘッダに収容する。そして、データ挿入部65は、読み出し部62から入力したHD−SDI信号のデータに、図5に示した判定フラグを付加し、判定フラグを付加したデータを、図4に示したペイロードの定常有効データ領域から順に収容する。定常有効データ領域への収容が完了すると、補助データ領域に引き続き収容する。そして、データ挿入部65は、読み出し部62から読み出し停止情報を入力すると、補助データ生成部64から入力した補助データを、補助データ領域に引き続き収容する。そして、データ挿入部65は、補助データ領域への収容が完了すると、OC−192フレームの並列信号(図4に示したように、1ブロック×9行単位の並列信号)を出力する。
図6は、フレーマ6によるOC−192フレーム生成処理を示すフロー図である。フレーマ6は、OC−192の1フレームの生成に際して図6に示す処理を行い、この1フレーム毎の生成処理を繰り返すことにより、連続したOC−192フレームを生成して出力する。
まず、フレーマ6のデータ挿入部65は、ヘッダ生成部63により生成されたヘッダデータを入力し、そのヘッダデータをOC−192フレームのヘッダに収容する(ステップS601)。そして、データ挿入部65は、ヘッダデータの収容が完了したときに、ヘッダ収容完了情報を読み出し部62に出力する。
読み出し部62は、データ挿入部65からヘッダ収容完了情報を入力すると、クロック変換部5の記憶部51からHD−SDI信号のデータを読み出し、データ挿入部65に出力する(ステップS602)。そして、データ挿入部65は、読み出し部62からHD−SDI信号のデータを入力し、判定ビットを付加してOC−192のペイロードにおける定常有効データ領域に収容する(ステップS603)。
読み出し部62は、記憶部51から読み出したデータ数と、OC−192フレームの定常有効データ領域に収容される定常データ数(予め設定された定常データ数)とを比較し(ステップS604)、読み出したデータ数が定常データ数未満のため、定常有効データ領域への収容が完了していないと判定した場合(ステップS604:N)、ステップS602へ移行し、読み出し部62による記憶部51からの読み出し処理、及びデータ挿入部65による収容処理を繰り返す。そして、読み出し部62は、読み出したデータ数が定常データ数に等しくなり、定常有効データ領域への収容が完了したと判定した場合(ステップS604:Y)、記憶部51のデータ量がしきい値未満であるか否かを示す制御情報を読み出し制御部61から入力する。ここで、制御情報が読み出し可を示している場合は、記憶部51のデータ量がしきい値以上であることを意味し、制御情報が読み出し不可を示している場合は、記憶部51のデータ量がしきい値未満であることを意味する。
読み出し部62は、制御情報に基づいて記憶部51のデータ量がしきい値未満であるか否かを判定し(ステップS605)、記憶部51のデータ量がしきい値未満でないと判定した場合(ステップS605:N)、ステップS602へ移行し、読み出し部62による記憶部51からの読み出し処理及びデータ挿入部65による収容処理を繰り返す。ここで、データ挿入部65は、ステップS603において、読み出し部62が記憶部51から読み出したHD−SDI信号のデータを、OC−192フレームのペイロードにおける補助データ領域に収容する。そして、読み出し部62は、制御情報に基づいて記憶部51のデータ量がしきい値未満であると判定した場合(ステップS605:Y)、記憶部51からの読み出しを停止し、読み出し停止情報をデータ挿入部65に出力する。
データ挿入部65は、読み出し部62から読み出し停止情報を入力すると、補助データ生成部64から入力した補助データを、OC−192フレームのペイロードにおける補助データ領域に、HD−SDI信号のデータに引き続き収容する(ステップS606)。補助データの収容が完了すると、OC−192の1フレームの生成が完了し、次の1フレームを生成するために、ステップS601の処理を行う。このように、フレーマ6は、OC−192の1フレームの生成に際し、ステップS601からステップS606までに示した1フレームの生成処理を繰り返すことにより、連続したOC−192フレームを生成して出力する。
(受信装置)
次に、図1に示した受信装置3について詳細に説明する。図2を参照して、この受信装置3は、O/E(光/電気)変換部11、デシリアライザ12、同期検出部13、デスクランブラ14、デフレーマ15、B1信号判定部16、クロック変換部17及びHD−SDI送信部18を備えている。
受信装置3が広域網2を介して1系統のOC−192フレームの光信号を受信すると、O/E変換部11は、OC−192フレームの光信号を入力し、光信号を電気信号に変換する。デシリアライザ12は、O/E変換部11により変換されたOC−192フレームの電気信号を入力し、このOC−192フレームの電気信号である直列信号を並列信号に変換する。
同期検出部13は、デシリアライザ12からOC−192フレームの並列信号を入力し、OC−192フレームのヘッダに収容された同期信号A1,A2を検出し、同期したOC−192フレームの並列信号を出力する。デスクランブラ14は、同期検出部13から同期したOC−192フレームの並列信号を入力し、ANSI T1.105の規格に準拠したデスクランブル処理を行う。
デフレーマ15は、デスクランブラ14によりデスクランブル処理されたOC−192フレームの並列信号を入力し、フレーマ6の逆の処理を行い、120ビットの並列信号(20ビット×6系統の並列信号)を生成する。具体的には、デフレーマ15は、図4に示したOC−192フレームの並列信号(9行で構成された信号)を入力し、ペイロードに収容された1ブロック毎のデータを抽出し、有効の判定ビットが付加されたデータについて、120ビットの並列信号として生成する。120ビットの並列信号を構成する各系統の20ビットのデータ(輝度情報10ビット及び色情報10ビットのデータ)は、系統毎にクロック変換部17に書き込まれる。また、デフレーマ15は、図4に示したOC−192フレームの並列信号のヘッダに収容されたB1符号列を抽出し、B1信号判定部16に出力する。B1信号判定部16は、デフレーマ15からB1符号列を入力し、直前のOC−192フレームの伝送誤りを検出する。
ここで、O/E変換部11、デシリアライザ12、同期検出部13、デスクランブラ14、デフレーマ15及びB1信号判定部16は、OC−192フレームのデータを処理する速度を定めるためのクロック(155.02/2=77.76MHz)に基づいて、前述した一連の処理を行う。すなわち、デフレーマ15は、前述したクロックに基づいた速度にて、並列信号をクロック変換部17に書き込む。
クロック変換部17は、記憶部を備えており、6系統の20ビットのデータをそれぞれ入力し(合計で20ビット×6系統=120ビットのデータを入力し)、SONETのクロック系からHD−SDI信号のクロック系への変換を行う。具体的には、クロック変換部17は、OC−192フレームのクロックに基づいた速度にてデータを入力して記憶部に記憶し、HD−SDI信号のクロックに基づいた速度にてデータを記憶部から出力する。ここで、OC−192フレームのクロックが155.02/2=77.76MHzであり、HD−SDI信号にクロックが74.25MHz/1.001=74.17584MHzまたは74.25MHzであるから、入力速度は出力速度よりも速い。したがって、HD−SDI送信部18は、送信装置1のフレーマ6における読み出し制御部61及び読み出し部62のような読み出し処理を行う必要がなく、クロック変換部17の記憶部に記憶されたデータを、HD−SDI信号のクロックに基づいた速度で読み出すだけでよい。
HD−SDI送信部18は、クロック変換部17の記憶部から20ビットのデータをそれぞれ読み出し、並列信号を直列信号に変換し、HD−SDI信号としてそれぞれ出力する。ここで、HD−SDI送信部18は、HD−SDI信号のデータを処理する速度を定めるためのクロック(74.25MHz/1.001=74.17584MHzまたは74.25MHz)に基づいて、前述した一連の処理を行う。すなわち、HD−SDI送信部18は、前述したクロックに基づいた速度にて、20ビットのデータをこのビット長単位でクロック変換部17の記憶部から系統毎にそれぞれ読み出す。
このようにして、受信装置3は、広域網2を介して受信したOC−192フレームの光信号を電気信号に変換し、OC−192フレームからHD−SDI信号を抽出してクロック変換し、同期した6系統のHD−SDI信号(HD1〜HD6)を出力する。
以上のように、実施例1によれば、送信装置1から広域網2を介して受信装置3へ6系統のHD−SDI信号からなるハイビジョン信号を伝送する場合、送信装置1は、OC−192の1フレームを生成するにあたり、ヘッダデータの収容が完了した後、HD−SDI信号のクロックで記憶部51に書き込まれたHD−SDI信号のデータを、OC−192フレームのクロックで読み出してOC−192フレームのペイロードに収容するようにした。そして、記憶部51のデータ量がしきい値未満のときにその読み出しを停止し、OC−192フレームの生成を完了するようにした。このような処理をOC−192の1フレーム毎に繰り返すことにより、HD−SDI信号のデータをOC−192フレームに直接収容して広域網2へ送信することができる。したがって、HD-SDI信号はIPパケットに変換されることなく、OC−192フレームとして広域網2へ伝送されるから、低廉かつ長距離の伝送が可能となる。
〔実施例2〕
次に、実施例2について説明する。図7は、本発明の実施形態(実施例2)による伝送システムの構成を示すブロック図である。この伝送システムは、16チャンネル(16系統)のHD−SDI信号で構成されるDG方式の非圧縮スーパーハイビジョン信号及び2チャンネル(2系統)のHD−SDI信号で構成されるハイビジョン信号を伝送するシステムであり、実施例1の送信装置1及び受信装置3と同等の機能を有する装置をそれぞれ3式備えて構成される。具体的には、この伝送システムは、3台の送信装置からなる送信装置群19、及び3台の受信装置からなる受信装置群21を備えて構成される。送信装置群19及び受信装置群21は広域網20により接続され、広域網20は、実施例1の広域網2と同様に、OC−192フレームが伝送される。
送信装置群19は、DG方式の非圧縮スーパーハイビジョン信号として同期した16系統のHD−SDI信号(P1〜P16)を入力すると共に、ハイビジョン信号として同期した最大2系統のHD−SDI信号(HD1,HD2)を入力する。そして、送信装置群19は、これらのHD−SDI信号のデータを3系統のOC−192フレームに収容し、OC−192フレームの電気信号を光信号にそれぞれ変換し、3系統のOC−192フレームとして広域網20を介して受信装置群21へ送信する。HD−SDI信号のデータをOC−192フレームに収容する手法については、実施例1で説明した手法と同様である。
具体的には、送信装置群19における第1の送信装置は、16系統のHD−SDI信号のうち6系統のHD−SDI信号(P1〜P6)を入力し、1系統のOC−192フレームを生成し、1系統のOC−192フレームとして送信する。また、第2の送信装置は、16系統のHD−SDI信号のうち6系統のHD−SDI信号(P7〜P12)を入力し、1系統のOC−192フレームを生成し、1系統のOC−192フレームとして送信する。また、第3の送信装置は、16系統のHD−SDI信号のうち4系統のHD−SDI信号(P13〜P16)及び2系統のHD−SDI信号(HD1,HD2)を入力し、1系統のOC−192フレームを生成し、1系統のOC−192フレームとして送信する。また、送信装置群19における各送信装置は、HD−SDI信号のデータをOC−192フレームに収容する際に、HD−SDI信号のP1〜P16,HD1,HD2を識別するための信号を、ペイロードの補助データ領域に収容する。これにより、受信装置群21において、OC−192フレームからHD−SDI信号のデータを抽出する際に、P1〜P16,HD1,HD2の種別を識別することができる。
尚、HD−SDI信号のP1〜P16は、図7に示した配置に限定されるものではなく、送信装置群19は、HD−SDI信号のHD1,HD2を入力する必要もない。
受信装置群21は、送信装置群19により送信された3系統のOC−192フレームの光信号を、広域網20を介して受信する。そして、受信装置群21は、受信したOC−192フレームの光信号を電気信号にそれぞれ変換し、OC−192フレームに収容されたHD−SDI信号のデータをそれぞれ抽出し、元の同期した非圧縮スーパーハイビジョン信号である16系統のHD−SDI信号(P1〜P16)及びハイビジョン信号である2系統のHD−SDI信号(HD1,HD2)に復元して出力する。
具体的には、受信装置群21における第1の受信装置は、3系統のOC−192フレームの光信号のうち第1の送信装置により送信された1系統のOC−192フレームの光信号を受信し、電気信号に変換してOC−192フレームに収容された6系統のHD−SDI信号(P1〜P6)を抽出し、元の同期したHD−SDI信号(P1〜P6)に復元して出力する。また、第2の受信装置は、3系統のOC−192フレームの光信号のうち第2の送信装置により送信された1系統のOC−192フレームの光信号を受信し、電気信号に変換してOC−192フレームに収容された6系統のHD−SDI信号(P7〜P12)を抽出し、元の同期したHD−SDI信号(P7〜P12)に復元して出力する。また、第3の受信装置は、3系統のOC−192フレームの光信号のうち第3の送信装置により送信された1系統のOC−192フレームの光信号を受信し、電気信号に変換してOC−192フレームに収容された6系統のHD−SDI信号(P13〜P16,HD1,HD2)を抽出し、元の同期したHD−SDI信号(P13〜P16,HD1,HD2)に復元して出力する。また、受信装置群21における各受信装置は、HD−SDI信号のデータをOC−192フレームから抽出する際に、HD−SDI信号のP1〜P16,HD1,HD2を識別するための信号を、ペイロードの補助データ領域から抽出する。これにより、受信装置群21における各受信装置は、OC−192フレームからHD−SDI信号のデータを抽出する際に、P1〜P16,HD1,HD2の種別を識別することができる。
以上のように、実施例2によれば、送信装置群19から広域網20を介して受信装置群21へ、16系統のHD−SDI信号から構成されるスーパーハイビジョン信号及び2系統のHD−SDI信号から構成されるハイビジョン信号を伝送する場合、実施例1と同様に、HD−SDI信号のデータをOC−192フレームに直接収容して広域網20へ送信することができる。したがって、HD-SDI信号はIPパケットに変換されることなく、OC−192フレームとして広域網20へ伝送されるから、低廉かつ長距離の伝送が可能となる。
〔実施例3〕
次に、実施例3について説明する。図8は、本発明の実施形態(実施例3)による伝送システムの構成を示すブロック図である。この実施例3は、フル画素に対応した非圧縮スーパーハイビジョン信号等のような、さらに大容量の映像信号を伝送する際に適用する例である。この伝送システムは、nチャンネル(n系統)のHD−SDI信号から構成される大容量映像信号、及び6m−nチャンネル(6m−n系統)のHD−SDI信号から構成されるハイビジョン信号を伝送するシステムであり、実施例1の送信装置1及び受信装置3と同等の機能を有する装置を、それぞれm式備えて構成される。ここで、nは正の整数であり、mは、m=((n+5)/6の整数部分)である。具体的には、この伝送システムは、m台の送信装置からなる送信装置群22、及びm台の受信装置からなる受信装置群24を備えて構成される。送信装置群22及び受信装置群24は広域網23により接続され、広域網23は、実施例1の広域網2と同様に、OC−192フレームが伝送される。
送信装置群22は、大容量映像信号として同期したn系統のHD−SDI信号(P1〜Pn)を入力すると共に、ハイビジョン信号として同期した最大6m−n系統のHD−SDI信号(HD1〜HD(6m−n))を入力する。そして、送信装置群22は、これらのHD−SDI信号のデータをm系統のOC−192フレームに収容し、OC−192フレームの電気信号を光信号にそれぞれ変換し、m系統のOC−192フレームとして広域網23を介して受信装置群24へ送信する。HD−SDI信号のデータをOC−192フレームに収容する手法については、実施例1で説明した手法と同様である。また、送信装置群22は、HD−SDI信号のデータをOC−192フレームに収容する際に、HD−SDI信号のP1〜Pn,HD1〜HD(6m−n)を識別するための信号を、ペイロードの補助データ領域に収容する。これにより、受信装置群24において、OC−192フレームからHD−SDI信号のデータを抽出する際に、P1〜Pn,HD1〜HD(6m−n)の種別を識別することができる。
尚、HD−SDI信号のP1〜Pnは、図8に示した配置に限定されるものではなく、送信装置群22は、HD−SDI信号のHD1〜HD(6m−n)を入力する必要もない。
受信装置群24は、送信装置群22により送信されたm系統のOC−192フレームの光信号を、広域網23を介して受信する。そして、受信装置群24は、受信したOC−192フレームの光信号を電気信号にそれぞれ変換し、OC−192フレームに収容されたHD−SDI信号のデータをそれぞれ抽出し、元の同期した大容量映像信号であるn系統のHD−SDI信号(P1〜Pn)及びハイビジョン信号である6m−n系統のHD−SDI信号(HD1〜HD(6m−n))に復元して出力する。
以上のように、実施例3によれば、送信装置群22から広域網23を介して受信装置群24へ、n系統のHD−SDI信号から構成される大容量映像信号及び6m−n系統のHD−SDI信号から構成されるハイビジョン信号を伝送する場合、実施例1と同様に、HD−SDI信号のデータをOC−192フレームに直接収容して広域網23へ送信することができる。したがって、HD-SDI信号はIPパケットに変換されることなく、OC−192フレームとして広域網23へ伝送されるから、低廉かつ長距離の伝送が可能となる。
図9は、OC−192フレームの構成例2を示す図である。このOC−192フレームの構成は、図4に示した構成例1に対し、ペイロードの配置を変更したものである。図9に示すOC−192フレームは、図4に示した構成例1と同様に、1クロックを処理単位とする9行のデータ(1ブロック=128ビットを9行に並べたデータ)が1080列並んで構成されている。ヘッダ(オーバヘッド部分)は、図4に示した構成例1と同様である。ペイロードは、第41列から第1080列までの領域を備えている。具体的には、第1行〜第8行における全ての領域、及び第9行における第41列から第990列までの領域からなる定常有効データ領域と、第9行における第991列から第1080列までの領域からなる補助データ領域とを備えている。このOC−192フレームの構成は、実施例1〜3に適用することができる。
1 送信装置
2,20,23 広域網
3 受信装置
4 HD−SDI受信部
5,17 クロック変換部
6 フレーマ
7 スクランブラ
8 B1信号発生部
9 シリアライザ
10 E/O変換部
11 O/E変換部
12 デシリアライザ
13 同期検出部
14 デスクランブラ
15 デフレーマ
16 B1信号判定部
18 HD−SDI送信部
19,22 送信装置群
21,24 受信装置群
51 記憶部
52 FIFO残量検知部
61 読み出し制御部
62 読み出し部
63 ヘッダ生成部
64 補助データ生成部
65 データ挿入部

Claims (3)

  1. デジタル映像信号のデータを、フレームに収容して広域網へ送信する送信装置において、
    前記デジタル映像信号のデータを記憶する記憶部と、
    前記デジタル映像信号のデータを、当該デジタル映像信号の処理速度を定めるクロックに基づいて、前記記憶部に書き込む書き込み部と、
    前記記憶部に記憶されているデータの量を検知するデータ量検知部と、
    前記フレームの同期信号を含むヘッダデータをフレームのヘッダに収容し、前記フレームのヘッダへの収容が完了したに、前記デジタル映像信号のデータを、前記フレームの処理速度を定めるクロックに基づいて前記記憶部から読み出して前記フレームのペイロードに収容し、前記収容したヘッダデータ及びデジタル映像信号のデータを含むフレームを出力するフレーム生成部と、
    前記フレーム生成部により出力されたフレームを、前記広域網へ送信する送信部と、を備え
    前記フレーム生成部は、
    前記デジタル映像信号のデータを前記記憶部から読み出して前記フレームのペイロードに収容する際に、
    前記デジタル映像信号の処理速度を定めるクロック及び前記フレームの処理速度を定めるクロックの周波数漂動が存在しても読み出し可能な最小量のデータを、前記記憶部から読み出して前記フレームのペイロードに収容し、
    前記データ量検知部により検知されたデータ量と予め設定されたしきい値とを比較し、
    前記周波数漂動に伴って、前記デジタル映像信号の処理速度を定めるクロックよりも前記フレームの処理速度を定めるクロックの周波数が高く、その差が大きいときは、前記デジタル映像信号のデータの読み出し数が小さくなり、前記差が小さいときは、前記読み出し数が大きくなるように、
    前記データ量が前記しきい値未満になるまで、前記デジタル映像信号のデータの読み出し及び収容を継続し、前記データ量が前記しきい値未満のときに、前記デジタル映像信号のデータの読み出し及び収容を停止する、ことを特徴とする送信装置。
  2. 請求項1に記載の送信装置において、
    前記フレーム生成部は、デジタル映像信号のデータをフレームに収容する際に、有効データであることを示す情報を所定長のデータ毎に付加する、ことを特徴とする送信装置。
  3. 請求項1または2に記載の送信装置において、
    前記デジタル映像信号を、HD−SDI(High Definition−Serial Digital Interface)の規格により定められた複数系統のHD−SDI信号とし、
    前記広域網を、SONET(Synchronous Optical Network)の規格により定められたフレームの伝送を行う広域網とする、ことを特徴とする送信装置。
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