JP3216503B2 - 多重化装置および多重化方法 - Google Patents

多重化装置および多重化方法

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JP3216503B2
JP3216503B2 JP27236295A JP27236295A JP3216503B2 JP 3216503 B2 JP3216503 B2 JP 3216503B2 JP 27236295 A JP27236295 A JP 27236295A JP 27236295 A JP27236295 A JP 27236295A JP 3216503 B2 JP3216503 B2 JP 3216503B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばディジタ
ル化されたオーディオ、映像、その他データ等のマルチ
メディアデータを符号化して伝送または蓄積するための
多重を行う多重化装置に関するものであり、特に多チャ
ンネル番組の多重化装置に適用されるものである。具体
的な応用例としては、衛星や地上波、ケーブル、光ファ
イバを用いたディジタル放送システム、ビデオオンデマ
ンド(VOD)、テレビ会議システムなどがある。
【0002】
【従来の技術】
従来例1.図11は例えば、服部、田中、浅野、浅井、
坂戸:「衛星利用放送品質コーデック」,三菱電機技
報,Vol.67,No.7,pp.33−38(19
93)に示されたマルチメディア多重化装置の構成図で
ある。図11において、110は映像信号101を情報
源符号化して映像符号化ビット列104を生成するビデ
オ符号化部、111はオーディオ信号102を情報源符
号化してオーディオ符号化ビット列105を生成するオ
ーディオ符号化部、112はデータ信号103に対して
種々の処理を行ってデータ符号化ビット列106を生成
するデータ符号化部、100は映像符号化ビット列10
4とオーディオ符号化ビット列105とデータ符号化ビ
ット列106を多重化して1つの多重化ビット列107
を生成する従来のメディア多重化部である。
【0003】次に従来のマルチメディア多重化装置の動
作について説明する。映像信号101、オーディオ信号
102、データ信号103は、それぞれビデオ符号化部
110、オーディオ符号化部111、データ符号化部1
12で情報源符号化され、映像符号化ビット列104、
オーディオ符号化ビット列105、データ符号化ビット
列106が生成される。メディア多重化部100では、
映像符号化ビット列111、オーディオ符号化ビット列
112、データ符号化ビット列113を1つの多重化ビ
ット列107に多重化する。
【0004】多重化は所定の多重化フレームを単位とし
て行われる。 図12は、従来のメディア多重化部10
0における多重方法に関する説明図であり、図におい
て、120は多重化ビット列を伝送するための多重化フ
レーム、121は多重化フレーム同期を確保するための
同期ビット、122は映像符号化ビット列104が収納
される映像スロット、123はオーディオ符号化ビット
列105が収納されるオーディオスロット、124はデ
ータ符号化ビット列106が収納されるデータスロット
である。
【0005】各メディアの符号化データの多重化は予め
定められた繰り返し周波数をもつ多重化フレームを単位
として、従来のメディア多重部100において予め定め
られた映像スロット122には映像符号化ビット列10
4が、オーディオスロット123にはオーディオ符号化
ビット105が、データスロット124にはデータ符号
化ビット列106が収容されることにより時分割多重さ
れる。また、多重化フレーム120の受信側での同期を
確保する目的で多重化フレーム120の先頭ビットには
ユニークワードの同期ビット121が配置される。
【0006】従来例2.また、別の従来例として、特開
平4−219041号公報に記載されたものを図13に
示す。図13において、125a〜125nは入力ポー
ト126a〜126nから入力されるパケットを蓄積す
るバッファ、127a〜127nはこの蓄積するバッフ
ァ125a〜125nに蓄積されている待ちパケット数
を計数するカウンタ、128はこのカウンタ127a〜
127nと接続され、その待ちパケット数とオフセット
値から送出ポートを決定する制限式ポーリング部、12
9は上記カウンタ127a〜127nと接続され、その
待ちパケット数とオフセット値から送出ポートを決定す
る待ち行列長監視部、130は廃棄要求の最も厳しいメ
ディアが蓄積されるバッファ125に対応したカウンタ
127のカウント値と、その廃棄要求の最も厳しいメデ
ィアに対する待ちパケット数のしきい値との比較によ
り、制限式ポーリング部と待ち行列長監視部を切り替え
る制限切替部、131は上記バッファ125a〜125
nの中から、上記制限式ポーリング部128あるいは待
ち行列長監視部129からの制御に基づきひとつを選択
して出力するスイッチである。上記制限式ポーリング部
128、待ち行列長監視部129、制限切替部130に
より多重化制御装置132が構成されている。このよう
なマルチメディアパケット多重化装置においては、まず
入力ポート126a〜126nから入力されたパケット
が一旦バッファ125a〜125nに蓄積され、そのと
き該当するカウンタは値を1つあげる。
【0007】制限切替部130は、廃棄要求の最も厳し
いメディアに対する待ちパケット数のしきい値と、廃棄
要求の最も厳しいメディアが蓄積されるバッファ125
に対応するカウンタ127の値とを比較し、待ちパケッ
ト数がしきい値以下の場合、制限式ポーリング部128
を用いる指示をし、しきい値以上の場合、待ち行列長監
視部129を用いる指示をする。
【0008】制限式ポーリング部128は、各バッファ
125a〜125nを順次選択してスイッチ131に入
力し、1パケットずつ送出させる。ここで、制限式ポー
リング部128は各入力ポート126a〜126nに対
応して、遅延要求が高いメディア程小さい値を示すオフ
セット値を有し、各カウンタ127a〜127nの値が
それぞれのオフセット値以下の場合は待ちパケット数を
0とみなして、ポートの飛び越しを行う。これにより、
遅延に厳しいメディアのパケットが優先的に送出され
る。
【0009】また、待ち行列長監視部129は待ちパケ
ット数に対し、廃棄要求の高いメディア程低いオフセッ
ト値を有し、待ちパケット数からこのオフセット値を引
いた値を論理的待ちパケット数とみなし、その論理的待
ちパケット数が最大のポートを選択する。これにより廃
棄に厳しいメディアのパケットが優先的に送出される。
【0010】それぞれに、ポート選択後は1パケットず
つ多重化出力として送出され、選択されたポートのカウ
ンタの値を1つ下げる。以上の動作により、廃棄に厳し
いメディアのパケットの優先制御、および遅延に厳しい
メディアの優先制御が、それぞれ独立に行われる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例1に示した
マルチメディア多重化装置においては、各メディアの符
号化データが、それぞれ予め定められた固定的な割合で
時分割多重され、各メディアの符号化データは固定ビッ
トレートで多重されることになる。
【0012】従って、時間的にビットレートが変化する
ような可変速度(ビットレート)符号化が行われた場
合、伝送フレーム中に各メディアの符号化データの最大
ビットレートに対応できる幅を有するスロットを全ての
メディアに対して確保しなければ完全なデータ伝送がで
きない。このようなスロットを用意した場合、多重化フ
レームのサイズが大きくなるため、受信側では多重化フ
レームの同期確保に長時間を要してしまったり、符号化
データが最大ビットレートに満たない場合には該当スロ
ットの残り部分にダミーデータを伝送することになるた
め伝送効率が低下し、さらに多重化後の多重化ビット列
においては各メディアに対して固定的な伝送速度しか与
えられないので、伝送したい符号化データの増減に対し
て柔軟に適応できず、多重化に伴う伝送遅延を生ずると
いう問題点があった。
【0013】特に多重すべきメディア数が多い場合に
は、多重化フレームのサイズが大きくなるため、ビデ
オ、オーディオ、データ等からなる番組(プログラム)
を複数チャンネル集めて1つの多重化フレームに多重化
し、衛星や同軸ケーブルを用いて配送する多チャンネル
放送サービスにおいては、その多重化効率の低下や伝送
遅延は顕著なものとなる。
【0014】さらに、映像、オーディオ、データを多重
化フレーム内の予め定められた固定的な位置に格納する
ことによって多重していたため、上述したような個々の
メディアのビットレートの変化に加え、個々のメディア
の有無等といった伝送データの内容の変化に柔軟に対応
して効率よく多重化することが困難であった。
【0015】また上記従来例2に示したマルチメディア
パケット多重化装置においては、送出パケットを選択す
る基準としてバッファに蓄積されたパケットの数を用い
ているため、例えばメディアの種類により各入力ポート
から入ってくるパケットの大きさが異なる場合には、パ
ケットの数だけではバッファ容量の空き具合を多重化制
御装置が適切に検知できないので、バッファオーバフロ
ーのない適切な制御を行うためには入力するパケット1
つあたりの大きさ(特に最大量)を考慮して各バッファ
の容量の設定を個別に行わなければならず、また、上述
のように可変ビットレート符号化により単位時間に発生
するデータ量を変化させる場合に、バッファリングされ
ている個数でなく、データ量に応じて可変ビットレート
符号化の動作にフィードバックを行い多重化に伴う伝送
遅延を抑えるようにする制御ができないという問題があ
る。
【0016】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、多重化すべき個々のメディ
アの伝送速度の変化、個々のメディアの有無等に柔軟
に、かつ適切に対応して効率よい多重伝送を行うことが
可能になるとともに、多重化に伴う遅延時間を抑えるこ
とを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる多重化
装置は、各多重化バッファ手段における符号化データの
蓄積データ量に基づき、多重手段により多重して出力す
る上記符号化データを複数の多重化バッファ手段に蓄積
された符号化データから選択する多重制御手段を備えた
ものである。
【0018】また、上記多重制御手段を、上記各多重化
バッファ手段の蓄積データ量のうち、最も大きな蓄積量
をもつ多重化バッファ手段に蓄積された符号化データか
ら優先的に多重化出力として選択するようにしたもので
ある。
【0019】あるいは、上記多重制御手段を、上記各多
重化バッファ手段の蓄積データ量に重み付けを行う重み
付け手段を有し、この重み付け手段により重み付けされ
た蓄積データ量に基づき多重化出力の選択を行うように
したものである。
【0020】また、無効データを発生する無効データ発
生手段を設けるとともに、上記多重制御手段を、上記各
多重化バッファ手段の蓄積データ量がいずれも所定の量
に満たない場合に上記無効データ発生手段の出力する無
効データを多重化出力として選択するようにしたもので
ある。
【0021】また、伝送制御データを発生する伝送制御
データ発生手段と、伝送制御データを伝送する間隔を計
時する割り込みタイマ手段とを設け、割り込みタイマ手
段による計時結果に基づき伝送制御データ発生手段の出
力する伝送制御データを多重化出力として選択するよう
にしたものである。
【0022】また、上記各多重化バッファ手段の蓄積デ
ータ量がいずれも所定の量に満たない場合に、上記伝送
制御データ発生手段の出力する伝送制御データを多重化
出力として選択し、上記割り込みタイマ手段を計時開始
状態に設定するようにしたものである。
【0023】そして、上記各多重化バッファ手段の蓄積
データ量に基づき、入力される上記符号化データの発生
符号量の制御信号を出力する制御信号出力手段を上記多
重化バッファ手段に備えたものである。
【0024】さらに、上記各多重化バッファ手段の蓄積
データ量に基づき、入力される上記符号化データの発生
符号量の制御信号を出力する制御信号出力手段を上記多
重制御手段に備えたものである。
【0025】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態1.以下、この発明の多重化装置の実
施の形態を図について説明する。図1において、10a
〜10nは映像、オーディオ、データなどの各種メディ
ア情報20a〜20nの符号化を行うn個の符号化部、
11a〜11nはこの符号化部10a〜10nから出力
される符号化データ21a〜21nを蓄積するn個の多
重化バッファ手段としての多重化バッファ、12はこの
多重化バッファ11a〜11nに蓄積された符号化デー
タを多重し、多重化ストリーム24として出力する多重
手段としての多重部、13は上記各多重化バッファ11
a〜11nにおける符号化データ21a〜21nの蓄積
データ量に基づき、上記多重部13により多重して出力
する符号化データを上記複数の多重化バッファ11a〜
11nに蓄積された符号化データから選択する多重制御
手段としての多重制御部である。
【0026】次に動作について説明する。種々のアプリ
ケーションに対応して映像、オーディオ、データなどの
各種メディア情報20a〜20nがそれぞれ個別に符号
化部10a〜10nに取り込まれ、情報源符号化の処理
がなされて符号化データ21a〜21nが生成される。
個々の符号化データ21a〜21nはそれぞれ多重化バ
ッファ11a〜11nに入力され多重化されるまで蓄積
される。
【0027】多重部12では、各多重化バッファ11a
〜11nから出力される符号化データ22a〜22nを
多重し、多重化ストリーム24として出力する。ここで
各多重化バッファ11a〜11nは、符号化部10a〜
10nからの符号化データ21a〜21nを蓄積した
り、多重部12へ蓄積していたデータを出力する毎に、
残りのデータ蓄積量を示すバッファ蓄積量23a〜23
nを出力する。
【0028】多重制御部13は、この各多重化バッファ
11a〜11nから入力されるバッファ蓄積量23a〜
23nに基づき多重する符号化データを1つ選択し、多
重化選択信号25を出力する。
【0029】多重部12では入力される符号化データ2
2a〜22nの内、多重化選択信号25で示される符号
化データを次々に多重し、多重化ストリーム24として
出力する。
【0030】ここで、上記多重制御部13において行わ
れる符号化データの選択の方法の一例について、図2を
用いて説明する。図2において、27は上記各多重化バ
ッファ11a〜11nから入力されるバッファ蓄積量2
3a〜23nを比較し、最も大きな蓄積量をもつ多重化
バッファに蓄積された符号化データを選択し、その番号
(以下ストリーム番号という)を示す多重化選択信号2
5を出力するバッファ蓄積量比較部である。
【0031】次に動作について説明する。バッファ蓄積
量比較部27では各多重化バッファ11a〜11nから
のバッファ蓄積量23a〜23nを比較し、その内で最
大の蓄積量をもつものを選択し、その対応するストリー
ム番号を多重化選択信号25として出力する。
【0032】例えば、ある時点でバッファ蓄積量23a
が最も多いとすると、ストリーム番号aが多重化選択信
号25として出力される。これによりバッファ蓄積量が
一番多い多重化バッファ11aが選択され、この多重化
バッファ11aからの符号化データ22aが多重部12
により多重出力されるとともに、多重化バッファ11a
のデータ蓄積量は減少する。
【0033】多重する符号化データの選択から多重まで
の動作を図3によりさらに詳細に説明する。図3では、
多重化される符号化ストリームの数を3つとし、多重化
バッファ11a,11b,11cのバッファ蓄積量の時
間の経過に伴う変化が示されている。すなわち、時刻t
における多重化バッファ11aのバッファ蓄積量23a
はSa(t)で示されており、同様に、多重化バッファ
11b,11cのバッファ蓄積量23b,23cはそれ
ぞれSb(t),Sc(t)で示されている。
【0034】時刻t1,t2,..は多重化されるタイ
ミングを示したもので、ここでは簡単のため、一定時間
間隔で多重化選択信号25を選択し、その選択された多
重化選択信号25の符号化データを多重化するものとす
る。
【0035】また、ここではそれぞれの符号化データ2
1a,21b,21cの情報発生速度は一定であると
し、さらに、符号化データ21a,21b,21cの情
報発生速度の和が多重化ストリーム24の伝送速度と等
しいものとする。
【0036】時刻t1において、バッファ蓄積量比較部
30ではそのときの各多重化バッファの蓄積量23a,
23b,23cを比較する。時刻t1では、図3に示さ
れるように、Sb(t1)>Sa(t1)>Sc(t
1)であるため、ストリーム番号bが選択され、多重化
選択信号25としてbが出力される。
【0037】多重部12では多重化選択信号25により
多重化バッファ11bからmビットを読み出して多重化
ストリーム24に多重化する。ここでは簡単のため、多
重化バッファb11bから瞬時に符号化データ22bが
読み出されるものとする。従って、時刻t1で蓄積量が
比較された次の時点では、多重化バッファ11bの蓄積
量Sb(t1)がmビット減少する。
【0038】実際にはこのmビットは時刻t1から次の
多重化タイミングの時刻t2にかけて多重化ストリーム
24として出力されるもので、多重化ストリーム24の
伝送速度が一定(CBR:Constant Bit
Rate)であるとすると、そのときの伝送速度は、 伝送速度[ビット/秒]=m[ビット]/(t2−t
1)[秒] で与えられる。
【0039】次に時刻t2においては図3より、Sa
(t2)>Sb(t2)>Sc(t2)であるため、ス
トリーム番号aが選択され、多重化選択信号25として
aが出力される。以降、同様に各時刻t3,t4,t
5,t6においてバッファ蓄積量の比較が行われ、多重
化選択信号25としてb,c,b,aが順次出力され、
これに従って各多重化バッファから符号化データが読み
出される。
【0040】なお、多重化バッファ蓄積量が同一の場合
には、予め定められた優先度(例えば、ストリーム番号
の小さいものから高い優先度、あるいは符号化ストリー
ムの情報発生速度が遅いものから高い優先度)に基づき
符号化ストリーム番号を選択し、多重化選択信号25を
出力する。
【0041】また、図4は符号化部10a〜10nから
出力される符号化データ21a〜21nの例を示すもの
で、35は固定長(mビット)から構成される固定長パ
ケット、36はパケットの識別等を行う情報が含まれる
パケットヘッダ、37は符号化データや制御情報などが
入れられるペイロードである。
【0042】符号化部10a〜10nではそれぞれの符
号化データが固定長パケット35のペイロード37に収
容され、固定長パケット35の形式で多重化バッファ1
1a〜11nに入力される。その際のパケットヘッダ3
6には、ペイロード37の内容が区別できるように各メ
ディアに対して固有のパケット識別番号が含まれてい
る。
【0043】多重部12では、mビットの固定長パケッ
ト35単位に多重化を行い、多重化ストリーム24を生
成する。受信側では多重化ストリーム24をmビットの
固定パケット長単位に分離を行い、各固定長パケット3
5のパケットヘッダ36により各メディアの分離を行
う。
【0044】以上の動作により、多重化バッファの蓄積
量に応じて多重する符号化データが選択され、多重出力
されるので、固定的な多重化パターンを予め定める必要
がなく、効率的な多重伝送が行える。
【0045】また、バッファ蓄積量の多いものから選択
して多重化されるため、多重化バッファの必要容量を最
小限に収めることができると同時に多重化に伴う遅延時
間を短くすることができる。
【0046】さらに、多重する符号化データの選択を、
多重化バッファの蓄積量により行っているので、多重化
バッファにおけるデータの蓄積量自体を反映した制御が
行える。
【0047】例えば図3に示した実施形態にみられるよ
うに、1出力パケットmビットとすると各多重化バッフ
ァに蓄積されるパケット数は0個か1個であり、図3と
同様の動作を従来のようにパケットの個数の比較を用い
る場合ではどの多重化バッファのデータを読み出せばよ
いかを判断できない。パケットの個数の比較で判断する
ためには多重化バッファの容量をもっと大きくしなけれ
ばならず、そのために多重に伴うデータ伝送の遅延が増
加してしまう。
【0048】以上のように多重化バッファの蓄積量をビ
ット単位で把握し、ビット単位の蓄積量による制御を行
えば、多重化バッファにおけるパケットの数でなくデー
タの蓄積ビット量そのものを反映した細かな多重化制御
が可能となり、多重化バッファの容量を抑え、伝送遅延
を極力抑えることができる。
【0049】なお、上記実施の形態では多重化ストリー
ム24の伝送速度(ビットレート)が一定(CBR:C
onstant Bit Rate)のものとして説明
したが、この発明は、多重化ストリーム24における実
データの伝送速度が可変となるVBR(Variabl
e Bit Rate)の場合でも適用が可能である。
【0050】このVBRの場合は通常、符号化部側も符
号化データの発生量が可変となり、この発生データ量が
変化するデータを伝送するために、VBRによる伝送が
適している。この際、多重化タイミングを固定とすると
多重化ビット数が可変となる。すなわち、図3で説明し
た上記実施の形態と同様に一定間隔で多重化タイミング
をとるとする場合は、多重化のために読み出すビット数
を可変するということである。
【0051】すなわち、符号化部からの符号化データ発
生量が可変なので、各多重化バッファの蓄積量の増え方
が時間軸に対して一定の増え方ではなく、例えば一定間
隔のある区間で大量にデータが発生して蓄積量が急に増
えることがあるが、一定ビット数の読みだしでは多重化
バッファの容量を大きくする必要がある上、何度もその
ストリームが選択され、複数回分の間隔で伝送するので
そのストリームや他のストリームの伝送遅延を増やして
しまうことになるので、一度に読み出すビット数を多く
して(すなわち多重化ビット数を多くして)伝送遅延を
抑えるものである。
【0052】この発明では蓄積量自体をみて多重化する
符号化データを選択しているので、蓄積量の増え方を把
握でき、また一度に読み出すビット数は各蓄積量に応じ
て決めればよく、このような動作は蓄積量自体を基準と
しているために可能となっている。
【0053】また、mビット固定で多重化する時には多
重化タイミングが可能となる。すなわち、図3で説明し
た上記実施の形態では一定間隔で多重化タイミングをと
り、そのときの蓄積量の比較で多重化する符号化データ
を選択したが、mビット固定で多重化すると多重部の構
成を比較的に簡略にできるものの、VBRの場合、上述
の問題が生じる。このためにいずれかの多重化バッファ
が所定の蓄積量に達したときにその符号化データを選択
して多重化するようにする。この場合は多重化タイミン
グは可変になる。このような動作を細かいレベルで行う
ことも蓄積量の把握によって可能となる。
【0054】また、図4で示したように各符号化部10
a〜10nでパケット化すると、その単位で多重するこ
とができ、多重部の構成を簡略にできるが、一方、多重
化バッファ、あるいは多重部で、各ストリームを示すヘ
ッダを各符号化データにつけるようにすれば、多重化バ
ッファから読み出される蓄積データの区切りを自由につ
けることができるので、上記VBRのような場合に対応
できる。
【0055】例えば図3の多重化バッファ蓄積量におい
て、下限しきい値を決めておき、選択されたストリーム
についてはこの下限しきい値までを一度に多重化出力と
して読み出すようにすることもでき、各バッファ毎にこ
のしきい値を変えておけば、各ストリーム(メディア)
に対応した伝送が行える。
【0056】なお、上記説明では、各多重化バッファ1
1a〜11nから蓄積量23a〜23nを出力するもの
を示したが、蓄積量でなくバッファ残量を出力してもよ
いし、また、多重制御部13に各多重化バッファ11a
〜11nの蓄積量を計数するカウンタを備え、各多重化
バッファ11a〜11nからは、入ってきたデータ量、
出力したデータ量を示す信号を逐次送出し、多重制御部
13のカウンタで各バッファの蓄積量を把握して判断し
てもよく、要するに各多重化バッファ11a〜11nの
データ蓄積量が把握できればよい。
【0057】発明の実施の形態2.上記実施形態1で
は、各多重化バッファ11a〜11nを平等に比較して
多重する符号化データを選択したが、特定のメディアの
符号化データを優先的に低遅延時間で多重化することも
あり、この際には、それ以外の符号化データに対するバ
ッファ蓄積量を実際の値よりも減じて多重制御部13に
入力すればよい。
【0058】また全体的に優先度をつける場合は各蓄積
量に重み付けを行い、重み付けされた蓄積量により選択
を行えばよく、その実施形態を図5にもとづき説明す
る。図5において、50は重み付け係数テーブル、51
は重み付け部、52は比較部であり、図1と同一符号は
同一または相当のものを示す。
【0059】次に動作について説明する。多重制御部1
3に入力されたバッファ蓄積量23a〜23nは、重み
付け係数テーブル50から入力される重み付け係数53
a〜53nに従い、重み付け部51にて重み付けが行わ
れる。
【0060】重み付け係数53a〜53nの値は、例え
ば多重化に対する各メディア(ストリーム)の遅延許容
時間によって定められ、遅延許容時間が少ないメディア
に対して大きい重み付けが行われる。
【0061】その結果、重み付け後のバッファ蓄積量5
4a〜54nの比較が比較部52で行われるとき、遅延
許容時間の少ないメディアが優先して選択され、その多
重化選択信号25が出力される。一般にオーディオメデ
ィアは映像メディアに比べて設けられるバッファサイズ
が小さく、遅延許容時間が映像メディアよりも短い。従
って、オーディオメディアに対して大きな重み付けを行
い、多重化による遅延時間が少なくなるよう制御され
る。このようにして蓄積量という値を用い、細かな重み
付けを行い、優先制御が行われる。
【0062】発明の実施の形態3.図6はこの発明の別
の実施の形態を示す構成図である。図6において、30
は多重部、31は無効データ発生部であり、図1と同一
符号は同一または相当のものを示す。
【0063】次に動作について説明する。符号化データ
22a〜22nの情報発生速度の和が多重化ストリーム
33の伝送速度より小さいとき、無効データ発生部31
より無効(ヌル)データ32が生成され、多重部30に
て多重化ストリーム33に多重化、多重化ストリーム3
3の伝送速度に速度整合がなされる。
【0064】即ち、図3に示すような多重化タイミング
における多重化バッファ11a,11b,11cのバッ
ファ蓄積量23a,23b,23cがいずれもmビット
に満たないときには、多重制御部13において無効デー
タ32を選択する多重化選択信号25が出力され、多重
化がなされる。また、無効データ32としてはデータの
ビット値が全て’1’または’0’とされる。
【0065】発明の実施の形態4.図7はこの発明の別
の実施の形態を示す構成図である。図7において、40
は伝送制御データ発生手段としての伝送制御データ発生
部、41は割り込みタイマ手段としての割り込みタイマ
部、42は多重部であり、図1と同一符号は同一または
相当のものを示す。
【0066】次に動作について説明する。伝送制御デー
タ発生部40では、送受信クロックの同期確保に必要な
送信クロックの同期情報や多重化ストリーム45に含ま
れているメディア情報に対する制御情報や補助情報な
ど、周期的に送る必要がある伝送制御データ43が生成
される。
【0067】伝送制御データ43の多重化ストリーム4
5への多重化は割り込みタイマ部41から周期的に発生
する割り込み信号44により行われる。すなわち、多重
部42では割り込み信号44が発生すると多重化選択信
号25による符号化データ選択は無視されて制御データ
43を選択して多重化ストリーム45への多重化が行わ
れる。割り込み信号44が発生すると割り込みタイマ部
41のタイマが再度設定され、一定時間経過後に再び割
り込み信号44が発生する。なお、無視された符号化デ
ータは蓄積量が減っていないので、次の多重化タイミン
グで選択されることになる。
【0068】なお、この実施形態で示した伝送制御デー
タ発生手段、割り込みタイマ手段に上記実施の形態3で
示した無効データ発生手段を組み合わせてもよい。
【0069】図8はこのような実施の形態における動作
を説明する説明図である。この図8では、図3同様に簡
単のために符号化ストリーム数を3つとし、各メディア
の情報発生速度および多重化周期を一定とする。
【0070】多重化タイミングである時間t0,t1,
t2においては、各メディア(多重化バッファ10a、
10b、10c)の多重化バッファの蓄積量を比較し、
その中で最大の蓄積量を持つものが選択され、図3中に
示した様に多重化ストリームが生成される。ただし、各
メディアのバッファ蓄積量Sa(t3),Sb(t3),
Sc(t3)が多重化に必要なビット数に満たない場合
は、多重制御部13からは無効を示す多重化選択信号2
5が出力され、無効データ42が多重化される。
【0071】図8では、時刻t3において、各メディア
のバッファ蓄積量Sa(t3),Sb(t3),Sc(t
3)が多重化に必要なmビットに満たないため、多重制
御部13からは無効を示す多重化選択信号25が出力さ
れ、無効データ42が多重化される。次に、時刻t5に
おいて多重化バッファ蓄積量の比較により、ストリーム
番号cが選択されるが、割り込み信号44の発生により
多重部42では伝送制御データ43の選択を行い、多重
化が行われる。
【0072】発明の実施の形態5.また、多重化バッフ
ァ11a,11b,11cのバッファ蓄積量23a,2
3b,23cがいずれもmビットに満たないときには、
割り込みタイマ部41に入力された多重化選択信号25
によりタイマ値に拘わらず割り込み信号44が発生する
ようにすれば、無効データ42の代わりに伝送制御デー
タ43が多重化でき、多重化効率を高めることができ
る。伝送制御データ43が多重化されたあと、割り込み
タイマ部41のタイマが再度設定される。
【0073】発明の実施の形態6.図9はこの発明の別
の実施の形態を示す構成図である。図9において、図1
と同一符号は同一または相当のものを示す。
【0074】次に動作について説明する。図9におい
て、各多重化バッファ11a〜11n内には、各多重化
バッファの容量から現在のバッファ蓄積量を差し引いて
バッファ残量26a〜26nを求め、これを上記符号化
データの発生符号量の制御信号としてそれぞれの符号化
部10a〜10nに出力する制御信号出力手段が設けら
れている。
【0075】符号化部10aでは、バッファ残量26a
の大小により符号化データ21aの情報発生速度を制御
する。即ち、バッファ残量26aが少ない場合には、符
号化データ21aの情報発生量を減少させ、逆にバッフ
ァ残量26aが大きい場合には、符号化データ21aの
情報発生量を増加させる。
【0076】これにより、符号化データ21aの蓄積量
が多重化バッファ11aの容量をオーバフローすること
が防止できるほか、多重化バッファ11aの蓄積量を制
御することにより、多重化遅延を減少させることができ
る。ここでは、一例として、符号化部10aについて説
明したが、他の符号化部10b〜10nに対しても同様
の動作が行われる。
【0077】発明の実施の形態7.図10はこの発明の
別の実施の形態を示す構成図である。図10において、
80a〜80nは符号化部、81は多重制御部であり、
図1と同一符号は同一または相当のものを示す。
【0078】次に動作について説明する。図10におい
て、各多重化バッファ11a〜11nからは現在のバッ
ファ蓄積量23a〜23nが多重制御部81に入力され
る。多重制御部81では、発明の実施の形態1で説明し
た様にバッファ蓄積量23a〜23nの大小により多重
化する符号化ストリームを選択し、多重化信号25を多
重部12に出力する。
【0079】また、多重制御部81には、バッファ蓄積
量23a〜23nから全体の蓄積量を求め、その大小に
応じて、符号化データの発生符号量の制御信号としての
符号化制御信号82a〜82nをそれぞれの符号化部8
0a〜80nに出力する制御信号出力手段が設けられて
いる。
【0080】例えば、全体の蓄積量が多い時は多重化装
置全体として多重化遅延が発生していることを示してい
るため、全体の符号化データ発生量を抑えるように制御
される。逆に、全体の蓄積量が少なく、無効データが多
く発生している時は多重化効率を高めるため、全体の符
号化データ発生量が増加するように制御される。
【0081】これにより、多重化装置全体での多重化遅
延時間が低減できる他、多重化効率を向上させる効果が
ある。さらに多重化バッファ残量により符号化部の情報
発生量を制御するため、多重化ストリームの伝送速度に
適応的に追随でき、伝送帯域を有効に利用した常時効率
の良い多重が行われる。
【0082】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば各多重
化バッファ手段の蓄積データ量に基づいて符号化データ
を選択して多重化するので、多重化パターンを予め定め
る必要がなく、個々のメディアの伝送速度の変化に対し
て柔軟に対応し、伝送遅延を抑えることができる。
【0083】また、蓄積データ量の多いものから選択し
て多重化することにより、多重化バッファ手段の必要容
量を最小限に収めることができると同時に多重化に伴う
遅延時間を短くすることができる。
【0084】また、蓄積データ量に対して重み付けを行
うことにより、多重化によって発生する遅延時間の許容
量が少ない符号化データを優先的に多重化することがで
き、遅延時間を最小限に抑えることができる。
【0085】また、無効データを挿入することにより生
成される多重化出力の速度を調節することができる。
【0086】また、割り込みタイマ手段により、伝送制
御データを多重化バッファ手段のデータ蓄積量に拘わら
ず周期的に且つ優先的に多重することができる。
【0087】また、無効データの代わりに伝送制御デー
タを送出することで、多重化効率が向上する。
【0088】また、蓄積データ量に基づき、入力される
上記符号化データの発生符号量の制御信号を出力する制
御信号出力手段を多重化バッファ手段に設けることによ
り、符号化データの発生量を制御できるので、蓄積量が
多重化バッファ手段の容量をオーバフローすることが防
止でき、多重化バッファ蓄積量を抑えられ、多重化遅延
を減少させることができる。
【0089】また、蓄積データ量に基づき、入力される
上記符号化データの発生符号量の制御信号を出力する制
御信号出力手段を多重制御手段に設けることにより、多
重化装置全体の遅延量より符号化部の情報発生量が制御
できるので、多重化装置全体での多重化遅延時間が低減
でき、多重化効率を向上させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態における多重化装置の構
成図である。
【図2】この発明の実施の形態における多重化装置の多
重制御部を示す構成図である。
【図3】この発明の実施の形態における多重化装置の動
作を示す説明図である。
【図4】この発明の実施の形態における固定長パケット
の構成例を示す説明図である。
【図5】この発明の実施の形態における多重化装置の多
重制御部を示す構成図である。
【図6】この発明の実施の形態における多重化装置の一
部を示す構成図である。
【図7】この発明の実施の形態における多重化装置の一
部を示す構成図である。
【図8】この発明の実施の形態における多重化装置の動
作を示す説明図である。
【図9】この発明の実施の形態における多重化装置の構
成図である。
【図10】この発明の実施の形態における多重化装置の
構成図である。
【図11】従来の多重化装置の例を示す構成図である。
【図12】従来例の多重化装置における多重化フレーム
の構成を示す説明図である。
【図13】従来例の別の多重化装置を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
10a〜10n 符号化部 11a〜11n 多重化バッファ部 12 多重部 13 多重制御部 27 バッファ蓄積量比較部 40 伝送制御データ発生部 41 割り込みタイマ部 42 多重部 50 重み付け係数テーブル 51 重み付け部 52 比較部 80 符号化部 81 多重制御部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−38811(JP,A) 特開 平2−280439(JP,A) 特開 平4−219041(JP,A) 電子情報通信学会論文誌,Vol.J 72−B−I,No.2,酒井善則,通信 端末におけるマルチメディアバースト多 重方式,pp.109−117 電子情報通信学会春季全国大会講演論 文集,B−613(1992−3−15),岡本 司他,ATMレイヤ品質監視のためのO AMセル挿入法の検討,p3−180 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 3/00 - 3/26 H04L 12/28

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されるパケット形式の符号化データ
    を蓄積すると共に、その蓄積の際に上記符号化データの
    蓄積量をビット単位で把握して、把握したビット単位の
    符号化データ蓄積量を出力する複数の多重化バッファ手
    段と、 上記各多重化バッファ手段における上記ビット単位の符
    号化データ蓄積データ量に基づき、多重して出力する上
    符号化データのパケットを上記複数の多重化バッファ
    手段に蓄積された符号化データのパケットから選択する
    多重制御手段と、上記多重制御手段の選択に基づき、上記各多重化バッフ
    ァ手段に蓄積された上記符号化データをパケット単位で
    読み出し 多重して出力する多重手段と、 を備えたことを特徴とする多重化装置。
  2. 【請求項2】 上記多重制御手段は、上記各多重化バッ
    ファ手段における上記ビット単位の符号化データ蓄積デ
    ータ量のうち、最も大きな蓄積量をもつ多重化バッファ
    手段に蓄積された符号化データから優先的に多重化出力
    として選択することを特徴とする請求項1記載の多重化
    装置。
  3. 【請求項3】 上記多重制御手段は、上記各多重化バッ
    ファ手段における上記ビット単位の符号化データ蓄積デ
    ータ量に重み付けを行う重み付け手段を有し、この重み
    付け手段により重み付けされたビット単位の符号化デー
    タ蓄積データ量に基づき多重化出力の選択を行うことを
    特徴とする請求項1記載の多重化装置。
  4. 【請求項4】 無効データを発生する無効データ発生手
    段を設け、上記多重制御手段は、上記各多重化バッファ
    手段における上記ビット単位の符号化データ蓄積データ
    がいずれも所定の量に満たない場合に、上記無効デー
    タ発生手段の出力する無効データを多重化出力として選
    択することを特徴とする請求項1ないし3いずれかに記
    載の多重化装置。
  5. 【請求項5】 伝送制御データを発生する伝送制御デー
    タ発生手段と、上記伝送制御データを伝送する間隔を計
    時する割り込みタイマ手段とを備え、上記多重制御手段
    はこの割り込みタイマ手段による計時結果に基づき上記
    伝送制御データ発生手段の出力する伝送制御データを多
    重化出力として選択することを特徴とする請求項1ない
    し4いずれかに記載の多重化装置。
  6. 【請求項6】 上記多重制御手段は、上記各多重化バッ
    ファ手段における上記ビット単位の符号化データ蓄積デ
    ータ量がいずれも所定の量に満たない場合に、上記伝送
    制御データ発生手段の出力する伝送制御データを多重化
    出力として選択し、上記割り込みタイマ手段を計時開始
    状態に設定することを特徴とする請求項5記載の多重化
    装置。
  7. 【請求項7】 上記各多重化バッファ手段は、ビット単
    位の符号化データ蓄積データ量に基づき、入力される上
    記符号化データの発生符号量の制御信号を出力する制御
    信号出力手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし
    6いずれかに記載の多重化装置。
  8. 【請求項8】 上記多重制御手段は、上記各多重化バッ
    ファ手段における上記ビット単位の符号化データ蓄積デ
    ータ量に基づき、入力される上記符号化データの発生符
    号量の制御信号を出力する制御信号出力手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1ないし6いずれかに記載の多重
    化装置。
  9. 【請求項9】 複数のマルチメディアデータを符号化し
    た複数の符号化データのパケットを入力してそれぞれ蓄
    積し多重化する多重化方法において、 入力される上記複数の符号化データのパケットを蓄積す
    ると共に、その蓄積の際に上記複数の符号化データの蓄
    積量をそれぞれビット単位で把握し、この把握したそれ
    ぞれのビット単位の符号化データ蓄積量に基づいて、蓄
    積した符号化データのパケットから多重して出力する符
    号化データのパケットを選択し多重することを特徴とする多重化方法。
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