JP5214932B2 - 光スキャン装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光学素子を動かす光スキャン装置に関し、特に車載用測距装置等に設けられる光学素子を移動することによりレーザ光をスキャンする車両用光スキャン装置に最適なものである。
近年、走行中の車両の前方を走査して障害物の存在をドライバに警告する赤外光スキャン方式の車載レーダ装置が実用化されている。
そして、下記特許文献1には、車載用レーダのレーザ光を走査するアクチュエータに於いて、走査用レンズを備えたレンズホルダを複数枚の板ばねで支持した装置が開示されている。走査用レンズを板ばねで支持することによって、装置を簡単にでき、低価格化を図ることができる。
板ばねは一方向にしか自由度を持たないが、組み合わせることで二方向の自由度を持たすことができる。ばね支持としては、4本のワイヤばねで支持することで、同じく二方向に移動させることができる。ところが、この場合、ばねの延在方向を軸とする回転の自由度も持ってしまうという欠点があるが、板ばねを組み合わせることで、この問題を回避することができる。
固定ベースには、4枚の上下変位用板ばねを介してコイル支持体が固定されている。更に、コイル支持体に4枚の左右変位用板ばねを介して、レンズホルダが固定されている。このレンズホルダは、左右変位用板ばねによって、コイル支持体に対して左右に移動可能に支持されている。コイル支持体は、上下変位用板ばねによって、固定ベースに対して上下に移動可能に支持されている。これにより、レンズホルダは固定ベースに対し、上下左右、二方向に移動可能であり、レンズホルダに固定された走査用レンズで光を二方向に曲げることができる。
上下変位用板ばねと左右変位用板ばねをコイル支持体で中継する形となる。ここで、固定ベースから上下変位用板ばねが伸びる向きと同じ向きに、コイル支持体から左右変位用板ばねを伸ばすと、長さの長い板ばねが2種連なることになり、装置が大型化してしまう。しかし、下記特許文献1に記載の装置では、コイル支持体からの左右変位用板ばねが伸びる向きを逆向きとして折り返す形とすることで、装置の大型化を防いでいる。
特開2003−177348号公報
ところが、上記特許文献1に記載の装置では、装置は小型化できるが、折り返すような形で配置しているため、固定ベースが左右変位用板ばねの内側に入ってしまっている。すなわち、組立時に、上下変位用板ばね、または、左右変位用板ばねは、既に一方がコイル支持体に取り付けられた状態で行う必要がある。そのとき、既に固定されている板ばねを曲げないようにしなくてはならないという条件もあり、狭い内側に入った固定用ベースが邪魔となり、作業性が悪化してしまうという問題を有している。
したがって本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、小型で作業性の良好な光スキャン装置を提供することである。
すなわち請求項1に記載の発明は、発光素子と、その光軸に垂直な第1の方向に移動したときに上記発光素子からの光をX軸方向に曲げる光学素子であって、X軸方向には凸レンズ形状で、且つ、Y軸方向には直線形状である第1の光学素子と、上記第1の光学素子を備えた第1のホルダと、上記第1のホルダを第1の方向に移動可能に支持するもので、その一端が該第1のホルダに固定された第1の板バネ群と、上記第1の板バネ群の他端が固定された第2のホルダと、上記第1のホルダを駆動する第1の駆動手段と、その光軸及び上記第1の方向に垂直な第2の方向に移動したときに上記発光素子からの光をY軸方向に曲げる光学素子であって、Y軸方向には凸レンズ形状で、且つ、X軸方向には直線形状である第2の光学素子と、第2の光学素子を備えた第3のホルダと、第2のホルダを第2の方向に移動可能に支持するもので、その一端が該第2のホルダに固定された第2の板バネ群と、上記第2の板バネ群の他端が固定された第4のホルダと、記第2のホルダを駆動する第2の駆動手段と、を具備し、上記第2のホルダ及び上記第4のホルダは、当該光スキャン装置本体の固定部であるヨークを介してそれぞれ当該光スキャン装置本体に固定され、上記第1及び第2のホルダは上記光軸方向と同一の向きに配置されると共に、上記光軸に垂直な断面をとったとき、上記第1の板バネ群と上記第2の板バネ群が同時に存在する断面が存在することを特徴とする。
そして、請求項1に記載の発明によれば、小型で、組立作業性を良好にすることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に於いて、上記第1の板バネ群のバネの有効長が、上記第2の板バネ群のバネの有効長より長いことを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、組立作業性を良好にすることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1若しくは2に記載の発明に於いて、上記第1の板バネ群の系と、上記第2の板バネ群の系の基本共振周波数が異なることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、高性能化を図ることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れか1項に記載の発明に於いて、上記第2の方向より投影したとき、上記第1のホルダ及び第1の板バネ群と、上記第3のホルダ及び第2の板バネ群との間で、重なりがないことを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、組立作業性を良好にすることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れか1項に記載の発明に於いて、上記第1の板バネ群は上記第1の方向に離間する少なくとも2つの板バネより成り、上記第2の方向より投影したとき、前記離間する少なくとも2つの板バネの間に上記第2の板バネ群が全て含まれ、上記光軸方向には、上記第1のホルダと第2のホルダの間に上記第3のホルダ及び第4のホルダが存在することを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、組立作業性を良好にすることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5の何れか1項に記載の発明に於いて、上記第1の板バネ群及び第2の板バネ群は、各々2枚の金属板バネであることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、高性能化を図ることができる。
請求項7に記載の発明は、請求項2乃至6の何れか1項に記載の発明に於いて、上記第1のホルダの移動可能寸法が、上記第2のホルダの移動可能寸法より大であることを特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、耐久性を高めることができる。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明に於いて、上記発光素子を連続或いは間欠点灯させながら光を走査する方向は上記第1の方向であることを特徴とする。
請求項8に記載の発明によれば、高性能化を図ることができる。
請求項9に記載の発明は、請求項2乃至8の何れか1項に記載の発明に於いて、上記光スキャン装置は車両に搭載され、上記第1の方向は地面に水平な向きであることを特徴とする。
請求項9に記載の発明によれば、よりよく効果を享受することができる。
本発明によれば、小型で作業性の良好な光スキャン装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1乃至図13は本発明の光スキャン装置の一実施形態を示すもので、図1は光スキャン装置の斜視図、図2は図1から右方向に90度回転させた方向より見た光スキャン装置の斜視図、図3は光スキャン装置の上面図、図4は図3のA−A′線に添った断面図、図5は図3のB−B′線に添った断面図、図6は図3のC−C′線に添った断面図、図7は図3のD−D′線に添った断面図、図8は光スキャン装置の一部分解斜視図、図9は光スキャン装置を構成するアジマスアクチュエータ部組を図4のE−E′線に添って切った断面図、図10は光スキャン装置を構成するエレベーションアクチュエータ部組を図4のF−F′線に添って切った断面図、図11は本光スキャン装置を車載用測距装置に用いた例を説明するための図、図12は走査動作を説明するための図、図13は本発明の一実施形態の変形例を模式的に示した図である。
尚、図1乃至図13は簡略化して示しており、例えば、固定用のネジや可動部の動きを制限するためのストッパ部分、樹脂部品を強度確保しながら軽量化するために設けるリブ形状等は省略している。
図1、図9に示されるように、この光スキャン装置10に於いて、ガラス入りのポリフェニレンサルファイド樹脂で製作された第1のホルダ(第1の保持部材)であるレンズホルダ11には、第1の光学素子であるレンズ12が接着されている。レンズ12は、X軸方向には凸レンズ形状となっているが、Y軸方向には、図4に示されるように、直線形状のシリンドリカルレンズとなって構成されている。
レンズホルダ11のレンズ12が装着されている面と同じ面には、一体に形成された鍔部17a、17bに銅線でアジマスコイル13が巻回されている。更に、レンズホルダ11には、レンズ12の近傍で、且つ、レンズ12を挟んでアジマスコイル13が設けられている部分と反対側に、発光ダイオード14が固定されている。発光ダイオード14は、レンズホルダ11に形成された穴15に固定されている。そして、レンズホルダ11の穴15の奥の部分には、スリット16が設けられている。
レンズホルダ11には、厚さ80μmのベリリウム銅製の板バネ18a〜18dの一端が、それぞれ固定されている。尚、図示されないが、アジマスコイル13、発光ダイオード14は、板バネ18a〜18dと接続されている。上記板バネ18a〜18dの他端は、ガラス入りのポリフェニレンサルファイド樹脂で製作されたバネ受け20に、それぞれ固定されている。レンズホルダ11は、板バネ(第1のバネ群、第1の弾性部材)18a〜18dによって、バネ受け(第2のホルダ、第1の固定部)20に、X軸方向に移動可能に支持されていることになる。
尚、板バネ18a〜18dの固定は接着で良いが、信頼性を高めるためにインサート成形や熱融着としても良い。
バネ受け20には段部22a、22bが設けられており、板バネ18a〜18dとの間にシリコンゲル23a、23bが充填されている。シリコンゲル23a、23bは熱硬化型のものが用いられ、充填後、熱をかけて硬化させる。このとき、シリコンゲル23a、23bは、板バネ18a〜18dと広い面積で接しているので、表面張力により硬化するまでに流れ出てしまうことはない。尚、シリコンゲル23a、23bは、紫外線硬化型のものが用いられるものであっても良い。このシリコンゲル23a、23bにより、板バネ18a〜18dの振動が抑えられ、ダンピングが取られている。
バネ受け20には穴25が形成されており、この穴25の内部にはレンズ26、27が接着されている。更に、取り付けの説明は後述するが、ポジションセンサ28もバネ受け20に配されている。尚、レンズ26、27の光軸中心は一致している。
図5、図9から明らかなように、発光ダイオード14からの光は、スリット16を通り、レンズ26、27を経て、ポジションセンサ28に入射する。ポジションセンサ28は、方向の位置を検出する1次元のセンサであり、X軸方向の動きを検出するため、内部の長方形状の検出素子はX軸方向を長手方向とするように取り付けられている。スリット16からの光は、レンズホルダ11がX軸方向に移動すると一緒に移動するが、レンズ26、27は、このX軸方向の移動量が小さくなるように縮小する役割を持っている。尚、Y軸方向については、レンズ作用は持っていない。
レンズホルダ11のX軸方向の移動量は大きく、スリット16からの光を直接ポジションセンサ28に入射させると、検出範囲の長いポジションセンサが必要となる。ポジションセンサの価格は検出範囲の長さが長いほど高く、一般に長さに比例するものではなく、それ以上の割合で価格が上がる。レンズ26、27によって、移動量を小さくすることで、安価な検出範囲の短いポジションセンサを使用することが可能となる。上述したように、検出範囲が長くなると、価格は大きく上がるので、レンズ26、27や固定部分を作成する費用が追加されることとなっても、移動量を縮小する光学系を使用した方が、低価格となる。
バネ受け20は、鉄製のヨーク30に固定されている。このヨーク30には、図1、図6に示されるように、鉄製のヨーク31a、31bが固定されている。ヨーク30とヨーク31a、31bは、各々板金加工により製作されており、形状的に一体で製作できないため、ヨーク30とヨーク31a、31bが別体となっている。ヨーク31a、31bには磁石32a、32bが接着されている。
ヨーク31a、31bは、レンズホルダ11に形成された穴33a、33bに挿入されるように配置されている。ヨーク30は、ヨーク31a、31、磁石32a、32bが取り付けられた状態で、板バネ18a〜18dやレンズホルダ11を固定したバネ受け20と合体される。尚、上記ヨーク31a、31b、磁石32a、32bは、アジマスコイル13と共に、第1の駆動手段を構成している。
図2及び図5に示されるように、ヨーク30には、ポジションセンサ28が取り付けられた基板35が固定されている。また、ヨーク30には、ポジションセンサ28のための穴36が設けられている。そして、ヨーク30及びバネ受け20には、後述するレーザダイオード38を装着するための穴39及び40が、それぞれ形成されている。
また、詳細は図示されないが、レンズホルダ11が所定の位置に合わされたときに、ポジションセンサ28が0位置を示す信号を出力するように、ポジションセンサ28は位置調整して固定される。ポジションセンサ28は、基板35経由で外部の制御基板に接続されている。
バネ受け20側では、板バネ18a〜18dも、図示されない外部の制御基板に接続されている。つまり、アジマスコイル13、発光ダイオード14は、板バネ18a〜18dを介して、図示されない外部の制御基板に接続されていることになる。レンズホルダ11をX軸方向に移動可能に支持するだけであれば、板バネ18a、18bを1枚とし、板バネ18c、18dを1枚として、2枚の板バネで十分である。ここでは、アジマスコイル13及び発光ダイオード14の各々2本、計4本の端末を接続するために、4枚の板バネ18a〜18dとして構成されている。
以上、レンズホルダ11、板バネ18a〜18d、バネ受け20、ヨーク30等から構成される部組を、アジマスアクチュエータ部組40と称する。
図4及び図8に示されるように、アジマスアクチュエータ部組40には、詳細を後述する後述するエレベーションアクチュエータ部組41と、レーザ部組42とが組み込まれる。
エレベーションアクチュエータ部組41に於いて、ガラス入りのポリフェニレンサルファイド樹脂で製作された第3のホルダ(第2の保持部材)であるレンズホルダ45には、第2の光学素子であるレンズ46が接着されている。レンズ46は、レンズ12とは逆に、Y軸方向には凸レンズ形状となっているが、X軸方向には直線形状で構成されたシリンドリカルレンズとなっている。
図7に示されるように、レンズホルダ45に形成された段部44a、44bには、銅線で巻回されたエレベーションコイル47a、47bが接着されている。図4、図10に示されるように、レンズホルダ45には、更に、発光ダイオード48も固定されている。この発光ダイオード48は、レンズホルダ45に形成された穴49に固定されている。この穴49の奥、すなわち図4に於いて、発光ダイオード48よりもZ軸の+側方向には、スリット50が設けられている。
図4及び図8に示されるように、レンズホルダ45には、厚さ80μmのベリリウム銅製の板バネ53a〜53dの一端が固定されている。図示されないが、エレベーションコイル47a、47b、発光ダイオード48は、板バネ53a〜53dと接続されている。尚、エレベーションコイル47a、47bは、直列接続されてから接続される。板バネ53a〜53dの他端は、ガラス入りのポリフェニレンサルファイド樹脂で製作されたバネ受け55に固定されている。レンズホルダ45は、板バネ(第2のバネ群、第2の弾性部材)53a〜53dによって、バネ受け(第4のホルダ、第2の固定部)55に、Y軸方向に移動可能に支持されていることになる。
図3に示されるように、板バネ53a〜53dの有効長57は、板バネ18a〜18bの有効長58よりも短くなっている。この有効長の違いと、板バネの幅、可動部の質量が異なることから、板バネ18a〜18bと板バネ53a〜53dの厚さが同じであっても、各々のバネ系の基本共振周波数には差異がある。この場合、板バネ53a〜53dの方が、板バネ18a〜18dよりも周波数が高くなっている。
図4に示されるように、バネ受け55には、段部60a、60bが形成されている。そして、これらの段部60a、60bと板バネ53a〜53dとの間には、シリコンゲル61a、61bが充填されている。硬化方法については、アジマスアクチュエータ部組40のシリコンゲル23a、23bと同様であるので、ここでは説明を省略する。このシリコンゲル61a、61bにより、板バネ53a〜53dの振動が抑えられ、ダンピングが取られている。
バネ受け55は、固定部(第3の固定部)となる鉄製のヨーク63に固定されている。このヨーク63には、図7及び図10に示されるように、立ち上げ部65a、65b、66a、66bが設けられている。このヨーク63は、上述したヨーク30と異なり、一体で板金加工されている。但し、立ち上げ部66a、66bは、板の厚さそのままで曲げるとY軸方向寸法を確保できないため、曲げるときにつぶすことによって、Y軸方向寸法を確保している。そのため、立ち上げ部66a、66bは薄くなっている。また、立ち上げ部65a、65bには、磁石68a、68bが接着されている。
立ち上げ部66a、66bは、レンズホルダ45に固定されたエレベーションコイル47a、47bに挿入されるように配置されている。ヨーク63は、磁石68a、68bを取り付けた状態で、板バネ53a〜53dやレンズホルダ45を固定したバネ受け55と合体される。尚、エレベーションコイル47a、47b、ヨーク63、立ち上げ部65a、65b、磁石68a、68bと、後述する立ち上げ部67a、67bは、第2の駆動手段を構成している。
図4及び図10に示されるように、ヨーク63には、更に立ち上げ部67a、67bが設けられ、ポジションセンサ70が取り付けられた基板71も固定されている。詳細は図示されないが、レンズホルダ45が所定の位置に合わせられたときに、ポジションセンサ70が0位置を示す信号を出力するように、ポジションセンサ70は位置調整されて、固定される。また、ポジションセンサ70は、基板71経由で外部の制御基板に接続されている。
発光ダイオード48からの光は、スリット50を通り、ポジションセンサ70に入射する。ポジションセンサ70は、方向の位置を検出する1次元のセンサであり、Y軸方向の動きを検出するため、内部の長方形状の検出素子はY軸方向が長手方向となるように取り付けられている。スリット50からの光は、レンズホルダ45がY軸方向に移動すると一緒に移動するが、レンズホルダ45の移動量は小さいため、アジマスアクチュエータ部組40と異なり、光の経路にレンズは存在せず、移動量を縮小することなく検出する。
バネ受け55側では、板バネ53a〜53dも、図示されない外部の制御基板に接続されている。エレベーションコイル47a、47b、発光ダイオード48は、それぞれ板バネ53a〜53dを介して、図示されない外部の制御基板に接続されていることになる。アジマスアクチュエータ部組40と同様に、これらの端末を接続するために、板バネ53a〜53dは4枚とされている。
以上、レンズホルダ45、板バネ53a〜53d、バネ受け55、ヨーク63等から構成される部組を、エレベーションアクチュエータ部組41と称する。
図1及び図8に示されるように、アジマスアクチュエータ部組40と、エレベーションアクチュエータ部組41は、バネ受け20の凹部20aにバネ受け55が嵌装され、両者が組み合わされて合体され、固定される。このとき、図8に示されるように、エレベーションアクチュエータ部組41を、アジマスアクチュエータ部組40のY軸方向の−側から挿入すれば良い。更に、エレベーションアクチュエータ部組41は、図1及び図8には示されないが、バネ受け55が固定されたヨーク63を介して、光スキャン装置10本体に固定される。バネ受け20及びバネ受け55は、光スキャン装置10本体の固定部に固定されていることになる。
板バネ18a〜18d、板バネ53a〜53dは、その長手方向がZ軸方向となり、この方向に見たとき、重なって配置されている部分、すなわち、図7に示されるように、Z軸方向に垂直な断面を取ったとき、同一の断面に板バネ18a〜18d、板バネ53a〜53dの全てが存在する断面がある。
図4及び図8に示されるように、アジマスアクチュエータ部組40には、更にレーザ部組42が固定されている。レーザ部組42は、基板37と、レーザダイオード(発光素子)38とから構成される。尚、基板37は模式化して外形を描いており、実際は基板とその上に装填される部品から成っている。レーザダイオード38は、ヨーク30の穴39、バネ受け20の穴40、バネ受け55の穴73の内部に位置することとなる。
尚、詳細は図示されないが、レーザ部組42をアジマスアクチュエータ部組40に固定する際には、レンズ12、46が基準位置にあるときに、レーザ光が曲がらずに照射されるように、X−Y平面内で位置調整が行われる。このとき、レンズ12、46は、基準位置に調整機によって、機械的に移動される。また、レーザダイオード38のZ軸方向の位置を変えると、本装置より照射される光のスポットの大きさが変化するので、更に、Z軸方向の調整機構を設けるのが望ましい。
次に、以上のように構成された本実施形態の光スキャン装置について、その動作を説明する。
図11は、本実施形態の光スキャン装置を車載用測距装置に用いた場合の構成を簡略に示した図である。このとき、X軸方向が地面に水平方向、Y軸方向が地面に垂直方向になるように車両に設置する。以下、地面に立ったときの方向に合わせて、X軸方向を左右方向、Y軸方向を上下方向として説明する。
図11(a)に示されるように、レーザダイオード38より出射したレーザ光は、レンズ46を透過した後、板バネ18に支持されたレンズホルダ11内のレンズ12に達する。レンズ12を、図示矢印81のように、左右方向に移動させることにより、光も図示矢印82のように左右方向に振られる。照射された光83は、障害物84に当たる。ここで、照射される光は、図示85のような長方形状となり、左右方向は短く、上下方向に長い形状となっている。障害物84に当たって反射した光86は、受光レンズ87を介してフォトデイテクタ88に至り、図示されない電気回路により障害物84までの距離が計算される。
尚、ここで、レンズ46は左右方向にはレンズ作用を持たないので、左右方向の位置にはレンズ46の位置は関与しない。
次に、図11(b)を参照して、レンズ46の働きについて説明する。
レーザダイオード38より出射したレーザ光は、板バネ53に支持されたレンズホルダ45内のレンズ46に達する。レンズ46を、図示矢印90のように上下方向に移動させることにより、光も図示矢印91のように、上下方向に振られる。レンズ46の後、光はレンズ12を透過するが、レンズ12は上下方向にはレンズ作用を持たないので、上下方向の位置にはレンズ12の位置は関与しない。照射された光が障害物に当たるところからは、上述した説明と同じであるので説明は省略する。
以上のようにして、レンズ12を移動させることによって光を左右方向に、レンズ46を移動させることによって光を上下方向に、すなわち2方向に光を移動させて照射することができる。
尚、レーザダイオード38は、連続或いは間欠点灯されて走査される。
次に、レンズホルダ11を左右方向(X軸方向)に移動させる仕組みについて、図6を参照して説明する。尚、磁石の磁極は、図に示された通りである。
磁石32aから、磁束はアジマスコイル13の辺74aを挟んで対向するヨーク31aに向かって、図示矢印75aのようになる。ヨーク31aに達した磁束は、ヨーク31aを通り、図示矢印76aのように磁石32aに戻る。磁石32bからも同様に、図示矢印75bのように磁束が出て、図示矢印76bのようにヨーク31bを通って磁石32bに戻る。
アジマスコイルの辺74aと74bに流れる電流の向きは、対向する辺であるので逆であり、磁束の向きも75a、75bのように逆であるので、発生する力はX軸方向で同じ向きとなる。これにより、レンズホルダ11は、図6に於いて左右方向(X軸方向)に駆動される。
次に、レンズホルダ45を上下方向(Y軸方向)に移動させる仕組みについて、図7及び図10を参照して説明する。尚、磁石の磁極は、図に示された通りである。
磁束は、磁石68aからエレベーションコイル47aの辺77を挟んで対向するヨーク63の立ち上げ部66aに向かって、図示矢印78のように出る。立ち上げ部66aに達した磁束は、ヨーク63、立ち上げ部65aを通り、図示矢印79のように、磁石68aに戻る。
磁束78により、エレベーションコイル47aの辺77には、Y軸方向の力が発生する。エレベーションコイル47bにも、同様に、Y軸方向の力が発生し、向きが同じになるように直列接続されている。これにより、レンズホルダ45は、上下方向(Y軸方向)に駆動される。
上述したように、スリット16、50を通った発光ダイオード14、48からのそれぞれの光は、ポジションセンサ28、70で受光される。そして、ポジションセンサ28、70にて受光された位置情報を基にして、レンズホルダ11、45の移動が行われる。
こで、実際の光の走査の方法について、図12を参照して説明する。
レンズ12、46の光軸をレーザダイオード38の光軸と一致させたとき、光は曲がらず、中心に光85が照射される。
レンズ12をX軸方向の−方向に大きく、レンズ46をY軸方向の−方向に小さくシフトさせ、光101を照射する。レンズ46の位置は変えずにレンズ12をX軸方向の+方向に移動させることにより、図示矢印102のように、光を103の位置まで走査する。次に、レンズ12を再びX軸方向の−方向に大きくシフトする。それと同時に、レンズ12をY軸方向の+方向に移動させ、位置的にはY軸方向の中心とする。
ここで、光104を照射する。尚、光103から104への移動の間はレーザダイオード38を発光させず、光を照射しない。レンズ12のみをX軸方向の+方向に移動させることにより、図示矢印105のように、光を106の位置まで走査する。光が106に到達したら、レンズ12を再びX軸方向の−方向に大きく、レンズ46をY軸方向の+方向に小さく、それぞれ移動させ、光108を照射する。
光106から108への移動の間はレーザダイオード38を発光させず、光を照射しない。同様に、図示矢印109のように、光を110の位置まで移動させる。光が110に到達したら、レンズ12、46を光101が照射できる位置まで移動させる。光110から101への移動の間は、レーザダイオード38を発光させず、光を照射しない。
このようにして、光を101より103、104より106、108より110へY軸方向の位置をずらした形で、X軸方向に3回走査する。この1組を1回として、1秒間に10回繰り返す。尚、ここではX軸方向の3回の走査を1組としたが、場合によってはY軸方向の位置を2回変えるだけで2回を1組としても良く、Y軸方向の位置を変えずに走査しても良い。また、1秒間に繰り返す回数も10回に限らず、求める検出性能によって、回数は増減しても良い。
Y軸方向には、図示範囲115のように、更に広く移動可能である。上述した走査で用いる範囲116より広い部分は、車両が曲がるときや、坂道を走行しているときに走査範囲をオフセットさせる場合に用いられる。例えば、Y軸方向は、普段、範囲117を見ているが、坂道を登っているときは、少し下の範囲118を見るようにする。また、地面に水平なX軸方向は、障害物検出のために広く走査する必要があるが、地面に垂直なY軸方向は、車両が進んで行くことでもY軸方向に見る位置を変える効果があり、必要以上に広い範囲を見る必要がなく、移動範囲はX軸方向と比較して狭くなっている。
尚、障害物が検知された場合に、その部分のみ走査するような動作を行っても良いのは言うまでもない。
本実施形態では、左右方向(X軸方向)に光を移動させるアジマスアクチュエータ部組40と、上下方向(Y軸方向)に光を移動させるエレベーションアクチュエータ部組41が、移動用のバネで連結されることなく独立しており、それぞれのバネ受け20、55は、直接、固定部となるヨーク30、63に固定されている。これにより、アジマスアクチュエータ部組40とエレベーションアクチュエータ部組41は独立して組み立てることができ、板バネ18a〜18d、53a〜53dを取り付けるときに互いに邪魔になったり、曲げてしまったりすることがなく、組立性を良好にすることができる。
一方、図3に示されるように、アジマスアクチュエータ部組40の板バネ18a〜18dと、エレベーションアクチュエータ部組41の板バネ53a〜53dは、何れもその長手方向がZ軸方向となり、Z軸方向の位置関係は並走する部分があるように構成されている。すなわち、図7に示されるように、Z軸方向に垂直な断面を取った場合、同一断面上に板バネ18a〜18d、板バネ53a〜53dの全てが存在する断面がある。
このように、Z軸方向に板バネ18a〜18dと板バネ53a〜53dが縦に並ぶのでなく、横に並走する形状とすることで、装置のZ軸方向寸法が大きくなることなく、小型化も図ることができる。
図3に示されるように、本実施形態では、アジマスアクチュエータ部組40の板バネ18a〜18dのバネの有効長58が、エレベーションアクチュエータ部組41の板バネ53a〜53dのバネの有効長57よりも長くなっている。
このバネの有効長の長いアジマスアクチュエータ部組40のホルダ11の移動量の方が、エレベーションアクチュエータ部組41のホルダ45の移動量より大きくなっている。移動量の大きい方のバネの有効長を長くすることで、バネに発生する応力を小さくすることが容易となり、寿命の長い、耐久性の良い装置とすることができる。また、この方向を光の走査方向とすることで、光を移動角度の大きい高性能な装置とすることができる。本装置を車両に設置する場合に、この方向を水平方向とすることで、上述した効果を、よりよく享受することができる。
更に、図3に示されるように、Y軸方向から見たとき、板バネ18a、18bと、板バネ18c、18dに挟まれる領域内に板バネ53a〜53dが存在している。加えて、板バネ18a〜18dの両端に取り付けられたホルダ11とバネ受け20に挟まれる領域内に、板バネ53a〜53dの両端に取り付けられたホルダ45とバネ受け55が存在している。これにより、板バネ18a〜18d、53a〜53dとホルダ11、バネ受け20、ホルダ45、バネ受け55が、交差することがないので、組立性を良好にすることができる。
尚、バネの設計によっては、図13に示されるように、板バネ18の有効長58と、板バネ53の有効長57が同じとなることがある。この場合は、ホルダ11とバネ受け20の間にバネ受け55が入らず、バネ受け20と板バネ53が交差してしまう。この場合も、Z軸方向に板バネ18と板バネ53が横に並走する形式となっており、装置のZ軸方向寸法が大きくなることなく、小型化することができる。また、組立性は若干不利になるが、アジマスアクチュエータ部組40とエレベーションアクチュエータ部組41が独立していない場合よりは良好である。
更に、バネ受け20をコの字形状にして、板バネ53を逃げることで、組立性を改善することも可能である。また、Y軸方向から見たとき、板バネ18と板バネ53が重なっていないような構成とすることが、組立性を良好にできる。
尚、本実施形態では、板バネ18a〜18dに可動部になるホルダ11、及びそれに取り付けられた部品より成るバネ系の基本共振周波数と、板バネ53a〜53dに可動部になるホルダ45及びそれに取り付けられた部品より成るバネ系の基本共振周波数は、異なるものとしている。基本共振周波数が同じ場合、基本共振周波数付近で動作させたときに、バネ受け20、55を介して、他方を共鳴させる形で互いの振動が予期した振動より大きくなってしまうことがあるが、本実施形態では、上記基本共振周波数を異なるものとすることで、それを防ぎ、高性能な装置とすることができる。
また、本実施形態では板バネは金属製として説明したが、合成樹脂等で製作しても良い。但し、金属の方が、応力や固有値を計算しやすく、性能を高めやすい。更に、本実施形態のように、コイルヘの電流を流す役割を持たすこともできる。
[参考例]
以上、本発明は上記実施の形態に制限されることなく、さまざまに変形することができる。
レンズはシリンドリカルレンズとしていたが、例えば、レンズ12のY軸方向にもレンズ効果を持たせ、レンズ46によってY軸方向に曲げられた光の角度を更に拡大させるような効果を持たせても良い。このとき、レンズ12は、一般的な軸を中心に回転対称なレンズではなく、X軸方向の位置によらず、Y軸方向の形状が同じになるようなトーリックレンズである方が、レンズ12の位置によらずレンズ46の位置を調整する必要がなく、制御を容易にできるので、好ましいものとなる。
更に、シリンドリカルレンズであっても、トーリックレンズであっても、レンズの曲面は非球面形状とすると、光学特性を良好にすることができる。また、レンズは、フレネルレンズであっても良い。一般的なレンズのように厚くならず、可動部分の軽量化を図ることができる。
尚、移動させる駆動機構も、種々のものが考えられる。上述した実施形態では、磁石とコイルから成る機構で、可動部にコイルが付いていたが、逆にコイルを固定し、磁石を移動させるような構成としても良い。コイルを移動させる場合でも、コイルの中にヨークがないような構成も考えられる。
また、上述した実施形態では、スキャン装置を車両に搭載する例について述べたが、車両に限らず、光を走査するスキャン装置全般に適応できることはいうまでもない。但し、車両に搭載するスキャン装置では、振動や寿命、信頼性の点で、板バネで支持する需要が大きく、効果を享受しやすいものとなる。
更に、前述した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
本発明の光スキャン装置の一実施形態の構成を示すもので、該光スキャン装置の斜視図である。 本発明の光スキャン装置の一実施形態の構成を示すもので、図1から右方向に90度回転させた方向より見た光スキャン装置の斜視図である。 本発明の光スキャン装置の一実施形態の構成を示すもので、光スキャン装置の上面図である。 本発明の光スキャン装置の一実施形態の構成を示すもので、図3のA−A′線に添った断面図である。 本発明の光スキャン装置の一実施形態の構成を示すもので、図3のB−B′線に添った断面図である。 本発明の光スキャン装置の一実施形態の構成を示すもので、図3のC−C′線に添った断面図である。 本発明の光スキャン装置の一実施形態の構成を示すもので、図3のD−D′線に添った断面図である。 本発明の光スキャン装置の一実施形態の構成を示すもので、該光スキャン装置の一部分解斜視図である。 光スキャン装置を構成するアジマスアクチュエータ部組を図4のE−E′線に添って切った断面図である。 光スキャン装置を構成するエレベーションアクチュエータ部組を図4のF−F′線に添って切った断面図である。 本光スキャン装置を車載用測距装置に用いた例を説明するための図である。 走査動作を説明するための図である。 本発明の一実施形態の変形例を模式的に示した図である。
符号の説明
10…光スキャン装置、11、45…レンズホルダ、12、26、27、46…レンズ、13…アジマスコイル、14…発光ダイオード、16、50…スリット、17a、17b…鍔部、18、18a〜18d、53、53a〜53d…板バネ、20、55…バネ受け、20a…凹部、22a、22b、44a、44b、60a、60b…段部、23a、23b、61a、61b…シリコンゲル、28、70…ポジションセンサ、30、31a、31b、63…ヨーク、32a、32b、68a、68b…磁石、38…レーザダイオード、35、71…基板、40…アジマスアクチュエータ部組、41…エレベーションアクチュエータ部組、42…レーザ部組、47a、47b…エレベーションコイル、48…発光ダイオード、65a、65b、66a、66b…立ち上げ部。

Claims (9)

  1. 発光素子と、
    その光軸に垂直な第1の方向に移動したときに上記発光素子からの光をX軸方向に曲げる光学素子であって、X軸方向には凸レンズ形状で、且つ、Y軸方向には直線形状である第1の光学素子と、
    上記第1の光学素子を備えた第1のホルダと、
    上記第1のホルダを第1の方向に移動可能に支持するもので、その一端が該第1のホルダに固定された第1の板バネ群と、
    上記第1の板バネ群の他端が固定された第2のホルダと、
    上記第1のホルダを駆動する第1の駆動手段と、
    その光軸及び上記第1の方向に垂直な第2の方向に移動したときに上記発光素子からの光をY軸方向に曲げる光学素子であって、Y軸方向には凸レンズ形状で、且つ、X軸方向には直線形状である第2の光学素子と、
    第2の光学素子を備えた第3のホルダと、
    第2のホルダを第2の方向に移動可能に支持するもので、その一端が該第2のホルダに固定された第2の板バネ群と、
    上記第2の板バネ群の他端が固定された第4のホルダと、
    上記第2のホルダを駆動する第2の駆動手段と、
    を具備し、
    上記第2のホルダ及び上記第4のホルダは、当該光スキャン装置本体の固定部であるヨークを介してそれぞれ当該光スキャン装置本体に固定され、上記第1及び第2のホルダは上記光軸方向と同一の向きに配置されると共に、上記光軸に垂直な断面をとったとき、上記第1の板バネ群と上記第2の板バネ群が同時に存在する断面が存在することを特徴とする光スキャン装置。
  2. 上記第1の板バネ群のバネの有効長が、上記第2の板バネ群のバネの有効長より長いことを特徴とする請求項1に記載の光スキャン装置。
  3. 上記第1の板バネ群の系と、上記第2の板バネ群の系の基本共振周波数が異なることを特徴とする請求項1若しくは2に記載の光スキャン装置。
  4. 上記第2の方向より投影したとき、上記第1のホルダ及び第1の板バネ群と、上記第3のホルダ及び第2の板バネ群との間で、重なりがないことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の光スキャン装置。
  5. 上記第1の板バネ群は上記第1の方向に離間する少なくとも2つの板バネより成り、上記第2の方向より投影したとき、前記離間する少なくとも2つの板バネの間に上記第2の板バネ群が全て含まれ、
    上記光軸方向には、上記第1のホルダと第2のホルダの間に上記第3のホルダ及び第4のホルダが存在することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の光スキャン装置。
  6. 上記第1の板バネ群及び第2の板バネ群は、各々2枚の金属板バネであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の光スキャン装置。
  7. 上記第1のホルダの移動可能寸法が、上記第2のホルダの移動可能寸法より大であることを特徴とする請求項2乃至6の何れか1項に記載の光スキャン装置。
  8. 上記発光素子を連続或いは間欠点灯させながら光を走査する方向は上記第1の方向であることを特徴とする請求項7に記載の光スキャン装置。
  9. 上記光スキャン装置は車両に搭載され、上記第1の方向は地面に水平な向きであることを特徴とする請求項2乃至8の何れか1項に記載の光スキャン装置。
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