JP5214648B2 - ガスセンサ - Google Patents

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Description

本発明は、検出対象ガス中の酸素の濃度を検出する検出素子を備えたガスセンサに関する。
自動車などの内燃機関から排出される排気ガス中の酸素濃度を検出する検出素子を備えたガスセンサが知られている。検出素子としては、軸線方向の先端側が閉じた筒状の固体電解質体を、内周側と外周側とから一対の電極で挟み、検出部を形成したものが知られている。
このようなガスセンサにおいて、検出素子の内周側の電極(基準電極)から出力を取り出すための接続端子(内側端子)は、先端部が筒状に形成されている。そして、内側端子の先端部は、検出素子の後端の開口から検出素子内に挿入され、内部電極と圧接して電気的な接続を確保している。内側端子の後端部は、先端部の後端から後方へ向けて棒状に延びており、外部回路に繋がるリード線と電気的に接続されている。また、ガスセンサ内には、検出素子の外周側の電極用の接続端子や、検出素子内に挿入されるヒータ用の接続端子も配置されている。そして、これらの接続端子同士の接触による短絡を防止するため、検出素子よりも軸線方向の後方側には、絶縁セラミックからなる筒状に形成され、各接続端子を離した状態に配置するセパレータが設けられる。セパレータは、検出素子の後端側を周方向に取り巻く外筒や、外筒の後端を塞ぐグロメット、あるいは外筒に固定された保持金具などにより、軸線方向に対してずれを生じないよう、位置決めされている(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、ガスセンサの製造工数や部品点数の削減を図るには、例えば、セパレータの保持金具(特許文献1では、絶縁碍子の鍔部分の先端側に配置された環状の金具)を廃止することが考えられる。このようにした場合、特許文献1においては、セパレータは、鍔部分が外筒(大気側カバー)に当たって軸線方向の後方へは動かないものの、軸線方向先端側へは移動できるようになる。そこで、検出素子内に圧接されることによって位置決めされた内側端子の後端に、セパレータの先端面を突き当てるように設計すれば、セパレータの軸線方向先端側への移動を内側端子で規制できる。その上、セパレータと内側端子との間に間隙を設ける必要が無くなり、ガスセンサの軸線方向の長さを短くすることもできる。
特開2001−305098号公報
しかしながら、上記のように設計したガスセンサを車両に取り付け、車両を駆動させた場合、エンジン等の振動の影響を受けると、セパレータが内側端子を検出素子内へさらに押し込んでしまう場合がある。すると、セパレータを軸線方向に位置決めできなくなり、セパレータががたつくおそれがあった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、製造工数や部品点数を削減しつつ、セパレータのがたつきを防止することができるガスセンサを提供することを目的とする。
本発明の第1態様によれば、軸線方向に延び、先端が閉じた筒状をなす検出素子と、前記検出素子の周囲を取り囲み、前記検出素子を保持する主体金具と、前記検出素子の筒穴内に挿入され、前記検出素子の内周面上に形成された電極と電気的に接続する筒状の先端部と、該先端部に接続し、後端側に向かって延びる棒状の後端部と、を有する端子金具と、前記端子金具の前記後端部を取り囲む筒状をなし、外周に突出する鍔部を有すると共に、自身の先端面が前記端子金具の前記先端部に当接するセパレータと、筒状をなし、前記セパレータの周囲を取り囲み、前記セパレータの前記鍔部の後端面が当接する係合部を有する外筒と、を備えたガスセンサにおいて、前記端子金具の先端部は、前記検出素子の前記内周面に対して圧接される圧接部と、該圧接部よりも後端側に配置され、前記検出素子に設けられた後端向き面に当接する規制部と、を備えたガスセンサが提供される。
セパレータは、鍔部の後端面が外筒の係合部に当接するので、軸線方向の後方への移動を規制することができる。他方、セパレータの先端面が端子金具の先端部に当接することで、セパレータが、端子金具を先端側に向かって押し込まれる虞があるが、その端子金具に、検出素子の後端向き面に当接する規制部を備える。このため、規制部よりも先端側に設けられた圧接部が、検出素子内へさらに押し込まれてしまうことがなく、セパレータの軸線方向の先端側への移動も規制することができる。したがって、ガスセンサが外部から振動等による応力を受けても、セパレータががたつくことがない。また、別部材を設けてセパレータの軸線方向先端側への移動規制を行う場合があるが、端子金具がその部材を兼ねることができるので、製造過程において別部材を取り付ける工程を省くことができ、部品点数も減らすことができる。さらに、セパレータと端子金具との間に間隙を設けなくともよいので、ガスセンサの軸線方向の長さを短くでき、小型化を図ることができる。
第1態様において、前記規制部は、前記軸線方向に対する周方向において、少なくとも3カ所以上に形成されていてもよい。また、第1態様において、前記規制部は、前記軸線方向に対する周方向において、連続して形成されていてもよい。このようにすれば、検出素子の軸に対し、端子金具の先端部が軸ずれすることを抑制することができる。これにより、端子金具の先端部とセパレータの先端面との当接状態を維持することができ、ひいては端子金具の先端部と外筒の係合部との間でセパレータの移動を確実に規制し、セパレータのがたつきを防止することができる。
ガスセンサ1の縦断面図である。 図1の矢印A方向から検出素子6の後端部66付近を拡大してみたガスセンサ1の部分断面図である。 変形例としての内側端子102を示す、ガスセンサ101の部分断面図である。 変形例としての内側端子202を示す、ガスセンサ201の部分断面図である。
以下、本発明を具体化したガスセンサの一実施の形態について、ガスセンサ1を例に、その構造について、図1、図2を参照して説明する。なお、図1に示すガスセンサ1は、自動車等の内燃機関のエンジンから排出される排気ガスの排気管(図示外)に取り付けられて使用されるものである。以下では、ガスセンサ1の軸線O方向において、排気管内に挿入される検出素子6の先端に向かう側(閉じた側であり図中下側)を先端側とし、これと反対方向に向かう側(図中上側)を後端側として説明するものとする。
図1に示すガスセンサ1は、排気管内を流通する排気ガス中の酸素の濃度を検出するためのセンサであり、細長で先端が閉じた筒状の検出素子6を、主体金具5で取り囲んで保持した構造を有する。ガスセンサ1からは、検出素子6の出力する信号を取り出すための2本のリード線18が引き出されている。また、検出素子6内に挿入されるヒータ7へ通電するための2本のリード線(図示外)も、ガスセンサ1から引き出されている。各リード線18は、ガスセンサ1とは離れた位置に設けられる図示外のセンサ制御装置や自動車の電子制御装置(ECU)に、電気的に接続されている。
ガスセンサ1の検出素子6は、ジルコニアを主成分とする固体電解質体61を、軸線O方向に延び、先端が閉じた筒状に形成し、内周側に基準電極62を設け、外周側に検出電極63を設けたものである。基準電極62はPtまたはPt合金からなり、固体電解質体61の内面のほぼ全面を覆うように多孔質状に形成されている。検出電極63も同様にPtまたはPt合金からなり、固体電解質体61の外面に多孔質状に形成されている。これにより、検出素子6の先端側(閉じた側)が検出部64として機能し、この検出部64を、排気管(図示外)内を流通する排気ガス中に晒すことで、ガス濃度検出を行う。図示しないが、検出電極63は耐熱性セラミックスよりなる多孔質状の電極保護層により被覆されており、排気ガスによる被毒から保護されている。また、検出素子6の軸線O方向の略中間位置には、径方向外側に向かって突出する鍔状のフランジ部65が設けられている。そして、検出素子6の筒穴69内には、固体電解質体61を加熱して活性化させるための棒状のヒータ7が挿入されている。
検出素子6は、自身の径方向周囲を筒状の主体金具5に取り囲まれた状態で、主体金具5の筒孔55内に保持されている。主体金具5はSUS430等のステンレス鋼からなる筒状の部材であり、先端側に、排気管の取付部(図示外)に螺合する雄ねじ部52が形成されている。雄ねじ部52よりも先端側には、その外周に、後述するプロテクタ4をはめ込み取り付ける先端取付部56が形成されている。検出素子6の検出部64は、先端取付部56よりも先端側に突出されている。
主体金具5の雄ねじ部52の後端側には径方向に拡径された工具係合部53が形成されており、ガスセンサ1を排気管の取付部(図示外)に取り付ける際に使用される取り付け工具が係合される。この工具係合部53と雄ねじ部52との間の部位には、排気管の取付部を介したガス抜けを防止するための環状のガスケット11が嵌挿されている。そして主体金具5の後端側には、筒孔55内で保持する検出素子6を加締め固定するための加締部57が設けられている。検出素子6の後端部66は、この加締部57よりも後端側に突出されている。また、工具係合部53と加締部57との間には、その外周に、後述する外筒3の先端部31が係合される後端係合部58が形成されている。
次に、主体金具5の筒孔55内の先端側には、その内周を径方向内側に向けて突出させた段部59が設けられており、この段部59に、金属製のパッキン12を介し、アルミナからなる筒状の支持部材13が係止されている。支持部材13の内周も段状に形成されており、その段状の部位に配置される金属製のパッキン14を介し、検出素子6のフランジ部65が支持部材13により支持されている。さらに筒孔55内には、支持部材13の後端側に滑石粉末からなる充填部材15が充填され、その充填部材15を支持部材13との間で挟むように、充填部材15の後端側にアルミナ製で筒状のスリーブ16が配置されている。
スリーブ16の後端側には環状のリング17が配置されており、主体金具5の加締部57を内側先端方向に加締めることで、リング17を介し、スリーブ16が充填部材15に対して押しつけられている。この加締部57の加締めを通じ、充填部材15が、主体金具5の段部59に係止された支持部材13に向けて検出素子6のフランジ部65を押圧するよう主体金具5の筒孔55内に圧縮充填されるとともに、筒孔55の内周面と検出素子6の外周面との間の間隙が気密に埋められている。このように、検出素子6は、主体金具5の加締部57と段部59との間において挟持された各部材を介し、主体金具5の筒孔55内で保持されている。
また、上記したように、検出素子6の検出部64は、主体金具5の先端取付部56から軸線O方向の先端側に向け突出されており、先端取付部56に溶接によって組みつけられたプロテクタ4によって覆われている。プロテクタ4は、ガスセンサ1が排気管に取り付けられた際に排気管内に突き出される検出素子6の検出部64を、排気ガス中に含まれる水滴や異物等の衝突から保護するものである。プロテクタ4は、有底筒状に形成され、開放された側の周縁部が先端取付部56に接合される外側プロテクタ41と、その外側プロテクタ41の内部に固定される有底筒状の内側プロテクタ45とからなる2重構造を有する。外側プロテクタ41および内側プロテクタ45の外周面には、内部に排気ガスを導入し、検出素子6の検出部64へと導く導入口42が、それぞれ開口されている(なお内側プロテクタ45のガス導入口は図示せず)。また、外側プロテクタ41および内側プロテクタ45の底面には、内部に入り込んだ水滴や排気ガスを排出するための排出口43,48が、それぞれ開口されている。
次に、主体金具5の後端側には、SUS304等のステンレス鋼からなる筒状の外筒3が組み付けられている。外筒3は、ステンレス鋼を軸線O方向に沿って延びる筒状に形成し、さらに略中央より先端側(図1において下側)を、後端側よりも大径に形成したものである。外筒3の先端部31は、主体金具5の後端係合部58にはめ込まれ、外周側から後端係合部58に加締められている。さらに、先端部31の外周を一周して、レーザ溶接が施されている。外筒3は、軸線O方向に沿って後端側へ向けて延びており、検出素子6の後端部66や、それよりも後端側に配置されるセパレータ8およびグロメット9(後述)の外周を、径方向に取り囲んでいる。
外筒3に取り囲まれた検出素子6の後端部66には、外周側に、検出電極63との電気的な接続を行う外側端子75の先端部76がはめ込まれている。同様に、検出素子6の後端部66の内周側には、基準電極62との電気的な接続を行う内側端子2の先端部21が挿入されている。なお、内側端子2の詳細については後述する。また、検出素子6の筒穴69内には、固体電解質体61を加熱して活性化させる棒状のヒータ7が挿入されている。内側端子2の先端部21は、検出素子6とヒータ7との間に挟まれる位置に配置される。ヒータ7の後端には、ヒータ7に通電する一対の電極端子71(図1では一方の電極端子71のみを示す)が設けられている。そして内側端子2の後端部25、外側端子75の後端部77および電極端子71には、それぞれ、上記したリード線18の芯線が、加締め接合されている。なお、内側端子2が、本発明における「端子金具」に相当する。
検出素子6の後端部66よりも軸線O方向の後端側には、絶縁性セラミックスからなる筒状のセパレータ8が配置されている。セパレータ8は絶縁性セラミックスを筒状に形成したものであり、上記の内側端子2の後端部25、外側端子75の後端部77、2つの電極端子71が互いに接触しないよう分離するため、それらを独立に収容する収容部82を有する。各収容部82はセパレータ8を軸線O方向に貫通しており、セパレータ8を挟んで先端側と後端側との間で大気連通が可能となるように構成されている。内側端子2の後端部25、外側端子75の後端部77、2つの電極端子71にそれぞれ接続された4本のリード線18は、後述するグロメット9の挿通孔92を介してガスセンサ1の外部に引き出されている。また、セパレータ8の外周面には径方向外側に突出するフランジ部81が設けられている。フランジ部81の配置位置の後端に相当する外筒3の外周面には、周方向の3カ所以上において凹みが設けられており、この凹みによって、外筒3内において内向きに突出する係合部32が形成されている。セパレータ8は、フランジ部81の後端向きの面が係合部32に当接し、軸線O方向後方への移動が規制されている。
また、セパレータ8の後端側にはフッ素系ゴムからなるグロメット9が配置されている。グロメット9は、外筒3の後端側の開口33に嵌められて、開口33付近の外周が加締められることにより、外筒3に保持されている。グロメット9には、外筒3内に大気を導入するための連通孔91が、軸線O方向に貫通して形成されている。ガスセンサ1では、この連通孔91およびセパレータ8の収容部82を介し、外筒3内に大気を導入し、検出素子6の筒穴69内に形成された基準電極62が大気に晒されるように構成されている。連通孔91内には、例えばPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のフッ素樹脂から形成された薄膜状のフィルタ部材87およびその留め金具88が挿入されており、水滴等の進入が防止されている。また、グロメット9には、上記した4本のリード線18を挿通するための4つの挿通孔92も、それぞれ独立に形成されている(図1ではそのうちの2つの挿通孔92を示す)。
次に、内側端子2について説明する。内側端子2は、筒状に形成された先端部21と、先端部21から後方へ向け棒状に延びる後端部25とからなる。また、図2に示すように、先端部21は切れ目を有し、径方向に弾性的に撓むことができる。また、先端部21の後端には、縁部分に断続的な切り欠きを設け、径方向外向きに広げた鍔部23が形成されている。そして、内側端子2の先端部21のうち先端側に設けられた圧接部24は、検出素子6の後端側の筒穴69内に圧入され、付勢力によって基準電極62との電気的な接続を確保するとともに、検出素子6内に圧接している。また、内側端子2の先端部21のうち、圧接部24よりも後端側の側面には、矩形の切り欠きを軸線O方向の先端側に向かうにつれて径方向外向きに広げた形態の規制部22が設けられている。規制部22は、本実施の形態では先端部21の周方向に2カ所設けられている。
本実施の形態では、検出素子6の後端側に、軸線O方向後端側に向かって拡径するテーパ形状の後端向き面67が形成されており、内側端子2の規制部22が、後端向き面67に当接している。これにより、内側端子2の先端部21(特に、圧接部24)が軸線O方向先端側への押圧力を受けても、検出素子6の筒穴69内に、さらに、押し込まれることがない。また、先端部21の後端の鍔部23は、セパレータ8の先端面83(収容部82の開口が形成されていない部分)に当接しており、セパレータ8の軸線O方向前方への移動が規制されている。セパレータ8は、前述したように、フランジ部81が外筒3の係合部32に当接し、軸線O方向後方への移動が規制されている。そして、係合部32を有する外筒3が、検出素子6を保持する主体金具5に対し、先端部31において接合されている。つまり、検出素子6の後端向き面67と、外筒3の係合部32との位置関係が、互いに固定されている。これにより、セパレータ8と内側端子2とは、係合部32と後端向き面67との間にて位置決めされ、軸線O方向に移動することがないので、がたつかない。
以上説明したように、本実施の形態では、セパレータ8は、フランジ部81の後端向き面が外筒3の係合部32に当接するので、軸線O方向の後方への移動を規制することができる。また、セパレータ8の先端面83が内側端子2の先端部21(その後端に設けた鍔部23)に当接することで、セパレータ8が、内側端子2の先端部21を先端側へ向かって押し込まれる虞があるが、その内側端子2に、検出素子6の後端向き面67に当接する規制部22を備える。このため、規制部22よりも先端側に設けられた圧接部24が、検出素子6内へさらに押し込まれてしまうことがなく、セパレータ8の軸線O方向先端側への移動も規制することができる。したがって、ガスセンサ1が外部から振動等による応力を受けても、セパレータ8ががたつくことがない。また、別部材を設けてセパレータ8の軸線O方向先端側への移動規制を行う場合があるが、本実施の形態では内側端子2がその部材を兼ねることができるので、製造過程において別部材を取り付ける工程を省くことができ、部品点数も減らすことができる。さらに、セパレータ8と内側端子2との間に間隙を設けなくともよいので、ガスセンサ1の軸線O方向の長さを短くでき、小型化を図ることができる。
なお、本実施の形態は、各種変更が可能である。例えば、内側端子2の規制部22は、本実施の形態では切り欠きにより形成したが、先端部21の壁面を内側から外向きに押し込んで凸部状に形成してもよい。
また、図3に示す、ガスセンサ101のように、内側端子102の先端部121に形成する規制部122が、検出素子6の後端面68に当接するようにしてもよい。規制部122が検出素子6の後端面68に当接する構造であれば、規制部122自身についても検出素子6の筒穴69内に入り込みにくい。また、規制部122の先端側に設けられた圧接部124が検出素子6の筒穴69内に押し込まれることを防止する上での確実性を高めることができる。また、検出素子6の後端向き面67がテーパ状に形成されていないものに対しても有効に使用することができる。
また、図3に示す、内側端子102は、規制部122を先端部121の周方向に3カ所設けた例でもある。規制部122を周方向に3カ所以上設ければ、検出素子6の軸に対し、先端部121が軸ずれすることを抑制することができる。これにより、先端部121の鍔部123もセパレータ8の先端面83との当接状態を維持することができ、ひいては内側端子102の先端部121と外筒3の係合部32との間でセパレータ8の移動を確実に規制し、セパレータ8のがたつきを防止することができる。
また、図4に示す、ガスセンサ201のように、内側端子202の先端部221に、後端側において拡径した規制部222を有し、この規制部222が検出素子6の後端向き面67に当接する構造としてもよい。これにおいても、規制部222の先端側に設けられた圧接部224が検出素子6の筒穴69内に押し込まれることを確実に防止でき、さらに、検出素子6の軸に対して先端部221の軸をずれにくくすることができる。
1 ガスセンサ
2 内側端子
3 外筒
5 主体金具
6 検出素子
8 セパレータ
21 先端部
22,122,222 規制部
24,124,224 圧接部
25 後端部
32 係合部
62 基準電極
67 後端向き面
81 フランジ部
83 先端面

Claims (3)

  1. 軸線方向に延び、先端が閉じた筒状をなす検出素子と、
    前記検出素子の周囲を取り囲み、前記検出素子を保持する主体金具と、
    前記検出素子の筒穴内に挿入され、前記検出素子の内周面上に形成された電極と電気的に接続する筒状の先端部と、該先端部に接続し、後端側に向かって延びる棒状の後端部と、を有する端子金具と、
    前記端子金具の前記後端部を取り囲む筒状をなし、外周に突出する鍔部を有すると共に、自身の先端面が前記端子金具の前記先端部に当接するセパレータと、
    筒状をなし、前記セパレータの周囲を取り囲み、前記セパレータの前記鍔部の後端面が当接する係合部を有する外筒と、
    を備えたガスセンサにおいて、
    前記端子金具の先端部は、前記検出素子の前記内周面に対して圧接される圧接部と、該圧接部よりも後端側に配置され、前記検出素子に設けられた後端向き面に当接する規制部と、を備えたことを特徴とするガスセンサ。
  2. 前記規制部は、前記軸線方向に対する周方向において、少なくとも3カ所以上に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のガスセンサ。
  3. 前記規制部は、前記軸線方向に対する周方向において、連続して形成されていることを特徴とする請求項1に記載のガスセンサ。
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