JP5213561B2 - 雌端子金具における接触部過大変位防止構造 - Google Patents

雌端子金具における接触部過大変位防止構造 Download PDF

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Description

本発明は、雄端子金具の舌状の接続板部が挿入される略角筒状の端子本体部内に、前記接続板部の一面が付勢接触する端子接触板部が打ち出し形成される雌端子金具において前記端子接触板部の過大変位を防止する、雌端子金具における接触部過大変位防止構造に関する。
図12〜図14は、雄端子金具の舌状の接続板部が挿入接続される雌端子金具の従来例を示したものである。
ここに示した雌端子金具100は、下記特許文献1に開示されたもので、電線103が接続される電線接続部105と、雄端子金具の舌状の接続板部107が接続される略角筒状の端子本体部109を備えている。
電線接続部105は、電線103を外被103aの上から押える被覆加締め部111と、電線103の導体部103bを圧着接続する導体加締め部113とを備えている。
端子本体部109は、底壁部121と、折り曲げにより底壁部121の両側に立設された側壁部123,124と、前記底壁部121に対向するように、それぞれの側壁部123,124の上縁に折り曲げ形成された上部壁部126,127とで、略角筒状の構造を造っている。
2枚の上部壁部126,127は、重なり合って設けられている。そして、内側に位置する上部壁部126には、図13及び図14に示すように、接続板部107の一面107aが接触する端子接触板部131が打ち出し形成されている。外側に位置する上部壁部127は、上部壁部126の上方への変位を規制する役割をしている。
また、端子接触板部131に対向する底壁部121側には、接続板部107の他方の面107bを押圧して、接続板部107を端子接触板部131に接触した状態に維持する弾性押圧片133が装備されている。
この弾性押圧片133は、底壁部121の前端から前方に延出した帯状片を、板ばねとして効率良く機能するように折曲加工したものである。
特開平8−45593号公報
ところで、前述した従来の雌端子金具100において、打ち出しにより形成する端子接触板部131の付け根部分131a,131aは、打ち出し加工時に、絞り部分となって周囲よりも薄肉化してしまい、周囲よりも強度が低くなる。
また、端子接触板部131が形成される上部壁部126自体は、その上に重なる上部壁部127によって押えられて、外方への変位が規制されているが、端子接触板部131自体の変位範囲を規制するような配慮はなされていない。
そのため、図14に示すように、端子接触板部131と弾性押圧片133との間に接続板部107が挿入されたときに、接続板部107から端子接触板部131に作用する押圧力が付け根部分131a,131aに集中作用してしまい、付け根部分131a,131aの変形や破損によって端子接触板部131が過大に外側に変位してしまう虞があった。
そして、端子接触板部131が過大に外側に変位してしまった場合には、接続板部107と端子接触板部131との間の接触圧が不足してしまって、電気的な接続特性が低下したり、電気的な接続が不安定になる虞があった。
また、このような板金製の雌端子金具では、材料となる金属板の板厚をできるだけ薄肉化することが低コスト化に有効であるが、上記の雌端子金具100の構造の場合、薄肉化すると付け根部分131a,131aの肉厚が更に薄くなって、端子接触板部131の過大変位による電気的接続特性の低下が発生し易くなってしまうため、実際には材料板材の薄肉化による低コスト化を図ることが難しいという問題もあった。
本発明の目的は、上記課題を解消することに係り、打ち出しにより形成される端子接触板部の付け根部分の薄肉化に拘わらず、前記端子接触板部が雄端子金具の接続板部との接触荷重によって過大に変位して相互の接触圧の不足を招くことがなく、雄端子金具との間に安定した電気的な接続特性を確保でき、しかも、材料板材の薄肉化により低コスト化を図ることができる雌端子金具における接触部過大変位防止構造を提供することにある。
本発明の前述した目的は、下記の構成により達成される。
(1)雄端子金具の舌状の接続板部が挿入される略角筒状の端子本体部と、当該端子本体部内の一側の壁部に打ち出し形成されることにより設けられ前記接続板部の一面が接触する端子接触板部と、当該端子接触板部の両側に位置するように前記端子本体部に形成された本体側壁部と、前記端子本体部内の前記端子接触板部に対向する側に設けられ前記接続板部を前記端子接触板部に付勢する弾性押圧片と、を備えた雌端子金具における、前記端子接触板部の過大変位を防止する接触部過大変位防止構造であって、
前記端子接触板部の両側には、前記本体側壁部に向かって突出した突起部が延設されると共に、
前記端子接触板部の前記突起部が延設された部分の端子前方側及び端子後方側には、前記突起部の突出方向に沿って延びる折り曲げ部が打ち出し形成され、
前記本体側壁部には、前記突起部が挿入及び配置された突起挿通孔が設けられており、 前記突起挿通孔を画成する前記本体側壁部の内周面により前記突起部の可動範囲を規制することによって前記端子接触板部の過大変位を防止することを特徴とする雌端子金具における接触部過大変位防止構造。
(2) 前記突起部及び前記突起挿通孔を、前記端子接触板部の長さ方向に離間した複数箇所に設けたことを特徴とする前記(1)に記載の雌端子金具における接触部過大変位防止構造。
上記(1)の構成によれば、端子接触板部の付け根部分は、打ち出し加工時に絞り部分となって周囲よりも薄肉化しているため、雄端子金具の接続板部が端子本体部に挿入された時に接続板部から端子接触板部に作用する付勢力で前記付け根部分に変形が生じ易い。
しかし、端子接触板部に突設された突起部の可動範囲が本体側壁部の突起挿通孔を画成する内周面により規制されているため、前記付け根部分の変形に伴う端子接触板部の変位範囲も前記突起部の可動範囲内に制限され、前記突起部が前記突起挿通孔の縁に当たって可動限界に達した時には、雄端子金具の接続板部から端子接触板部に作用する付勢加重は前記突起挿通孔の縁が受けることになり、端子接触板部の付け根部分が付勢加重によりそれ以上変形することが回避される。
従って、打ち出しにより形成される端子接触板部の付け根部分の薄肉化に拘わらず、前記端子接触板部が雄端子金具の接続板部との接触荷重によって過大に変位して相互の接触圧の不足を招くことがなく、雄端子金具との間に安定した電気的な接続特性を確保できる。
しかも、端子接触板部の可動範囲が規制されて、端子接触板部の付け根部分に発生する変形量が一定範囲に制限されるため、材料板材の薄肉化を図っても、それにより付け根部分の変形量が増加したり破損したりする虞が無く、材料板材の薄肉化により低コスト化を図ることもできる。
更に、上記(2)の構成によれば、接続板部と端子接触板部との接触面積を増やして、両者の電気的な接続性能を安定させるべく、前記端子接触板部の長さ寸法を大きく設定した場合でも、その端子接触板部の長さ方向に離間した複数箇所に設けられた突起部と突起挿通孔とによって、端子接触板部の過大な変位を規制する効力を安定して得ることが可能になり、より長大な範囲に亘って適正な接触圧を確保して、接続板部と端子接触板部との間における電気的な接続特性を向上させることができる。
また、端子接触板部の変位を規制するための突起部と突起挿通孔とを、端子接触板部の長さ方向に離間した複数箇所に設けたことによって、端子接触板部の一部の付け根部分が破損した場合でも、端子接触板部の可動範囲を適正に維持して、接続板部と端子接触板部との間の電気的接続特性が損なわれることを回避することができる。
本発明による雌端子金具における接触部過大変位防止構造によれば、端子接触板部に突設された突起部の可動範囲が本体側壁部の突起挿通孔により規制されているため、前記付け根部分の変形に伴う端子接触板部の変位範囲も前記突起部の可動範囲内に制限され、前記突起部が前記突起挿通孔の縁に当たって可動限界に達した時には、雄端子金具の接続板部から端子接触板部に作用する付勢荷重は前記突起挿通孔の縁が受けることになり、端子接触板部の付け根部分が付勢荷重によりそれ以上変形することが回避される。
従って、打ち出しにより形成される端子接触板部の付け根部分の薄肉化に拘わらず、前記端子接触板部が雄端子金具の接続板部との接触荷重によって過大に変位して相互の接触圧の不足を招くことがなく、雄端子金具との間に安定した電気的な接続特性を確保できる。
しかも、端子接触板部の可動範囲が規制されて、端子接触板部の付け根部分に発生する変形量が一定範囲に制限されるため、材料板材の薄肉化を図っても、それにより付け根部分の変形量が増加したり破損したりする虞が無く、材料板材の薄肉化により低コスト化を図ることもできる。
更に、本発明の構成によれば、端子接触板部に折り曲げ部を打ち出し形成したことにより突起部の剛性が向上して、該突起部が突起挿通孔の縁に当接した時に、より堅固に端子接触板部の変位を規制できるようになり、材料板材の薄肉化により低コスト化を図った場合でも、端子接触板部の過大変位を確実に防止して、端子接触板部の過大変位に起因した電気的接続不良の発生を防止することができる。
以下、本発明に係る雌端子金具における接触部過大変位防止構造の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図6は本発明に係る接触部過大変位防止構造を採用した雌端子金具の第1実施形態を示したもので、図1は第1実施形態の雌端子金具の斜視図、図2は図1に示した雌端子金具にプレス成形する金属板の展開図、図3は図1に示した雌端子金具における接触部過大変位防止構造を示す断面斜視図、図4は図1に示した雌端子金具の縦断面図、図5は図1に示した雌端子金具に雄端子金具の接続板部が接続された状態の縦断面図、図6は図1に示した雌端子金具に雄端子金具の接続板部が接続された状態の縦断面斜視図である。
この第1実施形態の雌端子金具1は、金属板のプレス成形によって所定形状に形成されるもので、電線が接続される電線接続部2と、雄端子金具の舌状の接続板部3(図5参照)が挿入される略角筒状の端子本体部5とを備えている。
電線接続部2は、電線をその外被の上から押える被覆加締め部2aと、電線の導体部を圧着接続する導体加締め部2bとを備えている。
端子本体部5は、底壁部11と、折り曲げにより底壁部11の両側に立設された側壁部13,14と、前記底壁部11に対向するように、側壁部14の上縁に折り曲げ形成された上部壁部17とで、略角筒状の構造を造っている。
なお、図2の展開図に記入している二点鎖線の線分A1〜A4は、プレス成形時の折り曲げ箇所を例示したものである。
略角筒状の端子本体部5の一側の壁部である底壁部11には、接続板部3の一面3aが接触する端子接触板部31が打ち出し形成される。
この端子接触板部31は、その前後のそれぞれの端縁に底壁部11に連絡するブリッジ部31aがあり、打ち出し加工時にはこのブリッジ部31aが絞られて、端子接触板部31が上方に隆起した形態に成形される。
なお、図2に示した展開図では、端子接触板部31の左右の端縁にも、底壁部11に連絡するブリッジ部31bが設けられている。しかし、この左右端縁のブリッジ部31bは、端子接触板部31を打ち出し加工する前に切除される。
また、端子本体部5の端子接触板部31に対向する上部壁部17の内側には、端子本体部5内に挿入された接続板部3の他方の面3bを端子接触板部31側に付勢する弾性押圧片33が設けられている。
この弾性押圧片33は、図2に示すように側壁部13の上縁から端子本体部5の先端側に向かって延出していて、プレス成形により、図3及び図4に示すように、先端側及び中間部に曲げ部33a,33bを有した板ばね形状に成形される。
弾性押圧片33の先端側の曲げ部33aは、上方に凸の曲げ部で、上部壁部17の内面に当接することにより、弾性押圧片33の変位を規制する。
弾性押圧片33の中間部の曲げ部33bは下に凸の曲げ部で、図5に示すように、この曲げ部33bの周辺が接続板部3の他方の面3bへの接触部となる。
弾性押圧片33の曲げ部33aと曲げ部33bとの間の斜面33cは、挿入される接続板部3の先端部が当接した時に、接続板部3の先端部を曲げ部33b側に誘導する案内面として機能する。
上部壁部17の先端には、図2に示すように、突片35が延設されている。この突片35は、図4に示すように、先端が底壁部11側を向くように折り曲げられ、弾性押圧片33の先端側を覆って、端子本体部5に挿入される接続板部3の先端が弾性押圧片33の先端部に衝突することを防止する保護壁として機能する。
本実施形態の場合、図2及び図3に示すように、端子接触板部31の両側に、該端子接触板部31の両側に位置する本体側壁部13,14に向かって突出した突起部37を延設している。
また、端子接触板部31の両側に位置する本体側壁部13,14には、突起部37を挿通させて、該突起部37の可動範囲を規制する突起挿通孔39を設けている。
突起挿通孔39は、図4に示すように、開口の下縁39aが、突起部37の下面の高さよりも距離Lだけ下方に設定されていて、この距離Lが突起部37の下方への可動範囲となる。
本実施形態の雌端子金具1では、突起挿通孔39によって突起部37の可動範囲を規制する構造が、接続板部3から作用する付勢力で端子接触板部31が過大に変位することを防止する接触部過大変位防止構造となっている。
この場合に、端子接触板部31の過大変位とは、端子接触板部31が前記距離L以上に底壁部11側に変位することを意味している。
更に、本実施形態の雌端子金具1における接触部過大変位防止構造では、図4に示すように、突起部37には、突出方向(端子本体部5の幅方向)に沿って延びる折り曲げ部41を打ち出し形成している。
以上に説明した雌端子金具1では、図4に示す端子接触板部31の付け根部分43は、打ち出し加工時に絞り部分となって周囲よりも薄肉化しているため、図5に示すように雄端子金具の接続板部3が端子本体部5に挿入された時に接続板部3から端子接触板部31に作用する付勢荷重で付け根部分43に変形が生じ易い。
しかし、上記のように接触部過大変位防止構造を装備している構成であれば、端子接触板部31に突設された突起部37の可動範囲が本体側壁部13,14の突起挿通孔39により規制されているため、付け根部分43の変形に伴う端子接触板部31の変位範囲も突起部37の可動範囲内に制限される。
そして、図5に示したように突起部37の下面37aが突起挿通孔39の下縁39aに当たって可動限界に達した時には、雄端子金具の接続板部3から端子接触板部31に作用する付勢荷重は突起挿通孔39の下縁39aが受けることになり、端子接触板部31の付け根部分43が付勢荷重によりそれ以上変形することが回避される。
従って、打ち出しにより形成される端子接触板部31の付け根部分43の薄肉化に拘わらず、端子接触板部31が雄端子金具の接続板部3との接触荷重によって過大に変位して相互の接触圧の不足を招くことがなく、雄端子金具との間に安定した電気的な接続特性を確保できる。
しかも、端子接触板部31の可動範囲が規制されて、端子接触板部31の付け根部分43に発生する変形量が一定範囲に制限されるため、材料板材の薄肉化を図っても、それにより付け根部分43の変形量が増加したり破損したりする虞が無く、材料板材の薄肉化により低コスト化を図ることもできる。
更に、上記実施形態に示した接触部過大変位防止構造によれば、突起部37に折り曲げ部41を打ち出し形成したことにより突起部37の剛性が向上して、該突起部37が突起挿通孔39の縁に当接した時に、より堅固に端子接触板部31の変位を規制できるようになり、材料板材の薄肉化により低コスト化を図った場合でも、端子接触板部31の過大変位を確実に防止して、端子接触板部31の過大変位に起因した電気的接続不良の発生を防止することができる。
図7〜図11は本発明に係る接触部過大変位防止構造を採用した雌端子金具1の第2実施形態を示したもので、図7は第2実施形態の雌端子金具1の斜視図、図8は図7に示した雌端子金具1の縦断面図、図9は図7に示した雌端子金具1の縦断面斜視図、図10は図7に示した雌端子金具1に雄端子金具の接続板部3が接続された状態の縦断面図、図11は図7に示した雌端子金具1に雄端子金具の接続板部3が接続された状態の縦断面斜視図である。
この第2実施形態の雌端子金具1Aは、第1実施形態に示した雌端子金具1における接触部過大変位防止構造の一部を改良したものである。
改良した点は、図9及び図11に示したように、接触部過大変位防止構造を構成する突起部37及び突起挿通孔39を、端子接触板部31の長さ方向に離間した2箇所に設けた点であり、それ以外の構成は第1実施形態と共通である。
第1実施形態と共通の構成については、同番号を付して説明を省略する。
この第2実施形態の構成では、接続板部3と端子接触板部31との接触面積を増やして、両者の電気的な接続性能を安定させるべく、端子接触板部31の長さ寸法を大きく設定した場合でも、その端子接触板部31の長さ方向に離間した2箇所に設けられた突起部37と突起挿通孔39とによって、図10に示したように、端子接触板部31上の2カ所の領域51,52において可動範囲が規制されるため、端子接触板部31の過大な変位を規制する効力を安定して得ることが可能になる。
そして、上記のそれぞれの領域51,52が所定の接触圧で接続板部3と接触した状態が維持されるため、より長大な範囲に亘って適正な接触圧を確保して、接続板部3と端子接触板部31との間における電気的な接続特性を向上させることができる。
また、端子接触板部31の変位を規制するための突起部37と突起挿通孔39とを、端子接触板部31の長さ方向に離間した2箇所に設けたことによって、端子接触板部31の一部の付け根部分43が破損した場合でも、端子接触板部31の可動範囲を適正に維持して、接続板部3と端子接触板部31との間の電気的接続特性が損なわれることを回避することができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が自在である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置場所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、本発明に係る接触部過大変位防止構造を構成する突起部37及び突起挿通孔39は、端子接触板部31の長さ方向に離間した3カ所以上の複数箇所に装備するようにしても良い。突起部37及び突起挿通孔39の装備箇所を増やすことによって、端子接触板部31の過大変位を防止する効果を更に高めることが可能になる。
本発明に係る接触部過大変位防止構造を採用した雌端子金具の第1実施形態の斜視図である。 図1に示した雌端子金具にプレス成形する金属板の展開図である。 図1に示した雌端子金具における接触部過大変位防止構造を示す断面斜視図である。 図1に示した雌端子金具の縦断面図である。 図1に示した雌端子金具に雄端子金具の接続板部が接続された状態の縦断面図である。 図1に示した雌端子金具に雄端子金具の接続板部が接続された状態の縦断面斜視図である。 本発明に係る接触部過大変位防止構造を採用した雌端子金具の第2実施形態の斜視図である。 図7に示した雌端子金具の縦断面図である。 図7に示した雌端子金具の縦断面斜視図である。 図7に示した雌端子金具に雄端子金具の接続板部が接続された状態の縦断面図である。 図7に示した雌端子金具に雄端子金具の接続板部が接続された状態の縦断面斜視図である。 従来の雌端子金具の斜視図である。 図12に示した雌端子金具の雄端子金具挿入前の状態の縦断面図である。 図12に示した雌端子金具の雄端子金具挿入後の状態の縦断面図である。
符号の説明
1 雌端子金具
2 電線接続部
3 接続板部
3a 一面
5 端子本体部
11 底壁部
13,14 側壁部
17 上部壁部
31 端子接触板部
31a ブリッジ部
31b ブリッジ部
33 弾性押圧片
33a,33b 曲げ部
35 突片(保護壁)
37 突起部
39 突起挿通孔
41 折り曲げ部
43 付け根部分
51 領域

Claims (2)

  1. 雄端子金具の舌状の接続板部が挿入される略角筒状の端子本体部と、当該端子本体部内の一側の壁部に打ち出し形成されることにより設けられ前記接続板部の一面が接触する端子接触板部と、当該端子接触板部の両側に位置するように前記端子本体部に形成された本体側壁部と、前記端子本体部内の前記端子接触板部に対向する側に設けられ前記接続板部を前記端子接触板部に付勢する弾性押圧片と、を備えた雌端子金具における、前記端子接触板部の過大変位を防止する接触部過大変位防止構造であって、
    前記端子接触板部の両側には、前記本体側壁部に向かって突出した突起部が延設されると共に、
    前記端子接触板部の前記突起部が延設された部分の端子前方側及び端子後方側には、前記突起部の突出方向に沿って延びる折り曲げ部が打ち出し形成され、
    前記本体側壁部には、前記突起部が挿入及び配置された突起挿通孔が設けられており、 前記突起挿通孔を画成する前記本体側壁部の内周面により前記突起部の可動範囲を規制することによって前記端子接触板部の過大変位を防止することを特徴とする雌端子金具における接触部過大変位防止構造。
  2. 前記突起部及び前記突起挿通孔を、前記端子接触板部の長さ方向に離間した複数箇所に設けたことを特徴とする請求項1に記載の雌端子金具における接触部過大変位防止構造。
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