JP5212924B2 - 基板ケース - Google Patents
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Description
基板ケースは、ケース本体に設けられたケース側筒部と、蓋部材に設けられた蓋側筒部とを具備する。基板ケースにおいて、ケース側筒部と蓋側筒部とは、それぞれの内部空間が基板ケースの取り付け方向(ケース本体と蓋部材との組み付け方向)に向けて繋がっている。そして、スプリングピンが、蓋側筒部から遊技機側へ向けて蓋側筒部およびケース側筒部に挿入される。スプリングピンは、蓋側筒部とケース側筒部との内部空間を跨いだ位置まで挿入されると、蓋側筒部に嵌め込まれて固定され、ケース本体と蓋部材とが固定される。
このように一度挿入したスプリングピンを本体側筒部と蓋側筒部とを跨いだ位置から抜き取り難くすることにより、ケース側筒部と蓋側筒部との固定が容易に解除され、ケース本体と蓋部材とが開封されて基板ケースに収納している制御基板へ不正行為が行われることを防止している。
このようにかしめ部カバーに被覆されることにより、ケース側筒部と蓋側筒部との固定が不正に解除され、ケース本体と蓋部材とが開封されて基板ケースに収納している制御基板へ不正行為が行われることを防止している。
なお、以下の説明において、図1における矢印Xの指す方向を基板ケース1の右方向として左右方向を規定する。また、図1における矢印Yの指す方向を基板ケース1の前方向として前後方向を規定する。さらに、図1における矢印Zの指す方向を基板ケース1の上方向として上下方向を規定する。
以下の説明においては、左側の組の構成についてのみ説明する。右側の組の構成は、左側の組と略同一の構成であって、基板ケース1の左右中央を中心として左右対称な構成であるので、各構成部材に図面にて左側の組の説明で用いた符号と同一の符号を付すことで、その説明を省略する。
なお、本実施形態においては、ケース本体2と蓋部材3とを固定する場合、3つのかしめ部10のうち、隣り合う第一かしめ部100および第二かしめ部200の2つ(2種類)のかしめ部を用いる。第三かしめ部300は、第一かしめ部100および第二かしめ部200の予備のかしめ部とする。
なお、第三かしめ部300の構成は、第一かしめ部100と略同様の構成であって、第二かしめ部200を中心として左右対称な構成であるので、各構成部材に図面にて第一かしめ部100の説明で用いた符号と同一の符号を付すことで、その説明を省略する。
第一蓋側収容部132は、複数(本実施形態においては3つ)の蓋側連結片135を介して蓋部材3の天板に連結される。各蓋側連結片135は、ニッパー等の工具により切断可能な部材である。
本実施形態においては、図6および図9(a)に示すように、第一蓋側収容部132の底板の前部(前方から視認しやすい位置)に2つの蓋側連結片135が左右方向に適宜な間隔をあけて配置されるとともに、底板の後部に1つの蓋側連結片135が配置される。そして、第一蓋側収容部132が3つの蓋側連結片135を介して蓋部材3の天板に連結された状態で、これら全ての蓋側連結片135が切断されると、第一蓋側収容部132が蓋部材3の天板と分離して蓋部材3から外れるようになっている。
ここで、第一蓋側収容部132は、第一本体側かしめ部120の第一本体側枠体123の内周形状に合わせた略四角筒状に形成される。その上で、図10および図11に示すように、第一蓋側収容部132の外径は、第一本体側枠体123の内径よりも若干小さく、かつ第一本体側収容部122の内径よりも大きく設定される。こうして、第一蓋側収容部132は、その後側部分を第一本体側枠体123内に嵌め込むことができるように構成される。
また、第一蓋側収容部132の天板の前部には、第一蓋側切り欠け部137が設けられる。第一蓋側切り欠け部137は、前後方向に細長い長方形状であって、第一蓋側収容部132の天板を前端部から後方へ向けて切り欠くように形成される。第一蓋側切り欠け部137は、第一かしめ部100において後述する嵌入部材50が嵌入する側の開口部となる、第一蓋側収容部132の前側の開口部(前端部)に形成されるものである。また、第一蓋側収容部132の左右の側板には、それぞれその後端部を切り欠くようにして、上下方向に細長い長方形状の開口部136が形成される。
第一蓋側筒部131は、第一蓋側収容部132の内径よりも小径に形成され、第一蓋側収容部132と連通される。第一蓋側筒部131は、その前端部を第一蓋側収容部132の後端部内に嵌入することにより、この第一蓋側収容部132を介して基板ケース1(さらに詳細には、蓋部材3)の天板に連結される。
ここで、第一蓋側筒部131は、第一本体側かしめ部120の第一本体側収容部122の内周形状に合わせた略円筒状に形成される。その上で、図10および図11に示すように、第一蓋側筒部131の外径は、第一本体側収容部122の内径よりも若干小さく、かつ第一本体側筒部121の内径よりも大きく設定される。また、第一蓋側筒部131の内径は、第一本体側筒部121の内径と同程度に設定される。こうして、第一蓋側筒部131は、そのすべての部分を、第一本体側収容部122内に嵌め込むことができるように構成される。
第二本体側収容部222は、複数(本実施形態においては、2つ)の本体側連結片225を介してケース本体2の天板に連結される。また、第二本体側収容部222は、後述する第二本体側枠体223とも1つの本体側連結片225を介して連結される。各本体側連結片225は、ニッパー等の工具により切断可能な部材である。
本実施形態において、図7(b)に示すように、第二本体側収容部222の底板の後部(後方から視認しやすい位置)に2つの本体側連結片225が左右方向に適宜な間隔をあけて配置されるとともに、天板の前部に1つの本体側連結片225が配置される。そして、第二本体側収容部222が三つの本体側連結片225を介してケース本体2の天板に連結された状態で、これら全ての本体側連結片225が切断されると、第二本体側収容部222は、ケース本体2の天板および第二本体側枠体223から分離してケース本体2から外れるようになっている。
また、第二本体側収容部222の天板の後部には、第二本体側切り欠け部227が設けられる。第二本体側切り欠け部227は、前後方向に細長い長方形状であって、第二本体側収容部222の天板を後端部から前方へ向けて切り欠くように形成される。第二本体側切り欠け部227は、第二かしめ部200において後述する嵌入部材50が嵌入する側の開口部となる、第二本体側収容部222の後側の開口部(後端部)に形成されるものである。なお、本実施形態においては、第二本体側収容部222の第二本体側切り欠け部227の内径、即ち前後および左右方向の切り欠け幅は、第一蓋側収容部132の第一蓋側切り欠け部137の内径、即ち前後および左右方向の切り欠け幅と略同一となるように形成される。また、第二本体側収容部222の左右の側板には、それぞれその前端部を切り欠くようにして、上下方向に細長い長方形状の開口部226が形成される。
第二本体側筒部221は、第二本体側収容部222の内径よりも小径の略円筒形状に形成され、第二本体側収容部222と連通される。第二本体側筒部221は、その後端部を第二本体側収容部222の前端部内に嵌入することにより、第二本体側収容部222を介してケース本体2の天板に連結される。
また、図10および図11に示すように、第二本体側枠体223の内径の前後、左右および上下方向の長さは、第二本体側筒部221の外径の前後、左右および上下方向の長さよりも長く設定される。また、第二本体側枠体223の内径の左右および上下方向の長さは、第二本体側収容部222の外径の左右および上下方向の長さよりも長く設定される。そして、第二本体側枠体223は、その内部に第二本体側筒部221の全部と、第二本体側収容部222の前端部を収容可能に構成される。
また、第二本体側枠体223は、前述したように、本体側連結片225を介して第二本体側収容部222と連結される。本実施形態において、第二本体側枠体223の天板の後部に、(第二本体側収容部222の天板の前部と連結される)1つの本体側連結片225が配置される。
また、第二本体側枠体223の外径の前後および上下方向の長さは、第一かしめ部100における第一本体側かしめ部120の第一本体側枠体123の外径の前後および上下方向の長さよりも長く設定される。したがって、平面視で第二本体側枠体223の前後端部は、第一本体側枠体123の前後端部よりも外方(前後方)に位置し、また正面視で第二本体側枠体223の天板は、第一本体側枠体123の天板よりも上方へ突出するように構成される。
また、図10および図11に示すように、第二蓋側収容部232の内径の前後、左右および上下方向の長さは、第二本体側かしめ部220の第二本体側筒部221の外径の前後、左右および上下方向の長さより若干長く設定される。また、第二蓋側収容部232の外径の前後、左右および上下方向の長さは、第二本体側かしめ部220の第二本体側枠体223の内径の前後、左右および上下方向の長さより短く設定される。そして、第二蓋側収容部232の全部が第二本体側枠体223内に収容可能に構成されるとともに、第二本体側筒部221の略全部が第二蓋側収容部232に嵌め込み可能に構成される。
また、図10および図11に示すように、第二蓋側枠体233の外径の前後および上下方向の長さは、第二本体側かしめ部220の第二本体側枠体223の内径の前後および上下方向の長さより若干短く設定される。そして、第二蓋側枠体233が第二本体側枠体223内に嵌め込み可能に構成される。
スプリングピン51は、鉄鋼やばね鋼などから構成される略円筒状の部材である。スプリングピン51の外周面の一部には、切り込み51aが軸心方向に蛇行しながら延びるように形成される。スプリングピン51の自然状態における外径は、第一本体側筒部121および第一蓋側筒部131の内径よりも若干大きく設定される。スプリングピン51は弾性を有しており、スプリングピン51の外周側から半径方向内側(切り込み51aの幅が小さくなる方向)に力がかかると、力がかかった方向へ弾性変形する。スプリングピン51は、半径方向内側へ弾性変形した状態では、半径方向外側(切り込み51aの幅が大きくなる方向)への復元力を有する。
組み付けピン52は、ABS等の合成樹脂材などから構成されて可撓性を有する。組み付けピン52は、略四角板状に形成された板状片53の中央部から挿入軸54を延出させて形成される。板状片53の直径は、スプリングピン51の外径よりも大きく、かつ第一蓋側収容部132および第二本体側収容部222の内径よりも若干大きく設定される。そして、組み付けピン52は、挿入軸54をスプリングピン51の一側の開口部から挿入して、板状片53をスプリングピン51の一側端部に固定することにより、スプリングピン51と組み付けられる。
そして、嵌入部材50が、スプリングピン51を後側として、第一かしめ部100内にその前側の開口部、即ち第一蓋側収容部132の前側の開口部から嵌入される。
この際、嵌入部材50は、板状片53の直径が第一蓋側収容部132の内径よりも若干大きく設定されることから、板状片53の左右の外周部を曲げて第一蓋側収容部132の内周面に当接させながら(板状片53の左右側端部が前方へ向けて反り返りながら)、第一かしめ部100内に嵌入される。
そして、嵌入部材50のスプリングピン51の後部が第一蓋側筒部131内を通過して第一本体側筒部121内に至ると、板状片53が左右の外周部の曲げを戻して(つまり、板状片53の左右側端部の前方へ向けての反り返りがなくなり、板状片53の形状が復元する)、第一蓋側収容部132の左右側壁の開口部136に嵌め込まれる。こうして、嵌入部材50が第一かしめ部100に対して抜け止めされる。
この状態においては、嵌入部材50のスプリングピン51の復元力、つまりスプリングピン51の半径方向外側へ向けられた力と、第一本体側筒部121および第一蓋側筒部131のそれぞれの反力とによって、スプリングピン51の外周面と第一本体側筒部121および第一蓋側筒部131の内周面との間に摩擦力が発生する。
また、嵌入部材50は、第一本体側筒部121と第一蓋側筒部131との間に跨った状態から前方へ向けて簡単には移動しなくなる。そのため、一旦第一本体側かしめ部120と第一蓋側かしめ部130とがかしめられた後は、嵌入部材50を第一かしめ部100から抜き取って、ケース本体2と蓋部材3との固定を容易に解除することはできないようになっている。
そして、嵌入部材50が、スプリングピン51を前側として、第二かしめ部200内にその後側の開口部、即ち第二本体側収容部222の後側の開口部から嵌入される。
この際、嵌入部材50は、板状片53の直径が第二本体側収容部222の内径よりも若干大きく設定されることから、板状片53の左右の外周部を曲げて第二本体側収容部222の内周面に当接させながら(板状片53の左右側端部が後方へ向けて反り返りながら)、第二かしめ部200内に嵌入される。
そして、嵌入部材50のスプリングピン51の前部が第二本体側筒部221内を通過して第二蓋側筒部231内に至ると、板状片53が左右の外周部の曲げを戻して(つまり、板状片53の左右側端部の後方へ向けての反り返りがなくなり、板状片53の形状が復元する)、第二本体側収容部222の左右側壁の開口部226に嵌め込まれる。こうして、嵌入部材50が第二かしめ部200に対して抜け止めされる。
この状態においては、嵌入部材50のスプリングピン51の復元力、つまりスプリングピン51の半径方向外側へ向けられた力と、第二本体側筒部221および第二蓋側筒部231のそれぞれの反力とによって、スプリングピン51の外周面と第二本体側筒部221および第二蓋側筒部231の内周面との間に摩擦力が発生する。
また、嵌入部材50は、第二本体側筒部221と第二蓋側筒部231との間に跨った状態から後方へ向けて簡単には移動しなくなる。そのため、一旦第二本体側かしめ部220と第二蓋側かしめ部230とがかしめられた後は、嵌入部材50を第二かしめ部200から抜き取って、ケース本体2と蓋部材3との固定を容易に解除することはできないようになっている。
このとき、第一蓋側かしめ部130の第一蓋側筒部131が第一本体側筒部121内に嵌め込まれた状態で、嵌入部材50のスプリングピン51が第一本体側筒部121内および第一蓋側筒部131内に嵌入されるとともに、嵌入部材50の板状片53が第一蓋側収容部132の開口部136に嵌め込まれているため、第一蓋側かしめ部130がケース本体2に第一本体側かしめ部120を介して連結されている。しかし、第一蓋側収容部132が蓋部材3から外れているため、第一かしめ部100(第一本体側かしめ部120および第一蓋側かしめ部130)がケース本体2のみに設けられた状態となって、ケース本体2と蓋部材3との固定が解除される。
この状態においては、第二本体側かしめ部220の第二本体側筒部221が第二蓋側収容部232内に嵌め込まれた状態で、嵌入部材50のスプリングピン51が第二蓋側筒部231内および第二本体側筒部221内に嵌入されるとともに、嵌入部材50の板状片53が第二本体側収容部222の開口部226に嵌め込まれているため、第二本体側かしめ部220が蓋部材3に第二蓋側かしめ部230を介して連結されている。しかし、第二本体側収容部222がケース本体2から外れているため、第二かしめ部200(第二本体側かしめ部220および第二蓋側かしめ部230)が蓋部材3のみに設けられた状態となって、ケース本体2と蓋部材3との固定が解除される。
まず、かしめ部カバー5を基板ケース1に係止する該基板ケース1の係止片80の構成について説明する。
なお、外側係止片81は、通常の使用のほかに一旦基板ケース1に取り付けられたかしめ部カバー5が検査等の理由により取り外された(基板ケース1に対する係止を解除された)後、一時的に(新たな基板ケース1と交換するまでの間)そのかしめ部カバー5を基板ケース1に再び取り付けておくために使用される。
また、天板61には、複数のリブ15が設けられる。リブ15は、かしめ部カバー5が基板ケース1に取り付けられた状態で、第一かしめ部100の第一蓋側切り欠け部137および第二かしめ部200の第二本体側切り欠け部227に挿入されるものである。リブ15は、かしめ部カバー5の天板61から内側方向へ突設される。
なお、リブ15の構成についての詳細な説明は後述する。
なお、本実施形態において、係止片挿入体70は合計6つ設けられる。以下の説明においては、かしめ部カバー5の右側板65の右側方に形成された2つの係止片挿入体70のうち、後側に配置された係止片挿入体70の構成についてのみ説明する。他の係止片挿入体70の構成については、図面にて前記後側に配置された係止片挿入体70の説明で用いた符号と同一の符号を付すことで、その説明を省略する。
内側係止片82が係止片挿入体70に挿入される場合には、内側係止片82の上端部が、係止片挿入体70の下端部の前後中央、つまり係止片挿入体70における係止片被覆部73の内側からその内部へ挿入される。係止片挿入体70に挿入される内側係止片82は、係止片挿入体70の内部で、内側係止片82の爪部84を上方へ向けて摺動させながら移動する。そして、内側係止片82の爪部84が係止片挿入体70の係止片受部79と当接すると、下側へ行くとともに該係止片受部79側へ向けて拡径された爪部84は、弾性部材である係止片受部79を左側方、つまり内側係止片82の爪部84から離間する方向へ押圧して弾性変形させながら、上方へ移動する。さらに、内側係止片82が上方へ向けて移動して、内側係止片82の爪部84が係止片受部79よりも上方に位置すると、爪部84による係止片受部79の押圧状態が解除され、弾性変形されていた係止片受部79が右側方、つまり内側係止片82の爪部84に近接する方向に形状を復元し、内側係止片82の爪部84と係止片挿入体70の係止片受部79とが係止される。
これによって、かしめ部カバー5は、基板ケース1の2つの外側係止片81と、6つの内側係止片82とにより係止されて該基板ケース1に取り付けられることとなる。
また、リブ15の上下方向の長さは、基板ケース1に係止された状態のかしめ部カバー5の天板61から、第一蓋側収容部132の天板および第二本体側収容部222の天板までの長さより長く、且つ、第一蓋側収容部132の底板および第二本体側収容部222の底板までの長さより短く設定される。
また、リブ15の前後方向の長さと嵌入部材50の前後方向の長さとの和は、(全体として軸心方向を前後方向とした略筒状に形成される)第一かしめ部100の内径の前後方向の長さ、および第二かしめ部200の内径の前後方向の長さよりも短く、且つ、第一かしめ部100においては、第一蓋側かしめ部130の内径の前後方向の長さ、また第二かしめ部200においては、第二本体側かしめ部220の内径の前後方向の長さよりも長く設定される。
4つのリブ15のうち残りの2つのリブ15は、かしめ部カバー5内の後部に配置される。これらのリブ15は、左右方向に適宜の間隔をあけて配置され、その後端部が背板63の内側面に接続される。なお、この左右方向の間隔は、各かしめ部10において後端部が切り欠けられた、基板ケース1の左右中央よりも左側に配置された第二かしめ部200の第二本体側切り欠け部227、および右側に配置された第二かしめ部200の第二本体側切り欠け部227に対応するように設定される。
また、第二かしめ部200の第二本体側収容部222内に挿入(侵入)されたリブ15と、第二かしめ部200に嵌入されている嵌入部材50の板状片53との間隔は、図18および図21に示すように、嵌入部材50が反嵌入方向、つまり後方へ向けて移動した場合に、第二本体側筒部221と第二蓋側筒部231とに嵌入部材50が跨って挿入されている状態が解除される前に、嵌入部材50の後端部(板状片53)が、リブ15の前端部と当接して、その嵌入部材50の後方へ向けての移動を規制することができる間隔であればよい。
ケース本体2と蓋部材3とを組み付けて形成される基板ケースにおいて、
前記ケース本体2の一側面に設けられる本体側筒状部材である第一本体側かしめ部120(第二本体側かしめ部220)と、前記蓋部材3の一側面に設けられる蓋側筒状部材である第一蓋側かしめ部130(第二蓋側かしめ部230)とを組み付けて形成され、第一本体側かしめ部120(第二本体側かしめ部220)と第一蓋側かしめ部130(第二蓋側かしめ部230)とを跨いだ状態に嵌入部材50が嵌入される基板ケース筒状部材である第一かしめ部100(第二かしめ部200)と、
内部に第一かしめ部100(第二かしめ部200)収容した状態でケース本体2および蓋部材3に係止される基板ケース筒状部材カバーであるかしめ部カバー5と、
を備え、
かしめ部カバー5は、一面が開口された略箱状に形成され、前記開口した面を前記ケース本体2および前記蓋部材3の一側面に向けた姿勢で前記基板ケース1に係止され、
第一かしめ部100(第二かしめ部200)における第一本体側かしめ部120(第二本体側かしめ部220)および第一蓋側かしめ部130(第二蓋側かしめ部230)の少なくとも一方の側面には、前記嵌入部材50の嵌入方向へ向けて切り欠かれた切欠部である第一蓋側切り欠け部137(第二本体側切り欠け部227)が形成され、
前記かしめ部カバー5の内部には、前記かしめ部カバー5の内周面から内側方向へ突設されるリブ15が形成され、
前記リブ15は、前記かしめ部カバー5が前記基板ケース1に係止された状態で、前記第一蓋側切り欠け部137(第二本体側切り欠け部227)に挿入され、前記嵌入部材50が前記嵌入方向と反対方向へ移動することを規制するものである。
前記第一本体側かしめ部120(第二本体側かしめ部220)および前記第一蓋側かしめ部130(第二蓋側かしめ部230)の一方における、前記嵌入方向の外側端部には、該外側端部を閉じる閉塞部125および閉塞部235が形成され、
前記嵌入部材50は、前記第一本体側かしめ部120(第二本体側かしめ部220)および前記第一蓋側かしめ部130(第二蓋側かしめ部230)の他方側から、該第一本体側かしめ部120(第二本体側かしめ部220)および第一蓋側かしめ部130(第二蓋側かしめ部230)に嵌入され、
前記第一蓋側切り欠け部137(第二本体側切り欠け部227)は、前記第一本体側かしめ部120(第二本体側かしめ部220)および前記第一蓋側かしめ部130(第二蓋側かしめ部230)の他方の側面に形成され、
前記他方の側面に形成される前記第一蓋側切り欠け部137(第二本体側切り欠け部227)に挿入された前記リブ15は、前記嵌入方向における前記第一本体側かしめ部120(第二本体側かしめ部220)および前記第一蓋側かしめ部130(第二蓋側かしめ部230)の前記他方側への、前記嵌入部材50の移動を規制するものである。
即ち、図22に示すように、第一かしめ部100においては、第一かしめ部100における嵌入部材50の嵌入方向(後方向)の端部である第一本体側筒部121の閉塞部125と、かしめ部カバー5における閉塞部125に近接する場所として背板63とに、切断用の工具を用いて挿入孔60と挿入孔59とがそれぞれ形成される。そして、これらの挿入孔60と挿入孔59とを通じて、ドライバのような細長い工具が第一かしめ部100内に挿入され、第一本体側筒部121と第一蓋側筒部131とを跨いだ状態にある嵌入部材50を反嵌入方向(前方向)へ向けて押圧して移動させるものである。そして、嵌入部材50が前方向へ移動して、第一本体側筒部121と第一蓋側筒部131とに跨った状態が解除されると、第一かしめ部100におけるケース本体2と蓋部材3との固定が解除されることとなる。
また、第二かしめ部200においては、第二かしめ部200における嵌入部材50の嵌入方向(前方向)の端部である第二蓋側筒部231の閉塞部235と、かしめ部カバー5における閉塞部235に近接する場所として前板62とに、切断用の工具を用いて挿入孔60と挿入孔59とがそれぞれ形成される。そして、これらの挿入孔60と挿入孔59とを通じて、ドライバのような細長い工具が第二かしめ部200内に挿入され、第二本体側筒部221と第二蓋側筒部231とを跨いだ状態にある嵌入部材50を反嵌入方向(後方向)へ向けて押圧して移動させるものである。そして、嵌入部材50が後方向へ移動して、第二本体側筒部221と第二蓋側筒部231とに跨った状態が解除されると、第二かしめ部200におけるケース本体2と蓋部材3との固定が解除されることとなる。
また、前記想定される不正行為により、第二かしめ部200において、第二本体側筒部221と第二蓋側筒部231とを跨いだ状態にある嵌入部材50を反嵌入方向(前方向)へ向けて押圧して移動させたとしても、嵌入部材50は、第二本体側筒部221と第二蓋側筒部231とに跨った状態を解除するまで反嵌入方向(後方向)へ移動することはない。つまり、図23に示すように、嵌入部材50が押圧されて後方向へ移動しても、第二本体側筒部221と第二蓋側筒部231とを跨いだ状態が解除される前に、嵌入部材50の後端部(板状片53)と、(第二本体側収容部222の第二本体側切り欠け部227を通じて第二本体側収容部222内に挿入された)リブ15の前端部とが当接し、嵌入部材50の後方向への移動が規制されるのである。したがって、第二かしめ部200において、前記想定される不正行為によりケース本体2と蓋部材3との固定が解除されることを防止することができる。
Claims (2)
- ケース本体と蓋部材とを組み付けて形成される基板ケースにおいて、
前記ケース本体の一側面に設けられる本体側筒状部材と、前記蓋部材の一側面に設けられる蓋側筒状部材とを組み付けて形成され、前記本体側筒状部材と前記蓋側筒状部材とを跨いだ状態に嵌入部材が嵌入される基板ケース筒状部材と、
内部に前記基板ケース筒状部材を収容した状態で前記ケース本体および前記蓋部材に係止される基板ケース筒状部材カバーと、
を備え、
前記基板ケース筒状部材カバーは、一面が開口された略箱状に形成され、前記開口した面を前記ケース本体および前記蓋部材の前記一側面に向けた姿勢で前記基板ケースに係止され、
前記基板ケース筒状部材における前記本体側筒状部材および前記蓋側筒状部材の少なくとも一方の側面には、前記嵌入部材の嵌入方向へ向けて切り欠かれた切欠部が形成され、
前記基板ケース筒状部材カバーの内部には、前記基板ケース筒状部材カバーの内周面から内側方向へ突設されるリブが形成され、
前記リブは、前記基板ケース筒状部材カバーが前記基板ケースに係止された状態で、前記切欠部に挿入され、前記嵌入部材が前記嵌入方向と反対方向へ移動することを規制する、
ことを特徴とする基板ケース。 - 前記本体側筒状部材および前記蓋側筒状部材の一方における、前記嵌入方向の外側端部には、該外側端部を閉じる閉塞部が形成され、
前記嵌入部材は、前記本体側筒状部材および前記蓋側筒状部材の他方側から、該本体側筒状部材および前記蓋側筒状部材に嵌入され、
前記切欠部は、前記本体側筒状部材および前記蓋側筒状部材の他方の側面に形成され、
前記他方の側面に形成される切欠部に挿入された前記リブは、前記嵌入方向における前記本体側筒状部材および前記蓋側筒状部材の前記他方側への、前記嵌入部材の移動を規制する、
ことを特徴とする請求項1に記載の基板ケース。
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