JP5212614B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
装置本体に回動可能に取り付けられた開閉部を備え、装置本体に収納されている複数のカートリッジを前記開閉部の回動によって露出可能な画像形成装置であって、前記開閉部の前記カートリッジ側には、前記開閉部に設けられたベルト(搬送部材)のベルト外周面が位置しており、前記開閉部には、前記ベルト外周面に対向して対向部材が設けられ、前記装置本体には、前記対向部材が前記装置本体に対してスライド移動可能となるように前記対向部材を案内するガイド手段が設けられている画像形成装置が知られている(特許文献1)。
特開2007−33708号公報
本発明の目的は、搬送部材を閉じる動作をする際の操作性を向上させることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴とするところは、画像形成装置本体と、前記画像形成装置本体に開閉可能に設けられ、像及び用紙の少なくともいずれか一方を搬送する搬送部材と、前記搬送部材又は前記搬送部材が搬送する用紙に転写される黒の像を保持する第1の像保持体と、前記搬送部材又は前記搬送部材が搬送する用紙に転写される黒以外の像を保持する少なくとも一つの第2の像保持体と、前記搬送部材と前記第2の像保持体とが、前記搬送部材が閉じられた状態において、接触し、離間するように前記搬送ベルト及び前記第2の像保持体の少なくともいずれか一方を移動させる移動機構と、前記搬送部材が閉じられる前に、前記搬送部材が閉じられた状態において、前記搬送部材と前記第2の像保持体とが離間した状態となるように、前記移動機構を制御する制御部と、を有する画像形成装置にある。
好適には、前記制御部は、前記搬送部材が閉じられた後に、前記搬送部材と前記第2の像保持体とが当接した状態となるように、前記移動機構を制御する。
また、好適には、前記制御部は、前記搬送部材が閉じられた後に、前記搬送部材と前記第2の像保持体とが離間した状態を保持するように前記移動機構を制御する。
また、好適には、前記画像形成装置本体内に着脱され交換可能な交換部品の交換時期が到来したこと、及び交換時期が近いことの少なくともいずれか一方を判別する交換時期判別手段をさらに有し、前記制御部は、前記交換時期判別手段が、前記交換部品の交換時期が到来したこと及び交換時期が近いことのいずれかと判別すると、前記第2の像保持体と前記搬送部材とが、前記搬送部材が閉じられた状態において離間した状態となるように、前記移動機構を制御する。
また、好適には、用紙の搬送不良を検知する搬送不良検知手段をさらに有し、前記制御部は、前記搬送不良検知手段が用紙の搬送不良を検知すると、前記第2の像保持体と前記搬送部材とが、前記搬送部材が閉じられた状態下において離間した状態となるように、前記移動機構を制御する。
また、好適には、前記搬送部材の開閉状態を検知する開閉検知手段をさらに有し、前記制御部は、前記搬送部材が開かれたことを前記開閉検知手段が検知すると、前記第2の像保持体と前記搬送部材とが、前記搬送部材が閉じられた状態下において離間した状態となるように、前記移動機構を制御する。
また、本発明の第2の特徴とするところは、画像形成装置本体と、前記画像形成装置本体に開閉可能に設けられ、像及び用紙の少なくともいずれか一方を搬送する搬送部材と、前記搬送部材又は前記搬送部材が搬送する用紙に転写される黒の像を保持する第1の像保持体と、前記搬送部材又は前記搬送部材が搬送する用紙に転写される黒以外の像を保持する少なくとも一つの第2の像保持体と、前記搬送部材と前記第2の像保持体とが、前記搬送部材が閉じられた状態下において接触し、離間するように前記搬送ベルト及び前記第2の像保持体の少なくともいずれか一方を移動させる移動機構と、不良が生じた場合に、前記搬送部材が閉じられた状態において、前記搬送部材と前記第2の像保持体とが当接した状態となるように前記移動機構を制御する制御部と、を有する画像形成装置にある。
好適には、前記搬送部材は、回転中心を中心に回転するように開閉し、前記第1の像保持体は、前記搬送ベルトが閉じられた状態において、いずれの前記第2の像保持体よりも前記回転中心に近い位置に配置される。
本発明によれば、搬送部材を閉じる動作をする際の操作性を向上させることができる画像形成装置を提供することができる。
以下図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1には、本発明の実施形態に係る画像形成装置1の概略構成が示されている。
画像形成装置1は、用紙にカラー画像及びモノクロ画像のいずれも形成することができるプリンタであり、画像形成装置本体U1と、画像形成装置本体U1の下端に設けられた回転軸Rを中心として回転することにより、画像形成装置本体Uに対して開閉可能な開閉部材U2とを有し、画像形成装置本体U1内に、画像形成のために用いられる画像形成部6が設けられている。
画像形成部6は、互いに異なるK(ブラック)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)各色のトナー像を保持する4つの感光体11k、11c、11m、11yが、それぞれ装着された4つの像形成ユニット10k、10c、10m、10yと、感光体11k、11c、11m、11yに潜像を形成する潜像形成装置として用いられる光書き込み装置34とを有する。
像形成ユニット10k、10c、10m、10yは、交換部品の一つとして用いられていて、画像形成装置本体U1内に着脱され、交換される。また、感光体11k、11c、11m、11yも、像形成ユニット10k、10c、10m、10yと一体として、画像形成装置本体U1内に着脱され、交換されるものであり、交換部品の1つして用いられている。
また、画像形成装置本体U1内には、感光体11k、11c、11m、11yに沿って搬送ベルト21が設けられている。
搬送ベルト21は、像及び用紙の少なくともいずれか一方を搬送する搬送部材として用いられていて、ベルトユニット20に取り付けられている。
感光体11kは、搬送ベルト21又は搬送ベルト21が搬送する用紙に転写される黒の像を保持する第1の像保持体として用いられている。また、感光体11c、11m、11yは、搬送ベルト21又は搬送ベルト21が搬送する用紙に転写される黒以外の像を保持する第2の像保持体として用いられている。
また、画像形成装置本体U1内には、用紙が収容される用紙収容容器51、用紙を搬送する搬送ロール54、用紙の搬送タイミングを調整するレジストロール55、用紙を搬送ベルト21に吸着させる吸着ロール57、画像形成がなされた用紙を画像形成装置本体U1外に排出する排出ロール56、用紙に転写されたトナー像を定着する定着装置58、及び画像が形成された用紙を排出する排出ロール56が設けられている。また、画像形成装置本体U1の上部は、排出ロール56によって用紙が排出される用紙排出部52として用いられている。定着装置58は、ユニットとして構成され、画像形成装置本体U1内に着脱され交換可能であり、交換部品の1つとして用いられている。
また、画像形成装置本体U1内の、例えば、レジストロール55のシート搬送方向における上流側の位置、吸着ロール57のシート搬送方向における上流側の位置、及び定着装置58の上流側の位置には、それぞれ搬送センサ31、32、33が設けられている。搬送センサ31、32、33は、それぞれの位置で、例えば用紙詰まり等の用紙搬送不良が生じているか否かを検知する用紙搬送不良検知手段として用いられている。
また、画像形成装置本体U1の外壁、前側(図1における手前側)には、表示パネル106と操作パネル108とが装着されている。
表示パネル106は、表示手段として用いられていて、例えば液晶表示パネル等からなり、画像形成装置本体U1内で用紙の搬送不良が生じた際の警告の表示、例えば像形成ユニット10k、10c、10m、10y等の交換部品の交換時期が到来したことの警告表示、交換部品の交換時期が近いことを告知する表示等に用いられる。操作パネル108は、例えばテンキー等を有し、例えば画像形成を行う用紙の枚数の入力等に用いられる。
また、画像形成装置本体U1内には、開閉センサ35が設けられている。開閉センサ35は開閉部材U2の画像形成装置本体U1に対する開閉状態と、開閉部材U2の開閉とともに画像形成装置本体U1に対して開閉する搬送ベルト21の、画像形成装置本体U1に対する開閉状態とを検知する開閉検知手段として用いられている。
また、画像形成装置1は、固定機構36を有している。固定機構36は、画像形成装置本体U1に対して、閉じられた状態にある開閉部材U2を位置決めし、固定するために用いられ、画像形成装置本体U1側に設けられた係合部37と、開閉部材U2側に設けられ、係合部37に係合可能な被係合部38とを有している。
固定機構36は、開閉部材U2が操作者によって閉じられることに連係して、係合部37と被係合部38とが係合した状態となり、開閉部材U2を画像形成装置本体U1に対して閉じられた位置に位置決めするとともに固定する。また、固定機構36は、操作者によって開閉部材U2が開かれることに連係して、係合部37と被係合部38との係合が解除される。
像形成ユニット10k、10c、10m、10yは、いずれも同じ構造を有しており、収容したトナーの色のみ異なる。以下、各色の像形成ユニット10k、10c、10m、10yをK色の像形成ユニット10kに代表させて説明する。
像形成ユニット10kは、K色のトナー像を保持するK色用感光体11kの他に、各感光体の表面を一様に帯電させる帯電ロール12k、トナーが収容された現像剤収容部13k、現像剤収容部13kから現像剤搬送部14kを経由して搬送されたトナーで感光体11k上の静電潜像を現像しトナー像を形成する現像器15k、トナー像を用紙に転写させた後で感光体11kを除電する除電ロール16k、及び感光体上に残留した残留トナーを除去するクリーニングブレード17kを備えている。これらの感光体11k、帯電ロール12k、現像剤収容部13k、現像剤搬送部14k、現像器15k、除電ロール16k、及びクリーニングブレード17kは、像形成ユニット本体18k内に装着されている。
現像剤収容部13k内には、現像剤収容部13k内のトナーの量を検知するトナー残量センサ28kが設けられている。また、像形成ユニット本体18kの外側には、履歴メモリ29kが取り付けられている。履歴メモリ29kは、像形成ユニット10kを用いて画像形成がなされた用紙の枚数等の、像形成ユニット10kの使用履歴を記憶する記憶部と、記憶部に記憶された使用履歴を、後述する制御装置100に、例えば無線によって送信する送信部とを有する。
感光体11k、11c、11m、11yは、K色用感光体11kを、列の上端として、重力方向に一列に配列されている。C色用感光体11cがK色用感光体11kに隣接して配置されている。
ベルトユニット20は、搬送ベルト21とあわせて、搬送ベルト21が架け渡された例えば2つの支持ロール22、23、支持ロール22、23を回転自在に支持するユニットフレーム24、搬送ベルト21に付着したトナーを収容する廃トナー収容部25、及び両面印刷時に用紙の移動を案内する用紙案内部26を有している。
支持ロール22、23は、搬送ベルト21を駆動する駆動ロール22と従動ロール23とからなる。以降、支持ロール22を駆動ロール22とも称し、支持ロール23を従動ロール23とも称する。廃トナー収容部25内には、廃トナー収容部25が廃トナーで満杯となり、廃トナーの収容ができなくなったか否かを検知するために用いられる廃トナーセンサ30が取り付けられている。
ユニットフレーム24には、移動機構60が取り付けられている。移動機構60は、感光体11y、11m、11cと搬送ベルト21とが、開閉部材U2が閉じられた状態下において、接触し、離間するように感光体11y、11m、11cを移動させるために用いられる。移動機構60の詳細は後述する。
駆動ロール22はK色用感光体11k側に配置されている。搬送ベルト21は駆動ロール22によって矢印D12で示す向きに循環移動する。ユニットフレーム24には、各感光体上に形成されたトナー像を転写するための転写ロール40k、40c、40m、40yも取り付けられている。転写ロール40k、40c、40m、40yは、先述の像形成ユニット10y、10m、10c、10b等とともに、画像形成部6を構成する。
転写ロール40k、40c、40m、40yは、それぞれが導電性の樹脂材料で形成されており、搬送ベルト21に押し付けられると圧縮変形する程度の弾性を有している。転写ロール40k、40c、40m、40yは一列に配列されており、対応する色の感光体11k、11c、11m、11yに搬送ベルト21を挟んで対向する位置に設けられている。
K色用転写ロール40kは列の上端に配置され、隣接転写ロールとしてのC色用転写ロール40cはK色用転写ロール40kに隣接して配置されている。転写ロール40k、40c、40m、40yがユニットフレーム24に取り付けられる構造の詳細については後述するが、転写ロール40k、40c、40m、40yは、搬送ベルト21を感光体11k、11c、11m、11yに押し当てるように付勢されている。
図2には、図1に示す画像形成装置1の開閉部材U2が開いた状態が示されている。
開閉部材U2は、画像形成装置本体U1に、図1に示す閉塞位置と図2に示す開放位置との間で移動自在に支持されている。ベルトユニット20は、開閉部材U2側に装着されている。このため、開閉部材U2を開閉することにより、ベルトユニット20及び搬送ベルト21は、画像形成装置本体U1に対して一体として開閉する。すなわち、搬送ベルト21は、画像形成装置本体U1に対して開閉可能に設けられている。
開閉部材U2は、例えば、画像形成装置本体U1内に装着された、例えば、定着装置58、像形成ユニット10y、10m、10c、10k等の交換部品を交換する際に開かれる。また、開閉部材U2は、画像形成装置本体U1内で用紙の搬送不良が生じた場合に、搬送不良が生じた用紙を取り除く際に開かれる。すなわち、図2に示す開放位置では、画像形成装置1内部の搬送ベルト21や、像形成ユニット10k、10c、10m、10yが画像形成装置1の外部に露出し、部品の交換や紙詰まりした用紙の除去が可能となるため、交換部品の交換や搬送不良が生じた用紙の除去に先立ち、操作者によって開閉部材U2が開かれる。
開閉部材U2及び搬送ベルト21の画像形成装置本体U1に対する開閉状態は、先述の開閉センサ35(図1参照)によって検知される。
図3には、開閉部材U2及びベルトユニット20が、画像形成装置本体U1から取り外された状態が示されている。
開閉部材U2には、画像形成装置本体U1に取り付けられるための取り付け孔U2hが形成されている。ベルトユニット20を構成するユニットフレーム24、廃トナー収容部25、及び用紙案内部26は互いに固定され一体となっている。
駆動ロール22、及び従動ロール23は、ユニットフレーム24の上下両端部に回転自在に保持されている。駆動ロール22の回転軸22aは、ユニットフレーム24を貫通し両端が突出している。尚、以降、駆動ロール22が延在する方向を左右方向とする。
回転軸22aの一端には、画像形成装置本体U1に設けられた駆動ギア65(図4参照)からの回転力を伝達するための歯車22pが設けられている。
廃トナー収容部25の従動ロール23の側には、左右に向かって突出した突起25aが設けられており、開閉部材U2に形成された切欠きU2bに入り込んでいる。ユニットフレーム24は、従動ロール23の側で切欠きU2bに沿って移動自在となっている。
図4には、画像形成装置本体U1、像形成ユニット10k、10c、10m、10y、及び移動機構60が示されている。
像形成ユニット10k、10c、10m、10yは、画像形成装置本体U1に一列に装着されている。画像形成装置本体U1の下端には回転軸Rが設けられている。回転軸Rが開閉部材U2(図3)の取り付け孔U2hにはまり込むことによって、開閉部材U2が画像形成装置本体U1に回転自在に支持される。
また、画像形成装置本体U1の両側面には、駆動ロール22の回転軸22aがはまり込む軸受U1Hが孔に沿って形成されており、軸受U1Hの外側には、歯車22pと係合して駆動ロール22に駆動力を伝達する駆動ギア65、及びこの駆動ギア65を回転駆動するモータ66が設けられている。
開閉部材U2が、画像形成装置本体U1に取り付けられた状態で閉塞位置(図1参照)に移動すると、画像形成装置本体U1と開閉部材U2とが互いに固定され一体となる。このとき、駆動ロール22の回転軸22aが軸受U1Hにはまり込む。この結果、図1に示す閉塞位置では、ユニットフレーム24を含むベルトユニット20が、駆動ロール22の回転軸22aを中心として画像形成装置本体U1に支持されることとなる。また、閉塞位置では駆動ギア65(図4)が歯車22p(図3)と噛み合い、モータ66からの駆動力が駆動ロール22に伝達可能な状態となる。
移動機構60は、2つのカム61a、61bと、カム61a、61bを回転移動するモータ62とを有している。カム61a、61bは、画像形成装置本体U1の色用像形成ユニット10mとY色用像形成ユニット10yとの間の位置に設けられ、開閉部材U2が閉塞位置に配置された状態において、図3に一点鎖線で示されるように、ユニットフレーム24の従動ロール23側の部分に突き当てられる。モータ62には、カム61a、61bの回転角度を検出する図示しないセンサが設けられており、後述する制御装置100の制御に応じて、所定の範囲の角度でカム61a、61bを回転させる。
また、ベルトユニット20と開閉部材U2との間には、ベルトユニット20を像形成ユニット10y、10m、10c、10kに向かって押し付ける図示しないスプリングが設けられている。
閉塞位置においてカム61a、61bが回転すると、ベルトユニット20は駆動ロール22の回転軸22aを中心として傾動する。ベルトユニット20の傾動によって搬送ベルト21も駆動ロール22の回転軸22aを中心として傾動する。
図5は、カラー画像形成モードでの像形成ユニット、ベルトユニット及びカムの状態を示す図である。また、図6は、モノクロ画像形成モードでの像形成ユニット、ベルトユニット及びカムの状態を示す図である。
図5及び図6には、開閉部材U2の閉鎖状態(図1参照)での、像形成ユニット10k、10c、10m、10yとベルトユニット20との位置関係が示されている。
ベルトユニット20は、駆動ロール22及び従動ロール23を回転自在に支持するとともに、駆動ロール22の回転軸22aを中心として、開閉部材U2に傾動自在に支持されている。ベルトユニット20は、カム61a、61bが回転することによって図5に示すカラーモード位置と図6に示すモノクロモード位置との間で回転するように移動する。これに伴って搬送ベルト21も、駆動ロール22の回転軸22aを中心として回転するように移動する。
カラー画像形成モードでは、ベルトユニット20が図5に示す位置に移動し、搬送ベルト21が4つの感光体11k、11c、11m、11yのすべてに接触した状態になる。モノクロ画像形成モードでは、ベルトユニット20が図6に示す位置に移動し、搬送ベルト21がK色用感光体11kにのみ接触し、他の感光体11c、11m、11yから離間した状態になる。
搬送ベルト21の回転中心は、K色用感光体11kから離れた駆動ロール22の回転軸22aにある。したがって、移動の際に、搬送ベルト21がK色用感光体11kの周方向ではなく径方向、すなわちK色用感光体11kの表面を摺擦しない方向に移動する。
また、搬送ベルト21が駆動ロール22の回転軸22aを中心として回転するように移動しているので、駆動ロール22の歯車22pと、歯車22pに接触して駆動ロール22に駆動力を伝達する駆動ギア65との位置関係が変化せず、駆動ロール22への駆動力の伝達は、モノクロ画像形成モードとカラー画像形成モードとの間で略等しく維持されている。駆動ギア65は剛性が高い金属材料で形成されているが、歯車22pと駆動ギア65との位置関係が変化する場合に比べて摩耗が少ない。
尚、この実施形態では、搬送ベルト21の回転中心を駆動ロール22の回転軸22aの位置に設けているが、搬送ベルト21の傾動中心を転写ロール40kの位置に設けても良い。この場合、歯車22pに接触して駆動ロール22に駆動力を伝達する駆動ギア65との位置関係が変化するため、搬送ベルト21の揺動に伴う歯車22pの動きに連係し、歯車22pとの噛み合いの状態が変わらないように駆動ギア65を移動させる機構を設けることが望ましい。
続いて、転写ロール40k、40c、40m、40yの取り付け構造について説明する。
図7は、カラー画像形成モードにおけるユニットフレーム24を示す断面模式図である。図7には、開閉部材U2が閉塞位置に移動され(図1参照)、搬送ベルト21がすべての感光体11k、11c、11m、11yに接触した状態にあるベルトユニット20が、感光体とともに示されており、転写ロールの端に沿った断面が示されている。他の部分は図示を省略する。
K色用転写ロール40kの回転軸41kは、転写ロール40kの両端側で軸受部材として用いられる一対のベアリング42kに回転自在に保持されている。
ベアリング42kは、ユニットフレーム24内に設けられた筒状のベアリング保持ガイド45kに沿って、搬送ベルト21と交わる方向に移動自在に保持されている。ユニットフレーム24にはスプリング台座44kが固定されており、スプリング台座44kには、ベアリング42kを感光体11kに向かって付勢するスプリング43kが取り付けられている。
スプリング43kは、転写ロール40kを搬送ベルト21側に付勢している。ベアリング保持ガイド45kの感光体11k側の端には、ベアリング42kの移動を規制するストッパ46kが形成されている。K色以外の転写ロール40k、40c、40m、40yの取り付け構造もK色用転写ロール40kと同様である。ただし、本実施形態では、K色用転写ロール40kに対応したストッパ46kが、K色用転写ロール40kに隣接するC色用転写ロール40c及びその他の転写ロール40m、40yに対応したストッパ46c、46m、46yよりも感光体11k側に配置されている点が異なる。
図7に示すカラー画像形成モードでは、すべての転写ロール40k、40c、40m、40yが、搬送ベルト21を感光体11k、11c、11m、11yに押し当てる位置に保持されている。ストッパ46k、46c、46m、46yは、カラー画像形成モードでベアリング42k、42c、42m、42yが接触しない位置に配置されている。カラー画像形成モードにおける、転写ロール40k、40c、40m、40yが、搬送ベルト21を感光体11k、11c、11m、11yに押し当てた状態にある位置を第1の位置とする。図7では、この第1の位置を、ベアリング42k、42c、42m、42yの搬送ベルト21側の面における位置Q0で表す。
開閉部材U2が開放位置に(図2参照)移動し、感光体11k、11c、11m、11yと搬送ベルト21との干渉が解除された場合には、転写ロール40k、40c、40m、40yは、上記第1の位置Q0から搬送ベルト21側に向かって前進し、ベアリング42k、42c、42m、42yがストッパ46k、46c、46m、46yに突き当てられる位置で停止する。転写ロール40k、40c、40m、40yがストッパ46k、46c、46m、46yによって停止する位置を第2の位置とし、上記第1の位置から第2の位置までの距離を移動距離とする。第2の位置及び移動距離は、K色用転写ロール40kとその他の転写ロール40c、40m、40yとで異なる。K色用転写ロール40kについての第2の位置及び移動距離をQ1、S1で表し、転写ロール40c、40m、40yについての第2の位置及び移動距離をQ2、S2で図に表す。
K色用転写ロール40kに対応したストッパ46kは、その他のストッパ46c、46m、46yよりも搬送ベルト21側に配置されていて、M色用転写ロール40m及びY色用転写ロール40yは、移動距離S2がC色用転写ロール40cと略同一に設定されている。すなわち、K色用転写ロール40kは、隣接するC色用転写ロール40c、及びその他の転写ロール40m、40yよりも第2の位置Q1が感光体11k側にあるため、移動距離S1がより大きく設定されている。
図8は、図7のベルトユニットにおけるモノクロ画像形成モードの状態を示す断面模式図である。
モノクロ画像形成モードでは、ユニットフレーム24が駆動ロール22の回転軸22aと中心として回転し、これによって、搬送ベルト21も駆動ロール22の回転軸22aと中心として回転する。そして、搬送ベルト21は、K色用感光体11kにのみ接触するとともに、他の感光体11c、11m、11yから離間した状態となる。
搬送ベルト21が、感光体11c、11m、11yから離間した距離であるクリアランスは、ユニットフレーム24の移動量すなわち搬送ベルト21の移動量と転写ロール40c、40m、40yの移動距離S2とによって決定される。K色用転写ロール40kは、隣接するC色用転写ロール40c及びその他の転写ロール40m、40yよりも移動距離S1が大きく設定されている。したがって、モノクロ画像形成モードにおいて、搬送ベルト21が感光体11c、11m、11yの移動距離S2を越えクリアランスを十分に確保する角度まで傾動した状態でも、K色用転写ロール40kは、ストッパ46kで停止する第2の位置Q1に対し余裕を有した位置にあり、搬送ベルト21をK色用保持体に確実に押し当てている。
図9には、画像形成装置1が有する制御装置100が示されている。
制御装置100は、例えばCPUからなり、制御部として用いられる制御回路102を有し、制御回路102には、通信インターフェイス104を介して画像データが入力される。
また、制御回路102には、トナー残量センサ28y、28m、28c、28k、履歴メモリ29y、29m、29c、29k、廃トナーセンサ30、搬送センサ31、32、33、開閉センサ35、及び操作パネル108からの出力が入力され、制御回路102からの出力により、画像形成部6、及び移動機構60が制御される。また、制御回路102からの出力により、表示パネル106に表示がなされる。
制御装置100は、画像形成動作を開始させるに前に、例えば、操作パネル108からの入力や、通信インターフェイス104から入力される画像データに基づき、カラー画像形成を行うか(カラー画像形成モード)、黒単色の画像形成を行うか(モノクロモード)の判別をする。
そして、カラーモードとの判別がなされた場合、ベルトユニット20の位置が、図5に示す位置、すなわち、搬送ベルト21が4つの感光体11k、11c、11m、11yのすべてに接触した状態にあるかを、例えば図示を省略するセンサからの出力に基づいて判別する。
ベルトユニット20が、図5に示すカラー画像形成用の位置にないとの判別がなされた場合、すなわち、ベルトユニット20が、図6に示す搬送ベルト21がK色用感光体11kにのみ接触し、他の感光体11c、11m、11yから離間した状態にあるとの判別がなされた場合、制御回路102は、移動機構60を制御して、ベルトユニット20をカラー画像形成用の位置に移動させた後、画像形成部6に画像形成を行わせる。
すなわち、制御回路102は、レーザ光Lk、Lc、Lm、Lyを4つの感光体11k、11c、11m、11yに対して照射させ、感光体11k、11c、11m、11yを図1に示す矢印D11で示す向きに回転させ、帯電ロール12kによって帯電させ、レーザ光Ly、Lc、Lm、Lyで走査させることによって画像情報に応じて形成された静電潜像を現像するように、現像器15k、15c、15m、15yを制御する。
一方で、制御回路102は、搬送ロール54を制御して、用紙収容容器51から用紙を取り出させ、レジストロール55を制御して、感光体11k、11c、11m、11y上にトナー像が形成されるタイミングに応じて用紙を送り出させる。そして用紙が感光体11k、11c、11m、11yと対応する転写ロール40k、40c、40m、40yの間を、感光体11k、11c、11m、11yと搬送ベルト21とに挟まれながらY、M、C、Kの順に通過間に、感光体11k、11c、11m、11yに形成された各色のトナー像が用紙に転写されるように、制御回路102は、転写ロール40k、40c、40m、40yを制御する。
そして、用紙に転写されたトナーが、定着装置58によって加熱され、加圧されることにより用紙上に定着されるように、制御回路102は定着装置58を制御する。このようにして、用紙にはカラー画像が形成され、排出ロール56によって用紙排出部52に排出される。
尚、用紙の両面に画像が形成される場合には、制御回路102は、排出ロール56を逆転させ、用紙をベルトユニット20の背後を経由して搬送させ、表裏反転した状態の用紙に画像形成を再び行わせる。
一方、例えば、黒単色の画像形成を行う(モノクロモード)との判別がなされた場合、制御回路102は、ベルトユニット20の位置が、図6に示す位置、すなわち、搬送ベルト21がK色用感光体11kにのみ接触し、他の感光体11c、11m、11yから離間した状態にあるか否かを判別し、ベルトユニット20が図6に示す位置にない場合は、制御回路102は、移動機構60を制御して、ベルトユニット20をモノクロ画像形成用の位置に移動させた後、画像形成部6に画像形成を行わせる。
制御回路102が、画像形成部6等を制御して、モノクロ画像を形成させる場合には、電力消費及び消耗を低減するため、4つの像形成ユニット10k、10c、10m、10yのうち画像形成に必要なK色用像形成ユニット10kのみを動作させ、K色以外の像形成ユニット10c、10m、10yは動作させない。他の制御回路102による制御は、先述のカラー画像形成モード時と同様である。
また、制御回路102は、搬送ベルト21及び開閉部材U2が画像形成装置本体U1に対して閉じられる前に、搬送ベルト21及び開閉部材U2が閉じられた状態において、搬送ベルト21と、感光体11c、11m、11yとが離間した状態となるように移動機構60を制御する。
搬送ベルト21及び開閉部材U2が画像形成装置本体U1に対して閉じられる際に、感光体11k、11c、11m、11yが搬送ベルト21に接触する状態にあると、搬送ベルト21及び開閉部材U2は、スプリング43k、43c、43m、43yによって、閉じる方向と逆方向に押圧される。これに対して、搬送ベルト21及び開閉部材U2が画像形成装置本体U1に対して閉じられる際に、搬送ベルト21と、感光体11c、11m、11yとが離間した状態にあると、スプリング43c、43m、43yによって、閉じる方向と逆方向に押圧されることはない。
このため、搬送ベルト21及び開閉部材U2を閉じるために操作者が開閉部材U2を押し込む力が、搬送ベルト21と、感光体11c、11m、11yとが接触する状態にある場合よりも小さくなる。また、搬送ベルト21及び開閉部材U2を閉じる際に、固定機構36の係合部37と被係合部38との係合が不完全である所謂半ラッチ状態となりにくく、係合部37と被係合部38との係合がなされやすくなる。
具体的には、搬送ベルト21及び開閉部材U2が画像形成装置本体U1に対して閉じられる前に、搬送ベルト21及び開閉部材U2が閉じられた状態において、搬送ベルト21と、感光体11c、11m、11yとが離間した状態となるようにするために、制御回路102は、搬送ベルト21及び開閉部材U2が画像形成装置本体U1に対して開かれるタイミングで、搬送ベルト21と、感光体11c、11m、11yとが離間した状態となるように移動機構60を制御する。
すなわち、制御回路102は、例えば、履歴メモリ29k、28c、28m、28yからの出力に基づいて、画像形成装置本体U1内に装着された像形成ユニット10k、10c、10m、10yのいずれか交換時期が到来したとの判別、又は交換時期が近いとの判別をした場合に、表示パネル106に、像形成ユニット10k、10c、10m、10yのいずれかの交換を促す表示をさせるとともに、搬送ベルト21と、感光体11c、11m、11yとが離間した状態となるように移動機構60を制御する。
このため、表示パネル106の表示に促され、操作者が搬送ベルト21及び開閉部材U2を開き、像形成ユニット10k、10c、10m、10yのいずれかを交換し、搬送ベルト21及び開閉部材U2を閉じる際には、搬送ベルト21と、感光体11c、11m、11yとが離間した状態となっている。
制御回路102が、履歴メモリ29k等の出力に基づいて像形成ユニット10k等の交換時期が到来したとの、又は交換時期の到来が近いとの判別をする場合としては、履歴メモリ29kに記憶された感光体11で画像形成がなされた用紙の枚数が、感光体11kで画像形成することが可能な用紙の枚数に到達したり、近づいたりした場合を一例としてあげることができる。
また、制御回路102は、トナー残量センサ28k、28c、28m、28yからの出力に基づき、現像器15k、15c、15m、15y内のトナーの残量が無くなったと判別した場合と、間もなく無くなると判別した場合にも、表示パネル106に、像形成ユニット10k、10c、10m、10yのいずれかの交換を促す表示をさせるとともに、搬送ベルト21と、感光体11c、11m、11yとが離間した状態となるように移動機構60を制御する。
また、制御回路102は、廃トナーセンサ30からの出力に基づき、廃トナー収容部25が満杯になったとの判別をした場合、及び間もなく満杯になるとの判別をした場合に、交換部品である廃トナー収容部25の交換を促す表示をさせるとともに、搬送ベルト21と、感光体11c、11m、11yとが離間した状態となるように移動機構60を制御する。
尚、廃トナー収容部25を交換部品とすることなく、画像形成装置1の寿命まで廃トナーが満杯とならないように、十分な容量をもつものとしても良い。
また、制御回路102は、転写ロール40k、40c、40m、40yが画像形成に使用された回数が、転写ロール40k、40c、40m、40yを使用可能な回数に到達した場合、又は使用可能な回数に近づいた場合に、表示パネル106に、ベルトユニット20の交換を促す表示をさせるとともに、搬送ベルト21と、感光体11c、11m、11yとが離間した状態となるように移動機構60を制御する。
転写ロール40k、40c、40m、40yが画像形成に使用された回数は、図示を省略するメモリ部に記憶される。
また、制御回路102は、搬送ベルト21が画像形成に使用された回数が、搬送ベルト21を使用可能な回数に到達した場合、表示パネル106にベルトユニット20の交換を促す表示をさせるとともに、搬送ベルト21と、感光体11c、11m、11yとが離間した状態となるように移動機構60を制御する。
搬送ベルト21が画像形成に使用された回数は、図示を省略するメモリ部に記憶される。
また、制御回路102は、搬送ベルト21及び開閉部材U2が画像形成装置本体U1に対して開かれるタイミングで、搬送ベルト21と、感光体11c、11m、11yとが離間した状態となるように、搬送センサ31、32、33の出力に基づいて、移動機構60等を制御する。
すなわち、制御回路102は、搬送センサ31、32、33のいずれかで用紙搬送不良が検知されると、表示パネル106に、搬送不良が生じた用紙を画像形成装置本体U1から取り除くように促す表示をするとともに、搬送ベルト21と、感光体11c、11m、11yとが離間した状態となるように移動機構60を制御する。
このため、表示パネル106の表示に促され、操作者が搬送ベルト21及び開閉部材U2を開き、搬送不良が生じた用紙を取り除き、搬送ベルト21及び開閉部材U2を閉じる際には、搬送ベルト21及び開閉部材U2が閉じられた状態において、搬送ベルト21と、感光体11c、11m、11yとが離間した状態となっている。
また、制御回路102は、搬送ベルト21及び開閉部材U2が画像形成装置本体U1に対して開かれるタイミングで、搬送ベルト21と、感光体11c、11m、11yとが離間した状態となるように、開閉センサ35の出力に基づいて、移動機構60等を制御する。すなわち、制御回路102は、開閉センサ35によって、開閉部材U2が開かれたことを検知すると、搬送ベルト21と、感光体11c、11m、11yとが離間した状態となるように移動機構60を制御する。
また、開閉部材U2及び搬送ベルト21が画像形成装置本体U1に対して閉じられたことが、開閉センサ35によって検知されると、制御回路102は、移動機構60を制御して、搬送ベルト21が4つの感光体11k、11c、11m、11yのすべてに接触した状態となるように、ベルトユニット20を移動させる。
ここで、制御回路102による制御としては、開閉センサ35が開閉部材U2の閉じられたことを検知することのみならず、開閉センサ35が開閉部材U2の閉じられたことを検知することとあわせて、例えば、像形成ユニット10c等の交換備品の部品が終わったことが検知された場合に、搬送ベルト21が4つの感光体11k、11c、11m、11yのすべてに接触した状態となるように、ベルトユニット20を移動させるとの制御でも良い。
また、制御回路102による制御としては、開閉センサ35が開閉部材U2の閉じられたことを検知することのみならず、開閉センサ35が開閉部材U2の閉じられたこととあわせて、搬送センサ31、32、33の出力により搬送不良がないとの検知がなされた場合に、搬送ベルト21が4つの感光体11k、11c、11m、11yのすべてに接触した状態となるように、ベルトユニット20を移動させるとの制御でも良い。
開閉部材U2が閉じられる等した後に、搬送ベルト21が4つの感光体11k、11c、11m、11yのすべてに接触した状態となるように、移動機構60を制御することに替えて、制御回路102によって、開閉部材U2が閉じられた後に、ベルトユニット20が、図6に示す搬送ベルト21がK色用感光体11kにのみ接触し、他の感光体11c、11m、11yから離間した位置に留まるように制御しても良い。
開閉部材U2が閉じられる等した後に、搬送ベルト21が4つの感光体11k、11c、11m、11yのすべてに接触した状態となるとの制御を採用した場合、開閉部材U2が閉じられた後に最初に形成する画像がフルカラーの画像形成である場合に、最初のフルカラー画像形成が完了するまでの時間が短くなる。これに対して、開閉部材U2が閉じられた後に、搬送ベルト21がK色用感光体11kにのみ接触し、他の感光体11c、11m、11yから離間した位置に留まるようするとの制御を採用した場合、開閉部材U2が閉じられた後に最初に形成する画像がモノクロの画像形成である場合に、最初のモノクロ画像形成が完了するまでの時間が短くなる。
このため、開閉部材U2が閉じられる等した後に、搬送ベルト21が4つの感光体11k、11c、11m、11yのすべてに接触した状態となる制御を採用するか、開閉部材U2が閉じられた後に、搬送ベルト21がK色用感光体11kにのみ接触し、他の感光体11c、11m、11yから離間した位置に留まる制御を採用するかについては、例えば、個々の装置の使用形態等に応じて、カラー画像形成がなされる枚数とモノクロ画像形成がなされる枚数とどちらが多いか等に応じて、選択される。
また、以上で説明をした制御回路102による制御とあわせて、又は別に、不良が生じた場合に、搬送ベルト21及び開閉部材U2が閉じられた状態において、搬送ベルト21と、感光体11c、11m、11yとが当接した状態となるように移動機構60が制御される。
ここで、不良とは、使用者による解消が困難であり、解消のために画像形成装置1を、例えば工場等に運搬する必要が生じる不良をいう。例えば、廃トナー収容部25が開閉部材U2から取り外すことができず、かつ、廃トナー収容部25が満杯となり、画像形成装置1を工場等に運搬して、廃トナー収容部25を交換する必要があるケース等を挙げることができる。
不良が生じた場合に、搬送ベルト21と、感光体11c、11m、11yとが当接した状態となるため、工場等へ運搬する際に、像形成ユニット10c、10m、10yが画像形成装置本体U1内で移動しにくい。
図10には、本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置が有するベルトユニットの、カラー画像形成モードにおける状態が示されている。また、図11には、本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置が有するベルトユニットのモノクロ画像形成モードにおける状態が示されている。
先述の第1の実施形態においては、像形成ユニットは、上方から順に黒用の像形成ユニット10k、シアン用の像形成ユニット10c、マゼンタ用の像形成ユニット10m、イエロー用の像形成ユニット10yとなるように配置されていた。これに対して、この第2の実施形態では、像形成ユニットは、上方から像形成ユニット10c、像形成ユニット10m、像形成ユニット10y、像形成ユニット10kの順に配置されている。
また、前述の第1の実施形態では、カラーモードとモノクロモードとの選択に応じて、4個の転写ロールのうち、最も上方に位置する転写ロール40kが搬送ベルト21に接触した状態を保ちつつ、他の3個である転写ロール40c、40m、40yが、搬送ベルト21に対して当接し、離間した。これに対して、この第2の実施形態においては、最も下方に位置する転写ロール40kが搬送ベルト21に接触した状態を保ちつつ、他の3個である転写ロール40c、40m、40yが、搬送ベルト21に対して当接し、離間しする。
また、この第2の実施形態に係る画像形成装置1では、第1の感光体11kは、他の感光体11y、11m、11cよりも、搬送ベルト21及び開閉部材U2の回転中心である回転軸R(図1参照)に近い位置に配置されている。このため、他の位置に感光体11kが配置されている場合と比較して、開閉部材U2及び搬送ベルト21を開閉する場合に、スプリング43kから受ける押圧力が小さくなる。
以上で特に説明をした部分以外の構成、及び制御は、先述の第1の実施形態に係る画像形成装置1と同じであるので説明を省略する。
以上で説明をした第1の実施形態、及び第2の実施形態では、画像形成装置として、用紙を搬送するベルトである搬送ベルト21を用いる直接転写方式のカラープリンタの例を説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、搬送ベルト21を現像剤像を搬送する中間転写ベルトで構成し、像保持体に保持されたトナー像が中間転写体を経由して最終的に用紙に転写される画像形成装置に対しても、本発明を適用することができる、
以上述べたように、本発明は、複写機、ファクシミリ装置、プリンタ等の画像形成装置に適用することができる。
本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す側面図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の開閉部材が開いた状態を示す側面図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の開閉部材、及びベルトユニットを示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の画像形成装置本体を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の、カラー画像形成モードでの像形成ユニット、ベルトユニット、及びカムの状態を示す側面図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の、モノクロ画像形成モードでの像形成ユニット、ベルトユニット、及びカムの状態を示す側面図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の、カラー画像形成モードでのベルトユニットの状態を示す側面図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の、モノクロ画像形成モードでのベルトユニットの状態を示す側面図である。 本発明の第1の実施形態に係るが像形成装置が有する制御装置を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置の、カラー画像形成モードにおけるベルトユニットの状態を示す正面図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置の、モノクロ画像形成モードにおけるベルトユニットの状態を示す正面図である。
符号の説明
1 画像形成装置
11k 感光体(第1の像保持体)
11y、11m、11c 感光体(第2の像保持体)
21 搬送ベルト(搬送部材)
25 廃トナー収容部
28 トナー残量センサ
29 履歴メモリ
30 廃トナーセンサ
31 搬送センサ
32 搬送センサ
33 搬送センサ
35 開閉センサ
40 転写ロール
41 回転軸
58 定着装置
60 移動機構
61a カム
62 モータ
106 表示パネル
108 操作パネル
U1 画像形成装置本体
U2 開閉部材
R 回転軸

Claims (7)

  1. 画像形成装置本体と、
    前記画像形成装置本体に開閉可能に設けられ、像及び用紙の少なくともいずれか一方を搬送する搬送部材と、
    前記搬送部材又は前記搬送部材が搬送する用紙に転写される黒の像を保持する第1の像保持体と、
    前記搬送部材又は前記搬送部材が搬送する用紙に転写される黒以外の像を保持する少なくとも一つの第2の像保持体と、
    前記搬送部材と前記第2の像保持体とが、前記搬送部材が閉じられた状態において、接触し、離間するように前記搬送ベルトを移動させる移動機構と、
    前記搬送部材が閉じられる前に、前記搬送部材が閉じられた状態において、前記搬送部材と前記第2の像保持体とが離間した状態となるように、前記移動機構を制御する制御部と、
    前記画像形成装置本体内に着脱され交換可能な交換部品の交換時期が到来したこと、及び交換時期が近いことの少なくともいずれか一方を判別する交換時期判別手段とを有し、
    前記制御部は、前記交換時期判別手段が、前記交換部品の交換時期が到来したこと及び交換時期が近いことのいずれかと判別すると、前記第2の像保持体と前記搬送部材とが、前記搬送部材が閉じられた状態において離間した状態となるように、前記移動機構を制御する画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記搬送部材が閉じられた後に、前記搬送部材と前記第2の像保持体とが当接した状態となるように、前記移動機構を制御する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記搬送部材が閉じられた後に、前記搬送部材と前記第2の像保持体とが離間した状態を保持するように前記移動機構を制御する請求項1記載の画像形成装置。
  4. 用紙の搬送不良を検知する搬送不良検知手段をさらに有し、
    前記制御部は、前記搬送不良検知手段が用紙の搬送不良を検知すると、前記第2の像保持体と前記搬送部材とが、前記搬送部材が閉じられた状態下において離間した状態となるように、前記移動機構を制御する請求項1乃至3いずれか記載の画像形成装置。
  5. 前記搬送部材の開閉状態を検知する開閉検知手段をさらに有し、
    前記制御部は、前記搬送部材が開かれたことを前記開閉検知手段が検知すると、前記第2の像保持体と前記搬送部材とが、前記搬送部材が閉じられた状態下において離間した状態となるように、前記移動機構を制御する請求項1乃至いずれか記載の画像形成装置。
  6. 画像形成装置本体と、
    前記画像形成装置本体に開閉可能に設けられ、像及び用紙の少なくともいずれか一方を搬送する搬送部材と、
    前記搬送部材又は前記搬送部材が搬送する用紙に転写される黒の像を保持する第1の像保持体と、
    前記搬送部材又は前記搬送部材が搬送する用紙に転写される黒以外の像を保持する少なくとも一つの第2の像保持体と、
    前記搬送部材と前記第2の像保持体とが、前記搬送部材が閉じられた状態下において接触し、離間するように前記搬送ベルトを移動させる移動機構と、
    不良が生じた場合に、前記搬送部材が閉じられた状態において、前記搬送部材と前記第2の像保持体とが当接した状態となるように前記移動機構を制御する制御部と、
    を有する画像形成装置。
  7. 前記搬送部材は、回転中心を中心に回転するように開閉し、
    前記第1の像保持体は、前記搬送ベルトが閉じられた状態において、いずれの前記第2の像保持体よりも前記回転中心に近い位置に配置される請求項1乃至いずれか記載の画像形成装置。
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