JP5212270B2 - 用紙処理装置及び画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は用紙に処理を施す用紙処理装置及び当該用紙処理装置を有する画像形成システムに関するものである。
近年、複写機やプリンタ等に接続し、複写機やプリンタ等により画像が形成された用紙に対してオンラインで綴じ処理や折り処理等を実行する用紙処理装置がオフィス等に登場している。この用紙処理装置によれば、綴じ処理が実行された用紙束や折り処理が実行された用紙束が自動的に出力されるため、オフラインでユーザーが綴じ処理等を行わなくてすみ、ユーザーの負担を軽減することができる。
用紙処理装置が行う用紙に対する処理としては中折り処理や中綴じ処理があり(中折り処理は用紙の中央を折るという処理であり、中綴じ処理は用紙の中央を綴じ且つ中央を折るという処理である)、これらの処理を実行した用紙束を出力することもできる。
このような用紙処理装置は、中折り処理等を実行した用紙束を排出トレイに出力するわけであるが、排出トレイ上に積載できる用紙束の量には限界がある。
このため、シートスタック装置本体(排出トレイ)にフルスタック検知センサを設け、シートスタック装置本体に排出されて略垂直に起立した状態の用紙束を検知し、シートスタック装置本体における用紙束の満杯状態を検知するものがあり、このフルスタック検知センサにより満杯状態を検知すると、装置を停止させるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
一方、排出トレイに、用紙束の搬送を阻止する位置と阻止しない位置に移動可能なストッパ部材を設けると共に、排出トレイに用紙束の有無を検知する検知部を設けたものが知られている。これは、少量の用紙束の出力時にはストッパ部材を用紙束の搬送を阻止する位置に移動させて、排出トレイ上に用紙束を積載するようにし、大量の用紙束の出力時にはストッパ部材を用紙束の搬送を阻止しない位置に移動させて、用紙束が排出トレイ上を通過した後、排出トレイから端部下方に落下させて用紙束を集積させることができるようにしたものである。このような排出トレイでは、ストッパ部材が用紙束の搬送を阻止する位置にあるときに、搬送力が過大であるとストッパ部材で搬送阻止された用紙束が立ち上がって逆方向に崩れる場合がある。このため、ストッパ部材近傍での搬送力を低減させるために、排出トレイ上に固定のリブを形成したものがある。
特開2004−91130号公報
上記特許文献1のシートスタック装置では、フルスタック検知センサにより満杯状態を検知すると、装置を停止させ、その都度シートスタック装置本体上の用紙束を取り除く必要がある。このため、後処理された用紙束を大量に作成する場合には、オペレータが用紙束を取り除く作業を何度も行う必要があり、極めて煩わしいものとなる。また、オペレータが装置から離れ、取り除く作業を怠ると、フルスタック検知センサが満杯状態を検知した時点で動作が停止し、用紙の後処理を進行させることができず、極めて非効率なものとなる。
一方、上記の排出トレイの端部に用紙束の搬送を阻止する位置と阻止しない位置に移動可能なストッパ部材を設け、ストッパ部材近傍で搬送力を低下させるリブを形成したものは、搬送阻止された用紙束が立ち上がって逆方向に崩れることを防止することができるようになる。しかし、ストッパ部材を用紙束の搬送を阻止しない位置に移動させたときも搬送力が低減されているため、排出トレイから端部下方に落下させる際には、搬送力がやや不足し用紙束が整然と搬送されない場合が発生するおそれがある。
本発明は上記問題に鑑み、排出トレイ端部に用紙束の搬送を阻止する位置と阻止しない位置に移動可能なストッパ部材を有した用紙処理装置であって、ストッパ部材が用紙束の搬送を阻止する位置にある際には、排出トレイ上で用紙束が整然と積載され、ストッパ部材が用紙束の搬送を阻止しない位置にある際には、適切な搬送力で用紙束を整然と搬送できる用紙処理装置及び、当該用紙処理装置を有する画像形成システムを得ることを目的とするものである。
上記の目的を達成するため、本発明に係る用紙処理装置は、
用紙に所定の処理を施す用紙処理部と、当該用紙処理部で処理の施された用紙束が排出され積載される排出トレイと、当該排出トレイに設けられ、前記用紙束を搬送する搬送ベルトと、前記排出トレイに設けられ、前記搬送ベルトの搬送力を低減させる搬送力低減部と、前記用紙束によって第1の位置から第2の位置へ移動させられる移動部材と、当該移動部材の位置を検知する検知部材と、前記排出トレイの前記用紙束の搬送方向の端部に設けられ、前記用紙束の搬送を阻止する位置と、前記用紙束の搬送を阻止しない位置とに移動可能なストッパ部材と、を有し、前記ストッパ部材が前記用紙束の搬送を阻止する位置にあるときは、前記搬送力低減部を前記排出トレイの面より突出させ、前記ストッパ部材が前記用紙束の搬送を阻止しない位置にあるときは、前記搬送力低減部を前記排出トレイの面と同じ又は前記排出トレイの面より低い位置に移動させることを特徴とする。
さらに、本発明に係る画像形成システムは、
用紙に画像を形成する画像形成装置と、当該画像形成装置に接続され、当該画像形成装置において画像が形成された用紙に所定の処理を行う上記の用紙処理装置と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、排出トレイ端部に用紙束の搬送を阻止する位置と阻止しない位置に移動可能なストッパ部材を有した用紙処理装置であって、ストッパ部材が用紙束の搬送を阻止する位置にある際には、排出トレイ上で用紙束が整然と積載され、ストッパ部材が用紙束の搬送を阻止しない位置にある際には、適切な搬送力で用紙束を整然と搬送できる用紙処理装置及び、当該用紙処理装置を有する画像形成システムを得ることが可能となる。
本実施の形態に係る画像形成システムの全体構成図である。 折り処理部の正面図である。 ストッパ部材が用紙束の搬送を阻止する位置にある状態の排出トレイを示す図である。 ストッパ部材が用紙束の搬送を阻止しない位置にある状態の排出トレイを示す図である。 搬送力低減部、移動部材及び検知部材周辺の内部構造の一例を示す拡大模式図である。 図5に示す状態で、排出トレイに多数の用紙束が排出されたときの移動部材、搬送力低減部及び検知部材の関係を示す模式図である。 ストッパ部材を用紙束の搬送を阻止しない位置に移動させた際の、排出トレイに多数の用紙束が排出されたときの移動部材、搬送力低減部及び検知部材の関係を示す模式図である。 ストッパ部材を用紙束の搬送を阻止しない位置に移動させたときの画像形成システムの使用時の一例を示す図である。
以下、実施の形態により本発明を詳しく説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1は、本実施の形態に係る画像形成システムSYの全体構成図である。画像形成システムSYは画像形成装置A、用紙処理装置FSから構成されている。画像形成装置Aの上部には自動原稿送り装置DFが搭載されており、画像形成装置Aの側面に用紙処理装置FSが連結されている。
[画像形成装置の概要]
画像形成装置Aは、画像読取部1、画像処理部2、画像書込部3、画像形成部4、給紙カセット5、給紙部6、定着部7、排紙部8、自動両面給紙部9等を備えている。自動原稿送り装置DFの原稿台上に載置された原稿は矢印方向に搬送され、画像読取部1の光学系を介して、原稿の片面又は両面の画像がCCDイメージセンサ1Aにより読み込まれる。CCDイメージセンサ1Aにより光電変換されたアナログ信号は、画像処理部2において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等が行われた後、画像書込部3に送られる。
画像形成時には、画像書込部3の半導体レーザからレーザ光が発せられ、画像形成部4の感光体ドラム4Aが照射されて潜像が形成される。画像形成部4においては、帯電、露光、現像の処理が行われ、感光体ドラム4A上にトナー像が形成される。
給紙カセット5から給紙部6により給送された記録用紙S1は、感光体ドラム4Aに接触し、転写部4Bによりトナー像が転写される。トナー像を担持した記録用紙S1は、定着部7により定着処理され、排紙部8から用紙処理装置FSに送り込まれる。
記録用紙S1の両面に画像を形成する場合、定着部7を通過した記録用紙S1は搬送路切替板8Aにより自動両面給紙部9に送り込まれ、画像形成部4において裏面にトナー像が転写され、定着部7により定着された後、排紙部8から用紙処理装置FSに送り込まれる。
[用紙処理装置FSの概要]
用紙処理装置FSは、用紙搬入部20と、挿入紙給紙部30a、30bと、用紙処理部である穴あけ処理部40、折り処理部50、重ね合わせ処理部60及び、綴じ処理部71、72と、排紙部80とを備えている。
挿入紙給紙部30aには挿入紙S2が装填され、挿入紙給紙部30bには別の挿入紙S3が装填される。挿入紙S2、S3は、画像形成装置Aから排出される複数枚の記録用紙S1に挿入される表紙用紙やインサート用紙等であり、記録用紙S1と同様に、穴あけ処理や折り処理が実行されることが可能である。挿入紙給紙部30a、30bから送り出された挿入紙S2、S3は下方に向かう搬送路を経て用紙搬入部20に搬送される。なお、以下の説明では、記録用紙S1、挿入紙S2、S3を総称して用紙Sと称する。
穴あけ処理部40は、用紙搬入部20に配設されており、折り処理部50は、用紙搬入部20から下方に分岐した搬送路H1に配設されている。
重ね合わせ処理部60は、用紙搬入部20から上方に分岐した搬送路H2の下流側に配設され、搬送路H3、H4、H5を備えている。搬送路H3、H4、H5を利用することにより、2枚の用紙を重ねて下流側に位置する集積部70へ搬送することが出来る。設定枚数の用紙Sが集積部70に集積されると、綴じ処理部71が作動して用紙Sを綴じ処理する。綴じ処理部71により綴じられた用紙束は昇降排出トレイ81に排出される。
用紙Sに折り処理を実行する場合は、用紙Sが用紙搬入部20から下方の搬送路H1に搬送され、折り処理部50において二つ折り又は三つ折り処理されて排出トレイ82に排出される。
用紙Sに中綴じ処理を実行する場合は、用紙Sが用紙搬入部20から下方の搬送路H1に搬送され、綴じ処理部72において中綴じ処理され、折り処理部50において中折り処理された後に排出トレイ82に排出される。
図2は、折り処理部50の正面図である。
折り処理部50は、図1に示す搬送路H1にあり上流側で用紙Sを案内する案内板51A及び下流側で用紙Sを案内する案内板51Bからなる案内部材51を有している。案内部材51には、折り処理部50の下流側で用紙Sの位置を規制する規制部材51Cが設けられている。規制部材51Cは用紙Sの下端を所定位置に規制するものであり、用紙サイズに応じて変位可能となっている。
折り処理部50は、折り板52、第1折りローラ53、第2折りローラ54、第3折りローラ55、下案内ガイド56、搬送路切替部材57、上案内ガイド58を備え、用紙Sを二つ折り処理又は三つ折り処理を行う。第1折りローラ53と第2折りローラ54は、用紙Sを挟持して一つ目の折り目を付け、第2折りローラ54と第3折りローラ55は、用紙Sを挟持して二つ目の折り目を付ける。
搬送路切替部材57はソレノイドSDにより駆動されて揺動可能であり、二つ折り処理時には、点線の位置に設定されて用紙Sを排出口E1に案内し、三つ折り処理時には、実線で示す位置に設定されて用紙Sを上案内ガイド58に案内する。上案内ガイド58に設けられた先端停止部材581は、第1折りローラ53、第2折りローラ54により搬送される用紙Sの先端を停止させることにより、用紙Sを屈曲させる。
以上の構成を有する折り処理部50において行われる「二つ折り処理」と「三つ折り処理」について以下に簡単に説明する。
[二つ折り処理]
二つ折り処理は、中折り処理と、中綴じ・中折り処理の2種類がある。中折り処理は、用紙Sの搬送方向中央部に折り目を付ける処理であり、中折り・中綴じ処理は、用紙Sの搬送方向中央部に綴じ処理を行うとともに、搬送方向中央部に折り目を付ける処理である。
中折り処理では、まず設定枚数の用紙Sが規制部材51Cにより受け止められて集積される。そして設定枚数の用紙Sが規制部材51Cで集積された段階で、折り板52が駆動手段(図示せず)により駆動されて用紙Sの折り目を付けるべく、図2のa方向に移動して第1折りローラ53、第2折りローラ54の間に挿入される。
中折り・中綴じ処理では、まず設定枚数の用紙Sが規制部材51Cにより受け止められて集積される。そして設定枚数の用紙Sが規制部材51Cで規制、集積された段階で、綴じ処理部72(図1参照)が作動して用紙Sの搬送方向中央部に綴じ針を打ち込み、綴じ処理を行う。綴じ処理が終了した段階で規制部材51Cが移動し、折り板52により用紙Sの搬送方向中央部に折り目を付ける位置まで用紙Sを移動させる。そして、前述の中折り処理の動作が行われる。
中折り処理における設定枚数集積時、及び中折り・中綴じ処理における綴じ処理終了時において、折り板52の作動と同時に第1折りローラ53、第2折りローラ54が矢印の方向に回転して、用紙束(設定枚数の用紙S)に折り目を付けつつ用紙束を搬送する。
第1折りローラ53、第2折りローラ54により折り目が付けられた用紙束は、折り目を先頭にして搬送され、点線の位置に設定された搬送路切替部材57の案内でその下方を通過し、排出口E1から排出トレイ82(図1参照)へ排出される。
[三つ折り処理]
三つ折り処理を実行する場合、搬送路切替部材57は図2の実線で示す位置に設定される。用紙Sは案内部材51を搬送され、用紙Sの先端が規制部材51Cに突き当たって停止する。
設定枚数の用紙Sが規制部材51Cで規制、集積された段階で、折り板52が駆動手段(図示せず)により駆動されて用紙Sの折り目を付けるべく、図2のa方向に移動して第1折りローラ53、第2折り第2折りローラ54の間に挿入される。
折り板52の作動と同時に第1折りローラ53、第2折りローラ54が矢印の方向に回転して、用紙束に折り目を付けつつ用紙束を搬送する。
第1折りローラ53と第2折りローラ54とにより折り処理された用紙束(設定枚数の用紙S)は、搬送路切替部材57により案内されて案内部材58に折り目を先頭にして進行する。用紙束の折り目は先端停止部材581に突き当たって停止する。
用紙束の折り目が先端停止部材581に突き当たった後も第1折りローラ53、第2折りローラ54は回転を継続する。第1折りローラ53、第2折りローラ54の回転継続により、用紙束は第1折りローラ53、第2折りローラ54間のニップと先端停止部材581との間で撓み湾曲する。湾曲した用紙束は第2折りローラ54と第3折りローラ55間のニップに進入し、第2折りローラ54と第3折りローラ55とにより、2つ目の折り目が付けられる。第2折りローラ54、第3折りローラ55の回転により、2カ所で折られた用紙束、即ち、三つ折り処理された用紙束は排紙口E2から排出トレイ82(図1参照)へ排出される。
排出トレイ82の端部には、用紙束の搬送を阻止する位置と、用紙束の搬送を阻止しない位置とに移動可能なストッパ部材822が設けられている(図1参照)。
次いで、本実施の形態に係る排出トレイ82について、図3〜図7を用い、詳しく説明する。
[排出トレイ]
図3は、ストッパ部材822が用紙束SNの搬送を阻止する位置にある状態の排出トレイ82を示す図である。同図(a)は排出トレイ82を上面から見た図であり、同図(b)は排出トレイ82を側方から見た図である。
排出トレイ82の積載面82Aには、用紙束を搬送する搬送部である搬送ベルト821が2本設置されており、ベルト搬送ローラ821A、821Bの回転により搬送ベルト821は同図(a)に示す矢印c方向、同図(b)に示す矢印d方向に回動させられる。
同図(a)に示すように、ストッパ部材822近傍であって、2本の搬送ベルト821間の略中央付近には、用紙束SNにより移動させられる移動部材である移動部材823が設置されている。更に、ストッパ部材822近傍であって、2本の搬送ベルト821間の搬送ベルト821近傍には、2つの長孔827が形成されており、搬送力低減部825hが排出トレイ82の積載面82Aから突出している。この搬送力低減部825hは、搬送ベルト821の表面の高さと略同じ高さに設定されていることが好ましい。
排出トレイ82が、図3に示す状態のときは、用紙処理装置FSの排出口E1又はE2から排出トレイ82上の積載面82Aに排出された用紙束SNは、図示の如く積み重なった状態(図3(b)における用紙束SNの積載状態は模式的に示したものである)で搬送ベルト821により徐々に搬送される。
用紙束SNが搬送力低減部825h上に来ると、搬送力低減部825hが搬送ベルト821と略同高さのため、搬送力の低減された状態で用紙束SNの搬送が行われることになる。
このとき、図示のように積載面82Aに露出している移動部材823(第1の位置)は、先頭の用紙束SNの接触により回動させられ、積載面82Aの内側の隠れた位置(第2の位置)に移動させられる。排出トレイ82内には、移動部材823が第2の位置である積載面82Aの内側の位置に移動したことを検知する、検知部材が配置されている。
図4は、ストッパ部材822が用紙束SNの搬送を阻止しない位置にある状態の排出トレイ82を示す図である。同図(a)は排出トレイ82を上面から見た図であり、同図(b)は排出トレイ82を側方から見た図である。
同図(b)に示すように、ストッパ部材822は、オペレータにより図3(b)に示す位置から回動させられ、図示の如く、用紙束SNの搬送を阻止しない位置に移動させられている。
このとき、搬送力低減部825hはストッパ部材822の移動に連動して、同図(b)に破線で示した排出トレイ82の積載面82Aより低い位置に移動させられる。なお、本例では、ストッパ部材822が用紙束SNの搬送を阻止しない位置となったとき、搬送力低減部825hを積載面82Aより低い位置に移動させているが、積載面82Aと同じ高さとしてもよい。
即ち、ストッパ部材822が用紙束SNの搬送を阻止しない位置にある場合には、搬送力低減部825hは移動して、積載面82Aと同面もしくは積載面82Aから退避し、搬送ベルト821の搬送力は、そのまま用紙束SNに与えられて搬送がおこなわれるようになる。
上記の搬送力低減部825h、移動部材823及び検知部材824の構成例を、より詳細に説明する。
図5は、搬送力低減部825h、移動部材823及び検知部材824周辺の内部構造の一例を示す拡大模式図である。
同図に示すように、積載面82Aの下部には検知部材824が回動部材825に支持されている。検知部材824は、ストッパ部材822が図示のように用紙束の搬送を阻止する位置にあるとき、移動部材823が第2の位置に移動したことを検出できればどのようなものでもよいが、移動部材823とは非接触で、動作の負荷とならない光学式のセンサ、例えば、フォトインタラプタやフォトリフレクタを用いることが好ましい。本例においては、フォトインタラプタとして説明する。なお、検知部材824は、不図示の用紙処理装置FSの制御部に接続されている。
回動部材825は、回動軸825Sにより回動可能に軸支され、バネ826により図示時計回り方向に付勢されている。また、回動部材825には薄板状の腕部825tが形成されている。なお、移動部材823は回動軸823Sで支持されており、不図示の付勢部材により図示時計回り方向に付勢されている。
ストッパ部材822が用紙束の搬送を阻止する位置にあるときは、ストッパ部材822に形成された突起部822tが、回動部材825の腕部825tに当接し押圧した状態となる。これにより回動部材825は、バネ826の付勢力に抗して反時計回り方向に回動させられて停止している。このときの回動部材825に支持された検知部材824の位置は、移動部材823が積載面82Aの内側の隠れた位置(第2の位置)に移動したとき、移動部材823が検知部材824であるフォトインタラプタの投受光部を遮る位置となるように設定されている。すなわち、検知部材824は、移動部材823が第2の位置となったことを検知できる位置となっている。
更に、回動部材825には、上述の搬送力低減部825hが一体的に形成されており、図示の如く、搬送力低減部825hの上端面は、搬送ベルト821の表面の高さと略同一の高さとなるよう形成されている。
図6は、図5に示す状態で、排出トレイ82に多数の用紙束SNが排出されたときの移動部材823、搬送力低減部825h及び検知部材824の関係を示す模式図である。
移動部材823は、先頭の用紙束SNの自重により図示矢印方向に回動させられ、積載面82Aの内側の隠れた位置(第2の位置)に移動させられる。用紙束SNは、ストッパ部材822の位置で搬送が阻止される。その後に排出された用紙束SNも、移動部材823を移動させた状態を維持したまま、後に続いて搬送される。この移動部材823の第2の位置は、検知部材824であるフォトインタラプタの投受光部を遮る位置であり、これにより移動部材823の移動が検知される。
このとき、搬送力低減部825hは、搬送ベルト821の表面の高さと略同一の高さに維持されているため、用紙束SNは、搬送力低減部825h上に来て以降は、搬送力の低減された状態で用紙束SNの搬送が行われることになる。これにより、用紙束SNの搬送ベルト821側の端面が、不要に押し詰められることがなくなり、用紙束が立ち上がって逆方向に崩れることを防止することができる。
一方、移動部材823が第2の位置にあることを検知部材824が検知すると、その検知信号が用紙処理装置FSの制御部に伝達され、排出トレイ82において用紙束SNが満杯であるとみなされ、用紙束SNの出力を停止することで、用紙束の満杯検知制御がなされる。
なお、用紙束満杯検知制御における用紙束SNの出力の停止は、これに限らず、検知部材824が移動部材823の第2の位置への移動を検知した後、予め定められた数の用紙束SNの出力後に停止するようにしてもよい。すなわち、用紙束SNの出力の停止は、少なくとも検知部材824が移動部材823の第2の位置への移動を検知した後に行われるということである。
また、用紙処理装置が画像形成装置に接続されている際には、移動部材823の第2の位置への移動を検知部材824が検知した際もしくは、用紙束SNの出力の停止に伴い、用紙処理装置FSの制御部から画像形成装置の制御部にその旨を示す信号が伝達され、画像形成装置の制御部が画像形成装置による用紙への画像形成も停止すべく制御することが好ましい。
ストッパ部材822が図5、図6に示す用紙束SNの搬送を阻止する位置にあるときは、検知部材824による検知結果に基づいて、用紙束SNの出力を停止させるよう動作する。
図7は、ストッパ部材822を用紙束SNの搬送を阻止しない位置に移動させた際の、排出トレイ82に多数の用紙束SNが排出されたときの移動部材823、搬送力低減部825h及び検知部材824の関係を示す模式図である。
図7に示すように、ストッパ部材822は、排出トレイ82の裏面側に移動させられている。このとき、図示の如くストッパ部材822に形成された突起部822tは、回動部材825の突出部825tとの当接が解除される。このため、回動部材825は、バネ826の付勢力により時計回り方向(図示矢印方向)に回動する。このときの回動部材825に支持された検知部材824の位置は、移動部材823が積載面82Aの内側の隠れた位置(第2の位置)に移動しても、検知部材824であるフォトインタラプタの投受光部を遮らない位置となる。すなわち、検知部材824は、移動部材823が第2の位置となったことを検知できない位置に移動させられる。即ち、用紙束満杯検知制御は行われない。
同時に図示の如く、回動部材825に一体的に形成された搬送力低減部825hも時計回り方向に回動し、排出トレイ82の積載面82Aより低い位置に移動させられる。これにより、搬送ベルト821の搬送力は、そのまま用紙束SNに与えられることになり、適切な搬送力で用紙束SNを整然と連続的に搬送できるようになる。なお、搬送力低減部825hの移動は、排出トレイ82の積載面82Aと同じ高さであってもよい。
このように、回動部材825と搬送力低減部825hを一体的に形成することで、簡素な構成とすることができ、低コスト化できる。
図8は、ストッパ部材822を用紙束SNの搬送を阻止しない位置に移動させたときの画像形成システムの使用時の一例を示す図である。
図8に示すように、ストッパ部材822を用紙束SNの搬送を阻止しない位置に移動させた場合には、排出トレイ82の端部下方に用紙束SNを集積するバケット91を配置し、連続して出力される大量の用紙束SNを収容すればよい。これによりオペレータの負担を低減させることができる。
以上説明したように、本実施の形態に係る用紙処理装置は、ストッパ部材822が用紙束SNの搬送を阻止する位置にあるときは、搬送力低減部825hを排出トレイ82の積載面82Aより突出させて、ストッパ部材822近傍では用紙束SNへの搬送力を低下させる。一方、ストッパ部材822が用紙束SNの搬送を阻止しない位置にあるときは、搬送力低減部825hを排出トレイ82の積載面82Aと同じ又は積載面82Aより低い位置に移動させ、搬送ベルト821の搬送力をそのまま用紙束SNへ伝達できるよう構成されているということである。
なお、上記の実施の形態においては、搬送力低減部を回動部材と一体的に形成した例で説明したが、これに限るものでなく、搬送力低減部を有する搬送力低減部材を別体で構成し、ストッパ部材の移動に伴って、同様に移動させるよう構成してもよい。
1 画像読取部
2 画像処理部
3 画像書込部
4 画像形成部
5 給紙カセット
6 給紙部
7 定着部
8 排紙部
9 自動両面給紙部
50 折り処理部
71、72 綴じ処理部
82 排出トレイ
82A 積載面
821 搬送ベルト
821A、821B ベルト搬送ローラ
822 ストッパ部材
823 移動部材
824 検知部材
825 回動部材
825h 搬送力低減部
826 バネ
827 長孔
A 画像形成装置
FS 用紙処理装置
SN 用紙束
SY 画像形成システム

Claims (7)

  1. 用紙に所定の処理を施す用紙処理部と、
    当該用紙処理部で処理の施された用紙束が排出され積載される排出トレイと、
    当該排出トレイに設けられ、前記用紙束を搬送する搬送ベルトと、
    前記排出トレイに設けられ、前記搬送ベルトの搬送力を低減させる搬送力低減部と、
    前記用紙束によって第1の位置から第2の位置へ移動させられる移動部材と、
    当該移動部材の位置を検知する検知部材と、
    前記排出トレイの前記用紙束の搬送方向の端部に設けられ、前記用紙束の搬送を阻止する位置と、前記用紙束の搬送を阻止しない位置とに移動可能なストッパ部材と、を有し、
    前記ストッパ部材が前記用紙束の搬送を阻止する位置にあるときは、前記搬送力低減部を前記排出トレイの面より突出させ、
    前記ストッパ部材が前記用紙束の搬送を阻止しない位置にあるときは、前記搬送力低減部を前記排出トレイの面と同じ又は前記排出トレイの面より低い位置に移動させることを特徴とする用紙処理装置。
  2. 前記ストッパ部材が前記用紙束の搬送を阻止する位置にあるときは、前記搬送力低減部を前記搬送ベルトの表面の高さにすることを特徴とする請求項1に記載の用紙処理装置。
  3. 前記搬送力低減部と前記検知部材は一体的に構成され、
    前記ストッパ部材が前記用紙束の搬送を阻止しない位置へ移動することに連動して、前記搬送力低減部は前記排出トレイの面と同じ又は前記排出トレイの面より低い位置に移動し、前記検知部材は前記移動部材の位置を検知不能な位置に移動することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の用紙処理装置。
  4. 前記排出トレイは前記搬送ベルトを少なくとも2本有し、前記搬送力低減部は前記搬送ベルトに挟まれた領域に突出することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の用紙処理装置。
  5. 前記ストッパ部材が前記用紙束の搬送を阻止する位置にあるときは、前記検知部材による検知結果に基づいて、用紙束の出力を停止させ、
    前記ストッパ部材が前記用紙束の搬送を阻止しない位置にあるときは、用紙束の出力を連続して行うことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の用紙処理装置。
  6. 前記所定の処理は、折り処理及び綴じ処理の少なくとも一方の処理であることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の用紙処理装置。
  7. 用紙に画像を形成する画像形成装置と、
    当該画像形成装置に接続され、当該画像形成装置において画像が形成された用紙に所定の処理を行う請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の用紙処理装置と、を有することを特徴とする画像形成システム。
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