JP5212052B2 - 廃液の回収装置 - Google Patents
廃液の回収装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5212052B2 JP5212052B2 JP2008305112A JP2008305112A JP5212052B2 JP 5212052 B2 JP5212052 B2 JP 5212052B2 JP 2008305112 A JP2008305112 A JP 2008305112A JP 2008305112 A JP2008305112 A JP 2008305112A JP 5212052 B2 JP5212052 B2 JP 5212052B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- waste liquid
- recovery tank
- primary
- primary recovery
- tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Cleaning In General (AREA)
- Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
Description
図4において、自動車塗装ラインの各所に配置された塗装ガンのガン先及び途中経路から回収した塗料を、配管を介して複数の1次回収タンク1に送っている。各1次回収タンク1にて貯留上限を感知すると各1次回収タンク1毎に設置されたホンプ10により、2次回収タンク4に送り込まれる。
かかる2次回収タンク4においては、廃液の貯留量が上限に達するとポンプ5によりホース6を介して回収槽7に送られる。なお、Dが塗装作業を行うブースの床面である。
該回収ホッパー10にて上限を感知すると、該回収ホッパー10内の廃液溶剤を複数の前記回収ホッパー10タンクよりも下方に(斜め下方に設置された中継タンク50の方に)設置した回収配管30により、廃液溶剤の自重により落下させて中継タンク50に貯留している。
また、該廃液溶剤の上澄みの廃液溶剤を、1個のポンプ60により循環管70を介して前記回収配管30に循環させるようにしている。
(1)各1次回収タンク1にて貯留量の上限を感知すると各1次回収タンク1毎に設置されたポンプ10により、廃液溶剤の全てが2次回収タンク4に送り込まれるので、すなわちタンクの上限値に達するまで2次タンク4に送り込まれないため、1次、2次回収タンク4内の廃液の流れがなく下面に廃液の中の顔料成分等が分離して沈降しやすく、ポンプ5、10の詰まりが発生する。
(2)1次回収タンク1が、設置レイアウトから、ブース床面よりも下方にあり1次回収タンクの状況を確認しづらく、メインテナンス性が極めて悪い。
(3)1次回収タンクの内壁等に廃液が付着して、固まり易く(凝着)、その塊がはがれ落ちて廃液中に混ざるとポンプ作動不良や配管の詰まりの原因となる。
(4)常時廃液の流れが無いため、顔料沈降及び配管内での廃液乾きが発生し、配管の詰まりを生じ易い。
従って、回収ホッパー10.1〜10.4内、の廃液の循環がないため、該回収ホッパー内での廃液の付着が大きくなって、これを起因として作動不良の発生原因となる。
即ち、前記出口は、前記1次回収タンクの内面に沿って噴霧が噴出するように、該内面に沿って延設され前記1次回収タンクの内面に向けて開口する複数の噴口が列設された列状ノズル部材により形成される。
また、2次回収タンクからの廃液を各1次回収タンクの内面に向けて噴出させ循環路を介して1次回収タンクから下方の2次回収タンクの方へ該廃液の自重により落下させて該2次回収タンクに落とすので、1次回収タンクの内壁への付着廃液を循環する廃液で洗い落として、2次回収タンクの方へと流すことができる。
従って、本発明は、かかる構成により、1次回収タンクの内壁への廃液の付着の発生を防止でき、作動不良の発生を回避できる。
図2(A)は前記実施例における廃液回収装置の構成図、(B)は作業手順図である。図3は1次回収タンクの平面図(図1のA−A断面図)である。
階上部Zには、自動車塗装ラインにおいて、塗装の塗装色の色替え時に、ガン先及び途中経路に残った塗料およびシンナー等の溶剤が廃液として排出され、その排出される廃液が配管を介して送り込まれる複数の1次回収タンク1を備えている。該1次回収タンク1はブース毎にあるいは任意に複数個設けられている。
調合室60には、前記各1次回収タンク1から廃液が送られる2次回収タンク4、及び2次回収タンク4に沈殿して堆積した顔料を回収する回収槽7及びポンプ5が設置されている。
該複数個の1次回収タンク1を出た廃液は、図2のように、該1次回収タンク1よりも下方に設置され合流管3にて各1次回収タンク1に接続された2次回収タンク4の方へ該廃液の自重により落下させて該2次回収タンク4に回収する。
なお、2次回収タンク4とポンプ5との間には、切換え弁20、21が介在されとともに、ポンプ5と回収槽7との間にも切換え弁22、23が設けられている。切換え弁20は2次回収タンク4に貯留される廃液の上澄み部分に開口位置を有する配管に設けられ、切換え弁21は2次回収タンク4に貯留する顔料を排出するように2次回収タンク4の下部または底部に開口位置を有する配管に設けられている。
さらに、その送り込みが終了したら、再び切換え弁20を開き、切換え弁21を閉じ、さらに、切換え弁23を開き、切換え弁24を閉じて、循環管4aによって循環させる。
このように、1つのポンプ5によって、1次回収タンク1への循環と回収槽7への回収作業とを行うことで、回収装置を簡素化している。
また、2次回収タンク4において、分離された顔料は調合室60に設置された回収槽7に配管6を介して送り込まれ、回収槽7に回収された顔料が満たされた場合には回収業者によって回収されて処理される。なお、5aは補充用の廃液溶剤の入口である。
図2(B)は以上の操作をブロック図で示したものである。
該噴出ノズル2は、管状体2aに形成され、その管壁には前記1次回収タンク1の内面1fに沿って噴霧1cが噴出するように多数の噴口2bが、該内面1fに沿って延設されている。
従って、前記各1次回収タンク1の内面1fに、噴出ノズル2の複数の噴口2bから廃液を噴出することによって、各1次回収タンク1の廃液内面1fに付着した付着廃液を、確実に洗い落とすことができる。
さらに、前記複数の噴口2bが1次回収タンクの内面全周にわたって列設されるため、1次回収タンク1の内面全体をより綺麗に洗浄できる。
これにより、各1次回収タンク1の内面1fに付着した付着廃液を洗い落とし、この廃液を下流部位にて廃液の通路即ち合流管3にて一本化して、前記2次回収タンク4に流すことにより、付着廃液の流れが円滑になり、詰まりの発生を防止できる。
また、各1次回収タンク1に各循環管4sの出口を連結し、2次回収タンクからの廃液を各1次回収タンクの内面に向けて噴出させて、1次回収タンクの内壁1fへの付着廃液を循環する廃液で洗い落とすので、1次回収タンク1の内壁1fへの廃液の付着の発生を防止でき、作動不良の発生を回避できる。
1f 内面
2 噴出ノズル
2b 噴口
3 合流管
3a 排液通路
4 2次回収タンク
4a 循環管
4s 循環管
5 ポンプ
7 回収槽
60 調合室
Z 階上部
Claims (3)
- 塗装ラインから回収される廃液を、配管を介して複数の1次回収タンクに送り、該1次回収タンク内の廃液を1次回収タンクよりも下方に設置された2次回収タンクの方へ該廃液の自重により落下させて該2次回収タンクに貯留し、該2次回収タンク内の廃液の上澄部分を、ポンプにより循環管を介して前記1次回収タンク側に循環させるようにして、前記2次回収タンクから前記循環管を経て前記各1次回収タンクにそれぞれ循環する廃液の循環路を前記複数の1次回収タンク毎に設け、前記各循環路の前記各1次回収タンク側の出口は、前記2次回収タンクからの廃液を前記各1次回収タンクの内面に向けて噴出するよう構成されていることを特徴とする廃液の回収装置。
- 前記出口は、前記1次回収タンクの内面に沿って噴霧が噴出するように、該内面に沿って延設され前記1次回収タンクの内面に向けて開口する複数の噴口が列設された列状ノズル部材により形成されたことを特徴とする請求項1記載の廃液の回収装置
- 前記複数の噴口は前記1次回収タンクの内面全周にわたって列設されていることを特徴とする請求項2記載の廃液の回収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008305112A JP5212052B2 (ja) | 2008-11-28 | 2008-11-28 | 廃液の回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008305112A JP5212052B2 (ja) | 2008-11-28 | 2008-11-28 | 廃液の回収装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010125424A JP2010125424A (ja) | 2010-06-10 |
JP5212052B2 true JP5212052B2 (ja) | 2013-06-19 |
Family
ID=42326174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008305112A Active JP5212052B2 (ja) | 2008-11-28 | 2008-11-28 | 廃液の回収装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5212052B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5236781B2 (ja) * | 2011-05-27 | 2013-07-17 | トヨタ自動車東日本株式会社 | 未塗着塗料回収システム及び未塗着塗料回収方法 |
JP5801840B2 (ja) * | 2013-03-29 | 2015-10-28 | 有光工業株式会社 | 吸引ユニット及び洗浄装置 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0426057U (ja) * | 1990-06-28 | 1992-03-02 | ||
JPH0463166A (ja) * | 1990-06-28 | 1992-02-28 | Trinity Ind Corp | 塗装廃液の再利用システム |
JPH0763659B2 (ja) * | 1992-09-10 | 1995-07-12 | ナショナル住宅産業株式会社 | 洗浄塗料処理装置 |
JP3012139B2 (ja) * | 1994-02-28 | 2000-02-21 | トリニティ工業株式会社 | 塗装廃液回収装置 |
JPH11114483A (ja) * | 1997-10-16 | 1999-04-27 | Nippon Paint Co Ltd | オーバースプレーミストの回収および再使用方法、およびその方法において使用するブース循環水 |
JP2000288439A (ja) * | 1999-04-07 | 2000-10-17 | Trinity Ind Corp | 廃液溶剤の回収方法及び装置 |
JP2003175350A (ja) * | 2001-12-12 | 2003-06-24 | Iec:Kk | 溶剤再利用システム |
JP4059430B2 (ja) * | 2002-09-02 | 2008-03-12 | 本田技研工業株式会社 | 廃塗料回収装置 |
JP4474856B2 (ja) * | 2003-07-03 | 2010-06-09 | いすゞ自動車株式会社 | 廃液溶剤回収方法 |
-
2008
- 2008-11-28 JP JP2008305112A patent/JP5212052B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010125424A (ja) | 2010-06-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8001889B2 (en) | Procedure and device for preventing contamination of the nozzles of a spray dampening unit | |
EP3290358B1 (en) | Multi-purpose water tank | |
JP5892249B2 (ja) | カメラの洗浄装置 | |
RU2569981C1 (ru) | Устройство для очистки для установленной на транспортном средстве камеры и способ очистки установленной на транспортном средстве камеры | |
FI96386C (fi) | Suodatinlaite | |
WO2014010579A1 (ja) | 車載カメラの洗浄装置 | |
CN108621587A (zh) | 油墨循环装置 | |
JP6310871B2 (ja) | 塗装設備 | |
JP5212052B2 (ja) | 廃液の回収装置 | |
CN111921265B (zh) | 一种双筒药渣药液分离过滤罐及制药系统 | |
KR101118333B1 (ko) | 원심 분리기 | |
US9114417B2 (en) | Nozzle and foreign matter removing device | |
KR20170011113A (ko) | 식기세척기 | |
CN208493412U (zh) | 一种具有自清洗功能的废溶剂回收装置 | |
JP5101945B2 (ja) | 廃液分別装置、及び廃液分別方法 | |
JP4276230B2 (ja) | 洗浄装置 | |
KR101301996B1 (ko) | 선박용 유체탱크 역류방지장치 | |
CN1030172C (zh) | 喷漆机的油漆颜色变换装置 | |
JP7243776B2 (ja) | メッシュ体洗浄装置、及びメッシュ体の洗浄方法 | |
JP6231451B2 (ja) | 浄化装置 | |
JP2013094758A (ja) | 塗装装置および塗装方法 | |
JP6335830B2 (ja) | 液滴捕集装置、及び、その液滴捕集装置を用いた塗装排気洗浄装置 | |
US20070295649A1 (en) | Apparatus for Collecting and Transporting Coolant-Lubricant Contaminated with Chips | |
KR20180132187A (ko) | 세차장의 배수 처리 시스템 | |
KR101466259B1 (ko) | 도색제 압력탱크 세척장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20101221 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130123 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130129 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130211 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5212052 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160308 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |