JP5212002B2 - 表示パネルモジュール、半導体集積回路及び電子機器 - Google Patents

表示パネルモジュール、半導体集積回路及び電子機器 Download PDF

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Description

この明細書で説明する発明は、電流駆動型の自発光素子を駆動する画素回路の駆動技術に関する。なお、この明細書で提案する発明は、表示パネルモジュール、半導体集積回路及び当該表示パネルモジュールを搭載する電子機器としての側面も有する。
以下では、アクティブマトリクス駆動方式を採用した有機ELパネルモジュールを例に、パネル構造とその駆動動作例について説明する。
図1に、有機ELパネルモジュールのパネル構造例を示す。図1に示す有機ELパネルモジュール1は、画素アレイ部3と、その駆動回路である信号線駆動部5、書込制御線駆動部7及び電源線駆動部9で構成される。
画素アレイ部3には、ホワイトユニットを構成する1画素が、画面内の垂直方向と水平方向についてそれぞれ規定の解像度で配置されている。
図2に、ホワイトユニットとしての1画素を構成するサブ画素11の配列例を示す。図2の場合、1画素は、R(赤)画素11、G(緑)画素11、B(青)画素11の集合体として構成される。従って、画素アレイ部3の垂直解像度をM、水平解像度をNとすると、画素アレイ部3の総サブ画素数は、M×N×3で与えられる。
図1では、画素アレイ部3を構成する画素構造の最小単位であるサブ画素11とその駆動回路部との接続関係を表している。
信号線駆動部5は、画素データDinに対応する信号電位Vsig その他を信号線DTLに供給する駆動デバイスである。個々の信号線DTLはY方向に延びるように配置され、画面の水平方向(X方向)に3N本配置される。
書込制御線駆動部7は、書込制御線WSLを通じて、サブ画素11に対する信号電位Vsig
等の書き込みを線順次に制御する駆動デバイスである。図1の場合、書込制御線駆動部7は、オフセット電位Vofs と信号電位Vsig の書き込みタイミングを水平ライン単位でライン順次に指定する動作を実行する。
電源線駆動部9は、電流供給線としての機能を有する電源線DSLの電位制御を通じ、サブ画素11の動作状態を制御する駆動デバイスである。具体的には、電源線駆動部9は、高電位Vccと低電位Vssの2値で電源線DSLを駆動する。
なお、前述した書込制御線WSLと電源線DSLは、いずれも図中のX方向に沿うように配置される。すなわち、1つの水平ラインにつき、これら2本が一組として配線される。
図3に、サブ画素11の画素構造を示す。サブ画素11は、図3に示すように、薄膜トランジスタN1(以下「サンプリングトランジスタN1」という。)と、薄膜トランジスタN2(以下「駆動トランジスタN2」という。)と、階調情報を保持する保持容量Csと、有機EL素子OLEDとで構成される。
このうち、サンプリングトランジスタN1の一方の主電極は信号線DTLに接続され、他方の主電極は駆動トランジスタN2のゲート電極(制御電極)に接続される。また、サンプリングトランジスタN1のゲート電極(制御電極)は、書込制御線WSLに接続される。
駆動トランジスタN2の一方の主電極は電源線DSLに接続され、他方の主電極は有機EL素子OLEDの陽極側に接続される。階調情報を保持する保持容量Csは、駆動トランジスタN2のゲート電極と有機EL素子OLEDの陽極との間に接続される。なお、図3の場合、薄膜トランジスタは、いずれもNチャネル型を想定する。
特開2003−271095号公報 特開2003−255897号公報 特開2005−173434号公報 特開2006−215213号公報
前述したように、図1に示すパネル構造では、垂直解像度と同じ本数の書込制御線WSLと電源線DSLが必要となる。このため、書込制御線駆動部7や電源線駆動部9には、これらの制御線と同数の最終出力段バッファが必要になる。
ところが、昨今では、垂直解像度が非常に高くなっている。これに伴い、高価な最終出力段バッファが多く必要になり、製造コストも高くなっている。
そこで、製造コスト低下の観点から、現在よりも少ない個数の最終出力段バッファによって、画素アレイ部3を駆動できる仕組みが求められる。
このような仕組みの一つとして、複数行の水平ラインについて電源線DSLの駆動タイミングを共通化する駆動方法が考えられる。この場合、電源線駆動部9は、複数本の電源線を束ねた共通電源線CDSLを駆動することになる。従って、表面上、電源線駆動部9が駆動対象とする配線数は、垂直解像度の数分の1に低減される。
図4に、2本の電源線DSLを1本の共通電源線CDSLに束ねた有機ELパネルモジュールのパネル構造例を示す。なお、以下の説明では、1本の共通電源線CDSLに対応する水平ライン又は電源線DSLの範囲を1ユニットと呼ぶことにする。
図4に示す有機ELパネルモジュール21は、画素アレイ部3と、その駆動回路である信号線駆動部23、書込制御線駆動部25及び電源線駆動部27で構成される。
このように、2本の電源線DSLを1本に束ねるだけで、電源線駆動部27に使用する最終出力段バッファの数を、図1に比して半減することができる。その分、電源線駆動部27の低コスト化を実現することができる。勿論、束ねる本数を増やすほど、電源線駆動部27の製造コストを下げることができる。
ところで、垂直解像度の増加や倍速駆動化(駆動周波数の高周波数化)に伴い、水平走査期間の短縮化対策も必要になる。
例えば図3に示す画素構造の場合、画面輝度のユニフォーミティを確保するには、全てのサブ画素について、駆動トランジスタN2の閾値バラツキを補正する必要がある。ところが、前述したように水平走査期間の短縮が進むと、この補正動作を1水平走査期間内に完了することができなくなる。
そこで、図4に示す有機ELパネルモジュール21では、補正準備動作と閾値補正動作(Vth補正動作)をそれぞれ複数回に分割する駆動方法を採用する。図5に、補正準備動作と閾値補正動作(Vth補正動作)をそれぞれ3回に分割する駆動方法を示す。
なお、図5(A)は、信号線DTLの駆動波形である。図5(B)は、第n本目の共通電源線CDSLn の駆動波形である。図5(C)は、第n本目の共通電源線CDSLn に対応する2本の水平ラインのうち1本目の書込制御線WSL(n,1)の駆動波形である。図5(D)は、第n本目の共通電源線CDSLn に対応する2本の水平ラインのうち2本目の書込制御線WSL(n,2)の駆動波形である。
図5(E)は、第n+1本目の共通電源線CDSLn+1 の駆動波形である。図5(F)は、第n+1本目の共通電源線CDSLn+1 に対応する2本の水平ラインのうち1本目の書込制御線WSL(n+1,1) の駆動波形である。図5(G)は、第n+1本目の共通電源線CDSLn+1 に対応する2本の水平ラインのうち2本目の書込制御線WSL(n+1,2) の駆動波形である。
図5に示すように、信号線駆動部23は、信号線DTLを3値で駆動する。3値とは、画素階調に対応する信号電位Vsig と、基準電位としてのオフセット電位Vofs と、初期化電位Vini である。ここでの、オフセット電位Vofs は、特許請求の範囲における第1の補正電位に対応する。また、初期化電位Vini は、特許請求の範囲おける第2の補正電位に対応する。
また、書込制御線駆動部25は、信号線DTLの電位変化に整合するように信号線電位の書き込みタイミングを与えるように動作する。電源線駆動部27は、非発光期間の開始から補正準備動作が完了するまでの間は低電位Vssで共通電源線CDSLを駆動し、補正準備動作の終了後は、基本的に、次回の非発光期間まで高電位Vccで共通電源線CDSLを駆動する。
さて、前述したように、補正準備動作は、共通電源線CDSLが低電位Vssの状態で、駆動トランジスタN2のゲート電極にオフセット電位Vofs を印加することで実行される。この動作によって、駆動トランジスタN2のソース電位Vsは徐々に低下し、補正準備動作の完了時には低電位Vssまで低下する。
図6に、第nユニットの1本目の水平ラインに対応するサブ画素11に着目した駆動波形と駆動トランジスタN2の電位波形との関係を示す。
図6(A)は、信号線DTLの駆動波形である。図6(B)は、着目するサブ画素11に対応する共通電源線CDSLの駆動波形である。図6(C)は、着目するサブ画素11に対応する書込制御線WSLの駆動波形である。図6(D)は、駆動トランジスタN2のゲート電位Vgである。図6(E)は、駆動トランジスタN2のソース電位Vsである。
なお、補正準備動作の完了時点において、駆動トランジスタN2のゲート電位Vgは初期化電位Vini であり、ソース電位Vsは低電位Vssである。従って、駆動トランジスタN2のゲート・ソース間電圧Vgsは、Vini −Vssで与えられる。
なお、Vini −Vssは、駆動トランジスタN2の閾値電圧Vthより小さく値になるように定められている。
従って、補正準備完了後に共通電源線CDSLが高電位Vccに立ち上がっても、駆動トランジスタN2のカットオフ状態は継続する。すなわち、駆動トランジスタN2に駆動電流が流れることはない。結果的に、共通電源線CDSLが高電位Vccの状態でも、閾値補正動作が開始するまでは、駆動トランジスタN2の動作点は補正準備の完了時点における状態を保持する。
もっとも厳密には、図7に示すように、サブ画素内にはリーク電流が存在する。例えば駆動トランジスタN2のオフリーク電流と有機EL素子OLEDのオフリーク電流が存在する。このため、補正準備の完了から閾値補正動作の開始までの待ち時間Tが長くなると、その間に流れるオフリーク電流量が変化し、駆動トランジスタN2の動作点が徐々に変化してしまう。
しかも、図8に示すように、リーク電流量の変化は、待ち時間Tが短い期間ほど大きく変化する非線形の特性がある。
このため、同じ共通電源線CDSLに対応する2本の水平ラインの間でも、リーク電流量の違いが大きいと、駆動トランジスタN2の動作点に違いによって、同じ画素階調であっても輝度差が視認される可能性がある。
しかも、このリーク電流の違いは、1本の共通電源線CDSLに束ねられる電源線DSLの本数が増えるほど大きくなる。
図9に、1本の共通電源線CDSLに束ねられる電源線DSLの本数が30本の場合について、各水平ラインの閾値補正動作が開始されるまでの待ち時間T1〜T30の関係を示す。
なお、図9(A)は、第n本目の共通電源線CDSLの駆動波形の一部を示している。また、図9(B1)〜図9(B30)は、第n本目の共通電源線CDSLn に束ねられる30本の電源線DSLに対応する書込制御線WSL(n,1) 〜WSL(n,30)の駆動波形を示している。
図9に示すように、30本の電源線DSLを束ねる場合、30本の電源線DSLのうち先頭ラインと最終ラインでは閾値補正動作が開始するまでの待ち時間の時間差が水平走査期間の29個分にもなる。勿論、束ねる電源線DSLの数が増えるほど、この時間差が増えることは言うまでもない。
図10に、待ち時間差とリーク電流量との間に認められる関係を示す。なお、横軸は待ち時間であり、縦軸はリーク電流量である。図10に示すように、待ち時間とリーク電流量との間には非線形の関係があり、待ち時間が短いほどリーク電流量の変化が大きい関係がある。従って、図中太線で示すように、待ち時間を短く設定する場合、1本目のリーク電流量と30本目のリーク電流量の差は非常に大きくなる。
閾値補正動作の開始時におけるリーク電流量の差が各水平ライン間でこれだけ大きくなると、駆動トランジスタN2の動作点の違いも大きくなることが容易に想像できる。
実際、ユニット内の先頭行に当たる1本目の水平ラインについての待ち時間T1(ms)に着目し、ユニット内の最大輝度差を計測すると、図11に示す関係が認められた。
なお、黒丸を破線で結んだ線は、1ユニットが30本の電源線DSLで構成される場合の最大輝度差の変化を示している。また、白丸を実線で結んだ線は、1ユニットが60本の電源線DSLで構成される場合の最大輝度差の変化を示している。
輝度差の測定には、同じ画素階調に対応する信号電位Vsig を各水平ラインに書き込むことにより行う。このとき、最大輝度差は、各ユニット内の1本目の水平ラインの輝度と30本目の水平ラインの輝度との差分として与えられる。
すなわち、リーク電流が最も少ない水平ラインの輝度とリーク電流の最も大きい水平ラインの輝度の差として求められる。
しかし、待ち時間T1は短ければ短いほど、ユニット両端又はユニット境界部分での輝度差が大きくなる。例えば図11の測定結果では、1ユニットが30本の水平ラインで構成される場合、待ち時間T1が 0.2msであると、4%以上もの輝度差が発生する。
ところで、一般的な人間では、1%の輝度差を視認することができる。このため、待ち時間T1(ユニット内の1本目の水平ラインに対応する)が短い場合には、図12に示すように、ユニットの継ぎ目が筋として視認されると考えられる。この筋は、表示品質を著しく低下させる原因になる。
そこで、発明者らは、(a)電流駆動型の自発光素子と、当該自発光素子を駆動制御する画素回路とで構成されるサブ画素を、マトリクス状に配置した画素アレイ部と、(b)複数行の水平ライン単位で電源線の駆動タイミングを共通化した電源線駆動部と、(c)信号線電位の書き込みタイミングを制御する書込制御線駆動部とを有する表示パネルモジュールであって、以下の条件を満たすものを提案する。
前述した画素回路は、信号線の電位の保持容量への書き込みを制御する第1の薄膜トランジスタと、保持容量に書き込まれた電位情報に基づいて駆動電流の供給を制御する第2の薄膜トランジスタとを有している。
また、書込制御線駆動部は、画素階調に応じた信号電位の書き込み前に、以下の3つの動作を実行する。
(a)電源線の電位を非発光電位に維持した状態で、第2の薄膜トランジスタのゲート電極に第1の補正電位を書き込み、保持容量の両極間電圧を、第2の薄膜トランジスタの閾値電圧以上に広げる第1の動作
(b)電源線の電位は非発光電位に維持したまま、第2の薄膜トランジスタのゲート電極に印加する電位を第1の補正電位から第2の補正電位に切り替え、第2の薄膜トランジスタを強制的にオフ状態に制御する第2の動作
(c)第2の薄膜トランジスタがオフ制御している状態で電源線が発光電位に切り替わった時点から一定期間が経過するのを待って、駆動タイミングが共通化された電源線に対応する複数行の水平ラインのうち先頭行から順番に第1の補正電位の書き込みを開始する第3の動作
ただし、第3の動作における一定期間は、前述した複数行の水平ラインの全てに同じ画素階調に制御する場合に、先頭行の輝度レベルと最終行の輝度レベルの輝度差が1%未満になる時点以降に設定される。
また、発明は、前述した書込制御線駆動部を内蔵する半導体集積回路としても実現できる。
また、発明は、前述した表示パネルモジュールを搭載した電子機器としても実現できる。ここで、電子機器は、表示パネルモジュールと、システム全体の動作を制御するシステム制御部と、システム制御部に対する操作入力を受け付ける操作入力部とで構成する。
発明者らの提案する発明の場合、駆動タイミングが共通化された電源線に対応する複数行の水平ラインのうち先頭行と最終行の輝度レベルの差が1%以下になるように、駆動タイミングが共通化された電源線のうち先頭行の閾値補正動作が開始されるまでの待ち時間を設定する。
この設定により、複数行の水平ライン単位で電源線の駆動タイミングを共通化する場合にも、画面上に共通化された水平ラインの境界が筋として視認されないようにできる。結果的に、表示品質を犠牲にすることなく、表示パネルモジュールの低コスト化を実現することが可能になる。
以下、発明を、アクティブマトリクス駆動型の有機ELパネルモジュールに適用する場合について説明する。
なお、本明細書で特に図示又は記載されない部分には、当該技術分野の周知又は公知技術を適用する。また以下に説明する形態例は、発明の一つの形態例であって、これらに限定されるものではない。
(A)外観構成
この明細書では、特定用途向けICとして製造された駆動回路(例えば信号線駆動部、書込制御線駆動部、電源線駆動部等)を、画素アレイ部と同じ基板上に実装したものを表示パネルモジュールという。また、この明細書では、同じ半導体プロセスを用いて、画素アレイ部と駆動回路とを同じ基板上に形成したものも表示パネルモジュールと呼ぶ。
図13に、有機ELパネルモジュールの外観構成例を示す。有機ELパネルモジュール31は、支持基板33のうち画素アレイ部の形成領域に対向基板35を貼り合わせた構造を有している。
支持基板33は、ガラス、プラスチックその他の基材で構成される。対向基板35も、ガラス、プラスチックその他の透明部材を基材とする。
対向基板35は、封止材料を挟んで支持基板33の表面を封止する部材である。
なお、基板の透明性は光の射出側だけ確保されていれば良く、他方の基板側は不透性の基板でも良い。この他、有機ELパネルモジュール31には、外部信号や駆動電源を入力するためのFPC(フレキシブルプリントサーキット)37が配置される。
(B)形態例1
(B−1)システム構成
図14に、この形態例に係る有機ELパネルモジュール41のシステム構成例を示す。なお、図14には、図4との対応部分に同一符号を付して示す。
図14に示す有機ELパネルモジュール41は、画素アレイ部3と、その駆動回路である信号線駆動部23、書込制御線駆動部43及び電源線駆動部27で構成される。
(a)画素アレイ部
この形態例の場合も、画素アレイ部3には、ホワイトユニットを構成する1画素が、画面内の垂直方向と水平方向についてそれぞれ規定の解像度で配置される。なお、ホワイトユニットを構成するサブ画素11の配列は、図2で説明した配列と同じであり、R(赤)画素11、G(緑)画素11、B(青)画素11の集合体として構成される。
また、この形態例の場合も、電源線DSLは2本単位で束ねられて1本の共通電源線CDSLに接続されているものとする。図15に、2水平ラインに対応するサブ画素11と共通電源線CDSLとの接続関係を示す。
また、サブ画素11は、図16に示すように、薄膜トランジスタN1と、薄膜トランジスタN2と、階調情報を保持する保持容量Csと、有機EL素子OLEDとで構成されるものとする。
(b)信号線駆動部の構成
信号線駆動部23は、信号線DTLを駆動制御する回路デバイスである。この形態例の場合も、信号線駆動部23は、信号線DTLを3値で駆動する場合を想定する。
図17に、信号線駆動部23の内部構成例を示す。信号線駆動部23は、シフトレジスタ51、ラッチ部53、ディジタル/アナログ変換部55、バッファ回路57、セレクタ59で構成される。
シフトレジスタ51は、クロック信号CKに基づいて、画素データDinの取り込みタイミングを与える回路デバイスである。
ラッチ部53は、シフトレジスタ51から与えられるタイミング信号に基づいて、画素データDinを対応する記憶領域に取り込む記憶回路である。
ディジタル/アナログ変換回路55は、ラッチ部53に取り込まれた画素データDinを、アナログの信号電圧Vsig に変換する回路デバイスである。なお、ディジタル/アナログ変換回路55の変換特性は、Hレベル基準電位VrefHとLレベル基準電位VrefLによって規定される。
バッファ回路57は、信号振幅をパネル駆動に適した信号レベルに変換する回路デバイスである。
セレクタ59は、画素階調に対応する信号電位Vsig と、閾値補正用のオフセット電位Vofs と、初期化電位Vini のいずれか一つを、1水平走査期間内に選択的に出力する回路デバイスである。図18に、セレクタ59による各電位の出力タイミング例を示す。
(c)電源線駆動部の構成
この形態例における電源線駆動部27は、共通電源線CDSLを通じて、2水平ライン分の電源線DSLを同じタイミングで駆動する回路デバイスである。電源線駆動部27は、非発光期間の補正準備動作の期間だけ低電位Vss(非発光電位)を供給電源線CDSLに印加し、その他の期間は高電位Vcc(発光電位)を供給電源線CDSLに印加する。
図19に、電源線駆動部27の出力段を構成する部分構成例を示す。なお、図19に示す構成は、第n本目の共通電源線CDSLn に対応する構成である。従って、画面内の垂直方向には、図19に示す構成の出力段回路を、垂直解像度数分の2分の1個配置する。
なお、図19に示す出力段回路はインバータ回路である。図19の場合、Nチャネル型の薄膜トランジスタN11とPチャネル型の薄膜トランジスタP11によるCMOS回路として実現される。
このうち、薄膜トランジスタP11の一方の主電極は高電位Vccの電源配線に接続され、他方の主電極は共通電源線CDSLに接続される。なお、共通電源線CDSLには、薄膜トランジスタN11の一方の主電極が接続される。また、薄膜トランジスタN11の他方の主電極は低電位Vssの電源配線に接続される。
また、薄膜トランジスタN11のゲート電極と薄膜トランジスタP11のゲート電極には、共通の制御信号Scnt が入力される。
制御信号Scntは、前段に位置する不図示のシフトレジスタから供給される出力パルスである。因みに、隣接するユニット間において、制御信号Scnt のクロック位相は、2水平走査期間だけ位相が前後する関係に定められている。
この出力段回路は、制御信号Scnt がLレベルのとき、共通電源線CDSLを高電位Vccに制御し、制御信号Scnt がHレベルのとき、共通電源線CDSLを低電位Vssに制御する。
(d)書込制御線駆動部の構成
書込制御線駆動部43は、書込制御線WSLを通じて、信号線電位のサブ画素11への書き込みを線順次に制御する駆動デバイスである。
この形態例の場合も、制御線駆動部43は、水平ライン毎に、3回の補正準備動作と、3回の閾値補正動作と、1回の移動度補正兼信号電位書込み動作の実行タイミングを指定する。
なお、補正準備動作は、ユニット内の全ての水平ラインについて同じタイミングで実行される。この点は、前述した書込制御線駆動部25と同じである。
この形態例に特徴的な点は、補正準備動作の完了後に共通電源線CDSLの電位が発光電位(高電位Vcc)に立ち上がったタイミングから1本目の水平ライン(先頭ライン)の閾値補正動作が開始されるまでの待ち時間T1の定め方である。
具体的には、閾値補正動作が開始時までに流れる1本目のリーク電流量と2本目のリーク電流量との差がほぼ同じになるタイミング以降に待ち時間T1を設定する。換言すると、各水平ラインについて閾値補正動作が開始する時点において、1本目と2本目の駆動トランジスタN2の動作点がほぼ同じになるタイミング以降に待ち時間T1を設定する。
より具体的には、同じ画素階調をユニット内の1本目と2本目に書き込んだ場合に、それらの輝度レベルの差が1%以下になるタイミングを測定結果から特定し、その条件を満たす範囲内で最適な時点に待ち時間T1を設定する。
図20に、この形態例に特有の待ち時間T1の設定イメージを示す。なお、図20は、図10との対比のため、ユニットを構成する水平ラインの数が30本の場合について表している。この形態例の場合、図20に太線で示す範囲を、待ち時間T1からT30の使用範囲に設定する。図20から分かるように、ユニット内の1本目の水平ラインの待ち時間T1時点でのリーク電流量と30本目の水平ラインの待ち時間T30時点でのリーク電流量との差は、図10に比して非常に小さくなっている。
このようにリーク電流量の差が小さければ、閾値補正動作開始時における駆動トランジスタN2の動作点は、1本目の水平ラインと30本目の水平ラインとでほぼ同じになるか非常に小さくなることが容易に予測される。ただし、動作点の違いが小さくなるにしても、画面上での輝度差が視認されたのでは、従来の問題点を解決したとは言えない。
そこで、図11に示したユニット内輝度差の測定結果に着目する。図11の場合、1ユニットが30本の水平ラインで構成される場合、1本目の待ち時間T1が2.2ms以上であれば、1本目と30本目の輝度差が1%以内になることが分かる。
従って、この場合であれば、待ち時間が2.2ms以上であって、閾値補正動作を配置できるタイミングの範囲内で、1本目の閾値補正動作を開始するように設定すれば良い。なお、2本目以降の閾値補正動作の開始タイミングは、1本目の閾値補正動作の開始点に対して1水平走査期間ずつ遅延したタイミングに設定することになる。
図21でも、1本の共通電源線CDSLに束ねられる電源線DSLの本数が30本の場合について、書込制御線駆動部43による閾値補正動作例を示す。なお、図21(A)は、第n本目の共通電源線CDSLの駆動波形の一部を示している。また、図21(B1)〜図21(B30)は、第n本目の共通電源線CDSLに束ねられる30本の電源線DSLに対応する書込制御線WSL(n,1) 〜WSL(n,30)の駆動波形を示している。
図9と比較して分かるように、図21の場合には、ユニット内の1本目の水平ラインに対応する書込制御線WSL(n,1) の閾値補正動作が開始されるまでの待ち時間T1が長い。勿論、2本目から30本目の水平ラインについては、1行前の閾値補正動作の実行から1水平走査期間ずつ遅れて開始されることになる。
従って、図21に示すように、1行目の水平ラインに対する閾値補正動作の実行から30行目の水平ラインに対する閾値補正動作の実行までの時間差は、図9の場合と同じである。すなわち、水平走査期間の29個分である。
なお、書込制御線駆動部43は、これら閾値補正動作が終了すると、移動度補正兼信号電位書込動作の実行タイミングを指示する。
(B−2)駆動動作の概要
以下では、この形態例に係る有機ELパネルモジュール41の駆動動作例を説明する。
図22に、画素アレイ部3を構成するあるサブ画素11に着目した内部電位の変化を示す。図22(A)は、信号線DTLの駆動波形である。図22(B)は、第n本目(第n個目のユニット)の共通電源線の駆動波形である。図22(C)は、第n個目のユニットの1本目に対応する書込制御線WSL(n,1) の駆動波形である。図22(D)は、第n個目のユニットの2本目に対応する書込制御線WSL(n,2) の駆動波形である。
図22(E)は、第n+1本目(第n+1個目のユニット)の共通電源線の駆動波形である。図22(F)は、第n+1個目のユニットの1本目に対応する書込制御線WSL(n+1,1) の駆動波形である。図22(G)は、第n+1個目のユニットの2本目に対応する書込制御線WSL(n+1,2) の駆動波形である。
また、図23に、第nユニットの1本目の水平ラインに対応するサブ画素11に着目した駆動波形と駆動トランジスタN2の電位波形との関係を示す。図23(A)は、信号線DTLの駆動波形である。図23(B)は、対応する共通電源線CDSLの駆動波形である。図23(C)は、着目するサブ画素11に対応する書込制御線WSLの駆動波形である。図23(D)は、駆動トランジスタN2のゲート電位Vgである。図23(E)は、駆動トランジスタN2のソース電位Vsである。
図22及び図23に示す駆動動作は、オフセット電位Vofs の書き込みによる消光動作、補正準備動作、閾値補正動作、移動度補正兼信号電位書込動作、発光動作で構成される。基本的な動作は、図5及び図6に示した動作内容と同じである。違いは、各ユニットの先頭行(1本目)の閾値補正動作が開始されるまでの待ち時間T1が、リーク電流量の変化が小さくなる時点まで遅延されている点である。
以下では、各動作時点におけるサブ画素11の電位状態を示す。
(B−3)駆動動作の詳細
(a)消光動作
この形態例の場合も、発光期間中は、信号電位Vsig が書き込まれた状態で共通電源線CDSLに高電位Vccが印加されることで有機EL素子OLEDが点灯し、オフセット電位Vofs が書き込まれることで有機EL素子OLEDが消灯する。
図24に、この消灯動作時の電位状態を示す。この消光動作は、信号線DTLにオフセット電位Vofs (黒レベル)が印加されているタイミングでサンプリングトランジスタN1をオン制御することで開始される。
このオフセット電位Vofs の書き込みにより、駆動トランジスタN2のゲート電位Vgはオフセット電位Vofs に遷移する。また、駆動トランジスタN2のソース電位は、保持容量Csを介したカップリング動作により、ゲート電位Vgに連動して低下する。
この際、駆動トランジスタN2のソース電位Vs(図23(E))は、カソード電位Vcat
に有機EL素子OLEDの閾値電圧Vth(oled)より低い状態に制御される。またこのオフセット電位Vofs の書き込みにより、駆動トランジスタN2のゲート・ソース間電圧Vgsが圧縮され、駆動トランジスタN2は自動的にカットオフ動作する。
かくして、有機EL素子OLEDはオフ動作し、電源線DSLの電位とは無関係に継続的に消灯する状態に変化する。図23の消光期間では、この様子を表している。
(b)補正準備動作
続いて、非発光期間中の動作を説明する。この動作は、補正準備動作によって開始される。この形態例の場合も、補正準備動作は3回に分割して実行されるものとする。
まず、1回目の補正準備動作は、共通電源線CDSLの電位が低電位Vssの状態で、信号線DTLの電位がオフセット電位Vofs の期間中に、書込制御線WSLが高電位に変化することで開始される。
これにより、図25に示すように、駆動トランジスタN2のゲート電極には、オフセット電位Vofs が書き込まれる。この書き込みにより、駆動トランジスタN2のゲート・ソース間電圧Vgsは、閾値電圧Vthより大きくなる。結果的に、駆動トランジスタN2はオン状態に変化する。これにより、駆動トランジスタN2のソース電位Vsは、電源線DSLに印加されている低電位Vssに向けて低下を開始する。勿論、共通電源線CDSLの電位は低電位Vssであるので、駆動トランジスタN2はオン状態でも電流は流れない。
ところで、1回目の補正準備動作が終了した後も、駆動トランジスタN2のオン状態は継続する。このため、ソース電位Vsの低下は継続する。この際、駆動トランジスタN2のゲート電位Vgはフローティング状態である。従って、ソース電位Vsの低下に伴って、ゲート電位Vgも低下する。
やがて、2回目の補正準備動作が開始される。この際、駆動トランジスタN2のゲートVgは、再びオフセット電位Vofs に固定される。一方、駆動トランジスタN2のソース電位Vsの低下も継続する。そして、2回目の補正準備動作が終了すると、駆動トランジスタN2のソース電位Vsの低下の継続に伴って、ゲート電位Vgも低下する。
3回目の補正準備動作でも前2回の補正準備動作と同じ動作が実行される。図23の場合、3回目の補正準備動作中に、駆動トランジスタT2のソース電位Vsが、電源線DSLの低電位Vssに収束し、補正準備動作が完了する。図26に、この完了時点における動作状態を示す。
(c)閾値補正動作の開始までの待ち時間動作
ところで、補正準備動作が完了すると、駆動トランジスタT2のゲート・ソース間電圧Vgsは閾値電圧Vthより広がっている。従って、補正準備動作の終了後に、電源線DSLが高電位Vccに制御されると、自動的に駆動電流Idsが流れ、駆動トランジスタN2のソース電位Vsの上昇が開始してしまう。そこで、この形態例の場合には、補正準備動作が終了すると、初期化電位Vini を書き込む手法を採用する。図27に、この時点における動作状態を示す。
このとき、駆動トランジスタT2のゲート・ソース間電圧VgsはVini −Vssとなる。なお、前述したように、初期化電位Vini は、Vini −Vssが閾値電圧Vth以下になるように設定されている。このため、駆動トランジスタT2はカットオフする。
(d)閾値補正動作
この後、電源線DSLが高電位Vccに切り替わり、前述したように定めた待ち時間T1が経過すると、ユニット内の1本目の水平ラインから順番に閾値補正動作が開始される。図28に、この時点における動作状態を示す。
まず、1回目の閾値補正動作が開始すると、サンプリングトランジスタN1がオン状態に制御され、オフセット電位Vofs が駆動トランジスタT2のゲート電極に印加される。このとき、電源線DSLは高電位Vccであるので、駆動トランジスタN2に駆動電流Idsが流れ始める。
駆動電流Idsは、保持容量Csと有機EL素子OLEDの寄生容量Celを充電するように流れる。この充電により、駆動トランジスタN2のソース電位Vsの上昇が開始される。
この後、1回目の閾値補正動作が終了するタイミングで、サンプリングトランジスタN1はオフ制御される。図29に、この時点での動作状態を示す。図29に示すように、1回目の補正動作が終了した後も、駆動トランジスタN2のオン状態は継続する。このため、ソース電位Vsの上昇は継続する。
この際、駆動トランジスタN2のゲート電位Vgはフローティング状態である。従って、ソース電位Vsの上昇に伴って、ゲート電位Vgも上昇する。
やがて、2回目の閾値補正動作が開始される。この際、駆動トランジスタN2のゲートVgは、再びオフセット電位Vofs に固定される。一方、駆動トランジスタN2のソース電位Vsの上昇も継続する。そして、2回目の補正動作が終了すると、駆動トランジスタN2のソース電位Vsの上昇の継続に伴って、ゲート電位Vgも上昇する。
3回目の閾値補正動作でも前2回の閾値補正動作と同じ動作が実行される。すなわち、駆動トランジスタN2のゲート電位Vgがオフセット電位Vofs に固定された状態で、閾値補正動作が開示される。なお、図23の場合、3回目の閾値補正動作中に、駆動トランジスタT2のゲート・ソース間電圧Vgsが閾値電圧Vthに達し、その時点で閾値補正動作が終了する。このように、補正準備動作や閾値補正動作が複数回に分割して実行される場合にも、閾値補正動作を正常に終了させることができる。
このとき、有機EL素子OLEDのアノード電位Vel(駆動トランジスタN2のソース電位Vs)は、次式を満たす状態になる。
Vel=Vofs −Vth≦Vcat +Vth(oled)
すなわち、有機EL素子OLEDは、点灯しない状態を維持する。
(e)信号電位の書き込み及び移動度補正動作
この後、信号線DTLが信号電位Vsig となった時点で、サンプリングトランジスタN1を再びオン制御する。勿論、電源線DSLは高電位Vccが印加されている。図31に、この時点における動作状態を示す。
信号電位Vsig は、画素階調に対応する電位である。このとき、駆動トランジスタN2のゲート電位Vgは、サンプリングトランジスタN1を通じて信号電位Vsig に制御される。一方、駆動トランジスタN2のソース電位Vsは、電源線DSLから流れ込む電流により時間とともに上昇する。
なお、駆動トランジスタN2のソース電位Vsが有機EL素子OLEDの閾値電圧Vth(oled)とカソード電圧Vcat の和を越えなければ、駆動トランジスタN2の電流は保持容量Csと寄生容量Celを充電するのに使用される。
このとき、駆動トランジスタN2の閾値補正動作は既に完了している。このため、駆動トランジスタN2に流れる電流は、駆動トランジスタN2の移動度μを反映した値になる。
すなわち、移動度μが大きい駆動トランジスタN2では電流量が大きくなり、ソース電位Vsの上昇も早くなる。一方、移動度μが小さい駆動トランジスタT2では電流量が小さくなり、ソース電位Vsの上昇も遅くなる。
これにより、駆動トランジスタN2のゲート・ソース間電圧Vgsは、移動度μを反映して小さくなり、一定時間経過後には、個々の駆動トランジスタN2の移動度を完全に補正したゲート・ソース間電圧Vgsに遷移する。
(f)発光動作
最後に、サンプリングトランジスタN1をオフ制御して書き込みが終了し、有機EL素子OLEDの発光が開始される。
このとき、駆動トランジスタN2のゲート・ソース間電圧Vgsは一定である。従って、駆動トランジスタN2は一定電流Ids’を有機EL素子OLEDに流す。
なお、有機EL素子OLEDのアノード電位Velは、有機EL素子OLEDに駆動電流Ids’が流れる電圧Vxまで上昇する。これにより、有機EL素子OLDEは発光を開始する。図32に、この時点での画素回路内の動作状態を示す。
(B−4)効果
この形態例の場合、電源線DSLが発光電位に立ち上がってからユニット内の先頭行の閾値補正動作が開始されるまでの待ち時間T1を、同じ画素階調が書き込まれた先頭行と最終行についての輝度差が1%以下になる時点以降に設定する。
この結果、全画面を同じ画素階調で表示するような場合にも、図33に示すように、ユニットの継ぎ目部分の輝度差を1%未満に抑制することができる。輝度差が1%未満であれば、ほとんどの人間が輝度差を識別できない。この駆動方法の採用により、表示品質を低下させることなく、駆動タイミングを共通化する電源線DSLの本数を増やすことが可能になる。
かくして、表示品質が高く、同時に、製造コストが低い有機ELパネルモジュールを実現することができる。
また、束ねる電源線DSLの本数を増やすことで、電源線駆動部27を構成する最終出力段バッファの数を少なくでき、その分、電源線駆動部27の製造コストを低下させることができる。
同じく、束ねる電源線DSLの本数を増やすことで、電源線駆動部27を構成するシフトレジスタのシフト段数を少なくでき、その分、電源線駆動部27の製造コストを低下させることができる。また、シフトレジスタを配置する回路面積も小さくできる。また、このことは、電源線駆動部27を半導体集積回路に内蔵する場合に、出力端子数を大幅に少なくできることに通じる。
この端子数の削減は、画素アレイ部3の外周に駆動回路(例えば書込制御線駆動部と電源線駆動部)を内蔵する半導体集積回路を実装する場合に、特に効果的である。
例えば図1に示すパネル構造の場合には、1水平ライン毎に2本の制御線(書込制御線WSLと電源線DSL)を配置する必要がある。従って、図34に示すように、書込制御線駆動部7と電源線駆動部9を半導体集積回路に内蔵する場合には、少なくとも垂直解像度の2倍の数を有する端子(書込制御線端子61、電源駆動端子63)を配置する必要がある。
しかしながら、この形態例に係る構造を有する有機ELパネルモジュールの場合には、図35に示すように、端子(書込制御線端子61、電源駆動端子63)の数を大幅に削減することができる。図35より、電源駆動端子63の端子ピッチは、画面内垂直方向(Y方向)の画素ピッチに対して数倍に広げられていることが分かる。このことは、端子のレイアウトに余裕が生じることを意味する。従って、半導体集積回路の製造コストについても低減することができる。
(C)他の形態例
(C−1)待ち時間T1の他の設定例
前述した形態例1の場合には、図11に例示した測定結果との関係で、1ユニットが30本の水平ラインで構成される場合に、持ち時間T1を2.2ms以上の最適な時点に設定する場合について説明した。しかし、1ユニットが2本の水平ラインで形成される場合にも、同様の測定結果を事前に用意することにより、最適な待ち時間T1を設定すれば良い。
また、図11に示す測定結果が得られた場合、1ユニットが60本の水平ラインで構成される有機ELパネルモジュールについては、各ユニットに対応する待ち時間T1を3ms以上に設定すれば良い。
勿論、1ユニットを構成する水平ラインの本数は任意であるし、発光特性は個々のパネルによってもバラツキがある。従って、ユニット内の先頭行(1本目)の閾値補正動作の開始タイミングを特定する待ち時間T1は、個々のパネルについての測定結果又はシミュレーション結果に基づいて最適化すれば良い。
(C−2)サブ画素の他の構造
前述した形態例1の場合には、サブ画素11を構成する薄膜トランジスタの数が2つの場合について説明した。
しかし、サブ画素11の構成は、これら以外の場合にも適用できる。例えば薄膜トランジスタの数は3つ以上でも良い。
また、前述した形態例の場合には、薄膜トランジスタがNチャネル型の薄膜トランジスタである場合について説明した。しかし、薄膜トランジスタはPチャネル型の薄膜トランジスタでも良い。
(C−3)他の駆動動作例1
前述した形態例1の場合には、図23に示すように、閾値補正動作と閾値補正動作の間の期間中も駆動トランジスタN2のオン状態を継続する場合について説明した。
しかし、動作速度の関係でソース電位Vsの上昇が速い場合には、閾値補正動作の中断時も駆動トランジスタN2のオン動作を継続すると、ソース電位Vsの上昇量が大きくなりすぎ、閾値補正動作が正常に終了しない可能性がある。
そこで、このような場合には、分割実行される閾値補正動作の中断期間に、駆動トランジスタN2をオフ状態に制御する駆動方法を採用する。
図36に、この種の駆動方法に対応する駆動波形例を示す。なお、図36は、第nユニットの1本目の水平ラインに対応するサブ画素11に着目した駆動波形と駆動トランジスタN2の電位波形との関係を示す。
図36(A)は、信号線DTLの駆動波形である。図36(B)は、対応する共通電源線CDSLの駆動波形である。図36(C)は、着目するサブ画素11に対応する書込制御線WSLの駆動波形である。図36(D)は、駆動トランジスタN2のゲート電位Vgである。図36(E)は、駆動トランジスタN2のソース電位Vsである。
このうち、図36に示す駆動波形と図23に示す駆動波形の違いは、閾値補正動作の期間長を指定する書込制御線WSLの制御パルス長(Hレベル期間長)である。図36(C)の場合、書込制御線WSLに印加される制御パルス長(Hレベル期間長)が、信号線DTLに印加される初期化電位Vini の出現期間と重複するように設定されている。
図37に、ある実行回の閾値補正動作と次回の閾値補正動作の隙間期間におけるサブ画素11の動作状態を示す。
このとき、駆動トランジスタN2のゲート電位Vgは、初期化電位Vini に制御される。一方、駆動トランジスタN2のソース電位Vsは、ゲート電位Vgにオフセット電位Vofs が印加されていた時点の電位を維持する。結果的に、図36(D)及び(E)に示すように、駆動トランジスタN2のゲート電位Vgがソース電位Vsより低くなる。
すなわち、駆動トランジスタN2は逆バイアス状態に制御される。勿論、逆バイアスに制御された駆動トランジスタN2はオフ状態にあるので、駆動トランジスタN2のソース電位Vsは、閾値補正動作が再開されるまで直前の電位状態を保持する。このため、閾値補正動作の再開時には、直前回の中断時のソース電位Vsから電位の上昇を再開することができる。
結果的に、駆動トランジスタN2のゲート電位Vgがオフセット電位Vofs に制御されている期間においてのみソース電位Vsの上昇が可能となる。そして、駆動トランジスタN2のゲート・ソース間電圧Vgsが閾値電圧Vthに達した時点で、駆動トランジスタN2は自動的にカットオフする。このため、駆動トランジスタN2の電流駆動能力が高い場合でも、閾値補正動作を正常に終了させることができる。
(C−4)他の駆動動作例2
前述した形態例1の説明では、補正準備動作と閾値補正動作をそれぞれ3回に分割して実行する場合について説明した。
しかしながら、いずれの動作も1回だけ実行される場合についても、本願発明を適用することができる。また、各動作を複数回に分割する場合でも、その分割回数は2回に限らない。
(C−5)製品例
(a)システム構成
前述の説明では、有機ELパネルモジュール単独のパネル構造と駆動方法について説明した。しかし、前述した有機ELパネルモジュールは、各種の電子機器に実装した商品形態でも流通される。以下、他の電子機器への実装例を示す。
図38に、電子機器71の概念構成例を示す。電子機器71は、前述した駆動回路を搭載する表示パネルモジュール73、システム制御部75及び操作入力部77で構成される。システム制御部75で実行される処理内容は、電子機器71の商品形態により異なる。また、操作入力部77は、システム制御部75に対する操作入力を受け付けるデバイスである。操作入力部77には、例えばスイッチ、ボタンその他の機械式インターフェース、グラフィックインターフェース等が用いられる。
(b)具体例
図39に、電子機器がテレビジョン受像機の場合の外観例を示す。テレビジョン受像機81は、筐体83の正面に表示画面85を配置した構造を有している。ここでの表示画面85の部分が、形態例で説明した有機ELパネルモジュールに対応する。
また、この種の電子機器には、例えばデジタルカメラが想定される。図40に、デジタルカメラ91の外観例を示す。図40(A)が正面側(被写体側)の外観例であり、図40(B)が背面側(撮影者側)の外観例である。
デジタルカメラ91は、図中の矢印方向にスライドする保護カバー93、撮像レンズ部95、表示画面97、コントロールスイッチ99及びシャッターボタン101で構成される。このうち、表示画面97の部分が、形態例で説明した有機ELパネルモジュールに対応する。
また、この種の電子機器には、例えばビデオカメラが想定される。図41に、ビデオカメラ111の外観例を示す。
ビデオカメラ111は、本体113の前方に被写体を撮像する撮像レンズ115、撮影のスタート/ストップスイッチ117及び表示画面119で構成される。このうち、表示画面119の部分が、形態例で説明した有機ELパネルモジュールに対応する。
また、この種の電子機器には、例えば携帯端末装置が想定される。図42に、携帯端末装置としての携帯電話機121の外観例を示す。図42に示す携帯電話機121は折りたたみ式であり、図42(A)が筐体を開いた状態の外観例であり、図42(B)が筐体を折りたたんだ状態の外観例である。
携帯電話機121は、上側筐体123、下側筐体125、連結部(この例ではヒンジ部)127、表示画面129、補助表示画面131、ピクチャーライト133及び撮像レンズ135で構成される。このうち、表示画面129及び補助表示画面131の部分が、形態例で説明した有機ELパネルモジュールに対応する。
また、この種の電子機器には、例えばコンピュータが想定される。図43に、ノート型コンピュータ141の外観例を示す。
ノート型コンピュータ141は、下側筐体143、上側筐体145、キーボード147及び表示画面149で構成される。このうち、表示画面149の部分が、形態例で説明した有機ELパネルモジュールに対応する。
これらの他、電子機器には、オーディオ再生装置、ゲーム機、電子ブック、電子辞書等が想定される。
(C−6)他の表示デバイス例
前述の形態例においては、発明を有機ELパネルモジュールに適用する場合について説明した。
しかし、前述した電源系回路の構成は、その他の自発光型の表示パネルモジュールにも適用することができる。
例えばLEDをマトリクス状に配列する表示装置やダイオード構造を有する発光素子を画面上に配列した表示パネルモジュールに対しても適用することができる。例えば無機ELパネルにも適用できる。
(C−7)その他
前述した形態例には、発明の趣旨の範囲内で様々な変形例が考えられる。また、本明細書の記載に基づいて創作される又は組み合わせられる各種の変形例及び応用例も考えられる。
有機ELパネルモジュールのシステム構造例を説明する図である。 画素配列を説明する図である。 サブ画素の画素構造例を説明する図である。 有機ELパネルモジュールのシステム構造を説明する図である。 書込制御線の駆動波形の位相関係を説明する図である。 サブ画素内の駆動波形と電位状態との関係を示す図である。 補正準備動作が完了した時点で存在するリーク電流を説明する図である。 リーク電流量の経時変化を示す図である。 ユニット内の待ち時間の関係を説明する図である。 閾値動作開始時の違いによるユニット内のリーク電流分布を説明する図である。 ユニット内の先頭行の待ち時間とユニット内で発生する最大輝度差の関係を説明する図である。 先頭行の待ち時間が短い場合における表示画面例を示す図である。 表示パネルの外観例を示す図である。 有機ELパネルモジュールのシステム構造例を説明する図である(形態例)。 画素配列を説明する図である(形態例)。 サブ画素の画素構造例を説明する図である(形態例)。 信号線駆動部の回路構成例を示す図である。 信号線の駆動波形例を示す図である。 電源線駆動部の出力段に用いる回路構成例を示す図である。 閾値動作開始時の違いによるユニット内のリーク電流分布を説明する図である(形態例)。 ユニット内の待ち時間の関係を説明する図である(形態例)。 書込制御線の駆動波形の位相関係を説明する図である(形態例)。 サブ画素内の駆動波形と電位状態との関係を示す図である(形態例)。 消灯動作時におけるサブ画素の等価回路を示す図である。 補正準備動作の開始時におけるサブ画素の等価回路を示す図である。 補正準備動作が完了した時点におけるサブ画素の等価回路を示す図である。 補正準備動作の完了から閾値補正動作の開始までの待ち時間におけるサブ画素の等価回路を示す図である。 閾値補正動作の開始時におけるサブ画素の等価回路を示す図である。 閾値補正動作が中断した直後におけるサブ画素の等価回路を示す図である。 閾値補正動作が完了した時点におけるサブ画素の等価回路を示す図である。 信号電位の書き込み兼移動度補正動作時におけるサブ画素の等価回路を示す図である。 発光開始後におけるサブ画素の等価回路を示す図である。 形態例に係る駆動方法を適用した表示画面例を説明する図である。 電源線の駆動タイミングを共通化しない場合の配線構造と端子との接続関係を説明する図である。 電源線の駆動タイミングを共通化する場合の配線構造と端子との接続関係を説明する図である。 閾値補正動作の他の駆動例を説明する図である。 閾値補正動作が中断した直後におけるサブ画素の等価回路を示す図である。 電子機器の概念構成例を示す図である。 電子機器の商品例を示す図である。 電子機器の商品例を示す図である。 電子機器の商品例を示す図である。 電子機器の商品例を示す図である。 電子機器の商品例を示す図である。
符号の説明
3 画素アレイ部
11 サブ画素
23 信号線駆動部
27 電源線駆動部
41 有機ELパネルモジュール
43 書込制御線駆動部

Claims (3)

  1. 電流駆動型の自発光素子と、当該自発光素子を駆動制御する画素回路とで構成されるサブ画素を、マトリクス状に配置した画素アレイ部と、
    複数行の水平ライン単位で電源線の駆動タイミングを共通化した電源線駆動部と、
    信号線電位の書き込みタイミングを制御する書込制御線駆動部と
    を有する表示パネルモジュールであり、
    前記画素回路は、
    信号線の電位の保持容量への書き込みを制御する第1の薄膜トランジスタと、保持容量に書き込まれた電位情報に基づいて駆動電流の供給を制御する第2の薄膜トランジスタとを有し、
    前記書込制御線駆動部は、
    画素階調に応じた信号電位の書き込み前に、
    電源線の電位を非発光電位に維持した状態で、前記第2の薄膜トランジスタのゲート電極に第1の補正電位を書き込み、前記保持容量の両極間電圧を、前記第2の薄膜トランジスタの閾値電圧以上に広げる第1の動作と、
    前記電源線の電位は非発光電位に維持したまま、前記第2の薄膜トランジスタのゲート電極に印加する電位を前記第1の補正電位から第2の補正電位に切り替え、前記第2の薄膜トランジスタを強制的にオフ状態に制御する第2の動作と、
    前記第2の薄膜トランジスタがオフ制御している状態で前記電源線が発光電位に切り替わった時点から一定期間が経過するのを待って、駆動タイミングが共通化された電源線に対応する複数行の水平ラインのうち先頭行から順番に前記第1の補正電位の書き込みを開始する第3の動作であって、前記一定期間は、前記複数行の水平ラインの全てに同じ画素階調に制御する場合に、先頭行の輝度レベルと最終行の輝度レベルの差が1%未満になる時点以降に設定される第3の動作とを実行する
    表示パネルモジュール。
  2. 電流駆動型の自発光素子と、当該自発光素子を駆動制御する画素回路とで構成されるサブ画素をマトリクス状に配置した画素アレイ部であって、電源線の駆動タイミングが複数行の水平ライン単位で共通化された画素アレイ部を駆動する駆動回路のうち、信号線電位の書き込みタイミングを制御する書込制御線駆動部を内蔵する半導体集積回路であり、
    前記画素回路が、信号線の電位の保持容量への書き込みを制御する第1の薄膜トランジスタと、保持容量に書き込まれた電位情報に基づいて駆動電流の供給を制御する第2の薄膜トランジスタとを有する場合に、
    前記書込制御線駆動部が、
    画素階調に応じた信号電位の書き込み前に、
    電源線の電位を非発光電位に維持した状態で、前記第2の薄膜トランジスタのゲート電極に第1の補正電位を書き込み、前記保持容量の両極間電圧を、前記第2の薄膜トランジスタの閾値電圧以上に広げる第1の動作と、
    前記電源線の電位は非発光電位に維持したまま、前記第2の薄膜トランジスタのゲート電極に印加する電位を前記第1の補正電位から第2の補正電位に切り替え、前記第2の薄膜トランジスタを強制的にオフ状態に制御する第2の動作と、
    前記第2の薄膜トランジスタがオフ制御している状態で前記電源線が発光電位に切り替わった時点から一定期間が経過するのを待って、駆動タイミングが共通化された電源線に対応する複数行の水平ラインのうち先頭行から順番に前記第1の補正電位の書き込みを開始する第3の動作であって、前記一定期間は、前記複数行の水平ラインの全てに同じ画素階調に制御する場合に、先頭行の輝度レベルと最終行の輝度レベルの差が1%未満になる時点以降に設定される第3の動作とを実行する
    半導体集積回路
  3. 電流駆動型の自発光素子と、当該自発光素子を駆動制御する画素回路とで構成されるサブ画素を、マトリクス状に配置した画素アレイ部と、複数行の水平ライン単位で電源線の駆動タイミングを共通化した電源線駆動部と、信号線電位の書き込みタイミングを制御する書込制御線駆動部とを有する表示パネルモジュールと、
    システム全体の動作を制御するシステム制御部と、
    前記システム制御部に対する操作入力部とを有し、
    前記画素回路が、信号線の電位の保持容量への書き込みを制御する第1の薄膜トランジスタと、保持容量に書き込まれた電位情報に基づいて駆動電流の供給を制御する第2の薄膜トランジスタとを有する場合に、
    前記書込制御線駆動部は、
    画素階調に応じた信号電位の書き込み前に、
    電源線の電位を非発光電位に維持した状態で、前記第2の薄膜トランジスタのゲート電極に第1の補正電位を書き込み、前記保持容量の両極間電圧を、前記第2の薄膜トランジスタの閾値電圧以上に広げる第1の動作と、
    前記電源線の電位は非発光電位に維持したまま、前記第2の薄膜トランジスタのゲート電極に印加する電位を前記第1の補正電位から第2の補正電位に切り替え、前記第2の薄膜トランジスタを強制的にオフ状態に制御する第2の動作と、
    前記第2の薄膜トランジスタがオフ制御している状態で前記電源線が発光電位に切り替わった時点から一定期間が経過するのを待って、駆動タイミングが共通化された電源線に対応する複数行の水平ラインのうち先頭行から順番に前記第1の補正電位の書き込みを開始する第3の動作であって、前記一定期間は、前記複数行の水平ラインの全てに同じ画素階調に制御する場合に、先頭行の輝度レベルと最終行の輝度レベルの差が1%未満になる時点以降に設定される第3の動作とを実行する
    電子機器。
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