JP5211977B2 - 車両用操舵装置 - Google Patents

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本発明は、車両操舵のための操作部材と当該操作部材に対する操作に応じて向きを変える転舵輪とが機械的に切り離されているステアバイワイヤ方式の車両用操舵装置に関するものであり、更に詳しくは、そのような車両用操舵装置において当該操作部材に付与すべき操舵反力を発生させる反力モータの制御に関する。
ステアバイワイヤ方式の車両用操舵装置では、操舵のための操作部材としてのハンドル(ステアリングホイール)と転舵輪とが機械的に切り離されており、ハンドルに対する回転操作(ハンドル操作)に応じて転舵輪の向きを変えるための駆動源として転舵モータを備えている。また、このようなステアバイワイヤ方式の操舵装置では、転舵輪からハンドルに路面反力が伝達されないので、運転者に路面反力に応じた適切な操舵感を与えるべくハンドルに操舵反力を付与する反力モータが設けられている。この反力モータが発生すべき操舵反力の目標値の具体的な求め方については、これまで種々の提案がなされている。例えば、転舵モータの駆動電流が路面反力を反映することを利用して当該駆動電流に基づき当該操舵反力の目標値を決定したり、ハンドルに対する操作量を示す操舵角に応じて当該操舵反力の目標値が決定される。
なお、本願発明に関連して以下のような先行技術が知られている。すなわち特許文献1には、舵取り操作手段に操作方向と逆向きの反力を付与する反力付与手段と、車速検出手段および路面状態検出手段の検出結果に基づいて前記反力付与手段が発生する反力を増減する反力制御手段を備えた自動車の舵取り装置が開示されている。この舵取り装置では、例えば、路面反力に抗して舵取り機構に操舵力を与えるための操舵モータの駆動電流を媒介として、路面状態を間接的に認識し、この結果を、天候、温度等の周辺環境の検出結果や路面の凹凸の検出結果等により補正し、路面状態についての当該補正後の検出結果と車速の検出結果とに基づき、反力付与手段が発生すべき反力が決定される。また特許文献2には、車両の方向指示器の動作/非動作を検出する検出手段と、この検出手段によって方向指示器が動作中であることが検出されたとき、操舵補助力を増加補正すべく、操舵補助力を発生するモータを制御する電動パワーステアリング装置が開示されている。
特開平9−142330号公報 特開平11−301509号公報
上記のようなステアバイワイヤ方式の操舵装置は、車両の操作手段等に関する設計の自由度を高めるという側面を有している。このことから、操舵のための操作部材であるハンドルの近傍に種々の他の操作部材を取り付けることが可能となる。この場合、操舵のためのハンドル操作と同時に当該他の操作部材に対して操作を行うと、上記反力モータが発生する操舵反力に起因して、運転者が違和感を感じることがある。
例えば、ハンドルの裏側に他の操作部材としてレバースイッチのレバー(ウィンカーレバーのようなもの)が設けられている場合に、操舵のためのハンドル操作と同時に当該レバーを操作すると、運転者によりハンドルに与えるべきトルクの一部がそのレバー操作によって奪われる。その結果、運転者は操舵のためハンドル操作において違和感を感じる。
そこで本発明は、ハンドル等の操舵用の操作部材の近傍に設けられた他の操作部材の操作を操舵操作と同時に行っても運転者に違和感を与えないステアバイワイヤ方式の車両用操舵装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、車両操舵のために操作される操舵用操作部材と当該操作部材に対する操作に応じて向きを変える転舵輪とが機械的に切り離されているステアバイワイヤ方式の車両用操舵装置であって、
前記操舵用操作部材に対する操作に応じて前記転舵輪の向きを変えるための転舵モータと、
前記転舵輪の転舵に対する路面反力に応じて前記操舵用操作部材に操舵反力を付与するための反力モータと、
前記反力モータが発生すべき操舵反力を、前記操舵用操作部材の近傍に配置された他の操作部材に対する操作に応じて調整する反力制御手段とを備えることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、
前記他の操作部材に対する操作によって前記他の操作部材に与えられる力を検出する力検出手段を更に備え、
前記反力制御手段は、前記他の操作部材に対する操作に応じて調整すべき前記操舵反力の調整量を前記力検出手段による検出結果に基づき決定することを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明において、
前記他の操作部材は、所定のレバースイッチを構成するレバーであり、
前記力検出手段は、前記レバースイッチの基部に配置され、
前記反力制御手段は、前記力検出手段により得られる検出値に基づき、前記レバーに与えられる力に相当する前記操舵用操作部材に対する操作のトルク量を求め、当該求められたトルク量に基づき前記操舵反力の調整量を決定することを特徴とする。
上記第1の発明によれば、反力モータが発生すべき操舵反力は、路面反力に応じて決定されることに加えて、操舵用操作部材の近傍に配置された他の操作部材に対する操作に応じて調整される。これにより、操舵用操作部材に対する操作と同時に他の操作部材が操作される場合であっても、運転者は違和感を感じることなく操舵のための操作を行うことができる。
上記第2の発明によれば、他の操作部材に対する操作に応じて調整すべき操舵反力の調整量が力検出手段による検出結果に基づき決定されることで、操舵反力がより適切に調整される。これにより、操舵用操作部材に対する操作と同時に他の操作部材が操作される場合であっても、運転者は違和感を感じることなく操舵のための操作を行うことができる。
上記第3の発明によれば、他の操作部材としてのレバーの操作により当該レバーに与えられる力が検出され、その検出値に基づき、当該レバーに与えられる力に相当する操舵用操作部材に対する操作のトルク量が求められ、そのトルク量に基づき操舵反力の調整量が決定される。これにより、操舵用操作部材に対する操作と同時に当該レバーが操作される場合であっても、運転者は違和感を感じることなく操舵のための操作を行うことができる。
<1.全体構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る車両用操舵装置の構成を、それに関連する車両構成と共に示す概略図である。この操舵装置では、ステアバイワイヤ方式が採用されており、操舵のための操作部材であるハンドル(ステアリングホイール)2と車両の転舵輪8とが機械的に切り離されている。すなわち、この操舵装置は、ハンドル2を操作部材として含む操作部と転舵輪8の向きを変えるための機構を含む転舵部とを備えており、操作部におけるハンドル操作すなわちハンドル2に対する回転操作は、電気信号を介して転舵部に伝達される。
この操舵装置における操舵部は、ハンドル2と、操舵角センサ3と、操舵反力モータ4と、トルクセンサ5とを含み、転舵部は、ステアリングロッド7と、そのステアリングロッド7の両端を転舵輪8に結合するための連結部材6と、ステアリングギヤ9と、転舵モータ10と、転舵変位量センサ12とを含んでいる。また、この操舵装置は、操作部の操舵反力モータ(以下、単に「反力モータ」ともいう)4および転舵部の転舵モータ10の駆動を制御するための制御装置としての電子制御ユニット(以下「ECU」と略記する)を備えている。
操舵部において、操舵のための操作部材であるハンドル2が運転者によって操作されると、操舵角センサ3は、その操作によるハンドル2の回転角を操舵角θとして検出し、トルクセンサ5は、その操作によってハンドル2に与えられるトルクを操舵トルクTsとして検出する。
転舵部において、ステアリングロッド7は、ステアリングギヤ9を介して転舵モータ10と機械的に結合しており、ステアリングギヤ9は、転舵モータ10のロータの回転をステアリングロッド7の直線運動に変換する。すなわち、ステアリングロッド7は転舵モータ10によって車両の左右方向に変位する。一方、ステアリングロッド7の両端は、タイロッドおよびナックルアームからなる連結部材6を介して転舵輪8に結合されている。したがって、転舵モータ10の駆動によって転舵輪8の向きを変えることで車両を操舵することができる。なお、このステアリングロッド7の変位は転舵変位量センサ12によって転舵変位量Xとして検出される。この転舵変位量Xは、転舵輪8の転舵角に対応している。
操舵部において操舵角センサ3およびトルクセンサ5により得られる検出信号すなわち操舵角θおよび操舵トルクTsを示す検出信号は、ECU13に入力される。また、この操舵装置が搭載された車両には、その車両の走行速度を車速Vとして検出する車速センサ11が設けられており、この車速センサ11により得られる検出信号もECU13に入力される。さらに、転舵部の転舵変位量センサ12により得られる検出信号すなわち転舵変位量Xを示す信号もECU13に入力される。
また、図1では省略されているが、図2に示すように本実施形態では、操舵のための操作部材であるハンドル2の裏側に、他の操作部材としてウィンカーレバーのようなレバー20を含むレバースイッチが配置されている。本実施形態では、このレバースイッチの基部を構成する回転支持部21を挟むように力センサとして第1および第2荷重センサ25,26が設けられており、これら第1および第2荷重センサ25,26による検出信号F1,F2もECU13に入力される。ここで、ハンドル2の左回り方向にレバー20が操作されると第1荷重センサ25が圧縮され、ハンドル2の右回り方向にレバー20が操作されると第2荷重センサ26が圧縮され、それらの圧縮力に対応する検出値が出力される(以下では、第1および第2荷重センサ25,26から出力される検出値を、それぞれ、「第1および第2の荷重値F1,F2」と呼ぶものとする)。なお、第1および第2荷重センサ25,26の双方が同じ検出値を出力する場合は、故障が検出されたことになる。
ECU13は、上記のような種々の検出信号に基づき、転舵モータ10および反力モータ4を駆動する。これにより、転舵モータ10は、ハンドル操作に応じて転舵輪8の向きを変え、反力モータ4は、転舵輪8の転舵に対する路面反力等に応じた適切な操舵反力をハンドル2に与える。
<2.ECUの構成および動作>
図3は、ECU13の機能的構成を示すブロック図である。ECU13は、転舵モータ制御部101および転舵モータ駆動回路103と、反力モータ制御部102および反力モータ駆動回路104とを備えており、転舵力制御手段としての転舵モータ制御部101および反力制御手段としての反力モータ制御部102の主要部は、ECU13に内蔵されるマイクロコンピュータにおいて所定のプログラムを実行することによりソフトウェア的に実現される。なお、転舵モータ駆動回路103は、転舵モータ10に流れる電流を検出する電流センサを含み、その電流センサによる電流の検出値I1は、転舵モータ制御部101に入力されると共に反力モータ制御部102にも入力される。また、反力モータ駆動回路104は反力モータ4に流れる電流を検出する電流センサを含み、その電流センサによる電流の検出値I2は反力モータ制御部102に入力される。
転舵モータ制御部101は、転舵変位量X、操舵角θ、および車速Vを示す検出信号を転舵変位量センサ12、操舵角センサ3、および車速センサ11からそれぞれ受け取り、転舵モータ10を駆動するための制御信号Sc1を出力する。具体的には、まず、操舵角θおよび車速Vに基づき転舵変位量の目標値Xtを決定し、この転舵変位量目標値Xtと転舵変位量センサ12の検出信号が示す転舵変位量Xとの偏差(Xt−X)が打ち消されるように、転舵モータ10に流すべき電流の目標値It1を求める。次に、その電流目標値It1と転舵モータに流れる電流の検出値I1との偏差(It1−I1)に基づき、転舵モータ10に印加すべき電圧の指令値を求め、この電圧指令値を示す制御信号Sc1を出力する。転舵モータ駆動回路103は、スイッチング素子としての複数のパワートランジスタを用いて構成されており、それらのパワートランジスタを制御信号Sc1に応じたデューティ比でオン/オフさせることにより、そのデューティ比に応じた電圧を転舵モータ10に印加する。これにより転舵モータ10は、上記偏差(Xt−X)が打ち消されるようにステアリングロッド7を移動させ、その移動(変位量)に応じて転舵輪8の向きが変わる。なお本発明は、転舵モータ10の駆動制御を転舵モータ制御部101による上述の制御に限定するものではなく、転舵モータ10の駆動を他の公知の制御方法により制御してもよい。
反力モータ制御部102は、車速V、操舵トルクTs、第1の荷重値F1、および第2の荷重値F2を示す検出信号を、車速センサ11、トルクセンサ5、第1荷重センサ25、および第2荷重センサ26からそれぞれ受け取り、反力モータ4を駆動するための制御信号Sc2を出力する。図4は、この反力モータ制御部102の動作すなわち反力モータ4の駆動制御処理を示すフローチャートである。以下、このフローチャートを参照しつつ反力モータ制御部102の動作を説明する。
まず、レバースイッチ基部に設けられた第1および第2荷重センサ25,26(図2、図3)から第1および第2の荷重値F1,F2をそれぞれ取得し(ステップS10)、これらの荷重値F1,F2に基づき、レバー20に対する操作によってレバー20に与えられる力に相当するハンドル操作のトルク量を回転トルクTiとして算出する(ステップS12)。具体的には、第1および第2の荷重値F1,F2から、レバー20の操作のために運転者が加える力のうちハンドル2の回転の接線成分を求め、当該接線成分にレバー20の操作点からハンドル2のコラム中心までの距離dを乗算することにより回転トルクTiを算出する。なお、上記接線成分や上記距離dを得るには、上記荷重値F1,F2以外にレバースイッチの搭載位置の情報が必要であるが、本実施形態では、これらの情報は予め反力モータ制御部102内に保持されている。
次に、転舵モータ10の電流検出値I1を転舵モータ駆動回路103から取得すると共に、操舵トルクTsおよび車速Vをトルクセンサ5および車速センサ11からそれぞれ取得する(ステップS14)。その後、車速Vを考慮しつつ、転舵モータ10の電流検出値I1に基づき路面反力に応じた基本操舵反力トルクTrを算出する(ステップS16)。ただし本発明は、この基本操舵反力トルクTrの算出法をこれに限定するものではなく、他の公知の算出法により、路面反力等を反映した適切な操舵感を与えるような基本操舵反力トルクTrを求めてもよい。例えば、転舵モータ駆動回路103から電流検出値I1を取得する代わりに、転舵モータ制御部101から転舵モータ10の電流目標値It1を取得し、その電流目標値It1に基づいて基本操舵反力トルクTrを求めてもよい。また、基本操舵反力トルクTrの算出に際し、これらの電流検出値I1や電流目標値It1を使用する代わりに、路面反力に相当する値を検出するセンサを別途設け、そのセンサによる検出値を使用してもよい。
次に、反力モータ4が発生すべきトルクの目標値(以下「反力トルク目標値Tt」という)を、上記の基本操舵反力トルクTrとステップS12で求めた回転トルクTiを用いて次式により算出する(ステップS18)。
Tt=Tr+a×Ti …(1)
上記式(1)における「a×Ti」は、レバー20に対する操作に応じて調整すべき反力トルクの調整量を示している。ここで、aは重み係数であり、レバー20の操作によるハンドル操作のトルク変動が上記式(1)によって補償されるように、実験や計算機シミュレーション等に基づき適切なaの値が予め設定され反力モータ制御部102内に保持されている。なお、aは必要に応じて1よりも大きな値を設定してもよい。また、レバー20の操作方向がハンドル20の操作方向と一致する場合には、TrとTiとは同符号であり、レバー20の操作方向とハンドル20の操作方向とが逆である場合には、TrとTiとは異符号である。
次に、上記反力トルク目標値Ttに基づき、反力モータ4に流すべき電流の目標値It2を算出する(ステップS20)。
次に、その電流目標値It2と反力モータ4に流れる電流の検出値I2との偏差(It2−I2)に基づく制御演算により、反力モータ4に印加すべき電圧の指令値を求め(ステップS22)、この電圧指令値を示す制御信号Sc2を出力する(ステップS24)。
その後、ステップS10へ戻り、操舵装置が動作中は、ステップS10〜S24を繰り返し実行する。
上記のような駆動制御処理(ステップS10〜S24)により出力される制御信号Sc2は、反力モータ駆動回路104に入力される。反力モータ駆動回路104は、スイッチング素子としての複数のパワートランジスタを用いて構成されており、それらのパワートランジスタを制御信号Sc2に応じたデューティ比でオン/オフさせることにより、そのデューティ比に応じた電圧を反力モータ4に印加する。これにより反力モータ4は、路面反力等に応じた適切な操舵反力をハンドル2に与える。また、ハンドル操作中にレバー20が操作されると、上記式(1)に基づきその操作方向に応じて操舵反力が増減する。
<3.効果>
上記のような本実施形態によれば、運転者に良好な操舵感を与えるべく路面反力等に応じた適切な操舵反力が反力モータ4によってハンドル2(操舵用操作部材)に与えられる。ここでハンドル4の近傍に配置されたレバー20がハンドル操作と同時に操作されると、そのレバー操作によって運転者がハンドル4に加えるトルクが変化する。本実施形態では、このレバー操作によってレバースイッチに与えられる力に相当するハンドル操作の回転トルクTiが算出され、基本操舵反力トルクTrをその回転トルクTiに応じて修正することにより、反力モータ4が発生すべきトルクの目標値(反力トルク目標値Tt)が決定される。これにより、ハンドル操作と同時に当該ハンドル操作と逆の方向にレバー20が操作される場合には、そのレバー操作に応じて反力トルクが低減され、ハンドル操作と同時に当該ハンドル操作と同じ方向にレバー20が操作される場合には、そのレバー操作に応じて反力トルクが増加する。したがって本実施形態によれば、ステアバイワイヤ方式の操舵装置において、ハンドル操作と同時にレバー20が操作される場合であっても、運転者は違和感を感じることなく操舵のための操作(ハンドル操作)を行うことができる。
<4.変形例>
上記実施形態では、操舵のための操作部材であるハンドル2の近傍に他の操作部材としてレバー20が配置されているが、これに代えてまたはこれと共に、他の操作部材としてレバースイッチとは異なる形態の操作手段の操作部材(例えばボタンスイッチのボタン等)が配置されている場合においても、本発明の適用が可能である。すなわち、当該他の操作部材への操作によって、ハンドル2に与えられるトルクがどの程度変動するかを算出または推定できれば、その算出値または推定値に応じて反力モータ10による反力トルクを調整することで、当該他の操作部材がハンドル操作と同時に操作されても、運転者は違和感を感じることなくハンドル操作を行うことが可能となる。
本発明の一実施形態に係る車両用操舵装置の構成をそれに関連する車両構成と共に示すブロック図である。 上記実施形態における操舵用操作部材としてのハンドルの近傍に設けられたレバースイッチを示す斜視図である。 上記実施形態に係る車両用操舵装置を制御的観点から見た構成を示すブロック図である。 上記実施形態における反力モータ制御部の動作(反力モータの駆動制御処理)を示すフローチャートである。
符号の説明
2…ハンドル(操舵用操作部材)、3…操舵角センサ、4…操舵反力モータ、5…トルクセンサ、6…連結部材、7…ステアリングロッド、8…転舵輪、9…ステアリングギヤ、10…転舵モータ、11…車速センサ、12…転舵変位量センサ、20…レバー(他の操作部材)、21…回転支持部、25,26…第1および第2荷重センサ(力センサ)、102…反力モータ制御部(反力制御手段)。

Claims (3)

  1. 車両操舵のために操作される操舵用操作部材と当該操作部材に対する操作に応じて向きを変える転舵輪とが機械的に切り離されているステアバイワイヤ方式の車両用操舵装置であって、
    前記操舵用操作部材に対する操作に応じて前記転舵輪の向きを変えるための転舵モータと、
    前記転舵輪の転舵に対する路面反力に応じて前記操舵用操作部材に操舵反力を付与するための反力モータと、
    前記反力モータが発生すべき操舵反力を、前記操舵用操作部材の近傍に配置された他の操作部材に対する操作に応じて調整する反力制御手段と
    を備えることを特徴とする、車両用操舵装置。
  2. 前記他の操作部材に対する操作によって前記他の操作部材に与えられる力を検出する力検出手段を更に備え、
    前記反力制御手段は、前記他の操作部材に対する操作に応じて調整すべき前記操舵反力の調整量を前記力検出手段による検出結果に基づき決定することを特徴とする、請求項1に記載の車両用操舵装置。
  3. 前記他の操作部材は、所定のレバースイッチを構成するレバーであり、
    前記力検出手段は、前記レバースイッチの基部に配置され、
    前記反力制御手段は、前記力検出手段により得られる検出値に基づき、前記レバーに与えられる力に相当する前記操舵用操作部材に対する操作のトルク量を求め、当該求められたトルク量に基づき前記操舵反力の調整量を決定することを特徴とする、請求項2に記載の車両用操舵装置。
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