JP5211961B2 - 通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、通信装置にかかり、特に、他の装置とクロック信号に基づいて信号を送受信する通信装置に関する。
情報を記憶する情報記憶装置として、記憶媒体に磁気ディスクを用いたディスク装置がある。そして、ディスク装置は、磁気ディスクに対するデータの記録再生制御や装置自体の電源制御、さらには、他の装置とのデータ転送を行う機能を備えたディスク制御装置を装備している。特に、ディスク制御装置による他の装置とのデータ通信機能は、例えば、他の装置と接続して磁気ディスクに対して記憶再生するデータの送受信や、電源制御信号の送受信を行うことも可能である。
そして、上述したデータの送受信を行うために、ディスク制御装置では、シリアル伝送方式(直列伝送方式)を用いた高速シリアルデータ通信ケーブルにて、他のディスク装置やホストコンピュータと接続している。また、ディスク制御装置は、上記高速シリアルデータ通信用ケーブルとは異なる電源制御専用の通信ケーブルにて他のディスク装置やホストコンピュータと別途接続し、電源制御信号を送受信している。このようなディスク制御装置の一例を特許文献1に示す
特開2004−342304号公報
しかしながら、上述したように記録再生用データの送受信と電源制御信号の送受信とを別々のケーブルで実現する場合には、接続するケーブル数が接続する装置数に応じて増加し、また、接続も煩雑になる。その結果、装置導入が困難となり、設備コストが増加する、という問題があった。
一方で、上記問題を解決すべく、高速シリアルデータ通信で送受信するデータ自体に電源制御信号を含めて送受信する場合には、高速シリアルデータ通信におけるデータ転送速度が低下する、という問題が生じる。また、電源制御信号は、ディスク制御装置の待機時にも送受信されることがあり、この場合には、高速シリアルデータ通信で送受信されたデータ自体を処理する必要がある。すると、常に送受信されたデータを処理するための回路に通電しておく必要が生じ、装置の電力量が増加し、待機電力を抑制することが困難となる、という問題があった。
そして、このようなことは、上述したディスク制御装置に限らず、複数種類のデータ通信を行う他の装置でも問題となる。つまり、少なくとも第1データと第2データといった2種類のデータを送受信するデータ通信装置において、各データを送受信するケーブルをそれぞれ設けた場合には、ケーブル数の増加及び接続の煩雑化、という問題が生じる。一方で、第1データを高速シリアルデータ通信用ケーブルで送受信し、当該ケーブルで装置待機時に第2データを送受信する場合には、データ転送効率が低下する。さらに、装置にてデータ処理を行う回路の動作が常に必要となり、待機電力を抑制することができない、という問題が生じる。
このため、本発明の目的は、上述した課題である、接続構成の簡略化及び設備コストの削減を図りつつデータ伝送効率の低下を抑制し、さらに、装置の省電力化を図る、ことにある。
かかる目的を達成するため本発明の一形態である通信装置は、
ネットワークケーブルを介して接続された他の装置に、クロック信号に基づいて信号を送信する送信手段と、
上記他の装置に送信する送信信号に基づいて上記クロック信号を周波数変調する信号重畳手段と、を備え、
上記送信手段は、上記信号重畳手段にて周波数変調した上記クロック信号に基づいて他の装置に対する信号送信処理を行う、
ことを特徴とする。
また、本発明の他の形態である通信装置は、
ネットワークケーブルを介して接続された他の装置から送信された信号を受信する受信手段を備え、
上記受信手段は受信した受信信号からクロック信号を抽出すると共に、
上記抽出したクロック信号を周波数復調し、当該クロック信号の変調に用いられた送信信号を抽出する信号抽出手段を備えた、
ことを特徴とする。
また、本発明の他の形態である通信装置は、
ネットワークケーブルを介して接続された他の装置にクロック信号に基づいて信号を送信する送信手段と、他の装置から送信された信号を受信する受信手段とを備え、
上記他の装置に送信する送信信号に基づいて上記クロック信号を周波数変調する信号重畳手段を備えると共に、上記送信手段は、上記信号重畳手段にて周波数変調した上記クロック信号に基づいて上記他の装置に対する信号送信処理を行い、
上記受信手段は受信した受信信号からクロック信号を抽出すると共に、
上記抽出したクロック信号を周波数復調し、当該クロック信号の変調に用いられた送信信号を抽出する信号抽出手段を備えた、
ことを特徴とする。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
情報処理装置に、
ネットワークケーブルを介して接続された他の装置にクロック信号に基づいて信号を送信する送信手段と、
上記他の装置に送信する送信信号に基づいて上記クロック信号を周波数変調する信号重畳手段と、を実現させると共に、
上記送信手段は、上記信号重畳手段にて周波数変調した上記クロック信号に基づいて他の装置に対する信号送信処理を行う、
ことを特徴とする。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
情報処理装置に、
ネットワークケーブルを介して接続された他の装置から送信された信号を受信し、当該受信した受信信号からクロック信号を抽出する受信手段と、
上記抽出したクロック信号を周波数復調し、当該クロック信号の変調に用いられた送信信号を抽出する信号抽出手段と、
を実現させるためのプログラムである。
また、本発明の他の形態である通信方法は、
ネットワークケーブルを介して接続された他の装置にクロック信号に基づいて信号を送信する送信工程と、
この送信工程の前に、上記他の装置に送信する送信信号に基づいて上記クロック信号を周波数変調する信号重畳工程と、を有すると共に、
上記送信工程は、上記信号重畳工程にて周波数変調した上記クロック信号に基づいて他の装置に対する信号送信処理を行う、
ことを特徴とする。
また、本発明の他の形態である通信方法は、
ネットワークケーブルを介して接続された他の装置から送信された信号を受信し、当該受信した受信信号からクロック信号を抽出する受信工程と、
上記抽出したクロック信号を周波数復調し、当該クロック信号の変調に用いられた送信信号を抽出する信号抽出工程と、
を有することを特徴とする。
本発明は、以上のように構成されることにより、通信装置の接続構成の簡略化、装置コストの低下を図りつつデータ伝送効率の低下を抑制することができると共に、装置の省電力化を図ることができる。
本発明の一形態である通信装置は、
ネットワークケーブルを介して接続された他の装置に、クロック信号に基づいて信号を送信する送信手段と、
上記他の装置に送信する送信信号に基づいて上記クロック信号を周波数変調する信号重畳手段と、を備え、
上記送信手段は、上記信号重畳手段にて周波数変調した上記クロック信号に基づいて他の装置に対する信号送信処理を行う、
ことを特徴とする。
上記発明によると、まず、通信装置は、他の装置に送信する送信信号に基づいて、クロック信号を周波数変調する。そして、この周波数変調したクロック信号に基づいて他の装置に対する信号送信処理を行う。このため、他の装置にクロック信号のタイミングでデータを送信する場合であっても、送信信号をクロック信号に重畳させて送信することができるため、データ伝送の効率を低下させることなく、送信信号を送信することができる。また、他の装置にクロック信号のタイミングで送信するデータがない場合であっても、当該データを送信するためのネットワークケーブルを用いて、上記周波数変調されたクロック信号を他の装置に送信することで、送信信号を送信することができる。その結果、通信装置にてデータと送信信号を送信する場合であっても、接続するケーブル数を抑制でき、接続構成の簡略化、装置コストの低下を図ることができる。さらに、クロック信号を周波数変調しているため、ネットワークケーブルから放出されるEMI(Electro Magnetic Interference)を低減することができる。
また、上述したように通信装置から信号を受信した他の装置は、クロック信号を周波数復調することで、当該クロック信号の周波数変調に用いられた送信信号を抽出することができる。このとき、クロック信号のタイミングで送信されるデータがない場合には、他の装置内でデータ処理を実行する回路(処理部)を作動する必要はなく、例えば他の装置の待機時であっても、送信信号を処理する回路(処理部)のみを稼働させればよい。従って、他の装置の省電力化を図ることができる。
また、上記通信装置では、
上記信号重畳手段は、上記送信信号を同一信号が所定数以上連続することを防止するよう符号化し、当該符号化したデータに基づいて上記クロック信号を周波数変調する、
ことを特徴とする。
また、上記通信装置では、
上記信号重畳手段は、上記送信信号を4B/5B変換にて符号化する、
ことを特徴とする。
また、上記通信装置では、
上記信号重畳手段は、上記符号化したデータを3値以上に多値化変換し、当該多値化したデータに基づいて上記クロック信号を周波数変調する、
ことを特徴とする。
また、上記通信装置では、
上記信号重畳手段は、上記符号化したデータをMLT−3(Multi Level Transmission-3)変換して3値化し、当該MLT−3変換したデータに基づいて上記クロック信号を周波数変調する、
ことを特徴とする。
このように、例えば、4B/5Bを用いて送信信号を符号化することで、同一信号が所定数以上連続することのないデータとなり、かかるデータでクロック信号を周波数変調することができる。これにより、送信信号がいかなる信号であっても、クロック信号の周波数に変化を与えることができ、確実に送信信号を重畳することができる。さらに、送信信号を例えばMLT−3変換にて3値化することで、より確実にクロック信号に送信信号を重畳することができる。その結果、送信信号の伝達の確実性の向上を図ることができる。
また、本発明の他の形態である通信装置は、
ネットワークケーブルを介して接続された他の装置から送信された信号を受信する受信手段を備え、
上記受信手段は受信した受信信号からクロック信号を抽出すると共に、
上記抽出したクロック信号を周波数復調し、当該クロック信号の変調に用いられた送信信号を抽出する信号抽出手段を備えた、
ことを特徴とする。
そして、上記通信装置では、
上記信号抽出手段は、上記他の装置から受信した信号から抽出したクロック信号を周波数復調して同一信号が所定数以上連続することを防止するよう符号化されたデータを抽出し、これを復号して上記送信信号を抽出する、
ことを特徴とする。
また、上記通信装置では、
上記信号抽出手段は、上記クロック信号から抽出した上記符号化されたデータを5B/4B変換にて復号する、
ことを特徴とする。
また、上記通信装置では、
上記信号抽出手段は、上記クロック信号から抽出した上記符号化されたデータである3値以上の多値に符号化されたデータを復号する、
ことを特徴とする。
また、上記通信装置では、
上記信号抽出手段は、上記クロック信号から抽出した上記符号化されたデータをMLT−3(Multi Level Transmission-3)逆変換にて復号する、
ことを特徴とする。
上記発明によると、通信装置は、他の装置から受信した信号からクロック信号を抽出し、周波数復調することで、当該クロック信号の周波数変調に用いられた送信信号を抽出することができる。このとき、上述同様に、他の装置からクロック信号のタイミングでデータが送信された場合であっても、送信信号をクロック信号に重畳させて送信されるため、データ伝送の効率を低下させることなく、送信信号を受信できる。また、他の装置からクロック信号に基づくタイミングで送信されるデータがない場合であっても、当該データを送信するためのネットワークケーブルを用いて、クロック信号を他の装置から受信することで、送信信号を受信することができる。その結果、通信装置にてデータと送信信号を送信する場合であっても、接続するケーブル数を抑制でき、接続構成の簡略化、装置コストの低下を図ることができる。また、クロック信号を周波数変調しているため、ネットワークケーブルから放出されるEMI(Electro Magnetic Interference)を低減することができる。
さらに、通信装置は、上述したように、受信したクロック信号を周波数復調することで、当該クロック信号の周波数変調に用いられた送信信号を抽出することができる。このとき、クロック信号のタイミングで送信されるデータがない場合には、通信装置内でデータ処理を実行する回路(処理部)を作動する必要はなく、例えば通信装置の待機時に送信信号を処理する回路(処理部)のみを稼働させればよい。従って、通信装置の省電力化を図ることができる。
また、本発明の他の形態である通信装置は、
ネットワークケーブルを介して接続された他の装置にクロック信号に基づいて信号を送信する送信手段と、他の装置から送信された信号を受信する受信手段とを備え、
上記他の装置に送信する送信信号に基づいて上記クロック信号を周波数変調する信号重畳手段を備えると共に、上記送信手段は、上記信号重畳手段にて周波数変調した上記クロック信号に基づいて上記他の装置に対する信号送信処理を行い、
上記受信手段は受信した受信信号からクロック信号を抽出すると共に、
上記抽出したクロック信号を周波数復調し、当該クロック信号の変調に用いられた送信信号を抽出する信号抽出手段を備えた、
ことを特徴とする。
そして、上記通信装置では、
上記信号重畳手段は、上記送信信号を同一信号が所定数以上連続することを防止するよう符号化し、当該符号化したデータに基づいて上記クロック信号を変調し、
上記信号抽出手段は、上記他の装置から受信した信号から抽出したクロック信号を周波数復調して同一信号が所定数以上連続することを防止するよう符号化されたデータを抽出し、当該符号化されたデータを復号して送信信号を抽出する、
ことを特徴とする。
また、上記通信装置では、
上記信号重畳手段は、上記送信信号を4B/5B変換にて符号化し、
上記信号抽出手段は、上記クロック信号から抽出した上記符号化されたデータを5B/4B変換にて復号する、
ことを特徴とする。
また、上記通信装置では、
上記信号重畳手段は、上記符号化したデータを3値以上に多値化変換し、当該多値化したデータに基づいて上記クロック信号を変調し、
上記信号抽出手段は、上記クロック信号から抽出した上記符号化されたデータであり3値以上に多値化されたデータを復号する、
ことを特徴とする。
また、上記通信装置では、
上記信号重畳手段は、上記符号化したデータをMLT−3(Multi Level Transmission-3)変換して3値化し、当該MLT−3変換したデータに基づいて上記クロック信号を変調し、
上記信号抽出手段は、上記クロック信号から抽出した上記符号化されたデータをMLT−3(Multi Level Transmission-3)逆変換にて復号する、
ことを特徴とする。
このように通信装置が送受信機能を備えることで、上述したようにクロック信号に重畳して送信信号を送受信し、相互に送信信号に基づく制御を行うことができる。
また、上記通信装置では、
上記送信信号は、待機状態である装置の動作を制御する信号である、
ことを特徴とする。
また、上記通信装置では、
上記送信信号は、装置の電源制御を行う電源制御信号である、
ことを特徴とする。
また、上記通信装置では、
上記受信手段にて受信した受信信号に含まれる上記クロック信号に基づくタイミングで送信されたデータを処理するデータ処理手段を備えた、
ことを特徴とする。
また、上記通信装置では、
上記データ処理手段は、接続された磁気ディスクに対する記録再生データ及び記録再生制御データを処理する、
ことを特徴とする。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
情報処理装置に、
ネットワークケーブルを介して接続された他の装置にクロック信号に基づいて信号を送信する送信手段と、
上記他の装置に送信する送信信号に基づいて上記クロック信号を周波数変調する信号重畳手段と、を実現させると共に、
上記送信手段は、上記信号重畳手段にて周波数変調した上記クロック信号に基づいて他の装置に対する信号送信処理を行う、
ことを特徴とする。
そして、上記プログラムでは、
上記信号重畳手段は、上記送信信号を同一信号が所定数以上連続することを防止するよう符号化し、当該符号化したデータに基づいて上記クロック信号を周波数変調する、
ことを特徴とする。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
情報処理装置に、
ネットワークケーブルを介して接続された他の装置から送信された信号を受信し、当該受信した受信信号からクロック信号を抽出する受信手段と、
上記抽出したクロック信号を周波数復調し、当該クロック信号の変調に用いられた送信信号を抽出する信号抽出手段と、
を実現させるためのプログラムである。
そして、上記プログラムでは、
上記信号抽出手段は、上記他の装置から受信した信号から抽出したクロック信号を周波数復調して同一信号が所定数以上連続することを防止するよう符号化されたデータを抽出し、これを復号して送信信号を抽出する、
ことを特徴とする。
また、本発明の他の形態である通信方法は、
ネットワークケーブルを介して接続された他の装置にクロック信号に基づいて信号を送信する送信工程と、
この送信工程の前に、上記他の装置に送信する送信信号に基づいて上記クロック信号を周波数変調する信号重畳工程と、を有すると共に、
上記送信工程は、上記信号重畳工程にて周波数変調した上記クロック信号に基づいて他の装置に対する信号送信処理を行う、
ことを特徴とする。
そして、上記通信方法では、
上記信号重畳工程は、上記送信信号を同一信号が所定数以上連続することを防止するよう符号化し、当該符号化したデータに基づいて上記クロック信号を周波数変調する、
ことを特徴とする。
また、本発明の他の形態である通信方法は、
ネットワークケーブルを介して接続された他の装置から送信された信号を受信し、当該受信した受信信号からクロック信号を抽出する受信工程と、
上記抽出したクロック信号を周波数復調し、当該クロック信号の変調に用いられた送信信号を抽出する信号抽出工程と、
を有することを特徴とする。
そして、上記通信方法では、
上記信号抽出工程は、上記他の装置から受信した信号から抽出したクロック信号を周波数復調して同一信号が所定数以上連続することを防止するよう符号化されたデータを抽出し、これを復号して送信信号を抽出する、
ことを特徴とする。
上述した構成を有する、プログラム、又は、通信方法、の発明であっても、上記通信装置と同様の作用を有するために、上述した本発明の目的を達成することができる。
以下、本発明に係る、通信装置、プログラム、及び、通信方法、の各実施形態について図1乃至図7を参照しながら説明する。
<実施形態1>
本発明の第1の実施形態を、図1乃至図4を参照して説明する。図1は、ディスク制御装置の構成を示す機能ブロック図である。図2は、ディスク制御装置の動作を示す説明図であり、図3乃至図4は、ディスク制御装置の動作を示すフローチャートである。
[構成]
図1は、本実施形態におけるディスク制御装置100の構成を示している。このディスク制御装置100は、記憶媒体に磁気ディスクを用いた情報記憶装置であるディスク装置に装備されている。そして、ディスク制御装置100は、上記磁気ディスクに対するデータの記録再生制御や装置自体の電源制御、さらには、他の装置とのデータ転送を行う機能を備えている。
なお、本実施形態では、ほぼ同一の構成のディスク制御装置100,200同士が、相互にシリアル伝送方式(直列伝送方式)を用いた高速シリアルデータ通信ケーブル300(ネットワークケーブル)を介して接続している。そして、これらディスク制御装置100,200は、当該各ディスク制御装置100,200が制御する磁気ディスクに対する記録再生データや記録再生制御データを送受信して、相互にディスク制御を行う。また、これらディスク制御装置100,200は、当該各装置100,200の電源を制御する電源制御信号を送受信し、相互に電源制御を行う。例えば、これらディスク制御装置100,200は、グリッドサーバシステムにて利用することができる。
具体的に、ディスク制御装置100は、図1に示すように、ディスク制御を行うディスク制御回路101と、他のディスク制御装置と高速シリアルデータ通信を実現するためのSERDES(Seriarizer Desiriarizer)回路102と、SERDES回路102を動作させる基準クロック113と、を備えている。そして、上記ディスク制御回路101(データ処理手段)は、他のディスク制御装置200のディスクに対して記録するデータや当該ディスクを制御するデータを送信データとして、SERDES回路102に出力する。また、上記SERDES回路102は、ディスク制御回路101から提供されたデータをシリアル化し、基準クロック113からのクロック信号に基づくタイミングにて、通信ケーブル300を介して接続された他のディスク制御装置200にシリアル伝送する機能(送信手段)を有する。このとき、SERDES回路102は、後述するように、送信する電源制御信号が存在する場合には、周波数変調機114にて周波数変調されたクロック信号に基づくタイミングで、上記送信データを送信する。
また、SERDES回路102は、通信ケーブル300を介して接続された他のディスク制御装置200から、クロック信号に基づくタイミングで送信されたデータを受信する機能を有する(受信手段)。そして、SERDES回路101は、受信データをパラレル化し、ディスク制御回路101へ送る。このとき、SERDES回路102は、受信したシリアル信号の受信タイミングから受信クロックを抽出して、後述する周波数復調器115に渡す機能も有する。
そして、ディスク制御装置100は、さらに、図1に示すように、ディスク制御装置100自体や他のディスク装置200の電源を制御する電源制御用マイコン110を備えている。そして、この電源制御用マイコン110は、他のディスク制御装置200の電源制御を行う電源制御信号を送信したり、あるいは、他のディスク制御装置200から自装置100の電源制御を行う制御信号を受信する。このとき、電源制御信号は、ディスク制御装置100,200間でシリアルデータをやり取りする際に用いるクロック信号に重畳して送受信する。そして、ディスク制御装置100は、電源制御信号をクロック信号に重畳する手段(信号重畳手段)として、4B−5B変換器111と、MLT−3変換器112と、周波数変調器114と、を備えている。また、ディスク制御装置100は、受信したクロック信号から電源制御信号を抽出する手段(信号抽出手段)として、周波数復調器115と、MLT−3逆変換器116と、5B−4B変換器117と、を備えている。
具体的に、上記4B−5B変換器111は、電源制御用マイコン110から出力された他のディスク制御装置200の電源制御を行う電源制御信号を、4B−5B変換による符号化を行う。ここで、4B−5B変換は、4ビットのデータを5ビットのシンボルデータに変換して、一定の割合での信号状態変化を盛り込む処理である。これにより、電源制御信号を、同一信号が所定数以上連続することを防止するよう符号化することができ、具体的には、5ビット以上「0」が連続しない符号化データに変換できる。なお、必ずしも4B−5B変換を行う必要はなく、8B−10B変換を行うなど、電源制御信号に同一信号が所定数以上連続することを防止するよう、電源制御信号を符号化すればよい。
また、上記MLT−3(Multi Level Transmission-3)変換器112は、上記4B−5B変換にて符号化したデータをMLT−3変換し、これにより、電源制御信号を3値化する。具体的に、MLT−3変換は、2値データを、「0」のときには変化せず、「1」の時に変化する、という法則で信号を変化させて、高中低の3段階のレベルの信号に変換する処理である。なお、必ずしもMLT−3変換にて3値化する必要はなく、上記符号化したデータを他の変換処理にて、3値以上に多値化変換してもよい。
そして、周波数変調器114は、上記3値化データに基づいて、基準クロック113からのクロック信号に、周波数変調をかける。例えば、上記処理により、電圧制御信号が高中低の3段階のレベルの信号に変換されている場合には、「高」の信号に対応する部分のクロック信号の周波数を、基準となる周波数よりも高くする。また、「中」の信号に対応する部分のクロック信号は、周波数をそのままとし、「低」の信号に対応する部分のクロック信号の周波数を、基準となる周波数よりも低くする。このように、全体として同一周波数であったクロック信号の周波数を変調することにより、当該クロック信号に電圧制御信号が重畳された状態となる。つまり、変調されたクロック信号の周波数を調べることで、電圧制御信号を取り出すことができる。
そして、上述したSERDE回路102にて、上述したように変調されたクロック信号のタイミングで、他のディスク制御装置200に信号送信処理を行う。このとき、ディスク制御回路101から送信データがある場合には、かかる送信データを変調されたクロック信号に基づくタイミングで送信する。一方で、ディスク制御回路101から送信データがない場合であっても、電源制御用マイコン110から出力された電源制御信号が重畳されたクロック信号を、他のディスク制御装置200に送信する。
また、上記周波数復調器115は、他のディスク制御装置200から送信され、上述したようにSERDE回路102にて受信したシリアルデータから抽出したクロック信号を、周波数復調する。つまり、クロック信号から上述したように電源制御信号がMLT−3変換された3値化データを抽出する。そして、上記MLT−3(Multi Level Transmission-3)逆変換器116は、抽出した3値化データをMLT−3逆変換し、5Bデータに復号する。さらに、5B−4B変換器117は、MLT−3逆変換にて復号されたデータを、5B−4B変換して復号する。これにより、電源制御信号を得ることができ、電源制御用マイコン110に入力する。
ここで、上記MLT−3逆変換や5B−4B変換は必ずしも行われる必要はなく、送信側の電源制御信号の符号化処理に対応した復号処理を行ってもよい。
なお、上述した電源制御信号を送受信する機能である電源制御用マイコン110と各処理器111〜117には、ディスク制御装置100が電源投入待機時であっても通電しており、作動状態にある。逆に、ディスク制御回路101には、電源投入待機時には通電されていない。これにより、ディスク制御装置100,200間では、電源投入待機時であっても相互に電源制御が可能であると共に、不要な回路の通電を抑制しているため、待機電力の低減を図ることができる。
また、他のディスク制御装置200も上述したディスク制御装置100と同一の構成であるため、その説明は省略する。
[動作]
次に、上記構成のディスク制御装置100,200の動作を、図2乃至図4を参照して説明する。ここでは、ディスク制御装置100がディスク制御装置200に対して電源制御信号を送信し、これをディスク制御装置200が受信して、電源制御を行う場合を説明する。
まず、電源制御用マイコン110から電源制御信号が出力されると(図2の矢印S1、図3のステップS11)、この電源制御信号を4B−5B変換器111が4B−5B変換して符号化する(図3のステップS12)。これにより、電源制御信号は、一定の割合での信号状態変化が盛り込まれたデータとなる。続いて、4B−5B変換したデータをMLT−3変換器112に出力し(図2の矢印S2)、当該MLT−3変換器112にてMLT−3変換して3値化データとする(図3のステップS13)。
その後、MLT−3変換したデータを周波数変調器114に出力し(図2の矢印S3)、当該周波数変調器114により基準クロック113から出力されたクロック信号(図2の矢印S4)に、3値化データにて周波数変調をかける(図3のステップS14)。このようにして、クロック信号に電源制御信号を重畳し、この周波数変調されたクロック信号をSERDES回路102に出力する(図2の矢印S5、信号重畳工程)。
そして、SERDES回路102は、上記周波数変調されたクロック信号によるタイミングで、他のディスク制御装置200に対して信号送信処理を実行する(図2の矢印S6、図3のステップS15、送信工程)。このとき、ディスク制御回路101から他のディスク制御装置200に送信する送信データがある場合には、当該ディスク制御回路101から出力された送信データをシリアル化し、上記クロック信号によるタイミングでシリアル伝送する。
これにより、送信データと共に、クロック信号に電源制御信号を重畳して他のディスク制御装置200に送信することができる。従って、接続するケーブルを増加することなく、また、データ伝送の効率を低下させることを抑制できる。さらに、クロック信号を周波数変調しているため、ネットワークケーブルから放出されるEMI(Electro Magnetic Interference)を低減することができる。
また、SERDES回路102は、ディスク制御回路101から他のディスク制御装置200に送信する送信データがない場合には、上記周波数変調されたクロック信号のみを他のディスク制御装置200に対して送信する(図2の矢印S6、図3のステップS15)。これにより、クロック信号に重畳された電源制御信号を他のディスク制御装置200に送信することができる。
次に、上述したようにディスク制御装置100にて送信された信号を受信する他のディスク制御装置200の動作を説明する。
まず、他のディスク制御装置200は、SERDES回路102にてクロック信号に基づくタイミングでデータを受信すると(図2の矢印S6、図4のステップS21)、受信したデータをパラレル化し、ディスク制御回路201に出力する。
また、他のディスク制御装置200は、SERDES回路102にて受信した信号のタイミングに基づいて、受信クロックを抽出する。そして、抽出した受信クロックを周波数復調器に出力する(図2の矢印S7、図4のステップS22、受信工程)。
そして、周波数復調器215は、抽出した受信クロックを復調して(図4のステップS23)、3値に符号化された3値化データを得る。つまり、上述したようにディスク制御装置100で電源制御信号がMLT−3変換器112で3値化された状態の符号化データを得る。そして、この3値化データをMLT−3逆変換器216に出力する(図2の矢印S8)。
続いて、MLT−3逆変換器216は、3値化データをMLT−3逆変換して、5Bデータに復号し(図4のステップS24)、この復号したデータを5B−4B変換器217に出力する(図2の矢印S9)。そして、5B−4B変換器217は、5Bデータを5B−4B変換して復号し、電源制御信号を得る(図4のステップS25、信号抽出工程)。その後、復号された電源制御信号を電源制御用マイコン210に入力することで(図2の矢印S10)、当該電源制御用マイコン210は、電源制御信号に基づく電源制御処理を行う(図4のステップS26)。
なお、上述したようにSERDES回路202にて受信した受信信号にディスク制御回路201にて処理すべきデータが含まれていない場合には、単に受信クロックの抽出だけを行い、抽出した受信クロックを周波数復調器215に出力する。従って、他のディスク制御装置200が待機状態である場合には、SERDES回路202から電源制御用マイコン210に至る経路の周波数復調器215等を通電状態にしておくことで、上述したように電源制御信号を抽出することができる。つまり、ディスク制御回路201を常に通電しておく必要はなく、待機電力を低減することができる。
以上のように、本実施形態におけるディスク制御装置100,200では、接続するケーブル数を抑制して、接続構成の簡略化、装置コストの低下を図ることができると共に、データ伝送効率の低下を抑制することができる。また、クロック信号を周波数変調しているため、ネットワークケーブルから放出されるEMI(Electro Magnetic Interference)を低減することができる。さらに、装置の待機時に稼働状態としておく処理部を減らすことができ、省電力化を図ることができる。
また、電源制御信号を、4B/5B変換およびMLT−3変換を用いて符号化することで、より確実に電源制御信号をクロック信号に重畳することができ、また、信号伝達の確実性も向上する。
ここで、上述したディスク制御装置100が備えるディスク制御回路101やSERDES回路102などの各構成101,102,110〜117は、ハードウェアにて構成されているものとして説明したが、ソフトウェアにて実現されていてもよい。この場合には、ディスク制御装置100に備えられた演算装置に、上記ディスク制御装置100を実現するためのプログラムを組み込み、これによってディスク制御装置100の演算装置に、上述した各構成101,102,110〜117と同等に作用する各処理部を構築することで実現化可能である。
なお、上記では、ディスク制御装置100,200にて電源制御信号を送受信する場合を説明したが、クロック信号に重畳して送受信する信号は、いかなる信号であってもよい。例えば、送信先となる装置が待機状態である場合に当該装置の所定の動作を制御する信号であってもよい。
また、上記では、ディスク制御装置100,200間で信号をクロック信号に重畳して送受信する場合を例示したが、あらゆる通信装置間での信号送受信にも適用可能である。つまり、上述した各構成を相互にシリアル通信する通信装置が備えていてもよい。そして、この場合には、クロック信号に重畳して送受信する信号は、いかなる信号であってもよく、また、クロック信号に基づくタイミングで送信されるデータもいかなるデータであってもよい。
<実施形態2>
次に、本発明の第2の実施形態を、図5を参照して説明する。図5は、本実施形態におけるシステム構成を示す機能ブロック図である。
[構成]
図5に示すように、本実施形態におけるシステムは、ディスク装置(図示せず)の制御を行うホスト装置400と、当該ホスト装置400にて制御されるディスク装置に装備されたディスク制御装置200と、を備えている。そして、これらは通信ケーブル300にて接続している。
上記ホスト装置400は、演算装置を備えた一般的なコンピュータであり、当該演算装置にプログラムが組み込まれることで構築された、ディスク制御部401と、SERDES部402と、を備えている。そして、ディスク制御部401は、上述したディスク制御回路101とほぼ同様に機能し、接続されているディスク制御装置200のディスクに対して記録するデータや当該ディスクを制御するデータを送信データとして、SERDES部402に出力する。また、SERDES部402は、上述したSERDES回路102と同様に機能する。具体的には、SERDES部402は、ディスク制御部401から提供された送信データをシリアル化し、基準クロック413からのクロック信号に基づくタイミングにて、他のディスク制御装置200にシリアル伝送する機能(送信手段)を有する。このとき、SERDES部402は、後述するように、送信する電源制御信号が存在する場合には、周波数変調機414にて周波数変調されたクロック信号に基づくタイミングで、上記送信データを送信する。
また、ホスト装置400は、さらに、演算装置にプログラムが組み込まれることで構築された、電源制御部410と、4B−5B変換器411と、MLT−3変換器412と、周波数変調器414と、を備えている。そして、電源制御部410は、上述した電源制御用マイコン110と同様の機能を有し、接続されているディスク制御装置200の電源制御を行うべく、電源制御信号を送信する。このとき、具体的には、電源制御信号を、4B−5B変換器411とMLT−3変換器412にて符号化し、さらに、符号化したデータに基づいて周波数変調器414で基準クロック413を変調することで、当該クロック信号に重畳して送信する。なお、4B−5B変換器411と、MLT−3変換器412と、周波数変調器414の機能は、上述した4B−5B変換器111と、MLT−3変換器112と、周波数変調器114と、同様である。
また、本実施形態におけるディスク制御装置200は、上記実施形態における他のディスク制御装置200とほぼ同様の構成をとっている。但し、電源制御信号を送信するための構成、つまり、図1に示す4B−5B変換器111と、MLT−3変換器112と、周波数変調器114と、を備えていない点で異なる。
[動作]
次に、上記構成の動作を説明する。ここでは、ホスト装置400がディスク制御装置200に対して電源制御信号を送信し、これをディスク制御装置200が受信して、電源制御を行う場合を説明する。
まず、ホスト装置の電源制御部410から電源制御信号が出力されると、この電源制御信号を4B−5B変換器411が4B−5B変換して符号化する。続いて、4B−5B変換したデータをMLT−3変換器412に出力し、当該MLT−3変換器412にてMLT−3変換して3値化データとする。
その後、MLT−3変換したデータを周波数変調器414に出力し、当該周波数変調器414により基準クロック413から出力されたクロック信号に、3値化データにて周波数変調をかける。このようにして、クロック信号に電源制御信号を重畳し、この周波数変調されたクロック信号をSERDES部402に出力する。
そして、SERDES部402は、上記周波数変調されたクロック信号によるタイミングで、ディスク制御装置200に対して信号送信処理を実行する。このとき、ホスト装置400のディスク制御部401からディスク制御装置200に送信する送信データがある場合には、当該ディスク制御部401から出力された送信データをシリアル化し、上記クロック信号によるタイミングでシリアル伝送する。
これにより、送信データと共に、クロック信号に電源制御信号を重畳して他のディスク制御装置200に送信することができる。従って、接続するケーブルを増加することなく、また、データ伝送の効率を低下させることを抑制できる。さらに、クロック信号を周波数変調しているため、ネットワークケーブルから放出されるEMI(Electro Magnetic Interference)を低減することができる。
また、SERDES部402は、ディスク制御部401からディスク制御装置200に送信する送信データがない場合には、上記周波数変調されたクロック信号のみを他のディスク制御装置200に対して送信する。これにより、クロック信号に重畳された電源制御信号を他のディスク制御装置200に送信することができる。
次に、上述したようにホスト装置400にて送信された信号を受信するディスク制御装置200の動作を説明する。
まず、ディスク制御装置200は、SERDES回路202にてクロック信号に基づくタイミングでデータを受信すると、受信したデータをパラレル化し、ディスク制御回路201に出力する。
また、ディスク制御装置200は、SERDES回路202にて受信した信号のタイミングに基づいて、受信クロックを抽出する。そして、抽出した受信クロックを周波数復調器215に出力する。
そして、周波数復調器215は、抽出した受信クロックを復調して、3値に符号化された3値化データを得る。つまり、上述したようにホスト装置400で電源制御信号がMLT−3変換器412で3値化された状態の符号化データを得る。そして、この3値化データをMLT−3逆変換器216がMLT−3逆変換して、5Bデータに復号し、この復号したデータを5B−4B変換器217にて、5Bデータを5B−4B変換して復号し、電源制御信号を得る。その後、復号された電源制御信号を電源制御用マイコン210に入力することで、当該電源制御用マイコン210は、電源制御信号に基づく電源制御処理を行う。
なお、上述したようにSERDES回路202にて受信した受信信号にディスク制御回路201にて処理すべきデータが含まれていない場合には、単に受信クロックの抽出だけを行い、抽出した受信クロックを周波数復調器215に出力する。従って、他のディスク制御装置200が待機状態である場合には、SERDES回路202から電源制御用マイコン210に至る経路の周波数復調器215等を通電状態にしておくことで、上述したように電源制御信号を抽出することができる。つまり、ディスク制御回路201を常に通電しておく必要はなく、待機電力を低減することができる。
<実施形態3>
次に、本発明の第3の実施形態を、図6を参照して説明する。本実施形態では、実施形態1にて説明したディスク制御装置100の構成を簡略化したものを示している。
図6に示すように、本実施形態におけるディスク制御装置100は、上述した4B−5B変換器111と、MLT−3変換器112と、周波数変調器114と、同等の機能を有する信号重畳部120(信号重畳手段)を有する。また、ディスク制御装置100は、上述した周波数復調器115と、MLT−3逆変換器116と、5B−4B変換器117と、同等の機能を有する信号抽出部130(信号抽出手段)を有する。つまり、信号重畳部120は、電源制御用マイコン110から出力された電源制御信号を符号化し、この符号化データに基づいて基準クロック113を周波数変調する機能を有する。そして、SERDES回路102は、信号重畳部120で変調されたクロック信号に基づくタイミングで、通信ケーブル300を介して接続された他の装置に、信号送信処理を行う。また、信号抽出部130は、通信ケーブル300を介して接続された他の装置から送信された信号を受信し、その受信タイミングからクロック信号を抽出する。そして、このクロック信号を復調して符号化データを得て、これを復号することで、電源制御信号を取得し、電源制御用マイコン110で電源制御処理を実行する。
以上のように、信号重畳部120の構成は、必ずしも実施形態1で示した構成に限定されず、上述したように、クロック信号に電源制御信号を重畳する機能を有していればよい。また、信号抽出部130の構成も、必ずしも実施形態1で示した構成に限定されず、上述したように、受信したクロック信号から電源制御信号を抽出する機能を有していればよい。
<実施形態4>
次に、本発明の第4の実施形態を、図7を参照して説明する。本実施形態では、実施形態3にて説明したディスク制御装置100の信号送受信機能を備えた通信装置500を示している。
具体的に、本実施形態における通信装置500は、図7に示すように、まず、図示しない他の装置と、通信ケーブル300を介して接続している。そして、この通信ケーブル300を介してクロック信号に基づくタイミングで、他の装置とシリアルデータ通信を行う送受信部502(送信手段、受信手段)を備えている。また、通信装置500は、上述した電源制御信号をはじめとする所定の信号の送受信を制御する信号制御部510を備えている。そして、さらに、通信装置500は、上記実施形態3で説明したものと同様の機能を有する信号重畳部520(信号重畳手段)と、信号抽出部530(信号抽出手段)と、を備えている。
そして、上記信号重畳部520は、信号制御部510から出力された送信信号を符号化し、この符号化データに基づいて基準クロック513を周波数変調する機能を有する。そして、送受信部502は、信号重畳部520で変調されたクロック信号に基づくタイミングで、通信ケーブル300を介して接続された他の装置に、信号送信処理を行う。また、信号抽出部530は、通信ケーブル300を介して接続された他の装置から送信された信号を受信し、その受信タイミングからクロック信号を抽出する。そして、このクロック信号を復調して符号化データを得て、これを復号することで、送信信号を取得し、信号制御部510に渡す。
以上のように、本発明は、あらゆる信号をクロック信号に重畳させて送信することに利用することができる。従って、本発明によると、通信装置500間で、接続するケーブル数を抑制しつつ、データ伝送効率の低下を抑制することができる。また、クロック信号を周波数変調しているため、ネットワークケーブルから放出されるEMI(Electro Magnetic Interference)を低減することができる。さらに、装置の待機時に稼働状態としておく処理部を減らすことができ、省電力化を図ることができる。
本発明は、ディスク制御装置といった通信機能を有する装置に利用することができ、産業上の利用可能性を有する。
実施形態1におけるディスク制御装置の構成を示す機能ブロック図である。 図1に開示したディスク制御装置の動作を示す説明図である。 図1に開示したディスク制御装置の動作を示すフローチャートである。 図1に開示したディスク制御装置の動作を示すフローチャートである。 実施形態2におけるホスト装置とディスク制御装置との構成を示す機能ブロック図である。 実施形態3におけるディスク制御装置の構成を示す機能ブロック図である。 実施形態4における通信装置の構成を示す機能ブロック図である。
符号の説明
100,200 ディスク制御装置
101,201 ディスク制御回路
102,202 SERDES回路
110,210 電源制御用マイコン
111,211,411 4B−5B変換器
112,212,412 MLT−3変換器
113,213,413,513 基準クロック
114,214,414 周波数変調器
115,215 周波数復調器
116,216 MLT−3逆変換器
117,217 5B−4B変換器
120,520 信号重畳部
130,530 信号抽出部
300 通信ケーブル
400 ホスト装置
401 ディスク制御部
402 SERDES部
410 電源制御部
500 通信装置
502 送受信部
510 信号制御部

Claims (10)

  1. ネットワークケーブルを介して接続された他の装置にクロック信号に基づいて信号を送信する送信手段と、他の装置から送信された信号を受信する受信手段とを備え、
    前記他の装置に送信する送信信号であり待機中である当該他の装置の電源制御を行う電源制御信号である送信信号に基づいて前記クロック信号を周波数変調する信号重畳手段を備えると共に、前記送信手段は、前記信号重畳手段にて周波数変調した前記クロック信号に基づいて前記他の装置に対する信号送信処理を行い、
    前記受信手段は、受信した受信信号からクロック信号を抽出すると共に、
    前記抽出したクロック信号を周波数復調し、当該クロック信号の変調に用いられた送信信号を抽出する信号抽出手段と、
    前記受信手段にて受信した受信信号に含まれる前記クロック信号に基づくタイミングで送信されたデータを処理するデータ処理手段と、を備え、
    前記データ処理手段は、装置の電源投入待機時には通電されておらず、
    前記送信手段、前記受信手段、前記信号重畳手段、及び、前記信号抽出手段は、装置の電源投入待機時に通電しており作動状態にある、
    ことを特徴とする通信装置。
  2. 前記信号重畳手段は、前記送信信号を同一信号が所定数以上連続することを防止するよう符号化し、当該符号化したデータに基づいて前記クロック信号を変調し、
    前記信号抽出手段は、前記他の装置から受信した信号から抽出したクロック信号を周波数復調して同一信号が所定数以上連続することを防止するよう符号化されたデータを抽出し、当該符号化されたデータを復号して送信信号を抽出する、
    ことを特徴とする請求項記載の通信装置。
  3. 前記信号重畳手段は、前記送信信号を4B/5B変換にて符号化し、
    前記信号抽出手段は、前記クロック信号から抽出した前記符号化されたデータを5B/4B変換にて復号する、
    ことを特徴とする請求項記載の通信装置。
  4. 前記信号重畳手段は、前記符号化したデータを3値以上に多値化変換し、当該多値化したデータに基づいて前記クロック信号を変調し、
    前記信号抽出手段は、前記クロック信号から抽出した前記符号化されたデータであり3値以上に多値化されたデータを復号する、
    ことを特徴とする請求項2又は3記載の通信装置。
  5. 前記信号重畳手段は、前記符号化したデータをMLT−3(Multi Level Transmission-3)変換して3値化し、当該MLT−3変換したデータに基づいて前記クロック信号を変調し、
    前記信号抽出手段は、前記クロック信号から抽出した前記符号化されたデータをMLT−3(Multi Level Transmission-3)逆変換にて復号する、
    ことを特徴とする請求項2,3又は4記載の通信装置。
  6. 前記データ処理手段は、接続された磁気ディスクに対する記録再生データ及び記録再生制御データを処理する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の通信装置。
  7. 情報処理装置に、
    ネットワークケーブルを介して接続された他の装置にクロック信号に基づいて信号を送信する送信手段と、
    前記他の装置に送信する送信信号であり待機中である当該他の装置の電源制御を行う電源制御信号である送信信号に基づいて前記クロック信号を周波数変調する信号重畳手段と、を実現させると共に、
    前記送信手段は、前記信号重畳手段にて周波数変調した前記クロック信号に基づいて他の装置に対する信号送信処理を行い、
    さらに、情報処理装置に、
    他の装置から送信された信号を受信し、当該受信した受信信号からクロック信号を抽出する受信手段と、
    前記抽出したクロック信号を周波数復調し、当該クロック信号の変調に用いられた送信信号を抽出する信号抽出手段と、
    前記受信手段にて受信した受信信号に含まれる前記クロック信号に基づくタイミングで送信されたデータを処理するデータ処理手段と、
    を実現させると共に、
    前記データ処理手段は、装置の電源投入待機時には通電されておらず、
    前記送信手段、前記受信手段、前記信号重畳手段、及び、前記信号抽出手段は、装置の電源投入待機時に通電しており作動状態にある、
    ことを特徴とするプログラム。
  8. 前記信号重畳手段は、前記送信信号を同一信号が所定数以上連続することを防止するよう符号化し、当該符号化したデータに基づいて前記クロック信号を周波数変調し、
    前記信号抽出手段は、前記他の装置から受信した信号から抽出したクロック信号を周波数復調して同一信号が所定数以上連続することを防止するよう符号化されたデータを抽出し、これを復号して送信信号を抽出する、
    ことを特徴とする請求項記載のプログラム。
  9. ネットワークケーブルを介して接続された他の装置にクロック信号に基づいて信号を送信する送信工程と、
    この送信工程の前に、前記他の装置に送信する送信信号に基づいて前記クロック信号を周波数変調する信号重畳工程と、を有すると共に、
    前記送信工程は、前記信号重畳工程にて周波数変調した前記クロック信号に基づいて他の装置に対する信号送信処理を行い、
    さらに、他の装置から送信された信号を受信し、当該受信した受信信号からクロック信号を抽出する受信工程と、
    前記抽出したクロック信号を周波数復調し、当該クロック信号の変調に用いられた送信信号を抽出する信号抽出工程と、
    前記受信工程にて受信した受信信号に含まれる前記クロック信号に基づくタイミングで送信されたデータを処理するデータ処理工程と、を有し、
    前記データ処理工程を実行するデータ処理手段は、装置の電源投入待機時には通電されておらず、
    前記送信工程を実行する送信手段、前記受信工程を実行する受信手段、前記信号重畳工程を実行する信号重畳手段、及び、前記信号抽出工程を実行する信号抽出手段は、装置の電源投入待機時に通電しており作動状態にある、
    ことを特徴とする通信方法。
  10. 前記信号重畳工程は、前記送信信号を同一信号が所定数以上連続することを防止するよう符号化し、当該符号化したデータに基づいて前記クロック信号を周波数変調し、
    前記信号抽出工程は、前記他の装置から受信した信号から抽出したクロック信号を周波数復調して同一信号が所定数以上連続することを防止するよう符号化されたデータを抽出し、これを復号して送信信号を抽出する、
    ことを特徴とする請求項記載の通信方法。
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