JP5211277B2 - 発電シート - Google Patents
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Description
また、生体は体内における神経信号,脳波など電気信号により制御されており、外部から電気を付与することにより生体に刺激を与える電気治療が行われている。
この電気治療は、高電圧発生装置により人体に数千ボルトの電圧を付与したり、イオン化傾向の異なる金属を、電解質材料を介して平面的に交互に配置し、患部に接触させて粘着テープにより固定する皮膚接触型治療具等が提供されている。これは、体内(皮下組織)に微少な電流が流れることにより、神経を通じて体外からの外的刺激(ストレス信号)として脳へ伝達される。すると、脳はストレスに対する為の刺激部位の血液増加や筋肉の収縮を促す改善信号を出し、当該刺激部位を活性化させることにより自然治癒力が増し、これによって症状を改善したり、金属イオンの殺菌力を利用するものである。
本発明は、生体の有する電気を電源として利用し、生体機能の改善を図るためコンデンサ型の発電シートを安価に提供するものである。
また、本発明は、(2)複数の開口部を有する金属体(A)がステンレス,真鍮,又は銀,銅,スズ,ニッケル,鉄,亜鉛のいずれかの単体、またはその合金、またはそれらの被覆物である上記(1)に記載のコンデンサ型の発電シートに関する。
一方、シート状の任意の金属体(C)は、好ましくはアルミニウム,マグネシウム,マンガン,亜鉛,鉄,ニッケル,スズの単体、その合金、またはそれらの被覆物であると好ましいコンデンサ型の発電シートに関する。
また、本発明は、(3)誘電体からなる接着剤(B)がアクリル系接着剤である上記(1)又は上記(2)に記載のコンデンサ型の発電シートに関する。
また、本発明は、(4)上記(1)ないし上記(3)のいずれかに記載のコンデンサ型の発電シートの金属体(C)側に更に粘着層または保護フィルムを設けたコンデンサ型の発電シートに関する。
また、本発明は、(5)上記(1)ないし上記(4)のいずれかに記載のコンデンサ型の発電シートの端面をホットメルト接着剤または接着剤で封止したコンデンサ型の発電シートに関する。
また、本発明は、(6)複数の開口部を有する金属体(A)の厚さが0.01〜1mm、接着剤(B)の厚さが0.005〜1mm、金属体(C)の厚さが0.01〜1mmである上記(1)ないし上記(5)のいずれかに記載のコンデンサ型の発電シートに関する。
電極の正負は、生体と接触する金属(A)が生体と電気回路を作ることによって決まる。例えば、ステンレス(以下、ステンレス鋼とも言う)が(A)、アルミニウムが(C)の場合は、ステンレス鋼が電子を発生する負電極となる。そして、アルミニウムは正電極となる。この現象は、異種の導体材料を電解質を介在させてなる化学電池とは逆となる。重ね合わせて複合化する時は、接着剤(B)は、金属体の全面に適用しても、周辺など部分的に用いても良いが全面に適用すると発電容量が向上するので好ましい。金属体(導体材料)を補強する為に無機又は有機物の布や不織布のような材料を金属体間や背面に介在させたりしても良い。また複合化は、縫製その他の機械的接合技術を適用する事も可能である。本発明のコンデンサ型の発電シートは、複数の開口部を有する金属体(A)とシート状の任意の金属体(C)が誘電体からなる接着剤(B)を介して畜電器すなわちコンデンサ型の電池を形成し、この時、生体の固有の電気に感応して金属体に蓄えられ、コンデンサの機能を果たすと共に生体に微弱電流を継続して流す。
ここで人体側に設置する側の電極に複数の開口部を有する金属体を適用すると、使用時の発電効率が向上する。複数の開口部を有する金属体(A)としてステンレスメッシュを用い、金属体(C)としてアルミニウム箔を用いた場合、人体に接触した時には、0.1〜0.5ボルト程度の電圧を得ることが可能である。
また、人体側に複数の開口部を有する金属体(A)を適用することにより、足の滑りを押さえ肌触り感が向上し装着感に優れる。
金属体(A)としては、ステンレス,真鍮,又は銀,銅,スズ,ニッケル,鉄,亜鉛のいずれかの単体、またはその合金、または被覆物が好ましい。合金は、公知となっているもので銅の場合、銅と亜鉛の黄銅、亜鉛、ニッケルに、少量のマンガンを加えた銀白色の洋白、銅とすずの合金である青銅などが挙げられる。錆びにくいことから、ステンレスが最も好ましい。ステンレス鋼は、含有するクロム(Cr)が空気中で酸素と結合して表面に不動態皮膜を作る為に錆び難い。13Cr、18Cr/18Cr−8Ni、18Cr−8Niが挙げられ、この中で18−8が好ましい。無機または有機繊維の表面にめっきにより金属層を一層以上形成して織布、不織布に形成してもよく、または織布、不織布にめっきにより金属層を形成してもよい。複数の開口部を有する金属体(A)としては、さらに、プラスチックフィルムに開口を設けてめっきにより金属層を形成することもできる。これらの金属層にさらにめっき、蒸着等に代表される公知の方法で他の金属層を形成してもよい。
開口部となるメッシュは、1.5〜635メッシュが用いられ、綾織、平織り等のいずれの織り方でもよい。好ましくは、6〜200メッシュであるが制限するものではない。
この他にも、α−オレフィン系接着剤、ウレタン樹脂系接着剤、ウレタン樹脂溶剤系接着剤、ウレタン樹脂エマルジョン接着剤、エーテル系セルロ−ス、エチレン−酢酸ビニル樹脂エマルジョン接着剤、エチレン−酢酸ビニル樹脂ホットメルト接着剤、エポキシ樹脂系接着剤、エポキシ樹脂エマルジョン接着剤、塩化ビニル樹脂溶剤系接着剤、クロロプレンゴム系接着剤、酢酸ビニル樹脂エマルジョン接着剤、シアノアクリレート系接着剤、シリコーン系接着剤、水性高分子−イソシアネート系接着剤、スチレン−ブタジエンゴム溶液系接着剤、スチレン−ブタジエンゴム系ラテックス接着剤、ニトリルゴム系接着剤、ニトロセルロース接着剤、反応性ホットメルト接着剤、フェノール樹脂系接着剤、変成シリコーン系接着剤、ポリアミド樹脂ホットメルト接着剤、ポリイミド系接着剤、ポリウレタン樹脂ホットメルト接着剤、ポリオレフィン樹脂ホットメルト接着剤、ポリ酢酸ビニル樹脂溶液系接着剤、ポリスチレン樹脂溶剤系接着剤、ポリビニルアルコール系接着剤、ポリビニルピロリドン樹脂系接着剤、ポリビニルブチラール樹脂系接着剤、ポリベンズイミダソール接着剤、ポリメタクリレート樹脂溶液系接着剤、メラミン樹脂系接着剤、ユリア樹脂系接着剤、レゾルシノール系接着剤などの接着剤が例示できる。
わずかに電気伝導性のあるハロゲン塩類、硝酸塩類、硫酸塩類、アンモニア塩類、有機酸、カルボン酸の金属塩等を金属体(A)の開口部付近に付着させたり、それらの溶液を塗布・乾燥させて本発明のコンデンサ型発電シートの誘電性を低下させるなどの手段を講じることなどは、本発明の範囲外とするものではない。接着剤に混ぜ込んだり、接着剤に塗布・乾燥させることも同様である。
(実施例1)(足裏の美化)
厚さ0.1mmのステンレスメッシュ(100メッシュ、18−8)と厚さ0.05mmのアルミニウム箔とを厚さ0.05mmのアクリル系粘着剤で貼り合せシート状の複合体とし、さらに、アルミニウム側に両面テープを一方に離型紙が付いた状態で、長辺70mm、短辺50mmの矩形で角を丸めた形に成形した後、周囲を厚さ0.2mmのホットメルト接着剤でシールして図1に示すようなコンデンサ型の発電シートを作製した。このコンデンサ型の発電シートは、図2に示すように(図2にはかかと側にもコンデンサ型の発電シートがあるが、つま先部分のみにコンデンサ型の発電シートを装着した)靴中敷のつま先部分にステンレスメッシュを肌側として両面テープで固定した。21名の被験者において、この状態で靴を履き生活を続けた所、18名の被験者で1週間後には水虫の患部が減少し、約1ヶ月後には被験者全員の水虫が消滅した。これは白癬菌に対する殺菌効果を示すものである。
実施例1のコンデンサ型の発電シート試験で、21名の被験者全員が1週間後には靴の悪臭が気にならない程、悪臭が減少した。これは悪臭を発する微生物に対する殺菌効果を示すものである。
実施例1のコンデンサ型の発電シートを図2に示すように(図2にはかかと側にもコンデンサ型の発電シートがあるが、つま先部分のみにコンデンサ型の発電シートを装着した)靴中敷のつま先部分にステンレスメッシュを肌側として両面テープで固定した。11名の被験者において、この状態で靴を履いた所、被験者全員でつま先がわずかに温かく感じられた。
実施例1のコンデンサ型の発電シートを図2に示すように靴中敷のつま先とかかと部分にステンレスメッシュを肌側として両面テープで固定した。3名の被験者において、この状態で靴を履き、それまで医者から処方され毎日飲んでいた痛風の薬を止め生活を続けた所、薬を飲まない場合には毎年約2回、痛風の発作が発症していたが、被験者全員が1年経っても発作が起こらなかった。
実施例1のコンデンサ型の発電シートを図2に示すように靴中敷のつま先とかかと部分にステンレスメッシュを肌側として両面テープで固定した。18名の被験者において、この状態で靴を履き生活を続けた所、被験者全員で約1ヶ月後にはかかとの角質が無くなり、かかとが綺麗になった。
厚さ0.1mmのステンレスメッシュと厚さ0.05mmのアルミニウム箔とを厚さ0.05mmのアクリル系粘着剤で貼り合せシート状の複合体とし、長辺25mm短辺15mmの矩形で角を丸めた形に成形した後、周囲をホットメルト接着剤でシールし、かつ、補強のためアルミニウム箔側に0.1mmのPETフィルムを貼り合せて図3に示すコンデンサ型の発電シートを作製した。5名の被験者において、このコンデンサ型の発電シートをかゆみのある部分にステンレスメッシュを肌側として全体を絆創膏で固定したところ、3名の被験者で速やかにかゆみ感が低減し、他の被験者2名は翌日にはかゆみ感が低減した。
実施例6のコンデンサ型の発電シートを3名の被験者において、図4に示すように耳内に湿疹があり耳だれの有る耳穴の近傍にステンレスメッシュを肌側として全体を絆創膏で固定したところ、内1名の被験者は10年間休まず付けていた耳だれ用塗り薬を止めることが出来た。他の被験者も湿疹の症状緩和が認められた。
実施例6のコンデンサ型の発電シートを9名の被験者において、腰痛を感じる背骨近傍にステンレスメッシュを肌側として全体を絆創膏で固定したところ、8名の被験者で腰痛の痛みを和らげることが出来た。
2.誘電体からなる接着剤(B)
3.シート状の任意の金属体(C)
4.カバーフィルム
5.ホットメルト接着剤又は接着剤
6.離型紙付きの両面テープ
7.コンデンサ型の発電シート
Claims (6)
- 金属網からなる金属体(A)と誘電体からなる接着剤(B)とシート状の任意の金属体(C)を積層してなる発電シート。
- 金属網からなる金属体(A)がステンレス,真鍮,又は銀,銅,スズ,ニッケル,鉄,亜鉛のいずれかの単体またはその合金、またはそれの被覆物である請求項1に記載の発電シート。
- 接着剤(B)がアクリル系接着剤である請求項1又は請求項2に記載の発電シート。
- 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の発電シートの金属体(C)側に更に粘着層または保護フィルムを設けた発電シート。
- 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の発電シートの端面をホットメルト接着剤または接着剤で封止した発電シート。
- 金属網からなる金属体(A)の厚さが0.01〜1mm、接着剤(B)の厚さが0.005〜1mm,金属体(C)の厚さが0.01〜1mmである請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の発電シート。
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