JPH03268768A - 足面治療フイルム - Google Patents

足面治療フイルム

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JPH03268768A
JPH03268768A JP7038290A JP7038290A JPH03268768A JP H03268768 A JPH03268768 A JP H03268768A JP 7038290 A JP7038290 A JP 7038290A JP 7038290 A JP7038290 A JP 7038290A JP H03268768 A JPH03268768 A JP H03268768A
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JP
Japan
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sole
paper battery
foot
paper
battery
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Application number
JP7038290A
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English (en)
Inventor
Yasuo Fujiwara
藤原 靖夫
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Kimoto Co Ltd
Original Assignee
Kimoto Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、ペーパー電池を皮膚表面に当接させて弱電流
を導通し、足裏面の疲労を取り除き、かつ悪臭を防止す
る足面治療フィルムに関する。
[従来の技術] 従来、足裏面の疲労等の治療をするために、超短波療法
やイオン静電療法、低周波療法、高周波療法などの特別
な治療用具を使用した電子療法の他に、誰でも簡便に使
用できる方法として、人体の血行を促す手段として金属
粒子を身体各部のつは等に貼付してその金属粒子による
機械的刺激を身体各部に加える金属粒子療法、あるいは
、磁気バンド、磁気ネックレス、粘着テープの中心に円
板状フェライト永久磁石を貼付した磁気治療器具(「ピ
ップエレキパン」ピップフジモト社製商品名等)のよう
な磁気療法等か行なわれている。
このうち磁気療法は、一般にサマリウムやコバルトなど
の希土類金属を圧縮焼結して形成した磁気物質を利用し
たもので、次のような磁気物質の磁気作用により筋肉疲
労等の治療に効果をあげるものと考えられている。
即ち、人体においては血液、その他の体液が絶えず流動
しており、患部や身体各部に磁気物質により磁場が形成
されると起電力が生じ、この起電力によ−)で電流が発
生する。このため、体内のイオンが分離(7、電解質と
イオン間の東衡がやぶれ、イオン化傾向を示し、それが
自律神経に作用して血(jを促進し患部の凝りをほぐす
ものと考えられる。
一方、直接患部に弱電流を流すことも考案されている。
小1流による生体への刺激作用については、商用周波数
域の電流が流れる場合(人体部位、接触条件で異なる)
、その値が10mA程度になると筋肉がまとまって収縮
を起こ[7危険な状態となる。さらに、電流が]OOm
A程度になると心筋や呼吸筋が正常に動作し5なくなる
。また、体内に電極が挿入され細胞の近くから電流が流
れる場合は、0.1mA程度の小さな電流値でも刺激作
用が生じることが知られている。従って患部に弱電流を
流す場合には、電流値の制御が重要であり、一般に汎用
さねている円筒型電池やボタン型電池、太陽電池などの
光電池が用いられでいる。
また、特開昭59−194744号にはシート状電池か
らなる靴の中敷が開示されでいる。この靴の中敷は靴の
中の湿気を利用17てシート状電池により足に通電し水
虫の治療や足の悪臭を消臭することを目的としている。
ところで、足裏面の悪臭の原因はメルカプタンか主成分
になっているが、この物質は足裏面の疲労が原因による
もので、足裏面の微菌と疲労により人体の皮膚表面より
排出される物質とが化学結合し、メルカプタンを主成分
とする悪臭の原因となる物質が生成されるというメカ;
ズムが公知である。
上記の悪臭原因物質を吸着し2、靴を脱いだ際の悪臭を
押さえる方法と(2て、活性炭を靴の中敷等に含有させ
たり、銅板を埋設し、銅イオンの殺菌効果を使用する方
法が現在使用されている。
[発明が解決しようとする課題] しか17、足裏面の疲労を取り除く効果を得るために使
用する磁気物質は、サマリ1クムやコバルトなとの高価
な材料を必要と15、しかも製造に手間がかかるという
難点がある。また、金属粒子療法は間接的な方法で、足
裏面の疲労を取り除く効果は充分でない。
次に、直接患部に弱電流を流す方法では、治療器具と(
、では複雑になるし、円筒型電池やボタン型電池、太陽
電池なとの光電池を用いた場合、治療器μ自体の持運び
、あるいは患部に取り付けての行動共に不便であるとい
・5欠点がある。
し、かも、この方法では電流値を制御することができず
、通電部がイオン浸透療法で必要以上の電流値を受けた
ときに見られるような水泡や火傷なとの後遺症が免れら
れず、はなはだ危険である。
一方、特開昭59−194744号に開示されている方
法では靴の中の湿気を利用(7ているため、通21が不
十分で所期の効果を得ることかできない。しかもここで
使用されている電池(特開昭59−、−169071号
に開示されている)は、起電力が弱く治療効果を上げる
ことはできない。
さらに、足の悪臭を消臭する方法と[7て現在使用され
ている方法の活性炭等を靴の中敷等に含有させたり、銅
板を埋設し、銅イオンの殺菌効果を使用する方法では、
足の悪臭を耳yり除くことができても、足裏面の疲労を
取り除くことはてきない。
[発明の目的] 本発明は上記のような欠点を解消するためなされたもの
で、危険性が全くなく1,2かも足裏面の四方を取り除
き、かつ足の悪臭を取り除くことのできる足面治療フィ
ルムを提供することをVl的と−4る。
更に、本発明は比較的安価で使い捨ててきる足面治療フ
ィルI、を提供することを11的とする。
[課題を解決するための手段] このような目的を達成Aるための本発明の足面治療フィ
ルムは、一面に粘着層を有する基材と、各面にそれぞれ
電極を有(7−カの電極の面が11η記基材の粘着層の
一部に結石されたペーパー電池とから成り、前記ペーパ
ー電池の一方の電極は他75の電極と同一面にあって且
つ前記他方の電極から絶縁されている端子面を有するも
のであり、特に好ましくは前記ペーパー電池として裁断
自在であり電解質として高分子固体電解質を用いたもの
を使用したものであり、さらに基材とペーパー電池とに
は剥離部材が仮接着されていることが望ましい。
ペーパー電池としては、特に本発明者が既に提案してい
るもの(特開平1−130473号公報)が好適に用い
られる。このペーパー電池は、非常に軽量で、しかも薄
く製造することができ、更に固体電解質を使用している
ため液モレがなく安全性か高いのみならず、安定した起
電力を有し、積層することにより所望の電圧を得ること
ができ、用途に応じて、また、必要に応じて所望の大き
さ、すなわち容量として用いることができるものである
[作用コ 基材とペーパー電池とに仮接着されている剥離部材を剥
がし、ペーパー電池の2つの電極が直接、足面に度触す
るように基材の粘着層を足裏面に貼付する。ペーパー電
池の2つの電極から、直接足裏面より周辺の組織、血管
等に微電流が流れ、足裏の疲労を取り除くことができる
。ここで、高分子固体電解質を有するペーパー電池を用
いた場合その起電力が安定しているので足裏に水泡や火
傷などを生じる危険性が全くなく、しかも複数枚のペー
パー電池を積層して用いることにより所望の電圧を得る
ことができ所期の効果が得られる。さらに足裏の疲労を
取り除くことにより、悪臭原因物質の発生を抑制し、足
の悪臭を取り除くことができる。
[実施例] 以下、本発明に係る足面治療フィルムの実施例を図面を
参照して説明する。
第1図に示すように、本発明に係わる足面治療フィルム
Aはペーパー電池1と、該ペーパー電池1の一方の極1
3から絶縁され、他方の極11に接続された端子3とを
粘着層41を形成してなる基材4に積層し、更に基材4
に剥離部材5を仮接着し一体化して成る。
ペーパー電池1は第5図に示すような、絶縁フィルムl
O上に、高分子に分散された正極物質からなる層(正極
)11、高分子固体電解質層12および負極13を順次
積層して成り、表面と裏面がそれぞれ異極の電極になっ
ている。ここで、高分子固体電解質層12は非結晶性高
分子化合物とアルカリ金属塩からなるものである。
上記非結晶性高分子化合物としては、ポリエチレンオキ
ザイド(PEO)、ポリメトキシポリエチレングリコー
ルメタクリレート、ポリビニルピリジン、ポリシロキサ
ン、ポリプロピレンオキサイド、セグメント化ポリウレ
タン、ポリウレタンウレア、ポリフォスファーゼン、セ
ルロース、ポリスチレン、ポリペプチドより選ばれる少
なくとも1種類の高分子化合物が用いられ、望ましくは
ポリメトキシポリエチレングリコールメタクリレート、
ポリフォスファーゼンが用いられる。
さらに前記アルカリ金属塩としては、LiCU−04、
LiBr、Li5CNSLiCD、LiBr4、LiP
F、−より選ばれる少なくとも1種類のリチウム金属塩
が用いられ、望ましくはLLCj!04が用いられる。
なお、高分子に分散された正極物質からなる層(正極)
11は、正極の集電層11−1、正極の活物質層11−
2と分離したものでもよい。
このペーパー電池1を用いる場合、ペーパー電池1の絶
縁フィルム10を剥離し、電極面が直接足裏面6に接触
するように基材4に貼付する(第2図)。ペーパー電池
1は1枚で用いても効果はあるが、ペーパー電池を複数
枚重ねて電圧を上げて使用した場合、より治療効果が高
い(第2図においては、ペーパー電池1部分は1枚で示
した)。
このペーパー電池1の一方の極13から端子3を絶縁す
るため、第3図に示すように、該ペーパー電池1の1辺
の端部1a(第3図斜線部分)がその厚さも含めて覆わ
れるような絶縁フィルム2を積層する。この上に第3図
に示すように、該ペーパー電池1より−まわり小さい金
属箔3を端子として、その一部が該ペーパー電池1およ
び絶縁フィルム2を外れて飛び出るように積層貼付する
さらに第4図に示すように、ペーパー電池1の一方の極
13と金属箔3とを足裏面に確実に貼付するよう、ペー
パー電池1、絶縁フィルム2、金属箔3とをそれらを覆
うことのできる大きさの基材4の粘着層41に貼着する
絶縁性フィルム2としては、プラスチックフィルム、ラ
ミネート紙、合成紙等絶縁性のシートであれば任意のも
のが使用できる。
金属箔3としては、アルミニウム、銅、ニッケル等が使
用され得るが、安全性が高く、大量生産されていて安価
でもあるアルミニウムの箔が好適である。
基材4は、片面に粘着層41が形成されたプラスチック
フィルム、ラミネート紙、合成紙等絶縁性のシートが用
いられ、足裏面の皮膚のかぶれを防ぐように通気孔を設
ければ好適である。
なお、上記実施例では電極11を正極、電極13を負極
として説明したが、電極11を負極、電極13を正極と
しても同様である。
二のよ−うに構成される足面治療フィルムは、第2図に
示すように、剥離部材5を剥がし、足裏面6に貼付して
使用される。
一方の電極13と接触している足裏面6のB部分と、他
方の電極11からの端子電極である金属箔3と接触して
いる足裏面6のC部分との間(第2図矢印付近)に弱電
流が流れ、足裏面の疲労を取り除き、しかも悪臭の原因
となる疲労により排出される物質の量を減らすことによ
って、メルカプタン等の悪臭物質の生成を抑制し、これ
により足裏の消臭に効果をもたらす。
ペーパー電池1の容量分だけ電流は流れ続け、その間は
治療効果が持続する。
通常、足裏表面は数にΩ〜数MΩの抵抗を持つ導体であ
るが、環境やコンデイションによりその抵抗値は大きく
変化するが、本発明の足面治療フィルムに使用されるペ
ーパー電池1では、足裏に貼付できる程度の大きさのも
のでは、容量的には人体への悪影響を及ぼすとされてい
る1 0mA程度の電流は取り出せず、従って人体への
有害性についての問題はない。
実施例 1 まず、本発明の足面治療フィルムに使用される非結晶性
高分子化合物とアルカリ金属塩からなる高分子固体電解
質を使用したペーパー電池1を下記の手順で作成した。
第5図に示すように、絶縁フィルム10としてポリエス
テルフィルム(厚さ50μ)を使用し、下記の処方の塗
布液をメイヤバーにて乾燥膜厚が20μとなるように塗
布し、100’Cで5分間乾燥し、正極の集電層11−
1とした。
導電性カーボンブラック(パルカンXC72キヤボツト
社製品)     6重量部分散剤(ローマPWサンノ
ブコ社製品)1重量部 水               81重量部水系ポリ
ウレタン樹脂(ネオレッッR960ポリビニルケミカル
社製品)  12重量部上記組成の配合物をボールミル
によって24時間分散混合し、塗布液とした。
正極の集電層2の表面抵抗は15cmX15cmの時、
4端子法で5X10”0cm−1であった。
正極の集電層11−1の上に、下記の処方の塗布液をメ
イヤバーにて乾燥膜厚が20μになるように塗布し、1
00℃で5分間乾燥し正極の活物質層11−2とした。
二酸化マンガン         24重量部分散剤(
ローマPWサンノブコ社製品)1重量部 イソプロピルアルコール      5重量部水   
            60重量部水系ポリウレタン
樹脂(パー7 ’J ンU A 500三洋化成工業社
製品)      10重量部上記組成の混合物をボー
ルミルによって24時間分散混合し、塗布液とした。
一方、高分子固体電解質を下記のように作成した。
まず、式I (式中、n=4を示す)のモノエステルメ
タクリレートの重合物を下記のように重合した。
CH。
CH2=CCO−(OCH*  CH2)n  0CH
s・・・・・・・・・・・・J 塩化メチレン30gにモノエステルメタクリレート(N
KエステルM−40G、新中村化学工業社製品)を溶か
した溶液を、重合管にて窒素気流下で攪拌した。その後
アゾイソブチルニトリル1gを塩化メチレン10gに溶
かした液を滴下し、50℃で45分間攪拌した。
その反応液を室温にて放冷後、メタノール500mUに
攪拌しながら加え、目的の重合物を沈澱させた。この重
合物を塩化メチレンに再溶解し、再びメタノールにて再
沈澱を繰り返して精製し、70℃で真空乾燥させて粗製
重合物を得た。
この重合物の70重量%塩化メチレン溶液の粘度はB型
粘度計で500 cps(25℃)であった。
この重合物255gとLiCI;JO44,5g1塩化
メチレン70gを攪拌混合して塗布液とし、乾燥膜厚1
5μになるように正極の活物質層112の上に均一に塗
布し、100℃で5分間乾燥し高分子′固体電解質層1
2を得た。
さらに、この高分子固体電解質層12の上に、負極13
として厚さ15μのアルミニウム箔をラミネートして、
本発明の足面治療フィルムに使用されるペーパー電池1
を作成した。
このペーパー電池1の性能を測定し、人体への安全性を
確認した。
まず、人体の皮膚表面の抵抗値が実際とれくらいの範囲
内にあるのかを考察した。
足裏を含めた人体の皮膚表面の表面抵抗は個人差がある
が、例えば足裏や手のひらなどは常に汗腺の運動が活発
であり、マラソンをした直後や、布団の中で睡眠中の時
などはかなり皮膚表面は叶をかくので、表面抵抗が下が
る。
ちなみに、年齢24歳で中肉、中背の健康な男性が30
分間マラソンをした後の人体の表面抵抗を測定したとこ
ろ、汗が光っている首筋部分では約2にΩ、また肩先の
つるつるした部分はすぐに汗がとんだ様子で約150に
Ωであった。
足裏表面が比較的乾燥しているときや逆に湿度を持つと
きの足裏の表面抵抗値をそれぞれ150にΩと2にΩに
設定し、また環境も寒風の中で素足でいる場合と夏場に
長時間靴を履き続けた場合との両極端な場合を想定し、
20℃・60%と40℃・95%に設定した。
サイズ200闘X60mmのペーパー電池を上記の環境
下で最大電流値を測定した結果を下表に示す。
表 通常我々が生活する環境条件では、およそ表に示されて
いる範囲内の電流値を示すことが容易に推察され、従っ
て人体に悪影響があるような電流値を流す危検性はない
ことが確認された。
また、第6図に、夏場に長時間靴を履き続けた場合の足
裏状態のシュミレーションである、2にΩの負荷抵抗で
406C・95%の環境下で同サイズのペーパー電池1
の放電特性を測定し、電流−電圧一時間の関係を示した
第6図に示すとおり、電流値は約20時間以上0.2m
A (200μA)以上の値を示した。これは肩凝り治
療等の治療に使用されている低周波治療器における直流
パルス電流(数10μ八〜100μ八程度)のほぼ2倍
であり、足裏の筋肉疲労の治療効果が同等以上であるこ
とが示された。
このペーパー電池を本発明の足面治療フィルムに使用し
、第7図に示すように被験者の足裏サイズに合わせた大
きさ、形とし、貼付治療を行った場合の治療結果は以下
のとおりである。
症例1(男性、40歳、警備保証会社勤務)仕事上立ち
っばなしが多いため、一定時間以上立ち続けると足裏の
筋肉疲労からくる足の痛みを訴え、また悪臭にも悩まさ
れていた。
(治療結果) 前記実施例で得た該ペーパー電池1を1枚使用して被験
者の足裏サイズに合わせ、サイズ170mmX50mm
に裁断し本発明の足面治療フィルムを作成した。
該足面治療フィルムを足裏に貼付し、通常と同じように
靴下を覆いで靴を覆き、通常どおり警備の仕事を続けた
1日ごとに新しい足面治療フィルムと交換して貼付治療
を続けたところ、4〜5日で以前のように足の痛みがほ
とんど感じられず、また靴を脱いだ際の悪臭もほとんど
気にならない程度となった。
症例2(女性、52歳、保険外交員) 外勤のため、毎日約10kM以上歩くことが多く、冬場
などは筋肉痛から来る足裏の痛みが激しく、しかも夏場
に客先で靴を脱ぐ場合などは足裏の臭いを気にしていた
(治療結果) 前記実施例で得た該ペーパー電池1を被験者の足裏のサ
イズに合わせ、サイズ140mmX45mmに裁断した
ものを2枚ショートしないように積層して本発明の足面
治療フィルムを作成した。
該足面治療フィルムを足裏に貼付し、通常と同じように
ナイロン製ストッキングを覆いで靴を覆き、通常と同じ
ように外勤を続けた。
1日ごとに新しい足面治療フィルムと交換して貼付治療
を続けたところ、はぼ1週間後には全く足の痛みを訴え
なくなり、また靴を脱いでも悪臭は全くしなくなった。
そのほか、実際に足裏筋肉痛を訴える多くの人間に、足
裏サイズに合わせて作成した本発明の足面治療フィルム
を足裏に貼付して、通常どおり靴下やナイロン製ストッ
キングなどを覆いて靴を覆き、1日ごとに新しい足面治
療フィルムと交換して1週間程度貼付治療してもらった
ところ、はとんどの被験者が足の痛みや疲れを以前と比
較して、大幅な軽減がみられ、しかも足裏の悪臭がほと
んどしなくなったとの報告があり、本発明の足面治療フ
ィルムの治療効果が実証された。
(比較例) 実施例で高分子固体電解質層12の部分に、特開昭59
−169071号公報に開示されている事務用糊を使用
し、他は本実施例と同様の方法でシート状電池を得た。
該シート状電池を本実施例と同様のサイズ200+nm
X60mmにカッティングし、40℃・95%の環境下
で本実施例と同様に放電特性を測定し、電流−電圧一時
間の関係を示した(第6図)。
第6図から明らかなように、本発明において使用したペ
ーパー電池1に比較して、該シート状電池は電流値およ
び電圧値が低く、しかも持続時間が極端に短かった。
また該シート状電池を、特開昭59−194744号に
開示されているとおりに、実際に靴の中敷に使用し、本
発明の医療用貼付フィルムの症例に記載されている人物
に治療効果を確認したところ、筋肉痛による足裏の痛み
と悪臭の消臭効果に関し、はとんど効果がみられなかっ
た。
[発明の効果] 以上の実施例から明らかなように、本発明の足面治療フ
ィルムは、安定した起電力を有するペパー電池を用いる
とともに、このペーパー電池の両極を直接、足裏面に貼
付しその周辺の組織や血管に所定時間微電流を流すよう
にしたので、足裏面の疲労を効果的に取り除くことがで
き、それによって悪臭原因物質の発生を抑制し足裏の悪
臭を取り除くことができる。
さらに、本発明の足面治療フィルムは、軽量で使用感が
よく、取り扱い、持ち運び、製造も容易で、しかも安全
性が高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の足面治療フィルムの1実施例を示す断
面図、第2図はその使用例を示す断面図、第3図および
第4図は本発明の足面治療フィルムの構成を示す図、第
5図は本発明の足面治療フィルムに使用されるペーパー
電池の断面図、第6図はペーパー電池およびシート状電
池の放電特性を示す図、第7図は本発明の足面治療フィ
ルムの使用例を示す斜視図である。 A・・・・・・足面治療フィルム ト・・・・・ペーパー電池 11・・・・他方の電極 13・・・・一方の電極 2・・・・・・絶縁性フィルム 3・・・・・・端子(端子面) 4・・・・・・基材 41・・・・粘着層 5・・・・・・剥離部材

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一面に粘着層を有する基材と、各面にそれぞれ電極
    を有し一方の電極の面が前記基材の粘着層の一部に貼着
    されたペーパー電池とから成り、前記ペーパー電池の一
    方の電極は他方の電極と同一面にあって且つ前記他方の
    電極から絶縁されている端子面を有することを特徴とす
    る足面治療フィルム。 2、前記ペーパー電池は電解質として高分子固体電解質
    を用い裁断自在であることを特徴とする請求項1記載の
    足面治療フィルム。 3、前記ペーパー電池および前記基材に仮接着された剥
    離部材とを有することを特徴とする請求項1または請求
    項2記載の足面治療フィルム。
JP7038290A 1990-03-20 1990-03-20 足面治療フイルム Pending JPH03268768A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007083764A1 (ja) * 2006-01-20 2007-07-26 Hitachi Chemical Co., Ltd. 足用シート及びこれを用いた履物用中敷

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WO2007083764A1 (ja) * 2006-01-20 2007-07-26 Hitachi Chemical Co., Ltd. 足用シート及びこれを用いた履物用中敷

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