JP5210980B2 - ガスエンジンの燃料供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コージェネレーションガスエンジン発電装置等に適用され、燃料ガスと空気とを混合するガスミキサーと、該ガスミキサーへの燃料ガス圧力を適宜に設定するゼロガバナと、前記ゼロガバナを経てガスミキサーに燃料ガスを供給する燃料ガス管とを備えたガスエンジンの燃料供給装置に関する。
燃料ガスと空気とを混合するガスミキサーと、該ガスミキサーへの燃料ガス圧力を適宜に設定する調圧器(ゼロガバナ)とを備えたガスエンジンの燃料供給装置に関する先行技術として、特許文献1(特開2001−132565号公報)、特許文献2(特許2568880号公報)が知られている。
特許文献1には、図6のように、エンジン02と、エンジン02で駆動される発電機03と、エンジン02の排熱を熱媒体を循環させて回収する排気熱交換器04とからなり、これら各要素は防音ケース06内に収容されている。防音ケース06の内部は仕切壁08で上下に仕切られて2つの部屋になっている。そして、下の部屋にエンジン02、発電機03、および排気熱交換器04等の排熱回収装置を収容し、上の部屋にエアクリーナ010および電気制御装置012等を収容し、特に、エアクリーナ010およびガス制御装置014(調圧器、ガス遮断弁を含む)は、縦の仕切板016で囲まれ、内側に吸音材が貼付された小部屋018内に設置されている。
そして、外部と遮断された小部屋018に吸気管020を介して直接空気が取り込まれ、その空気がエアクリーナ010から吸気用ホース022を通ってエンジン02のシリンダヘッドの上方に設置されたガスミキサー024に供給され、一方、燃料ガスは燃料ガス入口パイプ026に接続されたガス制御装置(調圧器)014を通って適正圧力に調節された燃料ガスがガスパイプ028を通ってガスミキサー024に供給され、ガスミキサー024で空気と混合してエンジン02の燃焼室に供給されるようになっている。
また、特許文献2には、図7のように、ゼロガバナ035を大気室037に設け、ガスミキサー039を、防音材041で囲んで遮音したエンジン室043内のガスエンジン049近傍に設置した構成が示され、エアクリーナ047からの空気とゼロガバナ035からの燃料ガスとをガスミキサー039で混合してエンジン049の燃焼室に供給するようになっている。
特開2001−132565号公報 特許第2568880号公報
しかし、前記特許文献1、2においては、いずれもガスミキサー024(図6)、039(図7)がエンジン近傍に配置されているため、温度の影響を受けやすく、温度変化によって空気および燃料ガスの圧力および密度が変化することによって混合比が不安定となる問題がある。従って、ガスミキサー、エアクリーナ、調圧器等はエンジン排熱の影響を受けないようにエンジンから離して設置する必要がある。
また、特許文献1のように、エアクリーナ010や調圧器014を、エンジンの排熱の影響を受けないようにエンジンから離して設置しても、密閉した小部屋018内にエアクリーナ010とともに調圧器014を配置するため、小部屋018内はエンジンの吸気負圧が作用し、調圧器014にゼロガバナを用いた場合には、ゼロガバナの周囲は大気圧が好ましいが吸気負圧の影響を受けて大気圧または所定の圧力への調整が困難になる問題を有している。
さらに、特許文献1のように小部屋018内にエアクリーナ010とともに調圧器014を配置する構成であると、漏洩ガスを大気に排出する経路と、吸気のための経路とが兼用される構造のため、吸気口付近にガス制御装置の調圧器やガス遮断弁を設置しなくてはならず、調圧器やガス遮断弁の配置において制限を受ける問題がある。
また、特許文献1、2のように防音ケースの上部にガス制御装置014(調圧器、ガス遮断弁を含む)(図6)や、ゼロガバナ035(図7)を設置し、下部のエンジン室側に、ガスミキサー024(図6)、039(図7)を設置する構成であると、燃料供給装置を構成する部品が上下に離れているため燃料供給装置の組み立て、または部品交換が煩雑化する。
特に、家庭用のコージェネレーションガスエンジン発電装置においては、構造を簡単化して部品点数を削減するとともに、組み立ておよび部品交換の工数を低減することが要求されている。
本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、ガスエンジンを収納する防音ケースの内部にゼロガバナ、該ゼロガバナからガスミキサーに連通される燃料ガス管を備えたガスエンジンの燃料供給装置において、次の点を課題とする。
(1)ガスエンジンからの熱の影響を受けることがないようにガスミキサー、ゼロガバナ、およびゼロガバナを経てガスミキサーに連通される燃料ガス管を配置すること。
(2)ゼロガバナの周囲を大気圧として吸気負圧の影響を受けることなく調圧できるように配置すること。
(3)燃料ガスの漏洩に対して簡単な構造で大気への排出を確実に行うようにすること。
(4)さらに、構造を簡単化して部品点数を削減でき組み立ておよび部品交換を容易にして作業工数を低減できるガスエンジンの燃料供給装置を提供することを目的とする。
本発明はかかる目的を達成するもので、燃料ガスと空気とを混合するガスミキサーと、該ガスミキサーへの燃料ガス圧力を適宜に設定し得るゼロガバナと、前記ゼロガバナを経てガスミキサーに連通される燃料ガス管とを備えたガスエンジンの燃料供給装置において、
前記ガスミキサー、ゼロガバナ、および燃料ガス管を収容する1つの収容ケースを備え、該収容ケースには、前記ガスミキサーが収納されるとともにガスエンジンへの吸気経路を形成する負圧室と、前記ゼロガバナが収納されるとともに大気に連通する大気圧室と、該負圧室と大気圧室とを仕切りかつ前記燃料ガス管が貫通する隔壁とを備えることを特徴とする。
かかる発明によれば、ガスミキサーと、ゼロガバナと、前記ゼロガバナを経てガスミキサーに連通される燃料ガス管とを1つの収容ケースに配置し、さらに、ガスミキサーが収納されるとともにガスエンジンの吸気経路を形成して吸気負圧状態になる負圧室と、ゼロガバナが収納されるとともに大気に連通される大気圧室と、該負圧室と大気圧室とを仕切り内部を前記燃料ガス管が貫通する隔壁とを備え、前記負圧室と大気圧室とを前記隔壁で縦方向に仕切って1つの収容ケースに形成したので、燃料供給装置をコンパクトに収納出来、さらにエンジンの排熱の影響を受けて温度が上昇することを抑制出来る。
また、負圧室と大気圧室とを隔壁で縦方向に仕切って、ゼロガバナを大気に連通する大気室側に配置するので、吸気負圧の影響を受けることなくゼロガバナによる燃料ガスの圧力調整が安定して行われる。
また、負圧室と大気圧室とを隔壁で縦方向に仕切って、ゼロガバナを大気に連通する大気室側に配置するので、正圧となるガス導管(ゼロガバナへの流入するガス導管)からガスが漏れた場合でも、漏れたガスは大気室に設けられた大気連通穴から大気に排出されるため、すなわち、漏れたガスを大気に排出する経路と吸気経路とを兼用しないため、ゼロガバナを吸気口付近に配置しなければならないような配置の制限を受けることもない。
また、前記負圧室と大気圧室及び燃料ガス管を支持する隔壁を1つの収容ケースに一体に形成することで、構造を簡単化して部品点数を削減でき組み立ておよび部品交換が容易になる。
さらに、負圧室内にエアクリーナを収納することによって、エアクリーナも含めて燃料供給装置をコンパクトに収納出来るとともに、吸気へのエンジンの排熱の影響を抑制出来る。
また、本発明において、好ましくは、前記ガスミキサーのスロットルを駆動するモータを吸気経路に臨ませ、該モータが吸気流により冷却されるとよい。
かかる構成によると、エンジンの燃焼に必要な空気が吸気口から負圧室内に吸い込まれて、該負圧室内に設けられたエアクリーナに流入してガスミキサーへと流れてガスミキサー内でゼロガバナからの調圧された燃料ガスと混合する。この吸気経路の流れに臨んで、ガスミキサーのスロットルを駆動するモータが配置されているので、その吸気経路の吸気流によってモータが冷却され、モータの耐久性が向上する。
また、本発明において、好ましくは、前記収容ケースの前記大気圧室に連通する大気連通穴を大気圧室の高い位置と低い位置の2箇所に設け、収容ケース内に天然ガス又はプロパンガスのガス漏れが発生した場合のケース外への排出を前記大気連通穴が兼用するとよい。
かかる構成によると、燃料ガス漏れが発生した場合の大気への排出を、ゼロガバナが設けられる大気室を大気状態に保持する大気連通穴が兼用するので、燃料ガス漏れ時の排出穴を別途設けなくてよいため、構造が簡単化する。
さらに、収容ケースの前記大気圧室の大気連通穴を大気圧室の高い位置と低い位置の2箇所に設けるので、空気より軽い天然ガスを燃料ガスとして選択した場合には高い位置、空気より重いプロパンガスを選択した場合には、低い位置の穴を排出穴として利用できる。このため、燃料ガスとして天然ガス、プロパンガスの何れにも対応可能な構造となっている。
また、本発明において、好ましくは、前記ゼロガバナと前記燃料ガス管と前記ガスミキサーとを直列に配し、各々を接続した状態で前記収容ケースに取付けおよび取外しが可能であるとよい。
かかる構成によると、前記3つの部品、すなわち、ゼロガバナとガスミキサーと燃料ガス管とを一体化して、サブアッセンブリで先行して組み立てることができるようになるため、組み付け時の部品点数を削減できるとともに、組み立て工数を低減できる。
また、一体化して組み立て可能にするために、負圧室と大気圧室とを仕切りかつ燃料ガス管が貫通する隔壁における貫通穴の部分を、抜き差し可能なグロメット形状の弾性部材構造にし、該弾性部材にあらかじめ燃料ガス管を組み込んでおき、サブアッセンブリとするとよい。
また、本発明において、好ましくは、前記ゼロガバナの上流側にガス遮断弁を設けるとよい。
このように構成することで、ガス遮断弁も含めてサブアッセンブリで先行して組み立てることができるようになるため、一層構造を簡単化して部品点数を削減でき組み立ておよび部品交換が容易になる。
本発明によれば、燃料ガスと空気とを混合するガスミキサーと、該ガスミキサーへの燃料ガス圧力を適宜に設定するゼロガバナと、前記ゼロガバナを経てガスミキサーに連通される燃料ガス管とを備えたガスエンジンの燃料供給装置において、前記ガスミキサー、ゼロガバナ、および燃料ガス管を収容する1つの収容ケースを備え、該収容ケースには、前記ガスミキサーが収納されるとともにガスエンジンへの吸気経路を形成する負圧室と、前記ゼロガバナが収納されるとともに大気に連通する大気圧室と、該負圧室と大気圧室とを仕切りかつ前記燃料ガス管が貫通する隔壁とを備えたので、ガスエンジンからの排熱の影響を受けることがないようにガスミキサー、ゼロガバナ、およびゼロガバナを経てガスミキサーに連通される燃料ガス管を配置でき、ゼロガバナの周囲を大気圧として吸気負圧の影響を受けることなく調圧できるように配置でき、燃料ガスの漏洩に対しても簡単な構造で大気への排出を確実に行うことができ、さらに、構造を簡単化して部品点数を削減して組み立ておよび部品交換を容易にできるガスエンジンの燃料供給装置を提供できる。
本発明の実施例にかかるコージェネレーションガスエンジン発電装置の燃料供給装置の外観斜視図である。 図1のA―A線断面図である。 隔壁における燃料ガス管貫通穴の部分の抜き差し可能なグロメット形状の弾性部材を示す説明図である。 図1のB−B線断面図である。 エアクリーナが取り付けられた状態を示し吸気がガスミキサーのスロットル駆動用モータを冷却する説明図である。 従来技術の説明図である。 従来技術の説明図である。
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1は本発明の実施例にかかるコージェネレーションガスエンジン発電装置の燃料供給装置の外観斜視図、図2は図1のA―A線断面図、図3は隔壁における燃料ガス管貫通穴の部分の抜き差し可能なグロメット形状の弾性部材を示す説明図である。図4は図1のB−B線断面図である。図5は収容ケースカバーを装着した状態を示し、収容ケースカバーに取り付けられたエアクリーナが装着された状態を示す説明図である。
図1において、ガスエンジンが収納される箱体の防音ケース1内には、エンジンルーム1aが形成されている。該エンジンルーム1aの上部には収容ケース1bが設けられている。
前記収容ケース1b内には、燃料ガスと空気とを混合するガスミキサー3と、該ガスミキサー3への燃料ガス圧力を適宜に設定するゼロガバナ2と、前記ゼロガバナ2を経てガスミキサー3に連通される燃料ガス管8とが設けられている。
前記収容ケース1bにおいては、ガスエンジンの吸気経路を形成して吸気負圧状態になる負圧室11内に前記ガスミキサー3が収納され、大気に連通される大気圧室12にゼロガバナ2が収納されており、前記負圧室11と大気圧室12とは、隔壁10にて縦方向に仕切られ、前記ゼロガバナ2とガスミキサー3とは燃料ガス管8を介して連通されている。
また、前記負圧室11と大気圧室12及び燃料ガス管8を支持する隔壁10を1つの収容ケース1bに一体に形成されている。これによって、構造を簡単化して部品点数を削減でき組み立ておよび部品交換が容易になる。すなわち、収容ケース1bに予めゼロガバナ2、ガスミキサー3、燃料ガス管8を組み付けて、その後収容ケース1bをガスエンジンが収納される箱体を構成するフレーム部材に取り付けことができる。なお、最初に収容ケース1bを、箱体を構成するフレームに取り付けその後にゼロガバナ2、ガスミキサー3、燃料ガス管8を組み付けてもよいことは勿論である。
前記ゼロガバナ2には、燃料ガスが燃料入口管13からガス遮断弁4を通って導入され、該ゼロガバナ2において、燃料ガス圧力を所定値に設定する。
該ゼロガバナ2にて、所定の燃料ガス圧力に設定された燃料ガスは、図2に示すように、隔壁10を貫通する燃料ガス管8を通って前記ガスミキサー3に導入される。この場合燃料ガス管8の外周と隔壁10との間にはグロメット形状の弾性部材10aが設けられている。燃料ガス管8は図3に示すように、弾性部材10aの内孔10bに挿入され、弾性部材10aの外周は隔壁10に形成された貫通穴の部分に、スライドさせて抜き差し可能なように凹凸状のスライド部10cが形成されている。これによって、弾性部材10aにあらかじめ燃料ガス管8を組み込んでおき、ゼロガバナ2とガスミキサー3と燃料ガス管8とのサブアッセンブリ化ができるようになる。
ガスミキサー3に導入された燃料ガスは、空気管9から導入された空気と混合されてから、吸気管7を通ってガスエンジン(図示省略)の燃焼室に供給される。
また、排気入口管15の排気サイレンサ14の上流部位から、EGR(排ガス再循環)入口管6が分岐され、かかるEGR入口管6は、前記分岐した排気ガスを導入してエンジンの吸気管7に還流するEGR弁5に接続されている。
そして、EGR弁5を経たEGR出口管5aは、前記吸気管7に還流している。
また、図1に示すように大気圧室12には、大気圧室12の高い位置と低い位置の2箇所に大気に連通する大気連通穴16a、16bが設けられている。低い位置の大気連通穴16bは、図4に示すように収容ケース1bの下部に穿孔され、高い位置の大気連通穴16aは、図1の点線で示し、図5の2点鎖線で示す収容ケースカバー30に穿孔されている。
このように大気圧室12に大気に連通する大気連通穴16a、16bを設けることで、燃料ガス漏れが発生した場合の大気への排出を、ゼロガバナが設けられる大気室を大気状態に保持する大気連通穴で兼用できるため、燃料ガス漏れ時の排出穴を別途設ける必要がなく構造を簡単化できる。
さらに、大気連通穴16a、16bを大気圧室12の高い位置と低い位置の2箇所に設けるので、空気より軽い、例えば天然ガスを燃料ガスとして選択した場合には高い位置の大気連通穴16aによって、また空気より重い、例えばプロパンガスを選択した場合には、低い位置の大気連通穴16bを燃料ガス漏れに対しての排出穴として利用できる。
また、大気連通穴16a、16bにはチューブが接続され、防音ケース1の外部へ連通している。
このため、燃料ガスとして天然ガス、プロパンガス等の何れを使用してもガス漏れに対して適切な排出が可能な構造となっている。
また、図1に示すガスミキサー3の空気管9にはエアクリーナ32よりの清浄空気が導入されるようになっている。このエアクリーナ32は図5のように収容ケースカバー30の裏面側に装着され、収容ケースカバー30を取り付けることでエアクリーナ32が空気管9に取り付けられるか、または、空気管9にエアクリーナ32を取り付けた後に収容ケースカバー30を取り付けるようになっている。
前記防音ケース1に設けられたエンジン吸気口(不図示)からの空気は、空気導入管34を通って、収容ケースカバー30の吸気口36から負圧室11内に導入される。負圧室11内の空気はエアクリーナ32でろ過された後に、ブローバイガスフィルタ38によって浄化されたブローバイガスとともに、ガスミキサー3に吸い込まれる。また、この負圧室11内に導入された空気がエアクリーナ32に向かう吸気経路(矢印39方向)に臨んでガスミキサー3のスロットルを駆動するモータ40が設けられている。
このため、モータ40が、導入された空気流によって冷却されるためモータの冷却が効果的に得られ耐久性が向上する。
かかる実施例においては、ガスミキサー3と、ゼロガバナ2と、前記ゼロガバナ2を経てガスミキサー3に連通される燃料ガス管8とを1つの収容ケース1bに配置し、さらに、ガスミキサー3が収納されるとともにガスエンジンの吸気経路を形成して吸気負圧状態になる負圧室11と、ゼロガバナ2が収納されるとともに大気に連通される大気圧室12と、負圧室11と大気圧室12とを仕切り内部を燃料ガス管8が貫通する隔壁10とを備え、負圧室11と大気圧室12とを隔壁10で縦方向に仕切って1つの収容ケース1bに形成したので、燃料供給装置をコンパクトに収納出来、さらにエンジンの排熱の影響を受けて温度が上昇することを抑制出来る。
また、負圧室11と大気圧室12とを隔壁10で縦方向に仕切って、ゼロガバナ2を大気に連通する大気圧室12側に配置するので、吸気負圧の影響を受けることなくゼロガバナ2による燃料ガスの圧力調整が安定して行われる。
また、負圧室11と大気圧室12とを隔壁10で縦方向に仕切って、ゼロガバナ2を大気に連通する大気圧室12側に配置するので、正圧となるガス導管(ゼロガバナへの流入するガス導管)からガスが漏れた場合でも、漏れたガスは大気室に設けられた大気連通穴から大気に排出されるため、すなわち、漏れたガスを大気に排出する経路と吸気経路とを兼用しないため、ゼロガバナを吸気口付近に配置しなければならないような配置の制限を受けることもない。
さらに、ゼロガバナ2と燃料ガス管8とガスミキサー3とを直列に配し、各々を接続した状態で収容ケース1bに取付けおよび取外しが可能であるので、前記3つの部品、すなわち、ゼロガバナ2とガスミキサー3と燃料ガス管8とを一体化して、サブアッセンブリで先行して組み立てることができるようになり、組み付け時の部品点数を削減できるとともに、組み立て工数を低減できる。また、ガス遮断弁も含めてサブアッセンブリで先行して組み立てることができるため、一層構造を簡単化して部品点数を削減でき組み立ておよび部品交換が容易になる。
さらに、負圧室11内にエアクリーナ32を収納することによって、エアクリーナ32も含めて燃料供給装置をコンパクトに収納出来、構造の簡単化が達成でき吸気へのエンジンの排熱の影響を抑制出来る。
本発明によれば、前記ガスミキサー、ゼロガバナ、および燃料ガス管を収容する1つの収容ケースを備え、該収容ケースには、前記ガスミキサーが収納されるとともにガスエンジンへの吸気経路を形成する負圧室と、前記ゼロガバナが収納されるとともに大気に連通する大気圧室と、該負圧室と大気圧室とを仕切りかつ前記燃料ガス管が貫通する隔壁とを備えたので、ガスエンジンからの熱の影響を受けることがないようにガスミキサー、ゼロガバナ、およびゼロガバナを経てガスミキサーに連通される燃料ガス管を配置でき、ゼロガバナの周囲を大気圧として吸気負圧の影響を受けることなく調圧できるように配置でき、燃料ガスの漏洩に対しても簡単な構造で大気への排出を確実に行うことができ、さらに、構造を簡単化して部品点数を削減して組み立ておよび部品交換を容易にできるため、ガスエンジンの燃料供給装置への利用に適する。
1 防音ケース
1a エンジンルーム
1b 収容ケース
2 ゼロガバナ
3 ガスミキサー
4 ガス遮断弁
5 EGR弁
5a EGR出口管
6 EGR(排ガス再循環)入口管
7 吸気管
8 燃料ガス管
9 空気管
10 隔壁
10a 弾性部材
10b 内孔
10c スライド部
11 負圧室
12 大気圧室
13 燃料入口管
14 排気サイレンサ
15 排気入口管
16a、16b 大気連通孔
30 収容ケースカバー
32 エアクリーナ
34 空気導入管
36 吸気口
40 モータ

Claims (5)

  1. 燃料ガスと空気とを混合するガスミキサーと、該ガスミキサーへの燃料ガス圧力を適宜に設定するゼロガバナと、前記ゼロガバナを経てガスミキサーに連通される燃料ガス管とを備えたガスエンジンの燃料供給装置において、
    前記ガスミキサー、ゼロガバナ、および燃料ガス管を収容する1つの収容ケースを備え、該収容ケースには、前記ガスミキサーが収納されるとともにガスエンジンへの吸気経路を形成する負圧室と、前記ゼロガバナが収納されるとともに大気に連通する大気圧室と、該負圧室と大気圧室とを仕切りかつ前記燃料ガス管が貫通する隔壁とを備えたことを特徴とするガスエンジンの燃料供給装置。
  2. 前記ガスミキサーのスロットルを駆動するモータを吸気経路に臨ませ,該モータが吸気流により冷却されることを特徴とした請求項1に記載のガスエンジンの燃料供給装置。
  3. 前記収容ケースの前記大気圧室に連通する大気連通穴を大気圧室の高い位置と低い位置の2箇所に設け、収容ケース内に天然ガス又はプロパンガスのガス漏れが発生した場合のケース外への排出を前記大気連通穴が兼用することを特徴とした請求項1又は2に記載のガスエンジンの燃料供給装置。
  4. 前記ゼロガバナと前記燃料ガス管と前記ガスミキサーとを直列に配し、各々を接続した状態で前記収容ケースに取付けおよび取外しが可能であることを特徴とする請求項1〜3に記載のガスエンジンの燃料供給装置。
  5. 前記ゼロガバナの上流側にガス遮断弁を設けたことを特徴とする請求項1〜4に記載のガスエンジンの燃料供給装置。
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