JP5210838B2 - 高温粒流体の回転式冷却搬送装置 - Google Patents

高温粒流体の回転式冷却搬送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5210838B2
JP5210838B2 JP2008314212A JP2008314212A JP5210838B2 JP 5210838 B2 JP5210838 B2 JP 5210838B2 JP 2008314212 A JP2008314212 A JP 2008314212A JP 2008314212 A JP2008314212 A JP 2008314212A JP 5210838 B2 JP5210838 B2 JP 5210838B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling water
cooling
tooth
rotary
fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008314212A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010139125A (ja
Inventor
慶一 中島
敏行 平野
扶美子 川島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2008314212A priority Critical patent/JP5210838B2/ja
Publication of JP2010139125A publication Critical patent/JP2010139125A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5210838B2 publication Critical patent/JP5210838B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)
  • Auxiliary Methods And Devices For Loading And Unloading (AREA)
  • Fluidized-Bed Combustion And Resonant Combustion (AREA)
  • Gasification And Melting Of Waste (AREA)

Description

本発明は、循環流動層炉から排出される灰混じり砂のような高温粒流体の冷却搬送装置に適用され、外筒部の内側の内筒内に設置された回転羽根車に高温の粒流体を投入口を通して搬入し、該回転羽根車の回転により前記粒流体を該回転羽根車の円周方向に移送させながら、前記内筒と外筒部の間に形成された冷却室に収容された冷却水で冷却して降温させ、該投入口とは前記円周方向の反対側に設置された排出口から前記粒流体を搬出するように構成された高温粒流体の回転式冷却搬送装置に関する。
近年、火力発電設備においては、ボイラとして循環流動層炉が使用されることが多くなっている。かかる循環流動層炉では火炉内の高温の灰混じり砂(以下高温粒流体という)を一定量ずつ取り出し、該高温粒流体中の異物を分別除去した後、正規粒流体のみを火炉内に戻す、という作業が連続して行われている。
この種の高温粒流体の冷却搬送装置として、従来、図7に示すようなスクリュー式の冷却搬送装置が使用されている。
図7において、回転体部04は外筒部02の内側に設置されており、図示しない駆動装置により回転駆動される該回転体部04に高温の粒流体を投入口9を通して搬入する。該回転体部04は回転駆動されて異物が除去されるとともに、内部に冷却水を通して冷却し、該回転体部04の回転により外周に螺旋状の羽根03が該回転体部04とともに回転し、前記粒流体を軸方向に移動させながら降温する。
かかる冷却により降温された粒流体は、排出口10から外部に排出され、かかる正規の粒流体のみを火炉内に戻される。
また特許文献1(特開2005−212905号公報)においては、横向き姿勢で回転する円筒ドラム11の外周面に粒流体冷却ようの水ジャケット13を設け、円筒ドラム11内で高温粒流体を移送させる移送手段14として、円筒ドラム11の内面に多数枚の羽根板15を取り付けて構成するとともに、該羽根板15はそれぞれ粒流体Aを円筒ドラム11で所定高さまで掬い挙げ可能で且つ円筒ドラムの出口部11b側に送り出し可能な状態で取り付けていることにより、円筒ドラム11内での高温粒流体Aの攪拌作用を活発にして、高温粒流体の冷却効率を高めるようにしている。
また、前記特許文献1の他に、図7と同様なスクリュー式の冷却搬送装置が、特許文献2(特開平10−132249号公報)にも示されている。
特開2005−212905号公報 特開平10−132249号公報
スクリュー式の冷却搬送装置においては、高温粒流体には、廃材利用が多くなり、本来の燃料以外に砂利石、小金具、針金ワイヤー等の異物が混入し、高温粒流体の冷却搬送装置であるヘッドアッシュクーラにそのまま入り込む場合があり、このためヘッドアッシュクーラ内面の損傷や内部での噛み込み、詰まり等が発生して、かかる損傷部からの水漏れ、駆動装置の過負荷停止等が発生し、故障の原因となる。
かかる不具合は、図7に示すようなスクリュー式の冷却搬送装置においては、基本的な構造が外周に螺旋状の羽根03が該回転体部04の回転による冷却搬送であるため、図7(B)のように、羽根03と外筒部02の内周との間に規定以上の砂が押し込められたり、異物によって粒流体の砂の流れが悪くなって砂蜜03aが発生する。
図7(B)のように、かかる砂蜜03aが発生すると、該砂蜜03aを回転体部04が乗り越えようとして、図7(B)、(C)のように、該回転体部04にF方向の力が作用し、図7(C)のように回転体部04に曲げ(04aは曲げられたときの図)が発生し、回転体部04が曲げられる。
本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、回転駆動される回転体部により高温の粒流体を冷却搬送するに当たり、高温の粒流体を回転羽根車を用いて該回転羽根車の回転により粒流体を該回転羽根車の円周方向に移送させることにより、高温粒流体を異物等の混入による砂蜜の発生を防止するとともに、高温粒流体の冷却効果を上げて搬送可能とした高温粒流体の回転式冷却搬送装置を提供することを目的とする。
本発明はかかる目的を達成するもので、循環流動層炉から排出される灰混じり砂である高温粒流体の回転式冷却搬送装置において、
該高温粒流体を回転羽根車に搬入し、該回転羽根車の回転により前記粒流体を該回転羽根車の円周方向に移送させながら、内筒と外筒部の間に形成された冷却室に収容された冷却水で冷却して降温させ、搬入とは前記円周方向の反対側から前記粒流体を搬出するように構成されるとともに、
前記回転羽根車は駆動用の回転軸に取り付けられて回転駆動される歯型状体が円周方向に複数枚配置されてなり、該歯型状体の間には前記投入口からの高温粒流体が供給される移動粒流体室を設けるとともに該歯型状体の内部には冷却水が収容される回転体冷却水室を備えて構成された歯型状の冷却搬送装置を備え、
該歯型状の冷却搬送装置は、直状に上下方向に形成された外筒部内に上方から下方に向けて1列に配置し、該歯型状の冷却搬送装置の複数個の回転軸を右周りに回転するように連結する第1の回転軸系と、該歯型状の冷却搬送装置の残りの複数個の回転軸を左周りに回転するように連結する第2の回転軸系とを備え、該右周りの回転軸と左周りの回転軸とは交互になるように配置され、
さらに、上下の各冷却搬送装置は仕切部材で水平方向に一部仕切られて連通し、連通部分は流動通路を長く取ることができるように各冷却搬送装置の回転軸の回転方向に対応して交互に形成されていることを特徴とする。
かかる発明において、好ましくは、前記回転軸の一端に冷却水の入口を設け、該冷却水を前記回転軸から前記回転体冷却水室に向けて冷却水噴出孔から放射状に噴出させ、前記回転軸の前記冷却水の入口側とは反対側の部位に設けられた冷却水導入孔で前記回転体冷却水室内の冷却水を集合させ、前記冷却水噴出孔から回転体冷却水室を経て冷却水導入孔に至る冷却水循環路を形成する。
また、本発明は、循環流動層炉から排出される灰混じり砂である高温粒流体の回転式冷却搬送装置において、
該高温粒流体を回転羽根車に搬入し、該回転羽根車の回転により前記粒流体を該回転羽根車の円周方向に移送させながら、内筒と外筒部の間に形成された冷却室に収容された冷却水で冷却して降温させ、搬入とは前記円周方向の反対側から前記粒流体を搬出するように構成されるとともに、
前記回転羽根車は駆動用の回転軸に取り付けられて回転駆動される歯型状体が円周方向に複数枚配置されてなり、該歯型状体の間には前記投入口からの高温粒流体が供給される移動粒流体室を設けるとともに該歯型状体の内部には冷却水が収容される回転体冷却水室を備えて構成された歯型状の冷却搬送装置を備え、
該歯型状の冷却搬送装置は、水平面から鋭角の一定角度を存して直状に下方向に向けて形成された外筒部内に回転軸を揃えて1列に配置して、該歯型状の冷却搬送装置の回転軸を同一方向に回転するように所定間隔をおいて配置したことを特徴とする。
本発明によれば、循環流動層炉から排出される灰混じり砂である高温粒流体の回転式冷却搬送装置において、内筒と外筒部の間に形成された冷却室に収容された冷却水で冷却して降温させるとともに、回転羽根車は駆動用の回転軸に取り付けられて回転駆動される歯型状体が円周方向に複数枚配置されてなり、該歯型状体の間には前記投入口からの高温粒流体が供給される移動粒流体室を設けるとともに該歯型状体の内部には冷却水が収容される回転体冷却水室が形成され、前記回転羽根車を前記回転軸により回転させて歯型状体の移動粒流体室を前記回転体冷却水室とともに前記円周方向に移動させて、前記高温粒流体を排出口に送り込むようにしたので、
高温粒流体は、投入口から回転羽根車の歯型状体の間に入り、回転駆動される歯型状体とともに回転方向に移動して排出口に送り出されるとともに、内筒と外筒部の間に形成された冷却室に収容された冷却水及び歯型状体の内部に形成される回転体冷却水室内の冷却水の、双方の冷却水によって冷却される。
従って、高温粒流体は回転羽根車の回転によって歯型状体と一緒に回転方向に移動するとともに、かかる回転方向の移動に従い、内筒と外筒部の間に形成された冷却室及び歯型状体の内部に形成される回転体冷却水室の双方の冷却水によって冷却されるので、高温粒流体中の異物等を含む砂分が回転方向にスムーズに移動し砂分の圧蜜の発生が回避される。また、高温粒流体は、前記のように双方の冷却水によって冷却されることから、冷却効果が大きくなる。
また、かかる発明において、前記回転軸の一端に冷却水の入口を設け、該冷却水を前記回転軸から前記回転体冷却水室に向けて冷却水噴出孔から放射状に噴出させ、前記回転軸の前記冷却水の入口側とは反対側の部位に設けられた冷却水導入孔で前記回転体冷却水室内の冷却水を集合させ、前記冷却水噴出孔から回転体冷却水室を経て冷却水導入孔に至る冷却水循環路を形成すれば、
歯型状体の内部に形成される各回転体冷却水室に、各冷却水噴出孔から放射状に冷却水を噴出させて各回転体冷却水室を個別に冷却し、該冷却水噴出孔から回転体冷却水室を経て冷却水導入孔に至る、半径方向及び軸方向の冷却水循環路を通して冷却水を循環させることができるので、冷却水を各歯型状体の内部に形成される各回転体冷却水室に確実に供給できて、各回転体冷却水室における冷却効果を向上できる。
また、本発明によれば、歯型状体の間に投入口からの高温粒流体が供給される移動粒流体室を設けるとともに該歯型状体の内部には冷却水が収容される回転体冷却水室を備えて構成された歯型状の冷却搬送装置を、直状に上下方向に形成された外筒部内に上方から下方に向けて1列に配置し、該歯型状の冷却搬送装置の複数個の回転軸を右周りに回転するように連結する第1の回転軸系と、該歯型状の冷却搬送装置の残りの複数個の回転軸を左周りに回転するように連結する第2の回転軸系とを備え、該右周りの回転軸と左周りの回転軸とは交互になるように配置し、さらに、上下の各冷却搬送装置は仕切部材で水平方向に一部仕切られて連通し、連通部分は流動通路を長く取ることができるように各冷却搬送装置の回転軸の回転方向に対応して交互に形成したので、
歯型状の冷却搬送装置を直状に上下方向に形成された外筒部内に上方から下方に向けて1列に配置し、かつ該歯型状の冷却搬送装置を右周りの回転軸と左周りの回転軸とを交互になるように配置したことにより、高温粒流体中の砂の回転方向の流動通路を長く取ることができて、高温粒流体の冷却効果が向上する。
また、歯型状の冷却搬送装置を直状に形成された外筒部内に上方から下方に向けて1列に配置したので、上方の歯型状の冷却搬送装置から下方の歯型状の冷却搬送装置へと高温粒流体の落差ができ、高温粒流体の流動がスムーズになる。
また、本発明によれば、歯型状体の間に投入口からの高温粒流体が供給される移動粒流体室を設けるとともに該歯型状体の内部には冷却水が収容される回転体冷却水室を備えて構成された歯型状の冷却搬送装置を、水平面から鋭角の一定角度を存して直状に下方向に向けて形成された外筒部内に回転軸を揃えて1列に配置して、該歯型状の冷却搬送装置の回転軸を同一方向に回転するように所定間隔をおいて配置したので、
歯型状の冷却搬送装置を、水平面から鋭角の一定角度を存して直状に形成された外筒部内に回転軸を揃えて1列に配置したことにより、上方の歯型状の冷却搬送装置から下方の歯型状の冷却搬送装置へと高温粒流体の落差ができ、高温粒流体の流動がスムーズになるとともに、水平面から鋭角の一定角度を存して直状に形成したので、高さが低くなり設置スペースを低減できる。
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
(第1基本構成
図1は本発明の第1基本構成にかかる高温粒流体の回転式冷却搬送装置の回転軸心線に沿うで断面図(図2のA―A線断面図)、図2は図1のB―B線断面図、図3は図1のC―C線断面図である。
図1〜3において、高温粒流体の回転式冷却搬送装置は符号100で示され、円筒状の外筒部1の内側に、外筒冷却水室3を介して設置された円筒状の内筒2bを備えている。
前記外筒冷却水室3には、図1に示すように、冷却水入口15から冷却水が導入され、
該外筒冷却水室3内を通って前記高温粒流体を冷却し、冷却水出口17から外部に排出される。
内筒2bの入口部には投入口9が設置され、該投入口9から高温粒流体が搬入される。 前記内筒2b内には、回転羽根車2が設置されている。該回転羽根車2は、回転軸6に固定され、該回転軸6は歯車8を介して駆動装置7に直結駆動されている。
該回転羽根車2は、複数枚(この例では8枚)の歯型状体2aが円周方向に配置されており、各歯型状体2aの間に形成される移動粒流体室4に、前記投入口9から高温粒流体が搬入されるようになっている。
また、前記回転羽根車2の歯型状体2aの内部は、回転体冷却水室5に構成されている。前記回転体冷却水室5は、次のように構成されている。
図1において、前記回転軸6端部に冷却水の入口16が設けられ、該冷却水入口16
を通った冷却水は回転軸6内に溜められる。11は冷却水のシールである。該回転軸6内の冷却水は、各前寄り部分から、前記各回転体冷却水室5に向けて、図3に示すように、前記歯型状体2aと同数設置された冷却水噴出孔13を通して、放射状(X矢印)に噴出せしめられる。
冷却水噴出孔13から噴出された冷却水は、図1のY矢印のように流れて、各後寄り部分に設けられた各回転体冷却水室5を通って、冷却水流入孔14から前記回転軸6内に溜められ、該回転軸6内から冷却水出口16aを通って外部に排出される。11は冷却水のシールである。
また、前記回転軸6は、軸端部の2箇所を軸受12で、前記外筒1に回転自在に支持されている。
かかる第1基本構成によれば、内筒2bと外筒部1の間に形成された外筒冷却水室3に収容された冷却水で冷却して降温させるとともに、回転羽根車2は駆動用の回転軸6に取り付けられて回転駆動される歯型状体2aが円周方向に複数枚(この例では8枚)配置されている。
また、前記歯型状体2aの間には、前記投入口9からの高温粒流体が供給される移動粒流体室4を設けるとともに該歯型状体2aの内部には冷却水が収容される回転体冷却水室5が形成されており、前記回転羽根車2を前記回転軸6により回転させて歯型状体2aの移動粒流体室4を前記回転体冷却水室5とともに前記円周方向に移動させて、前記高温粒流体を排出口10に送り込むように構成している。
従って、前記高温粒流体は、投入口9から回転羽根車2の歯型状体2aの間に入り、回転駆動される歯型状体2aとともに回転方向に移動して排出口10に送り出されるとともに、内筒2bと外筒部1の間に形成された外筒冷却水室3に収容された冷却水及び歯型状体2aの内部に形成される回転体冷却水室5内の冷却水の、双方の冷却水によって冷却される。
従って、高温粒流体は、回転羽根車2の回転によって歯型状体2aと一緒に回転方向に移動するとともにかかる回転方向への移動に従い、内筒2bと外筒部1の間に形成された外筒冷却水室3及び歯型状体2aの内部に形成される回転体冷却水室5の双方の冷却水によって冷却されるので、高温粒流体中の異物等を含む砂分が回転方向にスムーズに移動し砂分の圧蜜の発生が回避される。また、高温粒流体は、前記のように双方の冷却水によって冷却されることから、冷却効果が大きくなる。
また、かかる第1基本構成において、前記のように、回転軸6の一端に冷却水入口16を設け、該冷却水を前記回転軸6から前記回転体冷却水室5に向けて冷却水噴出孔13から放射状に噴出させ、前記回転軸6の前記冷却水入口16側とは反対側の部位に設けられた冷却水導入孔14で前記回転体冷却水5室内の冷却水を集合させ、前記冷却水噴出孔13から回転体冷却水室5を経て冷却水導入孔14に至る冷却水循環路を形成している。
これにより、歯型状体2aの内部に形成される各回転体冷却水室5に、各冷却水噴出孔13から放射状に冷却水を噴出させて各回転体冷却水室5を個別に冷却し、該冷却水噴出孔13から回転体冷却水室5を経て冷却水導入孔14に至る、半径方向及び軸方向の冷却水循環路を通して冷却水を循環させることができることとなり、冷却水を各歯型状体2aの内部に形成される各回転体冷却水室5に確実に供給できて、各回転体冷却水室5における冷却効果を向上できる。
(第2基本構成
図4は本発明の第2基本構成にかかる高温粒流体の回転式冷却搬送装置の回転軸心線に直角方向の断面図(図2のA―A線断面相当図)である。
この第2基本構成においては、前記投入口9の傾斜部に冷却水が導入される投入口部冷却水室20を設けるとともに、前記排出口10の傾斜部に冷却水が導入される排出口部冷却水室20aを設けている。
その他の構成は、前記第1基本構成と同様であり、これ(図1〜3)と同一の部材は同一の符号で示す。
この場合は、投入口部9及び排出口部10に、投入口部冷却水室20及び排出口部冷却水室20aを設けることにより、投入口部9及び排出口部10の冷却効果がさらに向上する。
第1実施例)
図5(A)は本発明の第1実施例にかかる高温粒流体の回転式冷却搬送装置の回転軸心線に直角方向の断面図、(B)はAのD―D断面図である。
図5(A)、(B)において、前記第1基本構成及び第2基本構成と同様な高温粒流体の回転式冷却搬送装置100を、直状に形成された外筒部1内に上方から下方に向けて1列に配置し、該回転式冷却搬送装置100の複数個の回転軸6を右周りに回転するように連結する第1の回転軸系60と、該回転式冷却搬送装置100の残りの複数個の回転軸6aを左周りに回転するように連結する第2の回転軸系61とを備え、該右周りの回転軸6と左周りの回転軸6aとは回転方向が、図に矢印で示すように、交互になるように配置している。
このようにして、各回転式冷却搬送装置100を連通する粒流体室41が形成される。
前記各高温粒流体の回転式冷却搬送装置100は、右回りは仕切部材21で仕切られ、左回りは仕切部材22で仕切られている。
つまり、第1の回転軸系60は、駆動装置24bに連結部材26で連結されて各回転軸6が駆動装置24bにより右周りに回転され、第2の回転軸系61は、駆動装置24aに連結部材25で連結されて各回転軸6aが駆動装置24aにより左周りに回転されるようになっている。
その他の構成は、前記第1基本構成と同様であり、これ(図1〜3)と同一の部材は同一の符号で示す。
前記高温粒流体の回転式冷却搬送装置100を、直状に形成された外筒部1内に上方から下方に向けて1列に配置し、かつ該回転式冷却搬送装置100を右周りの回転軸6と左周りの回転軸6aとを交互になるように配置したことにより、高温粒流体中の砂の回転方向の流動通路を長く取ることができて、高温粒流体の冷却効果が向上する。
また、高温粒流体の回転式冷却搬送装置100を直状に形成された外筒部1内に上方から下方に向けて1列に配置したので、上方の回転式冷却搬送装置100から下方の回転式冷却搬送装置100へと高温粒流体の落差ができ、高温粒流体の流動がスムーズになる。
第2実施例)
図6は本発明の第2実施例にかかる高温粒流体の回転式冷却搬送装置の回転軸心線に直角方向の断面図である。
この第2実施例においては、前記第1基本構成及び第2基本構成と同様な高温粒流体の回転式冷却搬送装置100を、直状に形成された外筒部1内に上方から下方に向けて1列に配置し、該回転式冷却搬送装置100の複数個の回転軸6を同一方向(この図においては右回り)に回転するように連結している。また、かかる各回転式冷却搬送装置100を、共通して連通する粒流体室42が形成される。また、前記各高温粒流体の回転式冷却搬送装置100は、仕切部材31で仕切られている。
前記回転軸系は、右周りの場合は、前記第1実施例の第1の回転軸系60と同様に、駆動装置24bに連結部材26で連結されて各回転軸6が駆動装置24bにより右周りに回転せしめられている。
また、かかる回転式冷却搬送装置100は、水平面から鋭角の一定角度βを存して直状に形成された外筒部1内に回転軸6を揃えて1列に配置して、該回転式冷却搬送装置100の回転軸6を同一方向に回転するように所定間隔をおいて配置している。
その他の構成は、前記第1基本構成と同様であり、これ(図1〜3)と同一の部材は同一の符号で示す。
かかる第2実施例によれば、前記回転式冷却搬送装置100を、水平面から一定角度βを存して直状に形成された外筒部1内に回転軸6を揃えて1列に配置したことにより、上方の回転式冷却搬送装置100から下方の回転式冷却搬送装置100へと高温粒流体の落差ができ、高温粒流体の流動がスムーズになるとともに、水平面から鋭角の一定角度βを存して直状に形成したので、高さが低くなり設置スペースを低減できる。
本発明によれば、回転駆動される回転体部により高温の粒流体を冷却搬送するに当たり、高温の粒流体を回転羽根車を用いて該回転羽根車の回転により粒流体を該回転羽根車の円周方向に移送させることにより、高温粒流体を異物等の混入による砂蜜の発生を防止するとともに、高温粒流体の冷却効果を上げて搬送可能とした高温粒流体の回転式冷却搬送装置を提供できる。
本発明の第1基本構成にかかる高温粒流体の回転式冷却搬送装置の回転軸心線に沿うで断面図(図2のA―A線断面図)である。 本発明の第1基本構成にかかる図1のB―B線断面図である。 本発明の第1基本構成にかかる図1のC―C線断面図である。 本発明の第2基本構成にかかる高温粒流体の回転式冷却搬送装置の回転軸心線に直角方向の断面図(図2のA―A線断面相当図)である。 (A)は本発明の第1実施例にかかる高温粒流体の回転式冷却搬送装置の回転軸心線に直角方向の断面図、(B)は(A)のD―D断面図である。 本発明の第2実施例にかかる高温粒流体の回転式冷却搬送装置の回転軸心線に直角方向の断面図である。 (A)は従来のスクリュー式の冷却搬送装置の概略図である。(B)は荷重の作用図、(C)は回転体部の曲げ線図である。
1 外筒部
2 回転羽根車
2a 歯型状体
2b 内筒
3 外筒冷却水室
4 移動粒流体室
5 回転体冷却水室
6、6a 回転軸
7 駆動装置
9 投入口
10 排出口
13 冷却水噴出孔
14 冷却水導入孔
20 投入口部冷却水室
20a 排出口部冷却水室
21、22、31 仕切部材
24a、24b 駆動装置
41、42 粒流体室
60 第1の回転軸系
61 第2の回転軸系
β 一定角度
100 高温粒流体の回転式冷却搬送装置

Claims (3)

  1. 循環流動層炉から排出される灰混じり砂である高温粒流体の回転式冷却搬送装置において、
    該高温粒流体を回転羽根車に搬入し、該回転羽根車の回転により前記粒流体を該回転羽根車の円周方向に移送させながら、内筒と外筒部の間に形成された冷却室に収容された冷却水で冷却して降温させ、搬入とは前記円周方向の反対側から前記粒流体を搬出するように構成されるとともに、
    前記回転羽根車は駆動用の回転軸に取り付けられて回転駆動される歯型状体が円周方向に複数枚配置されてなり、該歯型状体の間には前記投入口からの高温粒流体が供給される移動粒流体室を設けるとともに該歯型状体の内部には冷却水が収容される回転体冷却水室を備えて構成された歯型状の冷却搬送装置を備え、
    該歯型状の冷却搬送装置は、直状に上下方向に形成された外筒部内に上方から下方に向けて1列に配置し、該歯型状の冷却搬送装置の複数個の回転軸を右周りに回転するように連結する第1の回転軸系と、該歯型状の冷却搬送装置の残りの複数個の回転軸を左周りに回転するように連結する第2の回転軸系とを備え、該右周りの回転軸と左周りの回転軸とは交互になるように配置され、
    さらに、上下の各冷却搬送装置は仕切部材で水平方向に一部仕切られて連通し、連通部分は流動通路を長く取ることができるように各冷却搬送装置の回転軸の回転方向に対応して交互に形成されていることを特徴とする高温粒流体の回転式冷却搬送装置。
  2. 循環流動層炉から排出される灰混じり砂である高温粒流体の回転式冷却搬送装置において、
    該高温粒流体を回転羽根車に搬入し、該回転羽根車の回転により前記粒流体を該回転羽根車の円周方向に移送させながら、内筒と外筒部の間に形成された冷却室に収容された冷却水で冷却して降温させ、搬入とは前記円周方向の反対側から前記粒流体を搬出するように構成されるとともに、
    前記回転羽根車は駆動用の回転軸に取り付けられて回転駆動される歯型状体が円周方向に複数枚配置されてなり、該歯型状体の間には前記投入口からの高温粒流体が供給される移動粒流体室を設けるとともに該歯型状体の内部には冷却水が収容される回転体冷却水室を備えて構成された歯型状の冷却搬送装置を備え、
    該歯型状の冷却搬送装置は、水平面から鋭角の一定角度を存して直状に下方向に向けて形成された外筒部内に回転軸を揃えて1列に配置して、該歯型状の冷却搬送装置の回転軸を同一方向に回転するように所定間隔をおいて配置したことを特徴とする高温粒流体の回転式冷却搬送装置。
  3. 前記回転軸の一端に冷却水の入口を設け、該冷却水を前記回転軸から前記回転体冷却水室に向けて冷却水噴出孔から放射状に噴出させ、前記回転軸の前記冷却水の入口側とは反対側の部位に設けられた冷却水導入孔で前記回転体冷却水室内の冷却水を集合させ、前記冷却水噴出孔から回転体冷却水室を経て冷却水導入孔に至る冷却水循環路を形成したことを特徴とする請求項1または2記載の高温粒流体の回転式冷却搬送装置。
JP2008314212A 2008-12-10 2008-12-10 高温粒流体の回転式冷却搬送装置 Expired - Fee Related JP5210838B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008314212A JP5210838B2 (ja) 2008-12-10 2008-12-10 高温粒流体の回転式冷却搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008314212A JP5210838B2 (ja) 2008-12-10 2008-12-10 高温粒流体の回転式冷却搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010139125A JP2010139125A (ja) 2010-06-24
JP5210838B2 true JP5210838B2 (ja) 2013-06-12

Family

ID=42349407

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008314212A Expired - Fee Related JP5210838B2 (ja) 2008-12-10 2008-12-10 高温粒流体の回転式冷却搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5210838B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104501189A (zh) * 2014-07-05 2015-04-08 王志凯 液态炉渣冷却器
CN109170739A (zh) * 2018-08-22 2019-01-11 江苏润邦食品有限公司 一种旋转分流式蜂蜜冷却装置
CN109259164A (zh) * 2018-08-22 2019-01-25 江苏润邦食品有限公司 一种基于二叉树结构的蜂蜜冷却装置
CN109911633A (zh) * 2019-04-25 2019-06-21 攀钢集团钛业有限责任公司 U型阀
CN114259946A (zh) * 2021-12-23 2022-04-01 江苏国朗机械制造有限公司 一种物料可快速冷却旋转颗粒机

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5856725U (ja) * 1981-10-09 1983-04-18 株式会社山崎鉄工所 ロ−タリ−バルブ
JPS58113037A (ja) * 1981-12-25 1983-07-05 Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd 粉体堆積排出装置
JPS60177109U (ja) * 1984-05-01 1985-11-25 株式会社 東京自働機械製作所 棒状物の供出装置
JPH048099Y2 (ja) * 1985-12-16 1992-03-02
JPH089426B2 (ja) * 1991-07-12 1996-01-31 株式会社日立製作所 粉末固体搬送方法
JP3105751B2 (ja) * 1994-11-28 2000-11-06 三菱重工業株式会社 スクリュー式冷却器
JP3015544U (ja) * 1995-03-07 1995-09-05 株式会社山崎鉄工所 水冷式ロータリーバルブ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010139125A (ja) 2010-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5210838B2 (ja) 高温粒流体の回転式冷却搬送装置
JP5167100B2 (ja) 高温粒流体の冷却搬送装置
JP2010530951A (ja) 半径方向の混合による熱交換用の装置
JP2014029250A (ja) ディスク型乾燥装置
US20210396137A1 (en) Temperature control device for drive and/or transmission units such as tunnel borer transmissions
KR101832053B1 (ko) 건조 장치
KR200468813Y1 (ko) 애쉬 쿨링 스크류 피이더
JP2011016596A (ja) 搬送装置
KR20110043519A (ko) 고체, 액체, 증기 및 가스를 동시에 전달하기 위한 슬러지 리액터 펌프
JP4552999B2 (ja) 分円型ロータリーキルンの原料分配装置
CN110470118B (zh) 干燥装置
JP2010156149A (ja) 建設機械の冷却装置
CN107814150A (zh) 用于工业炉的布料机及工业炉
JP4116032B2 (ja) 多段乾燥装置
JP4986573B2 (ja) せん断式破砕装置
KR102276539B1 (ko) 스크류 컨베이어의 역류방지장치
JP6626185B1 (ja) バイオマス原料の洗浄装置
US4571176A (en) Bucket wheel valve
JP2006232438A (ja) スクリューコンベア装置
CN114061286A (zh) 一种双向绞龙炒锅
JP2005212905A (ja) 高温粉粒体の冷却搬送装置
CN205932185U (zh) 可均匀搅碎及自动定量的污泥入料装置
KR19990000262U (ko) 재(ash) 이송용 스크류콘베이어의 냉각장치
JP2007303761A (ja) 氷塊搬出装置
CN216678434U (zh) 一种矿物加工冷却装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120925

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130225

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160301

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5210838

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160301

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees