JP5208708B2 - 残量検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、容器内に収納された低温流体の残量を、液面の高さによって検出する残量検出装置に関するものである。
液化ガスを収納する圧力容器に設けられ、液化ガスの液面の高さによって圧力容器内のガス残量を検出する残量検出装置が知られている(例えば、特許文献1および2参照)。
例えば、特許文献2に記載の従来の残量検出装置は、圧力容器の口金に取り付けられる栓部材と、栓部材に一体化され上方に突出する中空の筒体と、筒体内で昇降可能に収納されるロッドと、によって構成される。
ここで、ロッドの下端は、圧力容器内へと延び、その先端には液化ガスの液面に合わせて昇降するフロートが取り付けられている。一方、ロッドの上端には、磁性体からなる残量表示具が設けられている。
また、残量検出装置は、筒体および残量表示具を覆う保護カバーを備える。保護カバーには、残量表示目盛りを有する覗き窓が設けられており、覗き窓を介して残量表示具の高さを視認することで、液化ガスの残量を検知することができる。
さらに、残量検出装置は、ホール素子によって残量表示具の位置を電気的に検出するセンサ部を備える。
このような従来の残量検出装置においては、液化ガスの低温により、覗き窓が曇ったり、霜が発生したりして残量表示具の視認が困難になることがある。また、液化ガスの低温によってセンサ部が冷却され、ホール素子などによる残量表示具の正確な位置検出が困難になることがある。
そこで、特許文献2では、センサ部を構成するホール素子近傍にヒータを設けることにより、正確な位置検出を実施可能としている。
実公平6−33380号公報 特開平8−94417号公報
しかしながら、特許文献2に記載の従来の残量検出装置においては、残量表示具の視認性を確保するため、覗き窓自体にヒータを設けることはできない。このため、覗き窓の曇りや霜を十分に排除することができない。
そこで、本発明は、霜や結露の発生を防止し、低温流体の残量を目視で良好に検知することができる残量検出装置を提供することを目的とする。
本発明の残量検出装置は、内部に低温流体を収納する容器と前記低温流体を前記容器外に供給する放出管とを備えた貯蔵タンクに装着され、前記容器内に収納された前記低温流体の残量を検出する残量検出装置であって、前記低温流体の液面にあわせて昇降されるフロートと、前記フロートに連結され前記フロートとともに昇降されるロッドと、前記ロッドの位置を表示する表示部と、前記表示部を前記容器外の空気から遮断された空間に封止するカバー部と、前記表示部と前記容器との間に設けられ両者を連結する連結部と、を備え、前記カバー部は、前記表示部を外部から視認するための透過部を有し、前記連結部は、前記表示部に結合される栓部材と、前記ロッドの昇降する方向と交差する面状のフランジ部とを有し、前記カバー部は、前記フランジ部に載置され、前記表示部は、前記ロッドが挿入される筒体と、この筒体の外周に沿った残量表示具と、前記筒体および前記残量表示具を覆う表示筒と、を有し、前記筒体と前記表示筒との間はシールされることを特徴とする。
本発明によれば、低温流体の液面にあわせてフロートおよびロッドが昇降される。そして、表示部がロッドの位置を表示する。
ロッドの位置は、低温流体の液面、すなわち低温流体の残量に対応するので、作業者は、透過部を介して目視で表示部を確認することにより、低温流体の残量を検知することができる。
そして、本発明では、表示部および検出部を容器外の空気から遮断された空間に封止するカバー部が設けられている。カバー部の内部は、大気から遮断されており、水分が入り込むことが無いので、表示部において霜や結露が発生することがない。
つまり、本発明の残量検出装置によれば、霜や結露の発生を防止し、低温流体の残量を目視で良好に検知することができる。
また、カバー部をフランジ部に載置するので、例えば、一端が閉塞された筒状のカバー部の他端をフランジ部で閉塞させ、この閉塞された空間に表示部を容易に封止することができる。
本発明の残量検出装置は、前記連結部は前記容器と前記表示部との間の熱の移動を抑制する熱抵抗部を有することが好ましい。
本発明では、熱抵抗部が、容器と表示部との間の熱の移動を抑制するので、容器の低温が表示部に伝達しにくい。
よって、本発明の残量検出装置は、表示部が冷却されにくいので、霜や結露が発生しにくい。
なお、熱吸収部としては、表面積の大きい形状を採用することができ、例えば、フランジなどが挙げられる。熱抵抗部としては、例えば、熱容量の大きい部材や、放熱フィンなどが挙げられる。
ここで、熱吸収部と熱抵抗部とは、別個の部分または部材である必要はない。例えば、フランジは熱吸収部としてのみならず、熱抵抗部としても作用しうる。また、放熱フィンは、熱抵抗部としてのみならず、熱吸収部としても作用しうる。
本発明の残量検出装置において、前記表示部は、前記貯蔵タンクの前記放出管に近接する位置に装着されることが好ましい。
従来の貯蔵タンクにおいて、残量検出装置は、放出管と近接する位置に装着されることが多い。このような場合、低温流体が放出管内を流れることによって、その近傍が冷却され、残量検出装置に霜や結露が発生しやすい。特に、表示部が放出管と近接する場合、霜や結露の発生により、表示部の視認性が低下するおそれがあり好ましくない。
例えば、放出管の着霜が成長して近接する表示部にも広がり、表示部が見えにくくなる不都合があった。
これに対し、本発明では、カバー部が表示部を封止するので、表示部または検出部が放出管と近接する場合でも、霜や結露の発生を防止することができる。
また、従来の貯蔵タンクにおける残量検出装置および放出管の位置関係を保ちつつ、カバー部を設けるだけで、表示部の良好な視認性を確保できるという利点がある。
本発明の残量検出装置は、前記ロッドの位置を電気的に検出および出力する検出部を備え、前記カバー部は、前記表示部および前記検出部を前記容器外の空気から遮断された空間に封止することが好ましい。
このような構成によれば、検出部が、低温流体の液面にあわせて昇降されるロッドの位置を電気的に検出および出力する。
そして、検出部からの出力を電子計算機などの処理装置で処理することにより、低温流体の残量を算出することができる。処理装置は貯蔵タンクから離れた位置に設置することもでき、低温流体の残量を遠隔監視することも可能である。
ここで、従来は、検出部において霜や結露が発生し、正常な動作が妨げられ、低温流体の残量を正確に検出できない場合があった。例えば、着霜部の中は−100℃前後の極低温となり、半導体ICなどの電子部品を含む検出部が正常に動作しない温度環境になってしまう。
これに対し、本発明では、検出部を容器外の空気から遮断するカバー部が設けられているので、検出部において霜や結露が発生することがない。
つまり、本発明の残量検出装置では、霜や結露の発生を防止し、低温流体の残量を、目視で良好に検知できるとともに、電気的に正確に検出することができる。
本発明の残量検出装置において、前記検出部は、前記貯蔵タンクの前記放出管に近接する位置に装着されることが好ましい。
検出部が放出管と近接する場合、検出部に霜や結露が発生しやすく、検出部による位置検出の正確さが低下するおそれがあり好ましくない。
これに対し、本発明では、カバー部が検出部を封止するので、検出部が放出管と近接する場合でも、霜や結露の発生を防止することができる。
本発明の残量検出装置において、前記検出部は、前記ロッドとともに昇降される金属材料の被検出体と、前記ロッドの昇降する方向に沿って設けられた複数のコイルを含む検出本体と、を有する高周波発振型位置センサであることが好ましい。
従来の残量検出装置では、ロッドの位置を、ホール素子、光素子、磁気抵抗素子などによって検出していた。しかし、このような検出方法は、測定可能範囲を複数の素子によって分割し、通過した素子の数によって位置を算出する離散的なデジタル出力であるため、分解能が低かった(例えば、±10%F.S.程度)。
これに対し、本発明では、高周波発振型位置センサを検出部とするので、被検出体から検出本体への影響の程度を電気的に処理し、従来にない連続的なアナログ出力に変換することができる。これにより、位置検出の分解能を、例えば、±1%F.S.程度まで高めることができる。
本発明の残量検出装置において、前記検出部は、検出した前記ロッドの位置を電気信号として出力する信号出力端子を備え、前記カバー部は、前記信号出力端子を挿通する端子孔を備え、前記カバー部と前記検出部との間には、前記端子孔の周囲を包囲し前記表示部および前記検出部の封止を保つシール部が設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、カバー部の外部に配置された信号出力端子から、電子計算機などの処理装置に、ロッドの位置を電気信号として出力することができる。
信号出力端子と処理装置とは、例えば、従来の安価なケーブルなどで接続することができる。また、ケーブルなどは、接続を解除すれば、貯蔵タンクの移動や残量検出装置の保守などの作業の邪魔になることがない。
信号出力端子はカバー部に設けられた端子孔に挿通されているが、カバー部と検出部との間に端子孔の周囲を包囲するシール部を設けたので、端子孔によって表示部および検出部の封止が損なわれることがない。
本発明の残量検出装置において、前記カバー部は、筒状の周壁部を有し、この周壁部の前記シール部が設けられている部位は平面部とされている構成が好ましい。
このような構成によれば、シール部が密着する部位が平面部であるため、シール性を向上させることができる。
本発明の残量検出装置において、前記信号出力端子を保護する保護キャップが前記信号出力端子に着脱自在に取り付けられている構成が好ましい。
このような構成によれば、保護キャップを信号出力端子に装着することで、残量検出装置の搬送中に信号出力端子をゴミや水滴から保護することができる。この保護キャップは残量検出装置の作動中には信号出力端子から外される。信号出力端子から外された保護キャップは、紛失する恐れがあるため、カバー部に紐状の連結具で接続する構成を採用することも可能である。
本発明の残量検出装置において、前記カバー部の内部圧力が前記カバー部を破損するに至る圧力以上となった時に外部へ逃がす安全弁を備え、この安全弁は前記カバー部の頂部に取り付けられている構成が好ましい。
このような構成によれば、仮に、容器の内圧が上昇してカバー部の内部に漏出し、このカバー部の内部圧力が高くなっても、カバー部の頂部に設けられた安全弁が作動することによって、カバー部自体の破損を防止することができる。
本発明の残量検出装置において、前記被検出体は、常磁性を有するリング状の本体部と、この本体部の外周に嵌合されるとともに磁性材料で成形されたリング状の表面部材とを備え、前記本体部と前記表面部材との間には複数のスペーサが設けられ、前記表面部材の端部には前記本体部が抜けることを防止する抜止用鍔部がリング状の中心に向けて形成されている構成が好ましい。
このような構成によれば、本体部と表面部材とはスペーサで所定間隔離隔配置されており、スペーサの配置されていない分だけ被検出体を軽量化することができる。そのため、被検出体の昇降が円滑に行うことができるから、高精度の検出を達成することができる。
本発明によれば、カバー部が表示部を容器外の空気から遮断するので、霜や結露の発生を防止することができる。これにより、低温流体の残量を、目視で良好に検知することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。各実施形態において、同一構成要素は同一符号を付して説明を省略する。
まず、本発明の第1実施形態を図1から図5に基づいて説明する。
図1に、貯蔵タンクとしての圧力容器に装着された本実施形態の残量検出装置の断面図を示す。また、図2に、残量検出装置の断面図を、図3に、カバー部を外した状態の残量検出装置の斜視図を示す。
[圧力容器の構成]
図1において、1は、低温流体としての液化ガスFを貯蔵する可搬式の圧力容器である。
この圧力容器1は、内部に液化ガスFを収納する容器11と、液化ガスFを容器11外に供給する図示しない放出管と、を備える。
容器11は、図1に示すように、略円柱形状の内容器111と、断熱真空Xを介して内容器111を包囲する外容器112とによって構成されている。
これら内容器111と外容器112とは、図1および図3に示すように、容器11の略円柱形状の一端面中心部に設けられた口金113を介して一体化されている。
口金113は、略円筒形状の部材であり、内容器111と外容器112とを結合させ、内容器111と外容器112とともに断熱真空Xを構成する薄肉部113Aと、薄肉部113Aの容器11外側端部に結合された厚肉部113Bと、を有する。厚肉部113Bの内周面には、雌ネジ部113Cが形成されている。
この口金113に対し、本実施形態の残量検出装置2が取り付けられる。
[残量検出装置の構成]
残量検出装置2は、図1に示すように、液化ガスFの液面Sにあわせて昇降されるフロート201と、フロート201に連結されフロート201とともに昇降されるロッド202と、ロッド202の位置を表示する表示部21と、ロッド202の位置を電気的に検出および出力する検出部22と、表示部21および検出部22を容器11外の空気から遮断された空間に封止するカバー部23と、を備える。
そして、残量検出装置2は、連結部24を介して圧力容器1に装着されている。
ロッド202には、スプリング204が取り付けられ、栓部材241下端からフロート201上部のスプリング止め金具204Aまで接続されている。ロッド202の下端部には雄ネジ202Aが設けられ、スプリング止め金具204Aの下端に設けられたフランジナット204Bと螺合している。
スプリング止め金具204Aは、フランジナット204Bによってロッド202に固定されているが、フランジナット204Bをロッド202に対して回転させることにより、スプリング止め金具204Aをロッド202の上下に移動することができ、スプリング204の長さなどを変えることができる。
このスプリング204の長さを変えることにより、液化ガスF(酸素、窒素、炭酸、アルゴンなど)の種類毎に異なる浮力を調整することができる。
フロート201は、アルミニウムなどの金属で中実の略円柱形状に形成されている。フロート201の略円柱形状の一端部は、液化ガスFに浸漬されており、図1において上向きの浮力が作用している。
ロッド202は、一端がフロート201の上端面に結合された棒状の部材である。ロッド202の他端には、略円柱形状の磁石で構成された操作具203が取り付けられている。
表示部21は、図2および図3に示すように、ロッド202および操作具203が挿入される筒体211と、筒体211の外周に沿ったリング状の残量表示具212と、筒体211および残量表示具212を覆う表示筒213と、を有する。
筒体211は、非磁性の耐圧材料で形成されている。筒体211は、図2に示すように一端が閉塞された略円筒形状の筒部211Aと、筒部211Aの開口端側に設けられた基部211Bと、を有する。
基部211Bは、筒部211Aの内周と連続する図示しない孔部を有するとともに、表示筒213に螺合される雄ネジ部211Cを有する。また、図2において、基部211Bの上端部および下端部には、Oリング溝211Dが設けられ、それぞれにOリング214が挿入されている。基部211Bの下端は連結部24に結合している。
残量表示具212は、筒体211が挿通されるリング状の磁性体である。残量表示具212の詳細な構成については後述する。残量表示具212は、磁力によって操作具203と結合しており、操作具203の昇降に追従して昇降される。
表示筒213は、図3に示すように、樹脂などの透明な材料で形成される。表示筒213は、上端が閉塞された略円筒形状の本体213Aと、本体213Aの上端側および下端側に設けられたセンサ取付部213Bと、を有する。
本体213Aの下端部内周面には、雌ネジが形成され、筒体211の雄ネジ部211Cに螺合されている。
なお、本体213Aを雄ネジ部211Cに螺合させるだけでは、残量表示具212が挿入される筒体211に対して表示筒213が傾くおそれがあり、筒体211と表示筒213とを断面同心円状に配置することができない。
表示筒213が傾くと、後述する検出本体222の位置検出面Zと残量表示具212との距離を一定に保つことができないため好ましくない。
そこで、図2に示すように、表示筒213の上部内面に内径を細くした絞り部213Cを設けている。本体213Aが雄ネジ部211Cに螺合される際に、表示筒213の上部が絞り部213Cに嵌合されるので、表示筒213が筒体211に対して傾くことを防止できる。
ここで、表示筒213と筒体211との間は、2つのOリング214にシールされており、表示筒213内の空気は外部と遮断されている。
また、本体213Aのうち2つのセンサ取付部213Bの間の部分には、図3に示すように、残量表示具212の高さを示す残量表示目盛213Dが形成されている。
センサ取付部213Bは、本体213Aと交差する厚肉板状の外形を有する。センサ取付部213Bは、後述するセンサカバー225を固定するための構成である。
検出部22は、図2に示すように、ロッド202とともに昇降される金属材料の被検出体221としての残量表示具212と、ロッド202の昇降する方向(図の上下方向)に沿って設けられた複数のコイル223を含む検出本体222と、を有する高周波発振型位置センサである。
図4に、残量表示具212の斜視図を示す。
残量表示具212は、図4に示すように、従来のプラスチック磁石などの常磁性体によって形成されたリング状の本体部212Aと、鉄やニッケルなどの磁性材料で形成され本体部212Aの外周に嵌め込まれた表面部材212Bと、により構成されている。
本体部212Aの大きさとしては、例えば、外径15mm、内径12mm、厚み5mmである。表面部材212Bの大きさとしては、例えば、外径17mm、内径15mm、厚み5mmである。
本体部212Aは、厚み方向にNS極が着磁され、磁力結合によって操作具203に追従する。その磁力結合は、外周に比重の重い表面部材212Bを付けても、衝撃などで筒体211の下部に落下させない程度に強く、検出部22の検出感度に影響を与えない程度に弱い強度とされている。また、表面部材212Bの腐食を防止する為、ニッケルメッキなどのコーティングが施されている。
表面部材212Bは、検出部22の被検出体221として位置検出される。表面部材212Bは、検出感度を確保するため、径方向の厚さが1mm以上であることが好ましい。また、錆などの腐食を防止する為、表面に検出感度に影響のないニッケルメッキなどのコーティングをかけることが好ましい。さらに、残量表示具212としての視認性を向上するため、黄色など見えやすい色の塗装を施すことが好ましい。
残量表示具212の組み立てにあたっては、例えば、表面部材212Bの中に本体部212Aを挿入した後、表面部材212Bの上面と下面の内側に設けている3箇所ほどの薄い鍔(図示省略)を内側に曲げるカーリング方式が利用できる。また、接着剤などによって両者を固定してもよい。これにより、本体部212Aが表面部材212Bに対して上下に動かないように固定される。
なお、本体部212Aは、表面部材212Bに挿入するだけで磁力結合により固定されるが、筒体211内部の操作具203との磁力結合が強く、衝撃で表面部材212Bから外れることがあるので、何らかの方法によって本体部212Aと表面部材212Bとの結合を強化することが好ましい。
検出本体222は、図2に示すように、複数のコイル223を含むセンサ本体224と、センサ本体224をロッド202の昇降する方向に沿って移動可能に収納するセンサカバー225と、を有する。
センサ本体224は、縦長の略直方体形状のケース226と、ケース226の内部に設けられた基板227と、ロッド202の昇降する方向に沿って基板227の一面上に設けられた複数のコイル223と、検出した残量表示具212の位置を電気信号として出力する信号出力端子228と、を有する。
図5に、検出部の分解斜視図を示す。
図2および図5に示すように、ケース226内面のコイル223と反対側の上端部および下端部には、センサ本体224をセンサカバー225に固定するためのナット229が結合されている。また、ケース226のナット229の孔部に対応する位置には、後述するセンサ位置調整ネジ225Jを挿通するための孔226Aが設けられている。
図2において、基板227は、樹脂などによって形成された板状の部材である。
複数のコイル223は、高周波発信型近接スイッチとして基板227の一面上に配列されている。複数のコイル223は、ロッド202の昇降する方向と平行な位置検出面Zを形成している。
信号出力端子228は、図2および図5に示すように、ケース226のコイル223と反対側に突出して設けられ、検出された残量表示具212の位置(例えば、0〜80mm)をアナログ出力(電流または電圧)する。信号出力端子228は、防滴の密閉構造を備える。
信号出力端子228は、図2に示すように、出力ケーブル7を介して図示しない処理装置に接続されている。
なお、処理装置は、信号出力端子228から受信したアナログ出力に基づいて液化ガスFの残量を算出し、これを図示しない表示装置などに表示する。また、処理装置は、種々の情報処理を実施することができる。例えば、液化ガスFの残量が少なくなったことを警告したり、残量の経時変化から液化ガスFがなくなるまでの時間を予測したりすることができる。
センサカバー225は、図2および図5に示すように、ケース226より一回り大きい略直方体形状の部材である。
センサカバー225の表示部21側は、開口面とされており、ここからケース226を収納することができる。
図5に示すように、センサカバー225の両側面225B,225C端部には、開口面の外側に延出した板状の延出部225Dが設けられている。延出部225Dの上端部および下端部には、計4つのネジ孔225Eが設けられている。センサカバー225は、ネジ孔225Eを挿通しセンサ取付部213Bに螺合する固定ネジ225Fによって表示部21に固定されている。
センサカバー225の側面225Aには、図2および図5に示すように、2つの縦長の孔部225Hと、2つの孔部225Hの間に設けられ信号出力端子228が挿通される端子孔225Iと、が形成されている。
孔部225Hには、センサ位置調整ネジ225Jが挿通され、センサ位置調整ネジ225Jは、ナット229に螺合される。これにより、センサ本体224がセンサカバー225に対して固定される。
孔部225Hおよび端子孔225Iが、ロッド202の昇降する方向に沿って縦長に形成されているので、センサ位置調整ネジ225Jを緩めてセンサ本体224の高さ位置を調整することができる。これにより、ゼロ点などのアナログ出力を調整することができる。
なお、検出部22は、信号出力端子228も含めてケース保護構造等級がIP67防滴構造を有する。そして、使用温度範囲が−25〜+70℃と広範囲であるため、厳しい液化ガスによる低温環境や屋外使用などに適している。
また、検出感度が落ちないように、位置検出面Zと残量表示具212との距離は、3mm以内で出来る限り短く、かつ、一定になっていることが好ましい。
連結部24は、図2および図3に示すように、栓部材241と、栓部材241に載置されるフランジ部242と、を有する。
栓部材241は、筒部211Aの内周と連続する孔部を有する略管状の部材である。
栓部材241の外周には雄ネジが形成されている。また、栓部材241の上端側には径方向に延出した延出面241Aが形成されている。
栓部材241の上端は、表示部21の基部211Bに結合している。
栓部材241の下端側は、図1および図3に示すように、口金113の雌ネジ部113Cに螺合されている。さらに、略六角柱形状のナット241Bにより、栓部材241が口金113に強固に固定されている。ナット241Bと栓部材241は、機能と強度を考慮の上で必要最小面積で口金113と接触しており、熱源となる口金113からの熱伝達率を小さく抑え、容器11と表示部21との間の熱の移動を抑制する熱抵抗部として作用する。
口金113には、図示しないが、圧力容器1の放出管が設けられている。ここで、栓部材241と表示部21が隣接し、検出部22が表示部21に固定されていることから、放出管は表示部21および検出部22と近接している。放出管は低温ガスの流通により冷却されるが、これに近接する表示部21、検出部22もまた低温状態となりやすい。
図2および図3に示すように、フランジ部242は、延出面241Aに載置される円盤状の部材である。フランジ部242は、その中心部に栓部材241を挿通する孔部242Aを有する。
フランジ部242と延出面241Aとは、フランジ用取付ネジ243により結合されている。
図2に示すように、延出面241Aとフランジ部242との間は、Oリング244によりシールされている。
また、フランジ部242の上面には、図2および図3に示すように、カバー部23の内径と略同一の径を有しカバー部23を位置決めする段差部242Bと、Oリング245を挿入するOリング溝242Cと、が形成されている。
フランジ部242は、大気との接触面積を大きくして空気との熱伝達率を高めることにより、表面から大気の熱を吸収する熱吸収部として作用し、また、容器11から表示部21への熱の移動を抑制することができる。
カバー部23は、図2に示すように、上端が閉塞された略円筒形状の部材である。カバー部23は、表示部21および検出部22を外気から遮断し、また、外部から強い衝撃などが作用することを防止してこれらを保護するための部材である。
カバー部23は、樹脂などの透明材料で形成され、その全体が内部を視認可能な透過部となっている。部材の強度を確保するため、カバー部23の上端部は、曲面形状に形成されている。
また、カバー部23は、周面に形成され信号出力端子228が挿通される端子孔231と、下端部に径方向外側に延出して設けられた顎部232と、を有する。
顎部232は、カバー部23の内周面がフランジ部242の段差部242Bに嵌合するようにして、フランジ部242に載置される。
そして、カバー部23は、フランジ部242に載置された状態において、クランプバンド233によって固定されている。
クランプバンド233は、外周の一点を支点として開閉可能なリング状の部材であり、その内周面233Aは、顎部232およびフランジ部242の外周部に対応する曲面形状に形成されている。また、クランプバンド233には、クランプバンド233を閉じるための蝶ナット233Bが設けられている。
クランプバンド233の内周面233Aと顎部232およびフランジ部242の外周部を当接させ、蝶ナット233Bを締めることにより、カバー部23をフランジ部242に強固に固定することができる。このとき、顎部232とフランジ部242との間に位置するOリング245が潰されて、カバー部23内の空間Yが外気と遮断される。
また、カバー部23とセンサカバー225との間には、端子孔231の周囲を包囲し表示部21および検出部22の封止(つまり空間Yの封止)を保つシール部としてシートパッキン用の発泡材234が設けられている。
発泡材234は、例えば、シリコンゴムなどによって平板リング状に形成される。発泡材234は、カバー部23とセンサカバー225との間に位置していればよいが、固定を容易にするため、カバー部23およびセンサカバー225のいずれかに貼付されていることが好ましい。
Oリング244,245と発泡材234とにより、表示部21および検出部22が、容器11外の空気から遮断されたカバー部23内の空間Yに封止されている。
そして、表示筒213内の空間は、Oリング214により容器11外の空気から更に遮断されている。
[第1実施形態の作用効果]
このような本実施形態によれば、例えば、以下のような作用効果がある。
(1)カバー部23による着霜対策など
表示部21および検出部22を外気から遮断するカバー部23を装着したことにより、表示部21および検出部22の破損防止を図ることができる。
また、外気からの遮断により、カバー部23内が冷却されにくくなり、検出部22が使用温度範囲内に保持され、正確な位置検出が可能となる。
さらに、カバー部23内に水分を含んだ外気が進入しないので、表示部21および検出部22への結露や着霜がなくなり、表示部21の良好な視認性と、検出部22の正確な位置検出が確保される。
特に、本実施形態の残量検出装置2のように、表示部21および検出部22と放出管とが近接する場合、霜や結露、冷却の問題が発生しやすいが、カバー部23の効果によってこれらの問題を解消することができる。
(2)連結部24による放熱対策
フランジ部242が熱吸収部として作用し、表面から大気の熱を吸収するので、表示部21の温度低下を抑制することができる。また、フランジ部242およびナット241Bが熱抵抗部として作用し、容器11と表示部21との間の熱の移動を抑制するので、容器11の低温が表示部21に伝達しにくい。よって、本発明の残量検出装置では、表示部が冷却されにくく、霜や結露が発生しにくい。
また、カバー部23への着霜も低減されるので、着霜の成長により樹脂製のカバー部23が割れることがなくなるという効果がある。
さらに、栓部材241の延出面241Aに板状体の放熱フィンを設けることにより(図示せず)、省スペースでより高い放熱効果を得ることが可能となる。
(3)外付け処理装置の利用など
検出部22のみを残量検出装置2に内蔵し、検出部22を信号出力端子228および出力ケーブル7を介して処理装置と接続することとしたので、液化ガスFの残量を遠隔監視することが可能である。これにより、例えば、液化ガスFの残量がなくなるという補充ミスを防止する効果がある。
また、出力ケーブル7は、接続を解除すれば、圧力容器1の移動や残量検出装置2の保守などの作業の邪魔になることがない。
信号出力端子228はカバー部23に設けられた端子孔231に挿通されているが、カバー部23と検出部22との間に端子孔231の周囲を包囲する発泡材234を設けたので、端子孔231によって表示部21および検出部22の封止が損なわれることがない。
(4)軽量コンパクトで可搬形に常時搭載
特許文献2に記載のような、従来のホール素子による残量検出装置は、フラットケーブルを介してセンサ部に接続されたコントローラ部を、ブラケットに載置していた。このため、残量検出装置が大きくなり、装置全体を覆うようなカバー部を設けることができず、振動や衝撃に対する強度が不足して、車などによる運搬移動が行えない。つまり、従来の残量検出装置は、常時装着の可搬形として使えない為、貯蔵タンクを交換する毎に、使用設置場所にて着脱することになり、その作業が面倒で使い勝手が悪いという不都合があった。
これに対して、本実施形態の残量検出装置2は、検出部22のみを内蔵し、しかも検出部22と表示筒213とが一体となるように形成された軽量コンパクトな構成を採用している。これにより、装置全体を覆うカバー部23の装着が可能となり、車などによる運搬時の振動や衝撃に耐えることができる。よって、全ての可搬形液化ガス低温容器に常時搭載が可能となり、設置時の面倒な装着作業の必要性がなくなり、使い勝手が飛躍的に向上される効果がある。
(5)センサのアナログ出力化による精度向上
高周波発振型位置センサを検出部22とするので、被検出体221から検出本体222への影響の程度を電気的に処理し、従来にない連続的なアナログ出力に変換することができる。これにより、位置検出の分解能を、飛躍的に向上することができる。
(6)防滴構造による用途拡大
残量検出装置2の全体を防滴構造としたので、屋外設置も可能となり、残量検出装置2の用途が拡大するという効果がある。
(7)クランプバンド233によるカバー部23の固定
カバー部23は、圧力容器1を交換する際に、作業者が工具などでぶつけて壊してしまう場合があり、新品に交換することがある。
本実施形態によれば、カバー部23がクランプバンド233を用いて固定されるので、作業者がカバー部23を簡単に着脱できる。
また、筒体211などの取付方法がねじ込み方式である為、回転方向において信号出力端子228の位置が定まらないが、クランプバンド233によれば、信号出力端子228の位置に合わせてカバー部23の端子孔231の回転位置を自在に変えることができる。
次に、本発明の第2実施形態について図6から図10に基づいて説明する。
図6は第1実施形態の図2に対応する図である。図7はカバー部を取り外した状態を示す斜視図である。
図6において、第2実施形態で適用される圧力容器1Xは、第1実施形態の圧力容器1と基本構造が同じであり、口金113の構成が第1実施形態と異なる。
つまり、第2実施形態では、口金113は、厚肉部113Bの上に筒状部113Dが一体に形成された構造であり、この筒状部113Dの上にナット113Eが取り付けられている。
この口金113に対し、本実施形態の残量検出装置2Xが取り付けられる。
[残量検出装置の構成]
残量検出装置2Xは、第1実施形態と同様のフロート201およびロッド202(図1参照)と、このロッド202の位置を表示する表示部21Xと、ロッド202の位置を電気的に検出および出力する検出部22Xと、表示部21Xおよび検出部22Xを容器1X外の空気から遮断された空間に封止するカバー部23Xと、を備える。残量検出装置2Xは、連結部24Xを介して圧力容器1Xに装着されている。
ロッド202の他端には、略そろばん玉状の磁石で構成された操作具203Xが取り付けられている。
表示部21Xは、図6および図7に示すように、ロッド202および操作具203Xが挿入される筒体211と、筒体211が挿通されるリング状の残量表示具212Xと、筒体211および残量表示具212Xを覆う表示筒213Xと、を有する。
筒体211は基部211Bを備え、この基部211Bの下端は連結部24Xに結合している。
表示筒213Xは、樹脂などの透明な材料で形成される。表示筒213Xは、上端が閉塞された略円筒形状の本体213Aと、本体213Aの上端側および下端側に設けられたセンサ取付部213Bと、を有する。センサ取付部213Bは断面コ字形に形成されている。なお、本実施形態では、後述する検出本体222の位置検出面と残量表示具212Xとの距離を一定に保つために、表示筒213Xの内部に傾き防止部材213Eが設けられている。
本体213Aのうち2つのセンサ取付部213Bの間の部分には残量表示具212Xの高さを示す残量表示目盛(図6,7で図示せず)が曲面部に形成され、かつ、この残量表示目盛が形成されていない部分が平面部とされる。
検出部22Xは、ロッド202とともに昇降される金属材料の被検出体としての残量表示具212Xと、ロッド202の昇降する方向に沿って設けられセンサ取付部213Bに保持された検出本体222と、を有する高周波発振型位置センサである。この検出本体222は第1実施形態のものと略同じ構成であり、そのケース226の信号出力端子228が設けられた面と反対側の面が本体213Aの平面部と対向されている。
図8に残量表示具212Xを示す。図8(A)は残量表示具212Xの斜視図であり。図8(B)は図8(A)のB−B線に沿った矢視断面図である。
図8において、残量表示具212Xは、従来のプラスチック磁石に比べて磁性の強いネオジウムボンド磁石によって形成されたリング状の本体部212Aと、鉄やニッケルなどの磁性材料で形成され本体部212Aの外周に嵌め込まれた表面部材212Bとを備え、本体部212Aと表面部材と212Bの間には複数のスペーサ212Cが設けられるとともにこれらのスペーサ212Cの間は空間が形成されている。
本体部212Aの大きさとしては、例えば、外径15mm、内径12mm、厚み5mmである。表面部材212Bの大きさとしては、落下防止のため、できるだけ薄くし軽量化することが望まれ、例えば、外径17mm、内径16mm、厚み6mmである。
本体部212Aは、厚み方向にNS極が着磁され、磁力結合によって操作具203Xに追従する。その磁力結合は、外周に比重の重い表面部材212Bを付けても、衝撃などで筒体211の下部に落下させない程度に強く、操作具203Xと筒体211内面との摩擦が大きくならず検出感度に影響を与えない程度の強度とされている。また、本体部212Aの腐食を防止する為、エポキシなどのコーティングが施されている。そして、表面部材212Bの腐食を防止する為、ニッケルメッキなどのコーティングが施されている。
表面部材212Bは、検出感度を確保するため、径方向の厚さが0.1mm以上であることが好ましい。また、錆などの腐食を防止する為、表面に検出感度に影響のないニッケルメッキなどのコーティングをかけることが好ましい。さらに、残量表示具212Xとしての視認性を向上するため、黄色など見えやすい色の塗装を施すことが好ましい。
本実施形態では、スペーサ212Cは互いに等間隔に配置された4つの半円柱状部材から構成され、これらのスペーサ212Cは本体部212Aと一体に形成されている。スペーサ212Cは本体部212Aと同じ材質から成形される。
残量表示具212Xの組み立てにあたっては、例えば、磁石である本体部212Aと常磁性体である表面部材212Bとは強力結合するので、表面部材212Bの中に本体部212Aを挿入するだけでよいが、大きな衝撃などで外れないようにするために表面部材212Bの一端部には本体部212Aが抜けることを防止する抜止用鍔部212Dがリング状の中心に向けて形成されている。
図9に、検出部22Xの分解斜視図を示す。
図7および図9に示すように、検出本体222は、第1実施形態と同様に、複数のコイルを含むセンサ本体224を備え、このセンサ本体224は、縦長の略直方体形状のケース226と、ケース226の内部に設けられた基板227(図2参照)と、検出した残量表示具212Xの位置を電気信号として出力する信号出力端子228と、を有する。
ケース226の内面のコイルと反対側の上端部および下端部には、センサ本体224をアングル材225Xに固定するためのナット229(図6参照)が結合されており、このナットに対応するケース226の壁部には、後述するセンサ位置調整ネジ225Jを挿通するための孔226Aが設けられている。
アングル材225Xはケース226の上端角部または下端角部を覆うように配置されており、その水平片部が固定ネジ225Fによって表示筒213Xのセンサ取付部213Bに固定されている。この固定ネジ225Fは、その先端部がケース226の上端面または下端面を当接固定する。センサ取付部213Bはケース226の角部を収納するためにコ字状に形成されている。
センサ本体224は、信号出力端子228も含めてケース保護構造等級がIP67防滴構造を有する。そして、使用温度範囲が−25〜+70℃と広範囲であるため、厳しい液化ガスによる低温環境や屋外使用などに適している。
信号出力端子228は、ケース226のコイルと反対側に突出して設けられ、検出された残量表示具212Xの位置(例えば、0〜70mm)をアナログ出力(電流または電圧)する。
また、検出感度が落ちないように、位置検出面と残量表示具212Xとの距離は、3mm以内で出来る限り短く、かつ、一定になっていることが好ましい。
連結部24Xの構成が図6、図7および図10に示されている。図10は第2実施形態の外観斜視図である。
これらの図において、連結部24Xは、栓部材241(図2参照)と、栓部材241に載置されるフランジ部242Xと、を有する。
栓部材241の上端は、表示部21Xの基部211Bに結合している。栓部材241は、筒状部113Dの上に固定されたナット113Eに螺合される。
口金113には、図示しないが、圧力容器1の放出管が設けられている。
フランジ部242Xは、カバー部23Xが設けられる円盤状部材242X1と、この円盤状部材242X1に上端開口部が一体形成され筒状部113Dを収納する筒状部242X2と、この筒状部242X2の下端開口部に一体形成された円盤状の取付部242X3とを備えている。
円盤状部材242X1は、その外周縁に厚肉部242X4が形成されており、その厚肉部242X4にはカバー部23Xの開口端部を係合する係合リング246が重ね合わされるとともに、ビス247によって取り付けられる。ビス247は互いに等間隔に複数箇所、第2実施形態では4カ所配置されており、これらのビス247と係合リング246との間には座金が介装されている。厚肉部242X4の内周側にはOリング245を挿入するOリング溝242Cが形成されている。
そして、円盤状部材242X1の厚肉部242X4より内側は皿状に形成されている。Oリング245の外周についた霜が溶けた水を外部に排出するための排水溝242Uが厚肉部242X4の径方向に沿って形成されている。
取付部242X3はボルト248で厚肉部113Bに取り付けられている。取付部242X3の厚肉部113Bと対向する部分の内周側にはOリング245を挿入するOリング溝248Aが形成されている。
カバー部23Xは、略多角形状の周壁部の上端開口が平面多角形状の板状部材で閉塞された構造であり、表示部21Xおよび検出部22Xを外気から遮断し、また、外部から強い衝撃などが作用することを防止してこれらを保護する。
カバー部23Xは、樹脂などの透明材料で形成され、その全体が内部を視認可能な透過部となっている。
また、カバー部23Xは、その周壁部が断面多角形状に形成されているため、周壁部は複数の平面部が接続された形状とされる。このうち、1つの平面部には信号出力端子228が挿通される端子孔231が形成されている。周壁部の下端部は径方向外側に延出して顎部232が設けられている。
顎部232は、前述の通り、厚肉部242X4と係合リング246との間に挟持される構造である。
また、カバー部23Xの1つの平面部とケース226との間には、端子孔231の周囲を包囲し表示部21Xおよび検出部22Xの封止を保つシール部としてシートパッキン用の発泡材234が設けられている。
発泡材234は、例えば、シリコンゴムなどによって平板リング状に形成される。発泡材234は、カバー部23Xとケース226との間に位置していればよいが、固定を容易にするため、カバー部23Xおよびケース226のいずれかに貼付されていることが好ましい。
Oリング245と発泡材234とにより、表示部21Xおよび検出部22Xが、容器11外の空気から遮断されたカバー部23X内の空間に封止されている。
信号出力端子228を保護する保護キャップ80が信号出力端子228に着脱自在に取り付けられている。この保護キャップ80は信号出力端子228の外周に形成される雄ネジ部に螺合する雌ネジ部を備え、その外周部には滑り止めの溝が軸方向に沿って複数形成されている。
保護キャップ80の頂部には紐状の連結具81の一端部に取付具82Aで接続されている。この連結具81は可撓性部材であり、その他端部が取付ビス82Bを介してカバー部23Xの頂部に取り付けられている。連結具81の両端部にはリング状の金具81Aがそれぞれ接続されており、これらの金具81Aが取付具82Aあるいは取付ビス82Bに回動自在に支持されている。
カバー部23Xの頂部には、カバー部23Xの内部圧力がカバー部23X自体を破損するに至る圧力以上となった時に外部へ逃がす安全弁83が設けられている。この安全弁83は、カバー部23Xの内部が所定の圧力になった場合にカバー部23Xから抜けるゴム栓タイプのものである。
[第2実施形態の作用効果]
従って、第2実施形態では、第1実施形態の作用効果を奏することができる他、次の作用効果を奏することができる。
カバー部23Xは、筒状の周壁部を有し、この周壁部に発泡材234が設けられている部位が平面部とされている。そのため、発泡材234が平面部に密着することになるので、シール性を向上させることができる。
さらに、信号出力端子228を保護する保護キャップ80が信号出力端子228に着脱自在に取り付けられている。そのため、保護キャップ80を信号出力端子228に装着することで、残量検出装置の搬送中に信号出力端子228をゴミや水滴から保護することができる。
保護キャップ80が紐状の連結具81でカバー部23Xの頂部に取り付けられているので、装置作動中に信号出力端子228から外される保護キャップ80は連結具81でカバー部23Xから離れない。そのため、信号出力端子228から外された保護キャップ80は紛失する恐れがない。
カバー部23Xの内部圧力がカバー部23Xを破損するに至る圧力以上となった時に外部へ逃がす安全弁83がカバー部23Xの頂部に取り付けられているから、カバー部23Xの内部圧力が高くなっても、安全弁83が作動することによって、カバー部23Xの破損を防止することができる。
残量表示具212Xは、磁石によって形成されたリング状の本体部212Aと、磁性材料で形成され本体部212Aの外周に嵌め込まれた表面部材212Bとを備え、本体部212Aと表面部材と212Bの間には複数のスペーサ212Cが設けられる。そのため、本体部212Aと表面部材212Bとはスペーサ212Cで所定間隔離隔配置されており、スペーサ212Cの配置されていない分だけ残量表示具212Xを軽量化することができるから、残量表示具212Xの昇降が円滑に行われて高精度の検出を達成することができる。
表面部材212Bの端部には本体部212Aが抜けることを防止する抜止用の鍔部212Dが形成されているから、本体部212Aから表面部材212Bが離脱することを防止できる。
次に、本発明の第3実施形態を図11および図12に基づいて説明する。第3実施形態の残量検出装置2Yは連結部24Yの構造と筒部211Aの長さが第2実施形態と異なるもので、他の構成は第2実施形態と同じである。
図11は第2実施形態の図6に対応する図であり、図12は図10に対応する図である。
これらの図において、第3実施形態の連結部24Yは栓部材241(図2参照)と、栓部材241に載置されるフランジ部242Yと、を有する。
フランジ部242Yは、カバー部23Xが設けられる円盤状部材242X1と、この円盤状部材242X1の底面側に重合される板状部材242Y1とを備え、この板状部材242Y1は筒状部113Dの上端縁に支持されているとともにネジ242Y2で円盤状部材242X1と接合されている。
円盤状部材242X1と板状部材242Y1との間にはOリング242Y3が設けられている。
また、第3実施形態の筒部211Aは第2実施形態の筒部211Aより長く形成され、そのため、ロッド202の移動距離が長くなっている。
従って、第3実施形態では第2実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
次に、本発明の第4実施形態を図13および図14に基づいて説明する。第4実施形態の残量検出装置2Zは連結部24Zの構造と筒部211Aの長さが第2実施形態と異なるもので、他の構成は第2実施形態と同じである。
図13は第2実施形態の図6に対応する図であり、図14は図10に対応する図である。
これらの図において、第4実施形態の連結部24Zは栓部材241(図2参照)と、栓部材241に載置されるフランジ部242Zと、を有する。
フランジ部242Zは、カバー部23Xが設けられる円盤状部材242X1と、この円盤状部材242X1に上端開口部が一体形成され筒状部113Dを収納する筒状部242X2とを備え、この筒状部242X2は筒状部113Dの外周部にネジ242Z1で接合されている。
筒状部242X2と筒状部113Dとの間にはOリング242Z2が設けられている。
従って、第4実施形態では第2実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
[変形例]
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成などを含み、以下に示すような変形なども本発明に含まれる。
上述の実施形態において、検出部22および連結部24を備えた残量検出装置2を例示したが、これに限らない。
例えば、検出部22がない場合、連結部24がない場合、検出部22および連結部24の双方がない場合であっても、カバー部23によって表示部21および検出部22が封止されることに変わりはなく、霜や結露の発生を防止して表示部21の良好な視認性を確保することができる。
なお、検出部22を省略する場合、高価な検出部22を設けることがなく、また、検出部22を表示筒213に固定するためのセンサ取付部213Bや、信号出力端子228が挿通される端子孔231など、検出部22のための構成を省略することができるので、残量検出装置2を安価に製造することが可能となる。
残量検出装置2を構成する各部材の材質や形状などは、上述の各実施形態で例示したものに限らない。
例えば、上述の実施形態において、一端部が曲面形状に形成されたカバー部23を例示したが、これに限らない。
カバー部23,23Xは、表示部21を外部から視認するための透過部を有し、表示部21,21Xおよび検出部22,22Xを外気から遮断することができればよい。例えば、カバー部23,23Xの外形は、円柱形状であってもよい。また、カバー部23,23Xの一部のみが透明材料からなる透過部とされていてもよい。このような場合でも、上述の実施形態と同様の優れた作用効果を奏することができる。
上述の実施形態において、検出部22,22Xを信号出力端子228および出力ケーブル7を介して処理装置と接続する構成の残量検出装置2を例示したが、これに限らない。
例えば、検出部22,22Xが、信号出力端子228に代えて無線出力手段を有し、この無線出力手段により、検出したロッド202の位置を処理装置に出力する構成としてもよい。
この場合、出力ケーブル7を用いる必要がなくなるので、圧力容器1の搬送時や残量検出装置2の取り付け時などに、出力ケーブル7が作業の邪魔になることがない。また、端子孔231などを省略することができ、残量検出装置2の構成を簡略化することができる。
さらに、前記各実施形態では、フロート201を中実の構造としたが、本発明では、フロートを中空構造としてもよい。
また、第1実施形態でも、他の実施形態と同様にフランジ部に排水溝242Uを形成してもよい(図3の想像線参照)。
第2実施形態から第4実施形態において、スペーサ212Cは互いに等間隔に配置された4つの半円柱状部材から構成され、これらのスペーサ212Cは本体部212Aと一体に形成されている構成としたが、本発明では、スペーサ212Cを表面部材212Bに一体に形成してもよく、あるいは、本体部212Aと表面部材212Bとは別体に形成するものでもよい。さらに、スペーサ212Cの形状は半円柱状部材に限定されるものではなく三角柱状や四角柱状であってもよい。スペーサ212Cの個数については4個に限定されるものではない。
また、保護キャップ80を第1実施形態に用いてもよい。
本発明は、容器内に収納された低温流体の残量を、液面の高さによって検出する残量検出装置として利用できる。
本発明の第1実施形態に係る残量検出装置が圧力容器に装着された状態を示す断面図である。 第1実施形態に係る残量検出装置を示す断面図である。 第1実施形態に係る残量検出装置からカバー部を外した状態を示す斜視図である。 第1実施形態に係る残量表示具を示す斜視図である。 第1実施形態に係る検出部を示す分解斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る残量検出装置が圧力容器に装着された状態を示す断面図である。 カバー部を取り外した状態の残量検出装置を示す斜視図である。 (A)は残量表示具の斜視図であり、(B)は(A)のB−B線に沿った矢視断面図である。 検出部の分解斜視図である。 残量検出装置が圧力容器に装着された状態を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る残量検出装置が圧力容器に装着された状態を示す断面図である。 残量検出装置が圧力容器に装着された状態を示す斜視図である。 本発明の第4実施形態に係る残量検出装置が圧力容器に装着された状態を示す断面図である。 残量検出装置が圧力容器に装着された状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 圧力容器(貯蔵タンク)
2,2X,2Y,2Z 残量検出装置
11 容器
21,21X 表示部
22,22X 検出部
23,23X カバー部
24,24X,22Y,22Z 連結部
80 保護キャップ
201 フロート
202 ロッド
203 操作具
221 被検出体
222 検出本体
223 コイル
228 信号出力端子
231 端子孔
234 発泡材(シール部)
241B ナット(熱抵抗部)
242 フランジ部(熱吸収部、熱抵抗部)
F 液化ガス(低温流体)
S 液面

Claims (12)

  1. 内部に低温流体を収納する容器と前記低温流体を前記容器外に供給する放出管とを備えた貯蔵タンクに装着され、前記容器内に収納された前記低温流体の残量を検出する残量検出装置であって、
    前記低温流体の液面にあわせて昇降されるフロートと、
    前記フロートに連結され前記フロートとともに昇降されるロッドと、
    前記ロッドの位置を表示する表示部と、
    前記表示部を前記容器外の空気から遮断された空間に封止するカバー部と、
    前記表示部と前記容器との間に設けられ両者を連結する連結部と、を備え、
    前記カバー部は、前記表示部を外部から視認するための透過部を有し、
    前記連結部は、前記表示部に結合される栓部材と、前記ロッドの昇降する方向と交差する面状のフランジ部とを有し、
    前記カバー部は、前記フランジ部に載置され、
    前記表示部は、前記ロッドが挿入される筒体と、この筒体の外周に沿った残量表示具と、前記筒体および前記残量表示具を覆う表示筒と、を有し、前記筒体と前記表示筒との間はシールされることを特徴とする残量検出装置。
  2. 請求項1に記載された残量検出装置において、
    前記連結部は、前記容器と前記表示部との間の熱の移動を抑制する熱抵抗部を有することを特徴とする残量検出装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載された残量検出装置において、
    前記表示部は、前記貯蔵タンクの前記放出管に近接する位置に装着される
    ことを特徴とする残量検出装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の残量検出装置において、
    前記フランジ部の内周部と前記栓部材との間には隙間が形成されていることを特徴とする残量検出装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載された残量検出装置において、
    前記ロッドの位置を電気的に検出および出力する検出部を備え、
    前記カバー部は、前記表示部および前記検出部を前記容器外の空気から遮断された空間に封止する
    ことを特徴とする残量検出装置。
  6. 請求項5に記載された残量検出装置において、
    前記検出部は、前記貯蔵タンクの前記放出管に近接する位置に装着される
    ことを特徴とする残量検出装置。
  7. 請求項5または請求項6に記載された残量検出装置において、
    前記検出部は、前記ロッドとともに昇降される金属材料の被検出体と、前記ロッドの昇降する方向に沿って設けられた複数のコイルを含む検出本体と、を有する高周波発振型位置センサである
    ことを特徴とする残量検出装置。
  8. 請求項5から請求項7のいずれかに記載された残量検出装置において、
    前記検出部は、検出した前記ロッドの位置を電気信号として出力する信号出力端子を備え、
    前記カバー部は、前記信号出力端子を挿通する端子孔を備え、
    前記カバー部と前記検出部との間には、前記端子孔の周囲を包囲し前記表示部および前記検出部の封止を保つシール部が設けられていることを特徴とする残量検出装置。
  9. 請求項8に記載された残量検出装置において、
    前記カバー部は、筒状の周壁部を有し、この周壁部の前記シール部が設けられている部位は平面部とされていることを特徴とする残量検出装置。
  10. 請求項8または請求項9に記載された残量検出装置において、
    前記信号出力端子を保護する保護キャップが前記信号出力端子に着脱自在に取り付けられていることを特徴とする残量検出装置。
  11. 請求項1から請求項10のいずれかに記載された残量検出装置において、
    前記カバー部の内部圧力が前記カバー部を破損するに至る圧力以上となった時に外部へ逃がす安全弁を備え、この安全弁は前記カバー部の頂部に取り付けられていることを特徴とする残量検出装置。
  12. 請求項7から請求項11のいずれかに記載された残量検出装置において、
    前記被検出体は、常磁性を有するリング状の本体部と、この本体部の外周に嵌合されるとともに磁性材料で成形されたリング状の表面部材とを備え、前記本体部と前記表面部材との間には複数のスペーサが設けられ、前記表面部材の端部には前記本体部が抜けることを防止する抜止用鍔部がリング状の中心に向けて形成されていることを特徴とする残量検出装置。
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