JP5208546B2 - 光パルス多重化ユニット及び当該ユニットを備えた照明装置及び顕微鏡 - Google Patents

光パルス多重化ユニット及び当該ユニットを備えた照明装置及び顕微鏡 Download PDF

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Description

本発明は、光パルス列を生成する光パルス多重化ユニット及び当該ユニットを備えた照明装置及び顕微鏡に関する。
従来、光パルスから複数の光パルスからなる光パルス列を生成する光パルス多重化技術の一つとして、例えば、特許文献1に記載されているような光パルス多重化ユニットが提案されている。
特許文献1に記載の光パルス多重化ユニットは、図8に示すように、入射光を分波して透過光及び反射光を生成する分波手段(ハーフミラー2)と、当該分波手段の一方側及び他方側に配設され前記透過光及び反射光をそれぞれ偏向して再び前記分波手段上の共通位置(集光点、照射点)で合波を行なわせる一対の光偏向手段(第1、第2のミラー11、12)と、前記一方側及び他方側の少なくとも一方に設けられ前記分波手段で分波されて再び前記分波手段上の共通箇所で合波する光相互間の光路に実質的な光路長差を与えることで前記分波手段により分波した透過光と反射光との間に時間遅延を与える遅延手段311、312・・・31Nと、を含んで構成され、例えば、入射される単一の光パルスからパルス列(複数の光パルス)を生成することができるようにしたものである。
特開2006−309187号公報
上述した特許文献1に記載の技術では、入射光として、時間間隔δを有した状態の連続する2色の(スペクトルの異なる)光パルスを用いた場合、各色のパルスから、遅延手段によって与えられる時間遅延Δを有した状態で時間軸に沿って並ぶ複数の光パルスが得られる。このような複数の光パルスは、2色の光パルスからそれぞれ生成されるため、全体としては、周期Δで時間軸に沿って並ぶ8つの2色性光パルスの列が生成される。
ここで、遅延手段における時間遅延Δを変更した場合、2色性光パルス列間の生成周期Δを可変に制御することは可能である。すなわち、特許文献1に記載の技術では、互いに異なるスペクトルを有する光パルスを各スペクトルにつき1つずつ含むパルス群が複数連なったパルス列において、複数のパルス群の間隔を可変に制御することは可能である。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、連続照射されたスペクトルの異なる光パルスの時間間隔δを制御することはできない。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、光パルス列を生成する装置において、時間軸に沿ってスペクトルの異なる光パルスが所望の時間間隔で順に並んでいる光パルス列を生成することができるようにした光パルス多重化ユニットを提供することを目的とする。また、本発明は、当該ユニットを備えた照明装置及び顕微鏡を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明によれば、
異なるスペクトルの光パルスを生成する異スペクトル光パルス生成手段と、
前記異スペクトル光パルス生成手段により生成された異なるスペクトルの光パルスの一方を他方に対して時間的に遅延或いは先行させ、第1の所定時間間隔で並ぶ異なるスペクトルの光パルスからなる第1の光パルス列を生成する第1の光パルス列生成手段と、
前記第1の光パルス列生成手段により生成された第1の光パルス列を分波して、分波された第1の光パルス列の一方を他方に対して時間的に遅延或いは先行させた後、両者を合波して、第2の所定時間間隔で並ぶ第1の光パルス列からなる第2の光パルス列を生成する第2の光パルス列生成手段と、を含んで構成したことを特徴とする光パルス多重化ユニットを提供できる。
本発明の好ましい態様によれば、前記第1の光パルス列生成手段は、
第1のハーフミラーを挟んで対向配置され、入射される異なるスペクトルの光パルスをそれぞれ偏向して、前記第1のハーフミラー上の所定箇所で合波を行わせる一対のミラーユニットを含み、
前記一対のミラーユニットのそれぞれは複数のミラーを有し、
前記一対のミラーユニットの一方は、他方に対して異なる光路長を有するように調整されており、
前記第1のハーフミラー上の所定箇所で合波した後、分波して前記第1の光パルス列を生成し、
前記第2の光パルス列生成手段は、
第2のハーフミラーを挟んで対向配置され、前記第1の光パルス生成手段により生成された前記第1の光パルス列をそれぞれ偏向して、前記第2のハーフミラー上の所定箇所で合波を行わせる一対のミラーユニットを含み、
前記一対のミラーユニットのそれぞれは複数のミラーを有し、
前記一対のミラーユニットの一方は、他方に対して異なる光路長を有するように調整されており、
前記第2のハーフミラー上の所定箇所で合波した後、分波して前記第2の光パルス列を生成することが望ましい。
本発明の好ましい態様によれば、前記異スペクトル光パルス生成手段は、入射される光パルスをハーフミラーを用いて分波し、分波後の光パルスに対してバンドパスフィルタを通過させることにより、異なるスペクトルの光パルスを生成することが望ましい。
本発明の好ましい態様によれば、前記異スペクトル光パルス生成手段は、入射される光パルスをダイクロイックミラーを用いて、透過側と反射側とに異なるスペクトルの光パルスを出射させることで、異なるスペクトルの光パルスを生成することが望ましい。
本発明の好ましい態様によれば、前記異スペクトル光パルス生成手段は、入射される光パルスをハーフミラーを用いて分波し、分波後の光パルスに対して回折格子及び絞りを通過させることにより、異なるスペクトルの光パルスを生成することが望ましい。
本発明の好ましい態様によれば、前記異スペクトル光パルス生成手段は、入射される光パルスをハーフミラーを用いて分波し、分波後の光パルスに対して非線形光学結晶を通過させることにより、異なるスペクトルの光パルスを生成することが望ましい。
本発明の好ましい態様によれば、前記異スペクトル光パルス生成手段は、異なるスペクトルの光パルスを別々に出射可能な装置であることが望ましい。
本発明に係る照明装置は、本発明に係る光パルス多重化ユニットを含んで構成されることが望ましい。
本発明に係る顕微鏡は、本発明に係る照明装置を有することを特徴とすることができる。
本発明によれば、光パルス列を生成する装置において、時間軸に沿ってスペクトルの異なる光パルスが所望の時間間隔で順に並んでいる光パルス列を生成することができるようにした光パルス多重化ユニット、当該ユニットを備えた照明装置及び顕微鏡を提供することができる。
以下に、本発明に係る光パルス多重化ユニットの実施例を添付の図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施例により本発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施例1に係る光パルス多重化ユニットの概略構成を模式的に示している。
本実施例に係る光パルス多重化ユニットは、図1に示すように、ミラーユニットMUi‐1(i=1〜N:本実施例ではN=2の場合について説明しているが、これに限定されるものではない。以下同様である。)と、ミラーユニットMUi‐2(i=1〜N)と、ハーフミラー1とで構成されている。ミラーユニットMUi‐1(i=1〜N)は、ミラーMi‐11(i=1〜N)とミラーMi‐12(i=1〜N)を備えている。ミラーユニットMUi‐2(i=1〜N)は、ミラーMi‐21(i=1〜N)とミラーMi‐22(i=1〜N)を備えている。
ミラーMi‐11(i=1〜N)とミラーMi‐12(i=1〜N)は、各々の面の法線とハーフミラー1の面の法線が同一平面内あるいは互いに平行な平面内に含まれるように配置されている。ミラーMi‐21(i=1〜N)とミラーMi‐22(i=1〜N)も同様に配置されている。
ミラーユニットMUi‐1(i=1〜N)とミラーユニットMUi‐2(i=1〜N)は、ハーフミラー(HM)1を挟み対向配置され、ハーフミラー(HM)1は、例えば、図1に示したように、ハーフミラー(HM)1に入射した光パルスを反射側と透過側に分波(振幅分割)するよう機能する。
本実施例では、ハーフミラー(HM)1の所定箇所O1において分波された透過側の光パルスの光路に、バンドパスフィルタBF1が配設されており、当該バンドパスフィルタBF1は、入射される光パルスのうちの赤(R:Red)成分のみを通過させるフィルタとして機能するようになっている。
一方で、ハーフミラー(HM)1の所定箇所O1において分波された反射側の光パルスの光路には、バンドパスフィルタBF2が配設されており、当該バンドパスフィルタBF2は、入射される光パルスのうちの緑(G:Green)成分のみを通過させるフィルタとして機能するようになっている。
バンドパスフィルタBF1、バンドパスフィルタBF2が、本発明に係る異スペクトル光パルス生成手段に相当する。
そして、前記バンドパスフィルタBF1を通過した光パルス(R)は、ミラーM1‐11において反射される。ミラーM1‐11は、反射された光が、基準線cと平行に進行するように調整されている。ミラーM1‐11において反射された光パルスは、さらにミラーM1‐12において反射される。
また、前記バンドパスフィルタBF2を通過した分波された他方の光パルス(G)は、ミラーM1‐21において反射される。ミラーM1‐21は、反射された光が、基準線dと平行になるよう調整されている。ミラーM1‐21において反射された光パルスは、さらにミラーM1‐22において反射される。
ミラーM1‐12及びミラーM1‐22で反射された各々の光は、ハーフミラー(HM)1上の共通箇所O2において合波されると共に、ハーフミラー(HM)1により分波される。
ここにおいて、本実施例では、ミラーユニットM1‐2は、通過する光パルスの光路長に変化を与えるために、基準線dに対して所定量外側にオフセットして配設されている。具体的には、図1に示したように、光路長変化量(時間遅延δ:本発明に係る第1の所定時間、以下同様である。)が得られるようにミラーユニットMU1‐2は基準線dから外側にオフセットして配置されている。
従って、ハーフミラー(HM)1上の所定箇所O2には、前記バンドパスフィルタBF1を通過した光パルス(R)に対して、前記バンドパスフィルタBF2を通過した光パルス(G)が、光路長変化量(時間遅延δ)だけ遅れて入射されることになる。
ここで、ミラーユニットMU1‐1、MU1‐2、ハーフミラー(HM)1が、本発明に係る第1の光パルス列生成手段に相当する(以下の実施例において同様である。)。
これにより、ハーフミラー(HM)1の共通箇所O2の透過側及び反射側において、異なるスペクトルを有しδ間隔で連続する光パルスの列を生成できることになる。なお、基準線dに対するオフセット量(延いては光路長変化量(時間遅延δ))を変更することにより、連続し且つ異なるスペクトルを有する光パルス(R)及び(G)を生成し、かつ、2つの光パルス(R)及び(G)の時間間隔を所定に制御することが可能となる。
次に、前記ハーフミラー(HM)1の共通箇所O2において基準線c側に出射されたδ間隔を持つ光パルス(R)及び(G)は、基準線cからオフセットのないミラーユニットMU2‐1に入射して通過するため、それぞれ時間遅延されることなく、δ間隔を持つ光パルス(R)及び(G)のままで所定箇所O3に入射することになる。
この一方、前記ハーフミラー(HM)1の共通箇所O2において基準線d側に出射されたδ間隔を持つ光パルス(R)及び(G)は、ミラーユニットMU2‐2に入射して通過することで、共通箇所O2において基準線c側に出射されたδ間隔を持つ光パルス(R)及び(G)に対して光路長変化量(時間遅延Δ:本発明に係る第2の所定時間、以下同様である。)だけそれぞれ時間遅延されて所定箇所O3に入射することになる。
従って、図1に示したように、ハーフミラー(HM)1上の所定箇所O3においては、所定箇所O2において基準線c側に出射されたδ間隔を持つ光パルス(R)及び(G)と、所定箇所O2において基準線d側へ出射されミラーユニットMU2‐2にてΔ時間だけ遅延されたδ間隔を持つ光パルス(R)及び(G)と、が本ユニットの出力パルス列として出射されることになる。
すなわち、本実施例に係る光パルス多重化ユニットによれば、入射された光パルスP1を、異なるスペクトル(R、G)を有しδ間隔で連続する2つの光パルスからなる列をΔ間隔で2つ生成できることになる。
ここで、ミラーユニットMU2‐1、MU2‐2、ハーフミラー(HM)1が、本発明に係る第2の光パルス列生成手段に相当する(以下の実施例において同様である。)。
なお、一対の対向するミラーユニットMUi‐1、MUi‐2を複数段設けることにより、異なるスペクトル(R、G)を有しδ間隔で連続する2つの光パルスからなる列をΔ間隔で複数生成できることになる。例えば、図1のように2つのグループG1、G2に分けグループ2(G2)に属するミラーユニットMUi‐2(i=2〜N)の光路長変化量がミラーユニットMUi‐1(i=2〜N)に対して(2i−2)Δ(i=2〜N)になるよう基準線dからオフセットして配置することで、異なるスペクトル(R、G)を有しδ間隔で連続する2つの光パルスからなる列をΔ間隔で時間軸に沿って複数並ばせることができる。その際、基準線dからのオフセット量(外側にオフセットさせても内側にオフセットさせてもよいものである)を所望に設定することで、間隔Δを所望の値に調節することもできる。
なお、時間遅延δについても、基準線dからのオフセット量(外側にオフセットさせても内側にオフセットさせてもよいものである)を所望に設定することで、スペクトルの異なる光パルスの時間間隔δを所望の値に調節することができる。
実施例2では、実施例1で採用したバンドパスフィルタBF1、BF2を省略し、その代わりにダイクロイックミラーDMを用いた光パルス多重化ユニットの一例について説明する。なお、実施例1で説明したと同様の要素については同一の符号を付すこととして、ここでは詳細な説明は省略する。
図2に示すように、実施例2に係る光パルス多重化ユニットは、実施例1で説明したミラーユニットMUi‐1(i=1〜N)、ミラーユニットMUi‐2(i=1〜N)を備えると共に、ハーフミラー(HM)1がこれらの間に配設されている。
本実施例に係るハーフミラー(HM)1は、所定箇所O1まで延在しておらず、所定箇所O2、O3だけがハーフミラー(HM)1上に生成されるようになっている。
そして、図2に示したように、本実施例では、所定箇所O1の部位には、ダイクロイックミラーDMが配設されている。このダイクロイックミラーDMは、入射される光パルスP1(緑(G:Green)と赤(R:Red)の合成)のうち、特定の波長の成分(ここでは、例えば赤(R))のみを透過し、その他の波長の成分(ここでは、例えば緑(G))を反射するように機能する。ダイクロイックミラーDMが、本発明に係る異スペクトル光パルス生成手段に相当する。本実施例では、ダイクロイックミラーDMの所定箇所O1において分波された透過側の光パルス(R)は、ミラーユニットMU1‐1に入射され、ミラーM1‐11、ミラーM1‐12を介して出射される。
また、ダイクロイックミラーDMの所定箇所O1において分波された反射側の光パルス(G)は、ミラーユニットMU1‐2に入射され、ミラーM1‐21、ミラーM1‐22を介して出射される。
そして、ミラーユニットMU1‐1及びミラーユニットMU1‐2を通過した各々の光は、ハーフミラー(HM)1上の共通箇所O2において合波されると共に、ハーフミラー(HM)1により分波される。ここにおいて、本実施例では、ミラーユニットMU1‐2は、通過する光パルスの光路長に変化を与えるために、基準線dに対して所定量外側にオフセットして配設されている。具体的には、図2に示したように、光路長変化量(時間遅延δ)が得られるようにミラーユニットMU1‐2は基準線dから外側にオフセットして配置されている。
従って、ハーフミラー(HM)1上の所定箇所O2には、前記バンドパスフィルタBF1を通過した光パルス(R)に対して、前記バンドパスフィルタBF2を通過した分波された他方の光パルス(G)が、光路長変化量(時間遅延δ)だけ遅れて入射されることになる。
これにより、実施例1と同様に、ハーフミラー(HM)1の共通箇所O2の透過側及び反射側において、異なるスペクトルを有しδ間隔で連続する光パルスの列を生成できることになる。次に、前記ハーフミラー(HM)1の共通箇所O2において基準線c側に出射されたδ間隔を持つ光パルス(R)及び(G)は、基準線cからオフセットのないミラーユニットMU2‐1に入射して通過するため、それぞれ時間遅延されることなく、δ間隔を持つ光パルス(R)及び(G)のままで所定箇所O3に入射することになる。
この一方、前記ハーフミラー(HM)1の共通箇所O2において基準線d側に出射されたδ間隔を持つ光パルス(R)及び(G)は、ミラーユニットMU2‐2に入射して通過することで、共通箇所O2において基準線c側に出射されたδ間隔を持つ光パルス(R)及び(G)に対して光路長変化量(時間遅延Δ)だけそれぞれ時間遅延されて所定箇所O3に入射することになる。
従って、図2に示したように、実施例1と同様に、ハーフミラー(HM)1上の所定箇所O3においては、所定箇所O2において基準線c側に出射されたδ間隔を持つ光パルス(R)及び(G)と、所定箇所O2において基準線d側へ出射されミラーユニットMU2‐2にてΔ時間だけ遅延されたδ間隔を持つ光パルス(R)及び(G)と、が本ユニットの出力パルス列として出射されることになる。
すなわち、本実施例に係る光パルス多重化ユニットによっても、入射された光パルスP1を、異なるスペクトル(R、G)を有しδ間隔で連続する2つの光パルスからなる列をΔ間隔で2つ生成できることになる。
なお、一対の対向するミラーユニットMUi‐1、MUi‐2を複数設けることにより、異なるスペクトル(R、G)を有しδ間隔で連続する2つの光パルスからなる列をΔ間隔で複数生成できることになる。例えば、図2のように2つのグループG1、G2に分けグループ2(G2)に属するミラーユニットMUi‐2(i=2〜N)の光路長変化量がミラーユニットMUi‐1(i=2〜N)に対して(2i−2)Δ(i=2〜N)になるよう基準線dからオフセットして配置することで、異なるスペクトル(R、G)を有しδ間隔で連続する2つの光パルスからなる列をΔ間隔で時間軸に沿って複数並ばせることができる。その際、基準線dからのオフセット量(外側にオフセットさせても内側にオフセットさせてもよいものである)を所望に設定することで、間隔Δを所望の値に調節することもできる。
なお、時間遅延δについても、基準線dからのオフセット量(外側にオフセットさせても内側にオフセットさせてもよいものである)を所望に設定することで、スペクトルの異なる光パルスの時間間隔δを所望の値に調節することができる。
実施例3では、実施例1で採用したバンドパスフィルタBF1、BF2を省略し、その代わりに回折格子(Grating)を用いた光パルス多重化ユニットの一例について説明する。なお、実施例1で説明したと同様の要素については同一の符号を付すこととして、ここでは詳細な説明は省略する。
図3に示すように、実施例3に係る光パルス多重化ユニットは、ミラーユニットMUi‐1(i=1〜N)、ミラーユニットMUi‐2(i=1〜N)を備えると共に、ハーフミラー(HM)1がこれらの間に配設されている。
また、本実施例では、ミラーユニットMU1‐1のミラーM1‐11として回折格子が用いられており、この回折格子を所定に回転させて入射角と反射角を調整することにより特定の波長の光(ここでは、例えば赤(R)成分の光)を取り出すことができるようになっている。同様に、ミラーユニットMU1‐2のミラーM1‐21として回折格子が用いられており、この回折格子を所定に回転させて入射角と反射角を調整することにより特定の波長の光(ここでは、例えば緑(G)成分)を取り出すことができるようになっている。
更に、本実施例では、図3に示したように、ミラーM1‐11(回折格子)、ミラーM1‐21(回折格子)により取り出された各光パルス(R)、(G)をよりシャープなものとするために、ミラーM1‐12、M1‐22から出射された各光(R)、(G)を絞り(Iris)S1、S2をそれぞれ通過させて、ハーフミラー(HM)1の共通箇所O2に入射させるようになっている。
ミラーM1‐11(回折格子)、ミラーM1‐21(回折格子)、絞りS1、S2が、本発明に係る異スペクトル光パルス生成手段に相当する。
ここにおいて、本実施例では、ミラーユニットM1‐2は、通過する光パルスの光路長に変化を与えるために、基準線dに対して所定量外側にオフセットして配設されている。具体的には、図3に示したように、光路長変化量(時間遅延δ)が得られるようにミラーユニットMU1‐2は基準線dから外側にオフセットして配置されている。
従って、ミラーユニットMU1‐2を通過する側の光パルス(G)は、ハーフミラー(HM)1上の所定箇所O2には、ミラーユニットMU1‐1を通過する側の光パルス(R)に対して、光路長変化量(時間遅延δ)だけ遅れて入射されることになる。
これにより、実施例1と同様に、ハーフミラー(HM)1の共通箇所O2の透過側及び反射側において、異なるスペクトルを有しδ間隔で連続する光パルスの列を生成できることになる。
次に、前記ハーフミラー(HM)1の共通箇所O2において基準線c側に出射されたδ間隔を持つ光パルス(R)及び(G)は、基準線cからオフセットのないミラーユニットM2‐1に入射して通過するため、それぞれ時間遅延されることなく、δ間隔を持つ光パルス(R)及び(G)のままで所定箇所O3に入射することになる。
この一方、前記ハーフミラー(HM)1の共通箇所O2において基準線d側に出射されたδ間隔を持つ光パルス(R)及び(G)は、ミラーユニットMU2‐2に入射して通過することで、共通箇所O2において基準線c側に出射されたδ間隔を持つ光パルス(R)及び(G)に対して光路長変化量(時間遅延Δ)だけそれぞれ時間遅延されて所定箇所O3に入射することになる。
従って、図3に示したように、実施例1と同様に、ハーフミラー(HM)1上の所定箇所O3においては、所定箇所O2において基準線c側に出射されたδ間隔を持つ光パルス(R)及び(G)と、所定箇所O2において基準線d側へ出射されミラーユニットMU2‐2にてΔ時間だけ遅延されたδ間隔を持つ光パルス(R)及び(G)と、が本ユニットの出力パルス列として出射されることになる。
すなわち、本実施例に係る光パルス多重化ユニットによっても、入射された光パルスP1を、異なるスペクトル(R、G)を有しδ間隔で連続する2つの光パルスからなる列をΔ間隔で2つ生成できることになる。
なお、一対の対向するミラーユニットMUi‐1、MUi‐2を複数設けることにより、異なるスペクトル(R、G)を有しδ間隔で連続する2つの光パルスからなる列をΔ間隔で複数生成できることになる。例えば、図3のように2つのグループG1、G2に分けグループ2(G2)に属するミラーユニットMUi‐2(i=2〜N)の光路長変化量がミラーユニットMUi‐1(i=2〜N)に対して(2i−2)Δ(i=2〜N)になるよう基準線dからオフセットして配置することで、異なるスペクトル(R、G)を有しδ間隔で連続する2つの光パルスからなる列をΔ間隔で時間軸に沿って複数並ばせることができる。その際、基準線dからのオフセット量(外側にオフセットさせても内側にオフセットさせてもよいものである)を所望に設定することで、間隔Δを所望の値に調節することもできる。
なお、時間遅延δについても、基準線dからのオフセット量(外側にオフセットさせても内側にオフセットさせてもよいものである)を所望に設定することで、スペクトルの異なる光パルスの時間間隔δを所望の値に調節することができる。
実施例4では、実施例1で採用したバンドパスフィルタBF1、BF2を省略し、その代わりに非線形光学結晶NLO(Non−Linear Optical Crystal)による第2次高調波発生(Second-Harmonic Generation: SHG)を用いた光パルス多重化ユニットの一例について説明する。なお、実施例1で説明したと同様の要素については同一の符号を付すこととして、ここでは詳細な説明は省略する。
図4に示すように、実施例4に係る光パルス多重化ユニットは、実施例1で説明したミラーユニットMUi‐1(i=1〜N)、ミラーユニットMUi‐2(i=1〜N)を備えると共に、ハーフミラー(HM)1がこれらの間に配設されている。
また、本実施例では、所定箇所O1にてハーフミラー(HM)1により反射されミラーユニットMU1‐1のミラーM1‐11に入射する光パルスの光路に非線形光学結晶NLOが配設されている。非線形光学結晶NLOは、入射する光パルスの波長を所定に変換することができる光学素子であり、本実施例では、入射される光パルスP1(R:Red)に作用して、例えば緑(G:Green)の光パルス(G)を出力することができるように構成されている。なお、非線形光学結晶NLOを挟んで両側にレンズL1、L2が配設されている。
図5に示すように、非線形光学結晶NLOが、入力(光軸)に対して平行に所定波長の光パルスを出力できない場合もあるが、かかる場合には、ミラーM1‐21、ミラーM1‐22の角度を調整することで、光路を所望に調整することができる。非線形光学結晶NLOが、本発明に係る異スペクトル光パルス生成手段に相当する。
ここにおいて、本実施例では、ミラーユニットM1‐2は、通過する光パルスの光路長に変化を与えるために、基準線dに対して所定量外側にオフセットして配設されている。具体的には、図4に示したように、光路長変化量(時間遅延δ)が得られるようにミラーユニットMU1‐2は基準線dから外側にオフセットして配置されている。
従って、ミラーユニットMU1‐2を通過する側の光パルス(G)は、ハーフミラー(HM)1上の所定箇所O2には、ミラーユニットMU1‐1を通過する側の光パルス(R)に対して、光路長変化量(時間遅延δ)だけ遅れて入射されることになる。
これにより、実施例1と同様に、ハーフミラー(HM)1の共通箇所O2の透過側及び反射側において、異なるスペクトルを有しδ間隔で連続する光パルスの列を生成できることになる。そして、実施例1と同様に、共通箇所O2において基準線d側に出射されミラーユニットMU2‐2に入射して通過するδ間隔を持つ光パルス(R)及び(G)は、共通箇所O2において基準線c側に出射されミラーユニットMU2‐1に入射して通過するδ間隔を持つ光パルス(R)及び(G)に対して光路長変化量(時間遅延Δ)だけそれぞれ時間遅延されて所定箇所O3に入射することになる。
従って、図4に示したように、実施例1と同様に、ハーフミラー(HM)1上の所定箇所O3においては、所定箇所O2において基準線c側に出射されたδ間隔を持つ光パルス(R)及び(G)と、所定箇所O2において基準線d側へ出射されΔ時間だけ遅延されたδ間隔を持つ光パルス(R)及び(G)と、が本ユニットの出力パルス列として出射されることになる。
すなわち、本実施例に係る光パルス多重化ユニットによっても、入射された光パルスP1を、異なるスペクトル(R、G)を有しδ間隔で連続する2つの光パルスからなる列をΔ間隔で2つ生成できることになる。
なお、一対の対向するミラーユニットMUi‐1、MUi‐2を複数設けることにより、異なるスペクトル(R、G)を有しδ間隔で連続する2つの光パルスからなる列をΔ間隔で複数生成できることになる。例えば、図4のように2つのグループG1、G2に分けグループG2に属するミラーユニットMUi‐2(i=2〜N)の光路長変化量がミラーユニットMUi‐1(i=2〜N)に対して(2i−2)Δ(i=2〜N)になるよう基準線dからオフセットして配置することで、異なるスペクトル(R、G)を有しδ間隔で連続する2つの光パルスからなる列をΔ間隔で時間軸に沿って複数並ばせることができる。その際、基準線dからのオフセット量(外側にオフセットさせても内側にオフセットさせてもよいものである)を所望に設定することで、間隔Δを所望の値に調節することもできる。
なお、時間遅延δについても、基準線dからのオフセット量(外側にオフセットさせても内側にオフセットさせてもよいものである)を所望に設定することで、スペクトルの異なる光パルスの時間間隔δを所望の値に調節することができる。
実施例5は、図6に示すように、予め2色に分離された光パルスが別々に入射される構成となっており、ミラーユニットMU1‐1に対して光パルス(R:Red)が入射され、ミラーユニットM1‐2に対して光パルス(G:Green)が入射されるようになっている。なお、実施例1で説明したと同様の要素については同一の符号を付すこととして、ここでは詳細な説明は省略する。
図6に示したように、本実施例に係る光パルス多重化ユニットは、実施例1で説明したミラーユニットMUi‐1(i=1〜N)、ミラーユニットMUi‐2(i=1〜N)を備えると共に、ハーフミラー(HM)1がこれらの間に配設されている。
ただし、本実施例に係るハーフミラー(HM)1は、所定箇所O1まで延在しておらず、所定箇所O2、O3だけがハーフミラー(HM)1上に形成されるようになっている。そして、図6に示したように、本実施例では、所定箇所O1においては、入射される光パルスP1(R)とP2(G)とが交差されるようになっている。本実施例では、予め2色に分離された光パルスが別々に入射されることが可能な装置を利用している。かかる装置が、本発明に係る異スペクトル光パルス生成手段に相当する。
ここにおいて、本実施例では、ミラーユニットM1‐2は、通過する光パルスの光路長に変化を与えるために、基準線dに対して所定量オフセットして配設されている。具体的には、図6に示したように、入射される光パルスP2(G)を光パルスP1(R)に対してδ時間だけ遅延させることができる光路長変化量が得られるようにミラーユニットMU1‐2は基準線dに対してオフセットして配置されている。
従って、ミラーユニットMU1‐2を通過する側の光パルス(G)は、ハーフミラー(HM)1上の所定箇所O2には、ミラーユニットMU1‐1を通過する側の光パルス(R)に対して、光路長変化量(時間遅延δ)だけ遅れて入射されることになる。
これにより、実施例1と同様に、ハーフミラー(HM)1の共通箇所O2の透過側及び反射側において、異なるスペクトルを有しδ間隔で連続する光パルスの列を生成できることになる。
そして、実施例1と同様に、共通箇所O2において基準線d側に出射されミラーユニットMU2‐2に入射して通過するδ間隔を持つ光パルス(R)及び(G)は、共通箇所O2において基準線c側に出射されミラーユニットMU2‐1に入射して通過するδ間隔を持つ光パルス(R)及び(G)に対して光路長変化量(時間遅延Δ)だけそれぞれ時間遅延されて所定箇所O3に入射することになる。
従って、図6に示したように、実施例1と同様に、ハーフミラー(HM)1上の所定箇所O3においては、所定箇所O2において基準線c側に出射されたδ間隔を持つ光パルス(R)及び(G)と、所定箇所O2において基準線d側へ出射されΔ時間だけ遅延されたδ間隔を持つ光パルス(R)及び(G)と、が本ユニットの出力パルス列として出射されることになる。
すなわち、本実施例に係る光パルス多重化ユニットによっても、入射された光パルスP1を、異なるスペクトル(R、G)を有しδ間隔で連続する2つの光パルスからなる列をΔ間隔で2つ生成できることになる。
なお、一対の対向するミラーユニットMUi‐1、MUi‐2を複数設けることにより、異なるスペクトル(R、G)を有しδ間隔で連続する2つの光パルスからなる列をΔ間隔で複数生成できることになる。例えば、図6のように2つのグループG1、G2に分けグループG2に属するミラーユニットMUi‐2(i=2〜N)の光路長変化量がミラーユニットMUi‐1(i=2〜N)に対して(2i−2)Δ(i=2〜N)になるよう基準線dからオフセットして配置することで、異なるスペクトル(R、G)を有しδ間隔で連続する2つの光パルスからなる列をΔ間隔で時間軸に沿って複数並ばせることができる。その際、基準線dからのオフセット量(外側にオフセットさせても内側にオフセットさせてもよいものである)を所望に設定することで、間隔Δを所望の値に調節することもできる。
なお、時間遅延δについても、基準線dからのオフセット量(外側にオフセットさせても内側にオフセットさせてもよいものである)を所望に設定することで、スペクトルの異なる光パルスの時間間隔δを所望の値に調節することができる。
ところで、上述した各実施例において、ミラーユニットMUi‐2(或いはMUi‐1)を往復動アクチュエータや電動モータ等の駆動手段を介して自動的に基準線d(或いは基準線c)に対して移動可能に構成し、基準線d(或いは基準線c)に対するオフセット量を変更可能に構成し、使用者等或いはパーソナルコンピュータ等からの指令等に応じて、自動的にオフセット量延いては時間遅延δ(或いはΔ)を調節できるように構成することもできる。
また、オフセットの方向は、所望の時間遅延δ(或いはΔ)を達成することができれば、ハーフミラー(HM)1に対して離間する方向でも、接近する方向であってもよいものである。更に、上述した各実施例のように光パルス或いは光パルス列の一方に対して他方を時間的に遅延させる場合に限らず、光パルス或いは光パルス列の一方に対して他方を時間的に先行させる構成とすることも可能である。
ところで、上述した各実施例では、光パルス或いは光パルス列の一方に対して時間遅延を与える方法として、基準線dからオフセットさせたミラーユニットMU1‐2、MU2‐2等を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、光パルスに対して時間遅延を与えることができるものであれば採用可能である。例えば、ミラーMi‐21と、ミラーMi‐22と、の間の距離を異ならせることで時間遅延を与える構成や、特許文献1等に記載されているような遅延素子を用いて時間遅延を与える構成も本発明に係る時間遅延手段として採用可能である。
次に、上述の光パルス多重化ユニットを備える照明装置及びこの照明装置を備える顕微鏡の実施例について説明する。図7は本実施例に係る顕微鏡の概略構成を示している。
レーザ光源101は、光パルスPを供給する。光パルスPは、光パルス多重化ユニット102に入射する。光パルス多重化ユニット102は、上述した各実施例の何れかの構成を備えている。制御装置103は、例えば、光パルス多重化ユニット102のミラーの角度や例えば基準線dからのオフセット量等を制御する。レーザ光源101と光パルス多重化ユニット102と制御装置103で照明装置104を構成している。
本実施例に係る光パルス多重化ユニット102は、図7に示したように、入射された光パルスPを、異なるスペクトル(R、G)を有しδ間隔で連続する2つの光パルスからなる列をΔ間隔で2つ生成することになる。
光パルスは、ダイクロイックミラー111で反射される。そして、光パルスは、リレーレンズ113、ミラー114、結像レンズ115、対物レンズ116を介して、試料117上に結像される。ここで、スキャンミラー112を所定範囲で傾斜(回転)させることで、試料117面上を複数の光パルスで同時に照射しながら走査できる。
光パルスが照射されると試料117面では蛍光が発生するが、本実施例に係る異なるスペクトル(R:Red、G:Green)を有しδ間隔で連続する2つの光パルスからなるΔ間隔の光パルス列によれば、その蛍光の発光過程を抑制し、例えば超解像観察を可能にしている。その超解像観察により得られる情報は、ダイクロイックミラー111を透過し、ミラー118、レンズ119、ピンホール120を介して検出器121に入射されることで取得される。
かかる構成によれば、リレーレンズ113、ミラー114、結像レンズ115、対物レンズ116からなる合成光学系105の焦平面上において、異なるスペクトル(R、G)を有しδ間隔で連続する2つの光パルスからなるΔ間隔の光パルス列を照射させることができる。
そして、試料117面と焦平面とを一致させることで、試料117から本実施例に係る光パルス列に対応した所望の超解像観察情報を取得することが可能となる。また、本光パルス多重化ユニットは、種々の観察用途に用いることができる。このため、他のレーザ顕微鏡にも適用可能である。
以上のように、本発明にかかる光パルス多重化ユニットは、スペクトルの異なる光パルスが所望の時間間隔で順に並んでいる光学系に有用である。
本発明の実施例1に係る光パルス多重化ユニットの概略構成の一例を示す図である。 本発明の実施例2に係る光パルス多重化ユニットの概略構成の一例を示す図である。 本発明の実施例3に係る光パルス多重化ユニットの概略構成の一例を示す図である。 本発明の実施例4に係る光パルス多重化ユニットの概略構成の一例を示す図である。 同上実施例において利用される非線形光学結晶(NLO)の動作を説明するための図である。 本発明の実施例5に係る光パルス多重化ユニットの概略構成の一例を示す図である。 本発明の実施例6に係る光パルス多重化ユニットを備えた照明装置及びこの照明装置を利用した顕微鏡の概略構成の一例を示す図である。係る光パルス多重化ユニット自動選択出射装置の概略構成の一例を示す図である。 従来の光パルス多重化ユニットを本発明の目的に流用しようとした場合を説明するための図である。
符号の説明
1 ハーフミラー(HM)
MU1‐1、MU2‐1、MU1‐2、MU2‐2 ミラーユニット
M1‐11、M1‐12、M1‐21、M1‐22、M2‐11、M2‐12、M2‐21、M2‐22 ミラー
O1〜O3 所定箇所
BF1、BF2 バンドパスフィルタ
DM ダイクロイックミラー
M1‐11、M1‐21 ミラー(回折格子)
S1、S2 絞り(アイリス:iris)
101 レーザ光源
102 光パルス多重化ユニット
103 制御装置
104 照明装置
105 合成光学系
117 試料
121 検出器

Claims (9)

  1. 異なるスペクトルの光パルスを生成する異スペクトル光パルス生成手段と、
    前記異スペクトル光パルス生成手段により生成された異なるスペクトルの光パルスの一方を他方に対して時間的に遅延或いは先行させ、第1の所定時間間隔で並ぶ異なるスペクトルの光パルスからなる第1の光パルス列を生成する第1の光パルス列生成手段と、
    前記第1の光パルス列生成手段により生成された第1の光パルス列を分波して、分波された第1の光パルス列の一方を他方に対して時間的に遅延或いは先行させた後、両者を合波して、第2の所定時間間隔で並ぶ第1の光パルス列からなる第2の光パルス列を生成する第2の光パルス列生成手段と、を含んで構成したことを特徴とする光パルス多重化ユニット。
  2. 前記第1の光パルス列生成手段は、
    第1のハーフミラーを挟んで対向配置され、入射される異なるスペクトルの光パルスをそれぞれ偏向して、前記第1のハーフミラー上の所定箇所で合波を行わせる一対のミラーユニットを含み、
    前記一対のミラーユニットのそれぞれは複数のミラーを有し、
    前記一対のミラーユニットの一方は、他方に対して異なる光路長を有するように調整されており、
    前記第1のハーフミラー上の所定箇所で合波した後、分波して前記第1の光パルス列を生成し、
    前記第2の光パルス列生成手段は、
    第2のハーフミラーを挟んで対向配置され、前記第1の光パルス生成手段により生成された前記第1の光パルス列をそれぞれ偏向して、前記第2のハーフミラー上の所定箇所で合波を行わせる一対のミラーユニットを含み、
    前記一対のミラーユニットのそれぞれは複数のミラーを有し、
    前記一対のミラーユニットの一方は、他方に対して異なる光路長を有するように調整されており、
    前記第2のハーフミラー上の所定箇所で合波した後、分波して前記第2の光パルス列を生成することを特徴とする請求項1に記載の光パルス多重化ユニット。
  3. 前記異スペクトル光パルス生成手段は、入射される光パルスをハーフミラーを用いて分波し、分波後の光パルスに対してバンドパスフィルタを通過させることにより、異なるスペクトルの光パルスを生成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光パルス多重化ユニット。
  4. 前記異スペクトル光パルス生成手段は、入射される光パルスをダイクロイックミラーを用いて、透過側と反射側とに異なるスペクトルの光パルスを出射させることで、異なるスペクトルの光パルスを生成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光パルス多重化ユニット。
  5. 前記異スペクトル光パルス生成手段は、入射される光パルスをハーフミラーを用いて分波し、分波後の光パルスに対して回折格子及び絞りを通過させることにより、異なるスペクトルの光パルスを生成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光パルス多重化ユニット。
  6. 前記異スペクトル光パルス生成手段は、入射される光パルスをハーフミラーを用いて分波し、分波後の光パルスに対して非線形光学結晶を通過させることにより、異なるスペクトルの光パルスを生成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光パルス多重化ユニット。
  7. 前記異スペクトル光パルス生成手段は、異なるスペクトルの光パルスを別々に出射可能な装置であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光パルス多重化ユニット。
  8. 請求項1〜請求項7の何れか1つに記載の光パルス多重化ユニットを含んで構成されることを特徴とする照明装置。
  9. 請求項8に記載の照明装置を有することを特徴とする顕微鏡。
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