JP5208359B2 - 打抜き装置および打抜き方法 - Google Patents

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Description

本発明は、プレス機によって板材料の打抜き加工を行う打抜き装置および打抜き方法に関するものである。
図12は、プレス機によって板材料の打抜き加工を行う為の従来の打抜き装置を示しており、この打抜き装置Aは、プレス機のボルスタBに固定設置された下型Lと、プレス機のプレススライドCに固定設置された上型Uと、下型Lと上型Uとの間で上下動自在に設けられたストリッパSとを有する金型Mを具備している。
上記金型Mは、その下型LにダイDが装着されている一方、上型UにパンチPが装着されており、さらに上型UとストリッパSとの間には、上記ストリッパSを下型L(ダイD)に向けて付勢する荷重バネFが介装されている。
上述した打抜き装置Aにおいては、その稼働時、下型L(ダイD)の所定位置ににセットした板材料Wを、上型Uの下動に伴って下降するストリッパSで押さえ、さらに図13(a)に示す如く、荷重バネF(図12参照)の付勢力により、所定のストリッパ荷重(矢印s)で板材料Wを押さえた状態において、矢印lの如く下動するパンチPとダイDとの協働によって、板材料Wから製品Waを打抜き加工している。
ここで、上記ストリッパSが板材料Wを押さえるストリッパ荷重は、板材料Wに対する製品Waの打抜き前/打抜き後に関係なく、下死点を中心としてほぼ一定であることは周知であり、また上記ストリッパ荷重が大きい程、板材料Wから打抜き加工された製品Waの断面精度(形状精度)が向上することも良く知られており、さらに荷重調整機構によってストリッパ荷重の強弱を調整する技術も、例えば特許文献1等によって既に知られている。
特開平10−85858号公報
ところで、上述した如き板材料Wの打抜き加工において、製品Waの形状精度の向上を狙ってストリッパ荷重を大きく設定した場合、パンチPが板材料Wを貫通して製品Waが打抜き形成された後も、上記板材料Wは大きなストリッパ荷重で押圧されることとなる。
これによって、図13(b)中に矢印d、d…で示す如く、上記板材料Wは極く僅かではあるが水平方向に押し拡げられ、板材料Wにおける材料加工面がパンチPの側面(外周面)に強く押し付けられる。
このため、パンチPが下死点から矢印uに示す如く上動し、板材料Wから抜き去られるまでの間、板材料Wの材料加工面と強く摺接することにより、上記パンチPの側面(外周面)が激しく摩耗することとなる。
このようなパンチPの摩耗は、特に微細加工を要するリードフレーム等の打抜き加工において、製品の形状精度(品質)を大幅に低下させる要因となり、またパンチPの摩耗に伴って頻繁に再研磨や交換を行う必要があるために、これらの作業に際して製造ラインを停止させることで生産性の著しい低下を免れない。
本発明は上述した実状に鑑みて、板材料をパンチにより打抜き加工して形成される製品の形状精度(品質)を向上させることができ、併せてパンチの再研磨や交換作業に伴う生産性の低下を未然に防止することの可能な、打抜き装置および打抜き方法の提供を目的とするものである。
上記目的を達成するべく、請求項1の発明に関わる打抜き装置は、ダイを備えプレス機のボルスタに固定された下型と、パンチを備え下型に対して上下動するプレス機のプレススライドに固定された上型と、ダイにセットした板材料を押圧して保持するストリッパとを具備し、パンチの上下動により板材料を打抜き加工する打抜き装置において、上型とストリッパとの間に設置され、板材料に向けてストリッパを付勢するとともに、板材料を貫通したパンチの上動に抗して板材料を押圧して保持し得る必要最低限の付勢力を備えた第1荷重バネと、プレス機におけるプレススライドの内部に設置され、該プレススライドに上下動自在に設けられたプランジャを介し、板材料に向けて前記ストリッパを付勢する第2荷重バネと、頂部ヘッドを有するプランジャ、ロック爪を有しプランジャの頂部ヘッドを挟んで水平移動可能に設けられロック爪をプランジャの頂部ヘッドと係合/離脱させる一対の可動カム、およびプレス装置のプレスフレームに固定設置されて可動カムと当接しプレススライドの上下動に伴って可動カムを水平移動させる固定カムを備え、ストリッパに対する第2荷重バネの付勢力の作用と非作用とを切り換えるストリッパ荷重切換手段とを具備し、下動するパンチが板材料を該板材料の全板厚を完全に通過して貫通する間に、ストリッパ荷重切換手段における可動カムのロック爪をプランジャの頂部ヘッドから離脱させることにより、第2荷重バネの付勢力をストリッパに作用させ、第1荷重バネの付勢力と第2荷重バネの付勢力とをストリッパに作用させて、ダイにセットした板材料を押圧して保持する一方、下死点においてストリッパ荷重切換手段における可動カムのロック爪をプランジャの頂部ヘッドの下方に進入させて係合することにより、上動するパンチが板材料から該板材料の全板厚を完全に通過して抜去される間に、第2荷重バネの付勢力を前記ストリッパに作用させず、第1荷重バネの付勢力のみをストリッパに作用させて、ダイにセットした板材料を押圧して保持するよう構成したことを特徴としている。
請求項2の発明に関わる打抜き方法は、下型に設けられたダイにセットした板材料をストリッパにより押圧して保持し、下型に対し上下動する上型に設けられたパンチにより板材料を打抜き加工する打抜き方法において、上型とストリッパとの間に設置され、板材料に向けてストリッパを付勢するとともに、板材料を貫通したパンチの上動に抗して板材料を押圧して保持し得る必要最低限の付勢力を備えた第1荷重バネと、プレス機におけるプレススライドの内部に設置され、該プレススライドに上下動自在に設けられたプランジャを介し、板材料に向けてストリッパを付勢する第2荷重バネと、頂部ヘッドを有するプランジャ、ロック爪を有しプランジャの頂部ヘッドを挟んで水平移動可能に設けられロック爪をプランジャの頂部ヘッドと係合/離脱させる一対の可動カム、およびプレス装置のプレスフレームに固定設置されて可動カムと当接しプレススライドの上下動に伴って可動カムを水平移動させる固定カムを備え、ストリッパに対する第2荷重バネの付勢力の作用と非作用とを切り換えるストリッパ荷重切換手段とを具備して成る打抜き装置を用い、ストリッパ荷重切換手段における可動カムのロック爪をプランジャの頂部ヘッドから離脱させることにより、第2荷重バネの付勢力をストリッパに作用させて、第1荷重バネの付勢力と第2荷重バネの付勢力とをストリッパに作用させ、ダイにセットした板材料を押圧して保持した状態において、下動するパンチを板材料に該板材料の全板厚を完全に通過して貫通させて打抜き加工を行う行程と、下死点においてストリッパ荷重切換手段における可動カムのロック爪をプランジャの頂部ヘッドの下方に進入させて係合することにより、上動するパンチが板材料から該板材料の全板厚を完全に通過して抜去される間に、第2荷重バネの付勢力をストリッパに作用させず、第1荷重バネの付勢力のみをストリッパに作用させ、ダイにセットした板材料を押圧して保持した状態において、上動するパンチを板材料から該板材料の全板厚を完全に通過して抜去させる行程とを含んで成ることを特徴としている。
請求項1の発明に関わる打抜き装置においては、ストリッパに第1荷重バネの付勢力のみを作用させることで、パンチが板材料から該板材料の全板厚を完全に通過して抜去される間のストリッパ荷重を小さくすることができ、板材料が水平方向に押し拡げられて材料加工面がパンチの側面(外周面)に強く押し付けられる現象がなくなり、これによって材料加工面と強く摺接することに起因するパンチの摩耗を抑制することができる。
かくして、本発明に関わる打抜き装置によれば、板材料をパンチにより打抜き加工して形成される製品の形状精度(品質)を向上させることができ、併せてパンチの再研磨や交換作業に伴う生産性の低下を未然に防止することができる。
請求項2の発明に関わる打抜き方法によれば、上動するパンチを板材料から該板材料の全板厚を完全に通過して抜去させる行程において、ストリッパに第1荷重バネの付勢力のみを作用させることで、パンチが板材料から抜去される間のストリッパ荷重を小さくすることができ、板材料が水平方向に押し拡げられて材料加工面がパンチの側面(外周面)に強く押し付けられる現象がなくなり、これによって材料加工面と強く摺接することに起因するパンチの摩耗を抑制することができる。
かくして、本発明に関わる打抜き方法によれば、板材料をパンチにより打抜き加工して形成される製品の形状精度(品質)を向上させることができ、併せてパンチの再研磨や交換作業に伴う生産性の低下を未然に防止することができる。
以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を詳細に説明する。
図1〜図5は、本発明に関わる打抜き装置の実施例を示しており、この打抜き装置1は、プレス機2に搭載された金型3を具備している。
上記金型3は、プレス機2のボルスタ2Bに固設された下型3Lと、プレス機2のプレススライド2Sに固設された上型3Uと、下型3Lと上型3Uとの間で上下動自在に設けられたストリッパ3Sとを有している。
下型3Lにはダイ3Dが設置されている一方、上型3Uにはパンチ3Pが装着されており、さらに上型3Uとストリッパ3Sとの間には、該ストリッパ3Sを下型3Lに向けて、言い換えればダイ3Dにセットされた板材料Wに向けて付勢する第1荷重バネ4が介装されている。
ここで、上記第1荷重バネ4は、後に詳述する打抜き装置1の稼働時において、板材料Wを貫通したパンチ3Pが下死点から上動する際、上記パンチ3Pと連れ動く(上動する)ことのないように、板材料Wを押圧して保持し得る必要最低限の弱い付勢力を備えている。
一方、上記プレススライド2Sのベースフランジ2Sbには、上記ストリッパ3Sを下型3Lに向けて、言い換えればダイ3Dにセットされた板材料Wに向けて付勢する第2荷重バネ5が収容設置されている。
上記第2荷重バネ5は、ベースフランジ2Sbに固設されたキャップ2Scと、該キャップ2Scを上下動自在に貫通するプランジャ6の底部フランジ6fとの間に介装されており、第2荷重バネ5の付勢力は、ストリッパ3Sに固設されて上型3Uを上下動自在に貫通するシャフト6Sを介して、上記プランジャ6からストリッパ3Sに伝達される。
なお、上記第2荷重バネおける付勢力(バネ力)は、後に詳述する打抜き装置1の稼働時において、板材料Wにパンチ3Pを貫通させて打抜き加工する際、上記第1荷重バネ4との協働によって、所望する製品Waの形状精度を達成するのに十分なストリッパ荷重が得られるように設定されている。
上記プレススライド2Sのベースフランジ2Sbには、上記キャップ2Scから突出したプランジャ6の頂部ヘッド6hを挟んで、一対の可動カム7が水平移動自在に設けられている一方、上記ベースフランジ2Sbの上方に位置するプレス機2のプレスフレーム2Fには、上記プランジャ6の上方域に固定カム8が固定設置されている。
一対の可動カム7は、そのカム面7cが常に固定カム8のカム面8cと当接するよう、それぞれカム押しバネ7Sにより固定カム8に向けて付勢されており、さらに各々の可動カム7には、後述する態様で上記プランジャ6の頂部ヘッド6hと係合/離脱するロック爪7pが形成されている。
上述したプランジャ6、可動カム7、カム押しバネ7S、および固定カム8等から、後に詳述する態様でプランジャ6の動きを拘束/解放することにより、ストリッパ3Sに対する第2荷重バネ5の作用と非作用とを切り換えるストリッパ荷重切換手段9が構成されている。
図1および図5(a)に示す如く、上型3U(プレススライド2S)が上死点に在るとき、一対の可動カム7、7は、固定カム8(カム面8c)とのカム作用によって、プランジャ6から離れる方向に押し開かれ、上記プランジャ6の頂部ヘッド6hから、可動カム7のロック爪7pが離脱しているため、プランジャ6は上記可動カム7によって何ら拘束されていない。
これにより、上型3U(プレススライド2S)が上死点から下降し、パンチ3Pが板材料Wを貫通して打抜き加工を実施する状況(時期)において、ストリッパ3Sには、第1荷重バネ4の付勢力とともに第2荷重バネ5の付勢力が作用するため、上記板材料Wは、第1荷重バネ4の付勢力と第2荷重バネ5の付勢力とを合わせた大きなストリッパ荷重でダイ3Dに押圧されて保持されることとなる。
因みに、上型3U(プレススライド2S)が上死点から下死点へ下動する際、一対の可動カム7は固定カム8(カム面8c)とのカム作用により互いに接近する方向に移動するが、各可動カム7(ロック爪7p)は頂部ヘッド6hの側面、すなわち上下に延びる平滑面に当接するため、プランジャ6の動きを何ら拘束することはない。
パンチ3Pが板材料Wを貫通して製品Waが打抜き加工され、図2および図5(b)に示す如く、上型3U(プレススライド2S)が下死点に達すると、ストリッパ3Sの可動した距離、すなわち図1に示す上死点における上型3Uとストリッパ3Sとの間隙寸法Ttから、図2に示す下死点における上型3Uとストリッパ3Sとの間隙寸法Tbを引いた距離lだけ、プランジャ6がプレススライド2Sに対して上動することにより、カム押しバネ7Sに付勢されている可動カム7のロック爪7pが、プランジャ6における頂部ヘッド6hの側面から外れて該頂部ヘッド6hの下方に進入することとなる。
こののち、図3に示す如く上型3U(プレススライド2S)が上動し始めると、プランジャ6における頂部ヘッド6hの下方に可動カム7のロック爪7pが進入していることで、プレススライド2Sに対するプランジャ6の動き(下動)が拘束され、第2荷重バネ5は縮んだ状態において保持されることとなる。
このため、上型3U(プレススライド2S)上動に伴ってパンチ3Pが板材料Wから抜去される状況(時期)において、第2荷重バネ5の付勢力がプランジャ6からシャフト6Sを介してストリッパ3Sに作用することがないので、上記板材料Wは、第1荷重バネ4の付勢力に基づいた必要最低限の小さなストリッパ荷重でダイ3Dに押圧されて保持されることとなる。
次いで、図4に示す如くパンチ3Pが板材料Wから完全に抜去された時点では、上型3Uとストリッパ3Sとの間隙寸法が図1と同じTtに復帰しており、またこの時点において、一対の可動カム7、7は、固定カム8(カム面8c)とのカム作用によってプランジャ6から離れる方向に押し開かれ、ロック爪7pがプランジャ6における頂部ヘッド6hの下部から離脱する。
これにより、可動カム7によるプランジャ6の拘束が解かれ、第2荷重バネ5が圧縮拘束された状態から解放されることにより、第2荷重バネ5の付勢力がプランジャ6からシャフト6Sを介してストリッパ3Sに作用する状態に復帰し、この状態を維持したままで上型3U(プレススライド2S)は上死点まで上動して行く。
上述した如き構成によれば、上動するパンチ3Pを板材料Wから抜去させる際に、ストリッパ3Sに第1荷重バネ4の付勢力のみを作用させることで、パンチ3Pが板材料Wから抜去される間のストリッパ荷重を小さくすることができ、板材料Wが水平方向に押し拡げられて材料加工面がパンチ3Pの側面(外周面)に強く押し付けられる現象がなくなり、これによって材料加工面と強く摺接することに起因するパンチ3Pの摩耗を抑制することができる。
かくして、上述した構成によれば、板材料Wをパンチ3Pにより打抜き加工して形成される製品Waの形状精度(品質)を向上させることができ、併せてパンチ3Pの再研磨や交換作業に伴う生産性の低下を未然に防止することが可能となる。
図6〜図10は、本発明に関わる打抜き装置の第1実施例に近似した構成を備えた参考例を示しており、この打抜き装置1′において、プレススライド2S′のベースフランジ2Sb′に収容設置された第2荷重バネ5′は、上記ベースフランジ2Sb′に固設されたベースプレート2Sp′と、該ベースプレート2Sp′を上下動自在に貫通するプランジャ6′の底部フランジ6f′との間に介装されている。
ここで、上記第2荷重バネ5′の付勢力は、ストリッパ3S′に固設されて上型3U′を上下動自在に貫通するシャフト6S′を介して、上記プランジャ6′からストリッパ3S′に伝達される。
また、プレススライド2S′の上部プレート2Sp′には、プランジャ6′を挟んで一対の可動カム7′が水平移動自在に設けられている一方、上記プランジャ6′には、リリースピン8′が上下動自在に嵌挿されており、該リリースピン8′は、ピン押しバネ8S′によって常に上方へ付勢されている。
一対の可動カム7′は、プランジャ6′の周壁を遊嵌してリリースピン8′に臨んでいるとともに、そのカム面7c′が常にリリースピン8′のカム面8c′と当接するよう、それぞれカム押しバネ7S′によって付勢されており、さらに各々の可動カム7′には、後述する態様で上記プランジャ6′の頂部ヘッド6h′と係合/離脱するロック部7r′が形成されている。
上述したプランジャ6′、可動カム7′、カム押しバネ7S′、リリースピン8′、およびピン押しバネ8S′等から、後に詳述する態様でプランジャ6′の動きを拘束/解放することにより、ストリッパ3S′に対する第2荷重バネ5′の作用と非作用とを切り換えるストリッパ荷重切換手段9′が構成されている。
なお、上述した打抜き装置1′の構成は、プランジャ6′、可動カム7′、カム押しバネ7S′、リリースピン8′、およびピン押しバネ8S′等から成るストリッパ荷重切換手段9′以外、図1〜図5に示した本願発明に係る実施例の打抜き装置1と基本的に同一なので、打抜き装置1′の構成要素において、打抜き装置1の構成要素と同一の作用を成すものには、図1〜図5と同一の符号に′(ダッシュ)を附して詳細な説明は省略する。
図6および図10(a)に示す如く、上型3U′(プレススライド2S′)が上死点に在るとき、リリースピン8′はプレス機2′のプレスフレーム2F′と当接することで、ピン押しバネ8S′に抗して押し下げられており、一対の可動カム7′、7′は、リリースピン8′(カム面8c′)とのカム作用によって、互いに離れる方向に押し開かれ、上記プランジャ6′の頂部ヘッド6h′から、可動カム7′のロック部7r′が離脱しているため、プランジャ6′は上記可動カム7′によって何ら拘束されていない。
これにより、上型3U′(プレススライド2S′)が上死点から下降し、パンチ3P′が板材料Wを貫通して打抜き加工を実施する状況(時期)において、ストリッパ3S′には、第1荷重バネ4′の付勢力とともに第2荷重バネ5′の付勢力が作用するため、上記板材料Wは、第1荷重バネ4′の付勢力と第2荷重バネ5′の付勢力とを合わせた大きなストリッパ荷重でダイ3D′に押圧されて保持されることとなる。
因みに、上型3U′(プレススライド2S′)が上死点から下死点へ下動する際、プレスフレーム2F′から離れたリリースピン8′が、ピン押しバネ8S′に付勢されて上動することにより、一対の可動カム7′はリリースピン8′(カム面8c′)とのカム作用で互いに接近する方向に移動するが、各可動カム7′(ロック部7r′)は頂部ヘッド6h′の側面、すなわち上下に延びる平滑面に当接するため、プランジャ6′の動きを何ら拘束することはない。
パンチ3P′が板材料Wを貫通して製品Waが打抜き加工され、図7および図10(b)に示す如く、上型3U′(プレススライド2S′)が下死点に達すると、ストリッパ3S′の可動した距離、すなわち図6に示す上死点における上型3U′とストリッパ3S′との間隙寸法Ttから、図7に示す下死点における上型3Uとストリッパ3S′との間隙寸法Tbを引いた距離lだけ、プランジャ6′がプレススライド2S′に対して上動することにより、カム押しバネ7S′に付勢されている可動カム7′のロック部7r′が、プランジャ6′における頂部ヘッド6h′の側面から外れて該頂部ヘッド6h′の下方に進入することとなる。
こののち、図8に示す如く上型3U′(プレススライド2S′)が上動し始めると、プランジャ6′における頂部ヘッド6h′の下方に可動カム7の′ロック部7r′が進入していることで、プレススライド2S′に対するプランジャ6′の動き(下動)が拘束され、第2荷重バネ5′は縮んだ状態において保持されることとなる。
このため、上型3U′(プレススライド2S′)が上動に伴ってパンチ3P′が板材料Wから抜去される状況(時期)において、第2荷重バネ5′の付勢力がプランジャ6′からシャフト6S′を介してストリッパ3S′に作用することがないので、上記板材料Wは、第1荷重バネ4′の付勢力に基づいた必要最低限の小さなストリッパ荷重でダイ3D′に押圧されて保持されることとなる。
次いで、図9に示す如くパンチ3P′が板材料Wから完全に抜去された時点では、上型3U′とストリッパ3S′との間隙寸法が図6と同じTtに復帰しており、またこの時点において、リリースピン8′はプレスフレーム2F′と当接して押し下げられ、一対の可動カム7′、7′は、リリースピン8′(カム面8c′)とのカム作用によってプランジャ6′から離れる方向に押し開かれ、ロック部7r′がプランジャ6′における頂部ヘッド6h′の下部から離脱する。
これにより、可動カム7′によるプランジャ6′の拘束が解かれ、第2荷重バネ5′が圧縮拘束された状態から解放されることにより、第2荷重バネ5′の付勢力がプランジャ6′からシャフト6S′を介してストリッパ3S′に作用する状態に復帰し、この状態を維持したままで上型3U′(プレススライド2S′)は上死点まで上動して行く。
上述した如き構成によれば、上動するパンチ3P′を板材料Wから抜去させる際に、ストリッパ3S′に第1荷重バネ4′の付勢力のみを作用させることで、パンチ3P′が板材料Wから抜去される間のストリッパ荷重を小さくすることができ、板材料Wが水平方向に押し拡げられて材料加工面がパンチ3P′の側面(外周面)に強く押し付けられる現象がなくなり、これによって材料加工面と強く摺接することに起因するパンチ3P′の摩耗を抑制することができる。
かくして、上述した構成によれば、板材料Wをパンチ3P′により打抜き加工して形成される製品Waの形状精度(品質)を向上させることができ、併せてパンチ3P′の再研磨や交換作業に伴う生産性の低下を未然に防止することが可能となる。
図11は、本発明に関わる打抜き装置の第1実施例に近似した構成を備えた参考例を示しており、この打抜き装置1″においては、プレススライド2S″のベースフランジ2Sb″に、キャップ2Sc″から突出したプランジャ6″の頂部ヘッド6h″を挟んで、一対のスライドブロック7″が水平移動自在に設けられている。
一対のスライドブロック7″は、それぞれカム押しバネ7S″により上記プランジャ6″に向けて付勢されているとともに、後述する態様で上記プランジャ6″の頂部ヘッド6h″と係合/離脱するロック爪7p″を有している。
また、各々のスライドブロック7″には、互いに屈曲自在に連結された一対のヒンジアーム8A″の自由端がピン結合されており、上述したプランジャ6″、スライドブロック7″、押しバネ7S″、および一対のヒンジアーム8A″等から、図示していないストリッパに対する第2荷重バネ5″の作用と非作用とを切り換えるストリッパ荷重切換手段9″が構成されている。
すなわち、図11(a)に示す如くプレススライド2S″が上死点に在って、一対のヒンジアーム8A″の連結部がプレス機2″のプレスフレーム2F″と当接している状態では、一対のスライドブロック7″、7″が押し開かれて、ロック爪7p″がプランジャ6″の頂部ヘッド6h″から離脱しているため、プランジャ6″は上記スライドブロック7″によって何ら拘束されてはおらず、第2荷重バネ5″の付勢力はプランジャ6″およびシャフト6S″を介してストリッパ(図示せず)に作用することとなる。
一方、図11(b)に示す如くプレススライド2S″が下死点に在って、プランジャ6″がプレススライド2S″に対して上動した状態では、カム押しバネ7S″に付勢されているスライドブロック7″のロック爪7p″が、プランジャ6″における頂部ヘッド6h″の下方に進入することで、プレススライド2S″に対するプランジャ6″の動き(下動)が拘束され、第2荷重バネ5″は縮んだ状態において保持されるために、その付勢力がプランジャ6″およびシャフト6S″を介してストリッパ(図示せず)に作用することはない。
なお、上述した打抜き装置1″の構成は、プランジャ6″、スライドブロック7″、押しバネ7S″、および一対のヒンジアーム8A″等から成るストリッパ荷重切換手段9″以外、図1〜図5に示した本願発明に係る実施例の打抜き装置1と変わるところはなく、また動作態様も基本的に同様であることから、打抜き装置1″の構成要素において、打抜き装置1の構成要素と同一の作用を成すものには、図1〜図5と同一の符号に″(ダブルダッシュ)を附して詳細な説明は省略する。
上述した構成の打抜き装置1″においても、先に説明した本願発明に係る実施例の打抜き装置1、および第1実施例に近似した構成を備えた参考例の打抜き装置1′と同じく、上動するパンチを板材料から抜去させる際に、ストリッパに第1荷重バネの付勢力のみを作用させ、パンチが板材料から抜去される間のストリッパ荷重を小さくすることで、材料加工面と強く摺接することに起因するパンチの摩耗を抑制することができ、もって打抜き加工製品における形状精度(品質)の向上と併せ、パンチの再研磨や交換作業に伴う生産性の低下を未然に防止することが可能となる。
なお、上述した本願発明に係る実施例および各参考例におけるストリッパ荷重切換手段は、カム機構あるいはヒンジ機構を利用して第2荷重バネの動きを拘束/解放することで、ストリッパに対する付勢力の作用と非作用とを切り換えているが、第2荷重バネの動きを拘束/解放する手段としては、上述したカム機構やヒンジ機構以外の様々な機構を採用することが可能である。
さらに、第2荷重バネの動きを拘束/解放する手段としては、純メカニカルな機構のみならず、例えばパンチの位置を検出するセンサからの信号に基づき、電動式のロック装置を動作させて第2荷重バネを拘束/解放する等、多様な機構をも採用し得ることは言うまでもない。
本発明に関わる打抜き装置の実施例を示す概念的な正面図。 図1の打抜き装置における動作態様を示す概念的な正面図。 図1の打抜き装置における動作態様を示す概念的な正面図。 図1の打抜き装置における動作態様を示す概念的な正面図。 (a)および(b)は、図1の打抜き装置におけるストリッパ荷重切換手段の構成および動作態様を示す概念図。 打抜き装置の第1実施例に近似した構成を備えた参考例を示す概念的な正面図。 図6の打抜き装置における動作態様を示す概念的な正面図。 図6の打抜き装置における動作態様を示す概念的な正面図。 図6の打抜き装置における動作態様を示す概念的な正面図。 (a)および(b)は、図6の打抜き装置におけるストリッパ荷重切換手段の構成および動作態様を示す概念図。 (a)および(b)は、打抜き装置の第1実施例に近似した構成を備えた参考例におけるストリッパ荷重切換手段の構成および動作態様を示す概念図。 従来の打抜き装置を示す概念的な正面図。 (a)および(b)は、従来の打抜き装置における板材料の打抜き加工を示す概念図。
符号の説明
…打抜き装置、
…プレス機、
2F…プレスフレーム、
…金型、
3L…下型、
3D…ダイ、
3U…上型、
3P…パンチ、
3S…ストリッパ、
…第1荷重バネ、
…第2荷重バネ、
6…プランジャ、
6h…頂部ヘッド、
7…可動カム、
8…固定カム、
…ストリッパ荷重切換手段、
W…板材料、
Wa…製品。

Claims (2)

  1. ダイを備えプレス機のボルスタに固定された下型と、パンチを備え前記下型に対して上下動する前記プレス機のプレススライドに固定された上型と、前記ダイにセットした板材料を押圧して保持するストリッパとを具備し、前記パンチの上下動により前記板材料を打抜き加工する打抜き装置において、
    前記上型と前記ストリッパとの間に設置され、前記板材料に向けて前記ストリッパを付勢するとともに、前記板材料を貫通した前記パンチの上動に抗して前記板材料を押圧して保持し得る必要最低限の付勢力を備えた第1荷重バネと、
    前記プレス機における前記プレススライドの内部に設置され、前記プレススライドに上下動自在に設けられたプランジャを介し、前記板材料に向けて前記ストリッパを付勢する第2荷重バネと、
    頂部ヘッドを有する前記プランジャ、ロック爪を有し前記プランジャの前記頂部ヘッドを挟んで水平移動可能に設けられ前記ロック爪を前記プランジャの頂部ヘッドと係合/離脱させる一対の可動カム、および前記プレス装置のプレスフレームに固定設置されて前記可動カムと当接し前記プレススライドの上下動に伴って前記可動カムを水平移動させる固定カムを備え、前記ストリッパに対する前記第2荷重バネの付勢力の作用と非作用とを切り換えるストリッパ荷重切換手段とを具備し、
    下動する前記パンチが前記板材料を該板材料の全板厚を完全に通過して貫通する間に、前記ストリッパ荷重切換手段における前記可動カムの前記ロック爪を前記プランジャの前記頂部ヘッドから離脱させることにより、前記第2荷重バネの付勢力を前記ストリッパに作用させ、前記第1荷重バネの付勢力と前記第2荷重バネの付勢力とを前記ストリッパに作用させて、前記ダイにセットした前記板材料を押圧して保持する一方、
    下死点において前記ストリッパ荷重切換手段における前記可動カムの前記ロック爪を前記プランジャの前記頂部ヘッドの下方に進入させて係合することにより、上動する前記パンチが前記板材料から該板材料の全板厚を完全に通過して抜去される間に、前記第2荷重バネの付勢力を前記ストリッパに作用させず、前記第1荷重バネの付勢力のみを前記ストリッパに作用させて、前記ダイにセットした前記板材料を押圧して保持するよう構成したことを特徴とする打抜き装置。
  2. 下型に設けられたダイにセットした板材料をストリッパにより押圧して保持し、前記下型に対し上下動する上型に設けられたパンチにより前記板材料を打抜き加工する打抜き方法において、
    前記上型と前記ストリッパとの間に設置され、前記板材料に向けて前記ストリッパを付勢するとともに、前記板材料を貫通した前記パンチの上動に抗して前記板材料を押圧して保持し得る必要最低限の付勢力を備えた第1荷重バネと、
    前記プレス機における前記プレススライドの内部に設置され、前記プレススライドに上下動自在に設けられたプランジャを介し、前記板材料に向けて前記ストリッパを付勢する第2荷重バネと、
    頂部ヘッドを有する前記プランジャ、ロック爪を有し前記プランジャの前記頂部ヘッドを挟んで水平移動可能に設けられ前記ロック爪を前記プランジャの頂部ヘッドと係合/離脱させる一対の可動カム、および前記プレス装置のプレスフレームに固定設置されて前記可動カムと当接し前記プレススライドの上下動に伴って前記可動カムを水平移動させる固定カムを備え、前記ストリッパに対する前記第2荷重バネの付勢力の作用と非作用とを切り換えるストリッパ荷重切換手段とを具備して成る打抜き装置を用い、
    前記ストリッパ荷重切換手段における前記可動カムの前記ロック爪を前記プランジャの前記頂部ヘッドから離脱させることにより、前記第2荷重バネの付勢力を前記ストリッパに作用させて、前記第1荷重バネの付勢力と前記第2荷重バネの付勢力とを前記ストリッパに作用させ、前記ダイにセットした前記板材料を押圧して保持した状態において、下動する前記パンチを前記板材料に該板材料の全板厚を完全に通過して貫通させて打抜き加工を行う行程と、
    下死点において前記ストリッパ荷重切換手段における前記可動カムの前記ロック爪を前記プランジャの前記頂部ヘッドの下方に進入させて係合することにより、上動する前記パンチが前記板材料から該板材料の全板厚を完全に通過して抜去される間に、前記第2荷重バネの付勢力を前記ストリッパに作用させず、前記第1荷重バネの付勢力のみを前記ストリッパに作用させ、前記ダイにセットした前記板材料を押圧して保持した状態において、上動する前記パンチを前記板材料から該板材料の全板厚を完全に通過して抜去させる行程とを含んで成ることを特徴とする打抜き方法。
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