JP5206671B2 - ポリオールの製造方法および該ポリオール - Google Patents
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Description
また、水素化ひまし油1モル(mol)にエチレンオキシドを40〜300モル(mol)開環付加させたポリオキシエチレン硬化ひまし油は、界面活性剤として幅広く使用されている(特許文献5参照)。
また、複合金属シアン化物錯体触媒を用いてポリエステルオールを製造し、その後にカチオン重合触媒である含フッ素フェニル基を3つ有するホウ素化合物を用いて、製造したポリエステルポリオールにエチレンオキシドを開環付加させる技術が提案されている(特許文献9参照)。しかし、ルイス酸のカチオン重合触媒に対する、エステル結合の安定性に関する記載がない。
本発明の課題は、ひまし油を開始剤とし、開始剤の分解による低分子量の副生物を生じず、エチレンオキシドが開始剤中の水酸基に均一に開環付加する、高いバイオマス度でも一級化率が高い、ポリオールの製造方法を提供することにある。
また、前記カチオン重合触媒を、前記開始剤の総量に対して質量比で10〜200ppm添加することが好ましい。
また、本発明は、上記の製造方法により製造されたポリオールを提供する。
さらに、本発明のポリオールを用いて製造したポリウレタン製品を提供する。
また、本発明の、バイオマス度が高いポリオールを用いれば、環境負荷の小さなポリウレタン製品が製造できる。
なお本発明において、ひまし油縮合物とは、ひまし油または水添ひまし油(水素化ひまし油)を加水分解して得られるヒドロキシカルボン酸を脱水縮合して得られたエステル化合物である。ただし脱水縮合は、ヒドロキシカルボン酸のみの縮合であっても、ヒドロキシカルボン酸とひまし油または水添ひまし油との縮合であってもよい。
本発明は、開始剤として、二級水酸基を1つ有するリシノレイン酸を主要構成脂肪酸とする、ひまし油、またはひまし油縮合物を用いる。ひまし油縮合物の製造方法は特に限定されず、たとえば、以下の2例が挙げられる。
(1)ひまし油の加水分解により得られるリシノレイン酸と、ひまし油との間でエステル化反応を行う方法。
(2)リシノレイン酸同士で縮合反応を行い、該縮合物と、官能基数によって選択される低分子量ポリオールとのエステル化反応を行う方法。この場合、脂肪酸として、リシノレイン酸の代わりに、またはリシノレイン酸と共に、12−ヒドロキシステアリン酸(リシノレイン酸の水添物)を使用できる。
2価アルコール:エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−シクロヘキサンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール等。
3価以上の多価アルコール:グリセリン、ジグリセリン、トリメチロ−ルプロパン、ペンタエリスリト−ル、ジペンタエリスリトール、トリペンタエリスリト−ル、ショ糖等。
また、多価アルコ−ル類にアルキレンオキシドが開環付加させて得られる数平均分子量150〜1000の低分子量ポリエーテルポリオールが挙げられる。
本発明において、開始剤として用いるひまし油またはひまし油縮合物の水酸基価(mgKOH/g)は、通常25〜350であり、40〜200が好ましく、50〜170がさらに好ましい。水酸基価が25以上であればカチオン重合触媒によるエチレンオキシドの開環付加反応が均一となり、一級化率も上がりやすい。また、水酸基価が350以下であれば製造したポリオールのバイオマス度が大きくなる。
本発明では、カチオン重合触媒として、含フッ素アリール基または含フッ素アリールオキシ基を、1つ以上有する、アルミニウム化合物およびホウ素化合物からなる群から選択される少なくとも1種を使用することを特徴とする。すなわち本発明におけるカチオン重合触媒は、アルミニウム化合物またはホウ素化合物である。そして、このカチオン重合触媒は、含フッ素アリール基または含フッ素アリールオキシ基を1つ以上有する。
含フッ素アリール基としては、ペンタフルオロフェニル、テトラフルオロフェニル、トリフルオロフェニル、3,5−ビス(トリフルオロメチル)トリフルオロフェニル、3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル、2−ペルフルオロナフチル、2−ペルフルオロビフェニル等が挙げられる。
また、含フッ素アリールオキシ基としては、前記含フッ素アリール基が酸素原子に結合した含フッ素アリールオキシ基が挙げられる。
また、ルイス酸のホウ素化合物としては、たとえば、トリス(ペンタフルオロフェニル)ボラン、トリス(ペンタフルオロフェニルオキシ)ボランが挙げられる。なかでも、トリス(ペンタフルオロフェニル)ボランはエチレンオキシドの開環付加反応に対する触媒活性が高く、特に好ましい。
本発明で使用するヘテロ環状化合物は、環状エーテルおよび環状エステルからなる群から選択される化合物であり、その少なくとも一部としてエチレンオキシドを含む。すなわち、本発明においてヘテロ環状化合物は、エチレンオキシドのみであっても、エチレンオキシドと他のヘテロ環状化合物との組み合わせであってもよい。
エチレンオキシドと他のヘテロ環状化合物との組み合わせを用いて開環付加反応を行う場合は、エチレンオキシドと他のヘテロ環状化合物を順次反応させてもよく、エチレンオキシドと他のヘテロ環状化合物との混合物を反応させてもよい。順次反応させる場合には、他のヘテロ環状化合物を反応させた後、エチレンオキシドを反応させることが一級水酸基の割合を高くできる点で好ましい。
環状エーテルとしてはエーテル性酸素原子を1または2個含む3〜6員環を有する化合物が適当であり、側鎖を有していてもよい。具体的には、モノエポキシ化合物、オキセタン化合物、テトラヒドロフランなどが挙げられる。環状エーテルとしては炭素数2以上のモノエポキシ化合物が好ましく、アルキレンオキシド、グリシジルエーテル、グリシジルエステルがより好ましく、炭素数3〜6のアルキレンオキシドが特に好ましい。
具体的な環状エーテルとしては、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、スチレンオキシド、1,2−ブチレンオキシド、2,3−ブチレンオキシド、シクロヘキセン−1,2−オキシド、ブチルグリシジルエーテル、グリシジルアクリレート、オキセタン化合物、テトラヒドロフランなどが挙げられる。
環状エステルとしては、環にカルボニルオキシ単位を1または2個含む5〜10員環を有する化合物が適当であり、側鎖を有していてもよい。具体的には、ラクトン化合物やラクチドなどが挙げられる。環状エステルとしてはε−カプロラクトン、γ−バレロラクトン、γ−ブチロラクトンなどのラクトン化合物が好ましく、特にε−カプロラクトンが好ましい。
本発明においてエチレンオキシドと共に使用できるヘテロ環状化合物としては、プロピレンオキシド、ε−カプロラクトンが好ましく、プロピレンオキシドが特に好ましい。すなわち本発明においてヘテロ環状化合物としては、エチレンオキシドのみ、エチレンオキシドとε−カプロラクトンとの組み合わせ、または、エチレンオキシドとプロピレンオキシドとの組み合わせが好ましく、エチレンオキシドのみ、または、エチレンオキシドとプロピレンオキシドとの組み合わせがより好ましく、エチレンオキシドのみが特に好ましい。
また、開始剤に反応させる全ヘテロ環状化合物中に含まれるエチレンオキシドの割合は、30モル%以上が好ましく、50モル%以上がさらに好ましく、80モル%以上が特に好ましい。
本発明において、開始剤にヘテロ環状化合物を開環付加させるとき、エチレンオキシドを該開始剤の水酸基1molあたり1〜20mol開環付加させることが好ましい。開始剤が有する二級水酸基1個にエチレンオキシドが1分子開環付加すれば、その二級水酸基が一級水酸基に変換される。すなわち二級水酸基が2−ヒドロキシエトキシ基に置換される。本発明では、特定のカチオン触媒の使用により開始剤中の複数の二級水酸基に対してエチレンオキシドがほぼ均等に反応し、水酸基1個あたり平均のエチレンオキシド反応分子数が少なくても二級水酸基が一級水酸基に変換される割合が高い。したがって、開始剤の水酸基1molに対するエチレンオキシドの開環付加量が1mol以上であれば、一級水酸基の割合が充分高いポリオールが得られる。一級水酸基の割合が高いポリオールはポリイソシアネートとの反応性が高くなる。また、開始剤の水酸基1molに対するエチレンオキシドの開環付加量を20mol以下とすれば、バイオマス度の高いポリオールが製造できる。
ポリイソシアネートとの反応性が高くかつ二酸化炭素の排出量を低く抑えられるポリウレタン製品の原料としてより好ましいポリオールを得るには、開始剤の水酸基1molに1〜10molのエチレンオキシドを開環付加させることがより好ましく、1.5〜6molのエチレンオキシドを開環付加させることがさらに好ましい。
前記の水分量はヘテロ環状化合物の総量に対して100ppm以下が好ましく、60ppm以下がより好ましく、40ppm以下が特に好ましい。水分の下限は特に無いが、一般に1ppm以上の水分は含まれる。また3ppm程度までの水分であれば実質的に問題は無い。水分量を100ppm以下にすれば、高分子多量体等の副生物が減少し、また、カチオン重合触媒の失活が起きにくくなる。したがって、カチオン重合触媒の使用量を少なくできるため、経済的であり、ポリオールを製造後の処理工程も簡便になる。
撹拌機および冷却ジャケットを備えた耐圧反応器に、開始剤として、ひまし油またはひまし油縮合物を投入する。さらに、カチオン重合触媒として、前記アルミニウム化合物およびホウ素化合物からなる群から選択される少なくとも1種を添加する。ここで、開始剤は、カチオン重合触媒を添加する前に、加熱、減圧して脱水しておくことが好ましい。開始剤に含まれる水分量を低くすることで、高分子多量体等の副生物が低く抑えられる。また、カチオン重合触媒が失活しにくくなり、使用する触媒量を少なくできる。開始剤に含まれる水分量は、開始剤の総量に対して200ppm以下が好ましく、100ppm以下がさらに好ましく、50ppm以下が特に好ましい。下限は特に無いが、一般に5ppm以上の水分は含まれる。
従来のポリウレタン製品の多くは、原料として実質的にポリオキシエチレンおよび/またはポリオキシプロピレンからなるポリエーテルポリオールを使用している。一方、本発明のポリオールを原料としたポリウレタン製品は、従来のポリウレタン製品よりも、環境負荷が小さいだけでなく、耐水熱性、耐候性、柔軟性および機械物性が優れている。
本発明のポリオールは、環境負荷が小さいため、多量に消費されるウレタン樹脂の原料に適用されることが好ましい。多量に消費されるウレタン樹脂としては、軟質ウレタンフォームが例示される。このうち車両用クッション、特に自動車用シートクッションに、本発明のポリオールを原料とするウレタン樹脂を適用することが好ましい。
芳香族ポリイソシアネートとしては、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート等が挙げられる。
また、脂肪族ポリイソシアネートとしては、ヘキサメチレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネート等が挙げられる。
また、脂環族ポリイソシアネートとしては、イソホロンジイソシアネート等が挙げられる。
[開始剤の水酸基数]
開始剤として用いるひまし油またはひまし油縮合物の水酸基の数は、水酸基価(mgKOH/g)を測定することにより求めた。水酸基価は、JIS−K−1557に準拠して測定した値であり、酸価(mgKOH/g)で補正を行なった。
また、本発明の製造方法により製造したポリオールは、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)により分析を行い、重量平均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn)を算出した。ただし、MwおよびMnはポリスチレン換算分子量である。
本発明の製造方法によって得られるポリオールの、全水酸基中に占める一級水酸基の割合は、1H−NMR法によって測定した。まず、ポリオールのCDCl3溶液を調製し、無水トリフルオロ酢酸を添加した。これにより、室温で容易にポリオールの水酸基をトリフルオロ酢酸でエステル化できる。トリフルオロ酢酸でエステル化された炭素上のメチン水素原子(二級水酸基の炭素原子に結合した水素原子に相当)とメチレン水素原子(一級水酸基の炭素原子に付いた水素原子に相当)のピークは低磁場側にシフトする。このケミカルシフトよりトルフルオロ酢酸でエステル化されたメチン水素原子およびメチレン水素原子のピークを帰属し、これらのピーク面積強度を求める。全水酸基中に占める一級水酸基の割合(一級化率)は、前記メチン水素原子のピーク面積強度の2倍と前記メチレン水素原子のピーク面積強度の総和に対する、前記メチレン水素原子のピーク面積の割合として算出する。
本発明におけるバイオマス度は、開始剤として用いるひまし油またはひまし油縮合物と、開環付加させたヘテロ環状化合物との総重量に対する、ひまし油またはひまし油縮合物の質量%で表される。
ひまし油縮合物としては、小倉合成工業社製のKG−001(水酸基数2.8、塩酸中和滴定によるアルカリ度はKOH換算で277ppm、水酸基価66.1mgKOH/g)を中和処理して用いた。残存するアルカリを中和するための中和処理としては、5%硫酸水溶液を、KOH中和当量の10%過剰量添加して、60℃で2時間加熱した後、80℃で2時間減圧脱水した。中和処理して得られたひまし油縮合物(水分含有量(質量割合)は60ppm)を使用した。
また、ひまし油としては、伊藤製油社製のURIC−H−30(水酸基数2.7、水酸基価162KOHmg/g)を使用した。ひまし油の水分含有量は80ppmであった。
[ヘテロ環状化合物]
以下の例では、ヘテロ環状化合物としてエチレンオキシド(以下、単にEOと省略する。)のみを用いた。EOの水分含有量は5ppm以下であった。
パドル翼(撹拌翼径は反応器内径の50%)撹拌装置を備えた5L反応容器内に、開始剤である上記のひまし油縮合物(KG−001の縮合物)495gと、カチオン重合触媒であるトリス(ペンタフルオロフェニル)ボラン(TPFPB)60mgとを投入した。反応容器内を窒素置換した後、反応容器内温度を65℃まで昇温した。30分後、EOの添加を開始した。EO添加と共に発熱が始まるので、冷却水により反応容器内温度を70℃に保ち、撹拌(220rpm(毎分220回転))を行いながら、EOを35g添加した。EOの添加後、さらに70℃で60分間反応を行い、未反応のEOをできるだけ少なくした後、減圧脱気を1時間行い、ポリオールAを得た。
製造したポリオールAと原料のひまし油縮合物のGPCによる分子量分布曲線を図1に示す。
開始剤の量を452g、EOの添加量を99gとした以外は、実施例1と同様の方法でポリオールBを製造した。製造したポリオールBと原料のひまし油縮合物の分子量分布曲線を図2に示す。
開始剤の量を391g、EOの添加量を81gとし、カチオン重合触媒としてトリチル(テトラキスペンタフロロフェニル)ボレート(TrTPFPB)を用いた以外は、実施例1と同様の方法でポリオールCを製造した。製造したポリオールCと原料のひまし油縮合物の分子量分布曲線を図3に示す。
開始剤として、ひまし油(URIC−H−30)307gを使用し、EOを49g、TPFPBを50mg添加した以外は、実施例1と同様にポリオールDを製造した。製造したポリオールDと原料のひまし油の分子量分布曲線を図4に示す。
開始剤として、ひまし油(URIC−H−30)250gを用い、EOを106g、TPFPBを50mg添加した以外は、実施例1と同様にポリオールEを製造した。製造したポリオールEと原料のひまし油の分子量分布曲線を図5に示す。
[比較例1]
パドル翼(撹拌翼径は反応器内径の50%)撹拌装置を備えた5L反応容器内に、上記のひまし油縮合物(KG−001の縮合物)300gと、複合金属シアン化物錯体触媒(特開2005−15786号公報の記載に基づいて、ZnCl2水溶液、K3[Co(CN)6]水溶液、およびtert−ブチルアルコールから製造された、配位子がtert−ブチルアルコール系の複合金属シアン化錯体触媒。以下、DMC触媒とする。)を20mg投入した。反応容器内を窒素置換した後、反応容器内温度を120℃まで昇温し、EOを30g添加した。その後、220rpmで撹拌を行った。30分程度で発熱と共に内圧の低下(DMC触媒の活性化)が始まった。さらに30分間撹拌した後、55gのEOを少しずつ添加し、最終的に85gのEOを添加した。この間、反応容器内温度を120℃に保ち、220rpmで撹拌を行いながらEOを添加した。EOの添加終了後、さらに120℃で60分間加熱および撹拌を行い、その後に減圧脱気を30分間行った。以上により製造されたポリオールFと原料のひまし油縮合物の分子量分布曲線を図6に示す。
パドル翼(撹拌翼径は反応器内径の50%)撹拌装置を備えた5L反応容器内に、ひまし油(URIC−H−30)300gおよびDMC触媒を20mg投入した。反応容器内を窒素置換した後、反応容器内温度を120℃まで昇温し、EOを70g添加した。その後、220rpmで撹拌を行うと、30分程度で発熱とともに内圧の低下(DMC触媒の活性化)が始まった。さらに30分間撹拌した後、80gのEOを少しずつ添加し、最終的に150gのEOを添加した。この間、反応容器内温度を120℃に保ち、220rpmで撹拌を行いながらEOを添加した。EOの添加終了後、さらに120℃で60分間加熱および撹拌を行い、その後に減圧脱気を30分間行った。以上により製造されたポリオールGと原料のひまし油の分子量分布曲線を図7に示す。
DMC触媒が活性化した後のEOの添加量を147gとした以外は、比較例2と同様の方法でポリオールHを製造した。製造したポリオールHと原料のひまし油の分子量分布曲線を図8に示す。
パドル翼(撹拌翼径は反応器内径の50%)撹拌装置を備えた5L反応容器内に、ひまし油(URIC−H−30)650gおよび触媒として純度95%のフレーク状のKOHの5.45gを投入した。反応容器内を窒素置換した後、反応容器内温度を110℃まで昇温し、2時間減圧脱水を行なった。その後、窒素ガスで内圧を0.4MPaとした。ここにEOを導入し反応させた。このとき、反応容器内温度を約115℃に保ちながら、220rpmで撹拌を行い、最終的に435gのEOを反応させた。反応終了後、反応容器内温度を115℃に保ちながら減圧脱気を60分間行った。以上により製造されたポリオールIと原料のひまし油の分子量分布曲線を図9に示す。
実施例および比較例における開始剤、カチオン重合触媒、エチレンオキシドの使用量を表1に示す。また、製造したポリオールの分析結果を表2に示す。
また、ポリオールG(比較例2)よりも多くのEOを反応させたポリオールH(比較例3)も、図8に示すように、ひまし油のピークの高分子量側への移動がほとんど見られず、一部のひまし油にEOが反応したブロードなピークが高分子量側に見られ、このブロードなピークがポリオールGのピークよりも大きくなった。このように、より多くのEOを付加させて、バイオマス度をさらに低くしたにもかかわらず、水酸基の一級化率がほとんど改善されていない(表2)。
この結果は、カチオン重合触媒としてトリチル(テトラキスペンタフルオロフェニル)ボレートを使用したポリオールC(実施例3)でも同様である。図3に示すように、ポリオールCは、開始剤の分解による低分子量の副生がなく、少量のEOが付加したのみで、バイオマス度が高く、かつ水酸基の一級化率が高い。
この結果は、実施例4についてもほぼ同様である。図5に示すように、ポリオールE(実施例4)は、EOが不均一に開始剤に反応した高分子量側のピークが多少見られる。しかし、開始剤の大部分が高分子量側に移動したピークが見られ、EOが均一に反応している。
また、本発明のポリオールは、イソシアネートとの反応の際、任意に鎖延長剤と反応させることができる。
本発明のポリオールは、グリース用、金属加工油、コンプレッサー油等の機能油剤、界面活性剤、インク分散剤等に有用である。さらに、ポリマー微粒子を含むポリマー分散ポリオールの原料としても有用である。
なお、2007年3月28日に出願された日本特許出願2007−085610号の明細書、特許請求の範囲、図面及び要約書の全内容をここに引用し、本発明の明細書の開示として、取り入れるものである。
Claims (6)
- カチオン重合触媒の存在下、ひまし油およびひまし油縮合物から選択される少なくとも一種の開始剤にヘテロ環状化合物を開環付加させるポリオールの製造方法であって、
前記ヘテロ環状化合物がエチレンオキシドのみであり、
前記カチオン重合触媒が、含フッ素アリール基または含フッ素アリールオキシ基を有する、アルミニウム化合物およびホウ素化合物からなる群から選択される少なくとも1種の触媒であり、
前記開始剤の水酸基1molあたり1.5〜10molのエチレンオキシドを開環付加させることを特徴とするポリオールの製造方法。 - 得られるポリオール中の前記開始剤残基の割合が30〜95質量%である、請求項1に記載のポリオールの製造方法。
- 前記カチオン重合触媒が、トリス(ペンタフルオロフェニル)ボランまたはトリス(ペンタフルオロフェニル)アルミニウムである、請求項1または2に記載のポリオールの製造方法。
- 前記カチオン重合触媒を、前記開始剤の総量に対して質量比で10〜200ppm添加する請求項1〜3のいずれか一項に記載のポリオールの製造方法。
- 請求項1〜4のいずれか一項に記載の製造方法により製造されたポリオール。
- 請求項5に記載のポリオールを用いて製造してなるポリウレタン製品。
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