JP5206010B2 - 色素増感光電変換素子および太陽電池 - Google Patents
色素増感光電変換素子および太陽電池 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5206010B2 JP5206010B2 JP2008038601A JP2008038601A JP5206010B2 JP 5206010 B2 JP5206010 B2 JP 5206010B2 JP 2008038601 A JP2008038601 A JP 2008038601A JP 2008038601 A JP2008038601 A JP 2008038601A JP 5206010 B2 JP5206010 B2 JP 5206010B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- dye
- photoelectric conversion
- substituent
- conversion element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
- Y02E10/542—Dye sensitized solar cells
Landscapes
- Photovoltaic Devices (AREA)
- Hybrid Cells (AREA)
Description
B.O’Regan and M.Gratzel,Nature,353,737(1991)
ジフェニルアミンのトルエン溶液に1−ブロモ−4−ドデシルベンゼン1当量、酢酸パラジウム0.1当量、トリ(t−ブチル)ホスフィン0.4当量、t−ブトキシカリウム4.8当量を加え加熱還流下90分攪拌した。反応液をろ過した後、反応液を酢酸エチルで抽出、水洗、硫酸マグネシウムで乾燥後、ロータリーエヴァポレータにて濃縮乾固し、シリカカラムで処理しp−ドデシル−トリフェニルアミン体を得た。
ジ−p−トリル−フェニルアミンのトルエン溶液を、1.5当量のオキシ塩化リンならびに1.5当量のN,N−ジメチルホルムアミド溶液に滴下し、窒素雰囲気下にて5時間110℃で加熱した後、水を加え20℃で1時間攪拌。反応液を酢酸エチルで抽出、水洗、硫酸マグネシウムで乾燥後、ロータリーエヴァポレータにて濃縮乾固し、シリカカラムにて分離精製しホルミル体を得た。
本発明の光電変換素子や本発明に係る太陽電池に用いられる導電性支持体としては、金属板のような導電性基板や、ガラス板やプラスチックフイルムのような非導電性基板に導電性物質を設けた構造のものを用いることができる。導電性支持体に用いられる材料の例としては金属(例えば白金、金、銀、銅、アルミニウム、ロジウム、インジウム)あるいは導電性金属酸化物(例えばインジウム−スズ複合酸化物、酸化スズにフッ素をドープしたもの)や炭素を挙げることができる。導電性支持体の厚さは特に制約されないが、0.3〜5mmが好ましい。
本発明に係る色素担持半導体電極の作製方法について説明する。
まず、酸化物半導体の微粉末を含む塗布液を調製する。この半導体微粉末はその1次粒子径が微細な程好ましく、その1次粒子径は1〜5000nmが好ましく、更に好ましくは2〜50nmである。酸化物半導体微粉末を含む塗布液は、半導体微粉末を溶媒中に分散させることによって調製することができる。溶媒中に分散された半導体微粉末は、その1次粒子状で分散する。溶媒としては酸化物半導体微粉末を分散し得るものであればよく、特に制約されない。
上記のようにして得られた酸化物半導体微粉末含有塗布液を、導電性支持体上に塗布または吹きつけ、乾燥等を行った後、空気中または不活性ガス中で焼成して、導電性支持体上に酸化物半導体層(半導体膜)が形成される。
酸化物半導体の増感処理は、増感色素を適切な溶媒に溶解し、その溶液に前記半導体を焼成した基板を浸漬することによって行われる。その際には半導体層(半導体膜ともいう)を焼成により形成させた基板を、予め減圧処理したり加熱処理したりして膜中の気泡を除去しおくことが好ましい。このような処理により、本発明の増感色素が半導体層(半導体膜)内部深くに進入できるようになり、半導体層(半導体膜)が多孔質構造膜である場合には特に好ましい。
酸化物半導体を焼成した基板を本発明の増感色素を含む溶液に浸漬する時間は、半導体層(半導体膜)に前記化合物が深く進入して吸着等を充分に進行させ、酸化物半導体を十分に増感させることが好ましい。また、溶液中での前記化合物の分解等により生成して分解物が化合物の吸着を妨害することを抑制する観点から、25℃条件下では3〜48時間が好ましく、更に好ましくは4〜24時間である。この効果は、特に半導体膜が多孔質構造膜である場合において顕著である。但し、浸漬時間については25℃条件での値であり、温度条件を変化させた場合には、上記の限りではない。
本発明に用いられる電荷移動層について説明する。
本発明に用いられる対向電極について説明する。
本発明の好ましい実施態様としての太陽電池について説明する。
市販の酸化チタンペースト(粒径18nm)をフッ素ドープ酸化スズ(FTO)導電性ガラス基板へ塗布した。60℃で10分間加熱してペーストを乾燥させた後、500℃で30分間焼成を行った。次に色素(D−1)と色素(D−2)の混合物をエタノールに溶解させ、3×10-4Mの溶液を作製した。酸化チタンを塗布焼結させたFTOガラス基板を、この溶液に室温で12時間浸漬させて色素の吸着処理を行い光電変換電極とした。電解液にはヨウ化リチウム0.4M、ヨウ素0.05M、4−(t−ブチル)ピリジン0.5Mを含む3−メチルプロピオニトリル溶液を用いた。
参考例1の色素(D−1)と色素(D−2)の代わりに色素(D−2)と色素(D−3)を用いた他は同様にしてセルを作製し、光電変換セル(2)を得た。
参考例1の色素(D−1)と色素(D−2)の代わりに色素(D−2)と色素(D−4)を用いた他は同様にしてセルを作製し、光電変換セル(3)を得た。
参考例1の色素(D−1)と色素(D−2)の代わりに色素(D−1)と色素(D−5)を用いた他は同様にしてセルを作製し、光電変換セル(4)を得た。
参考例1の色素(D−1)と色素(D−2)の代わりに色素(D−4)と色素(D−5)を用いた他は同様にしてセルを作製し、光電変換セル(5)を得た。
参考例1の色素(D−1)と色素(D−2)の代わりに色素(D−4)と色素(D−6)を用いた他は同様にしてセルを作製し、光電変換セル(6)を得た。
参考例1の色素(D−1)と色素(D−2)の代わりに色素(D−4)と色素(D−7)を用いた他は同様にしてセルを作製し、光電変換セル(7)を得た。
参考例1の色素(D−1)と色素(D−2)の代わりに色素(D−4)と色素(D−8)を用いた他は同様にしてセルを作製し、光電変換セル(8)を得た。
参考例1の色素(D−1)と色素(D−2)の代わりに色素(D−4)と色素(D−9)を用いた他は同様にしてセルを作製し、光電変換セル(9)を得た。
参考例1の色素(D−1)と色素(D−2)の代わりに色素(D−4)と色素(D−10)を用いた他は同様にしてセルを作製し、光電変換セル(10)を得た。
参考例1の色素(D−1)と色素(D−2)の代わりに、色素(D−1)〜(D−10)それぞれ単独で用い、各色素の3×10-4Mの溶液を作製し、光電変換セル(11)〜(20)を得た。
上記で作製した光電変換セル(1)〜(20)を、《40℃で1時間放置→30分かけて0℃とする→0℃で1時間放置→30分かけて40℃とする》の一連の作業を1サイクルとし、これを100サイクル繰り返し、光電変換セルの強制劣化試験を行った。
光電変換セル(1)〜(20)の作製直後と強制劣化後のセルをAM1.5Gの擬似太陽光(100mA/cm2)に曝露させたときの光電変換特性を比較した。その結果を表1に示す。
2,7 透明導電膜
3 酸化物半導体
4 増感色素
5 電荷移動層
6 対向電極
8 白金(Pt)
Claims (2)
- 導電性支持体上の酸化物半導体に色素を担持させてなる色素担持半導体電極と対向電極とを電荷移動層を介して対向配置してなる色素増感光電変換素子に於いて、前記色素が少なくとも吸着基数の異なる下記一般式(1)で表される化合物、および下記一般式(2)で表される化合物を含有することを特徴とする色素増感光電変換素子。
〔一般式(1)中、Ar1 はアリーレン基であり、置換基を有していてもよい。R1 およびR2 は、水素原子、アルキル基、アミノ基、アリール基または複素環基を示し、前記アルキル基、アミノ基、アリール基および 複素環基は置換基を有していてもよい。R3 は単結合、アルキレン基、アリーレン基または2価の複素環基およびそれらが結合した連結基を示し、前記アルキレン基、アリーレン基、2価の複素環基は置換基を有していてもよい。X1 はカルボキシ基である。また、R1 、R2 、Ar1 は連結し環を形成してもよい。
一般式(2)中、Ar2 、Ar3 はアリーレン基であり、置換基を有していてもよい。R4 は水素原子、アルキル基、アミノ基、アリール基または複素環基を示し、前記アルキル基、アミノ基、アリール基および複素環基は置換基を有していてもよい。R5 およびR6 は、各々単結合、アルキレン基、アリーレン基または2価の複素環基およびそれらが結合した連結基を示し、前記アルキレン基、アリーレン基および2価の複素環基は置換基を有していてもよい。X2 およびX3 はカルボキシ基である。また、R4 、Ar2 、Ar3 は連結し環を形成してもよい。〕 - 請求項1に記載の色素増感光電変換素子を用いたことを特徴とする太陽電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008038601A JP5206010B2 (ja) | 2008-02-20 | 2008-02-20 | 色素増感光電変換素子および太陽電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008038601A JP5206010B2 (ja) | 2008-02-20 | 2008-02-20 | 色素増感光電変換素子および太陽電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009199810A JP2009199810A (ja) | 2009-09-03 |
JP5206010B2 true JP5206010B2 (ja) | 2013-06-12 |
Family
ID=41143121
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008038601A Expired - Fee Related JP5206010B2 (ja) | 2008-02-20 | 2008-02-20 | 色素増感光電変換素子および太陽電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5206010B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5815514B2 (ja) * | 2009-06-19 | 2015-11-17 | ドンジン セミケム カンパニー リミテッド | 新規の有機色素およびその製造方法 |
CN104823254A (zh) * | 2012-11-30 | 2015-08-05 | 日本化药株式会社 | 染料敏化太阳能电池 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003264010A (ja) * | 2002-03-07 | 2003-09-19 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | 光電変換素子 |
-
2008
- 2008-02-20 JP JP2008038601A patent/JP5206010B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009199810A (ja) | 2009-09-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Wu et al. | Narrowing band gap of platinum acetylide dye-sensitized solar cell sensitizers with thiophene π-bridges | |
JP5194893B2 (ja) | 色素増感光電変換素子及び太陽電池 | |
JP5181814B2 (ja) | 光電変換素子、及び太陽電池 | |
CN102617647B (zh) | 三联吡啶类钌配合物、制备方法及其应用 | |
JP2008186752A (ja) | 光電変換素子及び太陽電池 | |
JP2009269987A (ja) | 新規化合物、光電変換素子及び太陽電池 | |
TW201840737A (zh) | 增感色素、光電轉換用增感色素組合物及使用其之光電轉換元件以及色素增感太陽電池 | |
JP5181550B2 (ja) | 光電変換素子 | |
JP2005129430A (ja) | 光電変換材料用半導体、光電変換素子及び太陽電池 | |
JP2009093909A (ja) | 色素増感光電変換素子及びその製造方法 | |
Afrooz et al. | Enhanced photovoltaic properties of modified redox electrolyte in dye-sensitized solar cells using tributyl phosphate as additive | |
JP5396987B2 (ja) | 光電変換素子及び太陽電池 | |
JP5206010B2 (ja) | 色素増感光電変換素子および太陽電池 | |
Echeverry et al. | New organic dyes with high IPCE values containing two triphenylamine units as co-donors for efficient dye-sensitized solar cells | |
JP5233318B2 (ja) | 光電変換素子及び太陽電池 | |
JP5217475B2 (ja) | 光電変換素子及び太陽電池 | |
JP5266714B2 (ja) | 光電変換素子、及び太陽電池 | |
TW201547038A (zh) | 承載方法、承載體及光電轉換元件 | |
Bao et al. | Julolidine—Based Organic Dyes with Neutral and Anion Anchoring Groups for Dye-Sensitized Solar Cells | |
JP5223362B2 (ja) | 光電変換素子及び太陽電池 | |
JP2010168511A (ja) | 新規化合物、光電変換素子及び太陽電池 | |
JP2008226582A (ja) | 光電変換素子及び太陽電池 | |
JP2009021116A (ja) | 光電変換素子及び太陽電池 | |
JP5211679B2 (ja) | 光電変換素子 | |
JP2004127579A (ja) | 金属−金属酸化物複合電極の作製方法、光電変換素子及び光電池 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100818 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20110822 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121023 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121221 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130122 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130204 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160301 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |